
ダッシュ!!!~ Take by force ~
激富/GEKITONG
ABCホール (大阪府)
2018/06/27 (水) ~ 2018/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
キンソンからオープニングまでの流れで既にかっこよかった。
この劇団はいつも選曲が秀逸で、場面にあった曲が流れるので原曲を聞く度に脳裏にそのシーンが蘇る。
近未来的世界観の中で、剣殺陣が多いのも良かった。劇中に使われていた二刀流の刀やラストの光る剣はまさにゲームの中の武器のようでワクワクした。
ストーリーは言ってしまえば王道だが、親子の愛が終始クローズアップされており感情移入もしやすい。
今年観た舞台の中では一番素敵だった。
DVDを購入し、思い出に浸りたい。

かもぬ
演劇ユニット「みそじん」
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2018/12/26 (水) ~ 2018/12/29 (土)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/26 (水) 19:30
番外公演は劇団員と日替わりゲストの3人芝居。かなり面白い造りの芝居で、客席がやや寂しいのは勿体ない。三十路の売れない役者が劇団を作って…、という、みそじんそのもののようなストーリーだが、35歳になり劇団を解散することになり、劇団を作るきっかけとなった大女優(日替わりゲスト)に出演を依頼する、という物語が面白い。今日の日替わりは小林さやかだが、最後に付け加わったセリフを合わせるという名目で、早口言葉的なセリフを言わせるというアイデアは、作・演出の東野の大ヒット。優しい芝居作りが売りの同劇団らしい温かい1時間だった。
なお、みそじんは次の公演も決まっていて、解散するわけではない。

野獣降臨
baghdad cafe’
AI・HALL(兵庫県)
2018/12/22 (土) ~ 2018/12/24 (月)公演終了
満足度★★★
野田秀樹ワールド全開なお芝居
いつもの様に思考をグルグル路頭に迷わせる(^^;
やっばり野田秀樹さんの作品は私には合わないのかなぁとさえ思えてくるほど
よく分からなかった(^^;
パフォーマンスのダンスや役者さんの熱量、
後半の展開などは見応えがあり演劇の醍醐味を堪能できました!
この作品の解決書かあれば、もっと理解できて、より楽しめたかなぁと思える作品!
それにしてもやっぱり、一瀬さんの演技は魅力的だなぁ♪

あゆみ
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2018/12/15 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/26 (水)
26日18時開演回、てくてくver.の千穐楽(90分)を拝見。
とことこver.で一度観ているストーリーなのに、またもや新幹線車中の電話のシーンで不覚にも涙腺がぁ…はともかく、本作品、まだキャリアの浅い役者さんにとってのインキュベーター(孵卵器)にも適するなと改めて実感。
もし許されるのならば、(てくてくver.においては、髙橋紗綾さん、坪和あさ美さんのような)キャリアのある役者さんを芯にして、新人中心の公演を毎年実施して欲しいものである。
最後に、白で統一されたキャスト達の衣装に、さしたる事件も起きない、ごく平凡な人生の「あゆみ」…たとえ男性の観客であろうと、どなたでも何処かしらで覚えがあるだろう、いわば「追体験」や感情移入を生じさせる、本作の巧みな脚本・演出に敬意を表したい。

ミセスダイヤモンド
ろりえ
駅前劇場(東京都)
2018/12/19 (水) ~ 2018/12/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/19 (水) 19:00
価格3,800円
アニバーサリーイヤーズに女子ソフトボールチームを結成することにした下北沢の電器店に勤める女子従業員たちを中心に据えた物語。
そうして結成されたチームの1年を「演劇でしかできない」「良い意味でベタな」「映像化不可能な」表現も交えて描いて圧倒的に楽しい。
昭和時代は「スポ根もの」がもてはやされたが、平成は辛いことはあっても「根性」などではなく、例えば友情やチームワークなどで克服するのではないか?(「あさひなぐ」しかり「チア☆ダン」しかり)とも。好きなんだな、こういうの。
そう言えば公演会場である駅前劇場、題材や切り口は全く異なるが、キコの「十二月の蜘蛛と火曜日のオルガン」に続いて「大人の青春モノ」というシンクロニシティでもあった。

