最新の観てきた!クチコミ一覧

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This is 30

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シンクロ少女

スタジオ空洞(東京都)

2015/01/23 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

そこはシンプルに
一部解りづらい箇所が有ったもののとても楽しめます!

熱海殺人事件

熱海殺人事件

演劇集団 激突撃破

千本桜ホール(東京都)

2015/01/23 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

まとまっていました。
開場も満員。小さな劇場ならではの面白さもありました。ただ、演出上仕方ない部分だとは思いますが、数メートルの距離で大声のシーンが多いと耳が痛くなってしまいます。スピーカーのボリュームもあのキャパですとかなり大きく感じました。演出、話の展開どれも面白かったです。笑える場所もあって、楽しい時間になりました。

『鬼切丸』再演

『鬼切丸』再演

タンバリンステージ

あうるすぽっと(東京都)

2015/01/24 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

エンタメ
人気漫画の舞台化。再演である。主人公は、鬼の屍から生まれた少年。名は基本的に無い。ただ、その手にする名刀、鬼切丸の名で呼ばれる。純血種の鬼でありながら、角が無く、同族を殺し尽せば人になれる事を信じて、鬼を斬る。

ネタバレBOX


 こう書けば、己のアイデンティティーに悩み、心理的深みを具えた傑作というイメージが湧く。自分にも、そういう期待があったので、観に行ったのだが、残念ながら、心理的な深みはこの舞台作品には感じなかった。鬼役のアクションは、身体機能の高さで充分楽しめたし、裏ソウジャの陥った苦海、女人を鬼に変えてしまう力を持つ結城など、魅力的な設定のキャラクターはたくさんいるのに、どれ一つとして、精神的な掘り下げが為されていない点に物足りなさを感じた。これらの点を改めれば、遥かに良い作品になろう。
ひだまり

ひだまり

BEE

テアトルBONBON(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

普通の生活から…
9歳の少女(美輪ひまりチャン)の普通の生活…それは毎朝決まったTV番組を見ることから始まる。この何気ない普通のことが普通でなくなる、チョットとしたことで破綻する狂気を描くが、その内容が表層的すぎた。
舞台セットは上下の二階建。一階はリビングルームのようで、公演の主筋を展開する。2階部分は、その時の状況によって場面設定が変わる。
そして、説明にあるように「偶然出会った男とのできごとが、少女達を違う日常へと連れていく。」ことになる。この男と出会うまでの前後で芝居の雰囲気はガラリと一変する。ある出来事とは…

ネタバレBOX

いつものとおりTVを見たあと登校する。違うのは母親と一緒に出掛けられなかったこと。母親は就職面接のため、いつもより少し早く出掛けた。少女は通学途中で男に襲われ重傷を負う。一命を取り止めたが体に大きな傷跡を残した。その後、刑事が犯人(視覚障害者)を逮捕し、少女も元通りとはいかないまでも、退院し自宅に戻ってくる。
母親が悔悟・苦悩、父親(知的障害者?)の無垢な仕草が…しかし、感情移入できず泣くこともなかった。ストーリー上は大事件が起きたが、その場面は事後処理として病院ベットに臥した姿で登場する。その演出でもよいが、犯人逮捕にいたる場面(少女の目撃は大きい。しかし、他の証拠があるという台詞はあるが、何のことかは不明)が省略された。また犯人は一貫して無実を訴ったえている。視覚障害者を犯人として決定付ることを避けたのでしょうか。その件が不気味になっている。
ハッピーエンドのようであるが、結末が何かモヤモヤとした感じである。これは芝居でいうところの観客の想像力にお任せ、または余韻を大切にという問題ではないと思う。

演技について一言、子役(美輪ひまり)の明るく、そして傷ついた心の変化が見所であるが、見事に演じており感心した。

今後の公演に期待しております。
レンアイドッグス

レンアイドッグス

合同会社シザーブリッツ

サンモールスタジオ(東京都)

2015/01/24 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

腹が痛くなるほど笑いました!!
今回のレンアイドッグスを観劇して思ったことは…恋愛は格闘技だと言うことが分かりました!!www…あと、愛はどんな障害も乗り越えられるんだと、改めて思いました!!www楽しくって楽しくって、あっという間の2時間でした!!

