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文化祭大作戦

文化祭大作戦

20歳の国

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/10/02 (金) ~ 2015/10/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ド直球の青春群像劇
​20歳の国でしか味わえないド直球の青春群像劇。観ている方が気恥ずかしくなる程の熱量で愛だとか恋だとか友情を提示。今作は少しばかり冗長でもう少しテンポがあった方が観やすい。キャラ減らして深堀すれば更に「なんか良いよね」感が増すとと思われ。

ネタバレBOX

中盤の岡野康弘と山脇唯のやり取りで。自分なんか…って言うな!のシーンが凄く良かった。スクールカーストで言うところの1軍の取り巻きや2軍の抱いている想いが納得度高い。暗くなく、重くなくそれでいて心に響くシーンで、単純に青臭くない良さがあった。
ナイゲン(全国版)

ナイゲン(全国版)

アガリスクエンターテイメント

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2015/10/03 (土) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

11/13-14の東京FACEも楽しみ
​2013年版からオープニング含め分かりやすさと論理の流れを整えてあった。試演会ならではのチャレンジングな試みもちらほら。「ギリギリじゃねーか」が京都では復活とのことで東京FACEも楽しみ。

ネタバレBOX


監査役の沈ゆうこ。
2013年版のオープニングで入場してくるところから惹きつけられた。雰囲気がとてもいい俳優。
客演先も観に行くほどのファンです。ヘヤピンメガネ真面目キャラでのツッコミが本当にハマっている。

花鳥風月役の淺越岳人。
ハマリ役のアイスクリスマスから花鳥風月へ。全国版では1年前の出来事の厚みが増している。
オープニングやラストでのどさまわりとの掛け合いが、アガリスクの2人でというのが感慨深い。

アイスクリースマス役の津和野諒。
淺越岳人のハマリ役を引き継ぐという難しさがありつつも、流石そこは妖怪おもしろ猫背(沈ゆうこ命名)。
本当に器用な俳優でなんでも面白く出来る。アガリスクでの斉藤コータとのタッグは鉄板

海のYeah!!役の斉藤コータ。
ナイゲンで最も美味しくて難しい役柄である海のYeah‼︎は、彼しか想像出来ない。
どうにもならない言い訳を繰り返して最大の窮地に追い詰められていく様が絶妙で本当に何度観ても笑う。

文化副委員長役の鹿島ゆきこ。
本作最大のトラブルを引き起こす他、細かい争いを何かと誘発する小悪魔。
ラストはける際の沈ゆうことのやり取りが素晴らしい。関西人と気づけないほど標準語でのセリフ回しが綺麗。

文化書記役の金原並央。
演技をしながらの板書が職人技の域に入っている。浮気発覚からの携帯電話の画像拡大していく姿が鬼気迫ってて印象的。
ハワイ庵とクラスメートだということが伏線になっているのがまた良い。

ハワイ庵役の細井寿代。
独特のふんわりとした雰囲気が殺伐とした会議を和ませる。アガリスクの『時を駆ける稽古場』でも観せた、
一気にプレッシャーかかってテンパって名ゼリフが飛び出す演出が凄く笑えて印象的。

Iは地球をすくう役のさいとう篤史。
1年生を中心に展開される前半のキーマン。正義感が空回りしていて上級生からいじられてはキレるというパターンが面白い。
あと、色々指摘入っていたが、確実に太ってた。

道祖神役の信原久美子。
さいとう篤史とのプチバトルが面白い。3年の中では唯一前年の文化祭実行委員に関与しておらず、
普通の高校生活を大事にしている多数派代表。会議のバランスを取る大事な存在。

おばか屋敷役の古屋敷悠。
兎に角キモさを全面に押し出してくる。盛りに盛っていて、長谷川一樹版とは違った味が出てる。
共通なのは、2人ともナチュラルにそういう要素がないと出せないキモさ。

3148役の榎並夕起。
最も女子高生感が出ているキャスト。最年少だから当たり前かもしれないが、2013年版と殆ど外見と印象が変わらないのは結構凄い。
おばか屋敷に好意を持たれている事が今作はより可哀想。

議長役の甲田守。
オープニングとラストで一番変化があるキャラクター。ラストの淺越岳人と塩原俊之との絡みがやはり見せ場。
自主、自由、自立のひとつの答えを明示してくれる。ラストの消灯が沁みる。

