
女優~玉石温の生き様と死に様~
座・一座
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/24 (土)公演終了

善悪の彼岸
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/12/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
ファーストシーンの照明が素晴らしい。照らされているのは、若い刑務官1名。ピンスポの当て方、その微妙な明るさが観る者をハッとさせる。(未だ初日が終わったばかりなので、本格的ネタバレは追々)

誰もいない国
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2018/11/08 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★
観ているうちに、昔モダンジャズの良さが全く分からなかった時のことを思い出した。
モダンジャズの肝は「各人が交代でアドリブ演奏をする」ことにある。昔、ジャズ好きの友人に「そんなにアドリブ・フレーズが魅力的ならそこだけ抜き出せばヒット曲を連発できるじゃないか」と言って困らせたことがある。今では、一般の曲とは違った独特のフレーズの魅力にどっぷりと浸かっているが昔の自分を説得できる言葉は残念ながら持っていない。
この戯曲の場合、4人の登場人物が長短の違いはあれ、ソロをとる。一つのソロはある程度のまとまりを持っているが通常の劇としては美しくもなく明確な意味があるわけでもない。さらには前後のソロとの共通性などない。そんな劇なのである。そう考えるとソロが変わるたびに明後日の方向へ進んで行くのも理解できる。したがって、戯曲の各部分を統一するような意味を探しても無駄なのである。なすがままに翻弄されてみよう。おっと、各ソロに共通性はないと書いたがもちろん登場人物は同じだし、舞台セットも同じである。それはジャズではリズムやコード進行が同じであることに対応する。
ではこのような戯曲を楽しむにはどうしたら良いのだろうか。ジャズと同じならば繰り返し聞く(観る)しかないということになる。身もふたもない結論で申し訳ない。
ジャズとは違ってアドリブ・フレーズを作るのは原作者であり、時空を超えて楽器である役者を操っていると考えられる。マイルスやコルトレーンの決定的な演奏がいくつものバリエーションで聴けるようなものであり、舞台の大きな魅力である。
…などと無理筋の考察をしてみた。私自身はまだ全然楽しめていないが楽しめるようになるのではないかという光は見えた気がする。
おまけ:以上の解釈からは題名の「誰もいない国」というのは最後のソロのアドリブフレーズの中の印象的な1小節を取り出しただけで、意味はないということになる。

光より前に〜夜明けの走者たち〜
ゴーチ・ブラザーズ
紀伊國屋ホール(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/22 (木) 19:00
円谷さんの追い込まれていく様は、現代にも通底する気がします。
でも、振り幅が大きくて笑えて泣けて、しっかりエンターテイメントです。
シンプルな舞台装置ですが、ブレヒト幕としても使っていて、
唸っちゃいました。
11月23日のアフタートークには、君原さんご本人が登壇される様です。

お父さんの休日
劇団娯楽天国
駅前劇場(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/22 (木) 19:00
三十周年記念特大号のしっかりしたパンフレットからもその歴史が感じられる。
舞台となる山奥の鄙びた(ぽっとんトイレの)旅館(名前はリゾートホテル)がきっちり再現され、
久しぶりに作り込んだセットを観た。
無理くり感はあるものの、ドタバタの中にいつの時代も変わらない
“人の心の揺れ”が描かれていて温かい。
番頭さんと女将さんがいいキャラだったなあ。
またオチが秀逸。

オレ、今日会社やめさせてきた
空想嬉劇団イナヅマコネコ
ひつじ座(東京都)
2018/11/20 (火) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/22 (木) 14:00
前説で登場したオジサンに見覚えが。あ〜〜っ!あの人気劇団から突然(←事情を知らない私にとっては)姿を消したあの人じゃ〜ん。演劇、続けてたんだ〜! 感動。作品はナンセンスなギャグもあるものの結構心温まる話。ミニマルな舞台で筋と展開の面白さで勝負。