死刑執行人 〜山田浅右衛門とサンソン〜

死刑執行人 〜山田浅右衛門とサンソン〜

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

座・高円寺1(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

月並みだが、面白かった
大括りにいえば、フランスと日本・江戸時代/明治初期および現代の死刑執行人に関わる人間の苦悩といった話だろうか。日本に死刑制度がある以上、直接か間接かの違いはあるが、その執行に携わる人間がいることには違いない。
この公演を通して「死刑制度」そのものの是非を問うには材料が不足している。まぁ、観客がどう感じ思い描くかは勝手であるが…それほど強いメッセージを発していたか疑問である。
家制度における死刑執行人は世襲であり、その役割(罪人の処刑)こそが自分も含めた一族の「生きる」道だった、という皮肉な話である。現代における問題は「家」という世襲から、個人と家族の悩みとして描かれていた。この公演は、多面的・深耕的な問題提起をしているようだが、芝居としてはわかり易い見せ方になっていたと思う。特に、フランスと日本という国の違いや時代の切り替え演出には、暗転だけでなく、ダンスパフォーマンスを取り入れ魅せる工夫をしていることに好感を持った。
観客が思い、考えるという芝居の醍醐味が感じられ、十分楽しませてもらった。
なお、些細ではあるが疑問も…。

ネタバレBOX

なぜ、フランスのサンソン、日本の山田浅右衛門の両方を取り入れたのだろうか。もし「死刑執行人」=「死刑制度」に対する問題提起であるならば、あえて日本における時代比較(幕末・現代)でも十分に説明できると思う。
説明に「ことの是非を声高に問うことは芝居にはあまり向きません。」と記しているのだから。
また、公演タイトルの「死刑執行人~」という表現は、少なくとも現代における職業・刑務官にはそぐわないのではないか。職業観と人間倫理が混同した捉え方になっているように思う。死刑の執行をする人間の苦悩が、ギロチンという機械の導入で精神的に緩和したのだろうか。そのことが、現代日本の刑務官の気持に繋がるかが疑問として残った。

今後の公演にも期待しております。
やぶのなか

やぶのなか

メイシアタープロデュース

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2015/01/23 (金) ~ 2015/01/26 (月)公演終了

満足度★★★

モノローグバージョンを拝見
メイシアタープロデュース日本の名作第三弾。
芥川龍之介の作品にあまり馴染みがなく原作も知らないため、若干不安な気持ちもありつつ、舞台美術が面白そうで興味を惹かれ観に行きました。

「牡丹燈籠」ではたくさんの竹が吊り下がってましたが、今回舞台上にあったのはたくさんの枠。それぞれいろんな角度で吊り下げられていて、実は鏡を通してあったり、映像が映し出されたり(スクリーンを枠組みしてあるのかな?)、後ろを通る人影が写ったりするものもある。
一見するとただの枠だけにみえるのを、人が通ると鏡になってることや枠だけなことがわかって「ほぉ~!」となった。
鏡に写るのは人だけではなく、そこに映り込む空間をも利用していておもしろい。インスタレーションというのでしょうか。空間そのものが美術になっていて、そこに映像が加わり舞台を動かしていく。
映像をこんなふうに使うのかーと、芝居というよりは作品を観た感覚です。

「真相は藪の中」は、ここからきてると知り、納得。
チケットプレゼントありがとうございました。

ネタバレBOX

モノローグバージョンでは互いの会話はほとんどなく、役者同士は目を合わせない。ダイアローグバージョンだとどんな演出だったのかな、と気になりました。
D・ミリガンの客

D・ミリガンの客

OIL AGE OSAKA

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

脂の乗った役者陣
「OIL AGE」の名のとおりのベテランの役者陣。

皆さん個性的でいい味出していて笑わせていただきました。
あっという間の2時間でした。

いやー面白かった!!

