
従軍中のウィトゲンシュタインが(略)
Théâtre des Annales
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/10/15 (木) ~ 2015/10/27 (火)公演終了
満足度★★★★★
体感!
観る前は難解そうで理解できるかとても不安でしたが迫力のある兵士たちの発する言葉は不思議とすうっと入ってきました。(語りかけるようなタイトルコールがまた素敵でした。)お芝居を観るというよりも、自分が動物か石っころか何かになっていてその現場にいるような感覚。ジェットコースターのようなアトラクションのように、何度体験しても飽きることのない、そして観るたびに違った感覚で、そして理解が深まるごとにどんどん面白くなっていくんだろうな、と思いました。都合で雑遊バージョンを観れなかったことが本当に残念です・・・。
些細なことですが、始まる前の、たばこを使うことの注意などの気配りが優しくて嬉しかったです。
(観劇から5か月も過ぎてしまってからの感想で申し訳ありません。)

春疾風(はやて)
文学座
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/03/12 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了
満足度★★★★
これで開演時間厳守とか出来てればねぇ・・・・
作品の出来が良い分
そこが残念でしたね~
自分的にはドストライクな作りで
役者さんも舞台セットも申し分なかった2時間5分
プレトークとかして開演前の時間調整&
観劇マナー周知をした方が良いと思ったです
客層は髪の白い方々の多い感じで
普通の方々はマナーが良かったのですが
隣の爺様が飴の包みカサカサするわ
携帯は振動させるわ
カチャカチャと金属ブレスの腕時計で何度も時間確認するわ・・・
いい年して恥ずかしい行動が目立ったので
ここは一発劇団さんがプレトークで・・・以下上記参照(^-^)

Dの再審
かはづ書屋
スタジオ空洞(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/16 (水)公演終了
満足度★★★★
「名探偵」への思惑、入り乱れ。
上演時間はおよそ95分。
当日パンフレットにも、作中にも「D坂の殺人事件」の概要説明があり、
未読者にも親切なつくりでした。
模擬裁判ということで法律用語も出てきますが、
それも作中の一般人に説明するというていで解説されるので
置いて行かれずに観ることができました。
対面客席の奥→手前の順で、2回観劇。
2回目観劇の時は開演がおしましたが、
「3分」とスタッフの方が具体的な時間を言っていたのが好感持てました。
役者さんのスタンバイ位置の関係で
一部が確実に観づらくなる…という席があり、
そこには置きパンフレットの上にその旨が書かれた紙が置いてあったり、
空席に余裕のある段階で見切れそうな席に座ろうとする人に
スタッフさんが個々に「○○なので、見づらいかもしれませんが…?」と
理由を告げて他の席に移る選択肢を提示していて優しいなと思いました。
アンケートがWEB方式なのも、
時間を気にせずゆっくり書けるので良いなと思います。
(スタッフに申し出れば紙のアンケートも用意があるとのことでした)
直球・変化球のセリフが入り乱れる論争劇、楽しかったです。
(今まで観た柳井さん作品の中で、
いちばん役者さんが噛むのが多かったなぁという感想も持ちました)
台本販売に加え、DVDになるというのも、とてもうれしいです♪

負け犬ポワロの事件簿
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
確かに笑えた(^-^)
割と想像通りの展開ではあるのだが
怒涛に繰り出す登場人数の多さと
殺人事件そっちのけで盛り上がる前半と
謎解きにもなってるんだか
なってないのか・・の後半はドタバタコメディにふさわしかった♪
2時間がノンストップ!
アフターで付いた
全15曲の歌謡ショウが「お薦め」にした理由です
前振りでは、これこそが本番!
これまでの時間は全てこの為にあったそうです(^^;)
本当に”力”が入っていました・・の約40分
楽しい時間でありました♪

こわくないこわくない
自由劇場
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2016/03/05 (土) ~ 2016/03/07 (月)公演終了
満足度★★★★
卒業生さんには、とても楽しませて頂きました♪
2年半程前から学生演劇を拝見させて頂いていますが、自劇さんは一回も欠かさず拝見しています。
『半神』で、無茶苦茶上手い役者さんだ、と思ったのが、高柳さんだったのを覚えています。
それ以来、今年卒業される方々には本当に楽しませて頂きました。
本公演も完成度が高く、とっても良かったです。
ありがとうございました。
そして、在校生の皆さん、これからも、よろしくお願いいたします。
新歓頑張って下さい♪

