すべて君に宛てた手紙 公演情報 enji「すべて君に宛てた手紙」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    初心者・初見の方にお勧めです。
    『私から貴方へ』の方を拝見させて頂きました。
    enjiさんは初めて拝見する劇団さんですが、劇団観賞お友達のみささん伝手で拝見したのですが、いやぁ~お噂通り素敵な劇団さんでした!!
    素敵な時間を頂けてありがとうございます!!

    29日(日)までご公演中ですので、以下ネタばれにて表記します。

    ネタバレBOX

    場内に入ると、本当にモデルハウスに来てしまったと思えるほどの素敵なセット。
    何度か足を運んでいるoffoffシアターで、結構なこじんまりした場内のはずなのに、セットには広さを感じ、観客席はつめすぎず且つ、広すぎずで見やすい環境ですね。
    舞台を観慣れている人でもそうでない人にも好感が持てる対応ですね♪
    そして、物語がスタートする前に、本編で出てくる住宅販売会社「大南住宅」のテレビCMを流し始めるのは予想外。
    しかも本物のCMとかぶせているのが、変にリアルでした。
    CMのおかげで、物語がスタートする前に観る態勢が出来上がり、スムーズにお芝居の世界に入れたと思います。
    そして、その雰囲気を壊すことなく携帯の電源offを示唆する役者さんの仕草はGoodでした。
    そして、その仕草で携帯をoffしたのは、他の誰でもなく自分です
    σ(///▽///)

    さてさて、ここからわたくし的勝手な見解&解釈、言い回しを使って書きますので、あしからずwww
    あっまだ公演中ですので、なるべく本編を具体的に書かないようにはします。。。
    まっ観た人は本編わかってるだろうしwww

    【内容】
    とある日、住宅販売のモデルルームにアルバイトがやって来た。
    そのアルバイトは、販売の仕事をするのではなく、顧客にスムーズに売る為に用意されたサクラ(偽装者)であった。
    アルバイト者も自宅購入を考え、いろいろな家を見て回れるということでアルバイト志願したのであった。
    しかし、そこに居たのは客を見ず『売る』ことしか考えていない社員と何の因果か元妻。
    そんな〝ある日〟は彼らに色んなコトを起こし、感じさせ、そして創り始める。
    変わる者は変わり、変わらない者は変わらない。
    それでもその一日に終わりはくる。
    終わりの時、彼らを変えたのは一通の手紙とその返事。
    それらは変わった者だけが受け取ることができる心の手紙。
    さぁ、アナタには書けますか?そして受け取ることができますか?

    心温まる物語が今始まります。
    大切な人がいるアナタへ。。。


    【感想】
    いやぁ~。一言でいうとわかりやすい上に面白い!!
    お芝居の設定がしっかりしている分、余計な勘ぐりや裏を考えることなくストレートにお芝居を楽しめるかといった感じですかね♪
    裏を読むのが苦手な私にはもってこいのお芝居です。
    また、しっかりとした土台の上で、人のすれ違いや勘違いの面白さが各場所にめぐらされているので、どんどんその面白さに心奪われてしまいます。
    ただ、全てが万人ウケするわけではないので、わたくし的に話の中に「う゛~ん(ー'`ー;)」な箇所もありますけど、でも全体的には私好みな笑いでした♪
    自分が思う与えたい情報と、相手が受け取る情報は必ずしも一致しないという面白さ。いやぁ~好きっすわぁ~。(*´艸`)
    そして、物語上で目を引くのは分かり易い物語だけでなく、その中で、しっかり喜怒哀楽が創られていて面白い。
    ただ残念なことに、ちょっと哀の部分に違和感を覚えてしまいましたwww
    笑いの部分の間は実に私好みなんですが、シリアスシーンが…ちょっと集中が切れちゃうっというか、飽きちゃうっていうか…涙流すまではいかなくても、心熱くするシーンのはずなのに…なぜか入りきれなかったのが残念。。。