ダンスで演劇『右まわりのおとこ』
あうるすぽっと
あうるすぽっと(東京都)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

いじはり
大森カンパニー
小劇場B1(東京都)
2018/11/07 (水) ~ 2018/11/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
アクションの速さとキレのよさすばらしかった
人と人の絆 テンポのよい会話のなかにある笑えるところ 感動するところ 泣けるところ
ダンスや歌もあって盛りだくさんな舞台でした
時代の流れ 変わる人 変わらない人
あったかい場所があるっていいな
人との絆を大事にしたい そう思える舞台でした。

お父さんの休日
劇団娯楽天国
駅前劇場(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
ともかくセットが凄い!
細部までこだわりの局地
ここまで来ると半分は自己満足とも言えるが、見えない部分まで細かく作り、新聞まで地方紙の初演から何十年も前の日付けのものが取ってあったり、ソファの下のほとんど見えないところに昔の浴場の洗面器が置かれていたり
プロットは24年前と基本的に変わっていないと言うが色褪せず、芸達者なキャストの演技と相まって、2時間20分たがあっという間の上質なコメディだった

消える
中野坂上デーモンズ
OFF OFFシアター(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★
開演前、舞台上でテンガにて精子を飛ばし果てる脚本家。
幕開け姦しい女子たちが口角泡を飛ばす。
不条理でゲスな夢を儚い舞台に投影してくれる素敵な芝居。
しかし下北沢という地では、下衆グロさがおとなしく角を抜かれた山羊の様に少しおとなしくなったのは残念。
懐柔されない舞台を期待しています。

マジでフラれる5秒前!
勉学実験公演
studio BLANZ(東京都)
2018/11/17 (土) ~ 2018/11/19 (月)公演終了
満足度★★★★
勉学をテーマに演劇にする。わざわざ明言する事で、見るものの想像力を誘導する感覚だろうか。
解説的なセリフが出てくるとココかぁなどと考えてしまう。勉強を塩麺にするならばもっとガツンと、控えめでゆくなら物語にもっと溶け込ませられるととかったのでは。
全体的には楽しめる作品でした。
麻雀との結びつきがちょっと無理矢理感が漂う。
自分も麻雀は好きなのでもっとうまく物語とミックスで着れば良かたっと思う。
卓上の牌も山の数や捨て牌の数など揃えてくれるとうれしかった。
サンマではわざわざ卓を入れ替えるこだわりがあるのだから。
傾向や試みは楽しいのでまら次回作にも期待です。

SMOKIN' LOVERS~燐寸~【25名限定公演】
惑星☆クリプトン
ROCK BAR EDGE(東京都)
2018/11/01 (木) ~ 2018/11/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
紫煙とはよく言ったもので、この公演でタバコの面白さを改めて実感する。
Barの薄暗い店内でスポットの当たるカウンターとの明暗差ゆっくりと漂う煙、
勢いよく飛び出す煙、ため息とともに吐き出される煙、
明かりに照らされる煙の波が人の感情を物語る。
何よりこの狭い空間で4D的に嗅覚に訴える煙草の香りも心地よい。
タバコは吸わぬが香りは嫌いではない。
演目により変わるタバコはその香りと煙とともに物語を演出してくれる。
小さなBar公演は、まるでその場に居合わせた客であるよう現実空間と錯覚する。
暗転で夢空間が消滅するが、この居心地の良い夢空間が更に続けばとも想う。
男女、親子、人間の感情としがらみをストレートに捉えた脚本も秀逸。

女優~玉石温の生き様と死に様~
座・一座
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2018/11/22 (木) ~ 2018/11/24 (土)公演終了

