
かもめごっこ
工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10
シアター711(東京都)
2021/03/25 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
今回はシリアス年で小劇団の物語でした。
コロナ禍で苦境のライブ界隈、演劇界隈を応援する意味でも賛歌的なものが多く出回ってきた頃にいい意味で空気を読まず内省的な物語をというのが面白かったです。

ばいびー、23区の恋人
マチルダアパルトマン
駅前劇場(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
#織田奈那 さん
#見里瑞穂 さん
#金子学 さん
#池亀三太 さん
フライヤーの吸引力がハンパない。だって可愛いんだもん。オヤジ臭がダダ漏れしました。すみません。
実際の織田さんは、美しいよりは可愛らしい。ビューティフルよりはキュートだった。見里さんは何作品か拝見しているけれど、活きの良さは今作品でも健在。
ただ……恐らく池亀さんが執筆している時に意識した劇団員の姿が色濃く反映されているからに違いないが、そこに居ない初演キャストの松本みゆきさんと穴泥美さんの姿が浮かび上がる。というよりは、そればかり追ってしまっている自分を認識している。
転換のBGMに使われている大垣友さんのギターのリフが、それ以外に考えられない程にフィット。
それにしても、終始客席が笑いに包まれていた。あなたも観たらいい。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-
壱劇屋
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
どれだけローテク(人力)で水や流水、世界を表現出来るかというのは壱劇屋ならではの楽しみです。
殺陣も趣向を凝らした弓矢を使う少女の表現もとても面白かったです。
客演の主演ふたりは世界に翻弄されながらもとても健気で愛らしく、もう二人は殺陣のスピードや佇まいの安定感などのただものでは無い感。劇団員の父たちの奮闘と楽しめました。

独鬼
壱劇屋
萬劇場(東京都)
2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
再演を繰り返すたび、物語にも厚みが出てるよう思います。
アクションモブの方々の表現力で山や崖が現れるのはとても面白い

ミュージカルうなぎ
宇宙論☆講座
雑遊(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
🉐二日落ち割引【100円】公演。100引きではない。公演料金はありがたかったが、夕食時にあれはないよなぁ。グーッと腹が鳴って困った。
あと、換気のせいか少し肌寒かったが、これは人(座席位置などで)それぞれ感覚が違うからな~。
さて、上演中も繰り返し強調していたが、この公演は「文化庁令和2年度第3次補正予算事業 ARTS for the future! 補助対象公演」で補助上限600万円だそうだ。紐付きが関係している訳ではないだろうが、過去公演に比べるとハチャメチャ感のスケールが小さくなったような気がする。もちろん飲酒上演ではない。過去公演では上演時間と言う概念というか意識があったのか疑わしいが、本公演は驚いたことに、ピッタリ2時間だ(当初1時間35分予定だから、宇宙論⭐講座らしいグダグダとも言えるか)。
とは言え、他劇団・団体に比べれば、常軌を逸したユーモアに啞然とさせられ、あまりにもナンセンスな表現故に観客を選び、時に置き去りにする。上演中の写真撮影はOKであるが、そんなことをやっているよりは、その場(瞬間)の禁断?の雰囲気を楽しみたいかも。
この公演の出演者・稲見和人さん(うなぎ役)の公演チラシが配付してあったが、タイトルは「宇宙論⭐講座の公演ではない企画『稲見和人に彼女ができる公演』」。その公演は無料どころか、観劇したら1人500円ずつ渡すと…。アッ、因みに法律的にこういう興行をしていいのかどうかはこれから調べます、という注記のような文あり。これの企画監修が五十部裕明氏だから、やっぱり宇宙論⭐講座風になるのかな。500円あれば、鰻弁当は無理だが、某チェーン店の牛飯(丼)ぐらいは食べられるかな👏。
(上演時間2時間) 2021.12.31追記