どさまわり役の塩原俊之。
国府台高校の気風を愛しているが故の行動の熱さを熱演。会議の最後に挙手する際の気持ちは、
どの様に表現すれば良いのかちょっと難しい。納得なのかしぶしぶなのか。FACEで最後の確認を。
上田ダイゴ×青木道弘(Artist Unit イカスケ) トークライブ

上田ダイゴ×青木道弘(Artist Unit イカスケ) トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

おしゃべり泥棒(笑)
めちゃくちゃ面白かった!一晩でこんだけ笑える日もそうそうないってくらい笑いました!
笑い過ぎでリアルに横っ腹痛くなって、次の日からしばらく筋肉痛でした(笑)
おしゃべり泥棒とは、トークライブ当日のツイッターでの青木さん紹介文です。
おしゃべり泥棒・・・・。

常々、青木さんの経歴は仄かに謎に満ちているなぁと、地味に思っていたのですが。
そのミステリアスな経歴が、今回のトークライブで紐解かれました。
関西小劇場界に足を踏み入れるに至る経緯や。
学生時代の珍妙な生態。
実は同じ大学で全く同じ時期を過ごしていたけれども、知り合ったのは演劇関係という不思議な縁の青木さんの、その大学時代の話。
こういう家庭で育まれたから、こういう人物に成長したのだなぁという、愉快なご家族のお話。
間に挟まれる毎回とても楽しみな即興コントも、さすがの剛腕っぷりで爆笑!
全編もりもり、おもしろトーク盛りだくさん!
あますところなく美味しくいただかせていただきました☆

帰る頃には、ほんっとに疲れすぎて、くったりくたくたでした(笑)



サヨナラサイキックオーケストラ

サヨナラサイキックオーケストラ

ITOH COMPANYプレゼンツ

シアター風姿花伝(東京都)

2015/11/03 (火) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

世界の終わり
面白い。85分。

ネタバレBOX

清田(落合モトキ)…環境省屋上長。本企画の責任者。いじめられたりたかられたりというへっぽこ人生を歩んでいる。
魔美(花影香音)…けっこう前に自殺した女子高生幽霊。予知能力で清田と一緒に朝食を食べている姿をみる。
宜保(倉田大輔)…小さな頃は透視的能力あったけど、その内ペテンな人生を歩んでた。
ユリ(亀田梨紗)…霊感主婦。ティーンに絶大な人気を誇る。俳優である夫からのローキックDVにより霊感が開花(と思い込んでる?)。
カゼッタ(今村圭佑)…自称宇宙人で隕石は母船というコミュ障。コンビニの女店員に想いを伝えるも振られた。
秋山(岡野康弘)…屋上に住み着く浮浪者。離婚した妻を念写してる。
ヤオイ(岩井七世)…新興宗教の教祖。弟(稲川)の理想に沿うよう落ち着きはらって生きてきたが、実は下ネタを考えたりしてる。
稲川(金丸慎太郎)…ヤオイの側近。ヤオイの威厳を保つよう務めるが実は重度のシスコン。今日が誕生日。

巨大隕石群が午後3時頃地球に到達するであろう、地球最期の日、環境省屋上に集まった怪しげな自称能力者らと環境省職員ら、寄る辺ない人たちの話。

初演と比べても遜色なく、笑えて暖かな気持ちになれる。役者的には、本舞台のほうがハマってた感はある。特に、宜保とユリとヤオイ様。
ラストの写真の手を添えるシーンの強調は、ややくどいかなと思った。

舞台面が低いので、舞台前方が見えないのが残念。冒頭のカゼッタとか存在自体きづかなかった。
我が名は桃

我が名は桃

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

大好き、ホント笑える!
どちらかというとコメディの芝居を観ても他人の反応とは違って、それほど・・・と思うことが多い私でも理屈抜きに笑え、期待通りだ。
役者陣は皆芸達者であるが、特に谷口、斉藤の両名の徹底ぶりには舌を巻く。
ただ、ちょっと気になったのは、ちびっこの動員にも積極的なタッタタがちょっとHな部分や大阪的暴言(大阪人は口癖なのかもしれない)アホボケカス○○が今回は多すぎたのはいかがなものか、無論私は好きなのだが。
もうひとつ、いつもラストで起こる舞台セットの大きな仕掛けがもうひとつだったのがやや残念!

サヨウナラなら何度でも

サヨウナラなら何度でも

試験管ベビー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

三本立て
それぞれ小気味よかったです。

ネタバレBOX

『天使の夜 2 ~この夜よ、明けるな!~』  好きになる人がいつも重篤な入院患者で、結果死神と噂された看護師の話。(20分くらい?)

