ピーチボーイズ
Peachboys
シアター711(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
校臨エンプレス【Bチーム】
RAVE☆塾
ブディストホール(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
魔法女子高で年に1度開かれる魔法大会の直前、連覇中の"女帝"と呼ばれる絶対女王に起きた異変が起こす騒動を描く休憩無し95分、女子ばかり総勢約20名のキャストは華やかで目の保養になり、プロットに少々ヒネリもあって楽しめました。個人的には主役の数名が他のメンバーと比べて特に可愛いとは感じませんでしたが…。
ハザカイキ
Bunkamura
THEATER MILANO-Za(東京都)
2024/03/31 (日) ~ 2024/04/22 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽を観たようだ。おやそんな雰囲気でもなかったが?・・と思い出せば、確かにカーテンコール四つ目で座長らしい記者役が手招きし、袖から三浦大輔氏が呼ばれた。思わず演出から何か一言な空気がよぎった後、やっぱ何も言う事ないわと礼をして周りもバタバタと頭を下げる様が微笑ましく笑いを起こす風景。
三浦氏の舞台は緻密で明確で、何も補う事はないし観客も満腹で何か言って欲しいとは思わない。
下卑た日常を描いて本質を抉るような三浦大輔の世界へ、一気に誘うのはギター音が作る音楽。本作は三浦氏にしては露骨な性欲の摘出がなかったが、欲望とその追求が恒常的にもたらす爛れ、疲れ、金を払って味わう一時的な全能感、黄昏どきに催す時間を超える感覚・・都市生活と不可分の要素を、音楽が既に彩っている。
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/25 (木) 19:00
ストーリーの展開が超面白いです!キャラクターも個性があり、見応えがあります!
夢の泪
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2024/04/06 (土) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
3回目。
前田旺志郎氏の出入りのダッシュはいつ見ても凄い。プロレスラーの才能を示す要素の一つにリング内ダッシュがあるが、高評価だろう。
トライアル 2024
A.R.P
小劇場B1(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。小劇場B1ははじめての劇場でしたが音響もよく最高でした。真実に迫るまでの陪審員のやりとりが非常に面白かったです。最後の最後に被告が登場するかな…と思っていましたがそれはありませんでしたね^^ いずれにせよ最高の舞台でした。あ、そうそう、最後に演者さんが言われていたように会場暑かったです。あの暑さで途中睡魔が襲ってきました^^
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
損得個展
劇団美辞女
エリア543(東京都)
2024/04/19 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
現在の色んな社会問題と詰め込んだエンターテインメント、グッときました。やっぱり身の丈に合った生活を淡々と送るのがよいですね。
校臨エンプレス【Bチーム】
RAVE☆塾
ブディストホール(東京都)
2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Bチーム観ました。ちょっとファンタジーな女子学園コメディ、これだけ大人数だと爽快ですね。終盤はホロリとされられます。説明過多ですが、丁寧な作りでした。
夜会行
動物自殺倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
今作は2021年7月、サンモールスタジオにて鵺的が公演。その時の演出家は寺十吾氏。まさに天才の仕事、メチャクチャ衝撃を受けた。ここまで練らないと成立しないのか、舞台芸術の奥深さに打ちのめされた。(未だにあれを、可能ならば観劇初心者に体験して貰いたいと思う程)。
今作は『動物自殺倶楽部』の赤猫座ちこさんが活動休止する為、同時にユニットも一旦打ち止めとなる節目的作品。だが赤猫座ちこさんが心因性の体調不良にて降板。代役はアンダースタディの太田ナツキさんに。
あるマンションの一室。お洒落な室内には鉢植えとプランターがお店のようにズラリと並び観葉植物が飾られている。中央のベランダのガラス戸を左右に開ける。そこだけ外からオレンジ色のライトが当たる。
太田ナツキさんの家で同棲している木下愛華(まなか)さん。今夜は木下さんの誕生日パーティーが開かれる。太田さんは料理中。木下さんは物憂げな表情で理由なき不安感と焦燥感に気持ちを尖らせている。
銀行員の日野あかりさんが到着。神経質な程、コロナ対策に拘っている。
続いてやって来た保険外交員の輝蕗さんは区役所の生活福祉課で働いている寺田結美さんを紹介する。
とある夜、東京の一室でほんのひととき営まれる夜会。太田さんの用意したドリアのようなボルシチのような料理が美味しそう。
