満足度★★★
結成34年だそうですが、今回初めて拝見。キャリアの長い劇団となると、ともすれば客席に常連感・身内感が充満しすぎて、初めての者には居心地の悪いことになったりすることがありますが、こちらはアットホームという言葉の方が似合う空間だったので一安心。
七夕に絡めたお話でしたが、冒頭の一景があまりぴんと来ず、そのあとのオープニングが楽しいだけにもったいなかったのと、この劇団のテイストに慣れてないからかもしれませんが、全体的に彦星じいさんのシーンが物足りなく感じました。あと、劇中の時間経過の表現にも物足りなさが。とはいえ、終演後の印象は不思議な感じで、本で言えば気持ちのいい読後感のようなものがありました。