最新の観てきた!クチコミ一覧

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かもめごっこ

かもめごっこ

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

シアター711(東京都)

2021/03/25 (木) ~ 2021/03/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回はシリアス年で小劇団の物語でした。
コロナ禍で苦境のライブ界隈、演劇界隈を応援する意味でも賛歌的なものが多く出回ってきた頃にいい意味で空気を読まず内省的な物語をというのが面白かったです。

ばいびー、23区の恋人

ばいびー、23区の恋人

マチルダアパルトマン

駅前劇場(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#織田奈那 さん
#見里瑞穂 さん
#金子学 さん
#池亀三太 さん
フライヤーの吸引力がハンパない。だって可愛いんだもん。オヤジ臭がダダ漏れしました。すみません。
実際の織田さんは、美しいよりは可愛らしい。ビューティフルよりはキュートだった。見里さんは何作品か拝見しているけれど、活きの良さは今作品でも健在。
ただ……恐らく池亀さんが執筆している時に意識した劇団員の姿が色濃く反映されているからに違いないが、そこに居ない初演キャストの松本みゆきさんと穴泥美さんの姿が浮かび上がる。というよりは、そればかり追ってしまっている自分を認識している。
転換のBGMに使われている大垣友さんのギターのリフが、それ以外に考えられない程にフィット。
それにしても、終始客席が笑いに包まれていた。あなたも観たらいい。

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

二ツ巴 -FUTATSUDOMOE-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どれだけローテク(人力)で水や流水、世界を表現出来るかというのは壱劇屋ならではの楽しみです。
殺陣も趣向を凝らした弓矢を使う少女の表現もとても面白かったです。
客演の主演ふたりは世界に翻弄されながらもとても健気で愛らしく、もう二人は殺陣のスピードや佇まいの安定感などのただものでは無い感。劇団員の父たちの奮闘と楽しめました。

独鬼

独鬼

壱劇屋

萬劇場(東京都)

2021/10/20 (水) ~ 2021/10/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

再演を繰り返すたび、物語にも厚みが出てるよう思います。
アクションモブの方々の表現力で山や崖が現れるのはとても面白い

ミュージカルうなぎ

ミュージカルうなぎ

宇宙論☆講座

雑遊(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

🉐二日落ち割引【100円】公演。100引きではない。公演料金はありがたかったが、夕食時にあれはないよなぁ。グーッと腹が鳴って困った。
あと、換気のせいか少し肌寒かったが、これは人(座席位置などで)それぞれ感覚が違うからな~。

さて、上演中も繰り返し強調していたが、この公演は「文化庁令和2年度第3次補正予算事業 ARTS for the future! 補助対象公演」で補助上限600万円だそうだ。紐付きが関係している訳ではないだろうが、過去公演に比べるとハチャメチャ感のスケールが小さくなったような気がする。もちろん飲酒上演ではない。過去公演では上演時間と言う概念というか意識があったのか疑わしいが、本公演は驚いたことに、ピッタリ2時間だ(当初1時間35分予定だから、宇宙論⭐講座らしいグダグダとも言えるか)。

とは言え、他劇団・団体に比べれば、常軌を逸したユーモアに啞然とさせられ、あまりにもナンセンスな表現故に観客を選び、時に置き去りにする。上演中の写真撮影はOKであるが、そんなことをやっているよりは、その場(瞬間)の禁断?の雰囲気を楽しみたいかも。

この公演の出演者・稲見和人さん(うなぎ役)の公演チラシが配付してあったが、タイトルは「宇宙論⭐講座の公演ではない企画『稲見和人に彼女ができる公演』」。その公演は無料どころか、観劇したら1人500円ずつ渡すと…。アッ、因みに法律的にこういう興行をしていいのかどうかはこれから調べます、という注記のような文あり。これの企画監修が五十部裕明氏だから、やっぱり宇宙論⭐講座風になるのかな。500円あれば、鰻弁当は無理だが、某チェーン店の牛飯(丼)ぐらいは食べられるかな👏。
(上演時間2時間) 2021.12.31追記