愛犬ポリーの死、そして家族の話
月刊「根本宗子」
本多劇場(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/31 (月)公演終了
満足度★★
本多劇場に初めて進出した時からのファンです、良く言えば新しい挑戦とも受け取れますが今回はちょっと私が期待していたものとは少し違ったかも。
ただ色々な受け止め方はあると思うので是非見てからご判断を。
26日ソワレですが、上演中に同じ列で信じられない位何度もスマホを取り出して見ている若い女性にイライラしたせいで集中できなかったからかもしれません。
ファンとしては次回作に期待してます。

還るなら、ハラ
張ち切れパンダ
オメガ東京(東京都)
2018/12/22 (土) ~ 2018/12/26 (水)公演終了

TROUBLE BOX
チャピロック
BASEMENT MONSTAR王子(東京都)
2018/12/21 (金) ~ 2018/12/25 (火)公演終了

ミュージカル『アラジン』
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2015/05/24 (日) ~ 2023/01/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/26 (水)
電通四季劇場[海]にて劇団四季ミュージカル『アラジン』を観劇。
大規模な舞台装置にスケールの大きな転換。さらには火花が飛び散るド派手な演出や立体的に聴こえてくる臨場感溢れるサウンド、役者さんの華やかで豪華な衣装など、普段多く観ている小劇場での演劇とはまた違った興奮や感動がありました。とにかく何もかもが凄かった。終始圧倒された80分+65分のショーパフォーマンスでした。
有名なディズニーアニメのミュージカル舞台。アラジンが魔法のランプを擦ると登場するジーニー。このジーニーがユーモアに溢れていて面白い。また、一幕一幕に様々な仕掛けや素晴らしいストーリーがありましたが、中でも印象的だったシーンはアラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗って大空を舞うシーンでした。キラキラ輝く夜空に浮かぶ魔法のじゅうたん。とても幻想的なうえ、二人で歌う「ア・ホール・ニュー・ワールド」の曲は素晴らしかったです。お城の中に閉じ込められていたジャスミンと魔法のランプの中に閉じ込められていたジーニー。それぞれが解放されて自由になった瞬間の喜びや幸せな表情を観ていると、とても穏やかな気持ちになれる印象。この他にも様々な人々の絶妙な絡み合いが丁寧に表現されており、素晴らしい良作であると感じましたし、改めて『アラジン』は優れた作品であることを実感しました。この日のアラジン役は島村幸大さん、ジーニー役は瀧山久志さん、ジャスミン役は岡本瑞恵さん。いずれも初見の役者さんでしたが、見事な演技に高い満足感を得られた気がします。今年の観劇納めに相応しい作品でした。文句なしの☆5つ評価です。

愛犬ポリーの死、そして家族の話
月刊「根本宗子」
本多劇場(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/31 (月)公演終了
満足度★★
いつもの感じじゃないという前情報は得ていたものの、正直、よくわからなかったかな。
物語はわかりやすく面白い部分もあるのだが、で、何が言いたかったのかというと、意図がわからない。。。
観た後の爽快感はなく、残念な感じだった。

【愛知公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」
壱劇屋
名古屋市東文化小劇場(愛知県)
2018/07/28 (土) ~ 2018/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
ワードレス初のツアーでとっても楽しみにしてました。
大阪東京とブラッシュアップし続けた集大成の名古屋公演。感動で涙いっぱい溢れました。
登場人物の繋がりがより深くわかりやすかったです。二面舞台だった初演から、一面の再演。どう魅せるんだろう?とワクワクドキドキしていましたが、流石です。
これからの壱劇屋さんが楽しみになる公演でした。

