miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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BATIKトライアルvol.12

BATIKトライアルvol.12

BATIK(黒田育世)

森下スタジオ(東京都)

2013/04/15 (月) ~ 2013/04/16 (火)公演終了

満足度★★★★

無題668(13-093)
19:30の回(曇、風)。18:45会場着、19:00受付(整理券あり)、19:15開場。いままで機会がなく黒田さんが携わっていらっしゃる作品をみていなかったのですが、今夜ようやく。19:30開演~20:22(休憩、ドリンクサービスあり)、20:32~21:04終演。梶本さん、中津留さん、伊佐さんの順。当パンをみると梶本さん「プロジェクト大山」、中津留さんはお茶の水女子大とのことで、ちょうど同大学の26(金)「創作舞踏公演(4/26@なかのZERO」に行こうと思っていたところ。

3作品...そうとう筋肉質なもののように感じました。無音の時間が長く、カラダが動く音や息遣いが近くに聞こえました。皮膚のすぐ下に力が漲っているようで、それを抑えることは叶わずカラダがさまざまに動く。

上手、ポツンと木の机、暗転するとギシギシ聞こえてくる…上がろうとしているのだろうか…まだ、続く…ようやく明るくなると机にしがみついて足をブラブラ…机はきしむ、しばらく机の上でもがいている…このまま床に降りないつもりか…ゆっくりと前に降りたつ。

亀がひっくり返ったような姿勢でもがいている…もがきながら横に移動している…両足を床につけず反転する…ここで当パンをみると「スイマー」とある…よくみると水着(のようにみえる)…腕を封じ足搔きで…立ち上がり大きく口を開け歩く…、ひとり、ふたり、15人、87人…客席を見下ろし何を数えているのか…

動かないふたり…普通の生活時間とは違う時を刻んでいる…ふたりに接点はなさそう…視線を合わせるでもなく…。

いずれも相当な重力を感じる内容…重力から解放されると制御できない…

当パンの裏にこれからの公演がいろいろ紹介されていましたので、できる限り行ってみようと思います。

偽典・地獄変

偽典・地獄変

鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず

pit北/区域(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題667(13-092)
18;00の回(曇、暴風)。17:32受付、開場。今日は2階部分にも椅子が並んでいます。下を見下ろすと人がたくさんいます。ふと前をみるとフジタタイセイさん、「つぎとまります」のときとは全然違う印象。轟音(ヘヴィメタルのLiveよりデカイ...スピーカーが近いから)でお尻の下もビビっている。真っ赤に染まったドロドロの地獄絵。とっても好みです。


17:52前説(75-80分)、17:52紙芝居、18:10開演〜19:32終演。
2階、手すり周辺にもたくさんの椅子、何やら組んである舞台、濃い人たちがたくさん。フジタさん出演なのでみにきたのですが、どうみてもお化け屋敷の方…。下へ降りるとパイプで足場が組んである…アナログTVモニター(映っているのは炎?)、一斗缶、草木も生える異郷…2階でも芝居があるそうで、今日は入って右へ…濃い人たちは客席の誘導、写真のためのポーズ、「地獄変」を紙芝居で紹介、質問受付と忙しい。

狭い会場をとても巧く使い、足場や2階へと縦の移動、ケバケバしいメイク、鮮やかな色の衣装、黒いのは熊?、2つのスピーカーからは音が大量に跳んで来る、一部セリフが聴き辛いが構わない。

お暇をこじらせて

お暇をこじらせて

aji 2021年活動終了

新宿眼科画廊(東京都)

2013/04/13 (土) ~ 2013/04/16 (火)公演終了

満足度★★★★

無題666(13-091)
11:00の回(晴、強風)。10:42受付、開場。この回は子供さん同伴可。最前列の桟敷席はお母さんと子どもたちの席。目の前に小さな白い柵があってトラ、サイ、ライオン、シマウマ(のミニチュア)たちと大きな(実際は小さいけど)家。柵には三角/三色の旗と蝶々が数羽、白い石と落ち葉があり、男の子はここに自分の恐竜を置いてました。みんなでチラシをながめていて人気があったのはポップンのチラシ(たしかに子供が好きそうなデザイン)。

