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THE NUMBER

THE NUMBER

演劇企画集団THE・ガジラ

ワーサルシアター(東京都)

2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/19 (水) 19:00

導入部分が判りにくいので、入り口が見つからずに周囲をうろうろする感じ。
だが一旦入り込めば、途切れない緊張感と迫力が素晴らしい。
自由と引き換えに「幸福」を手にしたはずの集団「われら」の中に
少しずつ疑問を抱くものが現れ、周囲に影響を及ぼしていく。
その葛藤と疑心暗鬼が強い緊張感を呼ぶ。
田村真帆さん、ステージごとに疲労困憊じゃないかというほどの熱演。
緩急自在の千葉哲也さん、およそ管理社会に不似合いな
得体のしれない男にドンピシャでハマりすぎ。
コントロールしようとすればするほど、本能は頭をもたげるものだ。

ネタバレBOX

客席に入ると、舞台上、既に一人の女性が椅子に座っている。
目隠しをされ、長い鎖に繋がれているその手には1冊の手帳。
この手帳に書かれた内容、つまりこの女性が見聞きした事実が
これから再現されるのだ。
200年戦争で人類の大半が死滅した世界、優勢遺伝子のみを残すため
グリーンウォールと呼ばれる壁で囲った世界で生きる人々。
ナンバーで呼ばれ、ホルモン注射で老いを知らず、体外受精で子孫を作る。
そしてこの女性D503は、ジャッジメントと呼ばれる裁判の判決を待っている。
壁の外にいる“古代人”と同じように“本能”に従って行動した罪で・・・。

もう1000年も壁の内側で生き続ける管理社会の人々。
安全と進化を優先した管理社会では「個」は罪であり、反論する者は排除される。
インテグラルと呼ばれる管理システムとその中枢は神の如く絶対だ。
モニターをOFFにすれば大丈夫と信じて本音をさらけ出していたのに、
実はOFFにしてもインテグラルに筒抜けだったという衝撃は、
そのまま当局が“古代人の本能”をいかに恐れているかを物語る。

信頼と裏切り、進化と古代人、そして「自由」と「幸福」。
共存できないもの同士がせめぎ合う様は緊張の連続だった。
D503(科学局)役の田村真帆さん、緊張と警戒心でいっぱいの台詞が
この社会の息苦しさを体現している。
S4711(幸福局)役の岩野未知さん、柔らかさとしたたかさを併せ持つ
一筋縄ではいかないタイプを魅力的に演じている。
そしてI330(宇宙局)役の千葉哲也さん、本心はともかく
本能的にサバイバルしながら生き抜く強烈な男が印象的。

「原子レベルから消滅」か、「両眼を失って老いて行く」か、
私ならどちらの罰を選ぶだろう?
カウントダウン

カウントダウン

coconkukanunity

吉祥寺シアター(東京都)

2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/07 (金) 14:00

座席H列14番

価格4,000円

ある児童書に巡りあった女性教師に持ち主の老人はその作者のことを語り始め……とはいえ、中心となるのは児童書の中の物語という三層構造。
その中心部分、望みを叶えるために「迷いの森(だっけ?)」を通り抜けようとする少年たちと彼らの邪魔をする三人組……という冒険もの児童文学の王道的な物語は懐かしく、劇団四季のこどもミュージカルに通ずるような雰囲気も。(ピーター・パンや青い鳥も連想)
また、悪役トリオがドロンジョ一味のように憎めないキャラなのも好み。
あと、マイム表現も良かった。

ネタバレBOX

ピーター・パンと言えば、本作にも「大人になりたくない」というモチーフが出てくるが、終盤でその理由を質し、「どんな大人になるか」が大切だと説くのに感服。
暁の帝〜朱鳥の乱編〜

暁の帝〜朱鳥の乱編〜

Nemeton

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2019/06/13 (木) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

「朱」チームを観劇

素晴らしい完成度だった。NHKの大河ドラマかシェークスピアの悲劇、歴史劇を観ているようだ。もっともNHKの大河ドラマにはこの時代を題材にとったものはない。歴史考証が難しいのだろうか。そこを逆手にこの舞台は結構やりたい放題だ。蘇我安麻呂は「何で俺がこんな悪役に」とあの世で嘆いていることだろう。

