長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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ドライビング エンゼルフィッシュ

ドライビング エンゼルフィッシュ

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/04/08 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★★

あらほらさっさっな劇でした
ドタバタ系アニメちっく(’80テイスト)な芝居でした。
世界観に慣れるのに時間かかった気がしますが、
慣れてしまうとドップリはまる様な感じがしましたね。
その分、好みのハッキリ分かれる芝居かと思います。
私は笑えました(^^)

ネタバレBOX

観たい!と言ったら見せてくれましたって感じでしょうか。
回り舞台に、アニメ風なセットに、これまた判り易いキャラクター。
話が進むにつれての、過去のシーンの再現が。
実際役者総動員での過去の再現シーンは、すごかったです。
後半で人死に出してしまい、あれっコメディなのに死ぬのかなー、
などと思っていたら。ちゃんと、どんでん返しがあってホッとしました。
それにつけてもラストの謎解きの「そういえば」ではじまる、
あの時シーンの再現の回数の多さには、脱帽モノでした。
死ぬという表現を、人の消失に変えれば。
全年齢版になって、お子様から楽しめる作品になるやもしれませんね。

前作が劇団では珍しいシリアスで、今回がいつものコメディ路線。
なのでしょうか?いろいろ実験しているのかな?
この作品は、身体使ったドタバタ系でしたが、
今度は、会話劇のコメディとか作れたりするのかな?
普段の話(作品)が知りたくも思えました。

快盗さん達が変装得意というシチェーションは、言葉使いなどで
よく出来ていました。マンガチックにしたかいがありましたね。

概念予告とか、何を盗むかわからない所とかは。
人によってツボ外れそうで、当たらないと笑えないでしょうね。

市長さん、なかなか渋くてカッコよかった。
イメージは、ひょうたん島のドンガバチョみたいでしたが・・・。

意外な真犯人には驚きましたが、大金持ちの孫娘さんの設定は、
もっと伏線の張りようと、ネタの小出しが必要に感じられましたね。

イニシャルがH・Rかなーと思わせる教授のキャラクターは、
なかなかの怪演振りでしたが、犬とか飼った経験のある人でないと、
「ハウス」の意味は、ちとわかんないと思うので、
芝居の中で説明台詞(笑い入れて)あった方がよかったかも。

細かく突っ込むところは多々あれど、総天然色痛快娯楽作品。
というレトロな表現が似合いそうな、お芝居でした。

ラストの、踊りながらのフィナーレの演出は上手でした。
いろいろスピンオフ話や、おまけの多い公演で、
楽しませよう+自分たちも楽しめれば。的な部分は評価します。
方向性が、ちと変わっている気がしますけどね(^_^)
CALLING

CALLING

Neo Mask

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/07 (水) ~ 2010/04/12 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった
里見八犬伝+柳生十兵衛+由井正雪+沢庵和尚+島原の乱+影の軍団ってところでしょうか。うまくまとめて痛快娯楽時代劇になっていました。シリアスからコミカルへといろいろと、お楽しみ要素満載で、殺陣もカッコ良かったです。

ネタバレBOX

冒頭の影の軍団、天井からロープで降りてくるのにはビックリしました。
くのいち二人のコミカル会話のシーンや、続く妬みによる仲間割れ。
楽しい、ムキ兄弟のコントなど。飽きない展開には驚かされっぱなしでした。
ラスト、去り行く十兵衛に「川原で野たれ死ぬかも」
みたいな台詞でも入れて欲しかった。
剣戟の音と、わらじや雪駄などなど、いろいろな小道具、
衣装にも拘り気を使っていた、良い芝居でありました。
GENJI

GENJI

名取事務所

あうるすぽっと(東京都)

2010/04/06 (火) ~ 2010/04/07 (水)公演終了

満足度★★★

坊’sの声名は凄かった
無声の舞踏(舞踊かな)でした。
内容としては「源氏物語」の内容を知らぬと、
理解はしがたいように思われます。
また観客席に緊張が走る表現力は素晴らしかった。
海外の方も、ちらほら見かけましたので、
音声案内とか希望者に貸し出すような事など、
出来たら良かったかもしれませんね。
面白い表現を体感できました。

