長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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剥き出しの腕がむかえにくるのを待っていた

剥き出しの腕がむかえにくるのを待っていた

くロひげ

STスポット(神奈川県)

2011/04/15 (金) ~ 2011/04/16 (土)公演終了

感覚的過ぎましたね
3人のみ出演の舞台劇で、
繰り返される台詞や動きが本当に何度も繰り返されて、
大変くどく感じられました。
3歩進んで2歩下がるようなイメージにて、
散りばめたピースが見事に組み合わされた!
というカタルシスも得られず残念な感じを受けました。

ネタバレBOX

チケットアイデアとか、
観客席の間使っての動きの表現などは、面白い演出だと思ったが。
いかんせん起承転結の無い感覚劇では、
なんとも共感は出来なかった。
普通にオーソドックスな作品を見たく思いました。
プレゼントにどうぞと終幕後に希望者にくれた、
ケータイの充電器の出所話が唯一笑えましたね。
オバケなスパイ

オバケなスパイ

山下幼稚宴

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/04/14 (木) ~ 2011/04/24 (日)公演終了

満足度★★★

杮落とし観劇です
震災の影響による自粛ムード蔓延でしょうか?
15席ほどの座布団席で、観客もほぼ同数でした。
入場ルートは舞台上を通っての着席でした。
なかなか面白いトコ通らせますねー。
舞台は昼と夜でスナックとお化け屋敷を交互にやってる、
「ゴースト」という店にアルバイトの男女が入るところからスタート!
店の近くまで進出してきた大型レジャー施設の圧迫ありながらも、
従業員一致団結して店を守る、
という王道物語にモノローグやお化け屋敷のショーでのダンスに歌と。
アクションの入ったミュージカルでした。
雑みは感じたが熱量はあった90分でした。

ネタバレBOX

開場が30分前かなーと行ったら、20分前からの入場でした。
メインのドラキュラ役のイケメン俳優さんが棺の中に入っていて、
舞台通って席に着く観客を驚かせる為の演出に時間かかったのかな?
基本は素舞台で、様様な小道具などを時々に配しての状況変化・
としていました。(同じ劇場での昼の違う公演もやってるので、その為かな)
受け付けの方々は黒服統一で、なかなかピッシっとしてましたが、
舞台セットの(えーっと右側は下手だったっけ)黒いドアは持ち手が無く、
穴が開いてるだけなので、開ける前に指が見えてしまい。
急にドアが開いて、驚かせるという手法には向いていない。
一考が必要と思われました。
さて物語りは就職難で、片っ端から履歴書送ってた主人公が。
怪しい会社に誘われて、
「ゴースト」にスパイとして入り込むところから始まります。
暖かい人間関係の中で良心の呵責に耐えてスパイを続けますが、
結局「ゴースト」の人達を助けます。
主人公の父親が実は「ゴースト」の創立者で、
地上げしようとしていたレジャーランドの社長(主人公をスパイにした張本人)
この人も実は「ゴースト」の黄金時代に活躍した元仲間で、
店を守ろうとするために、のっとり考えていましたという話でした。
(うーむ古典ですねぇ)
なので、なんとなくレトロ調の印象が抜けず雑みも感じていたのですが、
ミュージカルですので、役者さんワイヤレスマイクつけての。
生声で歌います・踊ります!
メインのドラキュラさん=剣道部のクリハラ先輩さんカッコよくて、
よく動くんですが、持ってるレイピアの刃の部分が黒っぽい上にマット加工
してるみたいに見えて、舞台映えしないんですよー・・。
もったいない。お化け屋敷の設定通りにブラックライト使ったとこもあり。
蛍光塗料塗っとくとか、直刃のサーベル風にアルミの角棒で小道具作れば、
光って目立って良かったのに(せめてアルミホイル巻くとかね)
踊りは皆さんよく動くけど、利き足とかの動きは良いけど。
そうでないほうの足などの動きは今ひとつに感じました。
主人公に着せる熊男って着ぐるみってより、
アニマル服でしたし(シューズは白で統一感無いしー・・)
もちっと衣装も統一感出して欲しかった。
劇中の「オドレンジャー」ショーは設定よかったけど、
衣装が前述通りに今ひとつでしたし、ホントもったいない。
食事のシーンなどもホントの食材食べてて、リアルにやってるのに。
練の時間が足りなかったのが雑みの原因だったのかな?
がんばれー!頂点はまだ先だぞって感じを受けました。
8人の女

