最新の観てきた!クチコミ一覧

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さくら橋

さくら橋

松竹

新橋演舞場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/27 (火)公演終了

満足度★★★

だまされやすい人・・・
惚れた弱みだもんね。しかたないか。弱そうに見えて結構したたかな主人公・花を藤山直美が達者に演じる。その時代の流行歌をうまく取り入れていた場面が楽しい。

ネタバレBOX

金貸しの女主人・かね(加賀まりこ)の厳しさがあまり描かれていないので、娘・桃子がかねの肩を持ったことに説得力が乏しくなった。

土地の権利書を盗んで2年もいなくなってた女を店の者たちがそんなに簡単に受け入れるか、ちょっと疑問。世間はもっと厳しいぞ。

最後の場面で67歳の桃子の息子・太郎はもう50歳ぐらいのはず。晩婚化が進んでいるとはいえ、あの子供はちょっと幼すぎる。桃子のひ孫でもよかったかも。
鉄の時代

鉄の時代

劇団霞座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

視覚的・聴覚的に美しい
ジグソーパズル的なストーリーを内包する「立体詩」。
どこを切り取っても視覚的・聴覚的ともに美しい場面ばかり。
そんな断片は一見バラバラだが直感的あるいは論理的に結び付けることができ、そんなあたりが「ジグソーパズル」たる所以(笑)。
物語性を犠牲にして芸術性を追求したとも言えるか?

劇団だるま座本公演「笑って死んでくれ」

劇団だるま座本公演「笑って死んでくれ」

劇団だるま座

座・高円寺1(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

成仏できない…
座・高円寺の企画、4人の新進劇作家シリーズ第4弾。
当日パンフの中にあった劇作家座談会の中で、相馬氏が語る作品の趣旨が素晴らしく
観劇後に読んでちょっとびっくりした。
その思いが作品に上手く投影されていないことが残念。
役者陣はよく応えているが、それだけに吸引力に欠ける作・演出が長く感じられた。

ネタバレBOX

劇場に入ると中央に丸い舞台がしつらえてあり、それを客席が三方から囲んでいる。
丸舞台の周囲に役者さんが点在していて
お笑い芸人として客いじりも入れつつ漫才(昔ながらの)みたいな物をやっている。
それがこなれていないので何だか居心地が悪い。

話は“成仏出来ない浮遊たち”の物語である。
一方は“心から笑わなければ成仏出来ない”現代の浮遊たち、
もう一方は“笑わせて満足しなければ成仏出来ない”慰問団「笑わし隊」の浮遊で、
どちらも何とかしてとにかく成仏したいと躍起になるという話である。
慰問団のリーダーの落語家(剣持直明)は、芸は下手だが顔が面白くて人気があった。
彼は戦争中「笑わし隊」として中国へ慰問に行き、
そこで死を目前にした兵隊たちが必死に笑ってくれた“ウケ”が忘れられない。
あの快感をもう一度、と遮二無二芸を披露するが基本的に下手なので
現代人の厳しいお笑いセンスにはなかなか届かず、どちらもなかなか成仏出来ない…。

このあらすじがしばらく見えてこない前半が非常にもどかしい。
“ヘタなギャグをかます芸人“の役だから面白くないのは当然なのだが
浮遊たちも笑えなくて成仏できないけれど、観ている私たちも成仏出来ない。
この笑えないパートが長くて興味を削がれてしまう。
後半落語家の妻(松生綾美)や息子(青山伊津美)、
それに戦地で彼のモノマネをしていたファンの兵隊(中嶋ベン)らが登場して
ようやく物語が動き出した感じ。
小屋番を演じるすだあきらさんが飄々とした味わいで面白かった。

このモノマネをしていた兵隊は戦死して、
落語家は軍から乞われて、彼の遺骨の前で落語を披露する。
この“人生で一番悲しい落語だった”というエピソードなどは史実でもあり秀逸。
現代人も慰問団も、“浮遊”している理由は“笑えない・笑わせられない”である。
彼らの個々の人生がもっと深く描かれたら、作者が座談会で語っているように
「笑いに乗り切れないために生きづらくなっている人」の悲哀が切実に描かれると思う。

