妄想の祭り 公演情報 劇団森キリン「妄想の祭り」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/12/26 (月)

    無題1995(16-285)

    19:30の回(晴)、19:00受付、開場、椅子席、ひな壇。
    舞台3辺、壁沿いに椅子が並び、その上には逆さになった椅子が天井から吊られている。

    椅子の多くは壁側を向き、いくつかの舞台を向いている椅子には玩具のブロックのようなものが置いてある。また、フラフープのような輪が中空に静止している。天井、中央付近にも大きな輪があり裸電球がある。

    19:22前説(スモーク用のマスクあり、空調を切ると暑くなることがある、80分)。

    19:25全身白の衣裳、男がゆっくり舞台に出てくる、開演~20:48終演。

    こちらは初めて。先日、TABATHA(17日@キラリ☆ふじみ)の公演に行ったとき、工藤さんが出るというのを知り、観に来ました。

    桜美林の方々だそうで、そうすると前日の「カミグセ」に続いて2日連続、だけではなく23~24日で水越朋さんX木村愛子さんのダンス公演を観ているので4日連続になりました。

    4章立て、説明に「妄想喜劇譚」とあります。本作の妄想はかつて萩尾望都さんが講演でおっしゃっていた「創作」に繋がるものではなく自己認識を阻害し、自我が崩壊するようなものを表現しているようです。人は自分が意識している(と思っている)ように動きつつ、どこかでもっと奥深いものとの間で壮絶な葛藤が生じているのではないかと思います。脳組織は外界の刺激を、種として生きるために最適化した方法で処理し、自己の遺伝子を存続させようとします。そこに亀裂が生じたときに何が起きるのか。あるいは肉体と精神とが一致しない場合は、等々、際限なく。

    小難しい展開にはならず、珍妙な展開が意外と分かり易かったです。

    で、工藤さんがどのような役ででてくるのが楽しみにしていたところ、現れたのは正しくTABATHAの工藤さん(!)だったので嬉しい。

    佐治静さん「モンテ・クリスト伯(2012/3@APOC)」「Nazca -ナスカ-(2011/8@吉祥寺)」「童貞キューピッド(2014/1@王子)」。
    金原並央さん「untitled(2011/6@SENTIO)」「ナイゲン(2015/10@にしすがも&同/11@FACE)」。
    竹内もみさん「Shambles(2012/7@711)」「白夜王アムンゼン(2012/1@BIG TREE)」
    中藤奨さん「お暇をこじらせてⅡ(2015/1@アゴラ)」。
    西村由花さん「現在地(2016/12@春風舎)」「露出狂(2016/6@王子)」。
    米田沙織さん「靴屑の塔(2016/9@吉祥寺)」「ダンス花 2015 vol.23(2015/9@セッションハウス)」「Marina bay Sans(2015/6@PRUNUS HALL)」。
    工藤響子さんはTABATHA公演で、「シアター21フェスvol.94 "冬編"(2014/1セッションハウス)」から。

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    2016/12/27 20:24

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