
海底で深呼吸する方法
東京軟弱野菜
SCOOL(東京都)
2020/09/19 (土) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
正直よく分かりませんでしたが、独特な雰囲気の舞台でした。役者さん達の演技の上手さと不思議感も良く、不思議な世界に入り込んだような時間でした。

ハイキュー!!“最強の場所(チーム)”
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会
Kanadevia Hall(東京都)
2018/10/20 (土) ~ 2018/10/28 (日)公演終了
満足度★★★★
熱い舞台でした!
TOKYO DOME CITY HALLで観たせいだったかも知れませんが、
実際のバレーボールの試合を観戦しているかの様な空間でした。
観客も熱く試合(舞台)に没入していて、敗者チームの礼にも大きな拍手が起こり、
客席も一体感が生まれていました(すすり泣きもたくさん聞こえました)
プロジェクションマッピングや舞台面が傾き回るなどの、
恐らくこの作品をいかに観せ、魅せるかというところにしっかりと注力されていて、
作品のクオリティとして非常にレベルの高いものが観られました。

ミュージカル「人生のピース」
青少年ミュージカル芸術文化振興協会
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/08/08 (木) ~ 2019/08/12 (月)公演終了
満足度★★★
オリジナルのミュージカルでしたが、出てくる楽曲は非常に聴き易く良い曲も多かったです。
日常の延長にもしかしたらこんな彼ら彼女らが本当にいるかも知れないと、そんな事を思わせてくれる作品でした。
ミュージカル初出演のオリエンタルラジオの藤森くんが、
誠実で真っ直ぐで実直な青年を好演されていてとても良い作品になっていました。
幸せな空気感に満ちていて、舞台セットのポップさも良い出来で観ていて全く飽きませんでした。
オシャレなセリフによる会話も楽しめて明るい気分になれましたので、またいつか再演を期待したい作品です。

音楽劇『Zip & Candy』
音楽劇『 Zip & Candy 』製作委員会
俳優座劇場(東京都)
2019/07/04 (木) ~ 2019/07/14 (日)公演終了
満足度★★★
W主演のお二人が、回替わりに2つの役を交代するという面白い試み。
作品も夢に溢れていて、ファンタジーの世界を十分に楽しめました。
また歌唱シーンも素敵な空間を作ってくれて、没入する事が出来ました。
ほっしゃんさんを始めとして笑わせてくれるコミカルな部分も多くあるのですが、
途中途中で差し込まれるちょっぴり寂しくなるシーンでそれぞれの役者さんが見せる表情が
グッと作品を深めてくれている気がしました。
この作品を幼少期〜小学生くらいの時に観て「世界は素敵なんだな」と思える子がいたら良いな、と、
そんな事を思わせてくれる作品でした。

ReaDance THE FOREST
WItching Banquet
ハーフムーンホール(下北沢)(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/18 (金)公演終了

拝啓、衆議院議長様
Pカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/21 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/09/18 (金) 14:00
座席B列7番
どういう評価を下そうか。
これを、古川健の糾弾として観る場合、彼が糾弾しているのは何なのか。その捉え方によって、見方は180度変わると思う。解釈としてどうあるかは別として、ここでの糾弾がいかに悍ましい「思考の停止」に対するものであるということなら、素晴らしい作品だとしよう。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。
オフィス上の空
シアタートラム(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
極めてチャレンジングな作品だから、可成り好みが分かれそうだ。舞台美術もちょっとユニークな作りだし、演出も一風変わっている。ネタバレでは、少しだけ深読みしておく。観る前にネタバレは読まないでにゃ。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。
オフィス上の空
シアタートラム(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
プロローグは、コロナ禍の状況を説明するが、物語はそこから斜め上に行くような恋バナへ展開していく。しかし、この恋の話は少し奇天烈のような…。説明では『性の《癖(へき)》と《壁(へき)》の話』となっており、表層的には自分の殻からの脱却(皮)と言うか恋に奥手または醒めた者の成長譚のように思えた。
チラシも不思議な図柄で、よく見ると 人の頭が便器でそこから花が咲いている。そして鎖が心臓らしきものも含め絡まっている。何となく”身の下”話で、心が何かに縛られている。その花咲きはハッピーエンドのような…あわわわー書き過ぎでネタバレしてしまう。褐色の汁ならぬ、冷や汗(💧)が垂れる。
(上演時間2時間 途中休憩なし)

親の顔が見たい
Art-Loving
APOCシアター(東京都)
2020/09/16 (水) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです。舞台に釘付けになりました。
帰って来てから以前購入した「親の顔が見たい」の脚本を読みました。私の記憶違いがなければ(あるかもです・・・)季節やスリッパの扱い以外は脚本通りかと思います。結末を知っていて読むと・・・

