剥き出しの腕がむかえにくるのを待っていた
くロひげ
STスポット(神奈川県)
2011/04/15 (金) ~ 2011/04/16 (土)公演終了
感覚的過ぎましたね
3人のみ出演の舞台劇で、
繰り返される台詞や動きが本当に何度も繰り返されて、
大変くどく感じられました。
3歩進んで2歩下がるようなイメージにて、
散りばめたピースが見事に組み合わされた!
というカタルシスも得られず残念な感じを受けました。
オバケなスパイ
山下幼稚宴
相鉄本多劇場(神奈川県)
2011/04/14 (木) ~ 2011/04/24 (日)公演終了
満足度★★★
杮落とし観劇です
震災の影響による自粛ムード蔓延でしょうか?
15席ほどの座布団席で、観客もほぼ同数でした。
入場ルートは舞台上を通っての着席でした。
なかなか面白いトコ通らせますねー。
舞台は昼と夜でスナックとお化け屋敷を交互にやってる、
「ゴースト」という店にアルバイトの男女が入るところからスタート!
店の近くまで進出してきた大型レジャー施設の圧迫ありながらも、
従業員一致団結して店を守る、
という王道物語にモノローグやお化け屋敷のショーでのダンスに歌と。
アクションの入ったミュージカルでした。
雑みは感じたが熱量はあった90分でした。
8人の女
トレモロ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了
満足度★★★
こういう話だったんですね
結構愉しめました、舞台セットの作りこみ頑張っていました。
でも作品原作が古いのか、今では「あれ?」こうしたら?!
などという突っ込み入りそうな感じがしたトコもありました。
ただテンションが一定で抑揚が少なく眠気を感じたデス。
ピラカタ・ノート
ニットキャップシアター
ザ・スズナリ(東京都)
2011/04/09 (土) ~ 2011/04/11 (月)公演終了
満足度★
うーん・・・
よくわかりませんでした。
台詞量とか演技とかは、すごいなーとは思ったのですが・・・。
軽い息抜きで観れるような芝居ではなかったという事なんでしょうね。
パラリンピックレコード
北京蝶々
シアタートラム(東京都)
2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了
満足度★★★
シニカル・ブラック?・コメディかな
不具合のあるパーツを高性能のものへ交換して記録等をのばす・・・。
将来的にもありえそうな話ですねー。
登場人物達の性格設定が、随分と極端な漫画的キャラ付けで。
大変判り易い分、コミカルさが前面に出て。
シリアスにやると暗くなる話を明るく見せていましたが、
その為、テンポや話が短調の細切れ風に感じられてしまった。
バランス取りが難しい舞台でしたが、
まぁ楽しかったので、いいかなーって思いました。
毒見<全日程終了致しました。ありがとうございました!!〉
味わい堂々
OFF OFFシアター(東京都)
2011/04/05 (火) ~ 2011/04/10 (日)公演終了
満足度★★
ゆがんだ距離感
限定された人間関係でのドロドロ加減見せていた芝居でした。
「男女間に友情はありえるのか」とゆー割と使い尽くされたパターンの話で、
案の定痴情の縺れ系に行ったので、既存のモノからの解脱感は無かった。
せっかくの「ナオミ」というユニークな役どころが生かし切れていなかった。
松田美由紀さんはとてもいい人だ
案山子堂
相鉄本多劇場(神奈川県)
2011/04/02 (土) ~ 2011/04/04 (月)公演終了
満足度★★★
タイトルは謎ですね
内容はアドリブの多いコント集でした。
言葉遊びが多い印象が強く残っています。
震災時だからこそ人々に笑いを!というTVの番組制作のADと、
世の中の流れに沿って自粛が当然だろうというプロデューサーとの会話が
軸になってはいるものの、間に挟む小芝居(?)コント集は、
そのADの考えた番組。
というわけではないというシュールな感じの芝居でした。
でも印象には強く残りましたー。
戦国傾奇武者伝 前田慶次郎
劇団め組
吉祥寺シアター(東京都)
2011/03/31 (木) ~ 2011/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★
三味線とのコラボはとても合っていた
舞台用とはいえ、
きちんとした兜に具足つけての朱槍の殺陣は頑張っていた。
限られた稽古時間の中でよくやってたけど、
武器の王は、やはり扱いの難しさが前面に出てしまっていましたね。
雪駄や草鞋に烏帽子など小道具や衣装も豪華で見応えがありました。
ただ先に、ジャンプ連載での印象が強かったので。
主人公の衣装などの傾き者具合が大人しかったのと、
中ほどでは織田の血統である名古屋殿の方が主人公してましたね、
(槍扱いも上手かったし)タイトルに負けてた気がしました。
ちと残念でしたが、戦国時代を舞台として。
痛快娯楽エンターテイメントとしては充分に愉しませていただきました。
東京ミルクホールの金色夜叉
劇団東京ミルクホール
SPACE107(東京都)
2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
長いわ!
