長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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ぼくの好きな先生(再演)

ぼくの好きな先生(再演)

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2016/04/01 (金) ~ 2016/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

6年前かぁ・・・・・
見事にブラシュUP出来てたなぁと感心した1時間50分

[る]Ver.を観劇です

「いじめ」についての話ですが
今ではネットの利用もあり
より巧妙に隠れてたりとか
サイバーな感じが強く出そうですが
今作ではそのようなトコは出さず
根源的な人と人のコミュニケーションの話に言及してて
琴線に触れたなぁと

ネタバレBOX

舞台セットは主人公の本棚に囲まれた部屋であります

34歳の中学教師である河合優は校内のいじめ対策に力を入れてる熱血教師
付き合ってる女性との間に子供が出来て近日には共に住む予定の部屋に引っ越すつもりなのだが・・・勝手に部屋に出入りする不登校児=馬場翔太が引っ越し先までについてゆくなどと言いだして困っております

いつも通りに二人で言い争ってる部屋に汽車の音が響くと壁に貼ってあるポスター通りのヤヌシュ・コルチャック先生が本棚スライドさせて出てきます・・・”世界教育者会議”の開催がこの部屋だというので来たと。 そして次々と現れる主人公の尊敬する”先生”達。 馬場君も交えて”いじめ”の話を聞きいったん現代のいじめ問題を探りに行く先生方・・。 

物語が進むと手話しかできなかったアニー・サリバン先生は日本語で会話できるようになったりして馬場君の正体も判明し20年前に起きた悲劇が話されて、いじめについて向き合って担いで生きてゆくことを示唆して主人公が「引っ越し」を決意し馬場君も好きだった主人公のもとを去ります。

印象の強い金八先生は前説(紙芝居が受けましたわ(^^)とチョット出&オチの「おしまい」ボード提示役でした

コルチャック先生の言う「子供の集団はライオンと同じ、ジャレて遊ぶ時が一番危険だ。」が印象強く残ったです

馬場翔太=主人公の同級生。20年前にいじめが原因で鉄道自殺し、以後主人公のそばに幽霊(?)として存在・・成長しなくてずっと中学生のまま=持ってる=読める漫画も変化無し・・・
河合優(かわいまさる)=主人公。舞台となる部屋の主。教職に憧れ教師となりいじめの根絶に向け日々健闘している。中学の同級生だった玲子との間に赤ちゃんが出来て引っ越しをする予定。
田中光一=通称「おつかれちゃん」口癖がそのまま仇名に・・。
金田玲子=馬場君も好きだった同級生の女の子、二人で映画に行くような仲であったが。いまでは主人公の彼女。実は彼女にも馬場君が見えているが、彼女の馬場君は主人公の見ている詰襟制服の彼ではなく赤いのチェックのシャツに黒のスラックス姿で剽軽な性格です。
馬場昌平=翔太君の父親。20年前の息子の郵便が届き、主人公に見せに来る。内容は明るい翔太君のボイスメッセージ(カセットテープ)で本人と親友であった主人公の似顔絵が入っていた。息子の自殺について「恨んではいないが、赦すことはできない。」と主人公たちに伝える。
新宿狂言2016 ~Starting Over in 申(さる)~

新宿狂言2016 ~Starting Over in 申(さる)~

全労済ホール/スペース・ゼロ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

前半は普通だったんだが・・・・
『附子(ぶす)』は何回観たことか・・・・でも以前のトコでも書いたのだが、やはり最初に観た人間国宝さんの演技で子猿のごとき中学生たちが静まったのが迫力であったなぁと思い出されます・・・。 今回も扇いでから戻るトコなどのコミカルな動きなど楽しめました。
 
で『猿聟(さるむこ)』 2001version・・・・凄かった!
必見でしたわ(^-^)
桜の舞台が時期的にはチョット早めだが
おおむね合ってて楽しかったわいのぅ♪

ネタバレBOX

『猿聟(さるむこ)』 2001version!
婿殿は太陽系の外にいるようで・・・・(^。^)
宇宙船で地球の吉野山にやってくるんですよ~
まぁCG動画なんですが・・・・
舞台では後方に模型が着陸・離陸するんですよ(^^)
音楽は”ツァラトゥストラはかく語りき”やら”スターウォーズ”を使ってて
合っていましたわ~♪
エンディングのスタッフロールもSW風♪
未就学児でも楽しめそうな(字幕はつくけどね(左右に))狂言で
舞台のセットを開く時にパネルの隙間に光が走る演出も綺麗でした