舞台には古風な椅子が2脚、上手にグラスと水差し、その手前、特大の首が長いフラスコ。入り口よりには操作卓。BGMはいろいろかかっていて、エルビス..そういえば、昨晩、NHKで「ハワイ」からの衛星中継の特集をみていました(当時もみてます)し、「第九」は「時計仕掛けのオレンジ」のサントラですね。

11:00前説(島さん 60分)、11:02開演~12:05終演。終演後、ドリンクとチョコ、飴をいただきました。おふたりともメリー・ポピンズのような衣装(白)。ただし、「お婆さん」のようなしかめ面と鼻眼鏡、渋い声で緩い会話が始まりました。お互い、ひとつひとつを確認しながらゆっくりと。今回、「青い飲み物」は早い段階で登場。普段の表情に戻るシーンではお二人のキュートさも戻るのでした。

振り返ってみるとみた4作品はみな異色。本作品は動きを極端に抑え、声のトーンも低く(しんのすけ風)回転数を落したアナログレコードみたい、で、ときどき正常回転する。

でも、なんで繰り返したのでしょうね、少し違うところもあったように思えるものの、はっとするほどのずれは感じなかった。

4/16:いや、ちょっと違う気がしてきました。要再考。歌が違った、ペースが少し早くなった。

ネタバレBOX

のーぶるだじぱすとん、と聞こえたのは「L'eau blue d'aji Le passe-temps」ですね。青い水+暇つぶし。

必要な男性の5つの要素は後半でしか言ってないし、「ぶんぶんぶん」「みかんの花咲く丘」も後半だけ…(と思う)。

#2「for girl」

#2「for girl」

劇団フェスティナレンテ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

無題665(13-090)
14:00の回(快晴)。13:30受付、開場(ドリンク付)。椅子の足元に飲み物用のホルダーが付いています。広い部屋(床壁とも黒)に木製テーブルと椅子(4脚)。下手奥は2階への階段、手前はキッチン...、客席後ろ(入口)に玄関。テーブルの上にガラスポット(角砂糖)、奥の壁際に、ポット、カップ、ティーパック(紅茶)、上手にTVモニター。BGMはデス声。14:02前説、開演~15:32終演。「ラジオ体操の歌」が聴こえてくる。

少し舞台が広すぎるのではないか...姉妹の関係と空間の使い方(BGMがないこともあり)が合っていないように思えてしまいました。

お話の展開は面白く、みなさん初めての方ばかりでしたが、個性的。「for」は「four girl」で「The Four Seasons」...

ネタバレBOX

リビングルームだと思いますが、生活感がほとんどなく、お金がないのにこれだけの広さの「家(2階があり、3姉妹それぞれ部屋があるとして、もう一人受け入れて..戸建らしい..実家?)」に住んでいるのはどうしてだろう。

窓がないので時間(昼、夜)がわからず、余計そう思えてしまいました。

みんな紅茶好きにしては普通のティーバッグだし、砂糖をあれだけ入れると味わうこともできなさそうだし、そんなに臭うなら、普段、気がつくでしょうし。

これが炬燵にでも入っていて、だったらまた違ったのではないかと思いました。
DramaticCompany Inhighs 第10回公演 『光』

DramaticCompany Inhighs 第10回公演 『光』

D.C.Inhighs

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2013/04/13 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題664(13-089)
19:00の回(晴)。道を歩きながらここが2回目(前回2011/8)だと気づく。18:25受付、開場、外で待っていたら少し早いですが中に入れてくださいました。昨年9月、獣の仕業「オセロ」の時、12月の公演を知ったのにこりっちになかったので見逃してしまい、ようやくみることができました。ですので初めてです。
座椅子席にクッション、舞台上には何もなく、クラシックが流れるなか開演を待ちます。
座席に上演台本(一部編集あり)があったので3回読んでみました。普通の会話劇ではなさそうですが、どのようなものなのかと想像...できないうちに、18:56立夏さんの前説(75分)、少しだけお客さんを待ち(事前に説明あり)、19:03開演~20:06終演。

