
牧神の星
劇団UZ
アトリエhaco(愛媛県)
2025/05/10 (土) ~ 2025/05/18 (日)公演終了

僕は肉が食べたくて裸(ラ)
南京豆NAMENAME
新宿シアタートップス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/01 (日) 12:00
南京豆NAMENAMEを初めて拝見した。カーテンコールの後、前の席の女性がしゃがみ込んでで泣いておられた。 前の席の女性の気持ちが判る気がした。 底辺をギスギスと生きる弱者とその愛を描くそれぞれの個性が良かった。
歳を言い訳にしたくないけど客席が沸くのだけど、台詞にあるそのキーワード達が引っ掛からない、展開/設定を咀嚼し切れないところがあった。ただ人物の描写は、14人の俳優が素晴らしく、無謀で場当たりに生きるアウトローの若者を上手く描けていた。
終盤の物事をはなから忘れていって覚えられないツボミさんの台詞「急に繋がった気がして」の一瞬前に、自分自身も物語が急に繋がって、ぐっと引き入れられていた。
面識があった俳優の方が尾﨑優人さん/後関貴大さんだったけど、 そのお二人とて、しっかり化けていて、何度かシーンが見た後に確信をもって認識できた。あの尾崎優人氏の豊満なボディー/豊かな声/髪をもってしてでさえだ。主宰/作/演の河村慎也さんはイメージが刷り込まれていて認識できた。他の11人の皆さんはほぼ初めまして(だったと思う)。でも、皆さん、かわいく、一途だし、思いが見えて、粗野で乱暴だし、ピストルを撃つし、でも、なによりも愛を描いていて、良かった。
アパートの一室の舞台美術も思い切り、本当にあそこには居たくないな、演者の皆さん、良く居るなと思わせる汚しっぷりで、リアルさが。爆音の音響も良かった。初めての南京豆NAMENAME、また一つ次を観てみようと思う劇団が増えた。

リア
劇団うつり座
上野ストアハウス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

僕は肉が食べたくて裸(ラ)
南京豆NAMENAME
新宿シアタートップス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

Brother~another father~
“STRAYDOG”
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ストーリーは良かったです!
ただ、重くならないようになのか、笑いの挟み方が少し違和感に感じましたが面白かったです!

『イライラの依頼人とベンベンの弁護人』
コケズンバ
サンモールスタジオ(東京都)
2025/05/27 (火) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
いくつもの仕掛けが隠されてるストーリーに笑いも散りばめられていて楽しかったです!
あと、占いの人が凄く気になりました!!

高尾山へ
さよなら人生
スタジオ空洞(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
まさに、人生とは?を考えてしまいました。
あと、観る人の年代によって感じ方がだいぶ違うのかな?!とも思いましたが面白かったです!

チョコレイト
キルハトッテ
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
漫画と現実の世界が交錯する構成は面白かったです!
ただ、冒頭の「差歯だから別れる」が最後まで引っかかっていました

驟雨(Syuuu )
劇団芝居屋
中野スタジオあくとれ(東京都)
2025/05/20 (火) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
家族だからゆえ、ってところが絶妙でした
少し台詞の聞き取れないところがあったのが気になりましたが、良かったです!

フィッシュボウル
マチルダアパルトマン
水性(東京都)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
黒い金魚チーム初日を鑑賞。すんばらしかった。
水性で上演される作品に外れなし。
冨岡英香さん出演ということで黒を選んだけど、即座に赤い金魚チームを予約して翌日に鑑賞。
あえてどんな作品かは書かないでおくけど、マチアパを観たことがないという人、いやさ演劇を観たことがないという人にこそ観てほしい(18歳以下は無料!)。これを観たらこの劇団のことを、演劇のことを好きにならずにはいられないと思う。そしてあなたも町民になりましょう(何のこっちゃ)。タイトルも秀逸。

降臨SOUL ~是非ニ及バズ~
降臨SOUL製作委員会
六行会ホール(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
倉田瑠夏さん出演。
ご結婚されてからもペースを落とさず舞台出演を続けてくださって、ありがたいです。風憐火斬のときに書きましたが、アイドリング!!! OGで結婚後も舞台を続けられているのは倉田さんだけなのです。
「戦国降臨GIRL」の最初は2012年だったでしょうか。その世界観を引き継いだ人気シリーズ「降臨SOUL」も3作目。
このシリーズ第1作のプレスリリースによれば「舞台ヨルハの初演をプロデュースしたチームが再び集結」とのこと。そりゃあ凄いものが出来るわけです。
「ヨルハ」は舞台の後、ゲームも話題になり、アニメ化もされてます。メディアミックスというのですかね。降臨SOULもスマホ版のカードバトルゲームを展開するとのこと。ヨルハのように成功するといいですね。

秘密
劇団普通
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2025/05/30 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
全編茨城弁で綴られる、とても静かな会話劇。登場人物は主に、両親、子どもたち、孫たち、親戚などで、家庭内での日常が描かれる。物語の起伏は少ないものの、リアリティの高い繊細なシーンが多く、見入っているうちに飽きることなく終演。劇団普通は、その名の通り「普通」を極めようとする団体だと思う。

