最新の観てきた!クチコミ一覧

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モルディブの星 モルディブの月

モルディブの星 モルディブの月

劇団東京イボンヌ

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2019/01/29 (火) ~ 2019/02/05 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/01/31 (木)

31日ソワレ「モルディブの星」(90分)を拝見。

ネタバレBOX

個人的偏見を全開で言わせて頂くと、航空会社や旅行会社がスポンサーの、番組改編期の2時間スペシャルドラマ!てなテイストの作品です。
随分と甘口のカクテルのようなストーリーだなぁ…すれっからしの観劇オジサンの正直な感想です。

とはいえ、実は結構、満足して帰路につきました。
なんでかというと、カフェバーというアットホームな空間に相応しい、役者さん達のオトナの演技に魅了されたからです。
とりわけ、ヒロイン役の坂口彩さん。安らぎを得ての朗らかな表情~現実に苦悩する表情、への行きつ戻りつには、すれっからしの観劇オジサンでさえ、素直に感情移入させてもらいました。

最後に配役について記しておきます。

東京から来た会社員・吉行
…樋口大悟さん(経歴を拝見しました。頭が下がる思いです)

田中布美(「モルディブの星」ヒロイン)
…坂口彩さん(卓球の福原愛さんが美人度UPしたような方)

布美のふたごの妹・亜紀
…河村早映さん

行きつけのバーのマスター・堀
…本田和大(ほんだ・かずひろ)さん

布美の夫・田中
…米倉啓(よねくら・ひらく)さん(演技を超えた?!サイコパスぶりに驚愕!)

餃子屋2代目・深川(亜紀の彼氏)
…鈴木将元さん

モルディブのダイバーインストラクター・明知
…森山太さん(何気に巧い!方です)
ゲートシティーの恋

ゲートシティーの恋

ドラマデザイン社

「劇」小劇場(東京都)

2019/01/30 (水) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/01/31 (木) 14:00

面白い世界観。素晴らしい物語。音楽もカッコイイ。今後の活躍に期待。

迷路みたい

迷路みたい

青色遊船まもなく出航

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/01/31 (木) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

鑑賞日2019/01/31 (木) 19:00

価格3,500円

フライヤーのデザインに騙されたと思わせる、暗く重苦しい世界観。ですがそれを美しく描きます。綺麗だけど綺麗事ではない、生と死の物語

ヨコハマ・ヤタロウ

ヨコハマ・ヤタロウ

theater 045 syndicate

小劇場B1(東京都)

2019/01/30 (水) ~ 2019/02/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/01/31 (木) 14:00

観劇のきっかけは「この日マチネ時間が取れそうなので、検索でヒットしたから」という消極的な理由から。観てみて驚き。チラシにもある通り「掘り出し物」的な完成度。
西部劇や時代劇チックな話だけど、B1を所狭しと繰り広げられる痛快活劇。正に観ていて痛快な芝居。爆発する感情が舞台に溢れるヤタロウと、世界観を創る周りの俳優たち。アクション、照明、空気感どれも凄まじい!

位置について、よーい(どん!)

位置について、よーい(どん!)

位置について、よーい(どん!)製作委員会

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/01/31 (木) ~ 2019/01/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

幸せの形はそれぞれ違うけど家族、命のリレーはいいなぁ… 羨ましく思う
今迄何やってきたんだろな…
ついつい自分に置き換えてしまった
最後にゴールする時までおもいっきり走り続けたい

1人芝居で常に走り続ける体力すごかったです笑 

母という名の怪物と、朽ちた筈の愛

母という名の怪物と、朽ちた筈の愛

HIGHcolors

小劇場B1(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★

120分。

ネタバレBOX

美冬(setsuko)…母。子供を置いて出てったが死期が近づき母を味わうため家政婦として戻ってきた。
有紀(山田真由子)…長女。母の代わりで青春を捧げたため結婚や出産を肯定できない。
紀保子(山本夢)…次女。不倫中。妊娠するも不倫相手の反応から別人の子と告げ別れる。堕胎した。
心陽(絵理子)…三女。母の帰りを素直に喜んだが、妻としての本音の部分を受け入れられなかった。
一番ヶ瀬(西泰平)…有紀の彼氏。プロポーズするもOKもらえず泣く。一番実直な人。
芳文(仲田敬治)…紀保子の不倫相手。本妻と別れようとはしている。
祐樹(永吉悠人)…芳文の子。高校生で実母の介護や弟の世話をしている。
龍之介(すがおゆうじ)…三姉妹を気に掛けるおせっかいさん。
陸(山口翼)…龍之介の子。普通の若者。