2時間40分近い、迷走するコスプレ芝居でした。
楽しませようとする姿勢は大変好感が持てるのだが、
も少し雑みを廃する事も必要ではないかなー・・と思ったデス。
笑いでおなかいっぱい!という関西系の感じが楽しめました。
カチューシャの人(再演)
けったマシーン
シアター711(東京都)
2011/03/08 (火) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
情報量不足
再演なんですよね・・・・
観客に伝えよう、
いや伝えるべき情報量が少なすぎたのではと思いました。
それとも見るべき観客を選ぶ芝居だったのだろうか?
期待感の斜め上方を頂高く飛び退った感が強く印象に残った70分でした。
夏への扉
演劇集団キャラメルボックス
ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)
2011/03/05 (土) ~ 2011/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
骨格はラブストーリーみたく感じました
SF設定はその引き立て役のような感じに受けました。
あーさて好きな古典SFを、
どうイメージして見せてくださるのかワクワクして見てました。
話の先は判っているのに、
ドキドキ・ワクワクさせて笑わせてくれた作品となっていました。
制作側の「やりたかったんだー!」という思いがヒシヒシと伝わる、
とっても楽しめた芝居でした(^^)
未来永劫(再演)
年年有魚
相鉄本多劇場(神奈川県)
2011/03/09 (水) ~ 2011/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
「うふふ」2007Ver.を・みたわ・
派手な喧嘩やアクション、大弁論大会があるわけではない。
タイトルに即した通り。
続いてゆく時間の中の一片を垣間見せた芝居でした。
その分、役者さん達が台詞の間や、
話す速度や性格付けに即した見ごたえのある演技なさっていたように、
お見受けします。(あーいるなぁこんな感じの人って、共感できました。)
舞台セットも丁寧に出来ており、
BGMや効果音なども上手に入れていーい仕事なさっていました。
でも、なんか物足りなさ感じてしまったのは。
’11年Ver.がある分、
制作側の表現したい事とかが半分に分かれたからかしらねぇ・・・。
超!スーパーウルトラハイパーサンダーローリングなんとか【公演終了しました。ご来場ありがとうございました。】
元東京バンビ
しもきた空間リバティ(東京都)
2011/03/02 (水) ~ 2011/03/06 (日)公演終了
満足度★★★
そっかーチラシも意味あったのね
情け無い主人公と、取り巻く環境。
キャラの立った登場人物たちと、その人間関係。
なかなか楽しませてもらえましたが、
主人公の行動が突飛過ぎたのと、
折角の使える設定などの伏線や話の折込が稚拙だった気がします。
かなーり残念に感じました。
でもまぁ楽しくは笑えましたね。
あいんしゅたいんのばか
THE♥フォービーズ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2011/03/04 (金) ~ 2011/03/05 (土)公演終了
満足度★★★★
いろいろと詰め合わせていました(^^)
でも上手に腹でコナれていて、仕上がりは愉しめました。
90分が長く感じられる、コロコロと転がる話の内容。
笑いを入れなければ、
結構シリアスにも作れる結構深い考えさせられる話を、
体当たりのブチかましで観客にぶつけてくるパワふりゃーな作品でした。
SFだったところが、結構好みのゾーンに入っていて笑えました。
太鼓スクランブル
和太鼓兄弟ユニット は・や・と
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2011/03/02 (水) ~ 2011/03/02 (水)公演終了
満足度★★★★
たかが太鼓・されど太鼓
単に太鼓叩いてのコンサートかなッーと思って見に行ってみたら。
なかなかカッコの良いお兄ちゃん達が元気よく舞台を賑わしていました。