「きゃーきゃーきゃー」とサルの鳴き声が台詞に付くのが耳に残ったです(^^)

ちなみにトリカブトの毒=附子の作り方がヤンジャンNo.13での連載作品「ゴールデンカムイ」(アイヌの狩猟法など面白く読めるトレジャーものですよ♪)でタイムリーにあったなぁと・・・・
志ん輔のマイ・ド・セレクション

志ん輔のマイ・ド・セレクション

華のん企画

国立演芸場(東京都)

2013/06/13 (木) ~ 2013/06/13 (木)公演終了

満足度★★★★★

第1回目だそうで
気合入りまくりでした!前半が2時間ですものっ!!
連れが生の落語聞くのが初めてということでしたが、
こんな素敵な落語を共に聞けて大満足でありました(^^)

片葉の芦

片葉の芦

あっちぇる

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/11/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

来年は区切りの10周年だそうです
選択したストーリーも朗読も
合わせたキーボードの生演奏に
抑えた照明や背景等
なかなかに雰囲気出てて聞き入った95分

割と高齢の女性層が多いかなぁと思えた客層でしたわね

声色が上手で
これまた聞き入りましたと付記♪

フランスオペラの世界

フランスオペラの世界

東京室内歌劇場

北とぴあ つつじホール(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/13 (木)公演終了

満足度★★★★★

聴き応えありました!
第1部 仏蘭西オペラの名アリアを集めて
~15分休憩~
第2部 マスネ作品よりも名場面集
なんと18:34~21:00までの長時間でありました(全席自由)

よくある電光板での歌詞日本語訳は無く、
作品解説もしてくださった、和田ひできさんの日本語訳集冊子が付きました。

フランスというだけに情熱的な感じを強く受けたかなぁ(^^)

うちに来るって本気ですか?

うちに来るって本気ですか?

テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

スットラィック~♪
こーゆー細かい伏線全て回収するコメディは大好物です!

大変楽しめましたー

(自分、こーゆーレトロで細かいトコまで完全に隙の無い作りの、
作品大好きなんだなぁ・・・と改めて気づかせて下さりましたねぇ(^^)

舞台セットに小道具と、これまた隙無く用意してたり(^^)
楽しい90分でありました。

ふたつのつばさ

ふたつのつばさ

company ma

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2016/12/10 (土) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

マイナス要因無い・・・
開演の仕方といい
物語といい
音楽といい
まったく減じる要素がなかった
素晴らしい舞台作品でありました♪

たいこどんどん

たいこどんどん

劇団前進座

三越劇場(東京都)

2016/10/15 (土) ~ 2016/10/27 (木)公演終了

満足度★★★★★

長いです(^^;)
25分の休息入れての約2時間半の作品

時代物道中記というと超有名な
東海道中膝栗毛を思い浮かべますが・・

近作はホノボノ感薄く
危機また危機という感じだったでしょうか

いろいろシーンが変更となるので
舞台監督さんは大変だったろうなぁと思えたっす

貘さんがゆく

貘さんがゆく

劇団文化座

俳優座劇場(東京都)

2012/10/25 (木) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽観劇でした
すごい、隙無し・甘え無し・妥協無し!。
もの凄いプロ意識の集団なんですねぇと正直な感想

あたたかい獏さんの人柄と周囲の人情の波が、
ひたひたと伝わってくる良い舞台でありました。

2時間45分!(15分休憩入れて)
<でも長さをまったく感じさせなかった>

ネタバレBOX

主人公の朗らかさや朴訥さは、見ていて暖かく感じるが。
現実世界はそうは甘くはないです・・・が、
獏さんにちゃんと意見する居候先の友人の母さま。
ものすごい迫力とオーラに感動していたら、主宰の方でしたか。
着物も素敵に着こなされ、
また芝居上の時代の流行の服や小道具にも手抜かり無く。
ただただ圧倒された約3時間でありました
#12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』/#14『PINKの川でぬるい息』

#12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』/#14『PINKの川でぬるい息』

オフィス上の空

シアターサンモール(東京都)

2021/02/07 (日) ~ 2021/02/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#12『ピーチオンザビーチノーエスケープ』【R-18指定】を観劇