8人の女

トレモロ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

こういう話だったんですね
結構愉しめました、舞台セットの作りこみ頑張っていました。
でも作品原作が古いのか、今では「あれ?」こうしたら?!
などという突っ込み入りそうな感じがしたトコもありました。
ただテンションが一定で抑揚が少なく眠気を感じたデス。

ネタバレBOX

時代設定が古いんだよーって
冒頭に説明するような事はした方が良いのでは?
電話線切れてる演出は今ではどうかなー?
それに女の子が一人で屋敷の出入り口塞ぐ設定は、
リアリティ乏しいように思いました。
いろいろ現実的な解釈や台詞での調整が必要と感じました。
人物紹介やダンスなどは結構良かったけど、
終り方がヘンだった!
暗転で終って、アナウンスも役者も出てこないで客席の照明つけるのは、
すっごい違和感感じました!
まぁ後でドア開けて紹介してましたが、この演出変!
残念な閉じ方でした。
ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2011/04/09 (土) ~ 2011/04/11 (月)公演終了

満足度

うーん・・・
よくわかりませんでした。
台詞量とか演技とかは、すごいなーとは思ったのですが・・・。
軽い息抜きで観れるような芝居ではなかったという事なんでしょうね。

ネタバレBOX

上方の財閥とか電鉄会社を日本の創造神話に当てはめての話なんですが、
ヤマタの大蛇が松下のライバル会社の掃除機で、
闘っていくところとか、イザナギ+イザナミの子供たちが各関連会社である。
などという揶揄は楽しかったが、全体的に難解過ぎました。
パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

シニカル・ブラック?・コメディかな
不具合のあるパーツを高性能のものへ交換して記録等をのばす・・・。
将来的にもありえそうな話ですねー。
登場人物達の性格設定が、随分と極端な漫画的キャラ付けで。
大変判り易い分、コミカルさが前面に出て。
シリアスにやると暗くなる話を明るく見せていましたが、
その為、テンポや話が短調の細切れ風に感じられてしまった。
バランス取りが難しい舞台でしたが、
まぁ楽しかったので、いいかなーって思いました。

ネタバレBOX

前作の「あなたの部品」で出てきた強化人間化した軍人さん出てきたけど、
同一人物という設定なんでしょうか?
クーデターとかの武装蜂起が軽すぎて、
話に噛み合っていないような感じ受けました。
いきなり銃持ってると、狙撃されてすぐ死亡フラグ立つような気がしたけど・・。
都知事の夢?に出てくる赤フンのユウジロウ叔父さん。
インパクトありましたー。ジブンエコーが上手でしたねー(^^)。
社会弱者の立場にあった人たちが、
超人的力をもっての暴走劇にしたかったのか。
いろいろな倒錯性向持った人々の解放うたいたかったのか・・。
方向性が問題定義だけで終っていた気がして残念でした。
また、妙に時代的に古そうな感じのアニメの歌とか、
レトロ感が、”うまずい”感じでしたな。
高性能に改造されると、喋りが方言になったり。
加速装置みたく動くときの、エンジン音とかフラッシュの演出は上手でした。
いろいろ盛りすぎたんですかねぇ。
毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉

味わい堂々

OFF OFFシアター(東京都)

2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★

ゆがんだ距離感
限定された人間関係でのドロドロ加減見せていた芝居でした。
「男女間に友情はありえるのか」とゆー割と使い尽くされたパターンの話で、
案の定痴情の縺れ系に行ったので、既存のモノからの解脱感は無かった。
せっかくの「ナオミ」というユニークな役どころが生かし切れていなかった。