剣持さんは下手な芸人を演じることで、逆に上手さが際立っていたが
2時間以上の長い舞台を支えたのは役者さんの力量だろう。
このストーリーを少し違う台詞、演出、1時間半くらいで観たいと思った。
クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議テイスト
 ちょっと変わった設定で発想が面白い。神話的な世界とSFが出会い、そこに人間的な問題、それも難問が問い掛けられている作品だからである。設定がユニークなので、しがらみがなく、語られ方は軽めなのだが、内容が重い、とう不思議テイストなのである。(追記後送)

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★

演技力を実感
開演がPM8と遅いですが、65分の上演時間なので、終演もPM9をちょっと回ったくらいで、会社員でも仕事帰りに見に寄れるスケジュールで、このような部隊がもっと増えればよいのにと思いました。
セットも簡単で、役者の皆さんの演技力勝負の舞台でした。
セリフのやり取りの面白さを楽しむ事ができました。
舞台の出来とは関係ないのですが、観客の若い女性が一人、的外れな場面でも大きな笑い声をだしていたのが、舞台の雰囲気を壊していました。

堀 絢子 ひとり芝居 「朝ちゃん」

堀 絢子 ひとり芝居 「朝ちゃん」

プーク人形劇場

プーク人形劇場(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

被爆するということ
 “この日、広島中がお母さんを呼んでいました。”この痛烈な言葉を書いた山本 真理子の「広島の母たち」から、彼女の被爆体験を通して描かれた作品、“朝ちゃん”288回目の公演である。朝ちゃんは秋子の仲良し、被爆地から寺町迄這って逃げて来た。朝ちゃんは、ドッジボールが上手い。

ネタバレBOX

 あんなに快活だった朝ちゃんは、顔の真ん中にイチジクのような傷を負い、全身真っ赤に焼け爛れて膨れ、衣服は焼け落ちて跡かたも無いまま仲良しの名を呼んだ。「秋ちゃん、秋ちゃん」と。そこに転がるどの人達とも変わらぬ肉塊、焼け爛れ、体には蛆が湧き、やけどした体からはリンパ液を垂らしながら、腐った魚のような臭気を発している、声を掛けられなかったら、誰だか見分けもつかない、膨れ上がった肉の塊が、「秋ちゃん、母さんに連絡してくれんね」と頼んでいる。水が飲みたいとせがむ。
 然し、当時は、酷い傷を負った者に水を与えると直ぐ死ぬと言われていた為、秋子は「お母さんが来るまで我慢してつかあさい」と言い残して、朝子の母に連絡を取る。朝子の兄は、死体を焼きに借り出されていたが、連絡を受けて急いで帰宅、リヤカーを借りて現場へ向かう。朝子の母も兄も、朝子は元気でいると信じ込んで、道中、冗談を飛ばしながら陽気に進む。寺町へ入る迄は。寺町へ入ると、段々、話はしなくなった。愈々、現場へ到着した時、二人は完全に押し黙り、最早、何も語れない。唯、朝子が何処に居るのかを一所懸命に探すだけである。秋子にした所で、朝子が声を掛けてくれなければ、再発見できる自信はない。幸い、朝子には、未だ息があった。
 朝子が声を掛けて来た時、朝子の母は、言葉を失い、全身をぶるぶる震わせることしかできなかった。我に帰った母は、朝子を搔き抱く。朝子は、自分が臭いだろう、と気に病むが、母は「臭いことなどありゃせん」と答える。朝子は水を再びねだった。最初、拒否した母であったが、秋子から事情を聞き、少しだけ水を飲ませることにする。だが、その水を汲んだ水槽には、遺体が浮かび、淵には水を求めて亡くなった遺体の手がそのまま掛かっていた。母は、躊躇していたが、やがて拾った広口瓶の蓋に水を汲み、朝子に飲ませる。朝子は、嘗めるようにそれを飲み、「ああ、おいしい。もっと欲しい」というが母は、矢張り、たくさん水を飲ませると直ぐ死んでしまうということを信じていたので与えず、彼女をリヤカーに載せて家まで帰り着く。到着した時点で朝子は、既に、あんなに欲しがった水を嚥下する力も無く、死んでしまう。
 世界で最初に実戦使用された広島原爆被害を直接受けた者ならではの、凄まじいジェノサイド証言を聞かなければ、原爆の齎す被害は余りにも大きく、予想外で想像力が追いつくレベルではない。このことの意味するものを“この日、広島中がお母さんを呼んでいました”の一行が凝縮している。声優としても著名で、父を原爆で失った引揚者の堀 絢子さんが登場人物4人とナレーションの一人五役をこなす。
 戦前から続く人形劇の名門、プークでの公演は、満席。舞台奥に描かれた文様は、照明の効果的な用い方で、紅蓮の炎にもなり、竜巻と黒い雨を齎した地獄の空にも変わる見事な物、演出も本質を良く捉え、抑制の利いた知的なものであった。シナリオの良さは、無論、今更言うまでもあるまい。
 なお、堀さんは、夜の回を終えると229公演を終えたことになるが、500回(反戦・半千)公演を目指しており何処へでも出掛けます、とのこと。堀さんに公演をお願いしたい方は、「朝ちゃんを応援するブログ」http://d.hatena.ne.jp/asachan500/へ
青い紙魚(あおいしみ)

