Rezarの観てきた!クチコミ一覧

101-120件 / 313件中
口紅を初めてさした夏 (再演) 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

口紅を初めてさした夏 (再演) 無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり素敵な作品です
初演を見てるので、ストーリーは知っているのに、笑って泣いて、切ないけど温もりのある素敵な物語でした。

本も演出も、ちょっとだけ変わった部分は、あるけど、変わらぬ良さと、違う魅力が、輝いていて、観て良かったです。
初見の方も、初演見た方も、あまり芝居をご覧にならない方にも、お薦めです。

ネタバレBOX

真知子役(吉村玉緒さん)前半ややキツメに感じたが、思わず発してしまった己の言葉に、戸惑うような後悔するような、真知子の複雑な心情、良かったです。

蓮ちゃんと真知子の幼少期と2役を見事に、みせてくれた子役の斉藤花菜ちゃん、初舞台とは思えない、素晴らしさでした。
店のチーママ的存在(初演時と同じ長澤美紀子さん)、初演同様に、醸し出す空気も佇まいも、とても良かったです。
店の客の作家(金重陽平さん)、アーティスト系の柔らかさ、すんごっく雰囲気があり、とっても、良かったです。
『忘れたい記憶と、忘れらない思い出が、同じ場所にある』の意のセリフ(すみません。正確ではないかも?)とても深かったです。

金重さん髪型変えられたのですね!とっても、似合って、男前も、上がったね♪眼鏡も似合って、役柄らしさ、とても出てました。

個人的には、ラストは初演の方が好みでしたが、余韻の深さは、相変わらずで、とても良かったです。
アリスのいる部屋

アリスのいる部屋

メガバックスコレクション

ART THEATER かもめ座(東京都)

2012/07/07 (土) ~ 2012/07/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事な作品でした
謎が解けていくようで、謎が深まっていく世界に、すっかり惹き込まれました。もしや?まさか?そんな・・・?展開は、サスペンス的なミステリック、ファンタジーで、ラストまで先が読めないまま、あっという間に過ぎ、見応えありました。美術も素晴しく、段差のある、ゆったりめの客席で観れる、質の高い作品。なのに、観劇料前売り2500円とは、絶対にお勧めです。

自慢の息子

自慢の息子

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★

初見
好みが、分かれると思います。私には、ほとんど理解不能でした。
帰りの電車で、20代半ばの男女の会話が聞こえてきた。
『サンプル見ると、俺には絶対できないって、演劇辞めたくなるんだよなぁ』
『えぇ~!私は逆!私にはまだ無理だけど、やれるようになりたいから、早く次の舞台に立ちたいと思っちゃうんだよなぁ~』
『やっぱり、サンプルって、凄いよねぇ~』って、大絶賛でした。

場内爆笑のシーンも、何度かあったが、私は、『クスッ』とした程度。

私の右には40代半ばの男性、左側には50代半ばの男性が座っていたが、二人共クスリとも笑わず、何度も時計を見ていた。私も、とても長く感じました。好みが分かれると思います。

ネタバレBOX

シルエットだけの、兄妹のシーンは、長く繰り返されたので、単なる受け狙い?の下ネタで、興醒めでした。

歪みきった現代社会の象徴の物語?
のようにも感じたが、なんだかなぁ~?と思ってしまいました。

歪んだ人々が、ごくごく自然に別空間をつくりだしながら、共存してるかのように見えた役者陣や演出は、魅力的だと思うが、、、

演技スペースの倍以上ある、透け感のあるレースやローン素材を敷き詰めて、その下に、潜んだり、巻き込まれたりする様は、作品のイメージに、とても合っていて、良かったです。
戯曲賞受賞という事で、期待し過ぎたと思いつつ、何を期待したのかと問われても、大した答えを、持ってない自分に、気付かされた。

作品説明のコメントには共感したし、あらすじ通りの物語で、とは思ったが、単純に好みじゃなかっただけの、満足度の星の数です。
緋旗青嵐記

緋旗青嵐記

流星揚羽

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

遅くなり過ぎて、すみませんでした。
携帯から、書き込みしたのだが、いつの間にか消えていた。。。コリッチの問い合わせに、メールしたが、返事もこないし、書き込みも、復活しそうもないので、、、書き込みし直します。チケプレ頂いたのに、遅くなり過ぎて、すみませんでした。

