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すべて君に宛てた手紙

すべて君に宛てた手紙

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2009/03/11 (水) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

初心者・初見の方にお勧めです。
『私から貴方へ』の方を拝見させて頂きました。
enjiさんは初めて拝見する劇団さんですが、劇団観賞お友達のみささん伝手で拝見したのですが、いやぁ~お噂通り素敵な劇団さんでした!!
素敵な時間を頂けてありがとうございます!!

29日(日)までご公演中ですので、以下ネタばれにて表記します。

ネタバレBOX

場内に入ると、本当にモデルハウスに来てしまったと思えるほどの素敵なセット。
何度か足を運んでいるoffoffシアターで、結構なこじんまりした場内のはずなのに、セットには広さを感じ、観客席はつめすぎず且つ、広すぎずで見やすい環境ですね。
舞台を観慣れている人でもそうでない人にも好感が持てる対応ですね♪
そして、物語がスタートする前に、本編で出てくる住宅販売会社「大南住宅」のテレビCMを流し始めるのは予想外。
しかも本物のCMとかぶせているのが、変にリアルでした。
CMのおかげで、物語がスタートする前に観る態勢が出来上がり、スムーズにお芝居の世界に入れたと思います。
そして、その雰囲気を壊すことなく携帯の電源offを示唆する役者さんの仕草はGoodでした。
そして、その仕草で携帯をoffしたのは、他の誰でもなく自分です
σ(///▽///)

さてさて、ここからわたくし的勝手な見解&解釈、言い回しを使って書きますので、あしからずwww
あっまだ公演中ですので、なるべく本編を具体的に書かないようにはします。。。
まっ観た人は本編わかってるだろうしwww

【内容】
とある日、住宅販売のモデルルームにアルバイトがやって来た。
そのアルバイトは、販売の仕事をするのではなく、顧客にスムーズに売る為に用意されたサクラ(偽装者)であった。
アルバイト者も自宅購入を考え、いろいろな家を見て回れるということでアルバイト志願したのであった。
しかし、そこに居たのは客を見ず『売る』ことしか考えていない社員と何の因果か元妻。
そんな〝ある日〟は彼らに色んなコトを起こし、感じさせ、そして創り始める。
変わる者は変わり、変わらない者は変わらない。
それでもその一日に終わりはくる。
終わりの時、彼らを変えたのは一通の手紙とその返事。
それらは変わった者だけが受け取ることができる心の手紙。
さぁ、アナタには書けますか?そして受け取ることができますか?

心温まる物語が今始まります。
大切な人がいるアナタへ。。。


【感想】
いやぁ~。一言でいうとわかりやすい上に面白い!!
お芝居の設定がしっかりしている分、余計な勘ぐりや裏を考えることなくストレートにお芝居を楽しめるかといった感じですかね♪
裏を読むのが苦手な私にはもってこいのお芝居です。
また、しっかりとした土台の上で、人のすれ違いや勘違いの面白さが各場所にめぐらされているので、どんどんその面白さに心奪われてしまいます。
ただ、全てが万人ウケするわけではないので、わたくし的に話の中に「う゛~ん(ー'`ー;)」な箇所もありますけど、でも全体的には私好みな笑いでした♪
自分が思う与えたい情報と、相手が受け取る情報は必ずしも一致しないという面白さ。いやぁ~好きっすわぁ~。(*´艸`)
そして、物語上で目を引くのは分かり易い物語だけでなく、その中で、しっかり喜怒哀楽が創られていて面白い。
ただ残念なことに、ちょっと哀の部分に違和感を覚えてしまいましたwww
笑いの部分の間は実に私好みなんですが、シリアスシーンが…ちょっと集中が切れちゃうっというか、飽きちゃうっていうか…涙流すまではいかなくても、心熱くするシーンのはずなのに…なぜか入りきれなかったのが残念。。。

あっもう一つ目を引くのは、役者さん。
皆さんそれぞれにいい味をお持ちですよねぇ~(´ー`)
(間違えていたらすみません)これって、おそらくは朝倉(役名ー風戸パパ)さん目線で展開していくように感じたので、主役は風戸パパさんですよね??あっでも「私から貴方へ」だから…ママさんのが主役??ダブル主演??…わからないので、パパさんが主役ということでいかせてもらいますwww
でも、パパさんよりも脇を固めるキャラの方が濃くて、パパさん主役のはずなのに…影薄い?っと感じてしまいました。
でも逆にだからこそ、共感もてたのかもしれませんね。
普通だから、有得る心のすれ違いだからこそ、共感もて感情移入がしやすいのでしょうね。
でもそれだけじゃ面白みにかけるから、周りを個性的かつ遊び心満載で演出されたのかしら??(゚~゚)
それぞれのキャラ設定がもう一つ一つマッチしていて素敵ですわ♪
演出もさることながら、役者さんの演じの実力もあるのでしょうね。

