
夢も希望もなく。
月刊「根本宗子」
駅前劇場(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
聞く耳持ちましょう!
現代にありがちな若者の心情表現に親近感を覚えました。
非常に自然な芝居でとても見やすかったです。
自分には才能があると思いこみ、どこからくるのか根拠のない自信で平気で他人を非難する。そして、やがて自分にはそんなものがないと気づいた時には何もやらずの腑抜けになる。夢だけしか見てない人、夢を捨てても今を大事にしたい人が対照関係であるように、登場人物は皆そんな関係であった。
おそらく根本さんの近くにそんな人間がたくさんいたのでしょう見事でした。
恋は盲目と言いますが、15年来の幼馴染の助言に耳を貸さなかった結果がどんなものか。
ラストで失敗にもへこたれずに・・・と演じてますが、本当の所はこの芝居を観て失敗しないように近しい人の話は聞きましょうということだと思います。

【公演終了】ステロタイプテスト/パス
The end of company ジエン社
d-倉庫(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/14 (火)公演終了

うん
泥棒対策ライト
サラヴァ東京(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/10 (金)公演終了

曲がるカーブ
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/23 (木)公演終了

見た目、偏見、そりゃあ大変!
劇団おおたけ産業
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/13 (月)公演終了
妄想が膨らみました
大作ではないが、観客の足取りを軽くしたことは間違いない。 素朴であり、好感は持てる。
最近、数年ぶりの実家帰郷を果たす長男を描く舞台だと、なぜか、「女に なってた!」変貌が占めないか。それも、続きは「ねえ、どうなってるの?」だ。
しかし、本舞台は、長男が友人だか彼女だか解らない「ギャルを連れてくる」設定である。新鮮だ…。
『おおたけ産業』は、旗揚げしたばかりの劇団だが、方向性はみえてきたように思う。つまり、「多くの観客の足を軽くする」万人受けるする作風。
そうしたなか、社会派が あったとすれば、地方ー都市関係だろう。キーワードは「ギャル農」
髪を金色に染め、ピンクのジャージを着て、ネイル柄はスヌーピーである。このような女性達が田に潜り、稲を収穫する姿は、さながら新しい観光名所だ。
ただ、日本の平均的な農家を思い浮かべても結局、ヨボヨボお爺さん である。農林水産省によると、2013年段階で平均年齢は65歳を超えており、こちらも国際感覚からすれば 医系の教授が訪れるべき田園地帯だろう。
仮に、この共同体を守ることが村の民意なら、汚ギャルだろうが、農林業に貢献してくれるなら招き入れるしかない。その社会派で捉えると、保守的な母親を除き「歓迎ムードが拡がった」実家も、これからの時代を一歩先ゆく反応であった。

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #09:VILLAGE V 冬霧に冴ゆる村
セブンスキャッスル
上野ストアハウス(東京都)
2014/01/04 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★
人間勝利
今年初の人間勝利の舞台を拝見しました。
「人狼」の舞台は初体験です。
出演された役者さんたちの個性が光っていて「人狼」を当てることは出来ませんでした。
楽しかったので「人狼」勝利の舞台も見てみたいです。

見た目、偏見、そりゃあ大変!
劇団おおたけ産業
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/13 (月)公演終了
満足度★★★
(^o^)
まさしくホームドラマだった。ただ、説明文などから想像していた「東京の女」とはえらく違っていて、裏切られた感じでした(笑)。 初舞台という、息子役の方がとてもよかったです。

火消哀歌~冬空の木遣り唄~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2014/01/04 (土) ~ 2014/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった!
典型的な大衆演劇で、安心して観ていられる。時代劇にしては、テンポよく飽きさせないし、2時間という時間も感じさせない。人情劇だけに泣き笑いのオンパレードで、久し振りに昭和の芝居を観たようだ。演劇論的な難しいことは抜き!とにかく楽しめる、と自分は思います。

音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』
ショウビズ
草月ホール(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
作者不詳のイフ
瀧廉太郎が嫌いでも興味がなくても好きでも、とにかくなんでもいいから観に行ったらいいと思う。
これは音楽を愛した人たちの話を装って、それだけじゃない、誰にでも共通した心の底の熱い気持ちを思い起こさせるものが語られている。
不遇の晩年を送る瀧廉太郎ではあるが、なんとも羨ましい限りであった。