舞台『OYUUGIKAI』
『OYUUGIKAI』製作委員会
バルスタジオ(東京都)
2020/09/18 (金) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
高島平駅からすぐのバルスタジオ。地下一階はカラオケパブです。流れてくる演歌の場末感を味わいながら「本当にここで良いのかなぁ。」と不安に怯えつつ階段を降りる。
入り口には出演者の方々のチェキ写真があります。
珍しいのは音声付きのチェキ。→これは売り切れていたので人気があったようです。セリフをファンが選べたら良いのに。
今年9月の公演のはずがコロナのせいで来年9月に・・・。
その代わりにトークショーという感じだそうです。
司会は女子二人なのですが、片方の子が可愛い。
出演者の方がズラーっと並んでお話ししたり、遊んだりするのですがイケメンは全くいないが、可愛い子が多い。
大学のサークル的なノリで「いいなぁ。」という感じでした。
来年の公演まで長いですが、楽しみですね。

秘密基地
劇団アレン座
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/09/16 (水) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
満足度★★
鑑賞日2020/09/19 (土) 18:00
もっとシリアスなものを予想して行ったが、ファン・イベントのような雰囲気の、王子小劇場では珍しいタイプの作品だと思う。
「秘密基地」というVRゲームに招待された3人が、数々のゲームを乗り越える中で自分の生い立ちを思い出す、というようなイメージか。幼い頃に作った秘密基地を思わせる、という意味のタイトルなのだろう。おそらく脚本がなく、大体の流れを示してエチュードで作られた作品のようで、アドリブも多用され進め方のテンポは良くない。本編135分に加え、カーテンコールでの4人の挨拶で10分というのは、流石に長すぎる。
リピータも含めたファンが多いらしく、どんなことでも笑ってくれる客というのは劇団として嬉しいのだろうか。
なお、本サイトでは出演とされている大河内奏至は宮元英光に代わった。
作品とは関係ないが、開演前の劇場がこれほど騒がしいのは今時珍しいと思った。客席で半数近くの人が普通に喋っているというも見たことがないし、受付スタッフが物販に並ぶ客と普通に話しているというのも、いかがなものか。

星をかすめる風
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/09/12 (土) ~ 2020/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/09/18 (金) 19:00
予想を超える壮大なミステリーだった。
温泉ドラゴンの座付き作家シライケイタと青年劇場の初コラボは、韓国の詩人・尹東柱の物語だが、その死の謎を解く形でのミステリーになっていて、社会性ある作品が多い青年劇場の作品の中でも独特のテイストを感じさせてくれる。尹が治安維持法違反の罪で投獄された福岡刑務所で獄死した後、「死神」と呼ばれた看守が死ぬ。その犯人の捜索を命じられた若い看守の目を通して、韓国人刑務所の苛酷な生活や、尹の優しさ・詩の力などが綴られる。背景を描きつつ物語を進めていく手法は見事だが、終盤に朝鮮語で語られる詩のシーンが感動的だ。
詩の持つ意味や、囚人に合唱させるというあたりでは、芝居を含めたアートの持つ力を示そうとしているように思えた。

Re:organ(リオルガン)
激団リジョロ
シアターシャイン(東京都)
2020/09/19 (土) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
かなりシュールな内容で正直前半は良く分からなかった。
役者さんの熱の入った演技には大変好感が持てたが、如何せん筋が入ってこない…
でもラスト20分で一気に目が醒めた。最後はちょっとジーンと来てしまった。
終わり良ければ総て良しだなぁ
ただ上演時間はもう少し短くできたのでは。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。
オフィス上の空
シアタートラム(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
設定と話の展開の斜めっぷりが丁度良い
えっそう来るの!不意打ちを食らうけど、ハチャメチャではない。丁度良い斜め感
登場人物もみんな個性的で魅力的
サイドストーリも出しゃばり過ぎず上手く絡んでくるので、2時間あっという間でした。
ただ、時々台詞が聞き取りにくい場面があったかな。まぁ広い劇場なんで。
それと場面転換の時のSEはどうも…

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。
オフィス上の空
シアタートラム(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
人に言えない性癖を抱える男女が隣室になることから始まる恋愛模様を描く休憩無し約2時間、色々な要素が盛り込まれていて、とても楽しく鑑賞しました。奇妙なタイトルと(比較的)普通な内容との関係はよく判らず。

親の顔が見たい
Art-Loving
APOCシアター(東京都)
2020/09/16 (水) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
本作は2008年2月に劇団昴で初演、そして同年の鶴屋南北賞にノミネートされたらしい。
説明文から「いじめ」がテーマであることは知れるが、単に中学校内における「いじめ」には止まらない、実に多面的な問題提起をしている。
室内における心裏劇、そして審判者なき審理劇のようでもある。しかし決して真理劇にならない怖さ。
観応え十分だ。
(上演時間1時間50分)