ネタバレBOX

物音ひとつたてることを許さない緊張感は凄いの一言につきました
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

タイトルも意味深長でしたのね
どこでもパタッと倒れて寝てしまう女の人の話なんだ。
と思わせといて、話がどんどん回転していくと。
妙な人間関係や、立ち退き話に、姉妹の確執。
いろいろ詰め込みつつ、見事に纏め上げた傑作でした。

ネタバレBOX

「ガム食べる?」とか「チョモランマ仕様」とか、
その場限りの言葉遊びでなく、繋がっていく所に脚本の上手さ感じました。

また暗転にて時間経過出す時の、暗転時間の短さと、
あわせたBGMの巧みさには脱帽モノの職人芸を感じました。
ラストのガランとした部屋への、素早い転換インパクトは強かったです。

ここがオチになるんだ、と思った抱擁シーンから先の展開。
桜吹雪と、姉妹の影。で再開。この流れには、
演出の手腕に感動しました。
オープニングの雪から始まってだし、対比も見事でありました。

登場人物たちの個性、演じきった役者さん達にも拍手。
らしさが良く出ていましたね。
普段着に、スーツ。穴の開いた靴下など。
シーンシーンでキチンと着替えたり。
どこぞのファッションショー並に早着、早脱ぎが大変だったのでは?
と陰の苦労を思ったりもしました。
衣装にも個性出してましたし、細かいところも手を抜いてないのが、
芝居という作品に磨きかけていましたね。

惜しむらくは、中央で観なかった自分のミスが悔やまれます。

あんまの笛

あんまの笛

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★

泉鏡花はすごいんですね
あんまの笛。よく出来ていました。
明治時代とエレキギターで、三味線出さなかったところが秀逸かな。
夏には向かないかもしれませんが、今時分なら何とか季節感重なるかな。
でも前座風に前半での芝居は、今ひとつな感が否めなかったです。

ネタバレBOX

前半1時間は、また前後に分けられて。
最初に「朗読」2つ、Wでありました。
で次に後半は、秀吉ちゃんと姫、二人の会話劇でした。
休憩10分はさんで
あんまの笛です
着物、小道具、音楽と。
よく出来ていました、聞き役の劇批評家&編集のコンビとか。
白髭の編集さん、なかなか御髭と眼鏡が似合っていました。
バラバラだったエピソードが、一つにまとまり。
最後の雪のシーンに辿り着く所は綺麗でした。

朗読はセメントの方だけにするか、交互でなくとも良かったのでは?
秀吉さんは、うーん面白くは無かったな。
あんまさんは、まぁ時代が時代で。
放送禁止用語いっぱい出ましたねー。
演出上必要ですけどね。
その分、話の奥行きなどが広がったと思います。
生演奏のBGMも良かったです。
ですが総合で星考えると、数減りますね・・。
エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

トランジスタone

ザ・ポケット(東京都)

2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★

まさにレトロ感、大爆発って感じでした
舞台、見事でした。
小道具が、いかにも万博の時代表していました。
レトロな感じで、粛々と広がっていく話の風呂敷が、
これまた徐々に、たたまれていく様は妙な時間の流れで、
楽しめましたね。

ネタバレBOX

わかりやすい登場人物の性格設定を、皆さん見事に演じられていました。
地方の都市と、東京や万博といった対比。
よく出ていましたし、方言での会話や解説は分かり易く楽しめました。

ただ暗転による時間経過が、ゆっくりしすぎかな?
特にオヤジさんの部屋着と照明の感じで、
数日経ってしまったのかと思うところがありました。
ちょっとミス?かな

地方(田舎)+レトロな時代。
って感じは進行具合でよくわかるけど、もすこしテンポUPしたほうが
よくはないであろうか?