ネタバレBOX

言葉ではない(コンテンポラリー)ダンスなどもそうなのですが、最初、どう(どこに)引っかかるか、で、その後は、自由に想像します。

で、古事記の始まり、神が3柱...最初のイメージ。

舞台の役者(3人)は黒、抑え気味の照明と絶えない波の音、前回は気がつきませんでしたが、ここは声がよく響き、和音/合唱のように聴こえます。暗いのと黒い衣装でカラダの輪郭が曖昧、闇に溶けこみ、不思議な世界が浮かび上がってきます。以前みた舞踏の公演では、演者の顔だけがほんやり窺えるくらいのなかでの「舞」でしたが、余計に不気味(妖しさ)を感じました。

どこかの海、洞窟の中で横たわって、寝ているのか起きているのか、暗闇の中で聞こえてくる「声」のように感じました。それは地、岩、海、山などからしみ出てくる声。

ここで「百億の昼と千億の夜」の冒頭、海底に「潜むもの」のイメージ。

視覚的な拠り所がない舞台、見えるもの聞こえるもの、感覚器官が受容するものすべてと自身とが情景を創りあげてゆく舞台(作業)。こういった感覚は「d’UOMO ex machina」でも受けます(5/7-8@絵空箱で公演あり、なのでよろしければ)。個人的にはとても好みです。

「本土」「黒い雨」というコトバが組み込まれたのはなぜだろうと考えてみる。

もう今年はないそうですが、またみたいと思う舞台でした。



大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題663(13-088)
19:30の回(曇)。18:53受付(整理番号付)、「記録用の撮影」ありとの掲示、19:22開場(予定では19:10、5人ずつ番号順に)。入ってみると狭い...昨年12月に「片腕」をみたときは結構広かったのに..と思いながら座席につきます(当パンは終演後配られます)。目の前には特大の額縁のようなセットが客席に迫っていますが、光沢のあるカーテンが引かれていて何も見えません。19:25前説...ここから少々長く無言の時間が続き緊張感が緩み始める、遅れてきた方が席に着き電車の音が聞こえ19:36開演~21:09終演。初日だったからか、開場、開演ともかなり遅れました...み終わって「そりぁ、これだけやるんだからたいへんだろうな」と思うほどの内容でした(もし、ちゃんと時間通りに始まっていたら大絶賛)。こちら初めて、こんな展開も初めて。初めてだったら何も知らないほうが衝撃度UP(好き嫌いあるかも)。

当パンで役者さんのお名前をみて調べる…と…、島田さんは「夢の星」「撫で撫で(こちらは飯田さんも)」でみていましたが、あまりの役柄だったのでワカランでした。

ネタバレBOX

初めの受験生の部屋...いろんな辞書、参考書、偉人の肖像、小さな勉強机と本棚、心理学モノの全集..上手は押入れ、どうみても何十回も受験に失敗したような男...突然現れる大きな男、よくわからないうちに暗転...ここでも少し時間がかかっていて、なんでかな...と思っていて...明けてみてビックリ、まったくちがう部屋、いつの間に仕込ンダノダ...。なぜか上半分しかみえないし、出てくるのは「ぶた」と「ひつじ」で木の幹が2本、天井と床をぶち抜いていて、この二人は白い液体(樹液)を主食としているようです(実際はヨーグルトかな?)。ところがここはまだまだ序盤で、実は舞台は4面(縦長の部屋と上下2段の部屋)あって、それ自体が回転、2回目の場転からは明るいまま動かしていました。

