
瑠璃の頌歌(るりのオード)
DANCETERIA-ANNEX
横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ(神奈川県)
2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
天正遣欧使節帰国後
謂わずと知れた1582年(天正10年)に大友 宗麟(ドン・フランシスコ)、大村 純忠(ドン・バルトロメウ)、有馬晴信(ドン・プロタジオ)ら戦国のキリシタン大名の名代としてローマへ派遣された4名(千々岩(石)ミゲル、伊東マンショ、中浦ジュリアン、原マルティノ)とこの話の前史としての龍造寺氏に攻められ劣勢(兵力に於いても武器に於いても)に悩んでいた有馬氏を軍事的に援助したヴァリヤーノ(今作ではロドリゲス)、有馬を付け狙い殺害しようと襲撃したが取り押さえられ、セミナリオ預かりの身となった龍造寺氏残党藤八郎(アントニオ)らが、キリスト教布教が、実は西欧列強による植民地支配の前触れであることを見破った豊臣 秀吉の発した禁教令の浸透及び施行よって弾圧されてゆく。そのキリシタンの歴史は悲惨である。無論、この悲惨にもかかわらず、信仰を曲げなかったキリシタンが多かったことと、彼らのキリスト教が、カソリックの中でも最も厳格なジェズィットの流れを汲むストイックなものであったことも影響したであろう。時代に翻弄される彼らの宿命を描くと共に、グーテンベルグ印刷機を初めて日本に持ち込み、活版印刷でキリシタン版と呼ばれる聖書を射札するなど西欧の進んだ文明・技術を輸入したことなどにも触れることで、権力や軍事力に抗う、抗おうとした意思をも表現しようとした。
音楽劇という形を取っているので多くの曲が挿入されているが、Goh Iris WATANABE氏のオリジナルがたくさん入っており、ストイックな姿勢で表現に向き合う、彼の美声が聞けるのも魅力である。なお、11月14日(土)14時からブラフ18番館サロンコンサートに彼が出場する。先着順で無料。興味のある方はどうぞ。

ヴィトカッツイの『母』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

Five Star Splash!!
W.Strudel
ABCホール (大阪府)
2015/10/02 (金) ~ 2015/10/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
王道エンタメ!
4ステ拝見しましたがランタイム2時間45分(千秋楽は3時間?)を苦痛に感じさせない楽しいお舞台でした。客演陣も豪華で華があり、キャラの個性も際立っていました。お衣装も素敵だった!アクション、殺陣、笑い。だけどテーマはしっかりしていて、最後は毎回涙。シリーズ化希望です。

瀧夜叉傅
Will-o'-the-Wisp
シアター風姿花伝(東京都)
2015/10/01 (木) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
去年の白雪姫も観ましたが、今回も世界観が素晴らしい。
後半の激動、畳み掛けるような展開はとても面白かった。
殺陣も迫力があり、素晴らしい。
今回も神谷さんが逸脱した、でもしっくりとくるいいキャラクターを演じている。
白雪姫のスノウも美しかったが、今回のみずちもまた美しい役所。そしてそれだけに終らずクスリと笑えるところやお茶目さが出るのが神谷さんのいいところ。
更に今回はラブシーンもあり、見応えがあった。相手役の市原さんも容姿端麗なところから、自然と観ていられる。
前回のスノウでは隣の男性に目もくれない感じ、動き、爆弾、キレ、ダークホースのような役割を担っていたが、
今回は一人の男性に執着、殺陣盛りだくさんの激動の中、静かに揺れる水面のような役割を完遂。身体の動きまでゆったり。
演出の大野さんも、この神谷さんの良さ、幅をわかっているのではないかと感じられる。神谷さんファンとしては観てよかった。
続いてよかったのは、松山さん下村さん。演技に安定感がある。
殺陣がいいと思ったのは、主役の成宮さん、杉山さん、西山さん。
必死さ、命を懸けている感じがいい。
テーマとしては自然と人間の共存のようなものを描いていて、未だに震災に悩まされる我々が、考えさせられるものとなっていた。
……と、思うのだが当日のパンフレットの主宰挨拶を読む限りでは、テーマは別にあったのだろうか?と思う節もある。
しかし面白かった。3000円前後で観るには十分なボリューム感。
照明が格好良く、素晴らしかった。
ネタバレでは少し残念なところを。