木下愛華さんは肩幅がガッチリしていて女子プロレスラーのHikaruみたいでカッコイイ。
日野あかりさんの役の作り込みには狂気すら感じた。強迫神経症のような書き込み。ベロンベロンのワイン。素晴らしい。
寺田結美さんの電話のシーンでは泣いた。
ヴィンランド・サガ
舞台『ヴィンランド・サガ』2024製作委員会
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2024/04/19 (金) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「英雄復活篇」優しいだけの頼りない王子クヌートの成長(それはそれで心が痛い)、宗教に対する猜疑心、トルフィンとアシェラッドの歪んだ絆などが圧倒的な殺陣シーンとともに描かれてこちらも面白かったです。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
タイトルからして覚悟して行ったのでしたが、甲斐さんがおっしゃるように「突き抜けたエンターテインメント」でした。
冒頭、え、このおじさんが・・・。こういう人は大抵・・・以下ネタバレなのでまっさらでご覧になりたい方は読まないでください。
魂エンターテインメント説
ティッシュの会
南港サンセットホール(大阪府)
2024/04/20 (土) ~ 2024/04/20 (土)公演終了
夜会行
動物自殺倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2024/04/24 (水) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/04/24 (水) 19:00
鵺的で2021年の9月に上演された作品を、別名義の団体で、演出・役者を変えて上演。初演も観てるが、また違った感触が面白い。観るべし!観るべし!!観るべし!!!82分。
4人のレズビアンと1人のクエスチョニングの緻密な会話劇。どの人物にも同意できる部分と同意できない部分がある会話は、何でもないものから徐々にヒリヒリする展開へと移る。初演に比べると、間を大事にした演出になっているように思うし、飛び道具的に使ったモノは効いてる。初演もいい芝居だと思ったが、再演は少し違った意味でとてもいい芝居。「レズビアン」というのは分かりやすいマイノリティの象徴で、全ての人にとっての意味があるのではないかと思う。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/04/23 (火) 19:00
小劇場「楽園」と本作品の「絶望という名のカナリア」
劇中には天国の下りと、巧みな関連付けが上手いです。
上手いと言えば、劇場内の狭い空間を上手く利用した対角線上の舞台と客席。
オムニバス形式にすることで場転の多さをカバーしていて、嫌みのない暗転が良いです。
本公演が10回目という記念に観劇出来ましたが、物語自体は新興宗教や風俗営業など、どろどろしたブラックコメディな内容。
決してすっきりする物語では無いものの(好みもあるので)、お芝居のクオリティとしては惹きつけられるものがありました。
映画のパロディ
コンプソンズ
下北沢 スターダスト(東京都)
2024/04/18 (木) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前回を見逃し、大宮企画は初見だったのですが、大宮二郎さんの作・演出の作品は他で観たことがあり、勝手に信頼を寄せていました。それは3年前に王子小劇場で上演された「イン・ザ・ナイトプール」というコンプソンズの短編企画。メンバーが一本ずつ作・演出を担い、それぞれの作家性と劇団の底力を実感したこの公演が私は大好きなんですけど、そのトリを飾ったのが大宮さんの「東京」という作品でした。作・演出を手がける金子さん不在の中で金子さんの強烈な存在感を忍ばせた劇団の自伝的物語なんですけど、東京と言っておきながら物語の舞台はアラスカに終始するんです。めちゃくちゃなんです。でも、そのめちゃくちゃな中でしか描き出せないものが確かにあって、私は不覚にも泣いてしまった。なので、今回もきっととんでもない映画とパロディの世界を、またはタイトル返上でより想定外な展開を今回も見せてくれるのだろうな、と期待を寄せていましたが見事的中!
反則レベルで個の魅力がピカピカに光る、されども団体競技!って感じの、それぞれの個性を貫き切ったままの一体感がとても良かった。コンプソンズ本公演とは一味違う、大宮二郎ワールド&ワードセンス堪能の75分でした。キャストもまあ、混ぜるな危険レベルに魅力的。江原パジャマさん、榊原美鳳さん、東野良平さんは初回より続投の頼もしさに期待しつつ、そこにオルタナな存在感で魅了する土本橙子さん、モリィさんが加わり、どこをみても面白いこと間違いなしの布陣でした。「ハマり役をハメにいくこと」に対してどこまでも貪欲な演出も痛快でした。モリィさん×土本さんの軽妙なギャル会話劇、誕生日なのにひたすらに可哀想な榊原さん、プロ意識は高いのにブランディングで大失敗してる東野さんの寿司屋、振り向いただけで爆笑をさらう江原さんの電機屋、全員反則!大名行列ネタは、展開も結末もわかっていながらもはやいつでも笑える装置、大発明ではないでしょうか。次回も期待です!
