満足度★★★
モノローグバージョンを拝見
メイシアタープロデュース日本の名作第三弾。
芥川龍之介の作品にあまり馴染みがなく原作も知らないため、若干不安な気持ちもありつつ、舞台美術が面白そうで興味を惹かれ観に行きました。
「牡丹燈籠」ではたくさんの竹が吊り下がってましたが、今回舞台上にあったのはたくさんの枠。それぞれいろんな角度で吊り下げられていて、実は鏡を通してあったり、映像が映し出されたり(スクリーンを枠組みしてあるのかな?)、後ろを通る人影が写ったりするものもある。
一見するとただの枠だけにみえるのを、人が通ると鏡になってることや枠だけなことがわかって「ほぉ~!」となった。
鏡に写るのは人だけではなく、そこに映り込む空間をも利用していておもしろい。インスタレーションというのでしょうか。空間そのものが美術になっていて、そこに映像が加わり舞台を動かしていく。
映像をこんなふうに使うのかーと、芝居というよりは作品を観た感覚です。
「真相は藪の中」は、ここからきてると知り、納得。
チケットプレゼントありがとうございました。