ネタバレBOX

劇場は新宿三丁目にある「雑遊」であるが、立地柄 飲食店が立ち並んでいる。そこに”うなぎ”と書かれた幟を立てているから実に紛らわしい。中に入ると、舞台正面にウナギ顔のオブジェ、上手から音響・照明と書かれた張紙のあるブース、下手にベース等の楽器、そしてウナギが入った水槽と めくり が置かれている。

初め物語に脈絡があるのか疑問であったが、後追いすると「命をいただく」といった結構深い内容を描いているようだ。チラシにも書かれていたが、ミュージカル「キャッツ」をパロディにしたオープニング。(ダンボールの被り物で)獣種の異なる動物が出てくるが、弱肉強食といった自然界を思わせる。食に絡んでコンビニや劇中劇での仕出し弁当へ展開していく。いくつかの小話(めくり で説明)を紡いで物語らしいものにし、何となく「命をいただく」といった内容へ。先の弱肉強食…いずれは人間の食料になっていくことを思わせる。人間は様々な命の犠牲の上に立って生かされている。これはゆきちゃん(小)役、五十部諭吉ちゃんが出演していることから、何となく絵本的な観せ方として「食育」を連想したことによる。

年末にも係らず、ウナギ役(天然・養殖)、ゆきちゃん(小・大)他7名で 計11名が出演。五十部さんの これだけのキャストを集める人望、そして満席にする集客(100円)力は凄い!
また劇団の音楽的センスが見事。役名以外に担当楽器が書かれ、ギター・ドラム・サックス・ベース・シンセサイザー・パーカッションといった楽器が奏でられる。
 
最後に、劇団が注文した叙●苑の豪華弁当、夕食時に眼前で実食されると腹の虫がうるさい。
因みに水槽から取り出されたウナギは、その後どうなったのだろう。いつも気になることが起きる。
次回公演も楽しみにしております。
ばいびー、23区の恋人

ばいびー、23区の恋人

マチルダアパルトマン

駅前劇場(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い! お薦め。
一見、コメディ映画のサブジャンルであるスクリューボール・コメディのようだ。住む世界(公演は本来の意味ではなく場所)が異なる男女の恋話、変わった登場人物、テンポのよい洒落た会話。だが次々に事件が起きる波乱にとんだ物語はない(いや、ラスト近くはドキッとするか)。「スクリューボール」は「スピンがかかりどこでオチるか予測がつかないボール」を指しているらしく、転じて突飛な行動をとる登場人物が出てくる映画の代名詞になっている。物語は複雑ではないが、不思議と緩い会話と忙しい観せ方に魅了されてしまう。

登場人物は25人だが、役者はわずか3人。しかも役名があるのは、主人公・町子(織田奈那サン)、その友人・明里(見里瑞穂サン)だけで、残り23人(区)は、恋人たちとして(金子学サン)が演じる。タイトルや説明から分かるように、町子が恋人たちに「ばいびー」するため23区を巡るのだが、ナレーションや説明の字幕はない。しかし、明里が叫ぶ一言で場所(区名)が一瞬にして特定できる巧さ。完全に物語だけで観せていく。物語を支えているのが舞台美術。基本的には変わらないが、街のあちこちを歩き回るロード・ドラマ感を引き出すための乱雑さが風景に見えてしまう。

役者は3人だが、舞台には多様な顔と声が次々に登場するようで、退屈する暇がない。「ばいびー」旅を通して立ち上がるのが、町子と恋人たちの関係ではなく、漫才のボケとツッコミのような町子と明里の凸凹コンビーー不思議な友情関係である。町子の歯切れの悪さ、明里の後押容赦なし、恋人たちの戸惑い往生際の悪さ、という構図が徐々に対話の形に発展していく。旅という動き、部屋での会話が忙しく交錯するうちに、奇妙な興奮状態が生まれてくる。

多くの(実際は3)人の顔と声が描かれており、本来ならば生活や暮らしといった社会が見えてくるはずだが、さすがにそこまでは想像出来ない。恋人との別れ話…悲しみで寂しい姿があれば、戸惑い微妙な感情で握手する姿もある。いずれにしても人との関わりが密(蜜)であり、こんな光景がいつかまた見られる日が来るのだろうか(コロナ禍だから再演?)。
(上演時間1時間10分)