場面転換は完全暗転せずスピーディーに、また白い移動式の幕をうまく使って、単調にならないよう工夫されている。映画もそうだが、日本には漫画という超強力な表現手段があるのでそれらに対抗しようということなのだろう。そのうち、里中満智子『天上の虹』を読んでみようと思う。

天皇の即位の儀式そして葬儀をもう少し重々しくやってほしい。こういうところがメリハリを付けるチャンスなのに。また和歌を読み上げるときにも工夫が必要だ。本格的に詠うと浮いてしまうけれど、ここもメリハリを付けるチャンスなのに。全員で斉唱するときはもっと感動的にできるはずだ。

数人の俳優さんのセリフがたどたどしい。いろいろ事情があるのだろうが精鋭を揃えたシングルキャスト上演が観たいものだ。

*星5つの気持ちで書き始めたのだが、だんだん粗が見つかって来て星4つになってしまった。

「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

「蛇姫様~我が心の奈蛇~」 

新宿梁山泊

新宿花園神社 特設テント(東京都)

2019/06/15 (土) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/06/19 (水) 19:00

座席1階

唐十郎のテント舞台を、時を超えて新宿梁山泊が再現した。いや、当時の舞台はもう見られないのだから再現かどうかは分からない。金守珍がきっと大胆に練り上げたと思われる。
2回の休憩を挟んで3時間の舞台もあっという間に過ぎた。息をつく間もなく次々に出てくる大立ち回り。役者の熱量をこれほどまでに浴びることが出来る舞台は他にはない。
蛇姫を演じた水島カンナは、特に力がこもっていたのではないか。ちょっと鼻声だったが、よく通る歌唱も心を射た。唐十郎の血を引く大鶴義丹はアングラ演劇をも引っ張る存在に進化した。大久保鷹の怪演もお約束。今日は長ゼリフも多かったのに、年齢をも吹き飛ばす勢いだ。
なんといってもラストがすごい。これを見るために花園神社に通う価値がある。

ネタバレBOX

定番の水かぶりだが、今回は舞台前の自由席だけでなくその後ろ2列の指定席にも水よけシートが配られた。タチションの水鉄砲も油断ならない。
vivid Blue

vivid Blue

劇団1mg

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2019/06/19 (水) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

内容はベタでしたが、さすが1mg。泣かせて頂きました。仕事帰りでしたが、疲れが吹っ飛んだ感じです。明日も頑張れ💥👊😃そうです。良かったです。

オフィス上の空プロデュース・トルツメの蜃気楼

オフィス上の空プロデュース・トルツメの蜃気楼

オフィス上の空

ザ・ポケット(東京都)

2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

心が折れても人生は続く。負けてから始まることだってある。良い言葉だなーと思いました。いつもラッキーなことばかりではありません。でも・・・・。

正しいホシの見つけ方

正しいホシの見つけ方

ウィークエンドシアター

ARISE 舞の館(東京都)

2019/06/08 (土) ~ 2019/06/22 (土)公演終了

満足度★★★★

会場をうまく使った脚本、笑いのあるステージ、楽しかったです!

疫病流行記

疫病流行記

吉野翼企画

北千住BUoY(東京都)

2019/06/13 (木) ~ 2019/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/06/14 (金) 15:00

開場から、まあ、ドキドキ感が横溢。
暗い通路を歩いていると、別の観客とあわや接触?と思いきや、上半身裸で血の染みた包帯を巻く役者さんにビックリ。音楽流れる中、ビニール袋に閉じ込められた女性たちと、先のように徘徊する男性たち。女性たちは「いらっしゃいませ。商船パゴパゴへようこそ。お待ちしておりましたわ。」と繰りかえす。

舞台が始まると、疫病者のいる家は釘付けにされ、キャバレーというか娼館というかパゴパゴを舞台に話が展開しはじめる。パゴパゴの過去と自らの過去を探る刑事、あるいは北のない羅針盤で、ひたすら南の島を目指す2人の男。