特にお気に入りは、豊田(役名ー徳永)さん。
いやぁ~彼最高ですよぉ~(*´艸`)
あの髪…一体、最初どうしてたんでしょう??…やはりヅラ?(笑)いやっウィッグですかねぇ~。
サクラ少年になって再登場した際、かなり噴出してしまいました。
しかも、本筋とは関係ないところでいろんなネタをかましてくれちゃって、本筋より彼を追ってしまうほど、かなりツボに嵌って観てました♪

そして原田(役名ー田中)さん。
最初のアルバイトをお客に置き換える対応は、もう掴みはOKってな感じですわぁ~♪
ある意味で彼女が一番の常識人?日比野さんの仕事ぶりを認め、上司にもきちんと違うことは違うといえる彼女は素敵です。

三嶋(役名ー日比野ママ)さんもきっちり表と裏の顔の使い分けや心の痛みを演じていて、気持ちのいい役者さんでした。

木村(役名ー熊井)さんと千代延(長谷川)さんは…本当に腹が立つほど嫌な社員さんでした(笑)
あぁ~いう上司、いそうですよねぇ~。


私の中で、通常考えうる手紙を逸脱した手紙という形をみることができてよかったです。
そして大好きなハッピーエンドであり、観て顔がニヤけてしまうぐらい自分好みのお芝居でした。
お気に入りの舞台ができてよかったです♪
もう一つの『僕から貴女へ』も観たいと思いました…残念ながら観にいけませんが。。。
僕バージョンが一体どうゆう風に演出しているのか気になるところです。

次回の舞台が今から楽しみです♪
紹介してくれた、みささんに感謝です。
29日の千秋楽まで、体調に気をつけてがんばってください。
0号

0号

ゲキバカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/04 (火)公演終了

満足度★★★

感動をありがとうございます。
やはり、私はこの脚本大好きです。
今回も泣かされてしまいました。
そして“恋”がしたくなり、また大切な人と共に過ごしたいと思いました。

今回は再演ということもあって?出演人数が増えていたような??
セットも一新され、両サイドと中央に階段があり、段差を使った演出、面白かったです。
殺陣やミュージカルシーンも前回に比べるとボリュームアップした感が窺えます。
何よりも目を引いたのは、ビジュアル面でしょうか。
衣装もメイクもかなりカラフル?というか、艶やかでしたわ。
後藤おじぃちゃんは、すごくおしゃれな紳士って感じでした♪
以前の「0号」がモノクロで、今回の『0号』がカラーといった感じでしょうかね。
…えっ?!説明わかり辛い??…すみません、この文章が私の精一杯ですwww

話の進み具合も、描写も前に比べるとすごく丁寧に描かれているような気もします。

ネタバレBOX


ただ…、残念ながらわたくしは、前回の「0号」の方が好みでした。

詳しい…っというか、長々自己満足感想をmixiに記載しておりますので、もしもお暇で見てもいいかなぁ~と思われたならどうぞそちらをご覧下さい。
※あくまでわたくし自身の受け取りと感想ですので、読んでいて腹が立つと思われる方はすみやかに席をお外し下さいませwww
SHAMAN-BOY~小角伝~

SHAMAN-BOY~小角伝~

スーパーグラップラー

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/10/01 (水) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵な舞台でした。まさにエンターテインメント☆
もう、ザンヨウコさん大好きです♪素敵でした!!

また、色男永松さんとダンディな今人さんも素敵でした(笑)
知っている役者さんも出演されるとあって、この劇団さんを拝見しましたが、いやぁ~見せ方が本当にうまい!劇団さんでした。

初見にも関わらず、お芝居の世界への引き込み方、そしてその意識を飽きさせることなく向けさせるあの腕!素晴らしいです。

音・光・ダンス、圧巻です。
使い方、演出本当に見事と言わざる得ないです。

ただ…若干、取り入れられた笑いの部分で意味がわからなかった箇所が少々。
また、ボケてんだかツッコんでいるんだか私にはわからなかい箇所が少し。
そして…お芝居の本部分が、少し物足りなく感じたのは、きっとダンスシーン等の見事さにお芝居部分が若干負けているように感じた為か、悲しいシナリオだった為か、私にはわかりませんが…うーん、惜しい!っといった印象を受けました。
…いやっ普通に、お芝居部分も含め面白いですが、もっと…こうもっと何か言葉で魅せるシーンが欲しかったかな…自分好みでいいますとね。
笑いの部分に関しても、どうやらこの劇団さんのモットーが「ボケ倒し」らしいので、アリといえばアリ。まっこの辺は観た人の好みですがね。

公演は終了してますが、あとはネタバレにてwww

ネタバレBOX

【内容】※一部自分で作成してますが…ご了承下さい。
それは、未だ獣と人との距離が近い昔の話。
そして神が存在し、強い憎悪によって人も国をも呪われていた時代。

その昔、夫婦の神が存在していた。
いつかし夫婦の間には赤い溝が出来、2人の間に呪いが生まれた。
「お前の国の民を1日1000人くびりころそう」と。。。

時は流れ(?)…
とある雨の日、一人の女が幼子を抱えてとある寺へと訪れた。
己の命と引き換えに守った幼子を比丘尼(びくに)に託しその短い命に終わりを告げた。
比丘尼(びくに)には女の追っ手に偽りという形で幼子を守りそして京より離れしある寺へと預ける。

