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ギフト オア アライブ ~ふれあい夏祭り~

ギフト オア アライブ ~ふれあい夏祭り~

シベリア少女鉄道

吉祥寺シアター(東京都)

2025/07/11 (金) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めてみました。斬新な感じでびっくりしましたが、笑えました。ギフトオアアライブってそういうこと(笑)
元ネタがわかるともっと面白いのかもなぁ。

テン9

テン9

ペキニーズ・ドットコム

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

(笑えた度)4(今感)3(完成度)5

下北の中心で小劇場愛を叫ぶ。

レディースの生き様に関する小劇場公演と、そのメイキング・裏側を描くメタシアター。
さすがベテラン、の作り込み、軽さと重厚さの絶妙なバランス。
ホラー風味ありの青春コメディ。
随分と昔になってしまった80年代へのオマージュ。
刺さりまくり。

ネタバレBOX

小劇場の役者は世界を変えることはできないかもしれないけれど、
きっと、その存在を待っている人がいる。

中途半端な公演に終わった数多の下北演劇関係者の亡霊として、
観客もしっかり参加。
役どころが自分にドンピシャすぎて怖い。

素舞台と劇中劇の対比がさすが。
楽屋の蛍光灯がいい味を出している。

悲惨な現実から、はるか遠く、宇宙へ。
小劇場演劇の無限の可能性を高らかに謳い上げて、爽快!

群読、同時発声で声を重ねていく演出は、ギリシャ古典に源流のあるトラッドな手法で、
万有引力や第三舞台も多用していた80年代小劇場の流行り。
なめ猫、レディース、暴走族は80年代前半辺りかな、時代が完全にマッチ。
無条件に好きです。

淡いパステル調のバックライトがとても美しい。
宣美のカラーリングとリンク。
父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/07/05 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

2回目。
かなり遣り取りの密度が上がっている。瀬戸さおりさんの表情の変化が凄い。松角洋平氏の台詞一つ一つを受けて瞬時に変えてみせる。『この世界の片隅に』のすずさんのような素直さ。観客は自分の心を隠し切れない生まれついての天真爛漫さに惹かれていく。大きな饅頭にかぶりつく幸福そうな顔。
そして松角洋平氏の原爆への怒り。全ての被爆者の無念を代表して天に向かって怒声を上げる。こんな残酷な苦しみ、人間の歴史には決して必要のないもの。人間はこの地獄を教訓として未来を変えていかないといけない。戦争は憎悪の捌け口、その先に広がる光景は自らをも滅ぼす。
必見。

ネタバレBOX

瀬戸さおりさんは下瞼に赤いアイライナーを引いている。それが最後のシーンでは消えている。心境の変化を表しているのだろう。
松角洋平氏は長南亮に似ている。山本麟一っぽくもある。

他人の不幸は所詮他人の不幸でしかない。同じく自分の不幸も他人からしてみれば他人ごと。だが不幸が主観的なものではなく共通の敵だとしたら。
不幸が病気ならきっと治癒できる。
この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

劇団 Rainbow Jam

シアター711(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

登場人物は演劇に関わる人々とその周辺の人々。

ネタバレBOX

辛いと思いながら生きる人々、死にたいと思いながら生きる人々の話。
見ていて辛い部分もおおいのだが、力とか感動を与えてくれる。
もしも一番辛い時の私が見たら、どう思っただろう?
見ていて本当に辛い気になった気がします。でも救いを与えられたような気も。

演出の有薗さんの心情が見えたような気がした。(気のせいか?)
平田俊子作品連続上演『夜の左側』『ガム兄さん』

平田俊子作品連続上演『夜の左側』『ガム兄さん』

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2025/06/23 (月) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです。この手の(?)お芝居を観るコツ(?)が分かった気がする最近なので目の前で展開されるシーンを楽しみました。
それにしても・・・