ネタバレBOX

刑務所がえりのナオミちゃんの投獄理由とか、
時間経過上での判り易い人間関係の説明など、
曖昧さを表現したかったようで、
明確にされないところに浮遊感を持ってしまい楽しめなかった。
舞台の作りは角度のついた歪な変形座椅子ふうで、
作品世界に合わせた日常からの逸脱があり面白かったのだが・・・。
松田美由紀さんはとてもいい人だ

松田美由紀さんはとてもいい人だ

案山子堂

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/04/02 (土) ~ 2011/04/04 (月)公演終了

満足度★★★

タイトルは謎ですね
内容はアドリブの多いコント集でした。
言葉遊びが多い印象が強く残っています。
震災時だからこそ人々に笑いを!というTVの番組制作のADと、
世の中の流れに沿って自粛が当然だろうというプロデューサーとの会話が
軸になってはいるものの、間に挟む小芝居(?)コント集は、
そのADの考えた番組。
というわけではないというシュールな感じの芝居でした。
でも印象には強く残りましたー。

ネタバレBOX

チケットは無くって、代わりに整髪料とのど飴いただきました(^^)。
のど痛めていたのでありがたかったです。
簡易テーブル2つに折りたたみ椅子3脚という舞台で、
震災時のバラエティーという現実リンクの本音ネタは新鮮でした。
でも自粛ムードは劇場内にも現われてまして・・。
観客席の左右のスペースは空席でしたね。
中央部の席には背もたれと座布団クッションが置かれていて、
配慮が嬉しかったです。
また、よくあるアンケートなども無く。
自らの作品評価はどう判断してるのかな?と少々不思議に思いましたね。
コント集は
 10年間山篭りで体鍛えていた師弟の修行の成果は・・・
これで寿司握らせてもらえるんですね、
といいつつ実は寿司屋潰れていて、言い出す機会無かったとこぼす師。
熊をも一撃で倒せる実力の弟子は寿司や諦めて格闘技の世界へ・・。
といったら師は格闘技のプロデューサー今やってるよというオチだったり。
 ひたすら回答が「火野正平」というクイズ番組とか
 3Dマリブラザースの動きコント
 ひたすら長い名称の機関名のある宇宙船の緊急事態コント
(まず名称叫んで、復唱して効果・結果を述べるという・・)オチは
長い名称のため事態収拾上手くいかなくて爆発!という”じゅげむ”もの。
などなど、よしもとライブのような印象でした。笑えましたが。
明るく前向きにいきましょう、
というメッセージ性はあったような感じが微笑ましかったです。
戦国傾奇武者伝 前田慶次郎

戦国傾奇武者伝 前田慶次郎

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2011/03/31 (木) ~ 2011/04/03 (日)公演終了

満足度★★★★

三味線とのコラボはとても合っていた
 舞台用とはいえ、
きちんとした兜に具足つけての朱槍の殺陣は頑張っていた。
限られた稽古時間の中でよくやってたけど、
武器の王は、やはり扱いの難しさが前面に出てしまっていましたね。
 雪駄や草鞋に烏帽子など小道具や衣装も豪華で見応えがありました。
ただ先に、ジャンプ連載での印象が強かったので。
主人公の衣装などの傾き者具合が大人しかったのと、
中ほどでは織田の血統である名古屋殿の方が主人公してましたね、
(槍扱いも上手かったし)タイトルに負けてた気がしました。
ちと残念でしたが、戦国時代を舞台として。
痛快娯楽エンターテイメントとしては充分に愉しませていただきました。

東京ミルクホールの金色夜叉

東京ミルクホールの金色夜叉

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

長いわ!
2時間40分近い、迷走するコスプレ芝居でした。
楽しませようとする姿勢は大変好感が持てるのだが、
も少し雑みを廃する事も必要ではないかなー・・と思ったデス。
笑いでおなかいっぱい!という関西系の感じが楽しめました。