香典ドロボウの件は、昭和の女性の強さが良く出ていて笑えました。
働いてないなー親父さん。

ついたらいいのに、などと思っていたTV。
ほんとに映像が映ったときは驚きました。
見せて下さり感謝です。
この芝居の時代感象徴していて、見事なオチでした。

ただ「喪服の時間」の方が、自分の好みではありますね。

GOLDEN★HANDSHAKE

GOLDEN★HANDSHAKE

さるしげろっく

d-倉庫(東京都)

2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★

錯綜しまくっていましたね
ロジックよりもエモーショナルな芝居で、
悲喜劇込めたミュージカル漫才って感じでした。

あぁそれと、前説でケータイとかの注意伝えますが、
マナー云わないとわからない人もいますので。
お願いですから、前の座席の背もたれに足をのせたり、
ひざで押したりしないようにも話して下さると、
観劇に集中できて、大変助かりますね。

ネタバレBOX

うーん、観る人選ぶかな?
M-1を芝居にすると、こんな感じになるのかなぁ。
ってのが、正直な感想です。
で、再認識。
個人的に、自分漫才は好きな方ではないんだ、とわかりました。

えー、でも時事ネタ(?)といえる。
ひとり「アリスインワンダーランド+シザーハンズ」は熱演ぶりも、
あいまって楽しかったが、滑っていたような気もします。



モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★

けっこう好みが分かれそうな話かな
あぁそういえば、青臭い時期って、こんな感じだったよなー。
などとノスタルジィに浸れました。
モグラさんの着ぐるみが、かわいかったな。

ネタバレBOX

でも、そのモグラさん。
心象風景の産物なのか、なんの象徴で出てきたのかよくわからんかった。
全体として、スラップステック。不条理ギャグ系ですかね。
話としては、18禁美少女漫画みたいなのりでしたが。
ボス、のちの校長先生(でいいのかな)が、一番気に入りました。
華道の先生も好きですが、ボスの見た目と行動のギャップ。
それを臆面も無くやり遂げる精神力の強さに脱帽です(^^)。
雑多な感じの舞台や芝居も良いけれど、
病院や工場みたいな整った感じの舞台は、
どう作るのか、観てみたく思う劇団ですね。
モテハン・オンライン

モテハン・オンライン

ファントマ

ブディストホール(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しく笑えました
えー説明からして、
けっこうキワモノ系の固まった笑いになるのかと思いきや。
判り易い導入に、愉快な登場人物たち。
かっこいい戦士姿の、お兄さん等など。
ジェットコースターに乗っていくような楽しさがありました。

ネタバレBOX

細かい小ネタ遊びの、
FF(ファイナルファンタじじぃ)とか。
前説での、楽しめるパンフレット売りとか。
観客を笑わせよう、楽しませようとする姿勢が、
よーく伝わってきました。
その分ストーリーが、判り易さ前面で。
ちょっと奥行きを欠いたきらいがありましたが。
かなりな高齢の連れも楽しめる内容でしたので、よしとしましょう。
ですので星1つおまけです(^^)
ゴルゴダ・メール

ゴルゴダ・メール

劇団俳小

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/29 (月)公演終了

満足度★★★

テーマの投げかけは成功です
アスペルガーの人たちの演技は、
なかなかわかりやすい代表的な性格(でいいのかな?)
にて演じられていましたね。
「説明」にある通りの表現は出来ていたと思います

ネタバレBOX

なのですが、重きがコミュニケーションとうたいながら。
観客には説明不足な点が多く感じられました。
なんで劇始める事になったのか。とか
監督さんと彼女さんの関係の説明があまり無かったかな
(観客の想像でよいのかな?)
劇中劇の進展と、周りの人間の関係性が。
いまひとつ時間概念希薄で、週単位の事なのか。
日にち単位の事なのか、わかり辛かった。
(演劇に携わる方々だと、劇稽古の進行具合で日数の想像がつくのかな?)
詰め込む要素も、話のテーマも良かったと思うけど。
切り取って削り、形を整える方法が荒かったように思えました。
個人的には、収集癖のあるアスペさんの話も観たかったかな。
で、観客に分かり易く説明してくれた。
解説アスペの子(いろいろ上手で美味しい方ですね)と、
最低男さんの行く末やら。
現在の関係について知りたかったなーって思いました。
完全な真空×BLACK BOX