母さんが嫁ぐ日
Kトゥエンティワン
シアター711(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/22 (木) 14:30
継母の誕生日(かつ結婚記念日)のプレゼントの相談に毎年集う三兄弟、今年は結婚30周年ということで張り切るが、母が再婚するようだと耳にして、なハートウォーミングコメディ。
終盤、それまで蓄積されてきた継母に対する正負両感情を爆発させる長男と、それを経ての大団円を筆頭に物語・演出ともに「昭和のホームドラマ」に通ずるあたたかさがあり懐かしかった。

この眩い世界にネガは瞬く
劇団サイエンスフィクション眼鏡
πTOKYO(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い。えのもとぐりむ 作品(脚本・演出)の朗読劇。
観る者の胸に余韻を残して、その先を想像させる そんな味わい深い作品。
登場人物は、台詞から「ネガ」「ポジ」「部長」「母」「妹」そして「友人」といったところ。主人公 ネガ の高校1年の夏の終わり(9月)から社会人として歩み出す迄を、その時々のエピソードを時系列的に紡ぐ。
少しネタバレするが、ネガは 色々な理由で引き籠りだった。そんな彼を、クラスの問題児であるポジが部屋のドアを壊し強引にネガを外へ連れ出した。外の眩しい光、その新鮮な気持を得て 学校へ登校するようになる。そして 写真部で4人の仲間と活動を始める。公演は、物語の内容はもちろんだが、音響・音楽や照明といった舞台技術の効果付けが巧い。例えば 上演前、劇中で乾杯をする場面があるため飲み物(ビール ハイネケンやコーラ等 )を勧めていた。そのシーンは、ハイネケンを思わせるグリーンの照明色にするなど、拘りをみせる。
人を惹きつける写真は「もう二度と見(撮)れないと思う瞬間にシャッターを押す」こと。朗読は、その台詞を地で行くような瑞々しさ、そんな情景が浮んでくる。この公演を支えているのは、感情表現豊かに朗読する役者陣の力であろう。そしてラストシーンの趣に誘われ、新たな物語が始まるような予感…そんなことを思わせるところが好い。
(上演時間1時間35分 休憩なし) 【Aチーム】

INDEPENDENT:FUK25
INDEPENDENT
ぽんプラザホール(福岡県)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
一人芝居は、誰かに何かを“伝える”という演劇の最も純粋なかたち。
だからこそ、演じ手も観る側も、その作品と、そして“自分自身”と向き合う時間になる。
今年のINDEPENDENT:Fukは、6つの異なる人生を通して、
「一人で立つとはどういうことか」
「言葉を発するとは何か」
「誰かに届く声とはどんなものか」
を、じっくりと、鋭く、そして優しく問いかけてきた。
演劇という形式の中で、社会と個人、過去と未来、自分と他者が交差する。
その交差点に立っていたのは、俳優たちだけではなく、観ていた私たち自身だったのだと思う。

歪ノ器
夢腐論
spazio rita(愛知県)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/24 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/23 (金) 17:00
感想が遅れてすみません。
自分なりにどう解釈すればいいのか
しばらく考え続けておりました。
夢腐論さんのいつものあの得も言われぬ独特の世界観。
面妖で怪しげ、
そしてまた恐ろしくもあり哀しくもあり
まるで観客共々深い闇の中に引きずり込んでいくかのような演出に
我々は皆、戸惑い、たじろぎ、身をすくめてしまいます。
作者さんがこの芝居を作るにあたっての
登場人物たちの人物設定の生い立ち、
プロフィール欄を読むとこれまた壮絶で衝撃的。
全てが芝居に反映されているわけではないとの
断り書きがあるものの想像に難くありません、
少女たちの刹那的な生き方、もがき続ける姿に
観客はただ固唾を吞んで見守るだけです。

Blue moment
Theater Company 夜明け
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かったです。
主人公の人生を描いたストーリーで、懐かしさを感じる背景でした。
その人生にリアル感がありましたが「そんな結末なの!?」という何とも言い難いラストでした。
役者さん達の活き活きした演技が良かったです。

この眩い世界にネガは瞬く
劇団サイエンスフィクション眼鏡
πTOKYO(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了

花で癒せたなら~ココロに咲くそれぞれの未来~
花で癒せたなら実行委員会
座・高円寺2(東京都)
2025/05/24 (土) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演出が素晴らしかった。
最後にお花を掲げるパフォーマンスは見てて
涙が込み上げてきた。
主題歌も非常にいい曲です。
次回公演があればまた見にゆきたいです。

三たびの海峡
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/05/24 (土) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
日韓日朝関係にまつわる演劇を何故か担う事となっているシライケイタ氏が尹東柱を題材にした前作に続き青年劇場に書き下ろした(原作あり)作品との事で、ここは観ておこうと足を運んだ。シライケイタ氏が必ずしも日韓関係史や在日の生活史に精通している訳でも体験的に在日との濃い接点を持つ訳でも(恐らく)ないことは過去作を眺めて窺えた事だったが(私もそれほど詳しい訳ではないが日本人の平均に比べればかなり濃い方だろうとは思う)、氏がこの領域にこだわり製作を続ける姿勢に敬意を払う所あり。そして今作にて、原作があるとは言え、シライ氏の手になる日韓現代史界隈の作品として大いに納得できる舞台と相まみえた事を感慨深く思っている。(何だか上からに聞こえそうだが実際そう感じてきたので...)
内容についてはまた。