何かホラーかサスペンスな出だしで
何というかユル~い感じも やや出しながらも
基本はハードで苦しい話かしらねぇ・・・・
こりゃぁ確かに🔞じゃねぇ~と思った約2時間弱の作品

ネタバレBOX

新潟少女監禁事件を軸にして
関わる悪党と被害を受けるカップルの話

解離性同一性障害をコスプレした女優さんらで表現し
また🔞というコトで脱ぎっぷりが凄かったデス
ただ最後に見せた監禁主人公氏の見事なシックスパックが印象強かったー

また気弱な女性を恐怖で縛って売春までさせるのを
会話で巧く表現してたけど・・・追い込み方がリアルで怖かったっす

話は監禁された少女部屋にて(マンションの一室風な描写かな~)
出所してきた男=監禁者の弟=が押し入ってきて兄と問答になり
キーワードである「監禁」を少女が聞き取り
消えようとした自我が復活して逃げようとするんだが
悪党である弟君に関わったカップルさんの男性を逃がして・・と
(カップルさんを玩具にして監禁少女と関わらせようとして拒まれ
仕方なく少女監禁の部屋に縛っておいてたんです)
監禁部屋から逃げた男は彼女の死を知り
弟君を刺し殺して自分も自殺して・・・監禁兄さんは・・・
たぶん世間に事件がばれて・・と でENDですね

コスプレ少女さんらが
シスターにネグリジェにミニスカナース&ポリスにOLさん
制服セーラーさんとブレザーさん等々いろいろと出てきて
殴られて喜ぶという性癖とか最初は思わせといて
そうしないと殺されるかも・・という裏返しだった感情を表現してましたわ
俺(たち)が居ないと世界は平和

俺(たち)が居ないと世界は平和

南京豆NAMENAME

OFF OFFシアター(東京都)

2023/11/29 (水) ~ 2023/12/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なんか説明通りの話なんですけどー
面白い作りで
なかなかに芝居を堪能できた1時間15分の作品
=チーム星=さんを観劇
アンケートはWebでとの話
全席自由

ネタバレBOX

ウザくて頭の悪い主人公さんが
所属している変人ばかり集まってる大学部活を通しての
人間関係を時間的なロングレンジで描いた話でした
(基点が大学生活の部活動話で時間前後しての後が挟まれる感じ)
一人は嫌だけど自分の性分は曲げられない
葛藤する変人4人の大学生活での部活動から
社会に出てからの その後の話
基本しんみりとするんで
何かモノ哀しさがあるストーリーが
前半紡がれてゆくのですが・・・・
部長の伴侶が登場してからの展開が(^-^;)
久々に大笑い出来た芝居でありました
ラストは ほっこりとする希望を持たせた締めで
綺麗に話が纏
まっていました

人と関わりたいけどウザ絡みしかできず
周囲から煙たがられ
その状況を覆そうと相対的に人の足を引っ張るも
頭が悪くてすぐに仕込みがバレてしまう
ウザい典型的な嫌われ系のキャラを上手に演じていたなぁと
主人公さんに脱帽ですー
社会からアブレタ変人集団の受け皿にと
部活動の体裁を整えてた部長さんの器の大きさと
捉えどころの無い感じも良く出ていました
プロローグでは4人という少ない部活仲間の一人の死を
PCで伝えるシーンから始まっての
学生時代の回想と卒業後の顛末
エピローグで10年後の再会を描いてました

変人部=宇宙の広さに想いを馳せる会=に入り
(ちなみに部の聖書が月刊ムーです・・)
自分の虫好きを吐露したが
結局明るいテニスサークルに移行するんだがー
無理していたようで
冒頭の死亡話は その虫好きサンが
人里離れた山奥での死亡から無縁仏で埋葬される顛末で
作中では死亡経緯とかは省かれて
観客の想像に任せてましたなー

また言葉より先に手が出る方がいて
行き過ぎて殺人者となり無期懲役で収監され
孤独から面会に行った主人公さんは
自分の名前を言えない殺人者に悲しみを覚えたりと
しんみりする感じが基本作品の流れだったデスかね

少ない4人の登場人物+αで回す話であり
役者さんがモブを演じる事があり
衣装とかは変えてるけどー
台詞に固有氏名とか入れて
別人感を強めてもらえた方が良かったかなー
とかは思えた(イケメン先輩とかー王子先輩とかー)

とにもかくにも
部長さんの結婚話で
星数オマケですよー
衝撃が凄かった・・・・
パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

欠けたトコある人々の群像劇・・・・かな
なかなかな琴線わしづかみな115分の作品でした

ケチをつけるとするならば
後列の客がズーっとカサコソ耳障りで喧しい音を発していたことぐらいかな・・

綺麗なセットにて
空間と間と静寂が紡ぎだす粛々とした舞台でした
(その分 雑音はムカついた!)