ネタバレBOX

詳しくは、自ブログに書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-11981935686.html
拳聖

拳聖

ワイアールジャパン

シアターサンモール(東京都)

2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

月並みな言葉ですが…面白かった!
ボクシングを主題とした物語でしたが、想像以上にボクシングシーンがガチで驚きました。
だからこそ生まれる緊張感もあり、真剣に勝負を見入っている自分が居ました。
物語もボクシングで成り上がる下克上の話なので、男の私にとってもワクワクが止まらない流れ。
最後の方では「あれはそういうことだったか!」と気付かせる巧みな構成なのも凄かったです。
日出郎さんの特別講師も良かった…(;´∀`)

個人的には桑原みずきファンなので彼女中心の見方をしてましたが、本当にいい役がもらえて感謝!
これからも彼女の成長に期待し応援していきます♪

義務ナジウム

義務ナジウム

公益社団法人日本劇団協議会

劇場MOMO(東京都)

2015/01/23 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

因習と言えば
iaku『目頭を押さえた』やオペラ『フィガロの結婚』を思い浮かべました。

ネタバレBOX

14歳になった男女に性の手ほどきをする古い因習を守り通している村の話。

すぐに、iaku『目頭を押さえた』を思い出しました。どちらも、本当かどうかはともかくとして、因習のある日常生活を真摯に演じ切っていたところは素晴らしかったと思います。

『目頭…』が最後の最後に葬儀にまつわる山村の因習が明らかにされショックを受けたのに対し、本作品では最初から性にまつわる因習のこと、途中からはヘコ親と呼ばれるその年選ばれた大人が14歳の中学生に対してセックスするということが分かってしまったため衝撃度は低くなりました。

生きたカエルを串刺しにして捧げる風習が動物虐待ということで反対運動が起きているとのニュースがありました。また、『フィガロの結婚』に出てくる初夜権も今はないと思います。風習とはいえ、子供に対する虐待に当たり、淫行条例に引っ掛かるような行為や動物虐待に当たる行為は即刻取り止めるべきだと思いました。

ところで、九州の劇団ゼロソーにとって今回の演出家はヘコ親なのでしょうか。スローモーション&ストップダンスまで手ほどきしなくても良いのではないか、少々見飽きています。ゼロソーさんもこれが東京のスタンダードではないですから、そこんとこ宜しくです。
【坂の上のエーリアン】【flow flow】

【坂の上のエーリアン】【flow flow】

TUFF STUFF

シアターノルン(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

SFっぽい
雰囲気の漂う良品でした。

ネタバレBOX

『坂の上のエーリアン』  江戸川乱歩の作品をモチーフに、骨董屋で見つけた人形の魅力に惹かれた青年が、主人からこの人形に恋した男たちの顛末を聞かされる話。(約30分)

人形を所有していた男のやさ男振りは雰囲気が出ていました。会社や町に馴染めない等の苦悩を抱いた青年が主人公かと思っていましたが、拭っても消えない首筋の血の話を聞いて慌てて逃げ出したのはちょっと拍子抜けでした。

『flow flow』  人魚の肉を食べたことにより成長が遅くなり、所謂不老不死になった女性を巡る話。(約60分)

その時々の政府の秘密事項として引き継がれ、彼女の生活を保護しながら医学の発達に役立てていたというのが面白かったです。

腕まくりをするシーンがあったのでそのためかとは思いましたが、冬場であるにも拘らず女子高生のカーディガンの下が半袖セーラー服というのは如何なものかと思いました。同じように、昔話風群舞のときに工員がズボンのままというのも、無理してでも強引にもんぺのようなものをズボンの上からはけばいいのにと思いました。
鬼のぬけがら

鬼のぬけがら

ナイスコンプレックス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/01/21 (水) ~ 2015/01/26 (月)公演終了

満足度★★★★

人の心の中に棲む鬼
いかにもナイスコンプレックスらしい作品で、今まで観た中では最良のひとつだと思います。被災者のエゴ、ジャーナリストのエゴ、寓話を織り交ぜながら、ズッシリと重く響いてきました。

レンアイドッグス

レンアイドッグス

合同会社シザーブリッツ

サンモールスタジオ(東京都)

2015/01/24 (土) ~ 2015/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

レンアイドッグス
シザーブリッツさんの舞台は痛快ドタバタコメディーを上手に仕上げて演技されてて毎回安定して観劇出来ますね~。
毎回面白いツボに、いつも笑わせられてます(^○^)
今回は心の善と悪を上手に面白く演技されてて
見どころ満載です!!