そして物語はその京より離れた山の中から始まる。
二匹の鬼を従えた伝説の男と共に、友人を助けるべくその少年の行き先は京。

京ではあの日の女が己が幼子を探し、その強い想いと帝への怨みがあの血まみれの神をも蘇らせた。

帝の妻、奥方は晴明に助けを求むも力及ばず。
希望は二匹の鬼を従えた伝説の男とあの少年。

少年の旅はまさに今始まった。その旅への始まりを知る事が出来るのも、その旅がそして少年の未来が幸か不幸かは目にしたもののみぞ知る。

ただの時代劇じゃ終わらないその世界、スーパーグラップラーが送る、大スペクタクル平安絵巻。



【感想】
舞台始まり、暗闇から音が響く。ライトアップ、そして幻想的な2人の神。
その神の物語の語りから始まる。
ここでいっきにお芝居の世界へとズルズル引き込まれる。
神役の二人の動きは神秘的で、また二人の間に照らされる物語の文字は語られるよりも深く観るものの気持ちをグッと掴む。

ただ…テロップはやっ。
きっとあれがギリギリ読める長さの表示時間でしょうが…神役の方の動きが気になって…追えない。。。
若干見逃してしまい悔しいです。。。

そして、頭のOP映像と役者の登場が実にみごと!
以前、とある劇団さんもOP映像とその映像に合わせて役者さんを紹介するっという形をとられたんですが…いやぁ~役者の名前と役者の動きを追うのに必死になって楽しむどころではなかったなぁ~。
でも、この劇団さんのOP映像と役者さん方の登場は、タイミングばっちり、役者さんの名前も役者さんの動きもギリ追えました(笑)
映像のクオリティーもまた高い。
そしてダンス!ハイウェイのミュージカルを思わせるようなダイナミックで、舞台場に出てははける止まらないOPダンス♪光がまたうまい具合に舞台を彩るその様は撮られ編集された映像をみているかのようでした。

物語がはじまり、ボケボケボケ通し。
一番面白かったのは、帝役の方のアムロ?コウダ?嬢のモノマネ??(笑)
いやぁ~本当に可愛かったですわ、帝☆
シスコムーン♪(笑)

一つ一つ丁寧に物語を組み立て、それを繋げていく。
舞台になれていなくても観やすい仕上がりになっています。


「家も身体も何も残して上げられないけど、気持ちだけは残していくから」
という言葉の繰り返し以外にも、全体的にも繰り返しという形はあり、それは物語をつむぐ構成や台詞にふんだんに使われている。
そのいくつもの繰り返しが『歴史は繰り返す』という言葉と重なってしまうのは私だけだろうか。
そして犠牲なくしては先へ進めないという過酷さ、悲しさが現実に最も近いような気がしました。
強さとは何か、悲しさとは何か、そして想う気持ちとは何か。
いろんものがいろんな形でつまった作品といえましょう。

ただ、少し物足りなく感じてしまうのは、この話が決して幸せな気持ちになるハッピーエンドでないからなのか、ダンスやその他の演出に展開や結末にもっともっと何か!と求めてしまうからなのか…全体を丁寧にみせているから尺的にも仕方が無いとは思いますが、結末、もっと厚くみせて欲しかったですね…あくまでわたくし的感想ですけど(汗)
でもキャラは本当にそれぞれが魅力的。
中でも前・後鬼。鬼なのに妙に人間っぽくて、最初は半吾に次なる役小角になって自分達を解放しろといっていたのに、最後は一緒に旅することを楽しんでいるような…進んで共に旅するその様が人ではないのに人としての温かさが面白かったです。
そして、森のたぬき役の方が登場しあるくと、ゲーム音の足音が意外に気に入りました。しかし、たぬきさん…本当は強いのでは??なのに餌対象って(笑)


役者さんに関しては、皆さん芸達者さんです。
今回の舞台で、一番呪文(?といっていいのかな?)の台詞をかっこよく唱えていたのは、後鬼役の原田さんですね。
あのちょっと低めの声が呪文にしっくりくるのか、すごくかっこよかったです。
またあの体と世話焼き加減、惚れちゃいますね。

そして面白かったのは永松清明氏。いやぁ~使えない陰陽師のはずが、何気に活躍してますよ?(笑)
キリッとした流し目に、ニヒルな(?)笑い。素敵でしたわ。

前鬼役の伊藤今人さんもまた熱い鬼役やってました。
どんな役でも彼の熱さと男前な味が出て、彼独自のキャラに成り立っていて面白いですわぁ~。

一緒に観にいった友人と半吾役の方が割と若くみえるのにうまいねぇ~と話していたら、あぁ~あの川野さんだったんですねぇ~。
どおりで(笑)