ネタバレBOX

上野動物園にパンダが初来日する年での
港町にある食堂を舞台にした市井の人々の日常劇です

ドロッドロになりそうな話を
ふんわりとした感覚でカラリと描いたトコは
自分的には高評価(^ー^)

リアルに食べ飲みするのも
作品に合っていました

坂が多いトコで白いマリーさんが出てくるので
横浜の港の川の側んとこ舞台かなぁと
作中のみからも分かるのもGoodっした

猫がしゃべるのが
なんか「さよならノーチラス号」を思い浮かべたりしたです

アフタートークが20分ほどついて
お得な感じもチョイ嬉しかったな
→なんでも初演とほとんど同じなセットと台詞で
劇場が大きくなった分セットも大きく見えて
台詞は2行半変えた・・削った・だったかな・・だそうです
初演も観た方が20人弱ほど
客層は結構年齢が高めな方々も多かった
(後列の騒音の元は老夫婦でしたし・・)
私を含めた青☆組初見な人は10人ぐらいだったようです

重力ピエロ・・・でも子供の肌の色が異なっていたら・・とか
そんな事も思い浮かんだなぁ・・・

サイボーグ009の主人公も”あいのこ”呼ばわりされてたような・・・

いろいろ考えさせられたけど
なんとなくの結末の明るさと
カラリと描いた作風は自分的には
好みなものであました
ミュージカル『メンフィス』

ミュージカル『メンフィス』

ホリプロ

赤坂ACTシアター(東京都)

2015/01/30 (金) ~ 2015/02/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

なんか映画化もされるそうです(された?)
舞台は1950年代(この年代前半=プレスリーが登場する前です)のアメリカ南部=保守的なテネシー州メンフィス。人種差別が色濃く残る時代・地域で、白人の青年ヒューイ・カルフーン(山本耕史)が黒人の娘フェリシア・ファレル(濱田めぐみ)の歌うブラックミュージックに出会うところから物語が始まります。

音楽がベースであり生演奏&生歌の迫力のあるミュージカルでした。

1幕75分 休憩20分 2幕55分の長丁場
=女性客が9割強! (WCには苦労されていたようです)

ネタバレBOX

実在したデューイ・フィリップスという白人DJの実話を元にした作品だそうで、最初の一歩を踏み出した反逆者=自主規制で黒人音源のレコードはかけないものというDJ暗黙の了解を破った最初の人だそうです。

話は、BEALE.St(ビールストリート)にある黒人クラブの経営者=フェリシアの兄でもあるデルレイ(ジェロ)も従業員=無口なバーデンのゲーター(JAY’ED)も白人である彼のことを快く思っていないのに黒人音楽が好きなヒューイ(実は文盲)はクラブに入り浸るようになります。
ある日デパートで働くヒューイがレコード売り場で、禁じられているブラックミュージックを流したところ、レコードが面白いように売れるようになります。この騒動で仕事はクビになってしまいますが、ヒューイはラジオ局に乗り込み、そこで働くモップがけしてる掃除夫=ボビー(吉原光夫)の静止を振り切り、メンフィス中にブラックミュージックを流します。これが思わぬ反響を呼び、気を良くしたラジオ番組プロデューサーのシモンズ(原 康義)は、ヒューイをDJとして採用します。一方、歌手としての成功を夢見ていたフェリシアも、ヒューイのラジオ番組に出演したことで、スターダムへの階段を上り始める。ヒューイとフェリシアの間には愛が芽生えはじめるが、デルレイ達だけでなくヒューイの母グラディス(根岸季衣)も二人の関係に理解を示さない。周囲の反対を押し切って愛を貫こうとする二人は街で暴漢に襲われてしまい、フェリシアは子供を生めない体となってしまいます。(←1幕)(2幕→)TV番組までやるようになったヒューイ(ママはプロモーターと化しました(^^)はフェリシアと結婚したくプロポーズまでするのですが、ココではなく北部の人種差別の弱い地域で暮らそうとフェリシアは提案しますが。ヒューイはメンフィスを離れられない=生まれ故郷だからといい頑なにメンフィスに固執し二人の距離が開いてゆきます。ヒューイの番組をニューヨークのメディアが抜擢するかどうかの見学時にフェリシアに生放送中にキスをしてしまいTVを降ろされます。フェリシアはNYに行く事になりヒューイも誘うのですが、ここでもヒューイは拒んでしまうのでした。・・・4年後リスナーが一人しかいないラジオ番組を細々としているヒューイのところに全米公演中のフェリシア(ビルというフィアンセもいます→兄には嫌われてるらしい)が訪れます。メンフィスでのコンサートに来て欲しいと頼みに来たのですが、ヒューイはここでも断ります。ですがコンサートの中盤に客席からフェリシアの歌声に合わせてヒューイが現れて二人は皆と共に高らかにブラックミュージックを歌い上げて幕となります。→ちょっとオチがオープンエンドとしても弱いかなぁと感じましたが。劇場内は徐々にスタンディングオベーションが広がって、アンコールの生演奏(当然ですよね=ミュージカルですし(^^)までには客席総立ちになりました(^^;)盛り上がったです!