完全な真空×BLACK BOX

演劇ユニットG.com

テアトルBONBON(東京都)

2010/03/24 (水) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★

すこしふしぎ(SF)物語みたいでした
お得感のある2本上演でした。
SF大好きです。
好奇心から迷い込んだ場所よりの脱出劇ですが、
人が何のために生きてゆくのか?
なかなか哲学的な話に行くところが面白うございました。
もう一つは、現実的な主人公が遭遇する。
非現実的な状況。なかなか芯のしっかりした主人公だと、
物事がすっぱり切られて爽快感がありました。

ネタバレBOX

地下迷宮からの脱出は、映画「キューブ」みたいで良かった。
日常からハズれたい。などと考える事は誰にでもあるけど。
元に戻るには、軽い気持ちじゃあ戻れません。
という教訓めいたところが、王道ながら楽しめたのは。
浮浪者=主人公で、死別した最愛の伴侶に会えたというロマンスが、
加味されていたからですね。このオチ気に入りました。

氷の女王と揶揄されるアラサーな主人公を中心に、
霧に閉ざされた公園で繰り広げられるドタバタコメディって感じでした。
いまひとつ登場人物たちが、現実より離れすぎていて、
突っ込みどころ満載なのが、やや引きました。
夜の公園。外履きはいて自宅からパジャマで歩いてきたの?
研究のためとはいえ、フィールドワークでも白衣着てる研究者って?
状況の説得力が乏しく思えました。
まぁ会話とかで、「声が小さいぞー」とか「博士号持ってないけど」といった
小ネタや主人公の、ずばっと切った説教シーンは楽しかったが、
そのぶん話が今ひとつに感じました。
願い事はOKなのですが、その見せ方がおしかった。
公園に迷い込むところで、世界的に暗い事だらけのニュースから、
日本、自分の周囲の暗くて嫌な話。で自分の感じてるイラつく出来事
などを観客に語った上で、それが原因で公園に迷い込んだと思わせ、
黒い箱の見つけ方も、も少しつついたりしてインパクトもたせた方が
良かった気がしますが、パジャマ男のインパクトの方が大きいしねぇ。
で願い事がかなった世界が、希望や明るさに満ちていると。
したほうがわかりやすくて。ハッピーな気がしました。

参考としましては、昔ジャンプで連載していた、光原伸さんだったかな?
の「アウターゾーン」でしたっけ(?すみません、うろ覚えです)
えー話は「猿の手」が似てます。おちは、この話みたくした方が、
よかったかなーって思いました。
「世界は希望に満ちています」ってね(^_^)
『学生・生徒または未成年者は勝馬投票券を購入できません(再)』

『学生・生徒または未成年者は勝馬投票券を購入できません(再)』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2010/03/16 (火) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★

なかなかにハイテンションでした
まぁ金に目が眩めば、そんなものでしょうが。
ハイテンションさんズは、そんなの関係無しにずーっとアゲアゲでしたね。
登場人物たちの入れ替わりや、会話・台詞の楽しさがありましたが、
落とし所が無難すぎて、尻すぼみな感じが否めませんでした。

ネタバレBOX

えー競馬。詳しくないんですが、破れた馬券。
払い戻しは、してくれないんですか?
劇中にも競馬素人さん居たんだから、その説明省いちゃーいけませんぜ。
(ゴッちゃんが最後に馬券入手する動きも
演出でしょうが、わざとらし過ぎて笑えなかったトコです。)
破れ馬券で、もう一騒動おきてから、三浦さんのばっちゃん話で、
締めくくれば良かった気がします。
あと金子君のテンションは、も少し下げ気味でも良いと思いました。
フジヤマタイガーブリーカー

フジヤマタイガーブリーカー

MCR

駅前劇場(東京都)

2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

マシュマロ観ました
単にアダルト版「転校生」かなって、位にしか思わなかったんですけど。
なかなかどうして、感覚の共有という話が実際にありそうに思えるほどの、
リアルでシリアスな芝居にみえました。コメディですけどね。
登場人物皆それぞれ個性強く。しっかりと印象に残りますね。
それに加えて、会話のリズムや、台詞の妙が面白かった。