そして、トータル一番はザンヨウコさんでしょう♪
笑いに関しても、シリアス場面でも彼女の存在は不可欠。。。私にとっては(笑)
笑うところはしっかり笑わかせてくれ、聞かせるところは聞かせてくれる。うーん、素敵な役者さんです。


観て損のない舞台でした。出来れば2回観たい舞台です。
もうひとつの風

もうひとつの風

enji

ザ・ポケット(東京都)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/07 (日)公演終了

満足度★★★

今更ですが…
公演終わってずいぶん経ちますし、今更ですが一応。。。
そして公演終わってますが、ネタバレの方にて記述します。

ネタバレBOX

【内容】
一人の女の一途な想いの為に、妄想をし続ける。
あの時の風がこんな風に吹いていればと…。

それでも運命は…一度起こった過去を変えることは出来ない。
そんな事はわかっていても、希望の妄想は止まらない。

結末に残っているのは、希望の未来か、絶望の未来か。


【感想】
うーん、感動的な物語ではあります。
観ているうちに、先が読めるといえば読めますが、同じシーンの繰り返しは、面白い演出でした。
ただ…あまりにも同じ場面の繰り返しで、変化の無いストーリー展開に少し飽きてしまう。
最初は、何故あぁ~しつこく変わりもしない事に対して何度も無意味に妄想するのか、若干イライラ…っというか小夜子(サヨコ)が好きじゃありませんでした。
男の夢に足かせをする女って感じでみてました。

はい、私バカです。
その裏には、変えられないとはわかっていてもせずにはいられないその心情は押さえられないということに気付けなかった。。。

それでも、劇中…飽きてしまうほどの繰り返し…そこに彼女(小夜子)の強い想いを表しているというんでしょうが…申し訳ない、飽きちゃいます。

でも最後はキレイな情景と共にキレイにまとめられています。

それでも最後までみても、やはり私は小夜子(サヨコ)が好きにはなれませんがwww


この劇中で、一番興味をそそられたのは、オタク男(井上友昭)役の豊田高史さん。
見事にキモさを演じてらっしゃいました(笑)
彼が出るシーンが待ち遠しくて仕方ありませんでしたね。

若干、ここはこうしたら自分好みだわと思うところはありますが、後半や結末は胸打つ熱い物語でした。
褒め殺し(アフタートークが追加されました!)

褒め殺し(アフタートークが追加されました!)

パセリス

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/08/27 (水) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★

一言でいうならば、シュールですね。
考えることが苦手な自分にとって、この作品はシュールに感じました。
旗揚げ第一弾ということで、固定のお客様もなく、劇団の味をこれから知ってもらうべくの第1回公演だと思っていましたし、黒川氏の脚本にも結構期待して拝見させて頂いたのですが…題材的にもあまり自分の好みの舞台ではなかったようです。



以下、ネタバレにて記述。。。

ネタバレBOX

劇場へ入った際、女性役4人が手芸をしながら話をしているという設定というのは、面白かったです。
すでに役に入っており、女性独特(?)なたわいも無い話をしながら手芸をするのは、見ていてみかけは男性なのに女性のようだと私は感じてしまいました。

ただ…お芝居が始まって、《最初の設定は婦女会(?名称が思い出せませんが)が【テス】というお芝居をしているという戯曲の中の戯曲という設定だったのですが》 お芝居が始まる前の4人の手芸+おしゃべりとどう繋がっているのか不明でなりませんでした。あの演出は一体?!
もう既にあれも一つのシーンであって、暗転してのシーンはその戯曲の続きということになるのでしょうか?
照明がある中で自分の立ち位置に移動していたし、婦女会が演技しているシーンというなら…納得いくような気がします。


戯曲の中の戯曲の際は、まるで学芸会のようにただ台詞をならべていく。まるでその画面の中に台詞が書き出されているかのような錯覚を覚えましたが、それがおそらくは演出の一つだったのでしょう。
だって、村の女達が演じているんですから。プロではなく、婦女会の面子が演じる【テス】なのですから、固い演技に観せるようにしたのかなと、私の受け取りは間違えなかったのかなと後で思いました。
というのも、後半のお芝居はまるでアドリブのようで、最初の戯曲の中の戯曲とのギャップが面白く感じたからです。

しかし女性というか、人のダークな部分を皮肉ったような作品でした。
言葉で捲し立て、まるでマインドコントロールしていく…歴史上でも多々みられるこれらの行為…女性に限ったことでは無いと思います。
女性にみられるという意味だから「褒め殺し」なのでしょうか。
…納得は出来ません。

シナリオ的には、面白いといえば面白いと思います。
人の感情が交差し、他人を陥れようとして、逆に自分が陥れる。
周りが味方のようであり、逆に敵でもある。
どう立ち回ればいいのか、どう発言すれば自分にとってスムーズにコトが運ぶのか、観ている最中色々と考えてしまいました。
しかしながら、このシナリオに対して、男性のみしかも女性役にするという意味があまり無いような気がします。
というか、その意味が私にはわかりませんでした。
『男性自身に女性の感情を入れ込む』というものを、もっと別の形で観たかったですね。