色々あるけど、ラストは母を(家政婦として?)受け入れる三姉妹で幕。母に反発するも母の気持ちや辛さを理解する長女が主軸ともいえるが、二時間かけていいインパクトがあったという感じがない。
あと、客席の上手はキャストが背を向ける感じになり、盛り上がるシーンでも表情が見えないということが多々あってとても残念だった。見え方意識した演出だったのか疑問。
わたしとわたし、ぼくとぼく

わたしとわたし、ぼくとぼく

劇団うりんこ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

75分。

ネタバレBOX

ゲイを打ち明けられない保育士の健人(宮腰裕貴)は保護者からのセクシャルな意見の影響で引きこもる。そこに女の子(鷲見裕美)がやってきて世界を救ってと、健人を20年前に連れていく。子供の健人は引っ越してった男友達が好きなことを悩んでいて、男友達に会いに行くとツレなくされ傷ついていたが、札幌でのセクシャルマイノリティのデモに参加し世界観が広がり晴れやかな顔を見せるようになる。そして現代に戻った健人は、仕事に復帰しゲイであることをカミングアウトする…。

子どももみること想定している作品だからか短く作られているが、テンポの良さとところどころのコメディなシーンがツボを得ていて満足度高い。テーマもシンプルながら孤独な心と向きあうサマが、じんわりとくる快作だった。内向的な作品だけど、爽快感みたいなのもあって。
独りじゃないっていう、子供も大人も抱えがちなネガティブな心に光を当てるような前向きさが、ストレートに響いた感じかな。

演技も上々で、気取ってない柔らかさがあった。
ゲートシティーの恋

ゲートシティーの恋

ドラマデザイン社

「劇」小劇場(東京都)

2019/01/30 (水) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

みんなかわいい。でも演技もかわいい。まだあれだけの料金を取る公演のレベルとは言えない。歌はまずまずの人もいた。でも全体的には学園祭レベル。熱意は感じたが、これからの成長しだい。

最後の晩餐

最後の晩餐

劇団天動虫

サラヴァ東京(東京都)

2019/01/29 (火) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/01/29 (火) 19:30

フライヤーの中央の女の子、まさかなあと思ったのだけれど、やはりジョニーさんでしたか。(着ているシャツの胸の文字が舞台と一緒)でも、すごいイメージが違う。
毎回、観ることを前提にしている劇団なのだけれど、今回のフライヤーの秀逸さは一層、食指を伸ばさざるおえません。

同じサラヴァ渋谷で前回上演された「幻の女」、タイトルを裏切らない妖しさとオリジナルメンバーによる天動虫らしい賑やかし、一捻りした秀逸なオチが印象の作品でした。そのサラヴァ渋谷が今夏で閉店ということで、今回も幻影譚ということで楽しみにしておりました。

しかし、フライヤーにあるような狸の化かし合いらしきところは、観る限り感じられず、ましてや「最後の晩餐」の意味がよく判りません。タイトルから、ユダの存在ということにもとれるのですが、そうした人物も見当たらず。
登場人物各位の立ち位置も、どうもボヤケテしまい(特に編集者)、話の焦点が合わない。

もう1回は観に行く予定ですので、そのあたり(ネタバレ記載含め)もう少し整理して欲しいなあ。

ちなみに、ライブ劇場でのアフター飲み会は、天動虫のお楽しみなのだけれど、スタートが22:00近くなるとちと、千葉在住の身としてはつらい。19:00開演、21:00前終演だと助かるのだけれど。

ネタバレBOX

おそらくは、漫画に登場する悪魔の弟子に魅入られた、本当の(おそらく)悪魔の弟子2名(男女、とはいえいがみ合っているようだけれど)が幻影譚たる所以だと思うのだけれど、それとて物語に大きなウェーブを起こすことなく、何となく思わせぶりで退場してしまう。
トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~

トゥーランドット ~廃墟に眠る少年の夢~

少年社中

ももちパレス(福岡県)

2019/01/30 (水) ~ 2019/01/31 (木)公演終了

満足度★★★

初少年社中です。
選曲や振付、笑いのセンスも違和感なく、2時間10分があっという間でございました。少し泣けました。

よく知られている「トゥーランドット」なのかと思っていましたが、それは劇中劇。近いけども別のお話。
愛を失った世界を変えるんだ、今は失われた演劇で。

冬のカーニバルシリーズ Mann ist Mann (マン イスト マン)