ネタバレBOX

「カミカミの実」。赤はかんじゃう方で、青はかまなくなる方ですか?
Netで通販したら売れそうですねー。

主人公さんの一人芝居ながら、なんともいえず笑えました。
また、すっとぼけたDrの台詞や行動。
ケータイ壊す友人に、運命女。
苦労してバランス考えたであろう、シモネタのSEX話。
良い加減に、なっておりました。
しっかり泣き所も上手に笑いにしたりして。

W・アレンの「人のセックスを笑うな」って感じですね。
「たまには路地裏の名店とか行けよ」とか
落としましたよ「しあわせが」とか
台本買いたくなるような、メイ台詞が多かった気がします。
各役者さんの演技も加わった効果かな?

なかなかに楽しい時間が過ごせました。
兵器のある風景

兵器のある風景

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2010/03/14 (日) ~ 2010/03/22 (月)公演終了

満足度★★★★

絞られた登場人物による会話劇
すごかった。熱演でした。
日常的な話し合いという手段で、世界や政治などの大きな物事を、
伝えきる事が出来るということを理解させられました。
まさに。映画やCGなどではない芝居というものの奥深さが覗けました。

ネタバレBOX

役者さんの表現力の強さってあるんですね。
長丁場で、眠りかける公演などがたまにあるのですが。
話の展開や心境など、次が気になって時間が、
あっという間に過ぎていきました。
明るくて、人のよさそうな後半登場の、諜報員レニーさん。
人柄が明るく見える分、底の暗さやエゲツなさが容易に想像できる人物だと、
よくわかる演技でした。
主人公の卓越した才能と、それを使い切れない善人で小市民的な心が、
もどかしいながらも、ハラハラしながら次の展開を待ちましたね。
なんだかんだと言いつつも、弟を見捨てられない歯科医の兄貴もよかった。
等身大で、どこにでも居そうな兄弟が繰り広げる会話で。
世界という物語が紡げるのが、本当にすごかったです。
東南大学物語~三人の作家による三つの話~

東南大学物語~三人の作家による三つの話~

遊々団★ヴェール

SPACE107(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった・暖まった
3色アイス食べたような、お得感ありました。
応援という主題を通して描かれた3つの話が、
繋がりつつうまくまとまっていました。
服装から演技まで、わかりやすいキャラクター出してくれて。
先の展開読み易いながらも、安心して楽しめました。

ネタバレBOX

その分、好き嫌いが分かれるかもしれませんね。
なんといっても3話目は、ガメラ体バラゴンだし。
テイストは、映画「大怪獣東京に現る」でしたが、
固有名詞バンバン使ってる所は、すごいと思いましたね。
で、できれば東京12チャンネルは、
特番組まず通常番組やってて欲しかった。
それから、チアダンスは見事に会場沸かしていました。
やっぱり盛り上がりは、こうでないとって感じで、外しませんでしたね。
まぁちょっと身体硬そうに思えましたが、お芝居屋さんであって。
ダンス屋さんじゃありませんものね。楽しかったです。
声だけとはいえ、ベテランの聞き覚えのある方々の出演は、
芝居引き締めてました。さすがでした。
なんか、あと2~3話続けても良かったかな。
なんて思える公演でした。
僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

僕たちの失敗~もう誰も信じない…~

ラブリーヨーヨー

駅前劇場(東京都)

2010/03/11 (木) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★★

笑えました思いっきり
チラシ絵そのままのような懐かしいギャグ漫画を、
リアルに演じきったところが素晴らしかった。
まったくの、おふざけながらも。
ちゃんと話に起承転結ついて、飽きることなく。
一気に最後まで見せきった力強さありました。

ネタバレBOX

局長の突き抜けた、お馬鹿ぶりと。
トオルさんのマイペースぶりが、際立っていましたね。
インパクトありました。

ただ席の手配は、しっかりしてほしかったかな。
シューマンに関すること

シューマンに関すること

劇団東京イボンヌ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/03/09 (火) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

