眼鏡事変
free line
DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
無題1840(16-130)
15:00の回(晴)。
13:30受付、整理券受け取り、14:15整列、14:33開場。
15:01前説(アナウンス)、15:10開演~15:45、休憩、16:00~16:52終演。
WEBで予約し、受付完了メールが2回届きましたが、名前がありませんでした。ダンス公演ではダンサーを通じて購入することがありますが、こちら初めてなので普通に予約、ただ、もしも..ということがあるのでメールは開いたままで受付へ。どうやら受付の方はピンときていない様子(ないですよね~的)ですが、メールを見せ、結局、前売り金額で...ここで観る気半減。
さらに開演直前からスマホを操作しているお隣さん(ダンサーの知り合いらしい)、暗転しても平気で、明転したらさすがにお仲間に注意されていましたが...ここで半減の半減。
ということだけではありませんが、ドラマ仕立てのダンスには苦手なものもあるのでしょう、どうもあいませんでした(スミマセン)。ダンスは安定しているし、テクニック面で問題があるのでもなし、やはり振付なのでしょう。
ALL NIGHT 出雲
白昼夢
池袋GEKIBA(東京都)
2016/06/10 (金) ~ 2016/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1839(16-129)
19:00の回(晴)。
18:30受付、開場...とありますが、実際には時間前に3Fへ上がった方が先に受付。企画監督にはお伝えしましたが、1Fで待つのか3Fの狭いロビーで待つのか、掲示してもいいのではないかと思います。
少し前、新宿シアター・ミラクルでは、1F到着順に整理券を手渡し、エレベータの乗り降り時にも混乱しないように配慮していました。
建物入り口と受付とが離れているようなところではそこまでしていただきたいなと思います。
また、先のお客さんですが、会場に入るや否や速攻、倍の数の客席(後から来るお仲間分も)を一気に確保していました。全部で9席、この会場では少なくはない席数です。観劇中おしゃべりをするのではないですし、予約しているのであれば座れないことはないでしょうし、見ていて小学校の運動会(席取り)のようで「???」でした。
ここから追記
ということで「古事記」ですが、一度手を出してすぐ頓挫しました。幸い「ヤマトタケル」に関するお芝居を何作か観たとき、ちょっとネットで事前研修。
神話の世界はなんでもありの渾然世界。そこを「血(縁、系統、同質)」とコトバの連打で攻めまくる作品。
18:45、18:55前説(アナウンス、70分)。19:05開演~20:19終演。
白装束こそ神事に相応しい。
前作「贋作・怪人二十面相」から5ケ月、大蔵さん、左藤さん、芝村さんは引き続き。宮崎さんは「地獄任侠観音烈伝(2014/6@バビロン)」、「紙風船(2016/4@眼科画廊=よかったので2回観劇)」。渡部さんは初めて。
天井の照明機器がビビルほどに低音を膨らませ、全員マイクでガンガンがなり立てるくらいにすると、「八塩折の酒 」を飲んだようなトランス感が湧き上がったのではないかと思うのでした。
水棲のアリア s.v.
salty rock
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2016/06/03 (金) ~ 2016/06/06 (月)公演終了
満足度★★★★
無題1838(16-128)
19:00の回(曇)
18:31受付、開場。白い衣装の6人が舞台に、背を向けている。「HELP!」の構図に似ている...と思う。
此処は、以前、「みどり人」の公演を観に来たとき、隣に立夏さんがいらして次の公演は「オセロ」です...とおっしゃるのでAPOCへ「獣の仕業」2公演目を観に行きました。
そういうきっかけがなければシェイクスピア作品を気に留めることはなかったはず。という思い出があるこの会場、土日のどこかで、という予定が整わず最終日に。
個人的には、ますます特異(個性的、前衛的、観念的)なフォーマットによる上演(その分、一般的な芝居からはずっと離れてゆく)が好みになっているので、本公演は自分のインスピレーションとの攻防のようなドライブ感があり、よい刺激だったようです。
先日、テルプシコールでみた舞踏(ソロ)のダンサーときえるさんとはどこか似ています。ダンサーは何も語らず、動き/動かず、身体だけが空気を揺らしていました。
本作、「私」のセリフのすべてが他者に共感、理解できなくていいのだろう、観ているシーンの小さな断片をいくつか握り締め、最後に手に残ったものを持ち帰る、そういうものではないかと思うのでした。
現すことの地平が拡がるようなものを観たい…
追記:アンサンブル・プラネタ「愛のロマンス」収録の「カノン(アカペラ)」は秀逸です。
異部聞譚
アナモタズ!