B型の女たち7
三ツ星キッチン
小劇場 楽園(東京都)
2018/11/06 (火) ~ 2018/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
演劇情報サイト・コリッチのチケットプレゼントに当たったので、11日午後、下北沢の小劇場楽園で上演された三ツ星キッチンpresents第13弾『B型の女たち7』を観てきた。これは、血液型がB型の女優の中川菜緒子、たむらもとこ、そして伊東鈴の三人が毎年1回上演している作品で、タイトルに7とあるように今年で7年目を迎えた公演だそうだ。個人的にいろいろな公演情報を見てきたつもりだったが、こうした公演があるのを今回初めて知って期待して出かけた。
舞台はとあるマンション。偶然の出会いから、たむらもとこ演じる北川祥子(老舗和菓子店社長)の部屋に集まる中川菜緒子演じる高杉旭(政治家を目指す幼稚園の教員)と伊藤鈴演じる堀口裕子(デパ地下のスーパーバイザー)は三人とも血液型がB型という共通点の持ち主。今回は、旭の妹が、年齢が離れている上にがんで余命半年と宣告された男性と交際のけじめとして結婚したいという悲しくも感動的なエピソードを中心に、コメディ色の濃いB型女性ならでは?のドタバタあり歌ありのシーンで包み込んだ80分のステージ。個性的なマンション管理人も存在感がある。
舞台構成や話の展開はどちらかと言えばよくあるパターンで、目新しさはないものの、観客が舞台に集中できたのは、中川、たむら、伊藤の演技力と歌唱力の賜物だろう。言葉的に的確かどうか分からないが、いわゆる「娯楽」として楽しめる芝居だ。三女性のカラミや結婚話に深みはあまり感じられなかったのが、せっかくのシリーズ物舞台としては残念な気がした。

こっちとそっち
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

こっちとそっち
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
A.B合わせて3回目の観劇!
最前で観てたけど最前の熱量はやばかったです!
後半ずっと涙が止まらずボロボロで酸欠で頭が痛くなるほどでした!
何回観てもまた観たいと思ってしまう作品!
暗い内容だけど観てよかった、また観たいと思える作品!
来年は2作品公演予定で春が待ち遠しくてしょうがないです!
初めての人はハンカチ必須アイテムです!

『眼球綺譚/再生』
idenshi195
新宿眼科画廊(東京都)
2018/11/16 (金) ~ 2018/11/27 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/20 (火) 18:00
【再生】
登場人物/演者が4人の「眼球綺譚」に対して2人のこちらは「声による連弾」といったところか。
その内容はまさしくタイトル通りで伊藤潤二の某作品を連想。
凄絶なラストを迎えるが、それは滑稽でもあり落語にも仕立てることができるのでは?とか「のび太のパターンじゃん!(笑)」とか思ってしまった。
また、オチが途中で想像した中の1つで「やはりそこか」とも。

お父さんの休日
劇団娯楽天国
駅前劇場(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
劇場に入ったとき、しっかりとした舞台セット、期待が持てました。私は常々「喜劇」は、観客を楽しませるのは難しいと思っています。予想通り、話の設定に無理がある。笑わせ方も今一歩のような印象でした。脚本の流れに多少の不満はありましたが、俳優陣の熱い演技に救われました。そして最後、洒落た終わり方に、やっと脚本にも満足。何よりも、創立30周年の劇団、よく頑張っている。おめでとうございます。

こっちとそっち
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

『眼球綺譚/再生』
idenshi195
新宿眼科画廊(東京都)
2018/11/16 (金) ~ 2018/11/27 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/11/20 (火) 14:30
【眼球綺譚-朔-】
大なり小なりの身振りを伴う(←個人的定義)「リーディング」ではなく純然たる「朗読劇」であるが、1つの文章を複数で読み継いだり複数の文章をクロスさせたりと変化をつけて「聞かせる」のは「声による弦楽四重奏」の如し。
そんなスタイルで語られる内容は確かに「綺譚」だがモダンホラー的な味わいも。そして先端恐怖症なら恐怖のズンドコ?
根底に「ドグラ・マグラ」に通ずるものを感じたり(私見)、層を成す構造に劇団SEIN「孤哀子」を思い出したりもして、好きなヤツだった。