そういうこともあるのかもしれません。

『東京ポエマーズ ~全員地方出身~』  ポエムの発表会のような雰囲気で、滑舌的に言いづらい言葉や周囲の空気を変にするフレーズなどを大声で唱和するしばしの時間。(15分くらい?)

観客参加型と聞いていたので、指されても何か言えるように考えていました。

『サヨウナラなら何度でも』  樹海に自殺しに来た人たちや身内の捜索に来た人たちが、インチキ新興宗教団体によって信者が自殺させられ財産を詐取される現場を見て、告発しようととりあえず帰っていく話。(60分くらい?)

細かい緑と薄茶の葉が縫い付けられたような背景の幕がとても素敵で、樹海の雰囲気がよく出ていました。これさえあれば、いつでもどこでも演じることができますね。

弘前劇場『夜のプラタナス』にも立派な糞についての件がありました。本人は健康と思いがちですが、実は病気が進行している証左でもあるのだと思います。彼の場合も単に食べ過ぎただけではなく、まさに病気が進行しているのかもしれません。で、最初の話につながっても面白かったかなとふと思いました。
上田ダイゴ×上原日呂(月曜劇団)トークライブ

上田ダイゴ×上原日呂(月曜劇団)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2015/10/14 (水) ~ 2015/10/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

かざらない日呂さん
よく毒舌だとかなんとか言われる上原日呂さんですが。
単に、余計なごまかしなどをせずに素直な意見を飾らず述べているだけ。
そんな日呂さんはトークライブでも、やっぱり飾らぬ日呂さんでした(笑)

いつもこのトークライブでは、ゲストは演劇人な方が多いにも関わらず、そんなに演劇色強くないのが特色。
そんな中、今回は比較的演劇色が濃かったです。
春に行われた火曜日のゲキジョウセカンドシーズンの集大成な30GP。
その関係者からドラフト会議して座組みを決める架空の公演は、本当にやって欲しい魅力的なものでした。
マジでやればいいのにな~と、無責任な要望(笑)

1回目と2回目の間に置いていかれば、日呂さん私物のアメコミ。
誰もが遠慮して遠巻きに見ている中、遠慮なく真っ先に手に取りに行ってやりました(笑)
だって、アメコミ見るの初めてなんだもん。
びっくり!フルカラーなんですね!もはや漫画じゃなく画集じゃんか!
絵を見ての印象は・・・基本ジョジョだな、っていう。
一冊3千円超えのものもあるという衝撃プライスに、自分で買うことはきっとないな・・・とも(笑)

なんだろな~じっくりじっくり思い出したら、まだまだいっぱいネタあるんだろうけど・・・。
いつものことながらこのトークライブは濃すぎて、ハイライトが多すぎて。
そうだな、コント中、「安心してください、履いてますよ」にどうやら心底いらっとしたらしい日呂さんがダイゴさんのお尻を本意気で蹴り上げたのに対し、やり返すと見せかけて決して蹴らないダイゴさんが、あまりに対照的だったこと(笑)
トーク終わりに、誕生日が近かったらしいダイゴさんが、常連のお客様から頂いていた手作りの野球チップスショルダーバックが、凄かったこと。
などなども思い出深かったです。

チェーホフ短編選

チェーホフ短編選

劇団キンダースペース

劇団キンダースペース アトリエ(埼玉県)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動❢
地元でお芝居が見れるとわくわくの反面、やっぱり地元じゃあと思っちゃうんじゃないかと言う気持ちで観に行きました。
私は、大劇場より小さな劇場で客席と一体化するようなお芝居が好きなんですが、まさにそれでした。そして開演。いやぁ~~素晴らしい役者さんばかりで感動しました。こんな近くでこんな素晴らしい役者さんのお芝居が観れるなんてヽ(^o^)丿また来月あるみたいなので、絶対行きたいです!!

