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ミュージカル「オーシャンズ11」

ミュージカル「オーシャンズ11」

梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2014/06/09 (月) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

3回目、楽日マチネ
今日の観劇は、3回目でしたが、初回観た日から俄然進化した舞台に目を見張りました。

ぎこちなかった観月さんの所作も、自然になっていたし、日替わりアドリブもどんどん増え、キャストのチームワークの良さも、観る度、顕著になりました。

いつの間にか、コメディミュージカルの様相が濃くなりましたが、客席の空気も和み、舞台と観客が一体化した空気感が大変心地よいステージワークになっていた気がします。

山本耕史ファンとしては、彼の活躍場面が増えたのは、大変嬉しい限りでした。

叶うことなら、いつかまた再演してほしいなあ!

「新撰組」で、意気投合した香取さんと山本さんのコンビのミュージカルが、実現するなんて、夢だと思っていたので、これは本当に、個人的には、奇跡的なステージでした。

ネタバレBOX

先日も書きましたが、適材適所なキャスティングが絶妙の極みでした。

台詞もほとんどないような端役に至るまで、演出の心配りが行き届き、手作り感溢れる素敵なエンタメ作品であり、ミュージカルでした。

橋本さん扮する、、テリーのカジノ王にのし上がるまでの、経緯を歌うソロナンバーは、歌詞も、曲調も、かつて橋本さんが演じた「ミス・サイゴン」のエンジニアの歌を彷彿とさせ、「歌え、私のために」などの台詞には、「オペラ座の怪人」のパロディかと思わせるような箇所もあり、全体に遊び心満載の、心和む作品でした。

山本さんのお笑ネタのような偽医者から、一転、衣装をはぎ取って、カッコよい偽ガードマンに変身して歌うソロナンバーが素敵過ぎ!
先日の「トニー賞」を受賞した、一人何役も早替りのミュージカル、もしかしたら、山本さんなら演じられるかもと夢想してしまいました。

今日は、ラスト公演目前だったからか、日替わりアドリブで、坂元さんが、ラストシーンのネタバレをしてしまいましたが、それを知らない観客は、予言通りのストーリー展開に、大喜びして、ヤンヤの拍手喝さいをしていました。
これまでは知らなかった2階席で繰り広げられるアクロバティックなキャストの演技も堪能できて、1階と2階で、観劇できたことはラッキーでした。

舞台は、生ものだということを久々実感できて、演劇ファンとして、多くの喜びを頂けたことに、感謝します。
E=mc2=…?

E=mc2=…?

集団as if~

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

ヒロインが熱演
 数式が出てくるが物理学でも数学でも音楽でも無い。絵描きの話である。開演の大分前からアンケートにくっついている“タイトルカード”というものに、(好きな単語)、(架空の物語のタイトル)、(好きなセリフ)、(大喜利のお題)と四つの項目があって観客が好きなフレーズを書き込むことができる。これを劇中のアドリブ要素として使う趣向である。一応、演目がコメディーということになっているので、まあ、御愛嬌ではあるのだろう。

ネタバレBOX

 テーマは頗る真面目である。創作された作品の評価と自らの芸術観の相克がテーマだからである。この日本に今生きて、表現に携わっている者なら、一度は真剣に向き合ったであろう問題である。日本がサル真似をし続ける国、アメリカでも事情は大して変わらないのは、ブロードウエイやハリウッドで出来る作品を見てみれば分かるだろう。金は掛かっているし、無論、それなりに上手い。然し、総て何処かで既に見て来た、陳腐でありきたりの内容であり、狂気や真の迫力は全くない。おまけに、作者のその表現でしか描けないようなギリギリのヴィジョンに欠けるのである。この点は例外が無い。歴史に残るような作品を作っていた時代が、ハリウッドにもブロードウェイにもあったのは事実だが、現在もそうだとは思えないのである。興行収入の良い作品とはマスコミが、囃し立てた作品であり、良いか悪いかとは別物である。こんな当たり前のことが、無論、ディレッタントや興味を持っている人間以外には分からない。そこに、つけ込んだのは無論資本であり、資本がメディアを支配する現在では、キチンと情報を取る術を知らなければ誤魔化されるのだ。今作では、絵描き自身が。この罠に嵌ってしまった。身も心も捧げてくれた恋人・妻を巻き込んで。中盤から終盤にかけては、芥川の「地獄篇」を思わせるような展開だが、前半、おふざけが過ぎて、白けるのと、コンセプトに新鮮味がないこととで、矢張り減点である。ヒロイン役の女優は熱演だったが、これでは彼女が可哀そうだ。他の注意点で最も大事な事は、会場アンケートに書いたのでここには書かない。
BoyZ talk Zero~Illegal Function Call ・ BoyZ talk Ⅳ~導かれしクズ達