ネタバレBOX

大勢のお宮!に囲まれる寛一・・。
ゾンビ化したお宮達に襲われるシーン(一人キョンシーが混じってて笑えた)。
でかいダイヤの指輪って手の甲隠れる位のダイヤ(^^)
札をばら撒く剣戟シーンまでは想像出来たけど・・・。
文士オリンピック?芥川(兄)と龍之介(弟)って。
段々崩れてくる世界観(まぁ合ってるのかな)。
コスプレも手作り、奥様や友人+本人などの作品展見たくなってましたね。
着物の直しと鬼太郎一家(豪勢な使い方でした)
グーフィーは良く出来てました(^^)
で佐野さん、曽我さん好きなので改造ヘドリアン女王風の頭だったのね。
いろいろ細かいコスプレ劇でした。
地震あった時も芝居したそうで・・・・
13人の観客・・、来た方も演じる方も根性ありましたねー。
でゲネプロは3時間超えてたそうで・・・。
まとめましょうよスッキリと、話がとっ散らかってました。
何とかまとめての入水自殺の再現芝居と真相は笑えましたな。
でも、お尻出すのはチョットーって思いました。
(結構人気あるのかな?オシリ?)
千秋楽でした、ほぼ満席の客席は劇団関係者さんとか。
ファンの方多かったのかな?
後ろの席には”ワハハ本舗”の主宰さんがいらしてました。
結構受けてましたね。
カチューシャの人(再演)

カチューシャの人(再演)

けったマシーン

シアター711(東京都)

2011/03/08 (火) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

情報量不足
再演なんですよね・・・・
観客に伝えよう、
いや伝えるべき情報量が少なすぎたのではと思いました。
それとも見るべき観客を選ぶ芝居だったのだろうか?
期待感の斜め上方を頂高く飛び退った感が強く印象に残った70分でした。

ネタバレBOX

代表作の「人形の家」も「復活」も知らないし、
松井須磨子も、まったく知りません。
こーゆー、お馬鹿な予習をしない観客には。
えらい不親切でツマラナイ芝居に感じました。
演出家=芝居をやめると宣言した主人公の台詞に、
効果音でいいから”拍手”とか
”観客が席を立ち去っていく”という音を入れるとか。
唐突に登場する女の言いなりになるなら、
投げやりながらも芝居に対する情熱がくすぶってるような台詞や、
思わせぶりな態度を見せてからの絡みにした方が説得力ある気がする。
女がやりたがっている芝居に関しても、
もっと荒筋の説明を、観客にするべきでは?
(判り易く・興味引かせて・簡潔に)
男の書いた脚本にしても、女は読んだ様には見えないし。
破るより(破るインパクト優先しすぎて、とっても不自然な演技になってた)
やや厚めのプリント渡されて、パラパラめくって読む気無くして、
男に作品の筋書き説明させて「陳腐ね」とか、
女王様風に言わせた方が、良かったのでは?
素舞台での真っ黒な空間での二人芝居。
外部の自動車の音とかも聞こえてくる環境なのだから、
それを逆手にとって、思考中では水琴の音させたり。
騒がしい時には雑踏の効果音入れたり。
何気に外の自動車音と同じ効果音聞かせて観客の判断混乱させたりとか、
創意と工夫が足りない気がした。
大正ならモボとかモガの時代かな?
そんな台詞や言葉使い、劇場の幽霊(妖精)?
それとも主人公のみに見える芝居の霊?かなって思わせる行動や、
登場のさせ方とか、いろいろ考える余地は多かったのでは?
と非常に突っ込みたくなる作品でした。
夏への扉

夏への扉

演劇集団キャラメルボックス

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2011/03/05 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

骨格はラブストーリーみたく感じました
SF設定はその引き立て役のような感じに受けました。
あーさて好きな古典SFを、
どうイメージして見せてくださるのかワクワクして見てました。
話の先は判っているのに、
ドキドキ・ワクワクさせて笑わせてくれた作品となっていました。
制作側の「やりたかったんだー!」という思いがヒシヒシと伝わる、
とっても楽しめた芝居でした(^^)