ネタバレBOX

階段状の高低のある美術セットを活かした殺陣で、見せ方を工夫していて、とても良かったが、殺陣を盛りだくさんにした分、各々の信念は・・・?
初日だったせいか?・・・殺陣を売りにするには・・・もう少し、迫力が欲しかったです。。。。。

動乱の時世なので、様々な過去と現実、信念があると思うが、やや広く浅くに感じてしまいました。
ラスト、各々の新しい一歩を踏み出せるような、明るい感がでていて、とても良かったです。


藤田英明さんと高野ちん太郎さん、味のある演技で、とても魅力的でした。
思いは願いのうそとなり

思いは願いのうそとなり

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★

遅くなり過ぎて、すみません
携帯から、書き込みしたのだが、いつの間にか消えていた。。。コリッチの問い合わせに、メールしたが、返事もこないし、書き込みも、復活しそうもないので、、、書き込みし直します。チケプレ頂いたのに、遅くなり過ぎて、すみませんでした。

ネタバレBOX

客を選ばす、誰でも楽しめる作品でした。

純(ティオーニ・マッキニーちゃん)の心痛な表情に、引き込まれた。7歳との事ですが、とても上手でした。
魅力的な役者陣で、各キャラらしさも、良かったです。

主人公の大石の嘘が嫌いな理由や、それでも嘘をつく気になった事情等の物語は、良かった。
それらにまつわるエピソードや、大石の症状を、『若返り薬?』の研究に利用しようとする者が、現れたりとか、展開は面白かったが、ドタバタ感が強くなってしまったのが、残念でした。
『契約書』を振りかざしていたが、病気ならば、『承諾書』のほうが、より病院らしいのでは?と思ってしまいました。

大石の病院に入院していた劇団主宰達の部分が、やや別物感がして、長く感じてしまった。病室で騒いでいるというより、もう少し大石や純ちゃんとの絡みが、あったほうが、自然だと思いました。
個人的な感想だが、別のコメディとしてのほうが、楽しめたと思います。
純ちゃんを探し回る際も、全員全速力で走るのも?全役者さん、走り方も上手く、特に車椅子おす方の走り方が、面白く良かったです。だが、探すのであれば、走ったり立ち止まったり、キョロキョロするのでは?

シンプルな美術だが、両脇にあった、白ボードを組み合わせたようなオブジェ的なのが、多彩な照明を映えさせ、場面場面の雰囲気に、とても合っていて、良かったです。
軍鶏307・改訂版

軍鶏307・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
戦争が終わり、せっかく生き残れたのに、手放しで喜べない人々の葛藤と、襲いかかる現実。『生きる』だけでも戦いであるが、懸命に生きる人々の希望や、見えない絆が、素晴らしかったです。

雨なのに、公演前なのに、衣装着た役者さん方がお出迎えして下さり、爽やかにテキハ゜キと劇場案内で、とても感じ良かったです。公演前の役者さん方に申し訳ないと思いつつ、なんだかワクワクしちゃいました。場内に入って、さらにワクワクしちゃう美術の素晴らしさに、期待も膨らみます。作品も期待以上の素晴らしさで大満足でした。美術の素晴らしさは、天下一品!なんてったって、場面転換もスムーズで、雨も降っちゃうし、拘りの色使いや質感、素晴らしかったです。バックステージツアーの日でしたので、公演終了後、舞台に上がり、美術を間近に見れ、2階に上がる事もできます。全て劇団の手作りと聞いて、驚嘆するばかりです。

楽園!

楽園!

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了

満足度★★

初見
う~ん?なんだかなぁ~

ネタバレBOX

ちょっと変わった見せ方に、拘ったのでしょうか?
正面壁にある扉から出入りしたり、多彩な映像等面白いのもあったが、その壁に、映像でセリフやト書きを、文字で写し出すのは、効果がイマイチ感じられないのも、あったと思います。
『扉をドンドン叩く音』 とあったが、扉の材質や叩き方で、意味合いも空気感も深まると思ってますので、、、

舞台の片隅(70センチ四方位のスペース)の床で、指の長さ位?の小さな人形を、動かすのを映像に映し出していたが、動かしている役者さん達の顔が背景として、映っていて、なんだかなぁ~、、、自分の意志ではなく、誰かにうごかされている象徴なのかもしれないが、手足の動かない人形と動物を、わざわざ写し出すほどの価値は、感じられませんでした。

『解放』と言うより、自由過ぎて、物語自体が薄まってしまった感が、強かった。。。
LOVE02

LOVE02

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/02/05 (日) ~ 2012/02/13 (月)公演終了

