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ドント・コールミー・バッドマン

ドント・コールミー・バッドマン

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/10/14 (木) ~ 2021/10/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

バットマンとあったので、悪人をバタバタと懲らしめ反省させてハッピーエンドだと、信じて疑わなかった。
ネタバレになるから書けないが... 皆さんのコメントを読むとなんとなく想像できるかもしれない。
個人的には、おもしろかった。痛めつけられるマゾの役者さんの演技は素晴らしかった。ここは、笑えた。本当にピーラーでムカレル?   ハラハラ、ドキドキ。

最初は少し退屈かな、と思ったが、途中からメキメキおもしろくなった。
最後に話が1本につながり、なるほど、と納得!!!
良いお芝居で、満足!!!
主催の池田さん出入口でお客さんを自らお出迎え、お見送り、感激でした。
お客さんを本当に大事に思ってるのだな、と嬉しくなった。

想路列車

想路列車

FEVER DRAGON NEO

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/10/13 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/10/14 (木) 18:00

初見のユニットだが、作・演出はベテランで、役者陣も元X-QUESTの塩崎こうせいを初めとしてベテランが多く、充実した作劇だった。
 大阪の地下鉄1号線(現御堂筋線)心斎橋駅の勤務者と関連する人々の、サイパン陥落の日から大阪大空襲までを描く。大阪というところがミソで、戦争で苦しい中でも笑い飛ばそうとする感覚が、作品を暗くし過ぎない巧さだと思う。細かいエピソードもしっかり回収する脚本の巧みさや、電圧が安定しないことを照明の技術で示すなど、細かい所まで気を遣った作劇が見事。ただし、展開は戦争中とは思えない部分があり、一種のファンタジーとして観るべきかと思う。タイトルも意味があるのだが、あまり効いていない感じが惜しい。60分(換気休憩10分)60分の130分。

ドント・コールミー・バッドマン

ドント・コールミー・バッドマン

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/10/14 (木) ~ 2021/10/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/10/14 (木) 19:00

115分。休憩なし。

ドント・コールミー・バッドマン

ドント・コールミー・バッドマン

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/10/14 (木) ~ 2021/10/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/14 (木)

価格2,500円

14日19時開演の初日舞台を拝見。

3人の男性を軸にした各々のストーリーが、やがて1本の線でつながり…なんだけど、胸の奥の古傷の痕をピーラーで剥いでいくような展開に、観ていて只々心が痛い・いたい・イタイ…。
公演中ゆえ、結末については伏せますが、終演後、充足感に浸れる、見応えのある115分でした。

【追記】
初日(14日ソワレ)の舞台が心に深く突き刺さったので、19日19時開演の大楽を、おかわりもう一杯!
でっ、さすがに2度目ともなれば、精神的にキツい場面も、事前に心構えをもって臨めたので、どうにか無事に帰宅の途につけた。

本作品、大劇場でも・お洒落なカフェでもなく、シアターミラクルという小劇場演劇の小屋そのもの空間で上演されたからこそ、舞台の熱気というか情熱といったものが客席に伝わって来たんだろうな、と改めて思い知らされた115分。

ネタバレBOX

【配役】
<劇団>
オシム(劇団主宰で脚・演。”オシム”の呼び名の由来は、サッカーの監督ではない)
…平井泰成さん(吉祥寺GORILLAの公演は勿論のこと、先月も「ゲンチアナ」で拝見した役者さん。今回の苦悩する役柄がすっかりハマってたなぁ)
アール(良い舞台を作るためには周囲との衝突も辞さない、うるさ型の照明)
…音峯大樹(おとみね・だいき)さん(最後まで顔がよく見えなかった、劇団いいのか・・・?の公演で拝見したことのある役者さん)
マキ(主演女優だが、細かいところで引っ掛かり・引っ掛かり…)
…鳥居志歩さん(キャットウーマンな装いがあまりに似合い過ぎて、登場時、思わず「ホー」と声が出そうになった。生真面目過ぎる女優役を好演。2年前の『天国への登り方』「平山真由」役以来の女優さん)
転売バイヤー役の男優(大らかだがマゾ)
…村松ママンスキーさん(何度も舞台を拝見しているお馴染みの役者さん。相変わらず巧いなぁ)
ハルカ(ポリシーを持った、公演の製作)
…冬野泉さん(『辺獄の葡萄』の「シキミ」役以来の役者さん)

