
THE LAST SONG
GROUP THEATRE
渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
感動しました。
愛する人、友、家族を守るため、自分の危険をかえりみないところ、涙がとまりませんでした。
劇だけでなく、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの生演奏が素晴らしかった。
アベマリアの、ソロの歌声の素晴らしさに感動しました。
舞台役者というより、歌手かと思うほどでした。CDがあったら買いたいと思いました。

クジカン×キカク
シアターKASSAIイベント部
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/09/08 (月) ~ 2014/09/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
観劇人生に残る想い出の1ページとして胸に刻みました
「役者は舞台準備9時間で実際舞台に立てるのか?」
というこの企画、
舞台制作の段取りを良く知る為には9/8(月)の
「1人の演出家と6人の役者」回を選択すべきだったのでしょうが、
僕は元々舞台観劇で初めて感動させてもらったのは
「脚本」「演出」の素晴らしさだったので、
迷わず「1人の演出家と6人の演出家」回を選択しました。
朝10時に集合した6人の演出家(今回は演者として参加)と
1人の演出家(劇団鈴木区鈴木さん)の7人で、
(前日の役者回よりは簡単と演出家陣自ら言う)
「なんとかコメディ(うわ、感想書く段になって言葉忘れてしまいました)」
※ シチュエーションコメディ、でした・・・
を演じるとの事で、
本当のご挨拶から、読み合わせ、キャスティング、
稽古(台詞からその立ち位置、アクションまで)、
通し稽古、ダメ出し、
そして本番と反省会まで
のべ10:00(稽古)~19:00(本番)~20:40(反省会終了)まで
立ち会わせてもらいましたが、
本当に自分の少ない観劇人生の中で、
単にお芝居を観て勝手な批評をするだけではない、
貴重な、そして重要な時間を過ごさせてもらいました。
この経験はきっと今後の観劇活動にも生きてくると思います。
(特に今回参加された7演出家の作品を観る上で( ´ー`))
ショーケン、まっちゃん、西やん、金子さん、
宮さん、そして社長、10時間以上眺め続けた
この6人の物語は一生忘れられません。
(まあ、刺激物を病人/病院に売るのはどうかしら(´∀`*))
反省会での演者(6演出家)の飲むお酒がほんと
美味しそうだったなあ・・・
次回はぜひ、「観客もお酒アリ」方式にして欲しいです!

きらめく星座
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2014/09/08 (月) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

グレーテルの妹
シアターノーチラス
OFF OFFシアター(東京都)
2014/09/03 (水) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
少し中途半端かも
結婚をまじかに控えた女性宅に謎の女性が…。
女3人の黒い思惑が透けて見え、そのキッカケを作ったのも謎の女
という設定だから、女性は怖い。芝居は、女性達の思惑・誤解・食い違いによって炙り出される本性・・・、厭らしいブラック・コメディのようで面白かった。
また別の筋として“家族とは” という恒久的な問いかけも描かれていると思うが、車の両輪のごとく、何時まで経っても“女性の思惑” と “家族とは” が明確な意思をもって交わらず、中途半端な演出になった感がある。

少年口伝隊一九四五
劇団天動虫
pit北/区域(東京都)
2014/09/01 (月) ~ 2014/09/02 (火)公演終了
満足度★★★★
朗読劇から…
井上ひさし氏が、新国立劇場研修所の研修生のために書き下ろしたのが「少年口伝隊一九四五」である。
この芝居は朗読劇であるが、今回は女性6名による動きも取り入れた公演に仕上げていた。自分が見た回は、会場が狭いこともあるが満席でトラブル席も使用したと思われる。その観客に応えるため汗を滴り落としながら熱演していたのが印象的である。
なにより自分が感動したのは、若い女優がこの題材を選んだこと。そして、役者を代表してジョニーさんが、
「この舞台のため広島原爆投下の8月6日、長崎原爆投下の8月8日、そして15日も稽古に励み、覚悟をもって公演した」 と述べたことには感動した。
芝居に関してはいくつか・・・