父と受験生(父とムスコ)、その受験生が自身(ムスコ)を探す旅。

各部屋、これまた凝っていて、出てくる食事が硬くなったパン、一抱えもあるゴキブリ、アルマジロ...。ピアノの演奏、リコーダの演奏(曲はカノン)。家具はアレだし、各部屋はドアで行き来できる仕掛け。

猛烈に癖のあるお芝居でしたが、ハマりました。
【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

【全公演終了!】東京ユートリア【ご来場誠にありがとうございました。】

劇団東京ペンギン

王子小劇場(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

無題662(13-087)
20:00の回(曇)。19:21受付、19:30開場。舞台には大きな3段の台、前のほうの席だと最上段の床面が見えません。スタッフの方が「後方中央の席がお薦めです」と言ってましたが、そうだったようです(演出上の仕掛けあり)。その後方、左右6本ずつの白いパイプ状のものが吊ってあります。奥が一番長くキャットウォークのあたりまで。19:43/19:58前説(場内アナウンス、90分)、20:06開演~21:41終演。「世代=集団」というものにほとんど関心がないので、なにがそこまで人を動かすのか..(個人的なことでスミマセン)よくわかりませんでした。「ゆとり」は相当努力や苦労をした人だから(余裕で)できるのであって、最初から「ゆとり!」なんて言ってられる運の良い(?)人は別として、ひたすら遅れてゆくものではないか、とか考えていました。「人生楽ありゃ苦もある」んだし。

何か所かダンスシーンがあります。悪くはないですが、本編のお芝居と温度差がありすぎるように感じました。高めの舞台で、音楽に音量があればそれなりにノルことはできますが、そのあとのシーンにつながっていないようにみえてしまい、それが「お話」のなかでなぜ必要だったのか...。「みせる」ためにダンスシーンを組み込むのもあり、転調気味に展開するのもあり...でも、肝心の本編がそれを受けてさらに躍動しなければ...。

世代の交代には、対立と破壊が避けられないということ?

終盤近く、空調がたいへん寒く感じました。

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題661(13-086)
19:30の回(曇)。18:50会場着、受付、19:01開場。こちらは2作目、鈴木アメリさんは、浮世企画等も含めて7作目、二階堂さんは2作目。ピンクとグリーンで色分けられ「W主演女優(当パン)」の特大パネルが鎮座する舞台。幾重にもかかった虹のようなアーチが一見おとぎ話の雰囲気を出しながらも本編はハイテンションでした。場内ではスーツ姿の男性が案内、19:27前説(100分、涙をふくハンケチをご用意くださいと...)。19:36開演~21:13終演。実は「・・・」、お互いに心底嫌いあっているサチとユキを中心にした一大宇宙絵巻、は大げさかもしれませんが随所に大ホラ話を含み、ハデな演出とアクションに客席も笑いだすのでした。

へたくそな字たち※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

へたくそな字たち※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★

無題660(13-085)
14:00の回(晴)。いろいろ考えていてずいぶん遅くなりました。時々、こういうことがあります。今回、それまでの5作(2011/5〜毎作品)と印象が違いました。物語が進むに従って、周囲(それは、人々であり、その人々を巻き込む大きな流れでもあります)を取り込み、物語がカタチをみせてゆく…そんなイメージを持っているのですが、今回、解放的な舞台、役者さんは「外」を歩き、観客の視点(思考)も移動します。そこ(舞台上)に「壁(隔てるもの)」があるのではなく、こことは違う場所ということを暗示するのでした。終演後、大西さんは「今までと違うものを」と仰っていました。そうであれば、その開かれた部分を埋め尽くす「何か」が必要ではなかったのではないかと感じたのですが、それは私自身のことではないのか…と、最近、思うようになりました。どうもまとまりがないですが…