<喫茶店、他>
ちゃんみ(高齢者介護の専門学校生)
…寺園七海さん(ベレー帽がお似合いの、この作品の裏の主人公!)
まめたろ(マッチングアプリでちゃんみと知り合う、さえない勤め人だったが、実は…)
…瀧啓祐(たき・けいすけ)さん(こわっぱちゃん家の公演でお馴染みの役者さん)

<中学時代>
ナギ先生(シマダのクラスの担任。挫折を味わって来た教師3年目)
…田中園子(たなか・えんこ)さん(演じられた”自我を守るために、すっかり醒めてしまったオトナ”、世間には大勢いますよね)
シマダ(転校時の挨拶でケチがつき、周囲のイジメの対象に)
…河西凜さん(正視できない程、痛々しい役柄を熱演)
コナカ(シマダの隣りのクラスの生徒。シマダと推しバンドが同じ)
…杏奈さん(シマダの心の支えとなる女生徒を好演。だからこそ、最後のシーンは…)
そして、死んでくれ

そして、死んでくれ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2021/10/13 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

強烈な作品。85年前に起こった陸軍“皇道派”によるクーデター未遂、「二・二六事件」を真摯に叩き付ける。上演前会場では事件の半年後に開催されたベルリン・オリンピックのラジオ実況中継が延々と流され、当時の空気感が醸成される。事件に興味を持ったなら、笠原和夫脚本の映画『226』が判り易い。(映画の出来は悪い。)

磯部元一等主計〈=大尉〉(小山貴司氏)、映画版では竹中直人。一線を越えた狂気のテロリストの目をしている。
栗原中尉(豊田豪氏)、映画版では佐野史郎。兵士を率いて行進する写真が有名。
安藤大尉(ナカムラユーキ氏)、映画版では三浦友和。決起への参加を最後まで保留し続ける。どことなく奥田瑛二に似ていて思慮深く理智的。
野中大尉(中西浩氏)、映画版ではショーケン。「我狂か愚か知らず、一路遂に奔騰するのみ」との句が有名。
河野航空兵大尉(熊谷嶺氏)、映画版では本木雅弘。思い詰めた文学青年の繊細さを感じさせる。
真崎大将(織田裕之氏)、映画版では丹波哲郎。斉木しげるっぽい、すっとぼけたコンニャク的応対がリアル。

この国を良くする為に、1483名の兵を率いて複数の権力者を暗殺し警視庁を占拠。「昭和維新」を掲げ、天皇親政の軍事国家の樹立を目指す。ほぼ史実通り、徹底的に削げるだけ削ぎ落とした出演者九人だけの密度の濃い「二・二六」。思い詰めた観念が迸り、噴出する情念が鮮血となって真白な雪を染め上げる。劇団チョコレートケーキが好きな方にお勧め。”暴力“とそれを突き動かす“強靭な精神”だけが世界を変える。

ネタバレBOX

物凄く面白いのだが、話の納め方が気に入らない。天皇に逆賊と罵られ、酔いが醒めたように一転して矛を収める一同。独り安藤の怒りがクライマックスになるのは映画と同じ。「天皇を敵に回してでも戦い抜くのではなかったのか?」、全てを捨てて参加を決めた安藤の慟哭。ここが日本人の限界なのだろう。
決起将校の妻として女優が二人登場するのだが、余り必要なシーンとも思えない。もう少し工夫してこの話を広く多面的に語れる役柄にするべきだった。

当時の日本は謂わば巨大な宗教団体であった。昭和天皇が教主(本尊)である。昭和恐慌にて東北の農村が貧困に喘ぎ、対極的に癒着した政財界は肥え太り、貧富の差は増々拡大するばかり。生活の立ち行かない家族を日本に残して、満州に派兵される若き兵士達。統制派(=陸大出のエリート、キャリア組)と皇道派(=地方農村出身者、戦地で任務に当たる)の対立もあった。「この”宗教“は正しいのに、この惨憺たる現状は運営している執行部が腐っているからだ。腐った奴等を斬奸して正しい組織に立て直そう。“教主”ならば我々の真意を必ず理解してくれる筈。」、そう信じて起こしたクーデターだったが、意に反して“教主”は激怒した。「蹶起(けっき)部隊」を「叛乱部隊」とし、自ら近衛師団を率いて鎮圧するとまで言い放つ。“教主”への過度な幻想と誤解が生んだ悲劇。そもそもこの“宗教”は果たして本当に正しかったのか?「天皇陛下、お先に参ります!」