ネタバレBOX

猫のピート君!(初登場シーンもインパクトあったけどね)
喧嘩の強いマッチョな猫のイメージそのままに、
マッチョな革ジャン筋肉マンさんが、楽しく舞台を盛り上げてくれてました。
(うーん確かに喧嘩は強そうだ)
話の進行上出番が無くなると、
上手に狂言回しの役どころで舞台進行してくれてました。
作品世界独特の世界観を上手に観客にわからせる丁寧さ、
よく出来てるロボットの表現を、パントマイム風に面白く見せる表現。
命令言語に従ってコミカル動きで笑わせるトコは本当に受けました。
懐かしいSFに相応しい(ありがちともいえますね)
ご都合主義的な展開も、
なんか微笑ましく感じさせるコメディタッチの作品でした。
「歌う船」とかも舞台化とかしてくれませんか?(^o^)
未来永劫(再演)

未来永劫(再演)

年年有魚

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

「うふふ」2007Ver.を・みたわ・
派手な喧嘩やアクション、大弁論大会があるわけではない。
タイトルに即した通り。
続いてゆく時間の中の一片を垣間見せた芝居でした。
その分、役者さん達が台詞の間や、
話す速度や性格付けに即した見ごたえのある演技なさっていたように、
お見受けします。(あーいるなぁこんな感じの人って、共感できました。)
舞台セットも丁寧に出来ており、
BGMや効果音なども上手に入れていーい仕事なさっていました。
でも、なんか物足りなさ感じてしまったのは。
’11年Ver.がある分、
制作側の表現したい事とかが半分に分かれたからかしらねぇ・・・。

超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】

超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】

元東京バンビ

しもきた空間リバティ(東京都)

2011/03/02 (水) ~ 2011/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

そっかーチラシも意味あったのね
情け無い主人公と、取り巻く環境。
キャラの立った登場人物たちと、その人間関係。
なかなか楽しませてもらえましたが、
主人公の行動が突飛過ぎたのと、
折角の使える設定などの伏線や話の折込が稚拙だった気がします。
かなーり残念に感じました。
でもまぁ楽しくは笑えましたね。

ネタバレBOX

ずーっと気になってた主人公の後ろ髪の段。
お面付けた時のゴムひもの痕だったのね。(櫛とか入れましょうよ)
繋ぎの前説(長かったがそれなりに楽しかった)や、
上手に観客を座席に着かせるスタッフの行動は良かったです。

折角、未来から娘がでてくるというSF設定ありながら!
伏線やら何やら張ら無さ過ぎです!なんてもったいない!!
楽しい性格設定の人たちなのにー。
また、いろいろ条件付けし易い時間ものSFなのに、
時間跳躍者の動議が不鮮明過ぎました。
情け無いお父さんの、しっかりした姿が見たかったのか。
自分の存在が消えても世界を救いたかったのか?
どうして世界の破滅が、あーんな情け無い男にかかってるのか?
もっと観客説得して欲しかったです。
(参考:「TPぼん」の主人公が世界の関わる理由を読んでみて下さいな)
(さもなきゃ、「撲殺天使ドクロちゃん」の主人公さんの設定とか)
でもまあ”バランス”漫画家さんはキャラが愉しめました
エロ雑誌の編集部がメインな分、シモネタ満載だったので。
観る人、万人には薦められないかなーって思いました。
「テンガマン」は受けましたが・・・(そっかー使い捨てだったんだ)
細かい所と雑な所が渾然一体となった感じがしますので、
もっとテーマを絞り込んで欲しかった
(できれば時間SFが主な方で(^^))
あいんしゅたいんのばか

あいんしゅたいんのばか

THE♥フォービーズ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/03/04 (金) ~ 2011/03/05 (土)公演終了

満足度★★★★

いろいろと詰め合わせていました(^^)
でも上手に腹でコナれていて、仕上がりは愉しめました。
90分が長く感じられる、コロコロと転がる話の内容。
笑いを入れなければ、
結構シリアスにも作れる結構深い考えさせられる話を、
体当たりのブチかましで観客にぶつけてくるパワふりゃーな作品でした。
SFだったところが、結構好みのゾーンに入っていて笑えました。