光藤さんは1月の「爾汝の杜(@笹塚)」でも役の幅を拡げていましたね。

2013/4/15追記:「やる気と元気がでるえんぴつポスター(金益見著)」という本があることを知りました。

2013/4/25追記:次回(8月)、相原さん出演されるのですね…また夏がくる。

ネタバレBOX

正面の黒板に「卒業おめでとう」、この文字が消され、また書かれるまでの物語。13:56前説(大西さんご自身、初めて花道を設置)、14:00場内アナウンスとチャイム、客席後方から女性が一人、黒板の文字を消して~15:57終演。

2月に「国語の時間(@高円寺1)」というお芝居をみました。説明に「「国語の時間」は、大日本帝国の統治下にある一九四〇年代の京城の小学校を舞台に、朝鮮人でありながら日本語を「国語」として教える教師たちの群像劇です。」とあります。この作品に感じたこと、本作に対して感じたこと、もしかするとよく似ているのかもしれません。教えること学ぶこと、「ことば」。
「サブウェイ」列島縦断延伸ツアー

「サブウェイ」列島縦断延伸ツアー

極東退屈道場

王子小劇場(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

無題659(13-084)
13:00の回(快晴、風強い)。12:21受付(整理券あり)、12:30開場。正面から2本の白い線が会場後方(2階)まで張ってあります。左右に衝立て(3枚ずつ)。13:01前説(105分)、13:04開演〜14:49終演。

みているもの(役者さん)、読んでいるもの(正面、タブレットの文字)、聴いているもの(セリフ、演説)、時間(曜日、お疲れさまでした)…どうも構成がつかめず、少し混乱…台本を買い電車の中で斜め読みするも引き続き混乱(どういうオハナシなんだろう??)。

演説とセリフ…「Simon & Garfunkel - 7 O'Clock News/Silent Night」を思い出す。

大阪の劇団ですとまずみにはいけませんが、ののさん出演の「Ato-Saki(2012/1@BASE THEATER)」に行ってました。

Friendly world than you think

Friendly world than you think

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/06 (土)公演終了

満足度★★★★

無題658(13-083)
16:00の回(雨、まだ強くない)。15:28受付、ロビー開場、15:45開場。ダンターお二人がうつ伏せ、客席から見ると逆ハの字になっていました。「ウー...」と唸っています、BGMはテンポが速いピアノ曲、ハモッているのではなく、メロディーでもなし...。最前列は桟敷、厚めのクッション、2列目Superミニ椅子、そのうち唸りが、鼾のようにもクジラの鳴き声のようにも聴こえてきました。サイトをみるとみなさん多摩美大の学生さん。16:04開演~16:46終演。客席左、出入り口からお一人...ここで突然「ヤドカリ」というイメージが浮かぶ...もこもこ(ゆったり)衣装で、ゆっくり歩を進める姿がなぜかそうみえる。

ネタバレBOX

感情と直結したようなパフォーマンスで初めてみるタイプのダンスでした。

使用楽曲にやや引きずられているような気がしました。もう少し短めに区切って、いろんな組み合わせを展開した方がみている側でも集中力が続くと思いました。
狂伽一閃

狂伽一閃

Borderline

pit北/区域(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題657(13-082)
12:00の回(曇、風強い)。11:32受付、開場。今日は「右」に座ってみました。舞台には大きなベッド、その後方には白い布が天井まで。王子は自宅から近いほうで、旗上げ公演ということでみにきました。開演まで「布」に映像が映っています。役者紹介もあってなかなかよいです。11:57前説(80分)、12:07開演(これだけ遅れるなら早めに一言あったほうがよいと思います)〜13:24終演。映像で「役名/役者名」があったのですが、当パンにもあると嬉しいです。大学生の恋物語…。映像(ショップの様子、海岸等)と照明を上手に使った演出でした。ファンタジーと思わせつつ、ノイズ的なシーンを挟み、ラストの展開は、なるほどー!と思いました。正直なところ「なぜノイズなのだろう」「普通の恋愛物で終わるのダロウカ」と考えていました。

役者さん、みなさん爽やか、スタッフの方の応対、映像、チラシのデザイン、手書きの文字、よかったです(全部引っ括めて★5)。次の公演も期待しましょう。兎亭...も行けるようでしたら。