天皇を守る為に自らが全ての汚名を背負うと云う忠臣的ヒロイズム。その美学の名の下に隠れた醜い自己肯定こそが、歪な現実から目を背けるこの国独自のシステムとして機能してきた。
そんな気持ちの帰り道、川崎駅で顕正会(日蓮宗系の新興宗教)の勧誘に遭った。
そして、死んでくれ

そして、死んでくれ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2021/10/13 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 日本の本質を抉った。深みのある作品。ベシミル。2人の中核的登場人物の妻が、中盤までと終盤での歩き方の差で事態の質的変異を如実に表している演技や、服装や身だしなみ、小道具等がキチンと時代を表している点。音響・照明、脚本・演出、妻たちの演技のみならず役者全体の演技も良い。内容が現代に通じている点もグー。華5つ☆(追記後送)

ネタバレBOX

 1926年、2月。25日は雪が降った。事件当日26日も雪で、皇道派隊付青年将校に率いられた1483名の下士官・兵が決起。指揮した将校らが君側の奸と見做した総理大臣・大蔵大臣・前内大臣・教育総監・侍従長及びもう一つの国家の暴力装置・警視庁そしてメディア等を襲撃した。所謂2.26時件である。彼らの拠って立つイデオロギーは北一輝の「日本改造法案大綱」と謂われることがあるが、実際には今作に登場する磯部や栗原らに影響を与えたとされ、寧ろ隊付青年将校に共有された念としては矢張り北が指摘していた‟君側の奸“という発想だったとみることができる。因みに当時の陸軍内部には皇道派と統制派の派閥争いがあった。閥の違いは所謂参謀や将官の道が開かれている陸代卒の高級将校の多くが国家を総動員して戦争を遂行すべきだという主張をしていた統制派に対し、農村等から集められた下士官・兵らと実際に接し隊付将校として彼らと行動を共にしているが故に、民衆の苦境即ち事ある毎に姉妹が身売りされ苦涯に身を落とすような苦境を実体験として知り抜いており為に民を無視する日本の政治に対し、人間として当たり前の義憤を常日頃から感じ心を痛めていた皇道派に属する者が多かった。
試験管ベビーの輝虎配膳とえとせとら

試験管ベビーの輝虎配膳とえとせとら

試験管ベビー

G/Pit(愛知県)

2021/10/08 (金) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ありがとうございます。
前作品に引き続き、2回目拝観させていただきました。
今回は、「歌舞伎」と「狂言」と「お芝居」の融合(?)という
今までになかった新感覚ノンストップ劇場!!
前知識もなく、
前作品の「ホームレスホーム」なんかと同じノリだと思って観に行くと
ちょっと面食らうかも・・・
今回は、とにかくスピーディー。
最初っから講談師さんに早口でまくしたてられ
場面はめまぐるしく切り替わる。
そのあまりのあわただしさに合の手を入れるのも忘れる程で
まるでジェットコースターに乗っているかのようでした。
観ていない人には何を言っているのかさっぱりわからないと思いますが
とにかく早すぎて頭の中で整理もつかぬまま芝居は進み
何がどうなって次どういう展開を迎えるのか全く予測不能だったため
観終わってからもしばらくは頭が混乱・・・状態でした。
まあ、レベル的には高い作品だったのかなとは思いますが・・・
最後に、このコロナ禍で本当にに大変だったと
代表の方も挨拶でおっしゃっておられましたが
そんな中でも常に新しいことにチャレンジし続ける
試験管ベビーさんの姿勢には頭が下がる思いです。
大阪公演も頑張ってください!!

そして、死んでくれ

そして、死んでくれ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2021/10/13 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

重厚・端正といった印象の公演。
物語は、昭和11(1936)年に起きた二・二六事件の当日とその前・後日を青年将校の視点で描いたもの。丁寧な作りだと思うが、説明にあった「コロナ禍を生きる全ての人に問う。私たちが目指す未来とは?」に直結する描きではなく、史実と思われることを順々に展開し、そこから観客が各々想像を膨らませてほしいと…。上演前から流れている放送は、事件の半年後に開催されたベルリン・オリンピックの競泳実況「前畑ガンバレ!」が、何となく現代に繋がってくるが…。
(上演時間1時間40分)

ネタバレBOX

舞台美術、雰囲気は中央に大きな両袖机、上手・下手側奥に別(独白)スペース、奥は壁に沿って少し高くした通路のようなもの。全体的に薄暗く、机や色調から重厚さを漂わす。もちろん、物語も要人殺害というクーデター(未遂)であり笑いといった緩める場面は皆無。冒頭、登場人物が横一列に並びピン照明に浮かぶ姿は神々しい。