ご来場ありがとうございました。 ルルドの奇跡
ミュージカル座
THEATRE1010(東京都)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
初めてのミュージカル座。
こりっちのチケットプレゼント企画にて観劇。
4日間の連続観劇の一つにいたしました。
以前から名前は知っていたものの観劇するタイミングを逃していた、ミュージカル座です。
物語のあらすじも読まず、予備知識ゼロで会場に向かったのでソワソワ。
浦壁さんをはじめ素敵な役者さんたちの歌声に感激しっぱなしのミュージカルでした。
ちょうど、4日間の連続観劇の一つにこちらとは別の比較的、少人数のミュージカルを観劇したこともあり、大所帯での歌に自然と興奮してしまいました。
僭越ながら一つ、気になったのはやはり集客でしょうか。
平日の公演の空席が目立つのは致し方ない部分もありますが、せっかくのシアター1010ですのでやはり努力の必要ありかな、という感想です。
わたくし、ミュージカル、ストプレ、様々観に行っている自覚のある人間ですが、今回の公演のビラを一度も拝見することがなく、フライヤーはどちらで配布しているのか気になりました。
これは、たまたま私の座った席から斜め後ろに座っていた方の声を聞いてしまったのですが、「チケットは売り止めになっていたのに実際は前のブロックの空席が目立つ」ということをおっしゃっていた方がおり、そのあたりのチケット管理はどうなっているのかな、と疑問になりました。
後半、本編と関係ないことになってしまいましたが、物語としては素敵なミュージカルでしたので本来ならばもっとお客様が来ておかしくない、と感じましたし、集客の可能性を秘めていると思います。
ですので、告知に力を入れていただけると、私のような気になってるけれど公演期間が分からない、という人間でも観劇するきっかけになるのではないか、と思いました。

毒虫
劇団女体盛り
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/14 (月)公演終了
満足度★★★★
それぞれ独自の関係
シュールな内容なので、私の理解度は50%くらいだったと思うが、登場人物が虫男とそれぞれ独自の関係を築きあげてるところが面白かった。特に弟と恋人。虫男がはいてたサイケ柄のパンツ、今どきよく見つけてきたなあ。
スタッフが顔に毒虫のシールを貼ってるのも雰囲気作りに貢献。

そしてまわり続ける
夢幻舞台
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

COLOURS
関東大学学生ダンス連盟Σ
戸田市文化会館(埼玉県)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/12 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1770(16-060)
18:00の回(曇)
17:20会場着、長蛇!!の列、17:30受付開始(たぶん)、17:40座席に到達。
毎年、夏、昭和女子大で催されるダンスワークスの公演も相当な客数で、受付の2時間前の整理券配布に並びます。
毎年観ているというのではなく、ある女優さんのツイッターで紹介されていたので観に来たのですが物凄い数のダンサーによる圧巻の160分。
17:55前説、18:02開演~18:59、休憩、19:13~20:44終演。
ドラマ仕立ての展開(映像で寸劇風)は好みではないけど、ダンス/ダンサー/振付/照明/音楽/衣装、どれもが際立っている。どこに目をやっても高いレベルの演技、表情がいいし待機時のうずうずしていそうな姿勢にも痺れる。
フィナーレでは客席にまで溢れ、壮観。来年も観に来よう。

ワークインプログレス・子どもたちは未来のように笑う
遊園地再生事業団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/03/16 (水)公演終了
満足度★★★★
子どもより夫婦や母親の心の形・・
なのかな、と思った。
確かに子どもは素敵だ。存在自体が素晴らしい。キラキラしている。
でも、たとえば夫婦が子供が産めないからといって離婚するものなのか?
自分が将来結婚して、奥さんが子どもが出来ないからと言って離婚するのか?
そのことが原因で離婚するとは到底思えない。子どもが出来れば素敵だとは思うけど、勿論。
子どもというのは目的じゃなく、夫婦の間で幸せなコミュニケーションを積み重ねた末の予期せぬご褒美のようなものだと思うし、そうであってほしい。
そう考えると何に注目したらいいのか分からないぼんやりしたタイトルそのものがまず疑問だ。
未来のように笑う子どもに誤魔化されたらいけないんではないかな。地道なコミュニケーションこそが重要だ。
観に行くのか若干迷ったが見ることにした。ちょっと遅刻したけど(苦笑