ネタバレBOX

本作のようなシチュエーションはもう遠くの世界のことになっているので、結構、気恥ずかしいものがあるのですが、お話の構成が私に合っていたのでしょう、展開を楽しみながら観劇できました。

魔法は大人になる過程で消えてしまうもの。なので家に泊まって...、それが3人が示し合わせたことだった..で「それでいいのか?」と思ったのですが、その次があったのですね。

当パンに「不安」と書かれています。確かに芸達者な役者さん、美術に目を見張る劇団...たくさんあります。でも、本公演、とてもよかったですよ。
BROOCH(ブローチ)

BROOCH(ブローチ)

Bon Appetit

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題656(13-081)
20:00の回(曇)。5F、19:32受付、開場。入って右側が客席、最前列は桟敷ですが、お隣と間隔があるのでだいぶ楽です。2列目がSuperミニ椅子、3列目から椅子席。5Fの床はボロボロだ...。

20:06前説(少しおしています)、BGMが変わり、これはバグパイプですかね、明りが少しずつ薄れ暗転、20:10開演~21:06終演。左胸にブローチをつけたダンサー6人。冒頭、満面の笑み...、小道具を使ったり、「悪役?2人組」が出てきたり(普通の物語の中では、白い服=良い人、黒い服=悪い人...だけど本作では悪い人なんかじゃなくキュートな二人)、、音楽とよく合ってますし、コミカルな部分もあってたいへん楽しい1時間でした。村長みずから村の美化に貢献。会場の中に柱があり、床には照明も置いてありますが、位置取りが巧いので流れがスムーズ。

当パンをみると作・演出の鈴木さん、「マドモアゼル・シネマ(5/11)」にでるので、終演後、ちょっとお訊きしてみる。また、梅田さんは「発表会vol.16(@昭和女子大、7月)」、たしか2年前にみて(どういうわけか1回だけかと思っていました)、凄い迫力でしたので、こちらも行くことにしました。

Goutte

Goutte

Saucy or so

GALLERY Le bain(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

無題655(13-080)
19:00の回(曇、やや風)。六本木駅からヒルズを少し越えたところにあり、初めて。18:30受付、開場。白いギャラリー(メイン)とパティオ(サブ)、中は白(クリーム色)一色、恵比寿のsiteに近いかも。入って右と奥が客席(丸椅子が2列ずつ)、L字型、靴を脱ぐ必要はなく歩く部分にカーペット(ちゃんと会場の色と合わせてある)が敷かれています。奥に座ると、下手は入口、上手にキーボード(YAMAHA)、譜面台、コンポ、スピーカー。反対側は全面ガラス窓で、パティオ、その向こうのギャラリー(MITATE)が見渡せます。お知り合いの方が多いのか、お話がはずんでいます。19:04奏者(2名)、ヴァイオリン、キーボードが位置へ〜20:19終演。3部構成、約15分の休憩(パティオでスープが振舞われていましたが、私は、基本、観劇中、飲食はしないので…)あり。①ソロ(部分的にもう1名がパティオで演技)&3名②ソロ③2名。生演奏とダンス。会場と衣装を同色にしたり、上下の色を変え(パートナー間で逆に)たり。お隣に座っていらしたのは作曲の川上氏、終演後紹介があり、ちょっとしたアンコール。決して、激しかったり、荒々しかったりするものではなく、会場の雰囲気によくあった内容(作品)でした。

人魚の薬 -雲の上編 海の底編-

人魚の薬 -雲の上編 海の底編-

たすいち

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/01 (月) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

無題654(13-079)
19:30の回(曇、風が強い)。18:52会場着、受付(整理番号券あり)、19:00開場。
19:25前説(90分)、19:32開演~20:58終演。「白米少女」のやないさんが出ていらっしゃるのでみにきました。+1(たすいち)は、「サイキックバレンタイン」以来で3作目。