どうやら、パゴパゴは、元は野戦病院と称した疫病をまき散らすための疫病患者製造所だったらしい。しかし、終戦とともにその患者たちは放擲され、疫病が蔓延しはじめる。疫病は静まったのか。果たして生存者は?
ほのめかされる神の存在。神は降臨するのか。

とにかく観てみなさいよ、という意味で「お薦め」

地下の音響設備のない劇場ということで、音楽の圧がすごい。
特に、序盤の疫病名をメロディに流すところから、しばらくセリフも聞き取れないのには、ちょっと困ったものだったけれど。

ネタバレBOX

メタ芝居としての舞台。「疫病流行記」という芝居を終えて、役者たちは家路につくのだった。また彼らは、どこかで「演じる」ことを宣言しながら。そうか、「疫病」とは「芝居」のことだったのかな。

追記:リオ・フェス第一弾「アリス採り」との共通点を1つ。
   火曜水曜がなく木曜日だけが続く、という表現がどちらもあります。
   平時の時間の流れが失われて、同じ日が続くという比喩なのだけれども、理生さ   ん、木曜日好きだったのかな。
いざ、生徒総会

いざ、生徒総会

filamentz

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/06/11 (火) ~ 2019/06/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

大満足の作品。笑いあり涙あり、青春がたくさん詰まった最高の2時間でした。特に2話。最後の川口さんの台詞に、自然と涙が。しっかりと笑わせ、考えさせられ、川口さんの魅力が存分に発揮された構成でした。堀ノ内さんも素敵で、二人の最後の掛け合いはもう一度見たいほど。会場全員が二人を温かく見守っていた。3話の監査の大和田さん、素敵な演技でした。竹田くんはズルい。4話はずっと笑わせられました。見米さんの学ラン、似合っていたなぁ。岡田さんの演技のメリハリが凄い。小柄なのにエネルギー量が凄い。岡田ー!見米ー!で抱き合うシーンは吹き出してしまった。大中くんもいい味出してる。波多野さん、お顔が素敵。2話と4話で別人のよう。野崎さんも、素の美人さん。2話の川口さん、野崎さん、波多野さんがバランスが良くて見やすい。いたいた、こういうグループ。
生徒会長さんは最後まであまり好きになれなかったが、そういう演技なのかなと。監査は同情できたが、生徒会長は出来ませんでした。だからあのエピローグなのかもしれないし、冨坂さんの狙いなのか分かりませんが、良く出来た脚本でした。是非再演してほしいです。

ものがたるほしのものがたり

ものがたるほしのものがたり

激弾BKYU

駅前劇場(東京都)

2019/06/14 (金) ~ 2019/06/20 (木)公演終了

満足度★★★

結成34年だそうですが、今回初めて拝見。キャリアの長い劇団となると、ともすれば客席に常連感・身内感が充満しすぎて、初めての者には居心地の悪いことになったりすることがありますが、こちらはアットホームという言葉の方が似合う空間だったので一安心。

七夕に絡めたお話でしたが、冒頭の一景があまりぴんと来ず、そのあとのオープニングが楽しいだけにもったいなかったのと、この劇団のテイストに慣れてないからかもしれませんが、全体的に彦星じいさんのシーンが物足りなく感じました。あと、劇中の時間経過の表現にも物足りなさが。とはいえ、終演後の印象は不思議な感じで、本で言えば気持ちのいい読後感のようなものがありました。

逆襲の花束<追加公演>

逆襲の花束<追加公演>

生きることから逃げないために、あの日僕らは逃げ出した

新宿LIVE FREAK(東京都)