ゲーム没入症候群

ゲーム没入症候群

文化学院 演劇同好会

墨田区両国 文化学院両国キャンパスA館5階多目的ホール(東京都)

2015/01/17 (土) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ゲームにのめりこむ
私もまあゲーム好きだったからね。なんとなくこうういった気持ちがわかります。

全公演完売!「RUN」

全公演完売!「RUN」

劇団お座敷コブラ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/01/22 (木) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度

非常にもったいない公演

中程の席で聴いても何言ってるか聴きとれない役者が半分以上なのは閉口。この面子でノーマイクなら120席前後の小屋までが限界では。特に日程後半なのでなおさらつぶれ気味だったのか。身の丈に合った箱を選ぶべき。贅肉過多の本と多すぎる演者数。あまりに散漫で語る力が追い付かず内容薄いので何れも半分以下にするべき。春宮が佐藤の無念を「人殺ししてまで晴らすほど好き」という経緯を説明するくだりがない(省略されているというのではなくて単に「ない」)ので演者の演技プランが破綻していて結果単なるメンヘラ女になっている。序盤や終盤にでっぷりとついた贅肉を削ってでもこれは盛り込むべき。話の背骨が極細なのに多量の贅肉が重くて各所で複雑骨折を起こしてる。要治療。ラストの佐藤の長台詞の独白が録音なのは残念。常識的に考えてやむを得ない事情だったのかな等となるのだろうが、本来あそここそ「ピンスポの当たった佐藤のソロ」でやらなければ舞台演劇の意味がない。できなくてもできないなりにやらせるべきだし上記と並ぶキモの部分だ。やらせないのは演出の怠慢。終演時に「バージョン2が~」とかいうのは頂けない。木戸銭払った客に失礼。ラーメン屋で「次はもっと旨く作るよ」といわれたら今回はお金を取れないんじゃないのかな。言わなくてよい余計なことを言って客の気分を悪くさせる典型。このあたり次回以降は客の視点に立って考えるべし。春宮や佐藤についてる客は芝居をあまり観ない客だと思うのでこんな体たらくでも文句は言わないしそれ以前に気付きもしないだろう。都合「あれで自分には十分面白かった」という感想もまったく否定しない。しかしその脇には「贅肉過多で散漫」という感想もまたあるという、そういうこと。あのような箱であの所帯で公演を打てる力があるのだから非常にもったいない。完売で満身せず基本から見直してもらいたい。

朝劇 下北沢「下北LOVER」

朝劇 下北沢「下北LOVER」

朝劇

VIZZ (ヴィズ) (東京都世田谷区北沢2-23-12 Mビル1F)(東京都)

2015/01/18 (日) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっという間の
1時間でした。テンポよくわかりやすい内容ですっごく楽しめました。
また、朝頑張って起きて見に行きたいと思います。

美味しいコーヒーと楽しい演劇、そして帰りには寒いからとカイロをくれて、
ハイタッチでお見送り・・・。朝からとても良い気分になりました。
座る場所によっては体をよじらないと見づらいかもしれないので早めの席取りを。

義務ナジウム

義務ナジウム

公益社団法人日本劇団協議会

劇場MOMO(東京都)

2015/01/23 (金) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

”おこもり”と”へこおや”の因習
脚本が興味深く、舞台セットも十分な雰囲気醸し出していました。
役者も皆さすがと思わせる芝居でした。
まだ、どこかで表に出ない因習が残っていそうなそんな気持ちになりました。
ラスト前の揚場(あげば、関谷)、九(いちじく 、山下)、美女都出身でない妊娠中の沙織(さおり。松岡)の3者による沙織の夫の次郎の”へこおや”が受け入れられない気持ちのまま、最後に堕胎を口にしようとした時、長男の嫁でありながら子供ができない揚場が言った言葉と一滴の涙が零れるシーンは感動しました。(凄い!)
この場面だけでも観に来て良かったと思いました。
素晴らしかった。