人魚の肉=不老不死というお話があることを知らなかったので、冒頭のシーンでは「生きてこそ(Alive)」路線で行くのかなと思ってしまいました。多角形の低い床、周囲は道(劇中、歩く)、下手に縦長のガラス戸、上手に高めの舞台、正面、光沢のあるカーテン、左右の壁に葉が蔦っています。1列目、やや小さな椅子、2列目から段差あり、スタッフが「海の底編 チケット販売」と書かれた紙を持って場内を巡回、19:25前説(90分)、19:33上演〜20:58終演。人魚らしい仕草は、やないさんしかしない。元(いや、現かな?)人魚は普通の姿で登場、不老不死以外に特別な能力はなさそう。別のお芝居で非力な女性ドラキュラ(血を吸おうと襲ったものの、一般人にボコボコにされてしまう)をみているので、そういうお話としてみる。プロローグの後、公演タイトル。舞台は、数人が共同生活をしている元教会、主人公「花」の家。何となく集まってきた4人(大人2、子ども2)、自殺(のふり)をしようとしていた女、「花」の父と新しいお母さん(候補)、100年前難破したものの人魚の肉を喰らって不老不死となった錬金術師の女とその女が創りだした「ホムンクルス(恨みから創られた人工生命体)」。「海の底編」がとても気になるものの予定がつまっているので断念。親娘の関係は普通すぎるけど、やないさんらしさに溢れた女の子…とてもいい感じ。終演後、やないさんとお話、「白米少女」が待ち遠しい。

ご飯の時間

ご飯の時間

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

無題653(13-078)
17:00の回(曇)。17:01会場着、17:04開演〜18:34終演。何とか開演に間に合いました。「夢の星」からで2作目。舞台は和室(8畳)、コタツに小瀧さん。なさそうでありそうなお話、みていて、その「はっきりしないところ」に苛つく(巧い)、近しい間柄だから余計ややこしくなるのだろうか、世の中どうしようもないことも多い。

ネタバレBOX

連帯保証には実印と印鑑証明が必要だと思う…車が大破したら怪我すると思う…破産はしない…のか…

相手方から関係を断ち切られたとき…後悔しなければならないのか…、共に沈まなくてはならなかったのか…

実家…と言っていたと思うのですが、そうだとすると、それなりに「部屋」はあるのではないか、とか、相続は、とか考えてしまいました。
ドブ、ギワギワの女たち

ドブ、ギワギワの女たち

ネルケプランニング

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

無題652(13-077)
14:00の回(曇)。13:55会場着、すぐ中へ(指定席)。2月、毛皮族「ヤバレー(高円寺1)」をみたときにチケットを購入しました。ここは初めてで、すぐ横の「体育館」でLiveをみたのは…1995/11のRainbowが最後。かなり大きな会場(高円寺1は約240席、AiiAは約830席)。最前列の椅子下には水避け用のビニールシートが用意されていました。開演前、緞帳に映っているのは「あとでね」と思われる文字…今回も揺れていてよく読めない。14:05前説、14:09開演〜16:21終演。正面壁に映像、舞台上にはいくつもセット(経理部、総務部、密室である給湯室、ドブ、公園等)が登場。毛皮族の本公演「ヤバレー」と比べると露出度は1/10くらいでしょうか、抑え気味。トット役の小橋さん、「美人税(2010/9@スタジオモモンガ)」でみていました。