ネタバレBOX

舞台セットは大きく2つに分かれ、町子や23区の恋人の部屋、本来の舞台と客席の間にも木枝やカラーコーン、ベンチ、ブランコが置かれ、色々な風景を観せる。メインの舞台は上手にベットがあり中央にソファや本箱、いたる所に服が散乱している。全体的には雑然としているが、そこに町子の整理できていない心持が表れている気がする。同時に1人23役を担う金子学さんが、上着を着替えるだけで23人を演じ分けるという効率的セット。

23区の恋人は、明里がこの部屋から「東京タワーが見える」、「スカイツリーが見えるんだ!」といった名所を叫ぶことで一瞬にして場所(区)が特定出来る。また23区を巡るのは、メイン舞台(上段)を降りて、サブ舞台(下段)と客席との間を行き来することで移動していることを表す。もちろん、騒音や駅アナウンスといった効果音もある。70分という比較的短い上演時間で、地理(物理)的という距離と人と人の心情(精神)的距離を実に巧く描く。

ところで、声なき声として観客の思いは、町子が23人の恋人のどこが好きなのか、だれが一番好きなのかを聞きたい。そして彼女曰くオリンピックに準えて、異種競技の金メダリストを比較しても意味がないといった回答。何となく最もな気がしたが、良い面だけを見た人の集合(23区)体とも思える。人は少なからず長・短所があって人間味があるような。逆に23区の彼氏たちからすれば、本当に付き合っていたの?という詰問がありそう。しかし物語は、あくまで町子目線で、明里の助言もあって彼氏の断捨離を軽妙に進める。23人を寄せ集めることで、逆に人の不完全さを浮き上がらせる巧さがある。
映画「婚前特急」を連想。5人の彼氏と同時に付き合っていた女性が、ある切っ掛けで運命の相手を見つけるまでをユーモラスに描いた恋愛コメディ。彼氏5人の査定を始めるが、相手からは「俺たち付き合ってないじゃん」というキツイ言葉。公演も 自分と相手の気持の相違に気づくことに...。

物語が面白いのは、登場人物のキャラクター。といっても町子のあっけらかんとした優柔不断さ、明里の常識人らしい融通(面白味)の無さ、という対照的な2人の微妙な距離感で表す。それを織田奈那さんと見里瑞穂さんが自然体に演じ、本当に中学校以来の親友のように思えてくる。そこに金子学さんの特徴を出さない23区の恋人たちが面白可笑しく絡む。劇団員でない3人が絶妙な関係性を表しており、実に新鮮だ。隣の劇場OFFOFFシアターで劇団員による公演が同時公演中ということもあるが、新たな試みとして支持したい。
次回公演も楽しみにしております。
マンホールのUFOにのって

マンホールのUFOにのって

マチルダアパルトマン

OFF・OFFシアター(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#池亀三太 #松本みゆき
#宍泥美 #大垣友 #早舩聖
#久間健裕 #宮地洸成
#御飯ゆかり #小久音
#葛生大雅(敬称略)
二本の短編のような公演で、それは表と裏とも言えるし、スピンオフと言えなくもない。人生は自分の視点でしか見ることは出来ないけれど、目に映るその人にも人生があって、その人の視点からは、当たり前だけれど別のモノが見える。
人を大切に思わせてくれる作品。
マチルダアパルトマンらしい作品。楽しい。
松本みゆきさんは相変わらずすっとぼけた役で、たまらなく愛しい。
そして小久音さんの猫がオモシロ可愛くて癒された。