梗概…昭和恐慌により拡大する貧富の差に皇道派の青年将校は大臣・官僚を抹殺し天皇を中心とした政権を作ろうと2月26日、雪の降りしきる夜にクーデターを実行。総理、内大臣、侍従長等を暗殺。一時軍部は彼らの行動に理解を示し、クーデターは成功したかに見えたが、それは事態を収拾しようと画策した政府による時間稼ぎ。舞台では、真崎甚三郎大将(軍事参議官)にその役どころを担わせている。さらに総理が生きていた事がわかると事態は一変する。政府は天皇の勅命により原隊に戻るよう呼びかけ軍に戻ろうとする。しかし当初から消極的で、やるからには逆賊になる覚悟だった安藤大尉は…。この話は映画「226」と同じで、何となく映画の舞台化といった感じだ。主人公と言ってもよい安藤大尉の態度や行動も同じ。この事件の背景にある貧しき人々、特に東北地方の農村部の事情が語られる。Wikipedia他、多くの本やネット情報(内容の濃淡や真偽不明も含め)に概要が記されており、さして目新しい情報ではない。

翻って現代をみると、コロナ禍によって既に日本社会にあった問題、すなわち労働問題や経済格差(貧困)などが鮮明になった。コロナ禍によって非正規雇用、自営業、サービス業を営む人たちが職を失ったり派遣切りにあう。社会的弱者に対する政治(社会)の底が抜けた瞬間を見たのだ。そして2020東京オリンピックの開催を巡って右往左往する政府。政治(不信)に目を向ければ森友学園問題やキャリア官僚によるコロナに係る給付金詐欺事件等、解決すべきこと。さらにコロナ不況への対応等、問題は山積している。二・二六事件当時と時代や状況の違いがあり、一概には論じられない。しかし、今起きていることは足元だけではなく、先々を考えなければいけない。二・二六事件の半年後のオリンピックで日本中が沸いたらしいが、その足元では軍靴の音が大きくなり始めていた。現代の足元に忍び寄る不気味な事とは…しっかり自分で状況を見極め、考えることが必要になっている、そんなことを思わせる公演。

舞台は、薄暗いだけに照明効果(個人への青白いスポット、全体への暖色といった使い分けや階調)は印象的。また天井や床から人物への垂直照射はシルエットを作り哀愁が漂う。登場人物は9名(うち女性2名)だが、女性は将校の妻役ということもあり、登場場面が少ないのが残念。それだけに重苦しい状況が続く中で、妻との会話でホッとさせたり惜別といった感情で揺さぶる。男優の軍人役は髪を短く刈り込み、将校の兄役だけ少し長髪。そして軍服姿が凛々しく、姿勢や立ち居振る舞いもそれらしい。女優2人は着物姿で楚々としており、夫を支えるという健気さ。外見からの役作りに好感。そして役者陣のバランスの良さ、演技は熱演でとても旗揚げ公演とは思えない。小道具も軍刀や「尊皇討奸」と書かれた日の丸旗などによって状況説明する。音響は暗転時のピアノの単音と劇中で将校たちが歌う「昭和維新の歌」が印象的。先にも記したが、全体的に丁寧な作り。
ただ、直截的には「二.・二六事件」という史実の狭い世界を描いているようで、勿体なかった。

次回公演も楽しみにしております。
友達

友達

シス・カンパニー

サンケイホールブリーゼ(大阪府)

2021/10/02 (土) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2021/10/05 (火)

不条理劇らしいと聞いて、ちょっと嫌な予感がしたのを覚えている。一度も舞台を観たことがない演出家だった。

案の定、客席の私は最初から沈没した。
9人の闖入者があったら、私なら、過呼吸になるくらい驚愕するだろう。9人なのだ、衝撃は半端ない筈だ。あんなに安易に受け入れてしまうものだろうか。
この、リアル感のなさに思いっきり退いた。

もうダメね。ちっとも芝居に入り込めない。
かつていろいろ観た、別役さんの不条理劇。けっこう笑えちゃう部分もあって、面白かった覚えがある。

浅野和之(祖母)、キムラ緑子(母)、鷲尾真知子・・。
この豪華なキャストに期待しない演劇ファンはないだろう。その彼らが端役を演じたのだ。
この「無駄に豪華」な配役陣で1時間30分の舞台だった。

