ヒドラの匣。
インプロカンパニーPlatform
ワーサルシアター(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
全15回の公演の内、10回以上を観に行きました。
同じ舞台とキャラ設定でも、毎回結末が異なるコンセプトインプロ。
その中でも、コンセプトインプロだからこそ表現出来る作品だったと思います。
ハッピーエンドかバッドエンドかに関わらず、何度も泣きました。
主演が主人公としてそこに生きていたからこそ、その心の叫びに共感し、心が震えたのです。
この作品に出会う為に生まれて来たのだと、今でも思っています。
出発
9PROJECT
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/02/07 (火) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日、たった今見終わりました。初めての劇団でしたがつかこうへい作品を感じられて、とっても楽しい時間でしたよ!
戀女房ー吉原火事ー
占子の兎
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2017/02/05 (日) ~ 2017/02/08 (水)公演終了
満足度★★★★
1911年4月9日に発生した吉原の大火に材を取って描かれた今作。
ネタバレBOX
吉原と根岸を対置する構図で持たざる者と物持ちを対比した作品だが、無論、鏡花らしく人の創る憂き世の哀れ、儚さ、酷さを堪えて生きる吉原の人情や、男女(浦松重太郎・お柳)の深く真摯な愛と重太郎の実母、重太郎の妹樫子とその婚約者、岩造など根岸の傲岸不遜で近代かぶれ、体裁と家紋にがんじがらめにされながら、エリート気取りで軽佻浮薄、而も冷酷な屑どもを比較して描く。
第一の見所は、お柳が、吉原の花魁たちの墓に乱暴狼藉を尽くした岩造一味に鉄槌を下した頭たちを宥める場面で啖呵を切るシーンか。当に江戸っ子の心意気ここに在り、と思わせる名台詞。すっとこどっこいをぎゃふんと言わせ、心が晴れると同時に男社会で女伊達を張るお柳の覚悟のほどを見事に見せつけるシーンである。第二に、重太郎の妻となっていたお柳が、根岸を離れる際にもう一度啖呵を切るが、惚れた男の為に我慢に我慢を重ね、高いプライドを折って土下座して迄頼んだ願いを無下にされての無念、観ている観客の腸が煮えくり返る思いになる。終盤、浦松の婆と吉原を焼き尽くした赤い老魔者とが、人界と魔界で交感し合いながらお柳と重太郎を責め苛むが、鳶の頭らの助けもあり、遂には魔物に打ち勝つ大団円に持ち込み幕。
トランプの差別的発言や、沖縄に対する或いは、在日の人々に対するヤマトンチューの差別発言が問題になる昨今、差別・被差別、強者・弱者をバイアスの無いというより弱者の側に立とうとし続けた鏡花的視点で見直してみる必要があろう。
うえをむいてあるこう
劇団天動虫
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2017/01/28 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
作者は同じでも演出が違うとやっぱり世界観が違って見えるもの。
しかし舞台上の心地よい疾走感は変わらず、天動虫に灯る温かい心はそのまま。
劇団創設5周年、満を持して舞台に上がった主宰の帆足さん。
お世辞にも抜群にうまい演技とは言わないが、
これまでの天動虫公演の根底にある女の意地と芯の強さ、
仲間への愛と思いやりをガッツリ表現していた。天動虫の心を感じる。
また、マジに照明にぶつかるワダタワーさん、色摩そのもの藤田さん、存在感が衣を纏う平野さんなど、毎度魅力的な役者さんが登場するのは天道虫の楽しみの一つ。
特に前作「飛び火」の透明感あふれる少女と2回転半回った小うるさい藁科さんを演じた鹿又さんや、ほぼほぼ常連で滑稽な女の子を地で行く温井さんなど素敵な人材を引き付けるのも持ち味か。
素敵な歌で締められたエンディング。客だしで配られた歌詞カードを片手にボソッと口ずさみながら帰途につく。
ネタバレBOX
人の生と死、夢と希望、友情の距離感、様々な事を考えさせられる物語。
つか必ず死ぬ人間が目標や夢を持つ事で生きる事の意味を見つけられる。
看板女優ジョニー演じる霊媒師と、親友を消されたくない旭がバチバチの場面。
ここまで育て上げた女優と演出の師弟対決にワクワク感高まる。