ネタバレBOX

階段下りて受付済ますと、青白ツートンカラーのカジノのチップくれます。
それを受け付け横の特設カウンターに出してドリンク(アルコール有り+場内持込可)注文して場内へ(芝居に合わせたブルーのアインシュタインカクテルというのがあった)。
おおっ!結構満席、小さい子もいるなぁ・・。

物語は、不細工だと自覚のあるカップルの地球脱出でスタートです。
AD2800年代ヤフオフで購入したAI搭載型無人宇宙船「あいんしゅたいん」内
ラブラブな二人の世界に密航者が現われます。
月の独裁者から逃げてきた”かぐや姫”とその育ての親で不死不老の餅を食べたが体が老い衰えてロボット化した(サイボーグとも呼べない=脳もチップ化してるので(銃夢ですかい))翁さん。追っ手の人参型追撃ミサイルを振り切ろうとしますが太陽系脱出が織姫と彦星の喧嘩で出来ず牽牛の願いもあり仲裁に入ります(1年に1回しか会えない二人ですが、宇宙という膨大な時間の中では四六時中一緒にいるも同然でして。)どう見てもM78星雲の関係者のようなカップルであり、黒子を使った喧嘩は飛び道具や特殊能力のオンパレードで笑わしてくれました。で何とか仲直りさせて、追っ手のミサイルを牽牛に食わせて辿り着いた星は地球と美醜の概念の正反対な星で、逃亡カップルのマライアは地球で言う白馬のイケメン王子に求婚され主人公の彼氏を振ってしまいますが、この星で実は王子は金持ちではありますが、ブサイク王子として有名であり美醜の概念の崩れたマライアは王子を振ってしまいます。
時遅く元の彼氏は「あいんしゅたいん」でこの星を離れた後でした・・・。
旅は続き失恋で宇宙船の部屋に引き篭もった主人公が50年も篭っている間に、かぐや姫の不老不死の不都合なところや考え方などの話や、
宇宙の構造の話、暗黒物質の話などSFしていきます。
のりは銀河鉄道999の星巡りに近かったです。
で最後に主人公たちは宇宙の果てにサクッと到着して、
宇宙船と喧嘩になり、キレた(笑)宇宙船が果てに突っ込むと・・・・。
着いた所はブラジルでした。
ちょうど新宿から出発したので、ときゅうの反対側に出たと。
うーむ古典SFをナマで実際に芝居で観られるとは、
笑えました。結構好きです、こーゆー話は。
翁の再起動音がウインドウズだったり、
充電の完了音がマックのポテトの完成音だったりと、
音を用いてのギャグやSFの設定など、ホントにツボにはまって笑えたので。
星一つオマケします。
太鼓スクランブル

太鼓スクランブル

和太鼓兄弟ユニット は・や・と

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2011/03/02 (水) ~ 2011/03/02 (水)公演終了

満足度★★★★

たかが太鼓・されど太鼓
単に太鼓叩いてのコンサートかなッーと思って見に行ってみたら。
なかなかカッコの良いお兄ちゃん達が元気よく舞台を賑わしていました。
他楽器とのセッションも面白く、開演前の暗転からの登場の演出が、
第1部2部揃って出来が良かったです。
舞台芸術の名に相応しいプロ仕事でした。
もともと祭りでの太鼓奏者のカッコ良さに憧れてのキッカケだとの話で、
そーゆーカッコ良さを万人に伝えようとする姿勢が、
ビシビシ伝わってくる舞台でありました。

もどっど!薩摩義士伝

もどっど!薩摩義士伝

SPPTテエイパーズハウス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/02/24 (木) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★★

知らなかった史実
まぁ徳川幕府の意地の悪いこと悪いこと・・・。
薩摩武士の志・忍耐力、裏で支えていた妻達や領民の努力。
丁寧にスキの無い衣装や、方言での芝居に感嘆いたしました。
チョコッと笑いも入れたりして、「あっ」という間の2時間強でした。
視覚障害の方の為の場面説明の放送があり、
ラジオの貸し出しもあるなんて。
うーむ凄い!(+ネットでのLIVE放送もしていたそうです)
舞台表現の今後のあり方の答えとしても、良い舞台でした(^^)。