2019/06/17 (月) ~ 2019/06/18 (火)公演終了

満足度★★★★

 一言で言うと良くも悪しくもアナーキーな作品だが、

ネタバレBOX

アナーキズムにも無論様々な潮流があってプルードンやクロポトキンのように相当に知的・理論的に優れた思想を展開したアナーキストも居れば、どちらかと言うと、ロマンに流れた者もあった。殊にプルードン等は、硬直化して自滅することに繋がってゆくコミュニズムのドグマティックな傾向の危険性を予見し、それを避ける為に思考している所もあって実に深く興味深いし、クロポトキンの理論をベースにした流れでは、中南米でのアナルコサンジカリズム運動などに繋がって実践され生き残ってきた流れもある。
 だが、今作で描かれているのは、寧ろロマンチックな流れを汲み、自己破滅的傾向を血で贖う一種のナルシシズムの域を脱していないことは、時雨の科白に良く現れていよう。
 因みに時雨が語る駆逐艦「時雨」は実在した。今作で語られた通り1945年1月24日マレー沖で受けた魚雷によって沈没。日本海軍の誇った駆逐艦「時雨」の最後となった。作中、沈没時の乗員総数は222名となっていたが、自分がざっと調べた範囲では、亡くなった乗員の数までは調べがつかなかった。だが、戦歴をみるに相当に優秀な艦長と乗組員によって操艦されていたことは間違いあるまい。その練度の高さは日々の修練、鍛錬の怠りなさを照明し、判断の的確、沈着冷静と実行力、勇気、胆力等々は超一級の天才と言えるのではあるまいか。
 ここで言及される“革命”は、単なる社会変革ではなく、命を新たにすることでもある。当然、守旧派は、己の既得権を守る為にありとあらゆる手を用いて妨害を仕掛けてくる。スパイも2重スパイを含めて様々なタイプ、能力、方法を持った人間やシステムが機能して襲ってくる訳だし、初動、各過程、成就、その後等々の諸段階・諸カテゴリーの総てに於いて勝利しなければならない。なんとなれば、失敗は拷問・虐殺・惨殺による死か裏切りである。こんな分かり切った工程以外にも様々なことが起こる。今作は、然しこういった現実過程には一切踏み込まないし、それだけの理論武装をしていないことも確かであるが、初動への誘いを掛けることには、恐らく成功していよう。それは、音楽や光の明滅の中で踊ったり、体をゆすったり、演者に応えたりする観客の態度に現れていた。ただ、衝動に囚われて初動のインセンティブを持ち得ても、それだけでパースペクティブを持たずに突っ走れば結果は必敗でしかないことも明らかだ。
 キャラの中に、トリックスター的な要素を持つ道化が登場するのも、革命過程のこういった二面性を表象していると言えよう。
6じすぎたらワンカップ

6じすぎたらワンカップ

劇団やりたかった

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/24 (月)公演終了

鑑賞日2019/06/18 (火) 19:00

価格3,500円

19:00の回(晴)

18:30受付、開場。客入れでは風変わりな選曲。
舞台は戸建新築現場、コーン&コーンバー、脚立、材木、コンクリートブロック、電動丸のこ...だれも働いていなさそうな現場でのひと騒動

「みにきて!」2014/5を観にいったのは下北沢駅前を通りかかると木下さん(団長)が一人芝居をやっていたから。
前回は「すきすきこっちむいてホイ」2017/6なので少し空いてしまいました。
今回(正確には4公演目でした)は、高円寺で団長をお見かけしたから。

19:04明るい前説、どこで笑ってもよし、気遣いはいらない、飲食自由。
「ここは劇場であって日常ではありません」これはなかなかいい。

少しも進まない現場にやってくるひょうきんで一家言だけはある者たち。
濃度高めのキャラクターばかり。
一部、見た目も実年齢も明らかに違う配役がシュール。
女棟梁の色香に惑う。
「トゥワンダ」でいいのかな?
「鉄人」は懐かしい
ダンサーのみなさん巧かった。
「新聞やりたかった(表裏の2面)」は力作。

最後はみな笑顔で。

「日本国憲法」を上演する

「日本国憲法」を上演する

die pratze

d-倉庫(東京都)