互いに一歩も引かずに高みを目指す感覚がカッコ良かった。
そして、個々の個性を引き立てる衣装も素敵で、
霊媒師・常願寺さんとオーラの無い姫川さんなどは、
衣が体を表すがごとく特異なキャラクターを引き立てていた。
また早く魅力的な劇団員総出の舞台も観てみたい。
世界☆独創
シャービィ☆シャービィ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★
カラフルポップなステージに効果的な照明と目を引くプロジェクター映像。
視覚効果の演出も巧みな世界創造の物語。
無邪気の恐怖、悪気のない悪。飛び交う台詞や舞台美術のオブラートに包まれるも、
本質的に見え隠れする闇が現実社会を映し出しているよう。
やっぱり神様は暇つぶしでこの世界をお創りになられたのだろうか。
ネタバレBOX
面白い役者さんを揃え、的確に情景を視覚化する演出は素晴らしい感性。
ただ子どもたちの無邪気さが少々単調で後半まったりしたものの、
むーちゃんの怒が心地よく助けられる。
オセロ王
劇団鋼鉄村松
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★
苦痛を感じる位のへんな座席配置だった。
あとはわかりません。
オセロ王
劇団鋼鉄村松
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
鋼鉄村松を深読みしよう。
と言うか、テーマが忍ばせてあったりすることが結構あるので、そこを考えてみた。
表面的なアレコレの、もうひとつ先があったりするので。
今回のバブルさんの作だけでなく、ボスさんの作品でも、いろいろあると思う。
(ネタバレBOX長くてすみません)
ネタバレBOX
核戦争を生き延びた一握りの日本人は、白人文化に憧れる「はくにん」と黒人文化に憧れる「こくにん」に分かれて、と、銃の所持とか、そんなことから、「え、何? 今、メリケン文化をディスる話なわけ?」と思って観ていたら、そうではなかった。
つい、「はくにん(白い人)」と「こくにん(黒い人)」を「肌の色」的な意味合いからの対立ととらえてしまい、そういった「言われなき差別」を声高的に取り上げた作品かと、思ってしまった。
それだと「日本人」がわざわざ演じてみせる理由もよくわからないからだ。
しかし、観客のほとんどか物語の早い時期から気がついていたと思うのだが、「はくにん」も「こくにん」も、そもそもは「日本人が顔にファンデーションを塗っただけ」ということで、てっきりそれがオチかと思っていた。すなわち、元の日本人に戻ってメデタシ、メデタシとなるオチだ。
物語の中盤でも、確認の意味で、「朝起きてからファンデーションを塗っている」「黒いファンデーションでなく、白いファンデーションを塗れば、こくにんも、はくにんになれる」と言う台詞がある。
しかし、それは行わないのだ。
当然ラストもそこには辿り着かない。
すなわち、「肌の色」や「民族」「性別」など、生まれ持ってきて変わることができないことに対する「差別」がこの作品のポイントではない、ということなのだ。
朝塗るファンデーションひとつで変わることができるもの、に対する「差別」だ。
それは、「後から獲得した」、いや「後から自らが選んだ」ものであり、そこには「プライド」さえある。
これは例えば、「宗教」と考えてみたらどうだろうか。
「宗教」は自らが選択し、それを変えることも可能である。
しかし、誰もが簡単に変えることができない。
それはなぜか。それにはプライドがあり、歴史があるからだ。
綿々と続いてきた祖先や家族が受け継いてきたもので、それに対する「疑問(なぜこの宗教を信じているのか?)」もわかない、という自然な状態にも「宗教」的なものを感じる。
あるいは「文化」と言ってもいいのかもしれない。
したがって、ヒロスエ歴200年も経つと、単なるファンデーションの色は、ファンデーション以上の意味を持つものとなってきている。
宗教も生まれてから数百年で、それぞれが選択したものから変えることができなくなっていた。それが元で戦争も度々起こっているし、現時点でも争いの元になっている。
ざっくり言ってしまえば、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、同じ神様を崇めている宗教であるはずだが、すでにまったく別の宗教のようになっている。キリスト教の中でさえ、宗派がいくつもあり、互いが相容れない状況にある。