他楽器とのセッションも面白く、開演前の暗転からの登場の演出が、
第1部2部揃って出来が良かったです。
舞台芸術の名に相応しいプロ仕事でした。
もともと祭りでの太鼓奏者のカッコ良さに憧れてのキッカケだとの話で、
そーゆーカッコ良さを万人に伝えようとする姿勢が、
ビシビシ伝わってくる舞台でありました。
もどっど!薩摩義士伝
SPPTテエイパーズハウス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/02/24 (木) ~ 2011/02/28 (月)公演終了
満足度★★★★
知らなかった史実
まぁ徳川幕府の意地の悪いこと悪いこと・・・。
薩摩武士の志・忍耐力、裏で支えていた妻達や領民の努力。
丁寧にスキの無い衣装や、方言での芝居に感嘆いたしました。
チョコッと笑いも入れたりして、「あっ」という間の2時間強でした。
視覚障害の方の為の場面説明の放送があり、
ラジオの貸し出しもあるなんて。
うーむ凄い!(+ネットでのLIVE放送もしていたそうです)
舞台表現の今後のあり方の答えとしても、良い舞台でした(^^)。
「十の果て」
May
タイニイアリス(東京都)
2011/02/25 (金) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
満足度★★★
素舞台でした
その分照明や効果音、
当然役者さん達の演技にて場面を表現する技法が、なかなか上手でした。今は地下道、今は村の中の家など等。
うまく想像力を刺激して想像し易くなっていました。
でも小道具がちょっと残念な感じでしたかね。
お話は少年視点での冒険談の仕立てであり、
難解というよりも、考えさせられる点が多かったかな?
櫻井さん
MCR
駅前劇場(東京都)
2011/02/23 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了
満足度★★★
着眼点はユニーク
説明通りに「櫻井さん」が舞台中央にいて、
周囲の状況が、いろいろ変化するという面白い設定でした。
でも整合性が今ひとつに感じられました。
この細かいところを突き詰めれば、
何度も観たくなる様な、リピーターが付きそうな芝居になったのになぁ・・。
と思わされた芝居でした。
眠狂四郎無頼控
松竹
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2011/02/16 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了
満足度★★★
相川七瀬さんも観劇してました
20分の休憩含めて3時間半の2幕舞台!
長い!!
”間”とかも重要だと判るけど、
もっと(いやいや、も少しかな。)詰めてみても良かったのでは?
舞台背景に映像が流れるので、場面とかは面白くなってました。
照明さんや、剣戟に合わせた金属音や映像効果。
”えんたーていめん”としていました。
ガクトさんのカッコよさ、悪役の悪役らしさ。
敵剣客のライバル性など、押さえもオーソドックスに決まっていましたが。
もーチョット、笑いや怒りや切なさなどの喜怒哀楽。
(特にコメディ要素欲しかったな)
観客への感情のふり幅を大きくして欲しく感じましたね。
3つのビル(PPTゲスト!!19日夜・やなぎみわ氏(美術作家)/20日昼ひびのこづえ氏(コスチューム・アーティスト))
冨士山アネット
横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)
2011/02/16 (水) ~ 2011/02/20 (日)公演終了
満足度★★
ユニークでしたな
舞台上の3m四方のマットを、客席側を残して3方”コの字型”客席配し。
赤い客席も舞台セットとして用いた、面白い設定でした。
人によるのでしょうが先にパンフ見ておかないと、
何を表現しているのか判り難かったですね。
舞台上でのみの表現を受け止める様にしている自分としては、
ナレーション入れるとか(今回の作品には合わない演出だとは思う)
先に設定読むように薦めておくとか、
劇場内に入った時から舞台は始まっているんだと、
観客を誘導することも考えて欲しく思いました。