ばいびー、23区の恋人
マチルダアパルトマン
駅前劇場(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い! お薦め。
一見、コメディ映画のサブジャンルであるスクリューボール・コメディのようだ。住む世界(公演は本来の意味ではなく場所)が異なる男女の恋話、変わった登場人物、テンポのよい洒落た会話。だが次々に事件が起きる波乱にとんだ物語はない(いや、ラスト近くはドキッとするか)。「スクリューボール」は「スピンがかかりどこでオチるか予測がつかないボール」を指しているらしく、転じて突飛な行動をとる登場人物が出てくる映画の代名詞になっている。物語は複雑ではないが、不思議と緩い会話と忙しい観せ方に魅了されてしまう。
登場人物は25人だが、役者はわずか3人。しかも役名があるのは、主人公・町子(織田奈那サン)、その友人・明里(見里瑞穂サン)だけで、残り23人(区)は、恋人たちとして(金子学サン)が演じる。タイトルや説明から分かるように、町子が恋人たちに「ばいびー」するため23区を巡るのだが、ナレーションや説明の字幕はない。しかし、明里が叫ぶ一言で場所(区名)が一瞬にして特定できる巧さ。完全に物語だけで観せていく。物語を支えているのが舞台美術。基本的には変わらないが、街のあちこちを歩き回るロード・ドラマ感を引き出すための乱雑さが風景に見えてしまう。
役者は3人だが、舞台には多様な顔と声が次々に登場するようで、退屈する暇がない。「ばいびー」旅を通して立ち上がるのが、町子と恋人たちの関係ではなく、漫才のボケとツッコミのような町子と明里の凸凹コンビーー不思議な友情関係である。町子の歯切れの悪さ、明里の後押容赦なし、恋人たちの戸惑い往生際の悪さ、という構図が徐々に対話の形に発展していく。旅という動き、部屋での会話が忙しく交錯するうちに、奇妙な興奮状態が生まれてくる。
多くの(実際は3)人の顔と声が描かれており、本来ならば生活や暮らしといった社会が見えてくるはずだが、さすがにそこまでは想像出来ない。恋人との別れ話…悲しみで寂しい姿があれば、戸惑い微妙な感情で握手する姿もある。いずれにしても人との関わりが密(蜜)であり、こんな光景がいつかまた見られる日が来るのだろうか(コロナ禍だから再演?)。
(上演時間1時間10分)

マンホールのUFOにのって
マチルダアパルトマン
OFF・OFFシアター(東京都)
2021/12/22 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#池亀三太 #松本みゆき
#宍泥美 #大垣友 #早舩聖
#久間健裕 #宮地洸成
#御飯ゆかり #小久音
#葛生大雅(敬称略)
二本の短編のような公演で、それは表と裏とも言えるし、スピンオフと言えなくもない。人生は自分の視点でしか見ることは出来ないけれど、目に映るその人にも人生があって、その人の視点からは、当たり前だけれど別のモノが見える。
人を大切に思わせてくれる作品。
マチルダアパルトマンらしい作品。楽しい。
松本みゆきさんは相変わらずすっとぼけた役で、たまらなく愛しい。
そして小久音さんの猫がオモシロ可愛くて癒された。

ばいびー、23区の恋人
マチルダアパルトマン
駅前劇場(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

「ストロング」
坂井水産
RAFT(東京都)
2021/12/29 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

おわれる
イサカライティング
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/12/29 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
#毛利悟巳 さん
#新田佑梨 さん
#矢部祥太 さん
#小野晃太朗 さん
観客は観たもの聴いたものを、何にでも当てはめて考えることができる。演劇とはそういうモノなのだろう。だから、コレでイイのだろう。
メタファーに次ぐメタファー。何かを意味しているのだろうし、かもしれないし、ではないのかもしれないけれど、そうでないとすると、理解しようとすることを脇に置いてしまったことや、理解が追いつかないいたたまれなさを棚に上げてしまったことは、ココアが無い以上に行き場が無い。
話をすることを目的とした話すための話は、話したいことではなく義務であり労働でもあるのかもしれない。そこから派生していく不自然な会話は不自然な過去の行動を導き、フゥ〜ンと納得できるほどに彼等は誰で何者なのか何を議論しているのかを掴むことができず袋小路。会話の不自然さはまるでアンドロイド。
人はこれまでもこれからも、目に見えないものを恐れて畏れて、大切にする。いつだって自分のことを言葉にするのは難しい。人生は辛く苦しい旅であるのかもしれないけれど、そうでないかもしれないし、そうでないと願い、そうではないと信じたい。
わが人生は何に追いかけられているだろうか。何を負い生きているのだろうか。
毛利さんは今作でも違わず眩しかった。
新田さんがこれまでとは別人のようで、ミステリアスな新しい魅力を纏った。