青い紙魚(あおいしみ)

ベビー・ピー

京大西部講堂前広場 特設テント(京都府)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/15 (木)公演終了

満足度★★★★

夏の夜に自由奔放でヤンチャお芝居♪
全体的にガチャガチャしてるけど
夏の祭りだと思ったら愉める♪
扇風機の音も気になるけど
それを吹き飛ばすパワフルな役者さん!
屋外だから大きな声で熱く演じる!

登場人物も色々な人が出てくる
それを5人で一人何役も演じるので
それに合わせた衣装も次へとチェンジ!
多くのセットや小物もどれだけ時間を掛けて
用意したんだ?と思うぐらい⁉
次から次へと飛び出してくる
まるでおもちゃ箱をひっくり返した様♪
エレクトーンの生演奏を交えて
目まぐるしく展開されるお芝居♪

ストーリーがちょっと複雑だったので
もっとじっくりと聞かせる空間の方が合ってるかも⁈
(テント公演はどうしても雑音などで集中力は分散するので)

テントの外も舞台にして大きな声で叫ぶ!
水をかぶる!大きな紙魚が!
ミュージカルの様に歌う♪
皆さん衣装も汚れながら汗がほとばしる程の熱演!
テント公演ならではの弾けたお芝居♪

夏の刺激的な思い出になりました

青い紙魚(あおいしみ)

青い紙魚(あおいしみ)

ベビー・ピー

京大西部講堂前広場 特設テント(京都府)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/15 (木)公演終了

満足度★★★★

はじめてのテント芝居
暑いから…と行く気がなかったのですが
面白そうだと気になってやっぱり行きました。

野外だし音とか大丈夫なの?とか不安はあったが
全然大丈夫でした。

祭りですね。
ミュージカルのような。子供も楽しめそうです。

ただ、お尻が痛くなって…もう少しクッションのある敷物があれば有り難い。

ネタバレBOX

飛び出す絵本ぽい作品でとっても楽しかった。
衣装も面白かったし。
樽角先生の水浴びはなんだったのでしょうか?
面白かったけど♪

音楽も良かった。
オープニングの曲は今から始まるアドベンチャーぽいワクワク感。
SEも面白い。鵜口くんが登場する音!
飛行機着陸時の人間SEも上手い!