きいろろ聡明堂(東京都)
2016/06/03 (金) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1837(16-127)
16:30の回(曇)。
16:05受付、開場。
この会場は2回目、etecolza「薫風(2015/3)」、JR尾久駅からなので少し歩きます。
入って手前に椅子席、奥に演者用の椅子。
16:35スクリーンをおろし映像で前説~18:02終演、外に出ると4月「象」の青戸さんがいらっしゃいました。
会場(小さいところが好き)と朗読、ということで観に来ました。4つのお話、いずれも未読ですが「芋虫」は映画「キャタピラー」を観ていておおよその内容は知っていました。
朗読...に加えて、映像、演技、音楽が重なる内容でした。
個人的には、演者の声だけで語られるものが好みなので、もう少し音楽を抑え、視覚的にも小道具や衣裳によって情景を補うのを控えた方がよかったなぁ、と思いました。
我が名を呼べ!我が名は天子シロマである!〜ご来場ありがとうございました!〜
〒機巧ぽすと〒 (からくりぽすと)
d-倉庫(東京都)
2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1836(16-126)
13:00の回(晴)
12:00受付、12:30開場。
「〒機巧ぽすと〒」は3作目、「水と油でバシャバシャ!(2014/2@かもめ)」の「水」佐々木さん&「油」千葉さんが初めてで、佐々木さんはたぶん7作目、本公演では制作の千葉さんは所属の劇団暴創族「プラットホーム物語(2016/4@ポケット)」を。
いままでいろいろなキャラクターを演じてきた佐々木さんが初めての堂々たるヒロイン、(二人芝居)チュッパチャプスの少女とは大違い。
いやいやびっくり、前2作からは想像できない壮大な物語、入り組んだ抗争の構図がなかなか頭の中で整理できない(のは私のせいです)のでとりあえずお互いが食うか食われるかという関係にあるのだろうと枠組みをおきイメージを膨らませる。当パンの勢力図をもう少し地図風にまとめていただけるとわかりやすいかも。
振り回す剣はそれなりの重さ(そういう音がしている)があるのに振付、SE、タイミングが揃っている。
ヴォリュームMaxになると時々セリフが聴き辛いので少しテンポを落とすなど工夫してもいいのではないかと思いました。
ポセイドンの牙
舞台芸術集団 地下空港
紀伊國屋ホール(東京都)
2016/06/01 (水) ~ 2016/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1835(16-125)
19:00の回(曇)
18:40会場着...ロビーはヒト、ひと、人。18:30開場のはずがと思ったら物販コーナーにぐるっと並ぶ女性客。と受付でチケットを渡すと岩井さんなのでびっくり。
全席指定のM列(後方のブロック)、舞台天井に白いオブジェ、コーン、バー、椅子、自転車(?)、上手/下手にやや隠れるようにガレキ風のセット。
周囲を見渡すとほとんどが若い女性客、そもそも男性客はちらほら。
地下空港は8作目、前作「赤い竜と土の旅人(すみだパーク)が3月なのでやけに早い新作公演。大塚さん、鎹さん、、田代さん、竹岡さん、野田さん、野々目さん...は引き続き、他の役者さんはたぶん初めて。
18:56ブザー、前説(アナウンス)、19:00授業の鐘がなり、高校生らしい数名が大声をたてて乱入、開演~21:00終演、トーク21:03~21:10。
台本の前半部分公開中。
どちらかというと明るい(コミカル)作風。劇中、客席に下りてきたり、凝った衣装や独特の造作は地下空港の世界。
神話に現在の影を織り込みながらも冒険物語として観客が一緒に体験しているような気持ちになることができる作品ではなかったかと思いました。
ただ、早口のシーンや後ろ向きのとき少しセリフが聴きとりにくい。パンフを物販するのはいいとしても当パンで配役くらい教えてくれてもいいのではないかと思いました。
萩家の三姉妹
文学座附属演劇研究所
文学座アトリエ(東京都)
2016/05/27 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1834(16-124)
19:00の回(晴)。B組。
17:45着、すでに10人以上並んでいます。椅子に座って待つのだろうがよくわからないので立って待つ。18:00受付、やはり椅子の順、チケットに整理番号あり(18番でした)。18:30開場、此処は2回目「終の楽園(2014/7)」、長田さんの脚本...でした。
今回は、観たい!にも書きましたように、演出部の水野さんを劇団ピアチェーレで観ているので。
事前の案内メールに「ファミリーマートを通り過ぎると東電病院があります」とありますが、工事中ですよね?