ネタバレBOX

”おこもり””へこおや”は美女都(みめと)の美女祭りの日に行う因習にあることば。

”おこもり”とは、
美女神社の社で中二(14歳)の男の子に性の手ほどきをする成人した女性。性的に間違った道にいかないようにし、男としての自信をもたすことがが目的。
”へこおや”とは、
中二(14歳)の女の子が性の手ほどきを受ける相手の成人男性。
男の家に泊まるため、前もって決めておく。目的は”おこもり”と同じ。

ひとつだけ疑問だったのは,美女都出身のスカッシュ選手の千晶は中二の時には、”へこおや”の処へ行っているはず。その千晶が今度は”おこもり”となると気持ちに整理がつかないのは、外の世界を見てきたからでしょうが、そこをもう少し掘り下げてほしかったです。
凛

演激集団INDIGO PLANTS

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2015/01/15 (木) ~ 2015/01/20 (火)公演終了

満足度★★★★

休憩なしの140分もさほど長さを感じず
水色桔梗紋の旗を再び掲げるべく女を捨て武将の道を選んだ明智光秀を中心とした戦国絵巻。
今まで光秀を主人公としたものを観ていなかったのであれこれ新鮮。
信長に対する危機感を濃が光秀に伝える場面でイスカリオテのユダを思い出したりもする。
後半の光秀が仕掛けた一大トリックも(読めるけれど)虚構として面白く、「斬り落とした手の指が動く」「大きな水色桔梗の旗を羽織って間もなく衣装が変わる」などのイリュージョンもあって休憩なしの140分もさほど長さを感じず。
しかしクライマックス、あそこまでできたのならわざわざ秀吉を立てなくても光秀がそのまま天下を獲って良いのでは?…な気がしないでもない。
いや、父殺し、主君殺しを罪に思って、というか、そういう過去を持つ自分が天下を獲っても反発する者がいる、という判断か?
ところで父親の幻影は沙翁のアレのオマージュ?(笑)
髷や衣裳は本格的で、装置はイントレという舞台美術も効果的と言うか、良かった。

キネマ狂想曲

キネマ狂想曲

シノハラステージング

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2015/01/20 (火) ~ 2015/01/25 (日)公演終了

満足度

う~ん…
 だからどうしたの?って後味が残るんですよね。

何を我々に伝えたかったのか?

 「狂想曲」って、なんなのか?

ネタバレBOX

スキャンダルを無理やり作り出すなんて事が実際に行われているのか?
さもありなん…。って気もしますが、本当なら、この国の意識って笑っちゃうほど低いな!と改めて感じ入ります。
むしろ、そこを突いて欲しかったですね。

姉・弟の恋愛感情は何故必要だったのか、全く理解できません。
『あはれ彼女は娼婦』にでも触発されたのでしょうか?

キレイ事の「映画現場」賛歌にするのか、スキャンダラスな「現場の裏側」を告発するのか、どっちつかずの作品でした。

RE-INCARNATION RE-VIVAL

RE-INCARNATION RE-VIVAL

AND ENDLESS

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2014/12/19 (金) ~ 2014/12/29 (月)公演終了

満足度★★★★

良質なエンターテインメント。
西田版三国志。
今回は黄巾の乱がテーマ。はじまりの物語。

スピーディーで迫力のある殺陣と極上の音楽。
エンタメとして素晴らしく、観客を飽きさせない手腕はさすが。

ただし、出演者一人一人にスポットライトを当てようとして、
話に纏まりがなくなるのは、常に西田さんの課題だと思っている。

切り捨てるところは切る。
その勇気も時には大切だと思う。

殺陣巧者なメンツが揃っているのはさすが。

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