美術も良かった。

タペストリー的に上げ下げで場を転換。
役者さんも袖で着替えて役転換。

少し時間軸の転換が早すぎてついていけないところもありましたが
テンポがあって面白かった。

あの穴のセットの組み方とか奥行きある使い方もワクワクした。

テント芝居面白かったです♪

欲を言うならば…
歌の精度を上げたらもっと上質になるでしょうね。
オレンジの迷信行動

オレンジの迷信行動

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっという間でした。
感想はヒトそれぞれだと思いますが、私はとても引き込まれました。
あっという間に終わった感じです。
大事な何かを伝えようとしている強い気持ちが、演じている役者さん達から、ビシバシ伝わってきました。
色々な人達に観てもらいたい作品だと思いました。

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

オーラスライン 沢山のご来場ありがとうございました

七里ガ浜オールスターズ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

役者冥利
キャスティングだけでも見る価値あるメンバー。短い時間だっただけにまだまだ見ていたかった。笑わせる部分と考える部分のメリハリが聞いていてとても満足した。

クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

上手い展開と人間ドラマ
SFとしては使い古されている題材だが上手い展開で引きつけて行く見せ方は見事。徐々にクロスワールドしていき普遍的なテーマを客席に投げつける人間ドラマは色々考えさせられる。コロシアムのような客席も臨場感を得られ効果的。

彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

元・立誠小学校(京都府)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ミナモザって良い。
この芝居を観てから
物事を色んな角度から見ようとするようになりました。

現実はひとつでも「事実」というのは
人の数だけ存在する。

服部さんがまた向き合うことを選択されたことが素晴らしいと思いました。

お客さんが少なかったので残念です。

ネタバレBOX

喫茶店での編集者とのやり取り辺りから
グッとのめり込みました。

菊地佳南さん演ずる矢田とか川瀬とか
憎い!って思ったくらいだからすごい役者さんだと思います。

恥ずかしながら
この誘拐事件の記憶がなかったので
演劇で知ることが出来て良かったです。
ストリッパー物語

ストリッパー物語

東京芸術劇場

滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール(滋賀県)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

麦ちゃん、良かった。
でべその真ん前で堪能した。
旬の組合長、でんでんさんのさむーい前説からスタート。
1幕は淡々とストリップ小屋の楽屋の雰囲気を楽しむ。
リリーさんのヒモも意外と良かった。

そして2幕で
重さんの娘と明美が出会うある意味修羅場な場が
感動のダンスとなりボロボロと泣いた。

そして終幕
五社英雄ばりの明美の梅毒幻覚状態に対する
ちょっと歪んだ重さんの愛やら命やらなんもかも含んでわけわからんようになった言葉でまた泣いた。

つか作品は観たことないので違いがわからないけど
三浦大輔さんの「ストリッパー物語」好きでした。


ただ、がっつりとかぶりつきで観られたからかなぁとも。

後方席ではここまで感じ取れなかったかもしれません。
座席によって温度差がありそうな仕上がりでした。

ホールより小劇場向きの作品かなと思います。




ドラムストラック

ドラムストラック

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

また観に行ってしまいました(^^)
客席の外人さんのノリが良いです♪
それにストレス解消にとてもよいです~(^^)

<1時間20分>

ネタバレBOX

ストーリー性が付加されたようで
女王様の治めている土地で金が見つかりメタルとウッドの太鼓グループ2つに分かれてしまい女王の象徴ともいえる太鼓もバラバラにされてしまうが、音楽=太鼓ですね=で再び仲直りして太鼓を共に修復し、音楽で盛り上がってゆくという話がありました。

客いじりも楽しいもので本当に愉しめる舞台であります(^^)
サロメーセ・グロテスクー

サロメーセ・グロテスクー

ク・ナウカ

青山円形劇場(東京都)