コマツ大博覧会
コマツマツリ
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2018/12/25 (火) ~ 2018/12/26 (水)公演終了
満足度★★★★★
迫力ある一人舞台。
最初の時間で場を暖めながらもしっかり客席を観察し、いろいろ計算していたのですね。
この後大阪公演を控え演目のネタバレは禁止となっていますが、趣向を凝らした作品の数々、場内の空気をたった一人で支配する力量に恐れおののきながら大いに笑わせて頂き、あっという間に過ぎていきましたよ1時間30分。
個人的にはパートの合間くらいは小休止タイムで良いと思うのですが、それをも許さぬ徹底的なエンタメ根性。
その厳しさは観客にも・・・ってこんなのあり得~ん、支配されてるっ!(笑)
でも選別眼は確か。
結局皆が楽しめれば勝ちということなのですね、恐るべし。
エンターテインメントをとことんしゃぶり尽したい猛者は是非アリーナ席へ。
コマツさんのあまりの顔力の強さにクリスマスの余韻も吹き飛んでしまいました(笑)

4.48 PSYCHOSIS 2018-2020
川口智子
WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ(神奈川県)
2018/12/25 (火) ~ 2018/12/27 (木)公演終了
鑑賞日2018/12/25 (火) 19:30
価格2,000円
19:30の回(晴)
ちょっと迷って関内からイセザキ・モールを歩くことに。
横浜近辺は学生時代よくきました。最近では黄金町の南区役所に高校演劇の地区大会を観に来たし、会場となった「WAKABACHO WHARF 若葉町ウォーフ」は「nitehi cafe」の頃、ダンス公演を観に、近くの「ジャック&ベティ」では映画を観た後、ここの2階で小野さやか監督を囲んでのアフタートークもありました。リーディング公演はなかなか機会がありませんが、先日観た吉祥寺シアターでの「景観の邪魔」「Q体」、「かたりと」による語りと和楽公演などのように機会があれば。
サラ・ケイン関連は
「4時48分サイコシス/渇望」2011/5@atelier SENTIO
「4時48分 サイコシス」2011/6@シアターバビロンの流れのほとりにて
「フェードラズ ラブ」2013/10@タイニイアリス
「Viva Death」2013/12@SPACE EDGE ※演出 川口智子さん 出演 滝本直子さん
「4時48分サイコシス」2014/5@テルプシコール
「言風景」2015/1@アレイホール ※多摩美術大学卒業制作展めっけ!(4.48の朗読)
番外
「448の女」2014/4@宇宙舘 ※ビニヰルテアタア第4回公演
演出の川口智子さん、調べてみますと2008/10にセッションハウスでの公演がありました。私が初めてセッションハウスを訪れたのは「LDK」2011/5なのでだいぶ前のこと。
滝本直子さんは「Viva Death」で。
19:13受付、開場、奥にベンチシート2列、3列目最上段はパイプ椅子。平行して会場の横幅近い長さの白い台(膝高くらいか)、中央に木製の椅子。上手に赤い枠が吊られている。椅子の後ろ、1つだけ窓ガラス(外が見える)。
19:34上手からゆっくり歩き、マイクをセットし椅子に座る。
とても長い沈黙から始まる~20:47終演。
視覚的には「1人」、イメージ的には「多重」。
加えて、映像(テキストと歌)。
声と音声。話者の近くに座っていたので質感の違う波長が微妙にずれて耳に届く。
このあたりで思う。
これは「戯曲」といわれるが、第三者の身体によって発せられるべきものなのかとか。
P.K.ディックや筒井康孝を読むと会得した認識規範が崩れるような感覚がやってくる。それに似ていないか。「サイコシス」というのはそういうことなのか。
SEやノイズやリアルに発生する環境音がないまぜとなり、集中力を揺さぶる。
声は何事もなかったように先へ進む。
赤い枠は何だろう。
最期のシーンにはどのような思いが込められているのだろう。
※リピートするので以上は仮で。
余談
Bob MarleyからSinéad O'Connorへとながれ、その映像はネット上にたくさんありました。ダブリンといえばU2で、1989/11の来日公演に行きました。もう30年。