最前列に「水もの」よけのビニール。
19:00前説(2時間55分)、開演~20:17、休憩、20:28~21:56終演。
3時間に近いのに中弛みなどなく、随所に笑いを織り込んだものでした。描かれている三姉妹は、よくある(設定的な)タイプのようにみえる(無理をしているような)ところが少し残念。
永井さんの作品は「見よ、飛行機の高く飛べるを(2015/6@明石)」、他にはずっと遡って80年代「ファンレター」くらい。
榊林さんは日芸だったのですね、だから劇団回転磁石の公演や...観てないけど「カルネ・ウァレ」や「ゆめゆめ」にも。
当パンによるとA組の豊島さん、10月に小田尚稔の演劇とありました。3月の「凡人の言い訳」が良かったので観に行こうと思っています。
MONSTER 5月公演
ゆめまち劇場
浅草六区 ゆめまち劇場(東京都)
2016/05/19 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1833(16-123)
13:00の回(晴、暑い)。
12:00受付(ワンドリンク500円)、4Fへ、開場。
13:00前説(アナウンス)、開演~13:42、休憩、13:53~14:29終演。
歌とダンス、エアリアルシルク、タップダンス、ポールダンス、バンド(エレクトリック)、映像。ここは初めて、スピード&キレ、タイトなバンド演奏、安定したボーカル...どれも隙のないパフォーマンス。衣装替えに演劇的な要素も加わり、迫力ある楽しく爽快な舞台でした。
ビッグマウス症候群
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2016/05/25 (水) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1832(16-122)
19:30の回(曇)
18:45会場着、18:50受付(整理券あり)、19:00開場、7作目。
ハの字の階段状の舞台、市松模様、幾何学的なデザイン、左右は微妙に異なり、何箇所かには風車。
19:30前説(アナウンス、100分)、19:35開演~21:20終演。
お話しの骨子は説明のとおり。これがラストに向けてどう展開するのか。中盤までとてもよく笑っていらっしゃるお隣の一団の方々...観ていて「ここってそんなに笑うところかな...?」と感じつつお芝居に集中(でも足を揺するのは勘弁してほしい)。
いかにも弱りきった面々と沈着冷静な精神科医。失敗談には事欠かず、いまでは「クスリ」にたよざらるを得ない身。クスリの名前が「レミングス」というのは考えさせられる。
個人的には「街(町)」というカタチに思い入れがないので、終盤の盛りがりがやや強引ではないかと感じながら、一方では「そうだ、そこで行かないでどうするんだ」とも感じているのでした。
言っていることは至極全うで、個性はそういうものだろうし、自分だけではなく、周囲に想いをはせることができるようになったことがとてもよかったと思うのでした。
「春と修羅」宮沢賢治とダンス
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2016/05/26 (木) ~ 2016/06/03 (金)公演終了
満足度★★★★★
無題1831(16-121)
20:00の回(曇)
19:45会場着、受付、19:52開場、20:10開演~21:11終演、21:18トーク終了。
1ケ月も空くと随分前のことのように感じますがNo.33「もう一回」以来のAPPARATUS、間にシアターXでの2作品があるので今年もハイペースです。
初日の今夜は勅使川原さんのソロ。今後の公演では...ということでした。
「春と修羅」を検索すると青空文庫他がでてきます。賢治の書いたものは未読で、演劇で何作か触れたことがあるだけ。
「修羅」とは「阿修羅」の略、醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ、とあります。