『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』
三角フラスコ
せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/16 (土)公演終了
満足度★★★★
完成度高い
プレビュー公演とは思えないくらいの、しっかりした骨太の作品2本に仕上がってました。戯曲も演出も俳優も魅力的でした。今日から始まる仙台公演が楽しみです。

WWW
劇団お座敷コブラ
カフェレストランメルヘン(神奈川県)
2014/01/08 (水) ~ 2014/01/13 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待を大きく上回る楽しさ!
初日に行ってきましたが、本当に楽しかった!
見切れを心配していましたが、逆に見えない分カフェで「あそこの席何話してるんだろ…」のリアル感が有ります。なのでストレスはあまり感じず。あまりに楽しかったのですぐに買い増ししました。
ストーリーは独立したものがそれぞれで進行。しつつ同じ場所で進行するので絶妙にリンク。つながりが面白いです。
カフェならではの注文の演出も。開演前から役者いるということだったのでなんとなく芝居がはじまるのかと思ったら、割とココ!ってところで始まる感じが意外でした。でないと客側の見る体制できないからかもですが。
オープニングのダンスも狭いながらよく動く。一つ一つの動きが内容と繋がっているので一度見た後に、もう一度ダンスを見ると腑に落ちる感じ。
全体通して見終わったあとほっこりできる安心。万人にすすめられる芝居だと思います。それぞれの役者のコネタの効かせ具合も◎。一度でも楽しいけれど、何度も見るとさらに面白い芝居かも。

Eternal Malice ~英雄の作り方~
劇団C2
萬劇場(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
面白かった!
投稿が遅くなりました!
すごく面白かったです!
少しごちゃごちゃっとしている気もしましたが、見ごたえのある作品でした。
しっかりとメッセージ性もあって、楽しませていただきました。
次回作も期待しています。

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-
エムキチビート
吉祥寺シアター(東京都)
2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
未だ、その時間に
今年初の観劇は、大好きなエムキチビートさんの公開ゲネプロから。今回の舞台は、特に思い入れが深くて…。上演前後の音楽に目を閉じ、心を整える。舞台が始まるとともに、役者さんたちは駆け巡る、物と同じく。引き繋がれていく父と息子の関係や思い。早くに父を亡くし伝えられなかった言葉を主人公である息子が代弁してくれた。

『回雪ノスタルジア』
ラチェットレンチF
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★
杜撰さに呆れる
報道記者時代に事件絡みで妹を喪ったライターの物語。
テンポ良い演出と各役者の演技は良いが、序盤と中盤に荒唐無稽(と言うより杜撰?)な部分がある他、要素を詰め込み過ぎて迷走した(まるで増築に増築を重ねた末に迷路のようになった温泉旅館の如し)末にかなり無茶な結末を迎えるストーリーに呆れる。
更に映像の使用も舞台表現の放棄であり感心しない。

女王の盲景
空想組曲
シアター風姿花伝(東京都)
2014/01/08 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
長い そして静かな余韻
強烈なコメディエンヌとしての小玉さんしか知らなかった自分を恥じた作品でした。
小玉さんに限らず、五人の役者のエネルギーのぶつかりあいを堪能しました。
空想組曲というのは初めてです。しかし劇団、世代の枠を越えたこんなコラボは、わくわくします。
最初は舞台背景が説明不足と思いましたが、今はその語らなかった部分は、観る側のイマジネーションに委ねてくれてい
るのだと感じさせます。
次の日の今も、まだ心地好い余韻が私を満たしてくれています。