2019/04/30 (火) ~ 2019/05/13 (月)公演終了

満足度★★★★

Ammo『墨を塗りつつ』@日暮里d-倉庫5/4マチネ観劇
「憲法」って小難しい言葉で書いてあって読む気がしない。
でも、この憲法がある事によって私の生活は守られる。
勝手に、政治家のおじさん達が都合良く
変えるって、おかしくない?
変えたいおじさん達って、なに、目的なん?って、日本中が改憲の内容のおかしさにちょっぴりでも、この芝居を観たら、感じ取れるんじゃなかろうかと思う。
劇中、「言葉が難しくて何言ってるかわからない」って台詞。まさに、そこ!!って!!!おじさん達は、大事なこと、分かりやすく伝えたいなんて思ってない。分からない様に、進めて、しらーと、いつからかこうなってたよね、って皆んなが後々気がつく様になるようにしている。大事なことって、誰にって大事な事なんだ?
一握りの政治家の大事?違うでしょ??この国に暮らしてる人々の大事な事の為の憲法だし、政治でしょ?
そんな当たり前のこと、分からないおじさん達、要らない。
一時間の上演時間。この中で、それぞれが観ている誰かのもう一人のような気がした。前園あかりさんが演じる彼女の言いたい事や、山崎丸光さんが演じる彼も、伊澤玲さんの彼も、具現化されていた。公演数が少ない事が悔やまれる。

今作DVD発売あれば嬉しい。今回は会議劇で俳優さん方がほぼ固定の位置のようだとおもい、個人的に下手気味に席を選んだ。
舞台始め、明るくなった時に即死したことだけお伝えします。

H&ERO

H&ERO

Peachboys

シアター711(東京都)

2019/04/23 (火) ~ 2019/05/06 (月)公演終了

久しぶりに全く情報の無い劇団さんを観ました。

身体、張ってます。

いい意味で、ゆるい。

ケン役の方が、結構好きかも。

筧さんをふと、思い出すタイプの方だった。

ネタ、盛りだくさんで、ご馳走さまでした!下ネタは、好きでは無いです。ただ、なんていうんですかね、やりきった下ネタは、好きです。達也メンバーとケンが成就して欲しいとうっすらおもいはじめてます。観劇のキッカケを山崎丸光さんありがとうございます。

THE NUMBER

THE NUMBER

演劇企画集団THE・ガジラ

ワーサルシアター(東京都)

2019/06/18 (火) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっぴり荒んだ世界観(嘘⁉) 初日は大入りで劇場空間自体の密度ともに相まって緊迫した時間を過ごせました。ひとつの章立てが短くて、その積み重なりにも圧力すら感じるところは、観るときは視覚だけではなく触覚も大事だなぁ。

コントだョ!全員集合

コントだョ!全員集合

ぽこぽこクラブ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2019/05/23 (木) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ぽこぽこコントクラブ「コントだよ!全員集合その1」@下北沢亭マチネコント公演マチネ上映会「泡の国」コントときくと「お笑い」って普通イメージすると思う。私の中のコントは何個か種類があって、皮肉や、風刺的な意味合いを持たせたコントだったり、不条理なシチュエーションを楽しむコントだったりする。今回の「コント」は「臨場感のある、志村、うしろ!うしろ!」と観ている観客とある意味一緒に楽しむコント公演だったと初日を観て、おもった。コントって、一個、一個が塊のエネルギーが濃いので沢山あると、少しヘビーなイメージが個人的にはある。なので、今回のコント公演、あと、2項目減らした構成にしても良かったんではないかと感じた。色々「挑戦したい」という意気込みでこの構成となったと聞いたが。コントを文章で説明するのは、無粋な感じがするので、ある意味体感してもらったほうが勿論一番よい。ただ、少し初日を観たうえで・・。「笑われる」と「笑わせる」は違う。台詞の甘噛みや、演出意図とは違う事で起こる「笑い」は「笑われる」と思ってる。きちんと意図をもったものでのアクシデントは「笑わせる」コント公演の演目の中ではある演目(バイトねた)が個人的に構成、ネタ、演者のバランス、が良かった。徐々に弱→強のネタのボケ方が無理なく、面白かった。どうしても好きな俳優さん方がやっているとそれだけで面白いと思ってしまいがち。そこは観劇する自分も注意しなくてはいけない面だとおもう。今後、「コント」をやっていくのなら「段取り」を「段取り」にみえないくらいスムーズな芝居でコントをしてほしい。私がみていたドリフターズなどのコントは毎週公開観覧収録であのクオリティのコントをやっていた。今では有名な脚本家の方が多く、ホンを書いていたと聞く。そのホンを忙しいドリフターズの皆さんはきっちり仕上げている。勿論、長くやっていたので固定の設定キャラクター(いかりや長介さんのお母さんとか)もいるが、そこも、確かな実力でのコントがあの長寿番組を作ったのだと思う。プロとしての仕事をお茶の間へ届けてくれていたんだなーと、思った。ぽこぽこクラブも、目指すところはそこまでいけると嬉しいと思ってます。23日はゲストが小沢道成さん。良い感じに丸投げされた設定をパワーでかえしてました。物販も新しいTシャツなども登場してました。