このために生きている
PAPALUWA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/10/03 (土) ~ 2015/10/07 (水)公演終了
満足度★★★★
いい祭りでした。
王子小劇場の実際の壁をそのまま使って扉から出はけもするのは初めて見ました。
色んな使い方があるなあ。
熱量高い感じで楽しく観れたのですが、
メインである喧嘩祭りの盛り上がりよりも
その後のオモテ様の部分の小ネタ的な展開の方に時間を使っていた感じがあって
もう一つ突き抜けきらなかったかな、という印象も。
祭りのシーンも、同じ内容でも褌一丁でやってみせるとかだったらもっとインパクトあったかもしれませんね。
ランニングの時の掛け声が好きでしたw

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
凄いの一言です。
原作を読んでからの観劇だったのですが、あの長いお話し。そして、あのエンディング。
どの様にまとめるのか興味津々でした。
観た結果?勿論最高の一言です。あの感動は観に行った人だけのものです。
2回しか観れなかった…
もっと、もっと観たかったです。再演希望です。

マンザナ、わが町
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/10/03 (土) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

Teacher
ACファクトリー
シアターサンモール(東京都)
2015/10/07 (水) ~ 2015/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
初日!
前半は小ネタでくすくす笑わせておいてからの後半のアクションの連続はさすが。
美しい女性同士のガチバトル。
漢達の重量級バトル。
カッコいいアクションと笑いを呼ぶコミカルアクションの絶妙なバランス。
老若男女楽しめる舞台でした。

ナイゲン(全国版)
アガリスクエンターテイメント
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2015/10/03 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待以上! 笑いまくりました!
アガリスク作品を観劇するのは3回目、
私にとっては初めての『ナイゲン』です。
過去に観た作品も
怒涛の展開でコメディとして完成度高いのに
全部アドリブに見えるというライブ感もりもりの作品でした。
で、代表作と謳われるこの作品を、せっかく東京2会場でやるのに
FACEの1回しか観ないのは、私はきっと後悔する…と思ったので、
試演会も行くことにしました。
キャスト写真と説明はサイトにも記載があり、
会場に配置された席にも作中での呼び名の名札が
あらかじめ席に置いてあったので、
お目当てキャストがいる初見の人にも優しい仕組みでした。
本物の教室(元・だけど)を使っているので、
臨場感も半端なかったです。
座席に置いてあった冊子(作中で使われるものと同じ)も、
懐かしさを感じる紙質で、筆跡や記載内容から想像が膨らんで
開演前も「ただ待っている」だけの時間にならずによかったです。
加速して加速して、一気にぱぁんとはじけて、
その破片が見事に組みあがってキレイな形になる、
鮮やかで楽しい120分でした。
京都公演を経て、大きな会場(新宿FACE)での『ナイゲン』も楽しみです。

私もカトリーヌ・ドヌーヴ
『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』を上演する会
上野ストアハウス(東京都)
2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
意欲作
初演は、2005年フランスである。モリエール賞他数々の賞を受賞した作品であるがヨーロッパの親子関係と日本のそれとは大きな違いがあるので、その辺りを理解していないと分かり難い点が出てくるとは思う。

ハムレット
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/10/02 (金) ~ 2015/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
-
照明が朧でぼんやり見えたり、短時間だったり、身体の一部分を照らしたり。はっきりじっくり見えないことで、何かがそこにいるような感覚が面白かった。

ラインの黄金
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2015/10/01 (木) ~ 2015/10/17 (土)公演終了
満足度★★★★
-
全体的に質素な舞台で、闇の世界は闇を、光の世界は光を主体に使っていた。ニーベルハイムを除いて建込はほとんどなく抽象的な舞台で観る側の自由度が高い。落ち着いた演奏だった。傑出したところがなく、かと言ってこれといった問題もなく、及第点ではあるが印象が薄い。序劇としては、内野安打で出塁といったところか。

変調・夏祭浪花鑑2015
カン劇cockpit
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
隈取 物語 生き抜く決意
隈取の意味
赤色 『正義』や『勇気』血管や筋肉が浮き出た状態
青(藍)色 『悪』を表す。ボス的な立場の敵役に使用
茶(代赫)色 鬼や妖怪等、人間以外の不気味な役に使う。
良かった 上手い役者陣が一つになってのびのびと芝居を作っている。物語は進んで転じていくに従い登場人物が物語の中に生きていた。 隈取を使っているのも新鮮。 親殺し、友の助け、世話になっている人の助け、生き抜く決意、隈取が変わる。すばらしい作品。