これって、本来中身が「日本人」である「はくにん」と「こくにん」の関係に似てはいないだろうか。
バブルムラマツさんの脚本は、単純に「宗教」のようなもので、例えば、「オセロ」好きと「将棋」好きなんていう区別ではなく、まるで「肌の色」の違いのように見せることで、観客に考えさせるためのワンクッションを置いたのではないか。単純に「宗教的」なものにしてしまえば、内容は薄っぺらくなってしまうし、「肌の違い」にしてしまえば、さらに薄っぺらい。
「朝塗るファンデーション」は、すでに生活の一部であり、「こくにん」たちが「はくにん」に虐げられていても、簡単には変えることができない、というところが脚本として優れている。
ボス村松さん演じるキングが実は、もと「こくにん」だったという設定が効いてくる。江戸時代のキリスト教徒であれば、「転んだ」というところで、そんなことは大声で他人に話すことはできない。そして、グレートニュームラマツさん演じるサンボに「オセロの試合にこれからも出たければ、はくにんになれ」と囁く。つまり「転べ」と。
朝塗るファンデーションという、あまりにもバカバカしい設定なのだが、このあたりは重い。
「はくにん」と「こくにん」が生まれた、バカバカしい理由を後で知ることになっただけに重さは増す。
後で知った理由から、さらに遡れば、高校生だった吉田覚丸さん演じる村松と林有実さん演じる高島の確執がおおもとにあることが明らかになってくるあたりの、ストーリーの被せ方もナイスである。
しかし、村松と高島の2人は、実は確執があったわけでないというラストに、そこまで全編を覆ってきた「人は、この世に現れてきたときから、争うものであり、それは絶対に避けることができない」という命題に、「そうでもないかもしれないという」わずかな光明を差させるのだ。市長や次の市長たちが、この争いに終止符を打つことを諦めてきたことにだ。
「塗っているファンデーションを取ってしまえば、いいんじゃないの」という考えは、実は宗教に無頓着な「日本人的発想」であったことに気づかされる。
「しょせん宗教じゃないの」とか「同じ人間なのに」「同じ民族なのに」「元は同じでしょ」とか思ってしまう、多くの日本人にとっての宗教観である。
「塗っている人たち」にとっては、そんなに簡単なことではないということは、頭ではわかっていても、昔も今も起こっている戦争や紛争を見るたびに思ってしまうことであり、本当のところは理解できていないということなのだ。
作品の中では、「死傷者を最小限にするため」「“こくにん”の銃所持を制限する」という苦渋の選択を新しい市長が行う。バカバカしい大団円になると思っていただけに、この選択は意外であった。
バカバカしい中にあって、リアルな選択であり、明確な「答え」は「ない」ということなのだ。
この物語のテーマは、私たち日本人が感じている「宗教観」を気づかせ、「やっぱりわかんねーな」ということを通して、「でも、ひょっとしたら」という、結論に導く作品であり、意外と安易な「答え」を見せないところが上手いのではないかと思う。
ラスト、暗転のほんのわずかなタイミングで見せた、村松の「なーんちゃって」の感じがとっても好きだ。
村松がガックリうな垂れて死ぬ的な展開じゃないところがだ。
その感じが、全体の「救い」になっているように思えた。
今回は、キャラが粒ぞろいだ。
どのキャラもぴたりとはまっていて、気持ちがいい。
いつもは覇気のない青年を演じているグレートニュームラマツさんが、したたかな役を演じていて、これからが楽しみになってきた。
あいかわらず、小山まりあさん(もう、マリー・ムラマツとか村松コヤマリでいいんじゃないかな)がいい。彼女が出ると、全体がぐっと前向きになり、視線を集める。
村松と高島を演じた、吉田覚丸さんと林有実さんのバランスが抜群だ。オープニングの2人のやり取りで面白くなる予感がした。
ボスさんは、やっぱりボスさんで、楽しそうに演じていた。
市長を演じた村山新さんのような人が脇にいるから物語がきちんとして見えた。
劇団鋼鉄村松にとり、絶対的主人公だったムラマツベスさんが休団した今、作・演を互いに競い合っているボスさんとバブルさんにとって、安全パイはなく、どうしていくかずっと悩み続けていることと思う。その答えのひとつをバブルさんの『MARK (x)』で観たし、ボスさんの『ミハエルとアイルトンとチュウカドン』(あまりにも雑味が多すぎた怪作!)で観たような気がした。
今後も2人は悩み続けて、どう変化していくのかが楽しみである。
……やっぱりボスさんの「将棋こだわり」に対するのが「オセロ」だった?