冬のカーニバルシリーズ Mann ist Mann (マン イスト マン)

KAAT×まつもと市民芸術館

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/01/26 (土) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

キャバレー演劇の趣向でブレヒトを見せる。串田和美らしい演出で、本人もお気に入りの道化語り手の役を楽しそうに、一方では周囲に厳しい目線を送りながら演じている。2時間。
ブレヒト作品の中でもあまり上演されない演目のようで、多分初見。
舞台は幕を引いただけの見世物小屋風、前に10ほどのテーブルが置かれ、客が二三名づつブランチを食べている。客席はその後ろで階段状で250位か。客席には拍手用とブーイング用の玩具が渡され、開演前には予行演習までやる。最近はやりの観客参加型を志向している。バンドが3人。これが芝居につかず離れずでいい。
串田の口上で幕が開くと、コック姿の役者たちのダンス、中から安蘭が出てきて歌う、オンシアター以来の手慣れた演芸会風舞台である。だが、今回の舞台は英国植民地時代のインド。駐留地の英国兵のグループ(昔で言えば「分隊」か)から脱走兵が出て、分隊の仲間のメンバーが、旅団がアジアの奥の聖地に向けて進軍を始めるまでに見つけ出そうと、さまざま手を尽くす、という馴染みのない話である。象が出てきても、地元風俗がエキゾチックでも、ここが辛い。舞台では客席にしきりに乗れ!とけしかけるが、なかなか飯食いながらの客席の温度が上がらない。仕込みなのか一部だけが盛り上がる。しらけ気分で見ているうちに、おや、これ、どこかで見たな、という気になった。横浜からの長い帰りの電車の中で、思い出した。地点が数年前にやった「ファッツアー」である。同じブレヒトだが、追い詰められた軍隊の閉塞状況は同じ。表現方法は随分違う。真逆と言ってもいい。どちらも出来てしまうところがブレヒトの融通無碍なところで、ここでその議論をすればきりがないから止めるが、専門家はこの機会に、それをネタに啓蒙してもらいたいものだ。
串田、安蘭、以外はおもに松本在住の俳優が出ているが、舞台経験が少ないので、声の出し方が揃わない。マイクの使い方も習熟していない。台詞にリズムが生まれない、ブレヒトの寓話性が表現できない。現在の舞台芸術の基礎になる俳優訓練も重要な課題だと思った。ここを地方だから仕方がないと放っておくと、止まってしまう。ここへ来るまで串田はかなりの年月を松本で費やしてきた。オンシアターを客席80からコクーンまで引き上げた力量をここでも見せてほしいものだ。

授業

授業

アンフィニの会

サラヴァ東京(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/01/26 (土) 20:00

価格3,000円

開演前、舞台上の2脚の椅子の一方には女性ものの麦わら帽子(?)が掛けられており、机の上にはポシェットが。
そして開演すると木を叩くような音(この時点ではドアを叩く音かと思った)に続いて玄関ベルの音がし、女中がその帽子とポシェットを片付けてから女生徒を導き入れる……。(以下、結末に触れるので念のためにネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

既に何回か観ていた身としてこの時点で帽子とポシェットが前の生徒の「遺留物」であると察し、連続殺人の暗示に感心。
また、本編の生徒が殺された後に響く冒頭と同じ木を叩くような音に、あれは棺に釘を打つ音だったか、とようやく気付く。

かつて楽園王が途中の「歯が痛い」のあたりから始めて教授が生徒を殺し、次の生徒を迎えてまた授業を始めるという大胆な構成で上演したこともあったが、こういう方法でシリアル・キラーぶりを示すのもアリだな、と目からウロコ状態。いやぁ、面白かった。
わが家の最終的解決(再演)

わが家の最終的解決(再演)

アガリスクエンターテイメント

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

ランタイムを聞いて少し不安に思っていましたが、全く飽きることなく、むしろまだまだ観足りないと感じる程でした。
もっと色んな角度から観たかったなぁ。

わが家の最終的解決(再演)

わが家の最終的解決(再演)

アガリスクエンターテイメント

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

アガリスクの作品は舞台でも何度か観たことはあるし、映像でも何作品か観ている。
その中で気にはなっているけどまだ観たことが無かった作品で、今回再演されるということで、そのまま映像を観ないまま観に行った。

『最終的解決』という言葉が『ホロコースト』を意味することから、以前他の劇団でやる時に、Twitterでプチ炎上してるのは見ました( ̄▽ ̄;)