CHANGE
f.tプロデュース
Geki地下Liberty(東京都)
2014/09/03 (水) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★
恋愛シチュエーション
ありそうな恋愛シチュエーションの三様態を別々に描き、微妙に交錯しながら展開する物語。
脚本・演出は藤原珠恵氏で、だからなのか女性の立場・視点による描き方だと思う。そこに登場する女性は精神的に強く、またしたたかである。
しかし、心底は優しくどこか愛らしい。やはり女性演出家の応援メッセージが込められている、そんな印象を受けた。
さて、公演の舞台セットには驚いた。舞台はBarの店内であるが、その装飾は見事であった。上手がカウンター、中央にテーブルセット、下手は自由空間という配置で、場面状況に応じて利用する場所を変えるが、その演出は妙である。
そこで繰り広げられる恋愛とは・・・。

マナナン・マクリルの羅針盤
劇団ショウダウン
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
群像劇ではない
京都生まれの大阪育ちの劇団が、その大輪を咲かせようと東京・池袋演劇祭に参加した公演である。
実質2時間10分(途中休憩10分)の一人芝居を二日間7公演行うという。自分が観た回の公演時には、観客がお揃いのTシャツを着、客席中央に陣取っていた。
それだけ愛された劇団の公演は見応え十分であった。

UNKNOWN HOSPITAL
壱劇屋
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/08/30 (土) ~ 2014/09/02 (火)公演終了
満足度★★★★
難解かも
舞台の雰囲気はオドロおどろした感じで掴みは上々だったと思う。
しかし、その後の展開は難しく、混乱してしまった。
また、関西の劇団ということから公演途中で“笑い”をとる場面があったが・・・公演の流れが滞ったように思える。

ブラックジャックによろしく
トウキョウ演劇倶楽部(活動終了)
六行会ホール(東京都)
2014/09/03 (水) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
骨太な熱血ドラマ
研修医が困難を乗り越えながら成長していく熱血ドラマ。
六行会ホールという広い舞台だが、敢えてシンプルなセットにし、その立ち振る舞いには 「動」 「静」 のメリハリを効かせた素晴らしい演出だった。
照明は薄暗く、台詞を言う役者ヘライトを当てることで観客の目を集める。
それゆえ役者の演技の善し悪しが舞台の出来・不出来に直結する。
本公演は、人間の尊厳を内容とした重厚な脚本であるが、それを見事に表現していた。

=侠= 君、逃げたもうことなかれ
サンハロンシアター
「劇」小劇場(東京都)
2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
タイトル「侠」とは…。
タイトルだけ見たら義理人情の世界かと思わせるが、その想定は良い意味で裏切られた。
話は、デパートのお客様苦情専門部署での出来事だ。
話の展開は違うが、映画 「ミンボーの女」 (1992年公開 伊丹十三監督)とオーバーラップした。さて、反社会的勢力に対する姿勢が厳しくなっている昨今、時代背景・状況も透けて見えて面白かった。

蜘蛛女のキス
パンダの爪
不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)
2014/08/31 (日) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
濃密な会話劇
ブエノスアイレスの刑務所に収監されている囚人の会話劇。
基本的には二人芝居で、ストーリーテラーの役割が二人、さらに場面転換と思われる時に出てくる歌い手1名、計5名でストーリーを紡ぐ。上演時間は休憩10分を挟み4時間という長編である。
また、「不思議地底窟 青の奇蹟」 という劇場は初めてで、地下なのにさらに暗幕で囲っている。地上に出るドアは両開きの綴蓋(とじぶた)で、正に監獄のイメージ・雰囲気だった。
自分はこの作品を映画(同名、1985年制作)で見たが、その意義深さを感じるには、まだ若すぎたかもしれない。