ネタバレBOX

堤の決壊での観客席正面に噴出す水流代わりのスモークの演出は度肝を抜かれました。またそのスモーク後の暗転なども上手に切り抜けてひょうげんしていました。が、決壊する堤の舞台が時々足場でブラブラしていて、舞台セットが壊れかけてるのかなぁと思っていました。(今後の課題ですよね)
また話追うのに夢中で、帰宅してから気が付いたのですが。
切腹と割腹って随分異なりますよね。
劇中で切腹した方は一人もいなくて、
すべて割腹ではないかなーと思いましたが、どうでしょう?
手紙もキチンと和紙に墨で書かれたしっかりとした小道具で表現され、
舞台も観易く3点での表現が成されていて、
計算のされつくされた表現に感動です。

最後に、副座長さんの御冥福を御祈り申し上げます。
「十の果て」

「十の果て」

May

タイニイアリス(東京都)

2011/02/25 (金) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★

素舞台でした
その分照明や効果音、
当然役者さん達の演技にて場面を表現する技法が、なかなか上手でした。今は地下道、今は村の中の家など等。
うまく想像力を刺激して想像し易くなっていました。
でも小道具がちょっと残念な感じでしたかね。
お話は少年視点での冒険談の仕立てであり、
難解というよりも、考えさせられる点が多かったかな?

ネタバレBOX

えー遅刻しまして中途からの観劇でしたが、
その分一番前で見れたので、アクションなどは迫力ありました。
丹下左膳の「坊主、眼ぇつぶって十数えろ。」が元にあったんですね。
眼を閉じている間に悪人が退き、その先に未来が見えるという。
なかなかタイトルもカッコ良いではありませんか。
その白黒映画の映像を幕に投射したり、
希望で入った日本では道行く人たちが皆キツネの面をつけてる等。
演出も凝っていたのに・・。
直刃の剣は中国の武術用品店などでキレーなの使って欲しかったし、
服なんかも、それなりの格好で良かったのに、
銃が3~5才児用の手作り木製玩具にしか見えないものでは、
作品世界観潰してますよー。
残念です
櫻井さん

櫻井さん

MCR

駅前劇場(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★

着眼点はユニーク
説明通りに「櫻井さん」が舞台中央にいて、
周囲の状況が、いろいろ変化するという面白い設定でした。
でも整合性が今ひとつに感じられました。
この細かいところを突き詰めれば、
何度も観たくなる様な、リピーターが付きそうな芝居になったのになぁ・・。
と思わされた芝居でした。

眠狂四郎無頼控

眠狂四郎無頼控

松竹

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2011/02/16 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★★

相川七瀬さんも観劇してました
20分の休憩含めて3時間半の2幕舞台!
長い!!

”間”とかも重要だと判るけど、
もっと(いやいや、も少しかな。)詰めてみても良かったのでは?
舞台背景に映像が流れるので、場面とかは面白くなってました。
照明さんや、剣戟に合わせた金属音や映像効果。
”えんたーていめん”としていました。
ガクトさんのカッコよさ、悪役の悪役らしさ。
敵剣客のライバル性など、押さえもオーソドックスに決まっていましたが。
もーチョット、笑いや怒りや切なさなどの喜怒哀楽。
(特にコメディ要素欲しかったな)
観客への感情のふり幅を大きくして欲しく感じましたね。

3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))

3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))

冨士山アネット

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2011/02/16 (水) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★

ユニークでしたな
舞台上の3m四方のマットを、客席側を残して3方”コの字型”客席配し。
赤い客席も舞台セットとして用いた、面白い設定でした。
人によるのでしょうが先にパンフ見ておかないと、
何を表現しているのか判り難かったですね。
舞台上でのみの表現を受け止める様にしている自分としては、
ナレーション入れるとか(今回の作品には合わない演出だとは思う)
先に設定読むように薦めておくとか、
劇場内に入った時から舞台は始まっているんだと、
観客を誘導することも考えて欲しく思いました。

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