途中からは、役者さん方々の小さな表情の演技に面白さを感じみてました。
本当にアドリブでは?と思う箇所が多々あったのですが、終了後のアフタートークでほぼシナリオ通りというのでびっくりしました。
メインで台詞を言っている人よりも、その台詞に対しての反応の細やかな演技が所々ツボにはまりました。


アフタートークで男性が 「衣装と時計・小物・音等の時代背景がマッチしない」という発言がありましたが…私は有だと思います。
逆にそれらの仕掛けで、【テス祭】が永きにわたって行われている、そして、【テス】という芝居をしているのが婦人会であるというのが強調されているかとwwwまっあくまでわたくし一個人の受け取り方に過ぎないのですが。


今回はシナリオが自分好みではないので残念でしたが、役者さん方々の演技は少し気になる所があったので、他の作品での彼らをみてみたいと思いました。
ペダルをめっちゃ漕ぐ

ペダルをめっちゃ漕ぐ

Theatre劇団子

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

初見にも関わらず、違和感なくすごく楽しめました。
初見の劇団さんだと、やはりどんな役者さんがいらっしゃるのかわかりませんし、どんな雰囲気の劇団さんなのか把握していませんので、不安だったのですが、
そんな不安はすぐにふっとばせるぐらい楽しめた舞台でした。

最初の諸注意の放送の際、『上演時間は2時間20分となっております』と聞いた時に失礼ながら「ながっ」と思ってしまいましたが、テンポのよい話の展開と素敵な笑いでまったく飽きさせもせず、ぐいぐいと舞台の世界に引き込まれ、素敵な時間を過ごせました。
公演終了後は、顔がニタニタが止まらず仕方ありませんでした(笑)

是非是非、他の公演や次回の公演も拝見したいと強く思うほど実力のある劇団さんかと思います。
また、お客さん層も幅広く、若者からご年配の方までいらっしゃったのにもかかわらず、全体的に笑いが途切れず、どんな客層のニーズにも対応しているのは本当に凄いと感嘆しました。

時間があれば、何度も観たいですね。何度観ても飽きない舞台でしょうね♪

現在、公演中ですので、以下ネタバレにて記述。。。

ネタバレBOX

限定10個の“ちゅる団子”頂きました。
すごく後ろの席で、しかも配りにくい中ほどの席だったので、貰えないと思いつつも、あまりにも楽しい舞台を拝見させて頂いたので、テンションが高く元気よく手をあげましたら、田中さんがわざわざ近くまで来て下さいました♪
本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
…なのに、ちゃんと声をだしてお礼ができず、一礼だけの失礼な自分を許して下さい。。。


さてさて、本内容ですが、本当に素敵!面白い!!しか出せません!!
最初、自転車に乗るシーンをどうするのだろうと、公演前に色々と考えておりまして、自分的結論パントマイムかしら?と思っていたのですが、愕き!実際にローラー台で走るとは!!
私が知る限り、あのローラー台は簡単ではないはず!!バランスはもとより、体力は相当必要でしょうし、それなのに台詞までとは?!本当に愕きです。

ストーリー的には、話が進むにつれて話が読めはしますが、
全くあきさせないあの構成と演出は素晴らしい。
特にペス(犬)の語り調というのが面白い。特にペス役の田澤さんの透き通るあの声と人懐っこそうな感じがとてもマッチして全く違和感がありませんでした。
ペスの言葉と人間の言葉の食い違いが、現実にありそうで笑えました。
話の途中で「体が重い」「疲れがとれない」という台詞で、話の終わりで旅立ってしまうのだろうなと思い胸が熱くなりましたが、最後のそのシーンでは涙よりも不思議と微笑みが…先代の元に馳せんじり報告する彼?彼女?ペスの姿が目に浮かび温かい気持ちになりました。

この劇団さんの味であろう『笑い』は、本当にツボにはまります。
どの役者さん方々もそれぞれにいい味があり、それがうまい具合に劇中で引き出されていますが、特に面白かったのは、
田中さん(堀ちえり役)と土橋健太(氷室恭一役)でしょう。
田中さんはどの場面にいても強烈でつい目が彼女を追ってしまいます。
そして、自転車のストッパーがかからず客席へ倒れてしまうというハプニングにも笑いで対応して下さり、田中さんは大変だったでしょうが、このハプニングがわたくしにはお得な気がしました(笑)
土橋さんは、ペスとのやりとりが得にツボにはまりました。
少しダークな感じなのかな?と思いきやツンデレキャラ?(笑)後半はみんなにイジられ可愛かったです。
しかし最後の方まで「ひーくん」をひっぱっていたのはかなり面白かったです。