そこにある場所
崖っぷちウォリアーズ
劇場MOMO(東京都)
2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
シナリオが浅い
街場でカフェを経営する一家にはもう一つの顔があった。然し、兄弟5人のうち1人だけ、この件については蚊帳の外。

紡ぎ屋カラムと紅い糸
羊とドラコ
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい着想
素晴らしい着想と数々の伏線、物語りに彩を添える俳優陣たち、楽しく拝見させてもらいました。ただ、師匠の冗長な長ゼリフと結末の不明瞭さで星ひとつ減らしました。

紡ぎ屋カラムと紅い糸
羊とドラコ
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かったぁ〜♪
竜崎さんのファンタジーはやっぱり好きです。
観れてほんと良かったです♪
見応えもあり、気を抜かせてもらえるところもあるし、登場人物が分かりやすく、物語の展開に引き込まれて楽しませてもらいました。
終わったばかりですが、次も楽しみにしてます♪

マッチ売りの少女
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
引き込まれました
別役実の演劇はどちらかというと苦手なんだけど・・・やっぱ天幕旅団がやると一味違うね。前半は加藤晃子さんの演技に(ホント上手いよね!),後半は渡辺実希さんの迫力^^;に,すっかり引き込まれました。80分弱という上演時間,凝縮されています。物語については,いろんな解釈もできるけど・・・ただただ凄い芝居だったなぁ。天幕旅団の次回公演は12月。ちょっと遠いけど,期待して待っていましょう。

対岸の永遠
てがみ座
シアター風姿花伝(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/30 (水)公演終了

ザ・ドリンカー
浮世企画
駅前劇場(東京都)
2016/02/17 (水) ~ 2016/02/22 (月)公演終了
満足度★★★★
役者の今城さん
(どうだい?この芝居おもしろいだろう?)と言いながら登場してこなかったか。狂斎にはあの男が実際に見えていたのだと思う。死んだ妻も見えたのだと思うし、あの男がいてこそこの芝居は成り立ってたように思う。空席があったが、この芝居で空席出しちゃだめだよね。国周を調べたら当芝居でもその片鱗は窺わせていたがどうしようもなさでは狂斎を凌ぐ。次回作は国周を主人公にしてはどうだろう?

ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』
ドキドキぼーいず
調布市せんがわ劇場(東京都)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
ひらがなやカタカナ
意味をぼやけさせるには有効で、この芝居を象徴してるように思う。あの会話はこの内容だったからかあるいはこの演出家は常にあの会話をさせるのかが気になるのでまた違う演目で東京公演(きついとは思うが)やってほしい。場転のドラムが、あまり他の芝居では聞かないこともあってか新鮮であり、その前後のシーンを惹起させ芝居にのめりこませた。

Dの再審
かはづ書屋
スタジオ空洞(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/16 (水)公演終了
満足度★★★★★
行き先がわからない密室事件
原作のあるものからこれほどまでのトリック、ロジックを展開していくのは流石だなと感じました。役者の方々の演技も間近で見てその迫力、役の思いが伝わってきました。

もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

マッチ売りの少女
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
不条理劇?
「不条理劇」というものの定義は?
私にはよく解らないのだが…。
この芝居は、むしろ、精神的なオカルト劇或いは「統合失調症」を題材とした芝居に思えた。
主人公は、完全にそんな症状だし。
そこに起因するのは、やはり戦後の悲惨な時間だろうか?
「マッチ売り」という特殊な体験に続く客たちの”性”のギラつきに壊された少女の精神。
また一方では、平和を装う夫婦の中に存在する忘れ去りたい過去。
それらのカルマが渦巻いている作品に見えたが…。
どちらが加害者でどちらが被害者なのか?双方共が加害者であり同時に被害者であったのか…。
戦後政治は暗黒部に蓋をして、表面的な安穏さを演出したに過ぎないのではないか?
不条理劇と片づけられない何かをとても感じた。が、それを巧く言い当てられない。
戦後の現代社会は「統合失調症」を患うことによって別の新たな社会を創造したに過ぎないのではないのか???
今まさに起きている<おれおれ詐欺><子殺し・親殺し><引きこもり><バーチャル空間への逃避:スマホ依存症やゲーム中毒>
蓋をしたはずのカルマが覆い尽くそうとしている今。
そう思うと、これは重大な啓示を伴った作品なのかもしれない。