興福寺の阿修羅像が上野に来たとき観に行きました(2009/3@国立博物館)。
ちなみに、私にとって阿修羅は「百億の昼と千億の夜」の阿修羅王であり、その闘いの世界、三面六臂(三つの顔に六つの腕)の姿は勅使川原さんそのひとのように見えてきます。
各行の段が上下にずれている原作。光瀬さんの「喪われた都市の記録」にも同じような表現があります。
(個人的な思い入れである)「56億7千万年」の時に重なる本作、佐東さん、鰐川さんの舞台も観たいものです。
すべてを見通した上での限りない哀しみ、虚無を感じる眼差し、激しいノイズと反応、もがきながら引きずり込まれる真っ黒い深淵が寄せては返す。
0キロポスト
ダンス01
ダンス01青劇場(東京都)
2016/05/14 (土) ~ 2016/05/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1830(16-120)
16:00の回(晴)
15:30受付、開場。下井草は初めて。
客席は桟敷、ミニ椅子、椅子。(ダンス教室?)子供さんも。薄暗いなかでも周囲が「青い」という様子がみえます。
入ってみると、真ん中にテーブル、椅子、ダンサーが座っている、本を読む、化粧をする、ファイルを眺める、総じて女性は何かをしていますが、男性は手持ち無沙汰。
16:04一旦ハケ..開演~17:09終演。過激と穏健、激流とうたかた、引力と斥力...舞踏色の濃い刺激いっぱいの公演でした。
「0キロポスト」…これはまだ起点だ、ということか。
偶然、観たことがある3人のダンサーが参加していました(50音順)。
内山さん「傍らに佇む(2014/8@サブテレニアン)」「Pretend(2016/2@セッションハウス)」。
黒田さん「Aftershock(2013/12@LIFT)」「4時48分サイコシス(2014/5@テルプシコール)」「「Love&Peace(2014/11@サブテレニアン)」「TAMHIMを観る(2015/6@王子1)」。
武田さん「死ぬほどに愛して(2011/9@プロト・シアター)」「鴎座クレンズドプロジェクト『Viva Death』(2013/12@SPACE EDGE)」。
サイト
fundada
サブテレニアン(東京都)
2016/05/20 (金) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1828(16-118)、1829(16-119)
5/20(金)20:00プレビュー公演「サイト」、21(土)19:00の回「サイト」「譚々」。
「SUBTERRANEAN DECADE/サブテレニアン10周年記念月間」のパンフに立教映身専攻、勅使川原さん...等とあったので観に行きました。
「映身」出身の方は意外と多く、プレビュー公演日には「贅沢貧乏」山田由梨さん(演劇)を、前の週には「DANCE 01」内山茜さん(ダンス)を観ていて、今週は「KARAS」勅使川原さんの公演(ダンス)があります。
公演の後、調べてみますと「冨士山アネット」で「家族の証明(2011/5@アトリエヘリコプター)」を観ていました。で、土曜の公演に中村蓉さんがいらしていたのでよーく調べると、あうるすぽっと「DANCE×Scrum!!!」に出ていらっしゃいました。やはり常に動いてるダンサーの方は覚えられないなーと反省。
「サイト」は想像力を刺激する作品で、生命の揺らぎ(初回)や生命の誕生と進化(2回目)など観るごとにイメージが変化するように感じました。まったくなにもないサブテレニアン、暗転後の闇、中空に現れたぼんやりとした灯りがダンサーの肌に降りてくる。輪郭のない身体が揺れる、小さく、大きく。風によるのか汐の流れなのか、揺れる。
意思をもたない揺れは、億年の流れの後生命の誕生にいたる...。そのようなお話しさえできるのでした。
「譚々」はスネアドラムと照明による異色の作品でした。