全体的に箇所箇所に笑いを忘れない、必ずといっていいほど笑いがどこかに隠れているあの感じは大好きですね。

しかしながら、わたくしが一番親しみを感じたのは沢城さんの姫子役でしょう。
彼女の母親に対しての寂しさや疎外感がすごく理解できます。
また、沢城さんは素敵な声をお持ちで!その声と彼女の母を呼ぶ「お母さん」という台詞、本当に切なくなりました。
最初は長女に無関心な母という感じで、私は母親の富子があまり好きではなかったのですが、姫子が自転車に乗るのを手伝うシーンをみて、言葉とコミュニケーションの大切さをしみじみと感じ、富子が温かい母親像に変わりました。

そして、自転車なくして語れないこの物語。
最後のレースシーンの迫力、緊張感は素晴らしかったです。
最初のOP映像で道がなぜ客席の反対側に進むのかと不思議だったのです、この場面で車田チームが舞台で走るからだったんですね。
映像のおかげで、ぐっとシーンを想像しやすかったです。
ただ、残念なのは走り続けられなかったこと。
シーン的に脱落する場面だったので止まっても問題はないとは思いますが、残念ながら自分には舞台の雰囲気が崩れてしまった風に感じてしましいました。
それに最後伸一が走りながら暗転のシーンも理想、“走り続けている”のでしょうか…やはり実際に走るプラス台詞、しかも『走り続ける』というのは難しいですね。
何が起こるかわからない。これが舞台の怖さであり、面白さ。
実際に観ているこちらまで息を呑んでしまうほどのすごい緊張感を肌で感じることができます。

最後になりましたが、OP映像も素敵でした♪
割と舞台上に物があふれているのに、スクリーンを使わず、舞台にそのまま映像を流しているのにもかかわらず、観やすいのにはびっくりしました。
映像もかなり独特でいろんな手が加えられていて面白い。
そして、告知紙も可愛いですね。階段にこれまでの公演の告知紙らしきものが貼ってありましたが、全て同じ人形?を使用したもの。
いやぁ~可愛いです♪

また次回公演、是非是非拝見したいです。
お気に入りの劇団が出来ました♪
純真無垢のメカニズム

純真無垢のメカニズム

たすいち

早稲田大学学生会館(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★

思いのほか、楽しめました。
初見の劇団さんでしたし、旗揚げして間もない劇団さんだったので、
(失礼を申し上げて申し訳ありませんが)あまり期待はしていなかったのですが、思いのほか楽しめた公演でした。

ただ、ごり押しっというか、突っ走り具合が少し残念。
観ているお客さん置いてきぼり感がわたくしには、所々感じてしまいましたが、
現代の若者そのものを表しているかのようにも感じ、ある意味では面白かったです。

展開的には少し観ずらい所もありましたが、登場人物や話の流れのつながりが少しづつ分かっていく所は実にわたくし好みでした。

ストーリを把握して観るとまた違った印象を受けそうなこの舞台、もう一度観てみたい気もします。

現在も公演中ですので、以下ネタバレにて記述。。。

ネタバレBOX

普通の恋愛物語ではなく、アンドロイドに感情を学ばせる為の恋愛シュミレーションを実施する研究所(研究者)とそれに関係する人たちの物語でした。
普通の恋愛物語を想像してたので、その意外性に心惹かれました。

OP映像も面白いです。
映像に合わせて役者さん方々がお一人づつ登場する演出も素敵でした。
ただ、映像に書かれるお名前を読む間に役者さんが何か動作をされるんですが、
その時間が短くて、名前を確認してたら役者さんの動きが見えないし、役者さんをみてたら名前がわからないしで、映像と役者さんを交互にみることがわたくしには出来ず苦労しました(笑)

最初は、何故、同じ夏休みを繰り返すのかその意味がわかりませんでしたが、本当に最後の方でやっと、研究者がその夏休みを自分の望みどおりになるまでやり直すまで続けたいという願望だったと気付きました。
比呂くんがもっていた恋愛感情の『メカニズム』は理解できました。
告白されたみつちゃんが断ってはいるものの、比呂くんに好意がありそうだという様に感じたのも、いわゆる『メカニズム』によるものだという風に自分が最後に理解したことではありますが…釈然としませんでした。
比呂くんが感情に『メカニズム』があるというのは納得がいきます。本人を基盤として使用しているのですから。
しかし…比呂くん以外は…普通のアンドロイドですよね?それとも彼ら彼女らも何らかの本人の情報というか肉体、DNAに関係しているものを使用しているのか?
あみさんに関しては、姿は同じでも本人と全く違うアンドロイドだったのに…比呂くんの学友は本人に近いのはおかしいのでは?と思ってしまいました。
…まっ作成した研究者が違うし、情報交換をしていないから、造りだすアンドロイドの特徴も異なるということかなという風にも感じはしましたが、やはり釈然としませんでしたwww
まっこれは自分の受け取りが異なっているからかもしれませんが。