蜘蛛女のキス
パンダの爪
不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)
2014/08/31 (日) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1243(14-282)
12:30の回(晴)。11:50受付、12:02開場(靴は脱ぎます)、入ってすぐ幕が張ってあり、左側の狭い通路を奥へ。3〜4段目が客席で舞台を見下ろすカタチになります。BGMは壮大なクラシック曲、12:27前説(アナウンス)、12:31開演〜14:07、休憩、14:16〜16:19終演。
上演時間「4時間強」、会場は「青の奇蹟」、2ステのみ…に惹かれて観に来ました。原作(1979):M.ブレイグ著があること、映画(1985)にもなっていることは後で知りました。
長丁場なので、厚めのクッション、動きやすい座席幅。正面、左右に部屋(監房)、カーテンが引かれ会話の大半で二人(モリーナとヴァレンティン)の姿は見えません。その手前、左右に分かれて男女、リーディング。
4時間…大丈夫かと思いましたが、監房の様子、微妙な二人の距離感、面白く観劇できました。非常に狭い舞台でしたが、それが生の人間の体温を感じるちょうど良い間隔だったようです。

Unbreakable-アンブレイカブル
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
リピート
今回は開場時間ちょい前に来て、前から4列目ど真ん中の席をゲット(前回は最前列の端の方)。
リピート観劇してきました。
初回の時には台詞を言っている役者さんを必死に追っている(視野狭い)状態でしたが、今回は心に少し余裕がある分落ち着いて観られたこと、座席も舞台全体が見渡せたこともあり、より一層楽しめました。
台詞を言わない時にもメインの役者さんが喋ってる傍らで他の方々が演じていることに気付いたりも。
リピートしてよかったです。

止まらない子供たちが轢かれてゆく
Cui?
アトリエ春風舎(東京都)
2014/09/03 (水) ~ 2014/09/16 (火)公演終了
満足度★★★★
むむむ…
なかなかにカオスで病んでる感じがした。照明と映像は好きだった。ことばなのか立ち方なのか、終始どこか効果的ではない違和感を感じた。納得はしきれないけど嫌いになれない作品。面白いという類の作品ではなかったが、観て良かった。芝村薫さんが印象的。

夢十夜を遊ぶ夜 第1弾 鳥山フキが「夢十夜」を好きにする
Produce lab 89
音楽実験室 新世界(東京都)
2014/09/08 (月) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
22時回が嬉しい
ほぼワワフラミンゴ。
ワワフラミンゴは演劇祭の時に一度観ていて、あの独特な感じをまた観たいと思っていました。
とは言え企画もののリーディングで、らしさってそんな出せないかな?
とか思っていましたが。
いや、面白かった!
間違いなく期待した空気感があって堪能出来ました。
ちなみに当日飛び入りで22時00分開演の回に行きました。
仕事終わりにふらりと観劇、好きなんです。

どん底
「クリスマス特別企画」
MOVE FACTORY(大阪府)
2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★
☆★小さな空間での濃密な会話劇★☆
お互い同じ夢を追いかける男と女!
二人の才能の違いによって憧れや嫉妬が交錯する人間の葛藤を描いている
小さな小屋での会話中心のお芝居♪
それを役者さんが自然な演技で魅せるので最後まで展開が気になり惹き込まれていきます!
最後は普通に終わるのかなぁと思いましたがまさかの? 展開‼︎
途中ですんなり終わらない雰囲気は感じてました…(^^;;
小さな空間だから役者さんの声は響くので聞き取りやすい
その分、役者さんの演技も近くに感じる
そんな小さな劇場での濃密な会話劇!
☆印象に残った役者さん
自然で落ち着いた演技が印象的な黒住尚生さん
☆印象的なシーン
どんでん返しのラストシーン!
役者さんの会話も良かった!