ドラム横に設置されたライトが壁に影絵を映し出し、その影=(ドラマー)腕+(ダンサー)身体が歪みながら、重なりながらパフォーマンス。影の伸縮と身体のそれとは角度によってずれるので実におどろおどろしい巨大な蛇のような妖女のような動きをみせるのでした。
ダンス公演では横から、床からも照明をあてるのでダンサーの影が壁に映ります。演劇でも薄い布を使って裏側から照明をあて影絵的な動きをみせることがあります。
「譚々」ではドラムがかすれた声から激高した状態まで、高い緊張感に包まれた時間でした。
スカイ・エクレアをさがしてみよう
ホロロッカ
STスポット(神奈川県)
2016/05/20 (金) ~ 2016/05/23 (月)公演終了
満足度★★★★
無題1827(16-117)
14:00の回(快晴、暑)
13:30受付、開場。入り口側に客席、正面に薄く透けるシート、舞台を斜めに仕切る直方体の桟橋風(3連結)セット。
ホロロッカは3公演目。
14:00前説(アナウンス、90分)、14:06新田さん...一人ずつ個人的なエピソード~15:41終演。
アフタートーク15:49~16:09、ゲスト安東汐さん。
マンガ雑誌、社会人2年目、神奈川から大阪に転勤(初めての一人暮らし)していた時期に買っていたくらいで、ほとんどは単行本を購入。一番はまったのは萩尾望都さんで先日、吉祥寺の原画展に行ったり。安藤さんの原稿も人の手で描かれたものとは思えないほど。
この回は漫画家の方がゲストとあったので、そのことが頭にあったのか、以前の2作とは違って荒唐無稽こそ作品の原動力と思いながら観ていました。
不老不死...永遠の美...もう一つの不死...ロボット。
その対極として止まった時間。意識は連続、時間は断絶。
孤立した「山村」ではなくなぜ「島」なんだろう。
新田さんは「ゆめの泉と泥濘(2014/4@pit)」から多数。
熱田さん「イッポンのマイク(2016/1@江古田)」。
大蔵さん「アンティゴネ~(2016/2@サブテレニアン)」、白昼夢、空白バカボン。
大橋さん「貴女がいるから事故物件(2015/12@新生館)」。
戸塚さん「Soundtrack.(2015/12@上野)」、白昼夢、お布団。
半田さん「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。(2015/4@サブテレニアン)」「オイディプス(2016/2@新生館)」。
三浦さん「旅の演劇(2013/12@吉祥寺)」..演出は塩田さん。
秋山さん、白昼夢、COCKROACH!、のーたりん様など。
制作の谷さんにはなにかとお世話になっている。
ハワイユー
劇団 贅沢貧乏
江東区北砂のアパート(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/06/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1826(16-116)
16:00の回(晴)
15:00西大島駅着、ぐるっと周辺を歩いてみる、帰りは亀戸駅からにする。
16:00集合。出口で待っているとスタッフの方(男性)が現れ(一見、何かの勧誘、という風情)、名前を伝えます(当日精算の方はこの時に?)。
みなさん(7名)集まり、会場へ...15分ほど歩くのですがなんだか意図的に分かり難い道を選んでいるような気もするのです。なのに、なんと帰りは各自でとの冷たいお達し、道を覚えながら集団登校のように進む。
「家」の前に着くと諸注意。2階が会場で座って観劇、注意メモも渡され、座布団が用意されているので好きな席に折り紙を置いて確保、荷物は押入れにと。
「贅沢貧乏」は前回の「みんなよるがこわい(2015/11@三鷹北口)」が初めてで2回目。
2部屋(擦り切れた畳)、小さなキッチン、風呂なし(なのでハワイユーで)、生活感200%の空間。周辺の音、声が聴こえる。
いろいろなものが置いてあり、干してあり、吊ってあり、貼ってある、襖は凹んでいる。
「3分間クッキング」かな?