【大阪公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
今まで見たお芝居の中で一番好きです。
まるで絵本のように綺麗な世界。
美しい四季の移ろいと人間や鬼のこころも変わっていく。あくまで物語で、死なない鬼なんて身近じゃないはずなのに、だけど、なぜか胸を打つ。

『アメリカン・ラプソディ』 『ジョルジュ』
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/25 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/23 (日) 14:00
座席1階A列12番
『ジョルジュ』
いかにもアメリカ的なショービシネス感漂う『アメリカン・ラプソディ』に比して、こちらはロマン溢れる19世紀のフランスを中心にした話。背景には、ロシアのポーランド支配や、フランスの2月革命が描かれますし、手紙に出てくる人名も、ドラクロア、リスト、バルザックと豪華。
ショパンとサンドの恋愛模様を、格調高く描きます。
ショパン国際ピアノコンクールで4位入賞の関本昌平氏は、まさにセリフのないショパン役。さすがに技巧的で難度の高いショパンの曲を、まあ呆れるほど華麗に演奏します。
(ネタバレ)
鍵盤側に座っている千葉哲也氏は演奏中に、彼の名演に見惚れていますし、反対で聞き惚れる竹下景子氏は、その視線が時として恋人に、時として母親に変化します。
ショパンって、意識して聞いたことはないのですが、聞いてみるとタイトルを知らなかっただけで、どの曲も聞き覚えのある曲ばかりで、知らないうちに多くの洗礼を浴びていることに少なからず驚きました。
ちなみに、サンドの手紙の中では「ショパン」と「ショペーン」(おそらく、フランス読みとポーランド読みなのだろうけれど)を併用していたのはなぜかしら?

『アメリカン・ラプソディ』 『ジョルジュ』
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/25 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/21 (金) 14:00
座席1階A列16番
ガーシュインもショパンも共に39歳で亡くなった。それが、この連作のきっかけなのかしらん。
『アメリカン・ラプソディ』『ジョルジュ』共に、往復書簡を読み上げて、それぞれの音楽家の生涯を作曲した音楽順で演奏する音楽劇。ただ、タイトルでは、前者がまさにガーシュイン自身を象徴しているのに対して、後者はショパンの創作意欲を最大に引き出したジョルジュ・サンドがタイトルになっている。
また、前者では語り手である土居裕子氏と福井晶一氏が、共に声楽家であることから、素晴らしい歌声を聞かせてくれます。後者では、生粋の役者2人が、その舞台衣装を含め、舞台の登壇、降壇を含め細かい演出含みで、情感豊かな演技を見せてくれます。
『アメリカン・ラプソディ』
女性作曲家ケイ・スウィフトと、
ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツが語りを入れます。
必ずしも当時、常に名声と共にあったわけではなかったガーシュインの苦悩を含め、
2人の語りが彼の創作の源泉を浮かび上がらせます。
「巴里のアメリカ人」や「ボギーとベス」が、現在の評価に反し、かなり酷評されたとは意外でした。元の題名「アメリカン・ラプソディ」が、「ラプソディ・イン・ブルー」に変わった経緯も納得しました。
「アメリカン・ラプソディ」とは、ガーシュイン自身の形用がふさわしいです。
「サマータイム」を聞いた時には、目頭が熱くなってしまいました。