BoyZ talk Zero~Illegal Function Call ・ BoyZ talk Ⅳ~導かれしクズ達

劇団YAX直線

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

予想外の面白さ
よもやこんな面白いものを観せて頂けるとは、全くの予想外。小さめの舞台で大道具類は一切無しの素舞台。そこで役者だけが元気いっぱいに弾けまわり、話の内容も「あの娘が好きだ」だのごくごくくだらないもの。なのに単なる大味な芝居にならず、実は結構繊細でしっかりとした演技を随所に入れてきて、観る者の心を揺さぶる。これは本当に見事だと思う。

ネタバレBOX

リアル現役女子高生を女子高生役に起用するという卑怯な手は使っているが、魅力的でリアルな芝居を引き出していて、文句の言いようが無かった・・・。
忘れ雪

忘れ雪

歌劇団ALIVE

大和保健福祉センター(神奈川県)

2014/07/06 (日) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

常識破りのミュージカル(いろんな意味で)

1913年、宝塚歌劇団の前身・「宝塚唱歌隊」が創立した。日本に「レビュー」の新風が吹いた年だった。

一般女性たちは宝塚歌劇団の「男役スター」を、「白馬に乗った王子様」かのごとく神格化し、長いあいだ銀座を熱狂させてきた。昭和前期、「レビューを観に行く」は上流婦人のステータスだったのである。

現役 男役メンバーは こう語っている。

「ファンの方のイメージを崩さないため、外出するときは胸元が開いた服装は控えています」

あまり知られていないが、漫画『サザエさん』(長谷川町子)にも、「歌劇団」は登場している。ステージ上の華やかな女性に「恋した」カツオが 劇場楽屋を訪問。ところが その女性が ソバを啜っていたものだから少年の淡い恋心が「冷めた」というオチだ。

メンバーの話を聴けばわかるとおり、宝塚歌劇団は そもそも寮生活であり、「プライベート」はないに等しい。漫画『サザエさん』の描いた「だらしなさ」とは無縁の日々である。

このプロ意識が「あきらめないで!」の裏だ。



『歌劇団ALIVE』は「『宝塚歌劇団』よりも、『劇団四季』よりも、いいなと思ってもらえるミュージカル劇団になりたい」(武田麻美 挨拶)を目標としている。

クラーク博士は「少年よ、大志を抱け」の碑を学生諸氏に遺したが、女性も「志」は高く抱いた方がいい。
『歌劇団ALIVE』は座間市を中心に活動する青少年ダンス・グループ『チェリーKids』が母体だ。出演メンバー5人中4人が「女性」であったのも このためだろう。さながら「女性歌劇団」である。


「常識破りのミュージカル」。ネット情報によれば「15時57分開演ー20時10分 終演」だという。休憩20分間を差し引いても「4時間のステージ」となる。しかも、たった一度きりの。


美術セットは 学芸会である。『歌劇団ALIVE』スタッフがガムテープや文房具で共同作業したのだろう光景が目に浮かぶ。
しかし、そんな美術セットを超越したのが また「志」だった。

BARカクテルの「絵」を、瓶ごとに「拭く」仕草をみせるマスター役・藤島智勝は健気である。

ネタバレBOX

第一幕は「呪いのイヌ物語」にしか思えなかった。若い男性を好演した武田麻美の「男前」が印象的だった。姿形は 「パンクの効いた女」であるだけに同性ファンもいよう。
ただ、彼女が振り付けたというダンスを石井 亜弥子が披露するものの、「子ども」じみており、ミュージカル舞台からすれば不釣合いだったかもしれない。ダンス・ユニットが母体ならスピード勝負すべきだ。

第一幕は「自己完結」である。そして、第二幕は「アレンジ」であった。

第二幕は『ロミオとジュリエット』を基にしたミュージカルだ。一幕とは違い、「演技」が光っていたように感じる。

ブラインドタッチ

ブラインドタッチ

ラズカルズ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

渾身
主演の手塚けだま氏、渾身の演技。主人公の切なさ、必死さがストレートに伝わってくる良い芝居であった。佐藤宙輝氏のAV男優役も良い。総じて、役者陣の演技、リアルな人間の描き方が良かった。
突拍子も無い話がありながらも話の展開に無理が無く、じゅうぶんに説得力のある物語。このような台本はなかなか書けるものではない。
さりげなく映像の技術が凄い(演技と映像を見事にシンクロさせていた)のだが、よくよくクレジットを見ると舞台芸術集団”地下空港”の人が関わっており、納得した。