怪勿 - monster -
The Vanity's
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
チームは全3チーム。3名の女優が各チームで別の役柄を演じる。つまり各女優がトータルでは、総ての役を演じる訳である。ちょっと珍しい挑戦だ。自分が拝見したのはBチームだが、こういうコンセプトで作られると他のチームも拝見したくなるのは事実だ。

怪勿 - monster -
The Vanity's
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

まむかいのおじさん
メディリリ
小劇場B1(東京都)
2021/12/24 (金) ~ 2021/12/29 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
役者が歌っているわけではないのですが作りが「ミュージカルっぽい」なと感じました。力技の笑いが多かった印象ですが役者さんの技量というか熱量でねじ伏せ破綻せずに走り切っている印象。

ばいびー、23区の恋人
マチルダアパルトマン
駅前劇場(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
これが今年の観劇納め。楽しい舞台でよかった。欲を言えば、観逃していた松本みゆきのまちこ版も観たかったが、隣で公演中だから仕方ない。

海王星
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2021/12/06 (月) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

パ・ラパパンパン
Bunkamura / 大人計画
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2021/11/03 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/11/14 (日) 13:00
想像する世界と作成している現在が上手く重なって楽しい舞台。

フィスト・オブ・ノーススター
ホリプロ
日生劇場(東京都)
2021/12/08 (水) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

GOOD WAR
ルサンチカ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/12/25 (土) ~ 2021/12/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
■約50分■
映画でも演劇でも、説明的なセリフは批判されるが、説明が過小なのも、それはそれでいかがなものか。

境界
Noism
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2021/12/24 (金) ~ 2021/12/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
名を知ってかなり歳月が経ったNoizm、初観劇。一度見て面白かった山田うんと作品を出し合う公演、という事もあって足を運んだ。
別の作品とは言え、Noizm0、Noizm1とあるので出演はNoizmメンバー(山田うんのは若手、金森譲のはベテラン)であるようだ。
どちらが先か知らずに見始めたが、一つ目開演早々既視感。3、4人がステージを斜めにユニゾン、軽快に前へステップする動きにブレーキがかかって片足を出した所が停止点、また同じ軌跡を戻る、というのは山田うんのもの。舞踊には個性が否応なく滲む。たった一回の観劇でも焼き付いたのだろう。全編に穏やかなクラシック(室内楽)が流れ、音楽のみではステージの意図は汲みづらい。特徴的なのは衣裳で、春を思わせるが微妙な何か意図があるような・・淡い原色系の数種類の色を全員違うパターンで切り貼りした感じだが、「自然」か「人工」か狙いが不明、あるいは「人間の営為に自然などない」の意か・・。山田氏の出自がそうなのか、クラシックの影響か、バレーに寄った印象。技術を習得した若者がその技術も披露する「如何にも舞踊」な群舞であったが、ふんわりとして今ひとつ掴みどころが無かった。一人だけ体格の良い西洋人が男性だな、と見ていたが、終演後一列に並んだ顔を見ると半数が男性と見え(短髪の数)、ユニセックスな世界が狙いだったのかな・・?等と考えてみた。舞踊の娯楽の第一は身体の動きの視覚的な快楽、音楽とのコンビネーション(リズム感)にあり、要は理屈ではない訳だが、ピンと来なかったのは「境界」というコンセプトが醸す「攻めた」ニュアンスとかけ離れていたからか。
一方Noizmは荘厳という言葉が相応しい舞台。出演者は三名、高貴さをまとう白い衣裳の女性?と、黒をまとった武術的な動きをする二人。何もない舞台に、簡素で大胆な装置が場面によって挿入、そして照明を駆使して独自な世界観を見せる。山田うんの時は「白いリノリウム?」と見えたのが、黒になっている(15分の休憩時間に敷き直すのは無理だろう)。空間と時間、生命、人間の営みの反復といった、何か本質的な領域に触っていそうな視覚的なイメージが強烈である。そして、「見た事のない」風景が現前していた。
同じりゅうとぴあの「演劇」部門では笹部氏によるギリシャ悲劇の(ギリシャ悲劇だけに)荘厳な「赤」のイメージを思い出したのは、偶然か。

怪勿 - monster -
The Vanity's
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
3人の女優さんが上演回によって3人の登場人物をローテーションして演じる、とても珍しいタイプの芝居。トリプルキャストの進化系というのでしょうか。歌声にとにかく圧倒される時間を過ごしました。(この先はネタバレboxに書きます)