ラ・ラ・ラジオ物語 公演情報 劇団暴創族「ラ・ラ・ラジオ物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 映像鑑賞

    満足度★★★

    全く初めて観る劇団さん。
    今回ご縁があり配信にて観させて頂きました。

    ネタバレBOX

    ドタバタハプニングコメディ…からの、思いがけない心の闇への急展開。
    別作品に変わったのかというくらいのエッジの利かせ方で、ちょっとそれぞれ別々の話で観たかったかなくらいの気持ちに。

    設定には若干ん〜…となる部分も。
    そういう精神疾患を抱えている人をラジオパーソナリティに起用するという点、承知の上で起用しているにも関わらず問題発生の際の対処があまりに非人道的だという点、ラジオ局がラジオパーソナリティ一本で活動しているようなタレントただひとりで回されているという点、殺人を犯した犯人の取り違えが暴かれなかった点、色々と首を傾げざるを得なくて。。。

    とはいえ前半のコメディな部分は気楽に楽しく観られて面白かったですし。
    終盤の闇落ちの部分は、その問題に的を絞って集中して観たくもありました。
    落差狙いどんでん返し狙いもあったでしょうが、せっかくの楽しい前半部分の値打ちが損なわれる気持ち。

    トラウマに起因する精神崩壊、記憶の入れ替わり。トラウマの内容が内容なだけに面白い…といえば不謹慎なようにも思いますが、あの精神世界の設定は、そりゃあありえないと言えばありえないですが、ありえないことはありえないと断定した時点でありえないことになるわけで、こういうことが起こり得る世界であると思えばそれは起こり得ることなのであり、わたしはここが一番興味深く面白かったです。
    前半と終盤のバランスがもう少し…という印象でしょうか、難しい。。。

    各役者さん皆さん達者で魅力的でした。
    毎朝仕事行く前にラジオ聴いてるので、個人的にはラジオブースという舞台設定にも親しみを覚えました。

    チラシデザインが可愛かった。素敵デザイン。
    あとそういう対策方法があるというのは小耳には挟んでました、実際に舞台と客席の間にアクリル板の壁を設けているケースを初めて観ました。
    生観劇だと反射とかどうなのだろう?興味深いです。

    0

    2021/10/13 16:01

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大