満足度★★★

うん
なるほど!
ちょっと切ない、恋ばなは、ベタなんだけど、演出は面白かったので、楽しめた。

ネタバレBOX

『いとしのエリー』と『君に胸キュン』って、私にとっては、懐メロ的なんだけど、平成生まれには、新鮮なんだろうか?
川を越えて、森を抜けて

川を越えて、森を抜けて

加藤健一事務所

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/05/01 (火) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

評判どおり
ご覧になった方々の満足度が高いので、見に行って正解でした。まさに、ハートウォーミングコメディ!の素敵な作品でした。

ネタバレBOX

祖父母達の言動が、なんだか可愛く、思わず微笑んでしまい、とても愛しく感じました。

何かといえば『お腹、空いているでしょう?』と食事の用意。
その一言にも、とても愛が溢れていて、とても良かったです。
天使たち

天使たち

リュカ. (Lucas [lyka])

王子小劇場(東京都)

2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

とっても素敵な物語でした
愛しさと優しさと温もりに包み込まれるような、素敵な作品でした。

ネタバレBOX

ある作家(中田顕史郎さん)が仕上げた小説の中の物語。その小説を作ったエピソード、そしてその後も素敵でした。

志を持つ者達と、彼らに宿る天使たちの物語。

駆け出しの女性アシスタントカメラマン(サキ ヒナタさん)、多忙に押し潰されそうになりながらも、夢と希望に溢れているが、何かが足りないと言われていて、その先の一歩が、踏み出せずにいる。

週末バイクレーサー(?すみません。正式名称?適なのを使ってましたが、忘れてしまいました)だが、普段は、バイク便の仕事を、している男性(小寺悠介さん)。

絵本作家なのに、本人の希望とは違う仕事ばかりになってしまっているライターで、少々行き詰まっている男性(池田ヒロユキさん)。

彼らの周りに、現れる天使達(こいけけいこさん、倉田大輔さん、増戸香織さん、佐籐祐香さん、境博子さん)。
人間のように悩み迷いつつ、時に寄り添い、後押ししたりと、応援してくれる。天使と言っても、魔法使いのように奇跡をおこすのではなく、人々の心が生み出す、想いの結晶のような存在として、感じられました。もちろん、天使は役者さんが、演じてるのですが、透明感と確固たる存在として、描かれているように、感じられ、とても良かったです。

己の足で歩み、掴んできたものの確かな手応えがあっても、逃れられない現実が、押し寄せてくる中で、切り開き、乗り越えるのも己であるが、見えない力(出会いやチャンス等)を引き寄せるのも己だなぁ~と思いました。
とは言え、どんなに強い志や想いを抱いて頑張っていても、行き詰まる時があるかもしれないが、大丈夫と思えるような確かな温もりを感じました。

各役者さんの衣装も、そのキャラならの佇まい眼差し、とても良かったです。
シンプルな美術と照明も、作品にとても合っていました。右奥の生地で囲まれた光のオブジェ的なのが、とても雰囲気あり、良かったです。

離婚して娘に会えない作家(中田顕史郎さん)の哀愁と、それに潰されない少年の心と、ちょっとやんちゃな感じが、とても良かったです。

小説を取りに来た編集者(奥田ワレタさん・クロムモリブデン)のキャリアぽっさと女らしさ加減も良く、物語の導入部分の読み聞かせ方も、良かったです。
夢!サイケデリック!!

夢!サイケデリック!!

範宙遊泳

アトリエ春風舎(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★

初見でした
題名通り、人が夜寝ている間に見る『夢』のお話。何人かの夢と、夢の中の夢、妄想?と広がっていくような不思議感と、夢の中なので、なんでもあり的な楽しさは、あったが、
私にとっては、それ以上の解釈が広がらず、長く感じてしまい、物足りなかった。。。

ネタバレBOX

入場券がピンポン玉という遊び心で、ちょっとワクワクしたのですが、、、

主人公の女の子のお気に入り家電の冷蔵庫、掃除機、ウォシュレット等も、擬人化された?と言うより、自分の意思で動き出すような様は、楽しかったけど、、、
夢の中での、ピンポン玉は、自分の意思を持っていたり、ピンポン玉社会の現実やら、天敵やらと世界は広がるのですが、どうにも世界観に浸りきれず、、、

