必ず訪れる日~石鹸工場~ 公演情報 かもねぎショット「必ず訪れる日~石鹸工場~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    あれ?なんだろう?
    なんか面白さ感じる度合いが小さかった。
    「くすくす」はあるのだが、「ガハハ」が無かった。
    それなりのお話が、それなりに過ぎて行ったような・・・。
    そんな、なんというか。踏み切り前で、
    電車が目の前を通過していくような感覚を味わった芝居でした。

    ネタバレBOX

    香の名前の付いた4人の工員さんが、
    石鹸をベルトコンベアー上の箱に詰めていく設定の舞台の上での話で。
    悪どく手広く石鹸工場を経営していた先代社長が退き、
    次男が2代目の社長となり。
    舞台の工場長には「ちょっと」な長男が工場長として就任している。
    で、工業製品の見本市に、この工場からも何か出展する話が持ち上がり。
    工場長は5分程度の映像作品を撮り出品する事にした。
    ただ、そのタイトルを事件のあった工場のようにして、
    インパクトをもたせようとしたのだが。
    何か本当に事件があるわけでもなく。
    ただ「事件」と付けると人目引くから付けてみたと、
    さて引き連られて工員たちも文句言いながらも実際撮影始めると、
    だんだん乗り気になって出演したがる始末になる。
    ちなみに、その工場には一人の工員を除き、
    全員に見える3人の幽霊が出て来ている。
    なんか恨みがあって出てきているようだが、石鹸干しする二人組みの幽霊とその上司がでてきているが、何の恨みがあるのかハッキリしない。
    話が進むにつれて、どうやら先代社長に無理矢理頼まれて、
    麻薬(作品中白い粉とのみ呼ばれていた)を練り込んだ石鹸を
    作らされた工員が、
    麻薬の事がバレて、すべての責任負わされて死んでしまい。
    その事を伝えようと出て来ていたようだが、
    工場長の撮り始めた話がその事を暴露する事になり、気づいた先代社長はは先手を打って、製品展の出展を辞め、工員は塩を練り込んだ石鹸を一人で研究していた会社に貢献していた人という事にして、今回その事がわかり、
    故人ではあるが表彰する事にしたと、事件の密閉を図り。
    まぁ真相は公にはならなかったけど、この工場の皆さんが、
    真相を知るに至ったので、気が晴れて成仏してしまった幽霊三人。
    (部下二人は影薄いので運び屋役やらされたが、乗っていた飛行機が墜落して死んだそうだ。)うーん撮影はしていくだろうなって事で終幕なのですが、
    なんか、展開がテンポ悪く、のれなかった。
    チョットがっかりなく工場長にしても、特徴の無さげなへタレで、
    なんかもどかしかった。
    親父や弟を見返そうと始めた撮影にしても、
    工場長をとことん不器用にして。
    見かねた班長さんが、いろいろと撮影手伝っていき。
    仕切り屋の工員さんが、テキパキと配役やら演出していって、
    皆がまとまり、真相に気付き、幽霊達を何とかしようとか。
    少年漫画的なドラマツルギーなんかを、分かり易く見せて欲しかった。
    幽霊さんたちはモノが動かせ、会話も出来てるのに、
    なんか絡み方ぎこちなくしてたし、
    例えるなら、こう痒い所を服の上から掻こうとするような
    そんなもどかしさが拭えなかった。
    子持ち工員の子供引き取ってまで一緒になろうとする工場長とか、
    実は工場長の事が好きだったらしい班長さんとか、
    駆け落ちした娘を追って、娘の住んでいるらしい工場近くに住み、
    娘を探す探す工員さん。実はその娘の彼が班長さんの息子で、
    あれ?工場長の弟とか言ってなかったっけ?
    うーん混乱してるな。
    と、この様に。人物関係も観客に明確に伝えられない内容だった。
    (おかしい、開演前に珈琲飲んだし。眠気起きなかったし、たかだか100分の芝居内容が解説・説明出来ないとは・・・。)う~みゅすまん。
    とにかく自分は、このように感じた芝居でした。
    もっとテンポ良く、分かり易くして欲しかった。とまとめておこう。
    しかしタイトルの、必ず訪れたってのは、なんだったのでしょうか?

    0

    2010/11/04 06:25

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大