
南へ
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
1996/02/03 (土) ~ 1996/02/13 (火)公演終了
満足度★★★★
アゴラ劇場で観ました
※実際の鑑賞日は1996年です。こりっちさんでは2008年以前の鑑賞日は設定できなくなっているので現在設定できる一番古い年代にしました。

風 -ふう-
劇団ZAPPA
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/09/28 (土) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
サヴァン症候群
一言で言うとすばらしい作品でした。どう表現したらよいか分からないくらい。おかげでこの観てきた!を何度も書き直してしまいました。
私は新撰組に詳しくなく、どちらかというとサヴァン症候群というキーワードにひかれて鑑賞させていただきました。TVで特番があるたび、よく観ていたのです…が!新鮮組ってかっこいいんですねー!なんて私の新たな扉が開かれつつあります(笑)
役者さんひとりひとりが、その人物その人として生きていました。感情の流れも自然で、深く、ステージの小物の使い方、照明の使い方から、もちろん作品の流れも作品としての完成度がとても高いと感じました。
続きがあるようなのでぜひ観たい!できればDVDほしかったなぁ。今回はステキな作品をありがとうございました!!

このしたやみ「紙風船」
まちげき企画とんぼだま
ナンジャーレ(愛知県)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
満足度★★★★
まちげき企画とんぼだま ・このしたやみ「紙風船」観ました
京都・このしたやみの定番演目を、愛知の有志が招いて各地で公演する企画。
非常にコンパクトなセットが、二人芝居の空間をピンポイントで強調。
夫婦の小宇宙。
岸田國士の古びることのない代表的な戯曲が、このしたやみの手で緩急激しい夫婦掛け合い漫才のような舞台に。(個人的にはオイスターズの舞台を想起 汗)
声、足、紙…けだるく繋がる夫婦間の空気の壁をいろいろに見せる。(あんなに具象的な心の声w ) 押しても引いても断絶しても、結局繋がっている。「永遠に続く男女の遊び」と評した知人も。
クールな広田さんと一生懸命な二口さん、男女役者のコントラストも眩しい。二口大学さんの汗。。。;(;Д;);
上演時間40分、ちょっとトランクに収めて、汽車で各地へ持ち運べる感じの公演。
これからまだ、名古屋や岡崎のお寺でも公演が行われます。機会ある方はお気軽にぜひ!
※10/19(土)の公演@西区長善寺(15:00)は、私が出演する【パズル星団第3回公演 『白夜、そして約束の朝』『贋作山月記』二本立て公演】@ナンジャーレ(19:00)とハシゴできますよー(笑)
→ http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_main_id=38903

ash children(アッシュ・チルドレン=灰の子供たち)
星の女子さん
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ)(愛知県)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/06 (日)公演終了
満足度★★★★
SLOFT/N&星の女子さん「ash children(アッシュ・チルドレン=灰の子供たち)」観ました
会場に入るとまず、セットがシンプルかつ美しい。アナログな組みでデジタルなイメージ。
劇場の構造を生かしたOPの入りでワクワク。ちょっと流山児事務所か、つかこうへいチック(後者は観た事ないけど) 壮大だーw
(これは、SLOFT/Nとも星の女子さんとも違うテイストの舞台が始まるな…)、と予感。
北村想による、もはや意味やメッセージを考える必要を感じさせない、およそ演劇らしくないテキスト(文献をそのまま載せたかのよう)。
こちらが気を回すこざかしさなどとは無縁なのか、あのお方は。。。
それ以上に、台詞の出所となる役者の身体、所作に注目。
役者の動かないパワー、気持ちの置き方、演出が構築しようとする世界観の共有力が重要。
役者の体表からにじみ出る声が、舞台から観客席へゆるやかに流れて届く。
名古屋ではあまり観ないタイプの舞台。
観客の賛否が大きく割れる結果に(「最近観た芝居で上位に入る出来映え」という声もあれば「「観る価値ない」との声も)
私がしいて言うなら、shelfに近いイメージの舞台。
(出演者は、ちょっとクセのある女の子だらけ。かわいいshelf?笑)
分かりにくいけれど目指す地点が高いところにあるのが分かる、意欲的な公演でした。
星の女子さんは、これからどう変わっていくのか…(想さんは変わらないだろうけどw)

音楽劇「それからのブンとフン」
こまつ座
天王洲 銀河劇場(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/15 (火)公演終了
満足度★
安っぽい思想がいっぱい。
井上ひさしの代表的な戯曲。初のこまつ座なので、かなり期待して行ったのだが…途中で観るのが厭になった。
役者は申し分無く、市村正親は魅力的で、小池栄子もなんともコケティッシュ。新妻聖子は楽しそうに悪魔を演じる。
上手に置かれたピアノでは朴勝哲が美しい音を奏でる。
出だしは良かった。こりゃ、いいぞ、とわくわくしてくる。
しかし…