ピーチボーイズ
Peachboys
シアター711(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前説(開演時間から始まる)では初見さんも安心のPeachboysの楽しみ方レクチャーが
これがあるから昔からのファンも初見者も垣根のないスタートを切れるのだと思う
自分にとっては何度目かの前説、それでもめっちゃ笑える!もはや名人芸の域
この前説も観収めなのかと思うと早くも目頭が熱くなってくる、ヤバい
充分に会場が温まった頃合いで本編がスタート
演劇界の下ネタ部門&著名人いじくり部門は間違いなくトップクラス
童貞3人組がやたら壮大なスケール観で下ネタな事件に巻き込まれていく”幹”の部分は鉄板としても豊富な”実”の部分は新しく練られているので、もう目まぐるしく可笑しい
矢継ぎ早な笑いだけでなく絶妙に間を取った笑いや、じわっと湧いてくる笑い、アドリブを活かした笑いなど、笑いのバリエーションも随分と増えた様
ここでの客演、自劇団でシリアス系やしっとりした演技で活躍されている役者さんがどんなにはっちゃけていても全く問題無し
もはや本人と結びつかないくらいイメージがかけ離れているから(笑)
観ている方も笑いだけでなく「うわ~っ」とか「ギャ~っ」とか声まで出てしまうけれど全く問題無し
会場中が一体となってそんなだから(笑)
ツッコミや掛け声まで飛び出してえらく楽しい!
そして珍しく舞台裏話も・・・「あぁこの公演がラストかぁ~」という複雑な感情と笑いがない交ぜになってこみ上げてくる
遂に迎えたLAST GIGSのエンディング、もう最高のスペシャルエンディングでした
この壮大なる一連を生の感動と笑いで是非
自分にとっての初Peachboysは弟が田舎から遊びに来た際、どうしても下北沢の小劇場体験をさせてやりたくて当時の公演中から選んだもの
たまたま知っている劇団さんが無かったので、まさにフライヤー買い
弟にとっては衝撃的な観劇デビューとなり「小劇場はすごい!何より生き様がすごい!やっぱ東京すごい!」と興奮しきりでしたが、自分にしても桁外れのパワフルさ、会場の熱気に驚いたものでした
その後も小劇場では異例のロングラン公演時には下北の街頭で劇団の方々が一生懸命に宣伝活動されており、ぜひとも浜田艦長から“プロミスいいね”を送ってもらいたい光景だったなぁと
幾つもの記憶に残る活動を本当にありがとうございました
鳥皮ささみのインスタントセッション!
なかないで、毒きのこちゃん
高円寺素人の乱12号店(杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F)(東京都)
2024/04/12 (金) ~ 2024/04/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
・途中入退場&飲食OK
・3時間半の稽古+ラスト20分で本編上演の二人芝居企画
・出演者と演目は日替わりで全10組&10作品
・物語と演出は口立てで進行
この形式のアイデア、面白みだけでもすでにグッと引き込まれ、子ども二人を連れて観劇。
私は丙次さん×志賀耕太郎さんの回を、前半の稽古を1時間ほど観た後に食事で一度退室し、本編上演の時間に戻ってくるというスケジュールで目撃&観劇。一言で言うと、ワークインプログレスと本公演を1日で観られる良企画でした。
演劇がこつこつと積み上がっていく創作過程、俳優とは何か、という核心に触れるような時間。その公開は観客にとっても非常に豊かで貴重な時間だと痛感しました。俳優の技やそれらが鍛錬されていく様をギュッと凝縮して見られること。そういった機会は日本の演劇シーンにおいてはまずとても少ないので、演劇界における貴重な取り組みであるとも感じました。
入退場自由で「いつ、どこから、どこまで観てもいい」という状態は、あらゆる状況をそれぞれ持つ観客にとってとてもひらかれた環境であり、観劇アクセシビリティの向上にしっかりとコミットしている企画だとも思います。
鳥皮ささみさんのアイデアや企画力、実現力が素晴らしいことは言うまでもないのですが、こういった素敵な企画に制作会社や劇場が協力・協賛してくれたらいいなとも感じました。私たち観客は見応えに対して安価でとても気軽に楽しく観劇させてもらいましたが、その分、素晴らしい着眼点を持った劇作家さんや面白い演劇を発表する劇団、そして出演する20名の俳優がしっかりとバックアップされてほしいとも感じました。そのくらい拡げ甲斐と続け甲斐がある企画だと思います。
絶望という名のカナリア
甲斐ファクトリー
小劇場 楽園(東京都)
2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本団体さんはどの作品も素晴らしく良くできたお芝居を見せてくれていますが、10周年記念作品の本作も良かったです。主な主人公となる鈴木さん(役名)の悲哀を感じながら拝見してましたが、彼は何を失って何を得たのか。ほんとに得たのか?と思いながら見ていました。そこに繋がる他のエピソードたちも一つ一つきちんと出来ていて、良く考えられてるなあと関心です。いつもどおり、伊藤さん(トラ丸)さんの演技はいいですね。久しぶりに見た東別府さんを始め、役者の皆さんすべてのお芝居も心に届きました。よい時間を過ごせました。大変満足の二時間でした。