満足度★★★★★
すべて藪の中
原作を読んでから観に伺いましたが、それでも解釈が難しかった。それぞれの言葉は正しいのだと思う。モノローグの独白は現代要素も織り交ぜつつの構成、ダイアローグは交わるはずのない三人の言葉が混ざり合い、それぞれの『世界』としての構成←と勝手に思ってます。同じセットで同じ人数での舞台なのに、印象が違いすぎ、混乱した。でも、個人的にはダイアローグの解釈が一番しっくりきたかもしれない。鏡、スクリーン、木枠だけの舞台美術、芸術家の魂みたいなものを見せていただいた気がします。
満足度★★★
モノローグバージョンを拝見
メイシアタープロデュース日本の名作第三弾。
芥川龍之介の作品にあまり馴染みがなく原作も知らないため、若干不安な気持ちもありつつ、舞台美術が面白そうで興味を惹かれ観に行きました。
「牡丹燈籠」ではたくさんの竹が吊り下がってましたが、今回舞台上にあったのはたくさんの枠。それぞれいろんな角度で吊り下げられていて、実は鏡を通してあったり、映像が映し出されたり(スクリーンを枠組みしてあるのかな?)、後ろを通る人影が写ったりするものもある。
一見するとただの枠だけにみえるのを、人が通ると鏡になってることや枠だけなことがわかって「ほぉ~!」となった。
鏡に写るのは人だけではなく、そこに映り込む空間をも利用していておもしろい。インスタレーションというのでしょうか。空間そのものが美術になっていて、そこに映像が加わり舞台を動かしていく。
映像をこんなふうに使うのかーと、芝居というよりは作品を観た感覚です。
「真相は藪の中」は、ここからきてると知り、納得。
チケットプレゼントありがとうございました。
満足度★★★
藪の中へ吸い込まれて行くのです。
モノローグバージョン
チラシのイメージ通りの舞台、舞台を通って客席へ、
答えのない藪の中、観る側に投げっぱなしではなく、
物語は、やぶの中。
満足度★★★★
やぶのなか
モノローグバージョンを観ました。頭の中がごちゃごちゃになって、言い様のない不安を感じる作品。何が現実なのか、すべて現実なのか、わからなくなりました。
演出上セリフが聞き取りづらい所があったので、これから見る方は、原作を読んでから行った方がいいかもしれません。
あと、舞台のセットが変わった造りになっていて作品にもぴったりで、すごかったです。
満足度★★★★★
「やぶのなか」、まさに名作でした♪
sunday play 日本の名作#3「やぶのなか」、まさに名作でした♪
この作品、迷宮入りの事件を「藪の中」というようになった語源だそうで、存在感のある内容でした。
残念ながら、芥川龍之介の原作は全く存じ上げませんが、何も知らなくてもとっても楽しめました。
そして、最初からあっけにとられたのが、舞台美術・装置。プロジェクターや鏡によって、怪しい世界観が表現されていて、とっても圧巻です。
今回観劇させていただいたの、モノローグ(独白)版。キャストも演出も異なるダイアローグ(対話)版もあるようで、こちらも気になります。
追伸、私は凄く楽しめましたが、結末は「藪の中」。起承転結があって、ハッピーエンドでないと…、という人にも十分楽しめると思いますが…、もしかしたら…。