追記:開演前、開場の時間に甲斐バンドを聞いたのは初めてかも。誰の選曲なのか聞こうと思っていたのに忘れました。

ネタバレBOX

妻が家を出て49日目にその兄を訪ねる男。築15年のアパートに1人で住む、失業中でガムに執着する義兄との対話は奇妙ではあるものの、まあ、なくはないか・・・と思って見ていたら冬の北アルプスで遭難することになり(この辺りはまだ2人の遭難ごっこ)身を寄せ合っているところに、突然三度笠を被った男が風に吹かれて雪を撒き散らしながら登場して、いろんな味(酒場にありそうなメニュー各種)のガムを売り歩くおばさんがやって来て・・・とハチャメチャな展開になってゆくのでした。
あそこで突然腕立て伏せを始めたのは自分がやったことを隠すため?アパートの1階だから可能な犯罪?とか想像は膨らむのでしたが、最初からそういう観点で見ていなかったので、いろいろ見落としているのだろうと思うともう一回見たいものです。
目の前のシーン、刹那を楽しむと言う見方ができていたら、あの舞台ももっと面白かったのかもしれないと思う今日この頃です。
七夕スターダスト

七夕スターダスト

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/07/09 (水) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

バルスキッチンさんの公演は再演が多いのですが今回は新作。個人的にも再演の観劇が多かったので、新作は久しぶりでした。

ズドンさんの前説はいつも楽しいです。ほぼ毎回おっしゃっていることがあります。劇団は一貫してコメディを作っている、伏線がどうとかややこしいことはない、おふざけが多い、と。

これまでの前説では「真面目に見ないでください」という定番のくだりがあったと思いますが、私の見た回ではありませんでした。初日はそれどころか、涙を誘うシーンがあることを示唆されてました。珍しいなと思ったものです。

※バルスキッチンさんはこりっちにエントリが無いことが多いですが、今回はあってうれしいです。感想書けます。今後もぜひ。

ネタバレBOX

活気が無く人口減少中の「七月市」という自治体。主人公は若き新人市議。市に伝わる「七月物語」の世界から彦星と織姫と仲間たちが現れる。織姫は主人公の亡くなった妻にそっくり。

市は隣の市から合併を持ちかけられている。市の力関係から事実上の吸収合併。主人公はそれに反対し、織姫や市民たちと共に、市独自に活気を取り戻そうとする。

絵に描いたような一本道で、すごく分かりやすかったです。バルスキッチンさんはそれが魅力のひとつだと思ってます。

老人役の五十嵐かいと さんたち3人が突然若返って歌いだすところはびっくりしました。チラシでも老人だったので珍しいと思っていたところ。一本取られました。

主人公の市議を演じるのは中島拓人さん。バルスキッチンさんではこの1年で5回の主演。エースですね。クライマックスでの力強い演説はすごく魅力的でした。

今回「真面目に見ないでください」と前説で言われなかった理由は分かりました。いつもより真面目なのです。現実世界の問題に対するメッセージが込められているのかも知れませんね。そこは受け取り方次第かな。
この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

劇団 Rainbow Jam

シアター711(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
生きる意味を日々考えながら過ごすことは 煩わしい。日々充実して生きることが出来れば良いが、多くの人は…。内面的には、意欲・充実と空虚・惰性といった感情や行為の間で揺れ動くモヤモヤとした気持、その表現し難い心情を巧みに描く。対人的には、かみ合わない会話、理不尽なことも屁理屈で言いくるめてしまう、そんな ありがちなことを点描している。

少しネタバレするが、劇中の登場人物には名前があるが、当日パンフには女1~6、男1~2と記されており、誰もが持っている感情、その一般性・普遍性を表しているようだ。そして物語を牽引するのは、元劇団員で コロナ禍で演劇を辞めた という36歳迄 あと3週間の女1。女の誕生日迄の3週間、それを周りの人々との関係や出来事を絡めた哀歓劇といったところ。それでも明日はある。
(上演時間2時間 休憩なし) ㊟ネタバレ

ネタバレBOX

舞台美術は 後景に暗幕、下手奥にブラインドがあるが、タイトルを映す時だけ下ろす。その前に赤い自転車が1台。所々に白い丸椅子や黒い箱馬が置かれている。一見 抽象的だが、光景を固定させない工夫のようだ。

コンビニで働いている女1(甲斐千尋サン)は、夢を手放し 毎日同じことの繰り返しに疑問も持たない。そんな時、(コンビニ)バイトの面接に来た女2(福島宏美サン)が、店長 男1(小川輝晃サン)に向かって「今まで、一番辛かったことは」と逆質問してくる。女2は 余命宣告されたが、まだ生きている。改まって<生きる意味>なんて考えたこともなかったが、ひょんなことから昔の演劇仲間 女5(小堺美佳サン)と逢ったことから、その時の情熱のようなものが甦ってくる。

