『わが闇』(再演) 公演情報 『わが闇』(再演)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-15件 / 15件中
  • 満足度★★★★★

    最高
    大好きな峯村さんと大倉さんだけでお腹いっぱい。客演の坂井真紀さんがまた良かったです!!
    再演ということで、安定してた感じ?に
    感じました。
    なんか、結構考えたりしちゃう話だったり…
    面白かったです。

  • 満足度★★★★★

    本筋も凄いが、大倉さんの笑いサイコウ!パンフレットまで最高!
    東京千秋楽、遅くなりましたが書きます。

    もう初演から6年も経ってしまったのですか・・・。
    映像の斬新な使い方が、6年経った今でもその斬新さは際立ったまま!
    登場人物たちの描き込みが深くて。
    親子夫婦の葛藤。
    誤解されて、わかってもらえなくて。
    それでもみんな生きていく。

    それにしても、大倉さんのコメディパートは本当に受ける!
    おっかしくてしょうがない。
    それと相変わらずパンフレットの凝りよう充実ぶりがハンパ無い!
    さすが印刷物フェチのケラさんです。
    1,500円でこんなにできるのでしょうか?
    登場キャラクターの舞台上で描かれなかった表情や
    エピソードのスナップ写真があって、実にほのぼのします。

  • 満足度★★★★

    再演
    「百年の秘密」以来のナイロン100℃。初演後、せりふの時代に掲載された戯曲を読み倒し、再演の今回やっと神奈川公演に間に合った。しかもゲリラ豪雨による落雷のため東横線が遅れまくり、開演2分前に到着するという綱渡り感。せっかく仕事を早退したのが無駄になりかけたが、走って走って滑り込み。

  • 満足度★★★★★

    演劇っていいなぁ。。と再確認♪
    ナイロン100℃では珍しくないとはいえ、3時間超えの長尺にもかかわらず、冗長感が全くない展開。暗転も多いんですが。
    始まった直後から、その世界観にすっ。。と入っていける不思議さがあり、『犬は鎖につなぐべからず』のときを思い出したり。

    “家族”という、他人にはうかがい知ることのできない社会の最小単位。そこで大なり小なり誰にもあるであろう事柄と傷。
    互いに傷つき、傷つけられ、誤解とすれ違いの数々。傍から見ればささいなことが、当人にとっては人生を左右されるほどの意味をもつことの怖さ。
    それぞれのおかれている状況は決して楽観的なものではなく、むしろ、これからどうやって生きていけばいいのだろう。。?と思わざるをえないのです。

    「劇団力」という言葉があるのなら、まさにそのものという感じでした。客演の方が三人いらっしゃいましたが、なんの違和感もなく劇団員の方々と馴染み、同じ世界観を構築されていらしたと思いました。初演と同じキャストさんたちでの再演とはいえ、なかなかできないのではないかと。
    それにしても、本当にナイロン100℃の役者さんたちはすごい!

    ネタバレBOX

    アルバムの写真に込められた、父 伸彦の娘たちへの想い。これは彼なりの遺言だったのですね。。
    ラストシーン。ストーリーテラーの岡田義徳さんが語る言葉に、微かな光が見えたように思えました。
    「それでも彼らは生きていく」

    カーテンコールは3回。
    2回目にケラさんが登壇。慌てておられたのか、キャメル色の靴を履かれたままの土足状態でご本人も気にされておりました。
    「忘れないうちに」とのことで、客演の方々のご紹介。
    3回目にもケラさんが登壇。今度は靴を脱ぎ、イエローのソックス姿で。
    「劇団が20周年ということで、万歳三唱を。大倉やれ!」と大倉孝二さんにふりましたが、見事にスルーされ、結局ご自分で万歳三唱の音頭を。
    キャストさんたち全員と観客のみなさんで、「万歳!万歳!万歳!」の大合唱。大変に盛り上がりました♪
    カーテンコールで万歳三唱をしたのは初めてです。貴重♪
    とてもいい東京千秋楽でした^^
  • 満足度★★★★★