桜花と風の追憶
空想嬉劇団イナヅマコネコ
上野ストアハウス(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/04 (土)
座席1階B列10番
価格3,800円
王道と呼ぶに相応しい展開。やはり王道を超えるものは無い。
脚本も小ネタが効いているし、テンポも良い。
久しぶりに舞台を見たという感想が持てる舞台でした。
陥没
Bunkamura/キューブ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2017/02/04 (土) ~ 2017/02/26 (日)公演終了
ケラさんの舞台は初めて観劇しました。「陥没」てなんだろう。なんだったのだろうずっと考えています。
たわけ者の血潮
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
いつもと変わらぬトラッシュマスターである。今回のテーマはかなり複雑で基本的には表現の自由と、具体的には大麻の容認が大筋になっているが、議論の基礎として、日本語と言う言葉の特性とか、憲法と諸法制との整合性とか、演劇の舞台では即断できない問題を扱っているので、いつものように爽快に時代を斬るというわけにはいかない。2時間45分、いつもながら長いが、ひかかる議論とそれを明確にしようとする定義づけが輻輳して疲れる。劇中でも触れられるが、俳優も台詞が肉体化しているかと言うと、いささか疑問。戯曲としてももう少し整理したほうがいいのではないか。
ネタバレBOX
演劇批評の(いかにも頼りない現在の演劇ジャーナリズムを体現していて笑ってしまった)女性評論家と同僚記者の話とか、上演が終わったばかりの芝居の話など端折ってもよかったのでは。憲法はどの国のものでも、理想は高くお経のような努力目標で、そこへ向かって現実に進むというのは、不可能だから、最後に憲法で裁くのはどんなものだろう。練られた憲法の言葉で感動する観客もいるだろうが、一方でこの解決では空々しいと感じてしまう観客もいる。座高円寺の椅子で3時間近いのはつらい観客もすくなくないだろう。現在珍しい正当な社会派演劇だが、かなり空席があったのは役者の力量にもよる。
キャンプ荼毘
ひとりぼっちのみんな
STスポット(神奈川県)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
渾身の脚本に、ありったけの表現力で応えるキャスト。
ラップで、ダンスで、歌で。
培ってきた演技力があるから出来る媚びのない舞台。
潔くてスピード感があって、兎に角最高だった。
再演を希望します。
「さまよう男篇」「夢みる女篇」
極東退屈道場
山本能楽堂(大阪府)
2017/02/05 (日) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
二本ともすごく面白かった。男女の言い合いに笑わされ、そしてラストの女性の佇まいにやられた。
おごそかな雰囲気の能楽堂で演劇を観られるのも幸せ。
もっとこんな企画をやってほしい。死人の想いを届ける飛脚さんという設定で新たな芝居を作るのも面白そう
また観たい作品
弟兄
ゆうめい
小劇場 楽園(東京都)
2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
なんだか、観劇中笑いそうになるけど笑っていいのか、この作品を観て面白かったと言っていいものなのか色々難しく考えました。
実体験だからこその説得力なのかなと思います。
売春捜査官
★☆北区AKT STAGE
北区AKTSTAGE 西が丘アトリエ(東京都)
2017/01/14 (土) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★
E。95分。
ネタバレBOX
木村(有本恵)…小柄だけと声はそこそこ出てる。決め台詞なとこが細くなっちゃうけど。ニラむ表情とかもっと鋭いといいかな。拳を突き上げる?ポーズはとてもサマになってた。
熊田(込山弘一)…なかなか熱い演技。情的な表現はもっとほしいかな。
大山(岡澤由樹)…やや細いがそれなりにパワフル。序盤はあんまりパワフルじゃなかったけど。
万平(川口徹治)…ところどころプラスアルファな演技で安定感があった。以前見た際の熊田演技の方が好みだけど。
総じて満足した。安定していた。
女の壁/憧れの雪国
劇団献身
スタジオ空洞(東京都)
2017/02/01 (水) ~ 2017/02/06 (月)公演終了
満足度★★★
面白かったんですけど、なんだか毎度毎度同じようなテンションでごり押しされると飽きてきちゃいますね。