女1は、かつて舞台に立つことの面白さを知ってしまったこと、その充実した日々が忘れられない。演劇集団りぼ~んの稽古を見学しているが、その光景に 何故か同化出来ない。主宰兼役者 女4(佐藤真代サン)・演出家 男2(新納ゆかいサン)・客演女優 女3(高山京子サン)の力関係が次々に変化する滑稽にして現実。舞台という虚構(嘘の世界)の中で生き生きと、しかし今の暮らし(現実の世界)は、同じことの繰り返し。どちらが本当に生きている と言えるのか。

演劇の世界は甘くない、それはどの世界でも同じだろう。女5は どの劇団からもオファーがなく生活苦。女1が働いているコンビニで万引したり、噓をついて金を借りたりと 自堕落。自分では演劇を辞められない、演劇人としての自分を殺してほしいと。やたら自己肯定感を求めるが、女1は、誰も求められてなんかいない と突き放す。何気ない日々に生きる意味があるのかも知れない。

一方、女1の唯一の友人で、コロナ禍で結婚し妊活(体外授精)中の女6(櫻井由佳サン)。結婚したが、夫に抱かれることなくSEXレスで、女として見られていないと愚痴る。精神・肉体そして経済的負担に悲鳴を上げている。女1は結婚願望どころか 彼氏もいない。同じ歳の女2人の考え方や生き方の違いを描くことによって、人間として女性としての苦悩や葛藤を浮き彫りにする。やたらと36歳が強調されるが、女性にとって その年齢は特別意味を持つのだろうか。結婚適齢期という言葉は死語であろうし、出産適齢期は ある程度 母体の安全を考えれば、適した年齢があるのかも知れないが…。

自転車を普通に漕ぎながら淡々と話す姿、力強く漕ぎながら 血が滾ると咆哮する姿など、心情が一瞬で解かる演出が見事。照明は薄暗い中で、スポット的に照らし出す。音楽は優しく寄り添うような曲、それとは別に街中の騒音・雑踏が聞こえる効果音。プロローグ、エピローグに女1がフライヤーにあるような街の灯りは、人生の応援灯といった意のことを言う。何とも抒情的な…。
次回公演も楽しみにしております。
六道追分(ろくどうおいわけ)~第七期~

六道追分(ろくどうおいわけ)~第七期~

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/07/09 (水) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

もとAKB48のなぁなこと、藤田奈那さん!現役時代の活躍も知っていましたが、お美しくてお変わりありませんでした!

また、役者さんがた皆さん素晴らしかったです!
あまり役者さんがたのお名前と役柄をじっくり確認しないのですが、以前観劇した際とは違う役のかたを発見!
そのような楽しみかたもあるのですね♪

また、立ち位置の変化に気付いたり、台詞まわしも異なったり、同じ舞台でも違うものを観ている錯覚も覚えました。

とにかくとても良かったです!!!

グロリアストラベル

グロリアストラベル

桃尻犬

浅草九劇(東京都)

2025/07/16 (水) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/16 (水) 19:00

90分。休憩なし。

2025ギャラリー公演「アイデンティティ」

2025ギャラリー公演「アイデンティティ」

劇団天動虫

Uptown Koenji Gallary(東京都)

2025/07/03 (木) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

寺山修司を引用しながらの帆足主宰の「劇場とは?/芝居とは?」な問いかけに導かれて幕を開ける短編オムニバス。
その内容は書き下ろし新作を含む三篇のほかに(寺山リスペクト的な?)ワークショップ発表会にかつて出演したピン芸人さんのコントと多彩な上に単なる羅列でなく合間に「あのドラマのストーリーテラー」よろしく帆足主宰の繋ぎが入るスタイル。
さらにラスト一篇の終演後、演技エリアに残っているジョニーさんに帆足主宰が「あなたは誰?」と問うて公演タイトルの「アイデンティティ」に言及するのがまた巧み。
長編も良いけれど、こういうバラエティセット的な公演もイイなぁ♪

テン9

テン9

ペキニーズ・ドットコム

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/15 (火) 19:00

価格3,300円

ここ最近、実話を元にした演劇の功罪をずっと考えてきたのだが、これを観ると本当に救われるような気がした。たとえ実話とは異なる「捏造」であったとしても、「演劇」の力はそんなものではないはずだ!!史実は越えられる。創作はそれだけの力がある、と高らかに宣言しているかのようである。
「演劇」の力を私たちが信じなくて、だれが信じるというのか?それは決心であり、信仰の表明であり、作者が常に自分に言い聞かせてきたことの言語化なのだろう。それを実際に作品として昇華させた作家の力量に脱帽した。