床に設置された、どこでもドアみたいなところから、男以外のいろいろな登場人物が出現する。男と闖入者9人以外の登場人物が、太い綱でつながれている。だから何だって訳じゃないけど。繋がれた奴のとこにはアイツらはこないってことのようだ。

少しずつ追い詰められていく男(鈴木浩介)がちっとも気の毒に思えない。
最後に男は、布で覆われた牢屋の中で毒入り葡萄酒を呑まされ、吐血して死ぬ。流れ出た血が徐々に広がっていく終幕部。
吐血ってあんなに血が出るものだろうかと思わずツッコミを入れたくなった。

サスペンスドラマだって2時間は楽しめる。1時間半の芝居に、私は何を期待して来たのだろうか。
そんな私が何よりも、不条理・・!

そして、死んでくれ

そして、死んでくれ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2021/10/13 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/10/13 (水) 19:00

100分。休憩なし。

HELI-X Ⅱ

HELI-X Ⅱ

High-position

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も殺陣シーン満載でカッコ良かったです。「HELI-X」として生きる彼らの痛みが切なかった。次回もあるようなので、みんな幸せになれるよう祈っています。

ネタバレBOX

大志くんが全部かっさらって行った〜と言う印象(笑)
「PUZZLE~HUGALIVE2021~」「天穹の雫」

「PUZZLE~HUGALIVE2021~」「天穹の雫」

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「Your CHOICE」観劇
面白い企画、選択の時間の1分は少し長いかな⁉︎と、感じましたが、
その最中のアドリブも楽しかったです!

大人のメルヘン絵本シリーズ 『霧野仙子』

大人のメルヘン絵本シリーズ 『霧野仙子』

Project Nyx

満天星Cafe(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

座席1階

2021年10月8日から17日にかけての公演を拝見した。
これまでに5回?公演があったというが、今回はニクス15周年記念公演と銘打ち、新宿梁山泊の芝居小屋満点星で行われた。

霧野仙子とヤルセナカスが4組。それぞれバージョンが違う。拝見したのは、霧野仙子役に吉田直子、ヤルセナカス役にジャン・裕一という大人の風格漂う「ジュテーム」組だ。前振りや舞台回しを受け持つ「ラズベリー隊」に、ニクス率いる水嶋カンナを筆頭に20,30,40代女性のトリオで舞台を仕切った。

そもそも、漫画家やなせたかしとイラストレーター宇野亞喜良が組んだ最初で最後の絵本のオマージュ作品だ。だが、リーディングのスタイルでなく、絵本をベースに宇野亞喜良の絵をふんだんにつかった、1時間余りのニクスらしい妖艶な舞台が展開する。
自分が見た「ジュテーム」組は、霧野仙子の何とも言えない色っぽさが物語を支配する。吉田直子のゾクッと来るような美しさに見入ってしまう。一方のラズベリー隊は、前振りですべるところもあったが、やなせたかしの歌詞を奏でるコーラスは満足できる。バックのギター演奏もよかった。そのメロディーに「天国への階段」があったのにはとても感動した。

新宿梁山泊は12月に、李麗仙追悼公演と銘打って「少女仮面」を上演する。水嶋カンナの熱演をここでも期待したい。

ラ・ラ・ラジオ物語

ラ・ラ・ラジオ物語

劇団暴創族

劇場MOMO(東京都)

2021/10/06 (水) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★

全く初めて観る劇団さん。
今回ご縁があり配信にて観させて頂きました。

ネタバレBOX

ドタバタハプニングコメディ…からの、思いがけない心の闇への急展開。
別作品に変わったのかというくらいのエッジの利かせ方で、ちょっとそれぞれ別々の話で観たかったかなくらいの気持ちに。

設定には若干ん〜…となる部分も。
そういう精神疾患を抱えている人をラジオパーソナリティに起用するという点、承知の上で起用しているにも関わらず問題発生の際の対処があまりに非人道的だという点、ラジオ局がラジオパーソナリティ一本で活動しているようなタレントただひとりで回されているという点、殺人を犯した犯人の取り違えが暴かれなかった点、色々と首を傾げざるを得なくて。。。

とはいえ前半のコメディな部分は気楽に楽しく観られて面白かったですし。
終盤の闇落ちの部分は、その問題に的を絞って集中して観たくもありました。
落差狙いどんでん返し狙いもあったでしょうが、せっかくの楽しい前半部分の値打ちが損なわれる気持ち。