でも、ストーリーが進むにつれて、登場人物のつながりや、それぞれの望みや、物語の前後関係が明確になっていく構成は実にわたくしの好みで、後半は楽しんで観れました。

あみさんの婚約者(相田士音)が、彼女がアンドロイドと知った際の引き際の速さや気持ちの切り替えというか、感情の移り変わりは、人間味が感じられ面白かったです。

ただ残念だったのは、とって付けたような笑いの部分。
感情で笑うというより、頭であっここは“笑い”だと理解するといった感じ。
テンポのいい早台詞のやりとりのはずなシーンも多くあったのですが…わたくしは、ノッて聞けませんでした。肩透かしというか、そのテンポが自分のテンポと合わなかっただけやもしれません。
プラス、役者さん方々の演技も素敵だったのですが…ちょっと声のトーンが役者さんによってボリュームが違いすぎて、戸惑う箇所もややwww

それを踏まえても、観やすいと思います。
あたしの致死量こんくらい

あたしの致死量こんくらい

ぬいぐるみハンター

BABACHOPシアター(東京都)

2008/08/02 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

遅くなってしまいましたがwww
一応、以下ネタばれにて記述いたします。

ネタバレBOX

うーん、まさか役者3人だけの出演とは?!?!
最初は、マネキン(首だけ)の意味がよくわからなくて、後半でその首を持った役者が4人目を演じるという演出だということに、ようやく気が付きました(汗)
交互に投げ合って4人での会話を成立させるのは面白いと思いました。
そのマネキンの退場の仕方も乱雑で、3人の女性とは対照的にみえて笑ってしまいました。

また、女性(男性にもあるのかもしれませんが)の淡く微かな希望?妄想?欲望?を語る(にすがる)シーンは、変に納得してしまいました(笑)
女性としてはダメダメだけど、女を捨てられず、つい「イケるんじゃ??」的なってしまうところが妙にすんなり受け入れてしまいました。

ただ…わたくし…絶叫系あまり好きではないんですよね。。。
しかも…お芝居をみているというより、コントをみているようでwww
コントもある意味ではお芝居には違いなんですが…自分好みではなかったですね。
面白いところもあるにはあるんですが…入っていけませんでした。


それよりも、お芝居の後の漫才?(漫才師さん?の部と役者さんの部)の方が実に面白かったです。

漫才師さん?は前半はけだるそうに見えましたが、後半はとてもテンポよくみれました♪この日を持って解散といっていましたが…ちょっともったいないような。。。もっと他のネタも見てみたいと思いましたね。

役者さん2人がされた漫才は、男性のテンパリ具合と女性の淡々とした具合がいいですね。まっ若干、男性のテンパリ具合が女性にも移ったのか、もともとなのかはわかりませんが、二人してアタフタしてる感じは可愛らしかったです。

今公演と通常の公演はガラッと違うような事をおっしゃっていたので、すぐに次の公演されるようですが、通常公演を観てみたいですね。
『ジュリエット/灰』

『ジュリエット/灰』

テラ・アーツ・ファクトリー

新宿村LIVE(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

難しいです。。。
難しい世界です。。。

残りはネタバレにてwww

ネタバレBOX

『ライフ・1』
のおじさま4人は、さながら無音コントのようで、
(音楽や足音はありましたが台詞がないので無音という表現を使います)
コミカルにサラリーマンの日常・心情を描いているように見えて
すごく面白かったです。だから10分というシャクが残念?
もっとみていたかった気も、10分で十分な気も♪


『ジュリエット/灰』は、あまり世界観が感じられませんでした…というか私が感じることができませんでした。
恐らくは受け取り側にすべてを委ねているのでしょうが、
心の部分の幻想的な表現という風にみえず、しかし表の部分の表現ではありえないだろうし…
どっちつかずな感じにしかうけとれず、この世界観に全く入れませんでした。

役者さんによっては、すごく印象強い方もいらっしゃいましたが…
おっと?!?!という方もいらっしゃって、
実にチグハグに感じました。またそれも狙いなのかもしれませんが
統一された衣装とメイク。
幻想的にみせたいならば、表現や発生等も統一された方がよりいっそう面白かったのでは?と思います。


ライトの使い方や、見せ方は面白いと感じる所もありましたが…
恐らくはこの世界観が私は苦手なんでしょう。
また、受け取り方に全てを委ねるっというのも私には向かないなとwww
ある程度のセンは欲しいのが私的正直な気持ち。
観た後、いったい何をいいたかったのか、何を考えていいのかわからない感でいっぱいで
ただただため息しかでないというか…気分が一気に堕ちましたね。
どどのつまり、好き系ではなかったというわけですが、こういう世界が好きな人には面白く感じるんでしょうね。

でも一番残念なのはハコ(舞台上)。
大きな柱が二本、デーンっとありまして、座る位置でいくつかの死角をつくってしまうのですよ。
気になるところも柱が邪魔しちゃったりして、舞台に集中できない。


しかし、ジュリエット役っぽい目隠しで登場した女性は可愛かったですね~。
ショートの子(カードを引いて単語をいった子)と丸々団子形をいくつも繋げたように結ってた髪の長い子も印象強かったですねぇ~。
野の人・西行考