ネタバレBOX

劇、劇自体(劇の裏側)、劇中劇、という重層的な構成になっており、観客までまきこんでしまうことで、我々も「(本作品の)劇の観客」を越えて、「劇自体の観客」「劇中劇の観客」の重ね合わせがなされる。しかも「劇中劇」の役者名はそのまま役者本人になっており、中間領域の役割を果たしている。
楽屋が丸見えになっていることも特筆で、非常に多層構造になっており、一度観ただけでは足りないほどの濃密さがある。
すごいモノを観た。
この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

劇団 Rainbow Jam

シアター711(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 初日を拝見。

ネタバレBOX

 板上は下手側壁脇に置かれた赤いフレームのチャリ。ホリゾントとその手前には天井から幕が吊られ手前の幕は下手の半ばで断ち切られて、奥の幕との合間が袖になって出捌けを形成している。チャリの横や客席側の板上には丸椅子と箱馬が点在している。オープニングでは手前の幕に取り付けられたブラインドが下がりタイトルが映写される。尺は120分。
 ちょっと変わったタイトルの今作、中々ユニークな内容で興味深い作品である。タイトルからは自堕落であると自認している自分自身の遣る瀬無さに対する足掻きに対し、幾らしてみても明確な手応えが見られないと日々感じているヒトの寄る辺なさがイメージされたが、どっこいそんな甘さは無く寧ろ居直る他無いと腹を括った、あと3週間で36歳の誕生日を迎える女性の、底なし沼に落ち込んだ中での極めて「真っ当な」生き様が描かれる。
 紡がれるのは、小劇場演劇に携わる演劇人個々の表現する者としての自覚・自意識と、日本に於ける非メジャー演劇が置かれた「先進国」としては極めて特異な厳しい状況下の実態を背景とした葛藤、そのような表現者として生きた過去を持ち現在はコンビニで掛替えの無い戦力として働き、1時間1100円で生計を立て乍らアンニュイに沈み込む主人公。 
サブエピソードには同世代の結婚・出産に絡め、極めて深刻且つ普遍的な選択に纏わる諸問題(半年間セックスレスな夫婦関係・産みたい願望を持つ妻の妊娠活動を要する男女関係の実態から生じるあれやこれや。と個々の実存を賭けた諸対応。正解を追い求める世間一般的な在り様と、現実との関係に重きを置きそれらとの諸関係の中に独自の解を見出そうとする立場の角逐が、現実への歪んだ距離感を体現するような生き方の差として描かれる点も面白い。この哲学的在り様の個人的差異が演劇表現方法の微妙な差異と比較されつつ描かれている点で今作のメタ構造が見える点もグー。約2時間の作品であるが、以上に挙げた諸要素が呼応して幾重にも重なりあいながら今作を運んで行く。適度なブラックユーモアを交え、シリアスでシャープな科白が飛び交う興味深い公演である。主役のコンビニ店員を演じる甲斐 千尋さんの熱演もグー。他の演者では金持ちの娘が立ち上げた劇団・リボーンの演出家役を演じる新納 ゆかい氏、妊活中の妻を演じた櫻井 由佳さんの演技も気に入った。

テン9

テン9

ペキニーズ・ドットコム

OFF OFFシアター(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽しかった!終盤の高揚と拡がりに思わず胸いっぱい。演劇だぁ!どうだぁ!という様な素敵な終幕。ニコニコ。そこに至るガチャガチャも心地良くて。よく舞台で観る役者さん達が結構見覚えのない激しさ可笑しさ満載でそれもまた。かっけぇ役者盛り沢山。おすすめ!

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

この暮らしにタイトルを付けようとした、日々

劇団 Rainbow Jam

シアター711(東京都)

2025/07/15 (火) ~ 2025/07/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

う~ん、これは面白い。ネガティブハイで、暴走しまくるけれど、妙にリアルで、突き刺さります。実にアッパレです。

ケムリ~silent memory~

ケムリ~silent memory~

激富/GEKITONG

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2025/07/10 (木) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初めての激富。
歴史の有名人を借りての殺陣芝居。泣かせる物語。なかなか人気のある劇団。
難を言えば序盤の話しの流れがわかりにくいのと、けっこう斬られても元気なる主要キャストですかね。