    何度でも観れる作品
    今回は再演ということで初演をご覧になった方も多いと思います。
    が、私は今回が初めてでしたので、率直な感想を申し上げますと
    「何度でも観れる作品」だなと思いました。

    やはり再演されるだけあって、作品の質がとても高い作品でした。
    私はどんなに良い作品でも一回観てしまえば「もう一回観たい」とはあまり思わない方なのですが、この作品は違いました。

    世代と時代を超えて語られるような作品だったと思います。

  • 満足度★★★★

    様々な感情を刺激する家族劇
    田舎町に住むある家族の半年間を描いた物語で、良くありそうなホームドラマ的内容でありながら、予定調和に留まらない硬軟のレンジの広い展開と充実した演技によって3時間半の長さを感じさせない作品でした。

    第一幕はプロジェクションマッピングや照明を効果的に用いた演出に魅了され、第二幕はそのような効果をほとんど用いない、戯曲と演技の求心力に引き込まれました。
    第一幕のラストが雷の鳴る中を半狂乱で盛り上がるシーンが単純に楽しいだけではない深い情感を醸し出していて、美しかったです。終盤はシリアスで険悪なシーン、温かくて感動的なシーン、ドタバタのコミカルなシーンが矢継ぎ早に展開し、感情を激しく揺り動かされました。
    タイトルの「闇」が精神的な意味から物理的な意味にも拡がり、さらに終盤で良い意味で見い出される構成が素晴らしかったです。

    三姉妹がメインに描かれることからチェーホフの『三人姉妹』か連想され、実際オマージュ的な場面もあり、人が死ぬシーンを直接見せずにシルエットだけ、あるいは字幕だけで表現するのもチェーホフ的でした。

    3人の客演の役者達を殊更に立てようとせずに劇団員と対等に扱うことによって緻密なアンサンブルが組み上がっていて、各キャラクターがリアルに感じられる魅力的な芝居となっていました。

  • 満足度★★★

    遺書
    面白い。休憩込みの3時間半。

    ネタバレBOX

    柏木家の話。

    立子(犬山イヌコ)…長女。幼少より大人びてた。十代から小説を執筆。疾病による失明の危機を迎える。
    艶子(峯村リエ)…次女。物分りのいい、色々我慢しちゃうタイプ。寅夫と結婚した。イラスト描いてる。
    類子(坂井真紀)…三女。父の再婚を機に失踪し、芸能プロダクションへ。回し蹴りが得意で、威勢のいい女。
    伸彦(廣川三憲)…父。小説家。基子と離婚(死別)し潤と再婚するも、潤は男に走り、捨てられる。写真の裏に遺書を残した。
    基子(松永玲子)…母。潔癖症で、類子らにつらく当たる。精神疾患に陥り、離婚話時に自殺した。

    母の自殺、父の再婚、継母の失踪、親のドタバタで落ち着かない家庭。成長し仕事や恋愛、結婚、親族、病気に悩む三姉妹。重めな内容が中心だけど、存外笑いの絶えない作品。
    ラストの写真のシーンは暖かで、後味はいい。その分、闇って感触が薄く感じた。家族の情っていう明暗がテーマだろうからそれでいいとも思うけど。家族(三姉妹と父母に焦点の当たった)の濃いめな舞台を期待してたせいかな。劇としてやや淡白に感じた。

    1幕が二時間近くあって、途中ダレた。2幕は面白かった。
    岡田義徳は、カツゼツが微妙と感じることがままあった。大倉孝二の笑わせスキルは非常に高い。坂井真紀の威勢のいいキャラと演技は気に入った。
  • 満足度★★★★★

