SHAMAN-BOY~小角伝~ 公演情報 スーパーグラップラー「SHAMAN-BOY~小角伝~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    素敵な舞台でした。まさにエンターテインメント☆
    もう、ザンヨウコさん大好きです♪素敵でした!!

    また、色男永松さんとダンディな今人さんも素敵でした(笑)
    知っている役者さんも出演されるとあって、この劇団さんを拝見しましたが、いやぁ~見せ方が本当にうまい!劇団さんでした。

    初見にも関わらず、お芝居の世界への引き込み方、そしてその意識を飽きさせることなく向けさせるあの腕!素晴らしいです。

    音・光・ダンス、圧巻です。
    使い方、演出本当に見事と言わざる得ないです。

    ただ…若干、取り入れられた笑いの部分で意味がわからなかった箇所が少々。
    また、ボケてんだかツッコんでいるんだか私にはわからなかい箇所が少し。
    そして…お芝居の本部分が、少し物足りなく感じたのは、きっとダンスシーン等の見事さにお芝居部分が若干負けているように感じた為か、悲しいシナリオだった為か、私にはわかりませんが…うーん、惜しい!っといった印象を受けました。
    …いやっ普通に、お芝居部分も含め面白いですが、もっと…こうもっと何か言葉で魅せるシーンが欲しかったかな…自分好みでいいますとね。
    笑いの部分に関しても、どうやらこの劇団さんのモットーが「ボケ倒し」らしいので、アリといえばアリ。まっこの辺は観た人の好みですがね。

    公演は終了してますが、あとはネタバレにてwww

    ネタバレBOX

    【内容】※一部自分で作成してますが…ご了承下さい。
    それは、未だ獣と人との距離が近い昔の話。
    そして神が存在し、強い憎悪によって人も国をも呪われていた時代。

    その昔、夫婦の神が存在していた。
    いつかし夫婦の間には赤い溝が出来、2人の間に呪いが生まれた。
    「お前の国の民を1日1000人くびりころそう」と。。。

    時は流れ(?)…
    とある雨の日、一人の女が幼子を抱えてとある寺へと訪れた。
    己の命と引き換えに守った幼子を比丘尼(びくに)に託しその短い命に終わりを告げた。
    比丘尼(びくに)には女の追っ手に偽りという形で幼子を守りそして京より離れしある寺へと預ける。

    そして物語はその京より離れた山の中から始まる。
    二匹の鬼を従えた伝説の男と共に、友人を助けるべくその少年の行き先は京。

    京ではあの日の女が己が幼子を探し、その強い想いと帝への怨みがあの血まみれの神をも蘇らせた。

    帝の妻、奥方は晴明に助けを求むも力及ばず。
    希望は二匹の鬼を従えた伝説の男とあの少年。

    少年の旅はまさに今始まった。その旅への始まりを知る事が出来るのも、その旅がそして少年の未来が幸か不幸かは目にしたもののみぞ知る。

    ただの時代劇じゃ終わらないその世界、スーパーグラップラーが送る、大スペクタクル平安絵巻。



    【感想】
    舞台始まり、暗闇から音が響く。ライトアップ、そして幻想的な2人の神。
    その神の物語の語りから始まる。
    ここでいっきにお芝居の世界へとズルズル引き込まれる。
    神役の二人の動きは神秘的で、また二人の間に照らされる物語の文字は語られるよりも深く観るものの気持ちをグッと掴む。

    ただ…テロップはやっ。
    きっとあれがギリギリ読める長さの表示時間でしょうが…神役の方の動きが気になって…追えない。。。
    若干見逃してしまい悔しいです。。。

    そして、頭のOP映像と役者の登場が実にみごと!
    以前、とある劇団さんもOP映像とその映像に合わせて役者さんを紹介するっという形をとられたんですが…いやぁ~役者の名前と役者の動きを追うのに必死になって楽しむどころではなかったなぁ~。
    でも、この劇団さんのOP映像と役者さん方の登場は、タイミングばっちり、役者さんの名前も役者さんの動きもギリ追えました(笑)
    映像のクオリティーもまた高い。
    そしてダンス!ハイウェイのミュージカルを思わせるようなダイナミックで、舞台場に出てははける止まらないOPダンス♪光がまたうまい具合に舞台を彩るその様は撮られ編集された映像をみているかのようでした。

    物語がはじまり、ボケボケボケ通し。
    一番面白かったのは、帝役の方のアムロ?コウダ?嬢のモノマネ??(笑)
    いやぁ~本当に可愛かったですわ、帝☆
    シスコムーン♪(笑)

    一つ一つ丁寧に物語を組み立て、それを繋げていく。
    舞台になれていなくても観やすい仕上がりになっています。


    「家も身体も何も残して上げられないけど、気持ちだけは残していくから」
    という言葉の繰り返し以外にも、全体的にも繰り返しという形はあり、それは物語をつむぐ構成や台詞にふんだんに使われている。
    そのいくつもの繰り返しが『歴史は繰り返す』という言葉と重なってしまうのは私だけだろうか。
    そして犠牲なくしては先へ進めないという過酷さ、悲しさが現実に最も近いような気がしました。
    強さとは何か、悲しさとは何か、そして想う気持ちとは何か。
    いろんものがいろんな形でつまった作品といえましょう。