ばいびー、23区の恋人

ばいびー、23区の恋人

マチルダアパルトマン

駅前劇場(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

多少くどさもあったが、楽しい時間でした。

ネタバレBOX

町子の恋人たちを複数の俳優陣が演じるか、一人の俳優が七変化でキャラクターを演じ分けるかをした方が好み。
「ストロング」

「ストロング」

坂井水産

RAFT(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

会話がおもしろかった。楽しめた。

ネタバレBOX

稽古初日、新鮮でした。ゴジラ好きなのでとてもよかった。
おわれる

おわれる

イサカライティング

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

#毛利悟巳 さん
#新田佑梨 さん
#矢部祥太 さん
#小野晃太朗 さん
観客は観たもの聴いたものを、何にでも当てはめて考えることができる。演劇とはそういうモノなのだろう。だから、コレでイイのだろう。
メタファーに次ぐメタファー。何かを意味しているのだろうし、かもしれないし、ではないのかもしれないけれど、そうでないとすると、理解しようとすることを脇に置いてしまったことや、理解が追いつかないいたたまれなさを棚に上げてしまったことは、ココアが無い以上に行き場が無い。
話をすることを目的とした話すための話は、話したいことではなく義務であり労働でもあるのかもしれない。そこから派生していく不自然な会話は不自然な過去の行動を導き、フゥ〜ンと納得できるほどに彼等は誰で何者なのか何を議論しているのかを掴むことができず袋小路。会話の不自然さはまるでアンドロイド。
人はこれまでもこれからも、目に見えないものを恐れて畏れて、大切にする。いつだって自分のことを言葉にするのは難しい。人生は辛く苦しい旅であるのかもしれないけれど、そうでないかもしれないし、そうでないと願い、そうではないと信じたい。
わが人生は何に追いかけられているだろうか。何を負い生きているのだろうか。
毛利さんは今作でも違わず眩しかった。
新田さんがこれまでとは別人のようで、ミステリアスな新しい魅力を纏った。

怪勿 - monster -

怪勿 - monster -

The Vanity's

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 チームは全3チーム。3名の女優が各チームで別の役柄を演じる。つまり各女優がトータルでは、総ての役を演じる訳である。ちょっと珍しい挑戦だ。自分が拝見したのはBチームだが、こういうコンセプトで作られると他のチームも拝見したくなるのは事実だ。

ネタバレBOX


 音楽劇というコンセプトに恥じない現代音楽風の作曲・曲想・奏法と登場する3名の女優さん達の歌の上手さに感心。舞台美術は書き割を用いて公園を囲む塀と中央に1本大きな樹を作り、下手奥のコーナー部分に階段式ピラミッド風の3段のオブジェ、やや客席寄りに側壁から衝立状に延びた書き割を設えて出吐けとし、その更に手前に木製ベンチ。上手奥にはスタンドピアノ、客席寄りに天井からブランコが下がっている。
 物語は養護施設・希望園園児だった仲良し3人組の女子(ミホ・マリア・ミサト)の離園後の20年を描く。3人は2001年12月30日に10年後集まろうと約束した。そして10年後の自らに宛てたメッセージを書いてタイムカプセルに入れ、埋めた。10年後廃園になった希望園跡地に創られた公園に集合した3人は20歳になっていた。而もミホは12月30日が誕生日とあってマリアは悪ノリして大分酔い、ミホに酒を強要している。何れによ20歳の集まりでは自らの今後に対する抱負を述べたりまた10年後に集まろうという話をし新たな自分宛メッセージをタイムカプセルに収めた他、子供時代にした遊び・缶蹴りや腕押しごっこ等をする中で養護施設での彼女らの愉しみや3人3様の個性差が描かれる点も上手い。ところで楽しく過ごす彼女らの宴の真っ最中、ミホの携帯に電話が入った。母からであるという。席を外した彼女は戻るなり皆に迷惑掛けてはいけないから帰ると言う。ここで今作のタイトル・怪物の正体がミホの母だということが分かる仕組みだ。彼女の母は毎週教会へ彼女を連れていっていた。昼の母は優しく、夜の母は虐待する母であった。虐待内容は髪の毛を掴んで引きずり回し、殴る、蹴るの暴行を加える、煙草の火を腕に押し付ける等で、この虐待が原因で彼女は希望園に入所したのだ。偶々その後母の容体が良くなったと医師のお墨付きが出た為、母の下に戻ることになったのだったが・・・。
 母は美しくスタイルも良かったが、教会へ行くのは客探しの為であった。また虐待の原因については言及されていないものの、ミホを育てる為に自分が売春をしていることの遣る瀬無さがあるのではないかと想像できる。
その次のシーンでは大きな樹を回って各自が為したこと目標達成等が順に語られるが、態々大樹の周りを回っての報告は年輪をイメージさせ、時の経過を表している。この経過報告でマリアは大学時代の目論見通り可成り条件の良い結婚をゲットし、ミサトは渡仏してデザイナーの道を歩む等かなり開けた状況が伝えられる。
 さて更に10年が経過した。2021年12月30日、同じ公園。ミホは「私お母さん殺してきた。怪物殺して来た」と告げる。原因はこの10年、彼女は地下室に監禁されていたのだが殺害当日は彼女が自由に行動できる日という約束をしていたにも拘らず母がその約束を反故にし外出させなかったことにあった。この10年の間に母は醜く太り美貌も衰えその職業はミホに代替わりさせられていた。虐待にも監禁にも恥じを忍んでの売春にも耐えて来たのは10年にたった1日の自由を得る為であったのに母は裏切った。これに激高したミホは偶々転がっていたカッターナイフで母の首を襲った。