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

ポップンマッシュルームチキン野郎

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

劇場に着いた瞬間からポップンの世界へ
公演告知の時点から仮装についての話があり、
ハロウィン色を全面に出していたのでドキドキしていました。
話を見終えて、現実とリンクするような
作りになっているのが楽しかったです。
(仮装してる人もしてない人も楽しめる)

劇場に入ったときに配られたキャンディもただのサービスではなく、
客席に魔法をかける意味合いがあって
作中で明かされたとき「うまいなぁ」と思いました。
ポップンの、こういう
客いじりではない観客巻き込み方式、
こちらが気づかないウチにされているところが、楽しいです。

ネタバレに極力配慮した当日配布のキャスト表や、
販売パンフレットの人物紹介も小さめの文字で
「写真だけ見ようとしたとき、うっかり目に入ってしまう」
を防止しているようで、
とても親切な作りだと思いました。

ネタバレBOX

今回はいつもよりも
わざと先の読みやすいストーリーにしているのかな、
という印象でした。

開演前パフォーマンスも、いつもと雰囲気がちょっと違う感じで
本編のテーマをちょっと予感させるような話だと思いました。
(ゴウダ役のNPOさんの熱演に
 開演前から涙ぐんでしまった…)

中央のぐるぐる回る盆舞台(?)で流れていく彼女の人生を見せた方法が特に素敵だな、と思いました。

前の方で観ていたので
主演の方が暗転中も徹底してジャックであり続けたところがわかって、
そこもすごいと思いました。
そして前過ぎて(←笑)字幕になったときに一番下の行が見えなかったのがちょいと心残りでした。
おやすみラムチョップ!!!!!

おやすみラムチョップ!!!!!

超人予備校

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった~☆★
羊さん初め、動物の着ぐるみを着た演者さん達がたくさん出てくるので、舞台上がとにかく華やか☆★とっても楽しい世界観やけど、ちゃんとメッセージを伝えるお芝居になってるとこが秀逸で、ミツルギさんの才能が炸裂してます!【クヨクヨせず嫌な事は忘れて前向きに生きよう】【いつもの平凡な毎日が実はとても幸せな日常なんやな】って心が癒されるお芝居です♪
『羊』繋がりで、有名なあの映画のシチュエーションが登場したのには大爆笑させて頂きました\(^o^)/

ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜

ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜

はぶ談戯

劇場HOPE(東京都)

2015/11/03 (火) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

非常にテンポが良く・・・
最後の結末も感心させられました。

ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜

ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜

はぶ談戯

劇場HOPE(東京都)

2015/11/03 (火) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

男女の中は
十人十色、いろんな関係がありますね〜!?

ネタバレBOX

三話のオムニバス、それぞれ独立している話なのが...... 思わぬ繋がりというか、ぐちゃぐちゃに絡み合っていたオチが!挿入歌はオリジナルなのですかね?昭和の香りは色濃くは出ていなかったですが面白かったです!
オレアナ

オレアナ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい
デイビット・マメットの問題作で何回も上演されている演目らしいが、翻訳は新しい物という事である。小田島恒志の翻訳が書籍化されていたのなら是非買いたかったが残念だ。栗山民也の演出は音楽を殆ど使わず、この非常に寒々とした人間関係をとても明快に見せてくれていた。志田未来演じる女子学生は、かなり苦学して大学に入って来たと思われて、劣等感を相当持ってそうだが、大学までの教育体系には絶大なる信頼を持っていたのであろうし、おそらくは非常に真面目な学生でもあったのだろう。また田中哲司演じる准教授は人間としては兎に角、学者としては相当優秀みたいで、自分の能力にも相当な自信もあったので、それだけに教育体系を含め周りが無能な人間ばかり見えていたのではないだろうか。両者とも単位とか家とか会話以外の所に本当の関心が行っているのが不幸の始まりなのだろうか?心に余裕があるなら、きっと良い関係になり得たと思うのだが、ボタンのかけ違いで、恐ろしい事である。こう言う会話にならない危ういシチュエーションは、あまり舞台で観るような物だとは思っていなかったが、こうやって作品になってしまうのだから大変な物だと思う。オレアナってのは准教授が広い土地で自分の理想の生活をしたかったのが無になってしまった事に引っ掛けているのだろうか?どこかに解説して貰えると嬉しかった。でも、もしそうなら、人の不幸を茶化しているみたいで、随分残酷なタイトルの付け方だと思う。田中哲司も志田未来も素晴らしい演技者で、この凄くエグい内容なのに一気に見せてくれた。感動的であった。ここまで感動出来たのは、演出の素晴らしさもさる事ながら、この二人の演技の力も大きいのではないかなと思う。この二人の演技は、また観てみたいと思う。良いものを観る事が出来て本当に嬉しかった。

仮面マタドール(レプリカ)

仮面マタドール(レプリカ)

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

面白くてカッコイイ!
ネタバレは避けたいので、浅い感想ですが。
とにかく二人のマタドールがカッコイイ!!
衣装も似合いすぎで!
そして名物ボスさんの演劇汁は相変わらず…(笑)
バブルさんが作・演出に専念ということで出演されてなかったのが残念でした…
闘牛の知識なかったけど色々勉強にもなって、要所に散りばめられた笑いは流石バブルさん、思春期全開の下ネタ多し(笑)
でも思春期の下ネタなのでライトです!