芸祭
WATARoom
ザ・ポケット(東京都)
2015/10/07 (水) ~ 2015/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
超にぎやかステージ
ザ・ポケットのステージでは狭過ぎるほどの大人数が出演。柏進演じる超うるさいギャルは、いてもいなくても筋の進行には全く影響なさそうな存在なのだが、見ているうちになぜか愛しくなってしまうのだから不思議。

『心中天の網島』
木ノ下歌舞伎
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/09/23 (水) ~ 2015/10/07 (水)公演終了
満足度★★★★
不安定な恋
役者は熱演、大事なものを失った人間が死を選ぶプロセスも鮮やかな、
ストーリーも秀逸。
だから歌わなくても完結しているところへ熱く歌うものだからちょっと過剰な印象。
それはたぶん歌舞伎の台詞そのものが音楽的でメロディアスだから。
全員が西田夏奈子さんくらいに歌えたらまた少し変わったのかもしれないけれど。
それにしても生きるか死ぬかの苦悩する人を表現するのに、
歌舞伎の台詞はなんと相応しい事だろう。

片づけたい女たち
劇団センマイる
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
友とは…、アラフォー、アラフィフになると…。
アラフォー、アラフィフになると…、仕事、家業、実家、結婚、子供、老後と、それぞれ深刻な悩みが…。
それぞれ深刻な悩みを抱える中高年の…、女友達との関係…、が羨ましい限りです。
女性の友達関係って良いですね♪
私も頑張ろう!
そして、学生演劇さんと思えない安定感のある演技、中高年あるあるのようなストーリー、罵り合いながらも友達って本当に良いですね♪
罵り合えるから、良いのかも…。

十八時の音楽浴
バリアフリー・アミューズメント・シアター
フリースタイルスタジオ金毘羅 http://www.arca-archa.jp/entertainment.html(大阪府)
2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了
満足度★★★
昭和初期のSFって、凄かった!
SF好きで数百冊は読んでいるはずですが、海野十三さんのSFは初めてでした。
私の父が生まれる前、101歳の祖母と亡き祖父が結婚した年、昭和初期にこんなSFが書かれていたなんて…。
そして、昭和初期のSFがこんなに科学的で、人の悲しい一面を切り取った小説になっていた事に軽い衝撃を受けました。
(かなり脚色されたのかなぁ…)
また何度か少人数(2~3人)でのリーディング公演を拝見しましたが、今回、5人もの役者さんによるリーディングで、迫力がありました。
加えて、今回の舞台は金毘羅さんだったので、役者さんとの距離が近く、ライブ感が、より身近に感じられました。
とっても良かったです。
ただやはり、リーディングを観た後は、いつも、普通の公演で観てみたいと思うのは贅沢かなぁ…。
そして、もう一つ残念なのが、私が観た回の観客さんが7~8人と、役者さん+スタッフさんよりも少なかったような…。
とっても良い公演だったので、非常にもったいない気がしました。
もったいない!

おばけリンゴ 【終演しました。ありがとうございました!】
Moratorium Pants(モラパン)
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/10/01 (木) ~ 2015/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた!
今日14時半からのBプロを観てきました。
カオリンのワルターは、とても哀愁が漂っていてすごいなぁ。カオリンで正解だなぁと、納得。
他のキャストもみんなおもしろおかしくて…。音楽は、楽しくて。
Aも観るので、違いが楽しみです。

ふたりカオス
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/09/24 (木) ~ 2015/10/05 (月)公演終了
満足度★★★★
実力派の役者さんの演技合戦
通常公演の千秋楽観劇。開場時間丁度に行ったところ、既に長蛇の列、すごい人気でした。
公演は、オムニバス5編ですが、通常とは異なる形式での流石の演出。
3方を観客席に囲まれた空間を必要最小限の道具だけで全く異なる場面を描き、実力派の役者陣の演技合戦に感嘆致しました。
終演後の挨拶もそれぞれの役者さんの個性が出ており大変楽しく観させて頂きました。

このために生きている
PAPALUWA
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/10/03 (土) ~ 2015/10/07 (水)公演終了
満足度★★★
熱量は伝わった
役者さんたちの熱、迫力は伝わってきました。オープニングの揃った演技で、ワクワクした方も多かったのじゃないでしょうか。
女神役の女優さんも美しかったし、キャラクターもそれぞれキャラが立っていてよかったです。
ただストーリー展開は、ある程度読めたかなぁ。
街の今後を賭けた「ケンカ祭り」、ここに熱量を注ぐべきだったかも・・・。