電話の呼び出し音で始まり、終わる。
観客は壁際に座り二人は目の前を通り、座り、横になる。
衣装も替わる。
正反対のキャラクターのちょっと哀しく、愛らしく、たどたどしいながら切ない会話。
360°から観られながら、瞬き、指先のぎこちなさ、表情のこわばり、不安や気遣い、胸いっぱいの想いや酢の香りが直接伝わってくる「アパート」の一室。
なんだかんだで17:50頃終演。物販あり(dvd欲しい…)。
やはりほんものの「家」はいいもんだと思いました。
「ゲッコーパレード」のほとんど内装を剥がした家(蕨)、「元カノを誤訳」のお洒落な吉祥寺YORU や古民家ですと、ゆうど、しあん、gallery園。他にもルーサイトギャラリー、市田邸、旧安田楠雄邸、島薗邸。
開演、終演のタイミングはどうやって計っているのだろう、TV下の機材か…そして最大の謎は、会場へ行く途中のできごと...これも演出なんでしょうか。
山田さんは「うつくしい革命(2012/8@「劇」)、」「墓場、女子高生(2015/7@イースト)」なのですが、やはり「みちていく@ユーロスペース」から前作を観てですね。立教映身出身の方は何人か観ていて、劇団主宰(ttu)、ダンサーの方たち。今日はこのあと@大山での伊藤麻希さんのダンス公演、先週はダンス01で内山茜さん、一番多いのは勅使川原さんの公演で加藤梨花さん。
大竹さんは「ラフレシア(2013/1@明石)」..白昼夢の他の作品、「童貞キューピッド(2014/1@王子)」「Parting(2014/@セッションハウス)」。佐久間さんも何作か観ていて「映画:名前のない女たち(2010/9)」山田さんとは別の「墓場、女子高生(2012/3@高円寺)」「ドブ、ギワギワの女たち(2013/3@AiiA)」「非劇 Higeki(2015/11@吉祥寺)」等々。
また6月に。
櫻の園2
劇団ガソリーナ
ザムザ阿佐谷(東京都)
2016/05/19 (木) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
無題1825(16-115)
19:00の回(晴)。
18:00受付、予約完了メールに「当日精算のお客様の整理番号は当日受付順」とありましたが整理券はなく、階段に並ぶようになっていました(もちろん外に出ていてもOK)、当日券の方には整理券があったようです。
18:30開場、靴を脱いで座席へ、桟敷席がありました。舞台は普通の床面なので最前列でも支障はありません。初日、満席で後方には見切れ席があったようです。
19:03開演~20:01、休憩。20:10~21:05終演。また久しぶりにあいませんでした。
1990年の映画「櫻の園」は観たことがあり、 「映画写真集」も持っていますが、内容はだいぶ忘れてしまいました。その代りなのでしょうか、作品の(かなり曖昧ですが)印象だけが強く残っています。それが原因なのでしょう、始まってすぐ「コレハチガウナ」と思い、特に前半は全然ダメでした。「2」となければそれなりに観方もあったかと思いますが...
休憩時間に帰ろうかと逡巡、あと1時間、と思いとどまりました。
錯覚、して、沈黙。
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/05/10 (火) ~ 2016/05/13 (金)公演終了
満足度★★★★
無題1824(16-114)
20:00の回(晴)。
1Fに受付時間の案内があり待つ。19:33池田さんが下りてきて並んだ順に整理券を手渡し(さすがここまで気配りできる方は少ない)、19:40受付、開場。
中央奥の大きな姿見のようなものに文字が映っている「本日はご来場...」。中央がメイン、左右に役者用のイス。開演前、客席にも役者用の席がありましたが冒頭のみ使用。
20:02前説(池田さん、飲み物OK)、20:06開演~21:21終演。
内容は「説明」のとおり。小説ですと、だましているのか(嘘をついているのか)、最後のどんでん返しもありそうですが本作では穏やかな(個人的には、ん---それでいいのだろうかと思いました)終わり方になっていました。
脳に関するものを読むとにわかには信じられないようなお話でいっぱい。
驚愕と花びら#03
東京バビロン
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
無題1823(16-113)
19:00の回(晴)
18:30受付、18:40開場、桟敷+椅子席(クッションあり)。
18:58前説(空調が弱い、60分)、19:00下手客席後方から登場。ノイズ(電子的な、異質な)と身体の動き。
「驚愕と花びら#02(2012/1)」を観ていて2回目です。
ダンス的な動きは極めて少なく(間合いがポイントなのでしょうか)、といっても説明にある暗黒舞踏の方法論を基に、という点もつかむのが難しかったように感じました。
また、ここの半分くらいの広さだともう少し密度が増し感じるところもあったのではないかとも思います。