八重咲ク

八重咲ク

劇団KⅢ

d-倉庫(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

もったいない
 三部作の第二部ということのようだが、勿体ない作りである。自分は、今日、3~4分遅れて劇場に到着したため、既に公演は始まっていた。当然、入れるタイミングを待って案内して頂いたので、話の内容についていけない部分があるのではないか? との懸念があり、二名の方にお尋ねしたのだが、どうやら、筋を追える時刻には見始めていたらしい。この前提が正しいと仮定して以下の文章を書いてゆく。
 登場人物相互の関係がとても分かり難い。テーマがはっきりしており、科白自体には、考えさせるもの、深いと感じさせるものが鏤められているのに、そして役者陣は頑張っているのに勿体ないと思わせるのである。原因は、為政者が大衆を管理する時の方法論の差異という形でシナリオが書かれていないことと、演出が、その点をキチンと作者に対して突き詰めていな点にあるのではないか? 自分には時間が限られているので、劇団HPは拝見していない。偶に他劇団HPを拝見しても、こちらの必要とする情報を得る為にはとても回りくどい作業をせねばならぬのが殆どだ。現在、時間的にタイトな状況にある自分には、その時間はない。
 そもそも勧善懲悪ではない作品を目指したハズであるが、二項対立の単純を三項対立にするだけで累乗の意味する所が違ってくるのだ。まして、今作は、更に対立項が多い。最低限弁証法の意味する所をキチンと理解してからシナリオを紡がないとカオスに陥りかねない。シナリオライターは、この点に留意すべきである。

恋愛小説家

恋愛小説家

演劇制作体V-NET

TACCS1179(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました
初めての場所で、駅から1分のはずが 初めての場所で逆にいってしまい10分以上迷子になってからの観劇で観る前にテンションが下がってしまいました 。

それから観劇。遠藤周作の愛する 私が棄てた女 という小説がとても好きでその話かと思ったら違いました。

ベテランチームのほうで安定して見れましたが、やはりベテランも台に乗っているだけにしか想像できなくて。心に入ってこないのが なぜなんだろう。感情移入がしずらいので途中間延び感 がでてしまいました。

もっと美人だった

もっと美人だった

箱庭円舞曲

ザ・スズナリ(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

選択
構成と台詞の妙、スパイスのように効く少々シュールなエピソードや濃い目のキャラも秀逸。
“聞いたことはあるが私は出会ったことがない”登場人物の名字がフルってる。
思いがけないことで日本中に知れ渡る名前もあるが、名前に翻弄される人生もある。
隙の無い役者陣が台詞の繊細さを的確に表現し、絶妙の間で客席の笑いを呼ぶ。
創り手の温かいまなざしも心地よく、長さを全く感じさせない舞台。

ネタバレBOX

舞台は3つのパートに分かれている。
2階下手側は大学のゼミ室。
上手側は自宅で自己啓発系美容教室を開いている、その教室。
そして1階は失踪した議員の留守宅の居間という設定になっている。
これは毒島未来(ぶすじまみき)というひとりの女性の半生記である。
その名字からずっと「ブスブス」と呼ばれた未来は、
婿を取ってやっぱり毒島のままである。
自宅でちょっと怪しい「内面から美しくなる」とうたったお教室を開いている。
やがて夫は議員になったが、議員なら誰もがやるような不正を突かれて失踪、
自宅に石が投げ込まれるなどして、未来は引っ越ししたりしている。
物語は3つの時代を行き来しながら未来の人生を浮き彫りにする…。

3つの場所でそれぞれの未来がその時々を精一杯生きているのが伝わってくる。
無責任な先輩乃木坂(安藤理樹)に振り回され、自分の存在価値を見失う
若き日の未来(白勢未生)が痛々しくも率直。

疑いながらも怪しい教室へ通い続ける生徒平陽役の辻沢綾香さんが素晴らしい。
中途半端でない振り切れた演技が、“地味にくすぶっている人生とその爆発”を
極めてリアルに、“切羽詰った感”満載で見せる。
実は潜入ルポライターである、もう一人の生徒美女木(川口雅子)との
次第にエスカレートするやり取りは本音と攻撃性が鮮やかで、台詞・演技とも秀逸。
生徒の疑問を巧みに丸め込もうとする未来(牛水里美)のしたたかさも大したもの。