タイトル通り、あの時代の話なんですけど、そこはアガリスク作品ですからね。

ネタバレBOX

ドイツ人のハンスにはある秘密があった。
それはユダヤ人であるエヴァという恋人を自分の家に隠していること。
そして、自分がゲシュタポであること。
ゲシュタポであることはエヴァにも秘密だ。

自分1人では彼女を隠しきることが出来ないと思った彼は、子供の頃から自分の世話をしてくれていた使用人のアルフレッドを呼び寄せる。

ハンスの家から物音がするとやたらとやってくる隣人のサンドラとヘルマン夫妻。
ヘルマンは妻の浮気を疑っており、ハンスが浮気相手ではないかと思っている。
2人はハンスがゲシュタポであることを知らない。
ハンスの家の大家のファン・デン・ベルクはハンスがゲシュタポであることを知っており、その事を隠さないといけないが、ドジ過ぎて逆にバラしている。

戸惑うが主人の為に働くことを決めるアルフレッド。
そこにやってくるエヴァの両親オットーとレア、幼なじみで元彼のヨーゼフ

そして度々やってくるエヴァの原稿を取りに来る男、
そしてハンスの家に遊びに来るハンスの同僚(ゲシュタポ)のルドルフと上司のゲルドなーとその娘のリーゼ、
ハンスに会いにやって来るハンスの姉マルガレーテとその夫フリッツ

隠れ家なのに多すぎる来客に、なんとか自分の身分とエヴァたちの存在を隠そうとするハンスとアルフレッド

そしてエヴァたちに自分の身分を隠さなければいけない

でも次々とバレていき、それをどうしていくかが凄く面白かったです。

途中どうにもならない状態になってしまった時の、解決方法も、そしてラストのオチまで、見事としか言い様が無かったです。


ごんべい/ごんべい2

ごんべい/ごんべい2

ゲキバカ

吉祥寺シアター(東京都)

2019/01/12 (土) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ごんべい、ごんべい2共に観てきました。

ゲキバカ作品の中でも好きな時代劇作品の再演と、新作。

全くの別作品ではありますが、ある部分で実は繋がりがあって楽しかったです。

ネタバレBOX

ごんべい

主役のごんべい役と言えば劇団員の西川さん。
しかし西川さん自身がもうごんべい役は無理だと言ってたことから、もう劇団員が主役では出来ない作品だと思っていました。

しかし、実力派の新人劇団員の山咲さんがが入り、劇団員が主役での公演が出来ました。

新生ごんべいを演じられた山咲さんは流石としか言えず、どこか余裕さえ感じました。
龍兄ぃ役の志村さんも、新たな龍兄ぃとしての魅力を魅せてくれましたし、イタジ役の豆鞘さんも親への愛を得られない切なさを見事に演じられていました。

ラストシーンの修行中のごんべいのシーン
そしてそれに繋がるごんべいとまといの再会シーンは、劇場で観た時に大泣きしましたが、今思い出すだけで泣けてくる位大好きなシーンです。

本当に素晴らしい作品でした。

そしてごんべい2

西川さん演じる歌川国芳が実はごんべいで、おぼろで演じてた役も実はごんべいだったという種明かしを聞いてびっくりしました。

ごんべいの子孫であるつくしも可愛かったし、大好きでした。

特筆すべきは黒猫役の吉田さん。
見た目でアイドルかなぁ?と思って観てたんですが、まさか黒猫から人間に生まれ変わり、新兵衛との恋があんなラストになり、そして生まれ変わり.......

めちゃめちゃ切なかったです(´;ω;`)
本当に素晴らしかったです(´;ω;`)
これまた素敵な作品をありがとうございました。
冬のカーニバルシリーズ Mann ist Mann (マン イスト マン)

冬のカーニバルシリーズ Mann ist Mann (マン イスト マン)

KAAT×まつもと市民芸術館

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/01/26 (土) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/01/30 (水) 19:00

ブレヒトの「マン・イスト・マン」を、キャバレーのショーような食事可の席で観劇する、というスタイル。
劇中劇のスタイルを取るわけだが、そこにあまり必然性を感じる事ができなかった。ブレヒトの喜劇をそのまま演じているのでは、現代的にはつまらないのだが、つまらない喜劇を観ている我々、という、まさにつまらない構造に。また、後半、社会色が強い話のあたりでは、せっかくの「キャバレー」色があっさり消えてしまっていて、さらにこのお話の構造に、困惑してしまった。
飲食中、片手でも音を出せる「ブラボーバトン」(鳴子みたいなやつ)が配られるので、とりあえずノリで楽しむ、という路線もあるが。

モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全幕

モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全幕

東京芸術劇場

東京芸術劇場 コンサートホール(東京都)

2019/01/26 (土) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

オペラの日本語公演はむかしはけっこうあったらしいが、いまはほとんどない。そこにいくと、全編日本語の今回の公演は貴重。「原語でないと」という原語至上主義のオペラ通の話をよく聞くが、日本語でも十分楽しめるということが分かった。もちろん、セリフや歌詞の意味がすぐ分かるわけで、素直に楽しめる。いい公演だった。
ドン・ジョバンニ(ヴィタリ・ユシュマノフ)の悪びれないいたずら坊主ぶりがよく出ていた。みなに糾弾されて、神の裁きにあうのは仕方がないともいえるし、ちょっとかわいそうともいえる。バリトンのレポレッロ(三戸大久)も、コミカルな役どころを、軽すぎず、重すぎず、メリハリ付けて演じていてよかった。声も最高。ソプラノも高音がよく出ていて、ほれぼれした。
アリアも六重唱も非常に聞きごたえ抜群。舞台はオペラ用でない会場で、うまくオーケストラピットや、張り出し舞台、二階バルコニーも作っていた。

ネタバレBOX

舞台正面中央上にあった、「く」の字を一つはそのまま、もう一つは左右反転させて重ねたような赤いマークは女陰のしるしだろうか?なぜそこにあるのかわからなかった。
音響についていえば、会場の残響が、だいぶん長く感じた。それだけ、エコーがかかって、音の厚みを増すわけだが、ちょっと長すぎないか? 他も似たようなものなのか、私はあまりコンサートに行かないのでわからないが、少なくとも新国立劇場のオペラハウスはもっと残響は少ないと思う。
森山開次演出・振り付けのダンサーもよかったのだが、やはりオペラなので、歌の良しあしがカギ。観終わって、ダンスはあまり覚えていない。
授業

授業

アンフィニの会

サラヴァ東京(東京都)

2019/01/25 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

有名な不条理劇を初めて舞台で見ました。1時間のコンパクトな舞台。教授の自宅に女子学生がやってきて、授業が始まる。最初は数学の個人授業で、次は比較言語学の授業。教授と女子学生が互いに話が通じずに、次第にどちらもフラストレーションを高めていく。そのいらいらがよく伝わってきた。二人のデフォルメされた異常さと対比的に、女中役の女優が、面倒ごとをいやいや仕切る自然体でよかった。
会場は初めてでしたが、50人ほどの通常はライブハウスの会場。ドリンクを飲みながらのくつろいだ観劇でよかった。

ネタバレBOX

演技上は、教授が次第に錯乱し、ついに女子学生を殺してしまう展開は説得力があった。ただ、腹にナイフの一突きでは人は死なないので、そこはもっとリアルに演じてほしかった。最後に、殺された女学生の棺桶のふたを閉じるコンコンという金づちの音が響く。そこで、最初に響いていたのもこの音だったのかとわかる。同じことが飽きもなく繰り返される円環構造が見事だった。
最後の晩餐

最後の晩餐

劇団天動虫

サラヴァ東京(東京都)

2019/01/29 (火) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/01/29 (火) 19:30

ツアー(?)初日、サラヴァ東京での「喧嘩仲裁屋」(25分)と15分強の休憩を挟んでの「最後の晩餐」(90分)を観劇。

「喧嘩仲裁屋」
10年近く(?)演を重ねているという十八番の短編。仲裁される2人はいろんなキャストが演じたそうだが仲裁屋だけは変わらずジョニーさんとのこと。
あの軽妙洒脱な味わいは余人を以て代え難いのか?いや、いつか「新・仲裁屋」も観てみたい。

「最後の晩餐」
人気マンガ家に担当編集者が告げた事から始まる騒動。
メインの3人が「いかにも天動虫キャラ」だったり、ゲストが演じる役が「それは、もしや?」だったりで面白いが、常にコトは起こるものの大きなヤマがないような気がしたりしなかったり。

ミノタウロスの悪夢

ミノタウロスの悪夢

虎金劇倶楽部

ザ・スズナリ(東京都)

2019/01/04 (金) ~ 2019/01/08 (火)公演終了

満足度★★★

カフカの「城」を思い起こさせる不条理劇。「変身」の要素もちょっとある。作者の初期の作品ということですが、「何を書いてよいかわからず、苦し紛れに書いていた」というチラシの言葉の意味がよくわかりました。

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