ネタバレBOX

角膜移植は眼球全体を取り出すわけではないのに、なぜ義眼?と疑問に思ってしまった。
片目での運転も免許の更新が出来ないのではと思って調べてみたら、片目視力0.7でOKであった・・・
カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

5本も見れる満足感
面白かった!
期待値以上のものを今回も見せてもらいました。
5本のオムニバス形式で、どの話もそれぞれの面白さがあり、かつ繋がりもあって一話一話の楽しさと同時に5話目ですべての話がまとまる。
このラストが本当に素晴らしい。
こんな魅せ方ができる演出は、なかなかいないと思います。

笑いも多く、コミカルでテンポがいい話も、少し切なく哀しい話も、どれも楽しめます。

アクションや殺陣、大きな仕掛けやドラマチックな展開が無くても、これだけ面白く、心が動かされる作品がみれて幸せです。

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

耳があるなら蒼に聞け ~龍馬と十四人の志士~

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

さすが本公演
さすがでした…。一回しか観ることが出来ませんでしたが、中身も感情もすべて感じ取ることができました。それぞれの役者さん達がぴったりと役にはまっているのを観て、素晴らしいと思いました。ただ、文字が早かったー(´・_・`)前日にさーっと勉強した私はついていけましたが、まっさらな状態で来る人はパニックかも…?そこは感覚でつかみとれということなのでしょうか(笑)方言は感覚でいけるので全く問題はありませんでした!とにかく内容役者共々気持ちがとても伝わってきたのは間違いなし。無声芝居が心にずしっときます。そして、女の気持ちが…悲しくて悲しくて…。語ったらきりがないですね。笑
さすがボク団の本公演でした。また、楽しみにしております。次の客演も楽しみです。

銀河ホテル~たまプラーザ店

銀河ホテル~たまプラーザ店

とくお組

座・高円寺1(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上の世界観
小難しいストーリーの完成度なんか批評せずに、与えられたシチュエーションを受け入れて、この世界観を楽しむのが、最高の贅沢な舞台です。
2列目だったので、2階建ての舞台を堪能しきることはできませんでしたが、スケールの大きな世界観を舞台の向こうに想像させてくれるいい舞台でした。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

心温まるヒドイ話
R18指定の特別演出に多少気をそらされましたが、見る側に決して本質を見失わさせない、一本筋の通った強力なストーリーがありました。泣けた!本当に心温まるヒドイ話でした。

許されざる者

許されざる者

シンクロ少女

アトリエヘリコプター(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/08 (火)公演終了

満足度★★★★

カウボーイ
いつもより粘りけは少なかった気がしますけど、それはむしろ望むところです。
本チラシは作った方がいいんじゃないでしょうか。実はあるんですかね。

ちょっとそこに座りなさい

ちょっとそこに座りなさい

劇団Q市街

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1158(14-206)
13:00の回(曇)。12:31受付、開場。舞台手前にパイプ椅子が2脚。前田さん率いる劇団の旗揚げ公演。前田さんは役者さんとして4月に「生活図鑑」の公演を観ています(が、はっきりとお顔を覚えていなくてごめんなさい)。役者さん、2年生の舞台だそうで日芸の層の厚さを感じます。

帰ってからブログをみると前田さん、小倉さん..神奈川総合高校ということはttuの山田さんやダンサーの木村さん...と同じですね。

13:00前説(アナウンス、90分)、13:06開演~14:45終演。

ちゃんと「説明」にある通りの物語。お話の構成がよくできていて「二人」の共通の友人(2)、ナオコの父(1)、半井の姉(1)と均等に配し、それぞれの似たような事情が「どっちもどっち」の微妙な力関係を保っていたのではないかと思いました。辻内さんが(個人的にですが)滅法巧く、表情、目線、カラダの動きもよかったと思います。

劇中のフライヤーのひとつは「マニラ瑞穂記」かな?赤い「瑞」の文字が見えたような..