    あっもう一つ目を引くのは、役者さん。
    皆さんそれぞれにいい味をお持ちですよねぇ~(´ー`)
    (間違えていたらすみません)これって、おそらくは朝倉(役名ー風戸パパ)さん目線で展開していくように感じたので、主役は風戸パパさんですよね??あっでも「私から貴方へ」だから…ママさんのが主役??ダブル主演??…わからないので、パパさんが主役ということでいかせてもらいますwww
    でも、パパさんよりも脇を固めるキャラの方が濃くて、パパさん主役のはずなのに…影薄い?っと感じてしまいました。
    でも逆にだからこそ、共感もてたのかもしれませんね。
    普通だから、有得る心のすれ違いだからこそ、共感もて感情移入がしやすいのでしょうね。
    でもそれだけじゃ面白みにかけるから、周りを個性的かつ遊び心満載で演出されたのかしら??(゚~゚)
    それぞれのキャラ設定がもう一つ一つマッチしていて素敵ですわ♪
    演出もさることながら、役者さんの演じの実力もあるのでしょうね。

    特にお気に入りは、豊田(役名ー徳永)さん。
    いやぁ~彼最高ですよぉ~(*´艸`)
    あの髪…一体、最初どうしてたんでしょう??…やはりヅラ?(笑)いやっウィッグですかねぇ~。
    サクラ少年になって再登場した際、かなり噴出してしまいました。
    しかも、本筋とは関係ないところでいろんなネタをかましてくれちゃって、本筋より彼を追ってしまうほど、かなりツボに嵌って観てました♪

    そして原田(役名ー田中)さん。
    最初のアルバイトをお客に置き換える対応は、もう掴みはOKってな感じですわぁ~♪
    ある意味で彼女が一番の常識人?日比野さんの仕事ぶりを認め、上司にもきちんと違うことは違うといえる彼女は素敵です。

    三嶋(役名ー日比野ママ)さんもきっちり表と裏の顔の使い分けや心の痛みを演じていて、気持ちのいい役者さんでした。

    木村(役名ー熊井)さんと千代延(長谷川)さんは…本当に腹が立つほど嫌な社員さんでした(笑)
    あぁ~いう上司、いそうですよねぇ~。


    私の中で、通常考えうる手紙を逸脱した手紙という形をみることができてよかったです。
    そして大好きなハッピーエンドであり、観て顔がニヤけてしまうぐらい自分好みのお芝居でした。
    お気に入りの舞台ができてよかったです♪
    もう一つの『僕から貴女へ』も観たいと思いました…残念ながら観にいけませんが。。。
    僕バージョンが一体どうゆう風に演出しているのか気になるところです。

    次回の舞台が今から楽しみです♪
    紹介してくれた、みささんに感謝です。
    29日の千秋楽まで、体調に気をつけてがんばってください。

    4

    2009/03/22 22:02

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  • OJさん>

    いやぁ~、OJさんこそ毎回ありがたいコメント、どうもです♪
    そういって頂けると、書いた自分も嬉しくなります!!

    そうなんです!!分かり易い!!コレ一番!!
    次の作品が今から楽しみな劇団さんにあえました♪

    2009/04/01 21:30

    おお、久々・・。
    相変わらず詳細なレビュー、今回は観ていない自分にも思わず情景が浮かんでくるような・・。
    素晴らしいですね・・。
    それも一人一人の役者さんについてのコメントまで・・。
    ここまで気にかけてくれれば、演じた方も役者冥利に尽きるでしょう・・。


    enjiさんの良いところは、やはり観るものにわかり易い作品作りをするところでしょうね・・。
    そこで最後はいつも優しい結末が待っている・・。

    to-yaさんのレビュータイトル『初心者・初見の方にお勧め』、これは劇団にとっても、最高に嬉しい賛辞でしょうね・・。

    2009/03/23 16:24

    みさ>
    はぃ♪嵌ってしまいました♪
    うんうん、そうだもん(笑)
    そして、確かに一家に一台欲しいっす!!(*´艸`)

    彼はいくつかわからないけど、素敵な笑顔もってるし、少年役ぴったりだね。
    50になっての少年役…かなり観たいかも(笑)

    彼のほかの演技をみてみたいなぁ~。

    2009/03/23 01:34

    おお~、相変わらず丁寧に詳細を書いてくれて・・さぞかしenjiさんも、涙を流して喜ぶでしょう。(^0^)
    やっぱり、豊田にハマリましたかー、彼、いいよね~。
    あんな感じの新入社員、いそうだもんね~。。 電子レンジみたいなキャラだー。一家に一台必需品!(苦笑!)
    確か・・豊田は前回も少年役だったような・・。
    彼は50になっても少年役でいけそうだー(^0^) 少年よ大志を抱け!

    2009/03/23 00:52

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