2000/10/27 (金) ~ 2000/10/30 (月)公演終了

満足度★★★★

青山円形劇場で観ました
※実際の公演期間は1995年10月27日(金)〜30日(月)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年10月29日。チラシにて出演を予定していた田辺久弥氏急病のため、宮城聰さんが出演とのこと。はじめてク・ナウカ観たけど、こういう演劇もあるんだ、と。ムーバーとスピーカーがいる、つまり二人一役。台詞は全部曲がついていて、歌、という感じじゃないんだけどなんていうのかな?ごめん、観た方が早いです。ここは。言語性と身体性をそれぞれ独立させて際立たせようとしていたように思います。観る方にも何か能動的に感じようとする姿勢が必要な気がしました。
ナイフ

ナイフ

惑星ピスタチオ

聖蹟桜ヶ丘アウラホール(東京都)

2000/10/14 (土) ~ 2000/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★

全宇宙から追われるって、やだな
※実際の公演期間は1995年10月14日(土)〜22日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年10月22日。全宇宙ってどんだけ!とチラシの文句に突っ込みながら。そして後にも先にもここに行くのは一生でこれきりじゃないかと思いながら聖蹟桜ヶ丘アウラホールという会場へ。会場は遠くてほんとはめんどくさかったですが、行って良かったです。総登場人物1250人というだけあって、まあ群衆とか色々出てくる出てくる。勿論群衆一人一人までクリアに演じきってるとかそういう凄さ、じゃないです。主人公が逃亡しながら幾多の惑星で出会う個性的な登場人物たちが面白かった。人数多いのでいちいち確認とかしながらは観ません。なんとなく別人物と感じればOK。そこら辺は流して観た方が楽しめます。ただ皆さんの切り替えが早いし、物体を表現するとことかも凄かったです。
曲がり角の悲劇

曲がり角の悲劇

旋風計画

テアトルBONBON(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

見応えありました
Rightチームを観劇しました。お芝居のテンポが良く、終幕まで楽しめました。役者さんの力演も素晴らしかったです。舞台装置が機動的で、場の転換も感心しました。ただ、機動的な反面、どこからが舞台なのか、のイメージが役者さんでバラツキがあるようで、そこが少し気になりました。ほぼ猛暑日でしたが、それを忘れるくらいパワーを感じました。

春琴 Shun-kin

春琴 Shun-kin

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/10 (土)公演終了

満足度★★★★★

抜群すぎる
今後、こんなレベルの舞台を何度も観れない。いや、もう無いかもしれない。


終演後、横の席の二人連れがそんな会話してた。同意見だ。心技体と最高潮にある深津絵里を見れること自体、この先もう無いかもしれない。
数年前の初演から今回の千秋楽に至るまで延べ5回観てきたが、飽きることなく深みにはまっていく。すごい。

クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

正統派SF。
上演時間約90分。前作「シロツメの咲く後に」のような奇抜な展開ではないけれど、肉をそぎ落としてより洗練された感じ。作品全体を取り巻く”世界観”がとにかく素晴らしかった!!

役者陣の熱演と趣向を凝らした構成(2つの世界が徐々にクロスしていくところなど)で非常に見応えのある人間ドラマに仕上がっていたと思います。

心に残る作品でした。【追記あり】

ネタバレBOX

この世に存在してはいけなかった姉妹。2人の”純真無垢な存在感”がとても印象的でこの作品のテーマを体現していたと思う。

【追記】姉妹の存在=◯。今までも◯を真のテーマに取り上げた作品は数多く観ているけど、本作が今まで観た作品の中で最もスマートに描かれていたと思う。人智も叡智も及ばない”制御不能”な存在。最後の台詞「人間の理性に委ねるしかない。」この台詞に作者のメッセージが集約されていると感じました。あくまでも個人的な推測だけど…。
Weekly3【PAIN(ペイン)】

Weekly3【PAIN(ペイン)】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2013/08/13 (火) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度

微妙
「痛み」を残すのが狙いなのかもしれないけど…。

ネタバレBOX

一見インパクトのあるようなセリフやシーンが並べられてるが、ただそれだけに見えてしまった。核の部分からはわざとフォーカスをずらした見せ方なのかもしれないが、何も踏み込んでいないように感じられ、私には何も響かず、ゆえに何も残らず。

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