ネタバレBOX

お話は大味、うす味で、役者さんの個性(身体的にもキャラクター的にも)を楽しむものでした。高野さんの挑発ぶりは健在。
オトナ/コドモ

オトナ/コドモ

女性表現集団「十人十色」

ひつじ座(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題651(13-076)
12:00の回(曇)。ぼんやり歩いていてふとみると「かもめ座」でした。Uターンして会場へ、11:40着。受付の男子は詰襟。サイトをみると「東京都立晴海総合高等学校OGを中心」に結成とあり、たぶん今まで見た中で平均年齢最年少だと思います。本公演が旗揚げ。舞台に椅子が2つ、座席はパイプ椅子にザブトン。劇中、「箱」も、一旦暗転、少し照明を戻してセッティング。「十人十色」+「オトナ/コドモ」というものがこの劇団の「今」とよく合っていて、爽やかでした(なので★5)。11:56前説(詰襟男子65分)、12:00開演~13:10終演。本当は終演後にお話を、と思っていたのですが、後に予定があったのですぐに出てしまいました。(開演前、主宰の案浦さんとはほんの少しお話)。

「お話」は誰もが経験する「コドモからオトナ」へという「成長記」でした。昔の自分はここまで考えることはなく、つまり悩み事などないかのように(なんとなく「かもめ座」に行ってしまったように)、年を重ねてきたように思います。

素直な舞台、巧い/下手でみる(評価する)のではなく、12人とスタッフがここでお客さんを前にしている、そのことがとても新鮮でした。

ネタバレBOX

「白黒」の二人、衣装は左右が正反対(Michael Schenkerの白黒「Flying V」のようだった)…表も裏も。

すべての光を反射すると「白」、すべてを吸収すると「黒」、オトナになるというのはそこのバランスを見つけることなのかも。

少しオーバーな演技かなと感じるところもありましたが、キャラクター設定など難しかったのではないかと思いました。
ダンス専科2013

ダンス専科2013

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/03/30 (土) ~ 2013/03/30 (土)公演終了

無題650(13-075)
15:00の回(曇)、14:30受付、開場。2/11、横浜赤レンガ倉庫で中村蓉さんが「審査員賞」「シビウ国際演劇祭賞」を受賞される様子をみていました。当日の演目をみにいったのですが、中村さんは別の日で表彰式だけをみたわけです。その後、ここセッションハウスで公演があるということを知り、ようやくみることができました。「マドモアゼル・シネマ」「古典の日本舞踊を踊ろう」「別れの詩(中村さん)」「セイレーンin D」「わらうと」の5演目。その後「セッションベスト賞」授賞式。15:06開演~17:00終演。17:09授賞式終了。

しまうまやハムスター(?)、頭巾、映画のセリフが「昭和」ですっ、という雰囲気十分でした。そこに中村さんの柔らかい演技が重なり、前後逆になってしまいましたが横浜での授賞式が完結しました。

いただいたチラシに中村さんの公演「ソロダンスSONATA」7/15(月)20:00、がありましたのでまたみようと思います。

たまたまお隣にいらした方、小川麻子さん、すこしお話。調べてみると8月に公演があるようで、こちらも。


eVe and adam

eVe and adam

LUXURICA

角筈区民ホール(東京都)

2013/03/30 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題649(13-074)
19:30の回(曇~小雨)。18:40会場(3F)着、受付は始まっていて20人くらいは並んでいました。19:01開場、19:26前説(すでにエンタメ十分です)。19:30開演~21:05終演。ここは初めて、ポールダンスをみるのは3回目、「絵空箱」はショーケース、次はd-倉庫で「KOJIKI」。ポールは2本、基本セパレートタイプの衣装です...。お客さんを楽しませる要素でいっぱい、MC、照明、音楽、衣装。スピードがあり高さも自在、音楽にピタリと合わせています。今夜はポールに二人や三人、真横に、真下に、ダンサーは自身の身体をコントロール。

ネタバレBOX

15:00からセッションハウスでダンス公演をみていましたが、そことは別世界です。1演目あたりの時間は短いのですが、その分とても激しい内容になっています。

重力の法則を度外視したようなパフォーマンス。

男性の演目でも、極端な言い方をすると片手で相手方を持ち上げる...みたいな迫力、みなさん胸板が厚い。

きらびやかな衣装やハイヒールでポールに上がるのですが、苦しそうな表情など一切なく、妖艶で涼しげな目線。

機会があればまたみたいです。

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