凄い数のピンポン玉が、シャワーのように降り、飛び跳ねる空間は、良かったです。
BGMのワルツやオペラ等も、作品にとてもあっていた。

何が心に残ったかと言うと、、、私にとっては、見たという記憶だけになってしまいました。
俺以上の無駄はない

俺以上の無駄はない

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了

満足度★★★★

櫻井ワールド
オモロかった。罵り合いながらも、根底の愛は、深かったけど、ちと切なかった。

ネタバレBOX

心が病んでいる姉(石澤美和さん)が、脳腫瘍で、別の人格(上田楓子さん)が出てくる設定も面白く、二人の言動も可笑しくて、笑っちゃうんだけど、真実は、ちと切ない。

姉の医師(はやし大輔さん・東京バンビ)の医師らしい厳格さと、医師らしからぬ言動も、面白く良かったです。

友人(佐賀野雅和さん・KAKUTA)は誠実な感じなのに、ちと怖い(?)くらいの友情に、笑っちゃいながらも、痛いくらい上手かった。

ちょっとだけ度が過ぎちゃった人々の思い込みが、滑稽ながら、チクチクささった。
櫻井ワールドに浸ったのは、4回目だが、ちと!痛かった。けど、『不幸の泉に顔を浸す会』怪しすぎるけど、ついてない自分に、どこか酔っているようで、どうにかしようと、もがきながらも、なかなか打破できない日常って、誰しも心当たりが、ありそう。。。
だから『息継ぎ!息継ぎ!』って、癒しだったり、救いだったり♪

アフタートーク的寸劇も面白可笑しかったけど、暴露も、ほどほどだから爆笑できるが、暴露し過ぎると、面白さ半減しちゃうのでは?と思ってしまいました。
ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★★

初見
菅原さんバージョン

ネタバレBOX

タカコ(菅原永二さん)が、とても良かった。声色を使うでもなく、女らしくはないのに、タカコにしか、見えなかった演技と演出が良かったです。

映像も凝っていて、タカコの過去や心情を上手く見せていて、意味も価値もあり、とても良かったです。
他の役者さん逹も好演で味のある演技で、魅せられました。

最初のタカコは、知らぬ間に不倫に、はまっていったのに、ズルズル、ダラダラ続く二人の関係の前半は、男女の本音や、お互いの都合良さやら弱さが、可笑しいながら、真実味もあり、楽しめた。

が、タカコがなんとなく状況に流され、開き直ったのか?道を変えたかったのか?宗教めいたような、風俗に走ってしまう。そして終盤は、ただの陳腐な下ネタに、成り下がったようなラストが、残念でした。


と、思ったが!が!が!が!が!帰り道、ふと!思い出した、タカコが上司森に惹かれたのは、元彼との別れだけでなく、デートで行った美術館や景色を見て、森が呟く『美しいなぁ~』の一言だった。その程度の一言だが、呪文のようでもあり、、、何気ない事で、惹かれたり呆れたり、流されたり、、、大したことないようで譲れないことだったりと、そんな深い話だったのだろうか?

やっぱり、他の作品も観てみたい!
写真には音がない 文字には景色がない そして 劇場には時間が流れている

写真には音がない 文字には景色がない そして 劇場には時間が流れている

おぼんろ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/04/13 (金) ~ 2012/04/14 (土)公演終了

満足度★★★★

素敵でした
その瞬間、瞬間、その空間の呟きを捉えたような、三浦さんの写真の数々、素敵でした。その呟きを紡ぐ詩や、物語も魅力的でした。その瞬間が過ごしてきた日々や、その先に待っているかもしれない世界を、思い起こさせる、おぼんろメンバーも流石でした。

すっぴんのみんなと、光を抑えた照明で、いつもより、シックに大人の空間で、違った魅力発見でした。おぼんろメンバーの語りが、写真の色に、深みを与えていて、良かったです。

1000円という料金を考えれば☆5でも良いと思うのですが、まだまだ、世界が広がりそうな企画なので、次回の楽しみにしておきます。

お休みだと思っていた、若林めぐみさんも参加されていて、嬉しかった~♪ほとんど、すっぴんなのに、メチャ可愛く綺麗、語りも魅力的で、ますますファンに、なりました。佐東さんが、お休みなのは残念でしたが、次回は是非とも、ご出演お願い致します。