デザート・ベイベー
青色遊船まもなく出航
シアターシャイン(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
POPなフライヤーでデザート・ベイベーの文字。デザートのような甘い話なのかと思っていたが…そこは白井ラテさんの脚本の青色有線ワールド。
初めて観劇したが、「ラテさんの脚本は刺さる。」というのを体感させていただいた。
ネタバレBOX
まずはフライヤーや公演中の役者呟きでも触れない事として、デザートは甘味の方だけじゃなく、様々な意味のデザートで、象徴的なのは渇きの方の砂漠。
ベイベーもかわいこちゃんかと思っていたが、本来の赤ちゃんでもありダーリンハニーでもありかわいこちゃんでもある。
これらが狭い範囲で複雑に絡み合い、重いテーマも入り、愛とは何か?というのをメインテーマに実力派役者陣と演出・音響・証明・舞台美術で演じられた。
これは観客側も感情移入する場所がほぼ確実にあり、心を抉られる場所もある。人の身を見て我が身を直せ的な心地よさもある舞台だった。
…ただ、個人的には全員救われてくれればなぁ…と思うラストではあった。新と心が。
今の所、べろべろガンキュウ女。
べろべろガンキュウ女
ウイングフィールド(大阪府)
2017/01/21 (土) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★
若さを感じる 分断された話が繋がって 言いたいこと 伝えたいこと 悩み が ばらばらに 進んでいく 「幼く中学生のような悩みと、暴力 SEX」で芝居が、調和がなく 不均衡、1つの表現で面白いが、2回はない、物語が違っても同じ芝居になるから。 既存の戯曲の芝居も観てみたい。次は、どんなんだろう。
月ノ原中学校音楽準備室(再演)
ブラシュカ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2017/02/04 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
80分。
ネタバレBOX
「面と向かって言えないけれど2」(上野友之)
中学時代友人だった綾子としおり。先輩(山本ハル)の葬儀をきっかけに10年振りに会い、メールで当時の苦めな想いと感謝を打ち明ける…。
「合唱部部誌」(登米裕一)
部誌でやりとりしてたココロ(清水彩花)、ハル(皆本麻帆)、ホノカ(宮菜穂子)。サッカー部の翼先輩のことでココロとハルはギクシャクする…。
「フナムシ」(藤原佳奈)
地味で存在感のないサエ(佐藤みゆき)は、腕に障害を負った翼先輩と偶然会い、付き合いだす。ハルの葬儀後、ハルの手紙に泣き崩れる翼先輩を前にやるせない想いを抱く…。
月ノ原合唱部と翼先輩が絡むオムニバス短編。
好みなのは「合唱部部誌」。「フナムシ」も内省的な感じと、話の奥行が感じられて好きだけど。劣等感を抱くサエがフナムシと対話するとことか、グッてなる。
「面と向かって~」も、淡い感じと同性愛なしおりの告白というアクセントがあってよかったけどね。
「合唱部部誌」の恋と友情というストレートが迫ってきたのかもしれない。
さらば、ブラックローズ
ライオン・パーマ
萬劇場(東京都)
2017/02/01 (水) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★★★
相変わらずのライオンパーマの世界である。この世界観が癖になるんだよなぁ。今回は笑いの要素を抑え気味にしていた感がありますが,それでも笑ってしまうんだなぁ。変態のプロ,何だよそれって思いますが,とっても面白いです。やっぱ,自分,ライオンパーマの変態にどっぷりと嵌まっちゃったんですね。2時間超,時間的には長いんだけど,長さを感じない楽しい観劇でした。
たわけ者の血潮
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2017/02/02 (木) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
オバサンは小難しい事はあまり考えたくない。基本こういう舞台は好きではない。演劇論から始まった会話は、やっかいな社会問題に変わって行く。かなり数の問題が家族の状態を露わにしていく。その絡み方は上手いなぁと思う。苦手だなぁと思いつつも、出演者の熱気に当てられ、舞台に集中してしまった。後から気づいたのだが、様々な問題の答えは観た側が考えろという事だろうか?最後の父親の選択が作者の答のひとつだとしたら、一般人は寒気がした。