夏場所八番勝負-後半戦-

夏場所八番勝負-後半戦-

STAR☆JACKS

STAR☆JACKS Studio(大阪府)

2025/07/12 (土) ~ 2025/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「ウィリアムズ・スイート 」
二人の息が合った楽しい小作品。
和柯さんは元気なんだけどちょっと頼りない役のイメージがありますね。
Cheeky Queensの赤松英実さんを観る最後の作品となりました。彼女の笑顔がとても素敵でした。

「瓦斯に舞う紙の翼2025」
「アンネの日記」を作品にした、結末が分かっている哀しい物語。
アンネ役の北田結子さんは、そのまま天使でした!
三原悠里さんの少女と老女を行き来する芝居はさすがです!

WIREINSATS -ヴィアインザッツ-

WIREINSATS -ヴィアインザッツ-

壱劇屋

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2025/07/10 (木) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

殺陣シーンは相変わらず迫力があって良かったですが
再演ということもあるかもですし・・・

ネタバレBOX

世界が階段上になっているという設定は面白いと思うのですが、侵略してくるのが宇宙人というのは広げすぎでしょ!と思ってしまいました。
最後まで納得できなかったので、終演後お隣にいた方に聞いたところ昨年上演された『アポカデンツァ』の続編であるらしい。そちらを見ていたらもっと感動できたのでしょうか。周りには涙している方がたくさんいましたから。
最後に「その惑星が飛び散った破片からのなんたら言う物質のお陰で死傷者はほとんどいなかった」みたいなナレーションがあって、それもどうかと思いました。
料理昇降機

料理昇降機

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

二度見 推奨 納得の不思議な会話劇で、楽しめました。

音楽劇 金鶏 二番花

音楽劇 金鶏 二番花

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2025/07/07 (月) ~ 2025/07/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

序盤の演出から一気に引き込まれ、
あっという間に作品の世界に没入していました。
視覚的な仕掛けや空間の使い方が非常に巧みで、
観客の想像力を心地よく刺激する構成だったと思います。

物語が進むにつれ、感情の流れと演出が丁寧に重なり合い、
気づけば登場人物の心の動きに深く共鳴していました。
今年いくつか舞台を観てきましたが、ここまで余韻が長く残った作品は珍しく、
「今年のベスト作品かな」と感じながら観ていました。

台詞や歌詞の一部に少し聞き取りづらいところがあったものの、
全体としてのエネルギーと集中力が非常に高く、
むしろその密度の高さが生の舞台ならではの魅力になっていたようにも思います。

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/07/05 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/07/14 (月) 14:00

座席1階

前回の山崎一と伊勢佳代をはるかにしのぐ出来栄えだったと思う。特に、瀬戸さおりの成長が著しい。こまつ座への出演が定着しつつある彼女が、演出の鵜山仁に鍛えられたのだろうか。どちらかというと兄の存在がある中で一歩引いていたような印象があった瀬戸さおりが脱皮を遂げたように見えた。
今回は舞台セットもチェンジし、新作並みの対応で臨んだという。瞬間の差で生死を分けた父と娘。父は最初から登場するがけして幽霊などではなく、主人公の娘・美津江が勤め先の図書館で偶然会った男性に思いを寄せるその心の動きが、現生に帰ってきた父の手足、心臓を形作ったとセリフの中に盛り込まれている。その思いが弱まっていけば父は娘のそばに存在することはできない。娘の恋愛応援団が存在理由である父だ。
だが、美津江は一瞬にして命を奪われた友人らを思い「自分だけ幸せになることはできない」と恋愛を拒んでいる。舞台は4幕あるが、再終幕で美津江の本当の胸の内が語られる。これが圧巻だ。
瀬戸さおりと身長差がかなりある松角洋平が、少しだらしないところもあるが包容力のある父親を、瀬戸を全面的に受け止めるような形でうまく演じている。松角の包容力が瀬戸の才能を引き出したのではないかと思えてくる。

先人も書いていたが、サザンシアターという広い客席だけに空きが目立ったのは残念だ。再演であるということも影響しているのかもしれないがもったいない。この親子は自らの生死も含めて運命を「解決した話」と言っている。だが、どうしてこのような結果を招いたのか、どこかで止められるところはなかったのか。この芝居を何度も見て考えたい。戦争は国と国との戦いであり、各国の国民に勝者はいない。自国民の優越性を掲げて戦った歴史を、今こそ胸に刻むべきだ。

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