    ただ、少し物足りなく感じてしまうのは、この話が決して幸せな気持ちになるハッピーエンドでないからなのか、ダンスやその他の演出に展開や結末にもっともっと何か!と求めてしまうからなのか…全体を丁寧にみせているから尺的にも仕方が無いとは思いますが、結末、もっと厚くみせて欲しかったですね…あくまでわたくし的感想ですけど(汗)
    でもキャラは本当にそれぞれが魅力的。
    中でも前・後鬼。鬼なのに妙に人間っぽくて、最初は半吾に次なる役小角になって自分達を解放しろといっていたのに、最後は一緒に旅することを楽しんでいるような…進んで共に旅するその様が人ではないのに人としての温かさが面白かったです。
    そして、森のたぬき役の方が登場しあるくと、ゲーム音の足音が意外に気に入りました。しかし、たぬきさん…本当は強いのでは??なのに餌対象って(笑)


    役者さんに関しては、皆さん芸達者さんです。
    今回の舞台で、一番呪文(?といっていいのかな?)の台詞をかっこよく唱えていたのは、後鬼役の原田さんですね。
    あのちょっと低めの声が呪文にしっくりくるのか、すごくかっこよかったです。
    またあの体と世話焼き加減、惚れちゃいますね。

    そして面白かったのは永松清明氏。いやぁ~使えない陰陽師のはずが、何気に活躍してますよ?(笑)
    キリッとした流し目に、ニヒルな(?)笑い。素敵でしたわ。

    前鬼役の伊藤今人さんもまた熱い鬼役やってました。
    どんな役でも彼の熱さと男前な味が出て、彼独自のキャラに成り立っていて面白いですわぁ~。

    一緒に観にいった友人と半吾役の方が割と若くみえるのにうまいねぇ~と話していたら、あぁ~あの川野さんだったんですねぇ~。
    どおりで(笑)

    そして、トータル一番はザンヨウコさんでしょう♪
    笑いに関しても、シリアス場面でも彼女の存在は不可欠。。。私にとっては(笑)
    笑うところはしっかり笑わかせてくれ、聞かせるところは聞かせてくれる。うーん、素敵な役者さんです。


    観て損のない舞台でした。出来れば2回観たい舞台です。

    3

    2008/10/09 22:30

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  • > OJ
    ありがとうございます!!そんな素晴らしいだなんて(//v//)ゝ
    長々と、書きたいことをまとめられないともいいますが(爆)

    気に入ってしまうと、ついつい何でもかんでも感想を書きたくなるんですよね。
    だから私の感想をみると気に入っているかいないかがわかりやすいといわれます(汗)
    でも自分好みの作品と出会うとどうしても熱が入ってしまいますよね。

    そうなんです。題材も面白そうなので千秋楽前日に公演中だと気付いたにも関わらず、観にいってしまったこの舞台。
    予想ではもっと陰陽師っぽいものを想像したんですが、いやいや人間ドラマを熱く魅せてくれました。

    はい♪素敵な体験させてもらえてよかったです♪


    > みさ
    あら?みさも観にいってたの??
    そうなのよ、ダンスや映像には圧巻させられるんだけど…内容?お芝居の方がねwww
    平穏?というか笑いとかすごく入れ込んでいるんだけど…淡々としてるというか、もっとこうひねって欲しいなココ!とか、殺陣のシーンをもっと魅せて欲しいなとか、恐らくは普通にいいお芝居なんだろうけど、ダンスや映像の迫力に負けてしまって、物足りなさ感を出してしまっているんだろうなって感じですわ。

    へぇ~この劇団さんは、毎回踊りで魅せてくれる劇団さんなんだ。
    前作も好評みたいだったし、観てみたいな。
    DVD売ってたから買おうかなと悩んだんだけど…ちょっと前に公演が面白くて前作品のDVD買ったとある劇団さん…うーんDVDの作品つまらなかったのよね。
    音レベルが小さくて台詞があまり聞こえないし、カメラのふりも若干みずらくて購入失敗ってなことあったから、買わなかったのよねwww
    …買えばよかったかしら(爆)

    えっとね私が観て感じる限りでは、今回のお芝居は劇団コーヒー牛乳さんの時のような、ザンヨウコさんのアドリブ一人コントっぽいところはなかったよ。
    でも彼女のボケシーンは爆笑でした。そして可愛かった♪
    そして、ザンヨウコさんも踊ってましたぞ♪

    2008/10/10 02:15

    ザンヨウコ、彼女が登場するだけで、何故か笑ってしまう存在感。すごいよね?
    今回、彼女はアドリブはなかったのでしょうか?
    それにしても、スーパーグラップラーは毎回、踊りで魅せますね。
    前作もパワーがあって舞台の作り方も上手でした。
    しかし、物語にうねりがなかったですね。
    動きに躍動感はあるのにストーリーが物足らない感覚がありました。



    2008/10/10 00:59

    相変わらず、詳細なレビュー、素晴らしいですね・・。

    ストーリーもそうですけど、それぞれのキャラを丁寧に描写している部分、とっても感心します。
    観る目ももちろんですけど、舞台作品に愛情を持って臨まないと、なかなかここまで書けないでしょうね。

    作品としては、プロットと言うか、全体の構成も、とてもいい感じですね・・。
    個人的にも、こういう題材はとても興味を覚えます。
    そしてダンスシーンも秀逸と・・。

    素敵な世界を体験できて、良かったですね・・。

    2008/10/10 00:20

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