実演鑑賞
満足度★★★★
初めて訪れた駅前劇場はこじんまりとしていてとてもいい雰囲気です。何故かお台場の海に浮かぶ南極観測船を思い出しました。そのみっちりした舞台上に部屋の一室が展開され、境目に置かれた室外機が妙に気になる。
各々の熱い想いが交わされる舞台上とマスク姿の客席はいつかクロスオーバーするのだろうか?などと思いながら物語は進んでいく。時系列が飛んでいるのか戻っているのか分からない所もあったが、流れはカタルシスへと向かう。加害者が丸裸にされる昨今ですが、哀しいかなシワ寄せは弱いところへ向かっていき、因果応報だけじゃ説明できないもどかしさが残ってしまう。
それぞれの立ち位置が明確で分かりやすく、舞台にあかるくない自分でも全編の流れが把握でき面白かったです。