末摘花
オペラシアターこんにゃく座
俳優座劇場(東京都)
2020/09/08 (火) ~ 2020/09/13 (日)公演終了
満足度★★★★
コロナ明けのこんにゃく座初観劇。演目の独特さは別にして、こんにゃく座公演としては、コロナ前との違いをあまり感じなかった、それは間引かれた客席の寂しさを忘れて舞台に見入っていたからで、これがこんにゃく座舞台の観劇なのだったと気づく。節の付いた台詞は、文節の区切りまで聞かなければ意味が通らないから嫌が応にも注意を舞台に振り向けざるを得ない。という意味で、再びこんにゃく座の舞台が戻ってきたと感じた由。ただし終演後の拍手量で現実に引き戻される。
本作は寺嶋陸也氏が他団体に書き下ろした楽曲(オケ用)との事だが、パンフには原作「源氏物語」とだけで脚本執筆者の名がない。台詞が美しく、趣深いので知りたくなったのだが。
パンフを読めば、この演目は高校演劇ではお馴染みらしい。源氏物語の中の一話だが、はっきり言ってしまえば、男女同権が常識である現代の感覚では「不実」で「未開」で「理不尽」な社会は遠い昔のもの、というかそう思いたい。光源氏の寵愛に全面依存した没落貴族の話などまともな神経では見ちゃおれない・・はずなのだが、なぜか身に詰まされ、笑えた。
父を亡くし家長となっている末摘花は光源氏の寵愛を受けたとされるが、現在この男は遠い明石に居り、屋敷の者(乳母、お付の女中=侍従、家内を取り仕切る宰相、その下で働く右近、左近)は普請も朽ちて寒いのにも耐えて源氏が都に呼び戻されるのを待っている。一方、寵愛の噂の真偽に疑念を抱く者、根を上げて屋敷を去る者あり。ある日、今は俄か成金となった男に嫁いだ叔母(末摘花の亡母の妹)が侍従(実は乳母の娘)を雇いたいと申し出る。過日は当家で代々受け継いだ由緒ある道具類を「買い取ってもいい」と言伝をよこした。そんな中、末摘花は鼻先の垂れた醜貌でも気品を湛えて真心を忘れず、気高く振る舞う家長を(家中の者に)演じている。源氏を想う末摘花の芯は、男性依存なのであろうか・・これは「源氏が来るか来ないか次第で見え方が変わる部分なのだが、「そうではなかった」(と結論できる展開が待っている)事実とも相まって、この気丈な女性がある魅力を湛えてくる。この人物像は、例えば忠臣蔵の大石内蔵助にも通じる。要は家長でありリーダーである末摘花が的確かつ温情ある判断で家内の者に対するのを見るにつき、少しずつ、最初は外見や口調で判断した外皮がはがれて、その人となりが顕われる。こういう体験は何時以来だろうか。末摘花の存在が最終的にこの作品の魅力。

ゲルニカ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2020/09/04 (金) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★
作品なのでフィクション性が含まれて当然なのだが、史実っぽく描いている割に、当時の世界観への違和感が余りにも強かったり、それ故か、登場人物の生き様や行動にリアリティが感じられなかったり、とにかく脚本への疑問が先行してしまった。
西洋の歴史を、日本人がオリジナル脚本して、日本人が演じて、日本人が鑑賞することの難しさを改めて感じる。(この手の作品で、納得できるストーリーには出会えた試しがない。)
上白石さんは、何度か噛んでいたり、役柄に入り込めていない様子が見て取れたが、これからの成長に期待。

かがみの孤城
ナッポス・ユナイテッド
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2020/09/18 (金) ~ 2020/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/09/18 (金) 19:00
座席2階2A列11番
価格9,000円
原作を読んでから観ました。あの分量の原作を見事に2時間にした構成力と演出力に脱帽。素晴らしかったです。
生駒ちゃんの演技はまだ足りない部分もあると思いましたが、声がいいので13歳に見えました。
キャラメルボックス陣の演技も舞台を支える重要な役回りをされてて観ていて安心感がありました。
まだ客席が半分しか埋まってないのが残念ですが、チケット代が少し高いですが、多くの方に見ていただきたい作品です。
泣けます。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。
オフィス上の空
シアタートラム(東京都)
2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
個人的にはこのタイトルにも、あらすじの最後にある「癖」と「壁」云々の「どうです?」的な一文にも惹かれるものがなかったのだけど、気になる女優さんが多く、1年ぶりのシアタートラムへ。役者陣がみな好演。2時間という長さ(体感的には100分ぐらい)も心地よかった。