ボンゴレロッソ
A.R.P
サンモールスタジオ(東京都)
2014/08/12 (火) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
わかりやすい贔屓
中村涼子を観に行った。
配役が素晴らしい☆5
これじゃこの場にそぐわないので少し頑張ってみる。
今更感でいっぱいだが…記憶の捏造が無いことを祈りつつ書く。
登場人物は16人。
舞台は100分。
この人数をわちゃわちゃさせて、全員の印象が残る構成になっていたのは凄いことだと思う。
1人6分で自己紹介されても絶対覚えられないが
•誤魔化し上手な彼女
•バッキャロ〜め!一人芝居
•旦那のT履きギター
•一片の悔いなしコーラス
•言い過ぎベース先生
•言われ過ぎ虚ろ目チータードラマー母
•ゲス
•バツ3バブル
•やべぇ!眠い!石炭
•クレー射撃は麻薬のレスラー
•車幅オーバー縄文杉
•ノルマがキツくてテルミン演奏
•ふんっ!恐怖のむこう側見せてやんよ
•すごく安い満喫暮らし?黙示録優等生
•ナレーションカイジ
•ゴミみたいな人生な恋の狂戦士(バーサーカー)しもっち
何とか全員出た?くらいキョーレツなキャラ達だった。
あらすじ
元女子校生徒が30歳の節目の同窓会に集う。
優等生が先生の誕生日に合わせて開催するも、中心にいるのは恋の狂戦士しもっち。
(ナレーションカイジ曰くズベ公。)
過去にしもっちから数々のトラウマを植え付けられた先生は、あまりの恐怖で大それた仮病(脳卒中からの記憶喪失)を装い逃走してしまう。
しかし先生は良い先生過ぎたため、生徒達は先生の仮病を心から心配してしまう。
奇蹟を起こしてやる!と息巻いて当時の思い出であるバンドを再結成するドタバタ劇。
本筋は人生につまずいた優等生が黙示録カイジ(パチンコ)にハマり身を崩す。最後に皆に会ってから死のうとするも、皆のパワーと先生のメッセージが伝わって、元気になるってお話。
遠近様々な射程で回収される仕込みギャグが見事。
「○○でゲス」なんて、油断した頃に出てくるから笑わずにはいられなかった。
欲を言えば
客の笑いでセリフが消されてたのがもったいなかったなと。
とは言え、しもっちの演技でセリフ飛ばさず演じ切ってるんだから十分凄いよねぇ。
なんだ、結局ズベ公が全て悪いのか。

Unbreakable-アンブレイカブル
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了
満足度★★★★
面白かったです。
小劇場で初めて観ましたが、とても楽しめました。コメディ要素も強く、個人的には大好きです。
ただパイプ椅子が硬く、後半はおしりの痛みで集中出来ませんでした。次回は座布団を持っていこうと思います。

蕎麦屋の兄妹
あひるなんちゃら
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2014/09/06 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
面白い
あひるなんちゃらのお芝居は、一度観たら病みつきになります。
大笑いではないけど、最後までクスクス笑いしてしまいました。
関村さんのバレーボールシーンは笑えます。
前回に引き続き出演の森かなみさんの声は耳に残りました。
味わい堂々の宮本さんも前回に引き続きでしたが、素晴らしかったです。さすがです。
客席はゆったり、上演時間も70分間と長くないのもオススメです。

ロボ・ロボ
キティエンターテインメント
サンシャイン劇場(東京都)
2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
ロボット達の揺れ動く感情の悲哀
3度拝見しました。
ひとえに、とても切なく深く深く突き刺さる素晴らしい内容の舞台でした。
観劇前から「感情を持たない」ロボット達の感情の揺れ動き、それによる悲哀がどんな形になるのか?楽しみにしていたが
自分のはるか上をいく凄く深い伏線がほんとにもう…
この舞台の見どころロボットマイムをじっくり観るにはもちろん、前列なんだけどもこれはほどほどな後ろめで観るほうが泣ける舞台かなと思いました。
位置により立ち位置被ってしまって見えない部分があったり、全体観るほうが良いなと個人的に思いました。
みんな凄い細かいマイムで同じ仕草でも顔を上げ見据える視点、角度等それぞれ特長がすごく表現されていて素晴らしかったです。
顔や視線上向きで常に中腰みたいな繊細なドクター
あれ実は一番地味に誰より疲れるんじゃないかと思った。
冒頭から何度か出てくるとある台詞
これが始まる花と一言出るだけでぶわっと涙が溢れてくるこのセリフを感情を持たない(はず)ロボットが度々言う刹那さ…