ただ、やはり私も隣人の表現にひっかかるものを感じました。何気ない言い回しになっていますが、このシーンが必要だとは思えませんでした。

当パンによると豊島さんのダンス公演...府中の森では日女の卒業公演を観たことがあり日程があえば行ってみたいと思います。

来週は「美しい呼吸」と「お布団/OFFTON」に。

「6月のパンティ」

「6月のパンティ」

モーレツカンパニー

Geki地下Liberty(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい時間ですよ
観てきました。
終始、笑いあり、ちょっぴりジーンとなり、ダンスも楽しい、
同じお店の空間に居る感じで、あっという間の2時間でした。

とても楽しい時間でしたので、おすすめです。

記憶の水平線-初日完売致しました!-

記憶の水平線-初日完売致しました!-

マニンゲンプロジェクト

シアター711(東京都)

2014/07/02 (水) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

記憶が難しいかも…
説明文は、力強いメッセージが記載されていたが、芝居はそれを描き切れなかったようだ。そぅ「死んでからもなお繰り返される後悔と愚痴。死んでから考えだしている、生きる意味。という無意味さ」という死後の世界を現世のような考えで描いても無理だと思う。”不幸自慢“にどんな意味があるのだろう。ベタだが、精一杯の”生きる“を全うして、なお現世に未練が…と言うほうがわかりやすい。芝居は演技で状況説明というよりも、セリフでの説明だ。まるで朗読劇のようになったのは残念だ。今後の公演を期待しております。

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

後味悪いけど癖になる
観劇直後の感想は「一発で全部分からせるつもりがないのか、かなり難しい作りだな」で、観劇後軽く呑んでたら、少し間を置いてジワジワきた。物語が頭の中でつながってくる。あ、そういうことか。。。が連発。後味悪いけど癖になるタイプ。

ネタバレBOX

三澤さきが良かった。真っすぐで、鈍感装った繊細さ。自分の感情に制限かけて、どこか諦めているようにもみえる。いろんな側面を、浅めに表現していながら、観客にしっかりと印象を残してくれる。掴みきれていないかもしれないという感覚が凄く魅力的。

レベッカの狡さや残酷さ、福満瑠美の純情、坂本鈴の駄目っぷり、るんげの嫌味な優越感、しまおみほと松本みゆきコンビの駆け引き。みんな女の子ならではと思われる特徴を発揮していてそれぞれ印象に残っている。
神様、あなたの出番です

神様、あなたの出番です

劇団鳥獣戯画

相鉄本多劇場(神奈川県)

2014/06/07 (土) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

はしご
相鉄本多劇場で母と二人で観劇。
そのままの勢いで、下北沢スズナリでの公演も予約して、母と二人で、週一観劇となりました。
リピートしたくなるくらい、夢中になる作品でした。
歌って踊って、とっても役者さんたちも楽しそうで。
おひねりやお花の催促は、なれない私には初め、真っ直ぐみられない瞬間もありましたが。そういうものだと思えば、なんてことなく、2回目も見られました。
次回作も楽しみです。

おとこたち

おとこたち

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待通り
ハイバイ観劇3作品目。初めては「て」。次は「月光のつつしみ」。そして今回。
「て」で、とっても素敵な作品、そして劇団だなぁと感動して、「月光のつつしみ」は私にはちょっと、難しい作品だったなぁ。当たり外れがあるかなぁと思っていましたが。

岩井さんの作品が好きなのかなと。「月光のつつしみ」もすごい作品だと思いましたが、好みで言えば今回の「おとこたち」は期待通りで、とても楽しめました。
男女で多少見え方も違うでしょうが、でも、どちらがいいということもなく、どちらも楽しめる作品だと思います。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

駅前劇場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

安定感抜群
笑って泣かせるこコンセプトは健在。安定感抜群

ネタバレBOX

だが、今作はキャラ設定に頼り過ぎの印象。セリフで笑うのが好きなのだが、ツッコミが観客に委ねられるネタが多く、充分に笑えなかったのは残念。あと、劇中に歌演出が多いのも合わない。

ラスト加藤慎吾の表情は秀逸。あれは泣かせる。狙っているのは分かっているが泣いた。前説は前半が素晴らしい。入場タイミングを考慮し前半を天丼にしている配慮も好感、後半はただのカラオケ大会で以前のモモクロネタ程の感動はなかった。

PMC野郎は、サイショモンドダスト★と野口オリジナルがいつも印象に残る。発声が素晴らしくて、セリフがきっちり入ってくる。今作も体を張った設定というか、この二人よく半裸になるな。と思う。野口さんは今作半裸以上、全裸未満だが。
ヒネミ

ヒネミ

劇団SOFT GEAR

岡山県天神山文化プラザ ホール(岡山県)

2014/07/05 (土) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです。
 面白かったです。絶妙なタイミングで繰り出されるギャグに笑わせて頂きましたし。