5/24
コント公演マチネ
上映会『世界と戦う準備はできてるか?』


今回日替わりゲストが出演するが、24日は佃井皆美さん。
虚構の劇団公演に客演された際、拝見しているが
やはり、とてもキュートな俳優さん。

詳しくは存じ上げないが
「オン」と「オフ」のギャップなど、とても、身体を違った意味で張った客演だった。

23日初日とゲストが出演する項目がいくつか変わってたのも面白い。


今回のコント台本、60%が渡辺芳博さん、40%が三上陽永さんが書かれたとのこと。
ホンの特徴など、観ていると何となくわかるのかもしれない。


某演目の高橋玄太さんが演じるキャラクターが何度か観ていると「メンタル強くないと結構出来ない役だな~」と昨日思った。

上映会は『世界と戦う準備はできてるか?』。
この作品は陰影の効果に驚かされた公演だったなと観返しながら思った。
心理描写など当てている光の強弱や、その光によって生まれる「影」がもう一人の登場人物のように感じる場面がいくつもあった。

今までお茶らけていた兄が急に(兄としてはずっと、計画していたことだが)
テロリストに対しての攻撃を表明する場面。
徐々に兄の影が大きくなり、恐ろしい生き物を映し出すような照明だったのが
当時もとても印象に残った。

坂本さんと高橋さんのギターと歌を合わせる場面。
なんでもないごく普通の風景なのに
とても、大切な,温かい、場面で涙が出てきた。
他の場面がみんな、しんどい中生きてるから、あの時間が泣けてきたのかもしれない。

そして、ライブの場面。

今作は杉浦一輝さんが書いたものだが、アフタートークで
色んな実話を参考にして物語が紡がれていると話していた。
そんなことを数年たってから、改めて聴く機会があってよかった。






カケコミウッタエ

カケコミウッタエ

日本のラジオ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2019/05/25 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

日本のラジオ『カケコミウッタエ』@三鷹市芸術文化センター星のホール5/29マチネ観劇

太宰治の本、昔読んだ記憶があったが、観る前にもう一回読んでおけば良かった。

あと、登場人物に気持ちを置くことが難しい作品は、自分は苦手なんだとわかった。

距離を置いて観るには、自分的に準備が必要だった.



本公演は、初めてで、申し訳ない感じですが、何だろ。今日の私の体調というか、気持ちで観たのが良くなかったかも。俳優陣は、力ある人ばかりだった。舞台の流れを感じようとして自分も掴もうとしてるけど

掴めず、どんどん流れて、濁流になってぷくぷくと溺れた。

名瀬の人間ぽくない浮世感。

粕井の至極常識人の典型のような感じ。最初は。

後半の、崩れていく感じは、ぞくっとした。

嫌いではない。

可動する舞台美術。

動く俳優。

変化する感情。

もっと、私が

感じ取れたらよかったのにと。

最後、あの位置に名瀬が居るのは、張り付けられたからなのか?