 ところで、この衝撃の告知の前、先に公園に来ていたミサトは、マリアが語る在り来たりな幸せ話に疑義を感じる、彼女の肌の荒れもミサトの疑義に理があることを示唆した。いつも受け身で自らの判断で生き方を選ばず、それが可能であったマリアの生き方は決して幸福ではないと、メディアにももてはやされパリでも注目されるミサトを羨み遂にはミサトが養護施設に居たことをカミングアウトしたことを攻撃するに至る。マリアは、既にそのような階層の虜となっており、プチブルの気取りや精神的退廃に安住している。その背景には子供が出来にくい体質らしいという認識があり、嫁ぎ先の両親からも夫からも責められ続け針の筵という状況があり、自分に責任があると感じて卑屈になっているが故にアイデンティファイ出来ない為夫に問題があるかも知れない点については一切触れられない点でマリアの限界が露呈されてもいる、更にミサトのように表現する者の原点には不幸が蜷局を巻いていることもマリアが気付くことは無い。

怪勿 - monster -

怪勿 - monster -

The Vanity's

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

絶妙なキャスティングだと思った。

ネタバレBOX

Cを見たんですがね、この配役は以外考えられないほど。
特にカミングアウトしたデザイナーなんかは。
まむかいのおじさん

まむかいのおじさん

メディリリ

小劇場B1(東京都)

2021/12/24 (金) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

役者が歌っているわけではないのですが作りが「ミュージカルっぽい」なと感じました。力技の笑いが多かった印象ですが役者さんの技量というか熱量でねじ伏せ破綻せずに走り切っている印象。

ネタバレBOX

中野さんはあの役なら出なくてよかったんじゃないかなーモブだけで出てもよかった気がもする。二面舞台でしたが二面の間の角が正面になりがちで「どっちからも横じゃん」と思った。あとミカエルがいいキックしてた
ばいびー、23区の恋人

ばいびー、23区の恋人

マチルダアパルトマン

駅前劇場(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

これが今年の観劇納め。楽しい舞台でよかった。欲を言えば、観逃していた松本みゆきのまちこ版も観たかったが、隣で公演中だから仕方ない。

海王星

海王星

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/12/06 (月) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

昭和歌謡曲のような懐かしい音楽劇。舞台に並ぶ人達が豪華すぎる。

パ・ラパパンパン

パ・ラパパンパン

Bunkamura / 大人計画

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2021/11/03 (水) ~ 2021/11/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/11/14 (日) 13:00

想像する世界と作成している現在が上手く重なって楽しい舞台。

フィスト・オブ・ノーススター

フィスト・オブ・ノーススター

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2021/12/08 (水) ~ 2021/12/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/12/28 (火) 13:00

190分。20分の休憩を含む。

GOOD WAR

GOOD WAR

ルサンチカ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/12/25 (土) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

■約50分■
映画でも演劇でも、説明的なセリフは批判されるが、説明が過小なのも、それはそれでいかがなものか。

境界

境界

Noism

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/12/24 (金) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

名を知ってかなり歳月が経ったNoizm、初観劇。一度見て面白かった山田うんと作品を出し合う公演、という事もあって足を運んだ。
別の作品とは言え、Noizm0、Noizm1とあるので出演はNoizmメンバー(山田うんのは若手、金森譲のはベテラン)であるようだ。