音楽劇 「ヴォイツェク」
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★
善人、罪、罰
原作部分はそのままに、新たなエピソードを加えたり、シーンを組み替えたりして見通しの良くなった脚本をこけおどしのない演出で描き、ヴォイツェクが狂って行く様子を通じて社会と道徳について考えさせられる内容でした。
本来は途中に置かれる見せ物小屋の場面から始まり、ヴォイツェクの破滅的な物語が描かれた後にエピローグで再び見せ物小屋の場面が再現される構成で、キーとなる単語やエピソードを繰り返して強調したり、ある意味ヴォイツェクと対の存在である知恵遅れのカールに暗示的な台詞を多く言わせたりと、原作を読んだことがなくても分かり易い作りになっていました。
新たに加えられた台詞には今現在との繋がりを示唆する要素がありましたが、説明的過ぎる様に感じられる所もありました。
山本耕史さんが演じるヴォイツェクはとても純粋な男として描かれ、次第に挙動がおかしくなっていく様子が痛々しかったです。
他の役者はわざと芝居じみた大袈裟な演技をしているのかどうか曖昧さを感じることが所々ありました。
「7つの大罪」を想起させる7つのドアがある3m程の壁の前で、家具の位置移動だけで様々な場面を描き、クライマックスの妻殺害のシーンで初めてセットの大きな転換があるのが効果的でした。
クルト・ワイル作曲の『三文オペラ』に東欧的なテイストを加えた様な音楽で始まり、ヴォイツェクの精神状態が悪化するに連れて逆に明快な響きになって行くのが印象的でした。
管楽器奏者2人+ギタリスト+ベーシストの4人編成で、ピアノやドラムを用いてないのが作品の雰囲気に合っていました。
井手茂太さんの振付はダンスらしくない動きも多く、社会に飲み込まれる人間の不気味さが表現されていました。もっと身体表現を見せるシーンがあっても良いと思いました。

ファニー・ガール
シンクロ少女
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題849(13-288)
19:30の回(曇)。三鷹駅下車18:27〜(早めに歩いて)会場着18:42、受付、開場待ち用の列があるので並ぶ。18:45時点で4名、18:57で列に5名、その他3名、18:59開場。椅子席4列、座布団がお尻のところと背もたれにも2枚ずつ(いいカンジ)。床面〜5段の重層の舞台、前方(一番広い)、下手後方、上手後方が部屋。真ん中は戸外でベンチらしきもの。全面板張り。説明に「選択」とあります。何度も何度も…迷い、惑い、苦しみ、もがき、そして再び、三たび、繰り返す、それぞれの人生、家族。それを象徴するかのように舞台は前に進むための「路」が取り囲み、上ったり下ったり、気がつけば同じ高さ、どう進んでもいつもの同じ高さ、それでもまた前へ。開演前のBGMはカバー曲でしたでしょうか…懐かしいものも(Fleetwood Mac、Cyndi Lauper…)。19:15/19:25前説(150分、休憩なし)、19:32開演〜21:57終演。ゆったりとした時間はいつの間にか進んでゆく、人のつながり、別れ、友達、親子、夫婦。お話に身を委ね、温かいものを感じていました(暗転時のBGMは爆音でしたが)。終盤のコーラス…とても良かったです。横手さんはさっぱりとした雰囲気になっていました。ひとつ、舞台前で誘導するスタッフ…後ろで手を組んでいるのはどうかと…

乱痴気10『ウイルス・ミス』『仮面サイバーV3』
乱痴気STARTER
シアターシャイン(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/
二本立ての方の、【ウイルス・ミス】を観ました!
面白かったです☆
題名から面白い!
ず~っと笑いっぱなしの面白さです♪
より深く舞台を楽しむために、
「風邪の諸症状に対する人体の防衛反応」を
予習していくと良いですよ☆
観劇日記をブログに書きました。
後日、【仮面サイバーV3】も観る予定。

サラ金へおいでよ
劇団チキンハート
新宿シアターモリエール(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/10/09 (水)公演終了
満足度★★★
千秋楽観劇です
熱が入っていたのか2時間半・・・・
眠気も起きずに集中して観れたのですが、後半は失速気味に感じました。
さすがに歌に特化した方も入っているせいか、
BGMや効果音など台詞にかぶせた使い方とか上手でした。
舞台セットも良く出来ており作品世界に合っていましたが、
話は割りと表面的だったかな。
登場キャラが濃すぎる方多いのでリアルには出来ないだろうが、
端々に入れるリアリティっぽさ(程度でいいですね、この作品世界観では。)
をも少しひねって欲しかったかなぁ。