野の人・西行考

劇団演奏舞台

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度

少々辛い時間でした。。。
初めて拝見させて頂いたのですが…申し訳ないです、【語り】調ベースがあまり自分が好まないので、正直楽しむことが出来ませんでした。。。

しかし、バンドの方(特にドラムのお方)のあのニコニコとした笑顔と少々大きいリアクション?が結構ツボでした(笑)
効果音を全て?担っているのも新鮮で面白かったです。
特殊効果音ではない素の音なのに、それがマッチしているから不思議です♪

出演されている役者さん方々のまるで歌のハモリのような朗読(?)の重ねあいは、結構な迫力もあり、語りだけではないシーンもあったので、ところどころは楽しめたかと思います。発声もしっかりしてましたし、聞いててすっきりはするんですが…でもやはり講義を受けてる気になってしまい、疲れちゃいました。
西行さんのことが大好き或いは歴史が大好きな方ならあるいはもっと楽しめる舞台だったのかも??

できれば次は、物語的ストーリーを演じる皆さんを拝見させて頂きたいです。

恋人ができないが、もういい

恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

いいとこわるいとこの両面性。。。
よくまとまっていて、ストーリーの構成、展開面白いと思います。
恋愛職の強いお芝居かと思いきや、最初から予想を大きく裏切られ、
どちらかといえば仕事面でのプライド、葛藤、嫉妬、後悔等の人間の感情の重なり合いが強くでたお芝居かと思います。

役者さん方の台詞の重なり合い素敵でした。
日常ではよく目にする光景?、女性の脈絡のない話の飛び方や男性のはちゃけたやりとり。リアルに感じました。

ただ…少なからず恋愛ネタが絡んでいるはずなのに、恋愛に対してぞんざいな感じがしました。
また、なかなかお芝居の中に入っていけず、後半にかけてやっと観られたといった感じを受けたような気がしました。。。

man&woman

man&woman

カラスカ

劇場バイタス(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

初めて拝見させて頂きました。
初めてということで、役者さん方のキャラや劇団全体のリズムをつかむことが出来ず、面白いけれど常連さん方の笑い所についていけませんでしたが、
徐々にその世界観に引き込まれ、どこかに必ず自分のツボに嵌る場所があり、楽しく拝見できました。
次回は、コテコテの友情?青春ものがみてみたいです。

素敵な時間をありがとうございました。

ネタバレBOX

最初の高校生役の二人のしゃべり方がとにかく受け入れがたいものがあり、このまま続いたら…う゛~んと思っていましたが、
どうやら最初の高校生役だけの演出だったようで、我慢してみていてよかったと思いました。

個人的には、「世界中で…」が一番好みです。
自分の中の笑いのツボとまっちしてました。
ボケとツッコミが一番しっくりきたように感じます。

今回は短編集4話という構成でしたが、今度は2時間まるまる1本の話でどれだけ飽きさせないのか拝見してみたいです。
チカクニイテトオク

チカクニイテトオク

掘出者

サンモールスタジオ(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/10 (月)公演終了

満足度★★★

リアルなお芝居
書き込みが遅くなってしまいましたが。。。

考えていたシナリオとほとんど違いましたが、すごく印象に残る舞台でした。
すべてがリアルで、登場人物の考えや想いが想像しやすかったです。
台詞や設定以外でも、それぞれのしぐさや行動が、気がつけば自分もやっていそうな、そんな印象さえ受けるほどでした。
また、観ていてイライラしたり、腑に落ちなかったり、腹が立ったりしたのも、あまりにもリアルに表現できていたのかなと思います。

初めてこういう舞台を拝見しましたが、拝見できてよかったです。
演出の方も、役者さんの方々もすごく実力がある方々なのではと、強く思う作品でした。
次は、喜劇的なものも拝見してみたいと思う劇団さんでした。

素敵な時間を頂けまして、ありがとうございました。と心から思います。

MYMYのコメディーパフォーマンスライブVol.6

MYMYのコメディーパフォーマンスライブVol.6

MYMY(まいまい)

R's アートコート(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/24 (土)公演終了

満足度★★★★

お笑い好きな方、一度みにいってみてください。
初めて、観させて頂きました。
とにかく面白い!!
幅が広く、必ず自分好みの笑いどころがどこかにありライブを楽しむことができました。
使われている映像はわかりやすく、仮にお客さんにウケなくてもウケないところをひろって必ず笑いを誘うという姿勢がとても素敵でした。
また是非拝見したくなるライブで、
素敵な時間をありがとうございますと心から思うライブでした!!

ネタバレBOX

自分のボキャブラリーが乏しい為か、耳が遠い為か、途中聞き取れなかったり周りが笑っているのについていけない時がありました(汗)
しかし、お二人の女装があまりにも可愛く似合っていたので、一気にファンになってしまいました。

一番自分好みのネタは、最後にされた二人羽織です。
あの近い位置というか、あの密着した状態でよくぞタップが踏めたなと思います。
言葉はなくても分かりやすく、すごく面白かったです。

それに場つなぎ用のVTRも素敵でした。
暇をもてあそぶことなく、ひと呼吸もおけ、疲れることなくずっと楽しめるライブでした。

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