どちらが先か知らずに見始めたが、一つ目開演早々既視感。3、4人がステージを斜めにユニゾン、軽快に前へステップする動きにブレーキがかかって片足を出した所が停止点、また同じ軌跡を戻る、というのは山田うんのもの。舞踊には個性が否応なく滲む。たった一回の観劇でも焼き付いたのだろう。全編に穏やかなクラシック(室内楽)が流れ、音楽のみではステージの意図は汲みづらい。特徴的なのは衣裳で、春を思わせるが微妙な何か意図があるような・・淡い原色系の数種類の色を全員違うパターンで切り貼りした感じだが、「自然」か「人工」か狙いが不明、あるいは「人間の営為に自然などない」の意か・・。山田氏の出自がそうなのか、クラシックの影響か、バレーに寄った印象。技術を習得した若者がその技術も披露する「如何にも舞踊」な群舞であったが、ふんわりとして今ひとつ掴みどころが無かった。一人だけ体格の良い西洋人が男性だな、と見ていたが、終演後一列に並んだ顔を見ると半数が男性と見え(短髪の数)、ユニセックスな世界が狙いだったのかな・・?等と考えてみた。舞踊の娯楽の第一は身体の動きの視覚的な快楽、音楽とのコンビネーション(リズム感)にあり、要は理屈ではない訳だが、ピンと来なかったのは「境界」というコンセプトが醸す「攻めた」ニュアンスとかけ離れていたからか。

一方Noizmは荘厳という言葉が相応しい舞台。出演者は三名、高貴さをまとう白い衣裳の女性?と、黒をまとった武術的な動きをする二人。何もない舞台に、簡素で大胆な装置が場面によって挿入、そして照明を駆使して独自な世界観を見せる。山田うんの時は「白いリノリウム?」と見えたのが、黒になっている(15分の休憩時間に敷き直すのは無理だろう)。空間と時間、生命、人間の営みの反復といった、何か本質的な領域に触っていそうな視覚的なイメージが強烈である。そして、「見た事のない」風景が現前していた。
同じりゅうとぴあの「演劇」部門では笹部氏によるギリシャ悲劇の(ギリシャ悲劇だけに)荘厳な「赤」のイメージを思い出したのは、偶然か。

ネタバレBOX

後半の金森譲演出のステージは、闇を基調に暗転を使ってダイナミックに場面が変って行く演出であったが、触れておきたいラストは(確か)一度緞帳が落ちて開くと一面に赤い花が敷き詰められ、空からも花びらが降りそそぐというもの。照明は真上から天界からのそれのように煌々と光を降らせ、観客サービスだろう前・中央客席も照らして花びらを降らせている。あっと思わせる壮観だったが、あの広いステージにどうやって大量の「花」を敷き詰めたのか、頭をひねっても判らなかった。
演者の足が花びらを散らしていたから、花びらを張り付けた布を広げたのでもなさそう、と思っていたが、後から考えると、それ以外に方法は無いのではないか。緞帳が下りた瞬間にスタッフ総出でポリバケツ何杯もの花ビラをぶちまける、というのではあの形は難しい。巨大な布を敷いた後、足で蹴散らすだけの花びらを後から蒔く、が正解だと一応思っておく。舞台端のリノリウムの肌が見えているエリアとの「境界」にも薄く花が散っているが、これも後から蒔けば、可能である。うむ。まあ、いいんだが。
怪勿 - monster -

怪勿 - monster -

The Vanity's

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2021/12/28 (火) ~ 2021/12/30 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

3人の女優さんが上演回によって3人の登場人物をローテーションして演じる、とても珍しいタイプの芝居。トリプルキャストの進化系というのでしょうか。歌声にとにかく圧倒される時間を過ごしました。(この先はネタバレboxに書きます)

ネタバレBOX

児童養護施設で育った女の子たちは、置かれた立場でそれぞれに苦悩を抱えているが、それを直視したその上で自分は自分と認められるのか、それともそんなことは大した悩みではないと自分を欺くのか、それとも思考停止することで自分を守るのか…何が正しい、どれが正しい、だけじゃない。生きるっていうことは、きっとこういうことなんだ。簡単なようで難しく、難しいようで時にシンプル。何が怪物なのか、全編にわたって考えさせられる舞台。もちろん加害する人は自分にとってモンスターなんだけど、でも、この言葉も怪物で、あの気持ちも怪物で、一つの希望がいつか呪文のように自分を縛り付ける、それも怪物なんだ。伏線がたくさん張られた話に感じて、こちらも本気で鑑賞しました。

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