Hanger Boy
おぼんろ
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2013/09/16 (月) ~ 2013/10/08 (火)公演終了
満足度★★★
進化してきてました
それでもまだ、ここはこうした方が・・・。
とか思う処もあったが、絵本のような物語が情感豊かに演じられておりました。
→かなり物語りに入り込んでいた方もおりましたし・・・
めずらしく観客は高齢な方々の多い回でありました
(1時間)
ちなみに近所の方々が気軽に来る様な作品であり、
上演時間の倍の時間までかけて見にいくかは、
個人の心のエネルギー次第ですねー。

Clash Point
劇団スクランブル
シアター711(東京都)
2013/10/09 (水) ~ 2013/10/13 (日)公演終了
満足度★★★★
最高の暇つぶし
公演パンフの脚本家さんの挨拶文が役者さんたちについて書かれていて面白かったです。ストーリーも面白く、楽しい時間を過ごせました。暇つぶしと考えたら確かに最高な時間の使い方ですね!

十月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2013/10/01 (火) ~ 2013/10/25 (金)公演終了

めいとーでん~鬼切之編~
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
知ってるとより楽しめるか
本刀を擬人化した舞台。舞台などの物語で見聞きするぐらいなので、そこまで刀に詳しくはないが、楽しめました。ただ、出てくる刀に詳しければさらに面白いのかなとは感じましたが。
しかしこの擬人化、イロイロと物語できそうだな。(外敵と戦ったり)

マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道
コーヒーカップオーケストラ
OFF OFFシアター(東京都)
2013/10/02 (水) ~ 2013/10/09 (水)公演終了
『久保らの歩く道』これが劇団だ
もう「クッソ面白かった!」の一言に集約される。
単純に笑えるのは勿論、劇団としてのドラマが見えて感動。終盤の「泣きながらパンツ下ろしてるんじゃないよ!」って台詞こそがコーヒーカップオーケストラだし、その後のモリサキミキ含めて四人で踊る新しいシーンで号泣。
今年一番ってくらい面白かった。

ファニー・ガール
シンクロ少女
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★
選択の理由
「選択」を示すことは同時に「選択しなかった方」を強く意識させる。
どちらにしても「選択」とは痛みを伴うものなのだ。
シンクロ少女、平易な台詞と丁寧な演技で劇的な展開を“隣の出来事”みたいに見せる。
いつの間にかディープな人間関係に首までつかって2時間半。
空間構成と照明の上手さが印象的で
重いテーマと軽やかなキャラのバランスがとてもよい。

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
圧倒的な短さで編む大河ドラマ
手塚治虫氏の『火の○』に劣らない、壮大な物語を造ってしまった。
ツッコミの炸裂する「笑い」が暗転を効果的に生かしてリピートし、全編で いつの時代も変わらない「愛」を映す。
身分だとか、社会的なモラルだとか、男だ女だという性差だとか、人種だとか…。
生涯5人の人間を愛した、1800年代生まれ の男爵には、時代ごとで愛すべき対象との大きな障壁があった。

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

2番目の女たち。
崖っぷちウォリアーズ
劇場HOPE(東京都)
2013/10/08 (火) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題848(13-287)
19:00の回(曇)。18:15会場着、ちょうど受付開始、18:30開場。18:51/19:02前説(アナウンス、95分)。舞台はカフェバー、中央から下手にかけて大きなソファ、椅子、上手はカウンターとその奥はキッチンらしい。舞台周辺を木製のフレームが囲んでいます。3列目まで平地、4列目は劇場の椅子のようでした(但し、ほとんどが「関係者用」..遅れてきたお客さん用でしょうか)。舞台と最前列とは距離があり、足が楽です。舞台は40センチくらいの高さ、芝居の緊張感を体感できる最前列がオススメ。19:06~20:34。喫煙シーンあり。

東京JACK
が~まるちょば
北とぴあ つつじホール(東京都)
2013/10/09 (水) ~ 2013/10/09 (水)公演終了

伯爵のおるすばん
Mrs.fictions
サンモールスタジオ(東京都)
2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
哀愁漂う
伯爵に感情移入しました。好きな人達との別れ。
最初、無機質だった伯爵が徐々に人間味を帯びていく様子が面白かったです。相楽樹さんは可愛い女子高生を演じると「まんま」ですね。
「すべての夜は朝へと向かう」を思い出しました。衣装は豪華で華やかでした。