満足度★★★

タイトル通りでした
シューマンに関して、よくわかりました。
文章を媒体とした情報よりも、人の語る話に被せて音楽が流れ、
作曲時の人間関係、背景などが大変よく理解できました。
見事にオマージュしてました。

ネタバレBOX

所々に入る笑いのポイントも良かったですね。
やはり登場毎に衣装の変わる(といってもチャイナドレスの色がですが)
女社長さんが、お気に入りです。
主役は芦屋小太郎さんでしたが、その奥様と作家さんと記者の。
女性3人による共演って感じが上手に物語紡いでいきましたね。
うーむ芦屋さんやカメラマンといい、1年編集長のまるちゃんといい。
男性陣は情けなかったなー。
落としどころも、よかったけど。
作家さんの書き上げた本への評価話や、雑誌の仕上がりに関して。
情報が少なかったのが残念です。
本に関しては、アシストの男性との会話を膨らませるとか、
雑誌に関しては、編集室内でのシーン1つ入れていろいろと、
落としどころ見せてから、最後の命日の面会で閉めたほうが、
良かったと思います。
リズム

リズム

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2010/03/10 (水) ~ 2010/03/16 (火)公演終了

満足度

テンションは高かったけど・・・
DVDレンタルショップの従業員控え室でのドタバタ劇でしたが。
各人の力関係は、理解し易かったのだが。
役どころとしての立ち位置がハッキリせず。
観客置いてけぼりの印象が否めなかった。

ネタバレBOX

シュチエーションが前作「ベストアンサー」と被っていた気がします。
それとも、そーゆー店裏従業員物語シリーズでやっていってるのかな?
結局劇中劇での話で終わってしまい、なんとも言えないあわただしさを、
感じただけで時間が過ぎた気がします。
いじられキャラの店長に対する仕打ちが酷いなーと思いつつ、
その店長の10年来の友人だからと、傷害事件まで起こしてしまう、
バランスの悪さは理解が出来ません。
せめて被害者が、東部打撲による事件時の記憶喪失でもなってるなら、
ラストの和解シーンも素直に受け入れられますが。
劇中劇の区別や、各人の役割・相関関係・立ち位置など。
もっと観客に理解させる努力が足りていないように思いました。
喪服の時間

喪服の時間

弾丸MAMAER

なかのZERO(東京都)

2010/03/03 (水) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

粛々とはじまりつつ・・・
だんだんテンションが上がっていき。
人間関係が崩れ、まさに修羅場と化す展開。
大いに盛り上がりました。
まさに出し惜しみの無い、やりつくしって感じでした。

ネタバレBOX

喪服の着物女性の水の掛け合いといい、
乱闘騒ぎといい、喪主の奥様の爆発ヘアーといい、
ここまでやるのか。っといった感じがツボにはまりました。
いやあ笑わしてもらいました。
一番インパクトあったのが、復縁話のオチでした。
「そっちなんだー」の台詞が、耳から離れませんでした。
まさに、大どんでん返し!
最初から最後まで、一貫していて。スキ・矛盾無く。
ラストシーンも気に入りました。
とても楽しい時間を下さり感謝いたします。
「肉 the 光速華撃団~肉汁&男汁~」「黒豆☆弾肉」

「肉 the 光速華撃団~肉汁&男汁~」「黒豆☆弾肉」

男肉 du Soleil

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/03/02 (火) ~ 2010/03/04 (木)公演終了

満足度★★★

どつき漫才ミュージカルでした
笑いが関西系かなって、やはり東西違うものなんですね。
明るい下ネタに走っていまして。好みは分かれるやも知れませんが。
写真・飲食自由な所が、おおらかな感じしましたね。

ネタバレBOX

ダンディー部の「もつ!」は印象に残りました。
オムニバスにしながら、校正プログラムという名のもとに話繋げていましたね
はじめの前説での、実情暴露ラップは、とても深く心に突き刺さりました。
魂の響を感じました。いやぁ本気の思いは良く伝わります。
どうも東京まで遠征ごくろうさまでした(^_^)

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