財産没収
サファリ・P
こまばアゴラ劇場(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/23 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/23 (日) 11:00
日曜11時の回にもかかわらず、席は満杯。トークがあるというのが呼び水になったのか、テネシー・ウィリアムズのこの小編に何か魅力を感じたのか。
割と厳しめの評価が多いけれど、本来ならリーディングでしか成り立たないであろう、10代前半の2人の男女の会話劇を、よくまあ、身体表現と僅かな舞台装置で「描く」ことに徹したなあ、という点で感心しきり。ただ、万人受けはしないだろうなあ、と思ったけれど。
トムとウィリーの会話に、亡霊のような死んだ姉を登場させ、舞台を徘徊させたり、狂気じみた踊りを展開させたり、ウィリーのセリフを再現させたり。そこには、ウィリーの姉への敬愛に見え隠れする嫉妬、全てをウィリーに譲り渡して病死していった姉の執着と悔恨がほどよく描かれている。ウィリーにほのかな恋心が芽生えたトムが、ウィリーの言葉1つ1つに右往左往させられる姿が、切なくもかわいい。
必ずしも、2人を10歳代前半と想定はしていないようだけれど(ウィリーがしばしば酒をあおる)、実際の役者さんの姿形と相まってまさに年齢不詳、針貝さんが評したような「夢幻能」、死霊の世界を感じさせる演出は、生者と死者の交換を見せられているような雰囲気がとても素晴らしいと思う。

夕闇、山を越える/宵闇、街に登る
JACROW
小劇場B1(東京都)
2018/12/20 (木) ~ 2018/12/27 (木)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/25 (火) 19:30
新作の『宵闇…』を観た。佐藤栄作首相の退陣後の、いわゆる「角福戦争」の発端への経緯を描く。登場人物は全て実在で、起こった出来事も外形的には知られていることばかりだが、緻密な描写と役者陣の好演でリアリティある舞台になっていた。興味深いのは、実は主軸が越山会の女王と呼ばれた佐藤昭になっていて、ここはプライベートとオフィシャルの中層をなしている。エンディングのシーンも佐藤昭をフィーチャーして、一寸泣かせる。惜しいのは、座った席からは山口淑子(役の木下祐子)の顔がほとんど見えないこと。大したことではないが…。

さよならブルマー#13
あサルとピストル
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2018/12/25 (火) ~ 2019/01/09 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/12/25 (火)
4話オムニバスのコメディ。
役者たちの演技が真面目な直球勝負。しかも、個性派。でも題材も題材なので、シリアスも、気が付けば笑い、の渦に。聖夜に心地よいカオスを楽しめました。
開演前のワンドリンクがありますが、全般的に、接客がとても丁寧なのが好印象でした。

カタルシツ演芸会「CO.JP」
イキウメ
SuperDeluxe(東京都)
2018/12/19 (水) ~ 2018/12/28 (金)公演終了
満足度★★★★
イキウメの番外公演。最初に安井順平が口上で、ドラマとコントの融合を狙ったが、コントの比重が高くなってしまった、と話していた通り、イキウメ的コント集であった。
ドラマとコントの違いをどこに引くかは、キマリがあるわけではないだろうが、確かにリアリズムと合理性、継続性(脚本から演技までの)を基盤としている演劇と、抽象性を基盤に即時性、身体性、偶然性を笑いにつなげるコントとは、同じステージ表現としてもお互い逆行する思考法で成立している。
イキウメの舞台は、ときにそこを何もなかったように越えているところがあるのが魅力だが、そこを意識的にやってみようということか。
今回の演目は7コント。ニ三分のものもあるが、やはり劇団が作ったものだけに、コミュニケーション不在をネタにした「霊媒師」(背後霊ならぬ前方霊がある)「インタビュー」(あいづちの打ち方)、言葉についての「手術」(カム、ということ)が面白い。コントとしては、芸人では面白くならない風変わりな面白さである。それだけ、理に落ちてはじけきれないところもある。
出演者では、紅一点の東野洵香が、独特の無神経キャラを押し強く演じて(少し気味悪くなるくらい)出色だった。
しかし、こういう劇団的に言えばエチュード集、みたいなものを集めて、面白く見せることもできるのではないだろうか。先刻見た30年続いた「アラカルト」も最初はエチュード集から出発している。うまくショー化して興行的にも定着して観客が楽しめるよような【演芸会】にしてほしい。