トラウマに起因する精神崩壊、記憶の入れ替わり。トラウマの内容が内容なだけに面白い…といえば不謹慎なようにも思いますが、あの精神世界の設定は、そりゃあありえないと言えばありえないですが、ありえないことはありえないと断定した時点でありえないことになるわけで、こういうことが起こり得る世界であると思えばそれは起こり得ることなのであり、わたしはここが一番興味深く面白かったです。
前半と終盤のバランスがもう少し…という印象でしょうか、難しい。。。

各役者さん皆さん達者で魅力的でした。
毎朝仕事行く前にラジオ聴いてるので、個人的にはラジオブースという舞台設定にも親しみを覚えました。

チラシデザインが可愛かった。素敵デザイン。
あとそういう対策方法があるというのは小耳には挟んでました、実際に舞台と客席の間にアクリル板の壁を設けているケースを初めて観ました。
生観劇だと反射とかどうなのだろう?興味深いです。
キルミーアゲイン'21

キルミーアゲイン'21

劇団鹿殺し

松下IMPホール(大阪府)

2021/10/15 (金) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最高だった

ピンク

ピンク

猫のホテル

ザ・スズナリ(東京都)

2021/10/06 (水) ~ 2021/10/13 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良かったよ

いらないものだけ手に入る

いらないものだけ手に入る

兵庫県立ピッコロ劇団

ピッコロシアター (兵庫県)

2021/10/09 (土) ~ 2021/10/14 (木)公演終了

実演鑑賞

流石ピッコロ。舞台装置(大道具含む)は、値段の割にお得感ある。内容については、題目との繋がりが未だに見えないが、綺麗な時間がながれた。その中には差別・過去の歴史過程・シンボルに基づいた争い(今の世界でもある問題)が未来永劫続くのだが、和平もできるが結局は・・・。平日にも関わらず、かなりの人が入っており、楽しく拝見できました。

青年団「東京ノート」

青年団「東京ノート」

枚方市総合文化芸術センター指定管理者 アートシティひらかた共同事業体

枚方市総合文化芸術センター/関西医大・小ホール(大阪府)

2021/10/08 (金) ~ 2021/10/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/10/08 (金)

青年団はレパートリーを一定期間ごとに再演してくれるので、地方に住む平田オリザが言うところの「ボクのお客さん」たちは、安心して、好きな芝居の再演を待つことができる。
何年ぶりの「東京ノート」だろうか。
こけら落としの劇場で、久々の「東京ノート」だった。一新された舞台美術がとてもオシャレ。

通常、芝居で台詞が重なることはほぼないが、同時多発演劇の舞台に最初は慣れるまでちょっと戸惑う。
聞いて欲しい会話は巧妙にクローズアップされるので焦ることはないのだけれど。

遺産の絵を相続する問題や高校時代の家庭教師との火遊びやら平和運動をしていてその後堅実な仕事に就いた学芸員の意外な前歴やら・・。まるで人の噂話を立ち聞きするような舞台に観客は耳をひそめる。同じ舞台を観ても、その時の自分の関心事やら経験でハッとする場面が違うのが面白い。観客ひとりひとりの「東京ノート」である。

<ネタバレへ>

私の場合、苦しい時に、女同士はこんなふうに助け合えるんだと、胸がキュンとした。舞台が、自分の生きてきた人生にスポットライトを当ててくれるようで、平田オリザの再演舞台は毎回楽しみにしている。

ネタバレBOX

義姉の由美(松田弘子)の美術館めぐりにつきあう次男の嫁の好恵(能島瑞穂)、あまり絵に詳しくない彼女は感心しきりなのだが、そのさりげない会話を重ねる中で、終演近く唐突に、夫に泣きながら「好きな女ができたから」と別れを切り出されたと打ち明ける。

どんなに親しく付き合っていても、離縁すると別れた妻は夫の親類とは通常付き合いが無くなる。
こっちが泣きたくなると白状した好恵に、由美が泣いた方が負けだという”逆にらめっこ”をする終幕部。
HELI-X Ⅱ

HELI-X Ⅱ

High-position

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2021/10/07 (木) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんともカッケーSFダークファンタジーアクション。のめり込んでしまいました。次回作も楽しみだ。

いとしの儚

いとしの儚

る・ひまわり

六本木トリコロールシアター(東京都)

2021/10/06 (水) ~ 2021/10/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

儚くて、切ない、オトナの和風ダークファンタジー、グッときましたね。一人多役の多い役者さん達の熱演も見事でした。

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