    感服というか完敗
    初演も観ましたが、今回は最初の方の映像演出までで、あまりに行き届いたサービスに感動して涙ぐんでしまって、その後は笑いすぎてつらいと思うぐらいに笑わせてもらって、ああ、一人でじゃなくて誰かを誘って観に行って良かったと思いました。もちろん笑いの意味で面白くだけじゃなく、ドラマとしても物語としても、KERAさんがおっしゃるとおり「幅広い層に響く作品」で、感服というか完敗というか、参ってしまった…。
    https://twitter.com/kerasand/status/354763241165045760
    本当に笑いすぎて疲労困憊。

  • 満足度★★★

    いい作品だってのはわかるんだけど・・・
    自分の中では、あんまり響いてくるものがなかったかなあ・・・。

    テーマ的にどうしても「今の自分」に引き寄せて観ちゃってたせいか、作品が最後に残す「希望」をにわかには信用できなかったというか、作品ととの「溝」を最後まで越えられなかったなあ、っていう残念感が残っちゃったなあと。

  • 満足度★★★★

    初演より色々
    感じ取る事が変わって見れたような気がします。
    3姉妹+三宅さんの抑えた演技も良いし
    大倉さん松永さんだけ空気が違うのも心地いい
    初演はなんとなく良いって感じだけでしたが
    だれの中にもあるものと共鳴するような
    そんな名作なんじゃないかなぁと思います。

  • 満足度★★★★

    わが闇
    立子がとても好きです。

    ネタバレBOX

    何度か観てきたケラさんの中では、珍しくハピエンでした。
    欲しくなかった【家庭】が欲しくなった。
  • 満足度★★★★

    闇は誰でも…
    初演ぶりというか、また感じる事も新たに思うところ沢山。ずっしりと、なのに気楽な感じで闇が漂ってくる。観ること出来て本当に良かった。

  • 満足度★★★★

    話も演出も◎
    今まで観たナイロンの中でトップ3に入ります。
    筋は暗い話なのにそこかしこに笑いが散りばめられ、それが救いになり長時間観ていても飽きず引き込まれます。
    いい言葉を言おうとすると邪魔が入るような照れが垣間見れて好きだなあ。
    終わり方も余韻があり、それぞれの今後のことを妄想する日々。

    残念なのはストーリーテラー役の岡田さんの滑舌が悪く、聞きとろうと耳を傾けることに必死になり言葉が入ってこなくて困りました。
    お芝居してるときは気にならないのにな〜

    再演を観れて本当によかったです。

  • 満足度★★★★

    思い出補正
    6年振りの再演。
    初演と同じ内容、ここであの話が出て、あの歌を歌って、ここで喧嘩して、ここであの人とこの人が来て、こうなって、って知っているはずなのに、今回の方がより深く沁み入る気分になったのは自分が歳を取った所為か。
    現実で重くのしかかるような事件が起きても、気持ちの沈む時期があっても家族や仲間内でいつか笑い合う日がくると信じて生きている。そんな希望が見える、良い舞台でした。

    ネタバレBOX

    今回も♪ダバダ〜は綺麗なコーラスでした。
    前方席だったので、一部映像の見辛さは我慢。

    三宅さんの細かい芝居が良いアクセント、あの家族の中に於いて、あの人の存在はつくづく貴重。
    松永さんの職務上はヒールだけど、一分一秒を無駄にしない生き方している仕事っぷりが見事、一緒に仕事するのは大変だろうけど。この人の生き様は、巷で反乱している「女子」って言葉に、「何ぬかしとんじゃー」って笑い飛ばしそうな反応を起こしそうなあっぱれな人物かも。
  • 満足度★★★★★

    HAPPY LIFE
    記憶力に自信は無いけど、大きな変更は無かったかな。
    松永玲子と大倉くんは笑いの吸引力が増してた。
    この芝居のみのすけは、ほんと下衆だよね(笑)

    ネタバレBOX

    すぐに気付いた変更点は、
    序盤の三宅さんの衣装が分かりやすくバカになっていたこと。
    あとは眼鏡はかけてなかったよね。

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