オバケなスパイ 公演情報 山下幼稚宴「オバケなスパイ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    杮落とし観劇です
    震災の影響による自粛ムード蔓延でしょうか?
    15席ほどの座布団席で、観客もほぼ同数でした。
    入場ルートは舞台上を通っての着席でした。
    なかなか面白いトコ通らせますねー。
    舞台は昼と夜でスナックとお化け屋敷を交互にやってる、
    「ゴースト」という店にアルバイトの男女が入るところからスタート!
    店の近くまで進出してきた大型レジャー施設の圧迫ありながらも、
    従業員一致団結して店を守る、
    という王道物語にモノローグやお化け屋敷のショーでのダンスに歌と。
    アクションの入ったミュージカルでした。
    雑みは感じたが熱量はあった90分でした。

    ネタバレBOX

    開場が30分前かなーと行ったら、20分前からの入場でした。
    メインのドラキュラ役のイケメン俳優さんが棺の中に入っていて、
    舞台通って席に着く観客を驚かせる為の演出に時間かかったのかな?
    基本は素舞台で、様様な小道具などを時々に配しての状況変化・
    としていました。(同じ劇場での昼の違う公演もやってるので、その為かな)
    受け付けの方々は黒服統一で、なかなかピッシっとしてましたが、
    舞台セットの(えーっと右側は下手だったっけ)黒いドアは持ち手が無く、
    穴が開いてるだけなので、開ける前に指が見えてしまい。
    急にドアが開いて、驚かせるという手法には向いていない。
    一考が必要と思われました。
    さて物語りは就職難で、片っ端から履歴書送ってた主人公が。
    怪しい会社に誘われて、
    「ゴースト」にスパイとして入り込むところから始まります。
    暖かい人間関係の中で良心の呵責に耐えてスパイを続けますが、
    結局「ゴースト」の人達を助けます。
    主人公の父親が実は「ゴースト」の創立者で、
    地上げしようとしていたレジャーランドの社長(主人公をスパイにした張本人)
    この人も実は「ゴースト」の黄金時代に活躍した元仲間で、
    店を守ろうとするために、のっとり考えていましたという話でした。
    (うーむ古典ですねぇ)
    なので、なんとなくレトロ調の印象が抜けず雑みも感じていたのですが、
    ミュージカルですので、役者さんワイヤレスマイクつけての。
    生声で歌います・踊ります!
    メインのドラキュラさん=剣道部のクリハラ先輩さんカッコよくて、
    よく動くんですが、持ってるレイピアの刃の部分が黒っぽい上にマット加工
    してるみたいに見えて、舞台映えしないんですよー・・。
    もったいない。お化け屋敷の設定通りにブラックライト使ったとこもあり。
    蛍光塗料塗っとくとか、直刃のサーベル風にアルミの角棒で小道具作れば、
    光って目立って良かったのに(せめてアルミホイル巻くとかね)
    踊りは皆さんよく動くけど、利き足とかの動きは良いけど。
    そうでないほうの足などの動きは今ひとつに感じました。
    主人公に着せる熊男って着ぐるみってより、
    アニマル服でしたし(シューズは白で統一感無いしー・・)
    もちっと衣装も統一感出して欲しかった。
    劇中の「オドレンジャー」ショーは設定よかったけど、
    衣装が前述通りに今ひとつでしたし、ホントもったいない。
    食事のシーンなどもホントの食材食べてて、リアルにやってるのに。
    練の時間が足りなかったのが雑みの原因だったのかな?
    がんばれー!頂点はまだ先だぞって感じを受けました。

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    2011/04/16 08:17

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