演奏については、聴いているだけでは普通(ただの音)なので、客席後方ではなく、客席から見える位置だとまた違った印象を受けたのではないかと思いました。
今まで観た公演:
萩原さんは、日芸「Ribbon(2012/4@HOPE)」「Dance Performance~自由形式による創作~(2014/12@江古田)」。
倉島さんは「さよならをあげる(2014/8@ここ)」。
後藤さんは、ニチジョ「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(2011/5&2014/5@アートスクエア)」。
杉田さんは「サよりよろしくバー(2011/8@ひつじ)」にお名前がありましたが...あっていますでしょうか。
「あたま山」×「ひたすら一本の恋」
みどり人
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/11 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1822(16-112)
14:30の回(晴)
14:00受付、開場。パイプ椅子席(クッションあり)。
3辺の壁面には妖しい模様、ゴボコボと聴こえるのは水中なのか磯なのか
電車や車の音、踏切やクラクション、話し声らしきもの、何かが落ちたような音...最後に、あぁ~そうなのか、と。
14:25前説(多城さん、105分)、「あたま山」そぎたにさん14:30~14:42、「ひたすら一本の恋」~16:08終演。
中尾さん「B4 paper books 2(2011/10@サンモール」、辻川さん直近では「MAN IN WOMAN(2015/12@明石)」、他に文月堂の作品で。
関原さんは先日「シェアハウスへようこそ(2016/4@ひつじ)」を観たばかりで、ご指摘くださったように「水槽(2015/7@眼科画廊)」を観ていました。
そぎたにさんの大きく丸いお腹から始まった本作、久しぶりの宮本さん、辻川さんとのコンビ、毒が効いていて、いつものようにみんな一生懸命で、それなのに哀しくて、それでも笑ってしまう独自の世界でした。
ザ・シェルター
演劇集団 激突撃破
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1821(16-111)
14:00の回(曇、小雨)
13:30受付、開場。桟敷+椅子席、2列目の椅子席にすわります。客入れにB.ジョエル(さすがヒット曲ばかり!)
こちらは初めてですが、北村想さんの作品は「碧い彗星の一夜」「月夜とオルガン」「私の青空」「虎・ハリマオ」「霧の中の少女」「BUDORI」「PICTURE BOOKS」、みな80年代後半「21世紀FOX」の公演で観ました。実はひとりひとり濃いキャラクターなんですがさらっと自然に演じられていました(多少、古風に見えるところもこの作品ではポイントなんだと思いながら)。
13:56前説(65分)、14:06開演の挨拶、夏定番セミの声~15:10終演。
「シェルター」は初めてです。セリフを聴いていて、やはり今風ではなく、懐かしい言い回し。※「ヘクトパスカル」って言ってたけど原作は違うような気がします。
ローソクがちょっと残念でしたがとてもいい雰囲気でした。手が届くような夜空、「Love me tender」、たしかにそんな気持ちになりました。
アンドロイド・エデン
夢幻舞台
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2016/05/06 (金) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1820(16-110)
18:30の回(小雨)
18:27受付、開場。此処は&こちらは初めて(御茶ノ水は1回行ったことがあります)。
明大前、というとキッド・アイラック・アートホール、ここまでは来るのですが、今回、陸橋を初めて渡ったわけで、明治大学、立派な建物ですね、校舎の中にエスカレーターがある...。
説明によると「遥か昔」とあり、ならば未来の話ではないのでSFというよりはファンタジー系か。
廊下の突きあたりから入ると桟敷+椅子席(それぞれ座布団付)。
舞台は瓦礫、灰色、18:27前説(目を上げてビックリ、70分)、18:33開演~19:59終演。もう少し「世界」について丁寧に教えてくれると有難いのと、コミカルにしたいのか...ときどき演出が?
アンドロイドというと平田さん「変身(2015/5@どらま館)」を観ましたが全然面白くない。他にE.クーパーのSF小説をはじめとして、電気羊、お雪、セクサロイドなど多くの作品が存在しています。また、銀座のヴァニラ画廊では「人造乙女美術館(~5/22)」を開催しているので人造人間(的なモノ)を一度目にしておくと今後の参考になるかも。
出演者、みなさん好印象。美術もよかったと思います。ピンク/ブルー/イエローは意識して?