ネタバレBOX

壁に、写真が飾ってあります。
風景、人物、動物と様々な、被写体、おぼんろの過去公演も、何枚か有りました。
雲に写る虹の写真は、おぼんろのロゴ『ん』の文字を、雲が形出しをしているかのようで、その左下の、一筋の光と、とても素敵でした。その写真と山羊の笑顔が特に、お気に入りです。

正面に、写真が大きな映像として、写し出されます。その横で、おぼんろメンバー達が紡ぐ詩や、物語は、写真の世界が広がり、良かったです。

みんなで輪唱のように重なって紡ぐ部分が、雨音のようであり、とても情緒があり素敵でした。写真の世界が、広がっていき、良かったです。

めぐちゃん担当の、猫の内緒話のような部分も、好きです。

実質45分くらいで、あろうか?
素敵な時を過ごせましたが、個人的には、物語性をもう少し強く出して、ボリュームも欲しかった感もあります。
1000円と言う料金を考えれば☆5でも良いと思うのですが、次回の楽しみにしておきます。
くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

初見
初見の私には、『猛毒』とさえ感じたが、重くはなく、ポップに仕上っている作品は、不思議な魅力でした。

ネタバレBOX

入場すると、メチャ可愛い猫ちゃん(百花亜希さん、なかむら凛さん)が、お茶会に、誘ってくれる。無料のお茶と、ハッピーターンまで頂き、ほんわかな気分で、開演を待ちました。

ある家族の父が亡くなり、見えてくる、家族の関係。
母(大原研二さん)は、どう見たって男性なのに、『母』にしか見えない不思議さ、良かったです。過去の母の言動をキュートな猫ちゃん達が、再現したり、本音を代弁したり。故に、母の嫌な部分が中和されて、効果的でした。

誰しも秘めている『毒』をもつ登場人物それぞれに、痛みがあったせいか、理解もできた。
ラストの嫁(掘奈津美さん)それまでの控えめな感じから一転、悪魔の微笑みに変わる姿、良かったです。
その一撃は、後味悪くなりそうで、重くはならない、不思議な魅力があったので違う作品も、観たいと思いました。
鬼界ヶ森

鬼界ヶ森

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/29 (木) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

千秋楽
『新明治任侠伝』から3作観てますが、今迄とは、やや趣が違う感がしましたが、美しい舞台でした。

ネタバレBOX

空に浮かぶような帯状の和紙に、墨で描かれていたのが、雲のようでもあり、霧が迫ってくるようでもあり、とても情緒があり素敵でした。大きな行灯のようなのが(言葉で上手く表現出来ず、すみません)2本、シンプルな美術だが、壁面の色の陰影や深みも、とても雰囲気があり、良かったです。

今作は、かなりファンタジー性とエンタメ性が、強く出ていて、華やかな衣装や、迫力を増した殺陣も魅力でしたが、いつもの大感動とまでは、至らなかった、、、が、情緒ある世界観は素敵でした。

鬼の正体は、淀君の生き霊や、この時代の流れに押し潰された女達の想いでした。淀君達に操られる人々や怨念が、森の奥や地中から、沸き上がるような様は、幻想的で美しくもあった。


三太夫(渡辺城太郎さん)と武蔵(藤原習作さん)は、風情があり、とても素晴らしかったです。

道雪(秋本一樹さん)は、発声法を変えられたのだろうか?声の響きが、まろやかで深みが増していて、とても良かったです。
愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
本、演出、役者さん、全て魅力的でした。言葉にできない、言葉にならない想いの紡ぎ方が、素敵でした。『3.11』に関する作品は、5本目でしたが、一番心にしみ、優しさを感じた作品でした。

ネタバレBOX

三姉妹が、とても良かったです。
長女真帆(相原菜保子さん)次女美帆(新妻さと子さん)三女(光藤依里さん)の表情、視線、佇まい、痛いほど、伝わることが大きく、とても魅せられました。
特に真帆、長女ならではの辛抱強さ、決断しなければならない痛みだったり、無理して頑張っても、女の脆さや優しさと、とても素晴らしかったです。

疎開先の伊勢の人々や、現実を直視しようとしている記者、そのキャラらしさも、とても良かったです。
東北弁や伊勢弁、地名も、馴染みはないのだが、なんだか懐かしい様な、、、愛郷の念や温もりが籠められている、本・演出・役者陣が見事でした。
伊勢の祭り歌も、良かったです。
他人だから言える事、言ってはいけない事、やれる事やれない事、客観視しながらも、少しでも痛みが癒える事を、祈る想いは一つのように思えました。