何となく、そう見えた気がする

ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/06/12 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!!!なんだか、飛び出す絵本のような、なんていうんだろう。ある種、「退屈」を俯瞰するところもある戯曲であるのに、「え?なんと!」とか、「こーきた?」とか、どきどきする演出だった。今回は、大高洋夫さんのご出演ということで、観劇を決めたが、演技も、演出も、訳も、舞台美術も、ある種、ベケットの戯曲を楽しんでやっている印象。
いやー、面白かった。
今回舞台が円形。それを取り囲むように客席。私たち、観客は俯瞰で観ながらも、ふとした瞬間にこの物語の中に溶け込む。舞台にいる二人からは観客の私たちも「待っている」なにかなのだと。ある意味簡素な舞台美術にみえるが、よくよく、観てほしい。コンクリートの隙間から延びる雑草、無遠慮に捨てられた吸い殻、誰かの旅を途中でやめた時に脱ぎ捨てられた靴、いろんな破片が散らばっている。好きな舞台美術だった。
演出上、あのようになったとは思うが。従来、ウラジミールとエストラゴンは年齢がいってるのだが、観ながら、時折少年のような小宮さんと大高さんのはつらつとしていて、尚且つ、ウラジミール(大高洋夫)のエストラゴン(小宮孝泰)への友情のような、母の愛のような、終始、嘆くエストラゴンをフォローする感じが優しいあたたかな空気を持っていて、大高さんの笑顔と一緒にとても素敵だった。より、二人の性格と関係性が浮かび上がる演技だったと思う。「待つこと」は「寂しい」でも、「待つこと」しかできない。誰が現れて、どうなるのか。明言されてないが、人は待ってしまうものなのかな?と改めて思った。自分で動くのは勇気が必要。文句を言いながら、待つことを選ぶ方が少し、楽なのかもしれない。来ないかもしれない「ゴドー」を待つ間は、退屈だけど、他者に責任をゆだねて自分の存在意義を確認できるのかも。私は誰を待ってるのかな?




そして、KAATの劇場スタッフの方は、いつも細やかな対応で気持ちがよい。

予想よりも、かなり、面白かったし、大高洋夫さんの素敵度数の高さに、倒れそうでした。
お怪我なく、楽まで善き公演になりますように。

もう一回、ジジや、ゴゴに逢いたくなってきた。
昭和・平成ver.を是非、観てほしい。
私が高校生時代に心打ちぬかれた大高洋夫さんがとても、素敵すぎる舞台だから。新訳も、演出も、共演者の皆様も、この舞台は凄い。kaat.jp/d/Godot

今回の翻訳は私が以前買ったものより、かなり、現代の言葉に近く
耳に入り易くなっていた。ただ、個人的にはラッキーの「考えろ」と言われて、突如朗々とあの長い台詞を言う場面は物足りなかった。

六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2019/06/01 (土) ~ 2019/06/25 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/06/16 (日) 11:00

座席3階3列6番

「寿式三番叟」

幸四郎と松也との三番叟、幸四郎の芸域の達成度がよく判る。
さすが、日本舞踊松本流の三世家元。
きっと、2人の呼吸も日々良くなっているんだろうなと感じさせる。
とにかく、気軽に楽しめながら、奥行きを感じさせる演目。

「女車引」

打って変わって、こちらは艶やかな舞。見た目に、心和む。

「梶原平三誉石切 鶴ヶ岡八幡社頭の場」

「熊谷陣屋」「寺子屋」など、吉右衛門はこうした仕切りの芝居をさせると、
とにかくうまい。人間の大きさを感じさせる。
ふと微笑む表情、あるいは悲しむ表情。人間の慈愛や哀惜といったものが、
そこはかとなく滲んでいる。力強さと柔和さの見事な融合

「恋飛脚大和往来 封印切」

やはり、ここは仁左衛門ありきと思っての昼の部の眼目。
しかし、なぜだろう流麗には演じているのだろうけれど、今日の芝居には今一つ
和事の芝居を運ぶ上での、キレが感じられない。アクセントがない。ちょっと残念。
(ただし、友人の女性は色っぽく、大昔のハムレットを思い出したと言っていました)
一方で、愛之助が全開。とにかく嫌味な役をフルスロットルで演じ切る。
台詞の高揚感が場を盛り上げる。一方でちょっと大げさに驚いたり、ちょっとした一言をひっそりとつぶやいたりで、後ろを向いて舌を出すような狡猾さを表現し、役柄の嫌味をうまく演じ切っている。この後、夜の部では出ずっぱりなのだからすごいテンションだなあ、と感心しきり。

Rock Opera『R&J』

Rock Opera『R&J』

ネルケプランニング

日本青年館ホール(東京都)

2019/06/14 (金) ~ 2019/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

腹に響く爆音ロックサウンドがいいですねー。ストーリーは誰もが知っているシェイクスピアですが、パンクな舞台大いに楽しめました

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