さて閑話休題。ミュージカル「メンフィス」のブロードウェイ入りは2009年12月だそうで。2003ー2004年にマサチューセッツ州ベヴァリーの地方劇場→2004年にカリフォルニア州マウンテン・ヴュー。本格的にブロードウェイに向かって動き出したのは、2008年のラ・ホーヤ・プレイハウス(サンディエゴ)での上演からだそうです。そしてシアトルでのトライアウトを経て、ブロードウェイ入りを果たしたそうで。なかなかに長い道のりですね(^^;)

舞台セットではクラブのセット時はバックにネオン管でのビルボードがいくつも並んでいてかっこよかったです(^^)

劇場も大きく、マイクを使っての歌声でしたが。出演者の皆さんは、やはり迫力ありました~。ボビー(吉原光夫)さんの後半での歌の長い発声が凄いなぁと自分思えたデス。<「すいません、ダメで~す。」の台詞の発音にも笑わせてくれました>

開演時間は守られなかったな・・・ゼロアワーでアナウンス放送でした

白人がDJやってるんだぞと言われてしゃべった=「オス、おら白人。」の台詞も可笑しかった(^^)

意味の無い掛け声=ハッカドゥー=は耳に残りますね
東京打撃団

東京打撃団

東京打撃団

世田谷パブリックシアター(東京都)

2015/05/09 (土) ~ 2015/05/09 (土)公演終了

満足度★★★★★

元気が良かった(^_^)
太鼓の舞台芸術は数あれど、何かピチピチと元気が良さげに感じられました。

男性7人での構成なのですが、太鼓だけでなく横笛とかも加えて日本の夏祭り風だなぁと思えた約90分♪

トラベルモード

トラベルモード

*pnish*

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/03/03 (月) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

your theatre 0号公演
~三銃士とダルタニャンにちなむ知られざる秘話~

以前も観て先の話がわかっているのに楽しめる作品です[=^_^=]

観客席は、やはり女性が多いなぁと思った約90分。

SAMURAI 7

SAMURAI 7

ネルケプランニング

新宿コマ劇場(東京都)

2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

アニメはすべて見終えてなかった・・
なので、話の全容全て2部構成で見せてくれて。
コマ劇場に最後に行けて満足できた芝居でありました(^^)

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

長丁場を感じさせない熱量のある舞台でした
あらためて説明読むと、凄いキャストの勢ぞろいだったんだなぁと更に感心。
眠気まったく起きなかったし、
タイトルに相応しい話のまとめ方であることも納得です。

<3時間15分(休み無し)→5分休憩後アフタートーク20分弱>

ネタバレBOX

本舞台が、お神楽のように舞台中央に配され。
客席が前後(左右かな)で2階席が1列ぐるりと取り囲んだ劇場でした。
黒い舞台に、白を基調にした役者さんの服が映えました。
(1字漢字が書かれている作務衣のような感じの服です)

話は最澄中心に国のあり方が描かれていきます。
また歴女である小日向えりさんは、青い服で上手に合間合間に説明を加えて話の理解を手助けしてくれるので、話に?となるようなことは無かった(^^)。