現在の未来(ザンヨウコ)もまた追いつめられた状況にある。
“ほかの議員だってやってる”程度の不正がスキャンダルになって、
ネットで叩かれ、自宅に石を投げられている。
出入りする選挙管理副委員長資延(すけのべ)役の山崎カズユキさん、
政治の中で生きる人のうさん臭さ、日和見根性が
ちょっとした姿勢や視線からビシビシ伝わってくる。
信頼する人を失って孤立する未来が強く、たくましいのは
過去の様々な体験の積み重ねの結果だ。
愚かしくも真剣だった過去の出来事が、今の未来を支えている。

その愛おしさがしみじみと伝わってくるのがラスト、3人の未来が語り合うシーンだ。
下手をすると蛇足になりがちなこのシーンが、温かくまとまるのは
あの頃の愚かさを悔いたり反省したりするのではなく、肯定し受け入れているから。
この自己肯定と受容が、強靭なしなやかさとなって作品全体を貫いている。
かつて自分を傷つけたはずの人々を笑顔で許すザンヨウコさんの姿が、
それを象徴している。


オンリーユー

オンリーユー

貴楽屋

ウッディシアター中目黒(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

少々物足りなく、インパクトが弱い
演劇に対する真摯な姿勢は見て取れたし、ストーリーも面白いと思った。

だが、観客を舞台に惹き付けるという意味では、少々平板な印象を受けた。
“笑い”や“泣き”のシーンなどはもっと濃厚なほうが私は好き。

また、劇中のBGMの曲調がシーンに合わないように思う。(エンディングの合唱はよかった)





テンペスト

テンペスト

大橋可也&ダンサーズ

シアターX(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

-
寝転びが多いので、案内の通り前方の席が見やすい。演奏もヴォーカルも、シンボルの蛍光灯もあまり使われず、ダンスが中心。言葉がないことによる、訴えかけてくる「何か」を味わった。

我が名は桃

我が名は桃

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

桃太郎ベースの昔話コメディでした(^^)
そこそこ笑えたんだが・・・何とはなしに、今ひとつかしら?
と思えた95分(予定)の作品でありました。

ネタバレBOX

30年も川で漂ってた桃さん・・・
拾ってくれた翁は山姥に扱き使われて磨り減っていました(^^;)

3匹はお供にならず、味噌っかすで鬼退治についてくような感じです。

無敵の山姥が映画のジェイソン(映画のラストシーン的にね)よろしく活躍したなぁと思えた
変り種昔話ミックス話でありました

最初は動画から始まって、哀愁漂うリアルな劇団情景から繋がる日常が描かれる作品でしたが・・・=スタッフ募集のリアルな劇団からのCMでありました(笑)でそのまま作品の冒頭シーンへと繋がる桃が川に流れてるシーンが流されて→舞台上の相撲の土俵を表現したセットにて鬼婆に扱き使われる爺が桃と出会い、鬼の退治が必要と情報をもたらす村人が来訪し→婆殺そうと仕込んだ毒キノコ料理を食って村人続いて目的の婆も亡き者にできて爺は若い嫁を呼び寄せ桃は鬼退治に出かけるのですが(選別に黍団子と霊験あらたかな御札を渡します)何と復活した鬼婆が残っていた爺と娘を惨殺します・・・・ホラーな展開。 ラストは二人の首ぶら下げて鬼のとこに来ちゃうんですもの・・・。

でちょっと作品にあってる曲かしらと・・・・

ミスター・アンデルセン ~TV・アニメ「アンデルセン物語」~
歌:TV・アニメ主題歌作詞:井上ひさし作曲:宇野誠一郎

※みにくいアヒルのこは
裸の王さま キライ
なまりの兵隊は
雪の女王の ケライ
おやおや アンデルセン
はてはて アンデルセン
ミスター アンデルセン
こんな話は 作らなかったの※

お話ちょっぴりくるってる
世の中ちょっぴりくるってる  ←この辺が今作に当て嵌まるかと・・・(^^;)

夢のつみきを つみかえよう
みんなみんなあつまれーッ!

やさしい人魚姫には
赤いくつが はけない
マッチ売りの少女は
絵のない絵本をもやした
おやおや アンデルセン
はてはて アンデルセン
ミスター アンデルセン
こんな話は 作らなかったの

お話ちょっぴりくるってる
世の中ちょっぴりくるってる

夢のつみきを つみかえよう
みんなみんなあつまれーッ!

(※くり返し)

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