場面転換時、真っ暗な暗転ではなく、薄明かりの中でも、光の色や暗さ加減が、微妙に違うのが、転換前の余韻であったり、次の場面の序章のようであり、とても良かったです。
NMSグレイテストヒッツ

NMSグレイテストヒッツ

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

踊る赤ちゃん人間
昨年アワード4位の『千年女優』がとても、良かったので、その脚本演出された末満さんの本なので、観に行きました。おもろかった!場内も、笑い声は響いてました。石原さんを観るのは、二度目ですが、今回の方が、見応えあり、良かったです。

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり!
大満足でした♪毎度ながら、劇場に一歩入れば、別世界が広がる見事さは、メガバックスさんならでは。
『不思議な世界』での設定だが、現実の切なさも浮かび上がらせながらも、優しさと温もりで満たしてくれる、滝一也さんの脚本・演出・出演は、素晴らしかったです。先が読めないまま、世界観に惹き込まれ、二転三転するラストに、感動の涙でした。大人向きのファンタジーで、お薦めです。

ネタバレBOX

開演8分前に入ったのですが、すでに舞台上で、フェイズランド役(山上広志さん)が、トランプでタワーを重ねたり、壊したり、カード遊びに興じるわけでもなく、ただ淡々と、時が過ぎる事だけを待つような姿に、惹き込まれました。

中世ヨーロッパの古城ホテルのロビーを思い起こすような美術も、とても素敵でした。
ホテルの支配人トライアラスキー伯爵(滝さん)が、秀逸でした。
このホテルの真実を告げなければならぬ哀愁や、『死=無』に怯える人々を、納得させようとする迫力であったり、温もりであったり。
後半、有り得ない状況に、人が変わってしまう様子も、ユニークさと伯爵の威厳さと、様々な顔に、とても魅せられました。

メイドのミズーリ(横井結衣さん) マリーシア(吉野成美さん)も見事でした。他の方が書かれているように、声を揃える会話もピッタリ!しかも、何かに気づいた感や、思いつくタイミングも揃っている。

実は、声をそろえる描写は、個人的に嫌い。たいてい、声をそろえる事だけに、終止し、情感が消え失せ、いかにも芝居じみてしまい(と言っても、お芝居見に行っているのですが・・・)興醒めなのだが、しかし、メガバックスさんでは、いつも効果的な使い方なので魅力的です。

特に二人の可愛さと透明感は、天使的(衣装は黒にピンストライプだったのですが)なんだけど、その透明感が、そら恐ろしさも呼ぶようで、不思議な世界に、ピッタリで、とっても良かったです。

自分達が死んでいるという現実を、最初は受け入れられなかった旅人達の、それぞれの思い。夢、愛、お金、抱えている現実、自分らしさ等々。
『死』を突きつけられて、自分を責める者、他人を責める者、それぞれの人間性も浮かび上がる。そして、変わらない者や、それぞれの思いの変化と、ラストの二転三転と見事な脚本・演出と、納得の演者陣でした。

挿入曲も、素敵でした。ラストの投票では、『ベル』を使ったり、小物にも、拘る姿勢が、魅力的です。
このホテルの意味も設定も素敵でした。私も立ち寄りたいなぁ~『HOTEL CALL AT』
さがしものはなんですか。

さがしものはなんですか。

劇団光希

座・高円寺2(東京都)

2012/03/17 (土) ~ 2012/03/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり、良かった!
探偵物とは意外なイメージでしたが、ラストは、光希さんらしい、温かい作品でした。一回限りとは、もったいない!!!!!!!是非、シリーズ化してほしいと、思いました。

ネタバレBOX

各キャラだても良く、お互いの魅力を、引き出しあっていて良かったです。

部外者である、近所住人の存在も、物語上さして重要ではないが、この探偵事務所の空気感や人物像を、色濃く浮かび上がらせるのに、効果的でした。

近所のホステス薫子役(tYphoon一家の松下愛子さん)の存在が、物語にアクセントとテンポを加えていて、良かったです。

そんな薫子や、所長の前会社との関係やら、膨らみどころも、あるので、続編、是非観たいです。

やっぱり平山さんの脚本は、魅力的だと思いました。

ただ、ここ数作品、気になっているのは、各キャラの強気の場面の演出が、強すぎるように感じる事が、あります。各役者さんの、過去のいろんな役柄を観ているから、思ってしまうのでしょうが・・・

このページのQRコードです。

拡大