偽伝とはいえ、史実には即しているので。
見知っている歴史の知識と合わせてみると面白い展開でした。
使い勝手の良い家臣や悪い奴に、権力もって狂うとこや。
血生臭い謀略や家族の愛憎などなど。
歴史は繰り返すなぁとしみじみ思いました。

比叡の森に暮らしていた”ひろの”と”ひざし”のカップルが、
当時の戸籍の無かった”センニン”である”ひざし”に戸籍を家族ごと与えようと画策した”ひろの”であったが。請け負った下級役人が”ひざし”をものにしようとして、結局誰も救えず悩んだ”ひろの”は僧の”ギョウヒョウ”に弟子入りし、諸行を救うようにと弟子入りを許され、”最澄”と命名される。

桓武天皇との邂逅、天台法華宗の確立、遷都、唐への遠征、空海との出会い、さまざまなエピソードが順を追って語られてゆき。まったく飽きさせずに観劇できました。

アテルイが女性だったり、和解できそうな状況が開戦に至るドラマ性や。
空海の凄さなどが上手に解説されていてわかりやすかった。
(でも1年で密教習得とか凄いなぁと昔は思っていたが、以前読んだ文献では。密教本部さんがいろいろ策を弄して仏教の布教用に1年で渡す努力したらしいと読みました。→それ考えると国としても「仏教とか経典など欲しいから用意して」とか伝達したはずだよなぁと思いますね。結構裏のいろいろある話と勘ぐります。)

漢字の説明や、服に表記の字とか。
いろいろ人間ドラマは、ようの東西・今昔などは変わっても。
そんなに変わらないなぁと思った長丁場でありました。

ちなみにアフタートーク「桓武天皇と家族」では、
河合さん平子さん坂口さん真山さん神木さんが出演し。
究極の歴女である歴史アイドルの小日向えりさんが司会でした。
実際は桓武天皇は30人くらい子供がいた(劇中は代表の2名ほど)とか、
藤原薬子を笑わせるトコの他バージョンなどの再現で盛り上がりました。
トークでも言っていた通り、最澄メインの話は少なく。
けっこうタメになったです。



独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

毒(主宰の鬱憤とも言えるかな(^^;)を優しく糖衣で包んだような印象を受けました
バランス良かった、いろいろと~。

相変わらずの開演前の寸劇
=知らずに常識通り(=開演10分前とかですね)に入場すると全部見れないので、開場直後に劇場に入るのはセオリー化してますねぇ(^^)
(座の温めと開演時間守るトコも遵守してるなぁって感心します)

何か評価を減点法で考えてしまったんですが、
減らせる所が無かったなって思えた約2時間20分でした。
(20分は開演前の寸劇時間です(^^)

ほぼ満席で、若い女子客が多かったように思えました。

ネタバレBOX

「ネタバレ」専用なので、思う存分ストーリーを書き込みますんで”これから”観劇予定のある方は読まない事を薦めます。

寸劇は歌うように喋る(ホントに歌の台詞を出すんですよ(^^;)”Bz”のボーカルさんの親友との邂逅
→死期の迫ったベッド上のマツモトタカヒロ(全身骨折(笑)の処に元の相棒イナバコウジ(趣味がビーズのアクセサリーつくり=タカヒロのプロポーズ時の指輪も作ってやった(^^;)が5年ぶりに見舞いに来ます。で二人の学生時代の出会いから回想はじめて、最後の力を振り絞っての二人の最後のステージまでの熱唱であります。(歌を基本としたところは流石に開演前だからでしょうね=配慮がいいなぁ(^^)
(寸劇というのに人物設定とかがホント細かいなぁと感心しました)

今回は場内案内のお姉さんが「このままご覧になってますと、そのまま開演いたします。」と着席を促していました(笑)

でいつものタイトル音楽(劇団テーマでよいのかな?)とオープニング曲で開演です。 舞台セットは左右対称の西部の酒場の入り口ドアを大きくしたような意匠でした。左右の台ごとスライドするギミックと中央が回転扉風に場面転換で動きます。

男が一人舞台中央の椅子に腰掛けています=主人公のブルースが孫3人ににせがまれて、いつもの昔話を語りだすんですが・・・・。(ここだけ読むと普通でしょ(^^;) ココのつかみは絶妙で大変気に入りまして=吹原氏って上手だなぁって感心しました。 ここでも毒吐かせるしなぁ=台詞で・・・