Eternal Malice ~英雄の作り方~
劇団C2
萬劇場(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
反戦・非戦をメインテーマに
かつての戦いを経て住み分けにより共存していた人間と魔物があるキッカケから再び戦闘状態に…というアクションファンタジー。
反戦・非戦をメインテーマにしているのは好みだし、「三英雄」のキャラ・諸設定をキチンと分けて役割分担させたのが巧い。
一方、テーマがテーマだけに人死にをもう少し減らせなかったかとも思う。一般無名兵士がかなり殺される(←敢えての表現)のがやや気になる。
また、「キーン!」「ビュッ!」「シュ!」「バキ!」などサンプラーの音量が大きく興醒めすることもしばしば。音量を上げれば殺陣・擬闘の迫力が増すというものではなかろう。
とはいえ、ストーリーもよく練られていたし大方満足。次回作にも期待。
なお、争いのキッカケが主人公側にあることに「銀河漂流バイファム」を、また、主人公側のエース級が敵方と恋に落ちることや敵の命を奪わない戦い方をすることに「超時空要塞マクロス」を想起。

黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-
エムキチビート
吉祥寺シアター(東京都)
2014/01/07 (火) ~ 2014/01/12 (日)公演終了
満足度★★★
今年初観劇
タイトルに惹かれたのと、気になっていた役者さんがいたので観劇。
こちらの劇団さんの公演は初めて拝見しました。
所々引っ掛かる部分はあったものの面白く観られました。
お話が素敵で、ちらほらすすり泣く声もありました。
ただ、ラストに向けてテンポよく盛り上がっていったのに、これで終わり?という終わり方でちょっと拍子抜けです。
ストーリーを知ってからもう一度観るとまた違って見えて楽しめそうと思いました。

30才になった少年A
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/14 (火)公演終了
満足度★★★★
世間
昨年9月に新宿ゴールデン街劇場でアフリカン寺越企画によって上演された脚本を
リニューアルしてスケールを大きくしたというもの。
主演のアフリカン寺越は相変わらずの熱量で隙のないなりきりぶり。
新聞店に住込みで働く男の部屋を舞台にした前回の閉鎖的な設定から
一階店舗部分と二階居室部分に分かれた舞台、
登場人物も5人から11人に増え、確かに規模は大きくなった。
増えたのは“世間”の人数である。
個人的な好みと、前回公演を観ているという事情もあるのだが、
あの極小空間での濃密な“行き場の無さ”が拡散してしまったように感じた。
例えるなら、前回公演は岸を削るような急流だったが
今回は川幅が広くなった分流れが緩やかになった印象。
しかしこの重いテーマを、直球ストレートでど真ん中めがけて来る感じが素晴らしい。

曲がるカーブ
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/23 (木)公演終了
満足度★★★★★
無茶苦茶を装う精密さに感嘆!
何度観ても、その度、驚きを禁じ得ない劇団です。
それこそ、変化球の目白押し!
いつもながら、感心するのは、デフォルメされた社会現象の羅列が、一見すると、かなりハチャメチャに見えるのに、よくよく考えると、実に現実を直視した視点での計算し尽した名脚本に昇華されている点。
そういう緻密な脚本、頭脳的な演出、演技、爆発力、身体能力の3拍子が揃った役者力…と、ここまで全てが兼ね備わった団体は滅多にないと、畏敬の念でいっぱいになります。
劇団員ばかりでなく、客演陣も、すっかりクロム色になるところが、これまたあっぱれです。
観る度、思うのは、青木さんの頭脳明晰さと、抜群の芸術センス。ラジオ番組の構成をしている頃だったら、是非とも、ゲストにお呼びして、お話を聞いてみたかったと思う方です。
クロムの芝居、何が好きかって、絶対、観ていない人を観た気にできないところ。幾ら、説明上手な人が、言葉を駆使したところで、クロムのエキサイティングな舞台を疑似体験させることは不可能です。
だから、劇場に足を運んだ観た者勝ちなのが、ひとえに嬉しくもあり、観てない人に説明できないもどかしさもあり…。とにかく、心をざわつかせる、稀有な劇団!
新年第一弾の、観劇、大満足でした。(でも、欲を言えば、奥田ワレタさんの今回の役は、ちょっと彼女の魅力を存分に出す役柄ではなかったようで、
ファンとしては、やや心残りでしたが)

ある程度の教育【フリーカンパ制につき無料公演】
ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―
B201 [早稲田大学学生会館](東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/01/12 (日)公演終了