満足度★★★★★
鑑賞日2018/12/26 (水)
電通四季劇場[海]にて劇団四季ミュージカル『アラジン』を観劇。
大規模な舞台装置にスケールの大きな転換。さらには火花が飛び散るド派手な演出や立体的に聴こえてくる臨場感溢れるサウンド、役者さんの華やかで豪華な衣装など、普段多く観ている小劇場での演劇とはまた違った興奮や感動がありました。とにかく何もかもが凄かった。終始圧倒された80分+65分のショーパフォーマンスでした。
有名なディズニーアニメのミュージカル舞台。アラジンが魔法のランプを擦ると登場するジーニー。このジーニーがユーモアに溢れていて面白い。また、一幕一幕に様々な仕掛けや素晴らしいストーリーがありましたが、中でも印象的だったシーンはアラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗って大空を舞うシーンでした。キラキラ輝く夜空に浮かぶ魔法のじゅうたん。とても幻想的なうえ、二人で歌う「ア・ホール・ニュー・ワールド」の曲は素晴らしかったです。お城の中に閉じ込められていたジャスミンと魔法のランプの中に閉じ込められていたジーニー。それぞれが解放されて自由になった瞬間の喜びや幸せな表情を観ていると、とても穏やかな気持ちになれる印象。この他にも様々な人々の絶妙な絡み合いが丁寧に表現されており、素晴らしい良作であると感じましたし、改めて『アラジン』は優れた作品であることを実感しました。この日のアラジン役は島村幸大さん、ジーニー役は瀧山久志さん、ジャスミン役は岡本瑞恵さん。いずれも初見の役者さんでしたが、見事な演技に高い満足感を得られた気がします。今年の観劇納めに相応しい作品でした。文句なしの☆5つ評価です。