その回想が今回の物語であります。若かりしブルースが家で泣いている娘に声をかけると、内緒で持ち出した母の大事にしているルビー入りのイヤリングを片方無くしてしまったというのです。一緒に探しますが見つかりません。そうこうしている内に仕事の時間になりブルースは仲間の待っているビックウィスキーマウンテンの麓で二人に合流し、拾われていたイヤリングも回収しますが。突然の気配に銃を撃つと乳飲み子を抱えた先住民の女を撃ち殺してしまい、抱いていた子供が泣き叫び、インディアンが泣き声を頼りに集まってきてしまいます=仲間に即されて赤子を撃つブルース・・・・。

場所は変わって銀色の銃を手に立ち尽くしているブルースの傍らに男が倒れており、保安官(=主宰です、「やっちゃった」に過敏に反応する役です(^^;)に殺人容疑で逮捕され、保安官事務所の留置所に入れられるのでした。(この殺人現場で、演劇で許されるギリのクオリティーの馬とか、人外と出会い仲間になるのですが・・・。人外1=サボテンのジョー(人型で服も着てますが、顔と手がまんまサボテン) 人外2=蠍のマック(黒い等身大のサソリなんですが、本人曰く実際は体長10cmぐらいですと説明あり) 人外3=ナップザック(略N・Z)・・・・動物ですらないですねコレ(^^;)黄色でして、物販で売りましたよコレ(笑)何でも”まとめる”のが好きな野心家
で留置所で出会うのが、難破した仏蘭西船の生き残り=フランソワ・・・(まぁベルバラのオスカルさんです(^^;)=人の名前を覚えずに勝手に渾名つけて呼ぶ癖があります。 もう一組がジャンゴブラザース3兄弟です。
留置所でブルースが100万弗の賞金首ということと片目の賞金稼ぎが付け狙っているという話を聞きます。=結構有名人ですね
そこへ酒場にブルースの家族を殺したイービルが居座っているとの情報が入り、保安官がブルースたちを放ち退治させるコトになるのでした。
銃撃戦は判り難いからと銃をカメラに持ち替えて舞台バックに写真投影する撮影=銃撃=5分間としました=ユニークでありました
ブルースの相棒であったネイティブのヌータウとアナも加わりイービルを倒すのですが、銃声を聞いてまたブルースの記憶が29歳の山の麓の時間までリセットされます。<ここで暗転=タイトルの動画となりました>
さて記憶はN・Zに入れた25年分の日記で埋め戻して、最後の家族の仇=アメリカ合衆国のビル・バセット国務長官=当然ホワイトハウス勤務を狙います。実は以前助けた娘さんエリナがその仇の娘であり、ホワイトハウスでの仕事を斡旋してくれました。で仇を撃とうとしたブルースですが、相手の年が若いことに気付き躊躇します。そこへヌータウが入ってきて槍で仕留めるのですが。ブルースが混乱していると賞金稼ぎの片目の男と会ってしまいますが、なんとその男は。かつての相棒スタンレイだったのです。そのスタンレイから聞かされる真実!実は日記はでっち上げで、今まで家族の仇と討ち取ってきた相手こそ仲間・相棒達であり家族であったという事実を聞かされます。全てはブルースに家族を殺されたヌータウの復讐だったのです=国務長官は実の息子でした。真実を知りヌータウを追うブルースですが、長い道程になり(10年・・かかった)。次々と仲間が道中にて倒れてしまい(サソリとサボテンと片目になったスタンレイです)、一人となったブルースはヌータウをやっと見つけます。 ブルースは聞きます「なぜ俺の血族を根絶やしにしなかった?」かと=孫のエリナが存えてます。「お前も俺も共に家族を失った」 「善人はどっちだ?」と問い返されますが、ブルースが銃口を構えたた時にヌータウの子供が父の元に駆け寄るのを見たブルース。 銃声がこだまします・・・。 ブルースは銃を空に向けていました。 記憶を無くしたブルースが尋ねます「お前は?」 答えるヌータウ「俺はあんたの友達だ」と・・・。

今は記憶が30年以上も抜けた死に掛けの老人としてベットに横たわるブルースの元にかつての仲間達が集います。 仲間に見守られる中ブルースは娘エミリーに見つけたイヤリングを渡す夢を見つつ亡くなるのでした・・・。