 謎が解けて縺れた糸が1本に展ばされる、という様な痛快感はありません。どっちかっつーと、解んない事だらけです。・・・でも、いいかな、って気持ちになりました。だって小さい頃、大人達の会話の「アレ」や「○○さん家の××さん」って、子供にはよく解らんシロモノだったし、解らんでも構わないシロモノだったもの。今の様に多機能電話もスマホもGPSも無い時代、メモと記憶だけを頼りに生きてた時代、不便だったかもしれないけど、とても愛おしい時代。ちょっと懐かしく思い出せました、私自身も。
 「記憶」は確かにあやふやでいい加減で、絶えず移ろう厄介なシロモノですが、それはそれで・・・やっぱイイじゃないの?覚えておこうとする事こそが大切なんですよね?とも。
 だから、サスペンスでもホラーでも無く、怖ろしいモノでも無く―――記憶のなかで甦ったゲンイチロウ兄さんはあんなにも清々しく優しかったのでしょう。動くことも語ることも何も許されない亡者が、唯一存在していいのは、生者の記憶の中だけですから・・・。

エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

エロビアンナイト【ご来場ありがとうございました!!!】

INUTOKUSHI

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/25 (水) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

観客に歩み寄っている
パワーのあるナンセンスギャグを織り交ぜつつ、インナースペースとの葛藤やリアルな人間関係社会性との葛藤を被せた多重構造。前作よりも深みをまして更に観客に歩み寄っている印象。終盤の捻りの効いた展開も楽しめた。

ネタバレBOX

ただ、前作の個人的な孤高を表現する方が、今作の身近な人との関係が社会の中での在りようの難しさの葛藤を表現するより好みに近いのが正直なところ。笑いについても前作の方がより破壊的で無茶苦茶だったので好き。評価が高いのは恐らく今作だとは感じる。

連続主演の藤尾姦太郎は、見事に作・演の期待に応えていると感じた。3作は重ねないと思うので次回作での変化に期待。ヒロインの服部容子は、単にちょっとエロすぎて、ラストあそこまで直接的表現をとられると引いてしまう。これは個人的な好みの問題だが。

「脇おにぎり」は、出てきた瞬間から大爆笑してしまった。もう既に「どうなるか」は分かっているのだが、本当に「そうなるのか」と期待しながら観る楽しみ。あれは石澤希代子のファインプレーとしか言いようがない。
CEREMONY セレモニー

CEREMONY セレモニー

東京デスロック

STスポット(神奈川県)

2014/07/05 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

異化効果・叙事的演劇の発展形?
ポストドラマ演劇の範疇だとは思うが、
脚本も構成もきちんとある。
所謂「物語」のある芝居ではない。

「CEREMONY」とは何か?を様々なテーマを巡って観客に問いかける。
それは同時に、演劇とは何かを問うことでもある。

とても今日的な作品だと思った。
演劇も一つの儀式であるが、かつてのアングラ演劇などは、ある種の虚構空間を現出させることで一つの儀式たろうとした。
それに対して、この作品は、現実と地続きの空間の中で儀式としての演劇が行われる。
その為、常にその表現は、観客の意識によって相対化され続ける。
部分的に観客参加のような部分があったり、幻想的空間が起ちあがりかけることもあるが、その儀式に観客が酔いしれ、浸りきることはない。

現実とは異質の虚構空間、超現実に出会うことこそが演劇の可能性だと思っている人からしたら、「なんだこりゃ」「ただのお遊びじぇねえか」と思う人もいるだろう。

ただ、ここにこそ、演劇の新たな可能性があるのかもしれない。

理屈っぽく言えば、
アングラ演劇の儀式性がアルトーの系譜なのだとしたら、
この作品の相対化の仕方は、ブレヒトの異化効果・叙事的演劇の今日的なあり方とも言える。

ブレヒトの異化や叙事的演劇は、現実への強い批評性に根差していた。それは、体制批判や既成概念に喧嘩を売る刃にもなった反面、時に一義的メッセージに変換されかねない危うさももっていた。プロパガンダになりかねない危うさを。
それに対して、この作品の批評性は緩い。悪く言えばヌルいとも言える。そうは言っても、多田淳之介氏の現代社会への批評的意識は作品の随所に感じられるため、敢えてその緩い立ち位置を選んでいるのだと思う。そうしてできた作品は、緩いが故に、開かれた問いとなる。答えは一つだけではなく、観客の数だけ存在するものに。

上記のこと全て含めて、良くも悪くも、とても今日的な作品だと思った。
私の中でも、評価したい自分と、批判したい自分が混在している。
この緩さが、作者に押し付けられることなく、自分で色々考えられるという意味で、とても「心地いい」と思う自分と、
何か強烈なものが欠如していて物足りないと思う自分と。

【満足度】について、
作品そのものの印象は✩4だけれども、
可能性を模索している、挑んでいるという姿勢を含めて✩5。

(<ネタバレ>は後日追記するかも。)

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