人外で白いケンタウロス女さんが出てきたり、はっちゃけた人外ライブがあったりと。弾けるトコもありつつ上記のように見事なヒューマンドラマを纏め上げてて楽しめる作品に仕上がっていました。
まとめるの大好きな野心家のN・Zは見事大統領にまで上り詰められましたが、最後は暗殺されてしまったそうです・・・。

CR岡本物語さんの情けない戦いぶりは見事でした(^^)

違和感無く物語を進行させ、伏線も見事に回収し。
笑わせて泣かせて。
進行も説明も過不足なく、
ほんにジェットコースターみたいな展開が楽しかったです♪

毒=放送作家とかやってると、放送禁止用語とかにイラついたりするんだろうなぁって思える=台詞に入れる禁止用語であります(^^;)

蛇足ながら始めの方の導入部で、孫3人に話す物語として進行するので。
こうしてブルースは亡くなりましたって語る爺さんの創作話だったかも・・。と受け取ることも出来ますね。
ミュージカル「魔法大工の弟子」

ミュージカル「魔法大工の弟子」

みなとミュージカルカンパニー

赤坂区民センター 区民ホール(東京都)

2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

子供向け(毎度やね)だよなぁ・・・・・
と甘く見ていたら、まぁ驚きのクオリティ(^。^)

何となくの某教育的な公共放送っぽさはあるものの、
やさしく背中を押してくれるようなメッセージ性のある舞台に感動できました。

15分の休憩入れての約2時間、2幕であります。

ネタバレBOX

ちょーっと開演時間に遅れてしまった後ろめたさが星の数に影響は・・・・
多少はある?かしら・・・(^_^;)?

基本悪人の出てこないCLAMPの漫画のような世界観は子供に優しいです

世代の交代、善意が継続することを願う未来への襷とかが琴線に触れました。
い~なーこーゆー話は(^^)
ライク ア ローリングストーンズ

ライク ア ローリングストーンズ

enji

ザ・ポケット(東京都)

2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

さくさく進むストーリー
意外な展開に、コミカルな演技と。
なかなか楽しませていただきました。
主人公のローリングストーンズへの思いの強さが、良く出ていました。
(米国・英国での「転がる石」の意味の違いなど)
細かい台詞や、登場人物たちのわかりやすさ。
衣装での説得力。会話のテンポなどなど。
ケチつけるトコ無かったなって(^^)。
楽しかったです。

ネタバレBOX

死神(19番)さんに連れられながらも、
ちょっかい出してる親父さん楽しかった。

お寺にロック。いきなり死ぬ主人公。
寺男、実は幽霊。しかも奥様に殺されてた。
などなど、人間関係の仕掛けが多いながらも、
変にに複雑にせず。実にわかりやすかった。

でポンポン進んでゆく話は、観ていて心地よかったです。
姪と思ってた子が、自分の子供とわかる話は、
昔映画で見た設定で、さほどインパクトは受けなかったが。
(無茶やって死んだ主人王が、現世に戻り。軟弱な兄ちゃんと知り合い、
鍛えなおすのだが、実は自分の息子で。チキンとなじっていた男が、
主人公の子だとと知りつつ、ヒロインと結婚した骨のある奴だったと、
これまたヒロインの口から解説されるストーリーでした。)
この芝居では、乗り移ってるんだから。
「自分の子だ!」と宣言できて、納得できるし。落とし所はうまかった。

住職しながら、長髪で。胡散臭そうなオヤジさんも。
いい味出してました。

お盆にツアーで、自分の墓に帰ってくる幽霊(?ご先祖)の集団は、
インパクトありました(^^)。

宝塚風のブライアンさん、立ち位置と演技がハマッテました。

主人公に乗り移られた方々は、役者さんの演技の見せ所でしたが。
皆さん上手でした。それだけ主人公のキャラがしっかり立っていたんですね。

お盆過ぎて、おしまいと思いきや。
主人公の孫まで出して〆るとは、ピリオドの打ち所が上手でした。

K-ON風にも出来たのに、あえて抑えた演出も面白かった。
古い時代の話を、レコードとかの小道具や、台詞で。
上手に表現してました。綻びない設定と話は大好きです。
(基本、明るい幽霊話なんですけどね。)

命のトレードやっちゃう、アバウトな19番さん。衣装演技と、
あいまって気に入りました。



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