ペダルをめっちゃ漕ぐ 公演情報 Theatre劇団子「ペダルをめっちゃ漕ぐ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    初見にも関わらず、違和感なくすごく楽しめました。
    初見の劇団さんだと、やはりどんな役者さんがいらっしゃるのかわかりませんし、どんな雰囲気の劇団さんなのか把握していませんので、不安だったのですが、
    そんな不安はすぐにふっとばせるぐらい楽しめた舞台でした。

    最初の諸注意の放送の際、『上演時間は2時間20分となっております』と聞いた時に失礼ながら「ながっ」と思ってしまいましたが、テンポのよい話の展開と素敵な笑いでまったく飽きさせもせず、ぐいぐいと舞台の世界に引き込まれ、素敵な時間を過ごせました。
    公演終了後は、顔がニタニタが止まらず仕方ありませんでした(笑)

    是非是非、他の公演や次回の公演も拝見したいと強く思うほど実力のある劇団さんかと思います。
    また、お客さん層も幅広く、若者からご年配の方までいらっしゃったのにもかかわらず、全体的に笑いが途切れず、どんな客層のニーズにも対応しているのは本当に凄いと感嘆しました。

    時間があれば、何度も観たいですね。何度観ても飽きない舞台でしょうね♪

    現在、公演中ですので、以下ネタバレにて記述。。。

    ネタバレBOX

    限定10個の“ちゅる団子”頂きました。
    すごく後ろの席で、しかも配りにくい中ほどの席だったので、貰えないと思いつつも、あまりにも楽しい舞台を拝見させて頂いたので、テンションが高く元気よく手をあげましたら、田中さんがわざわざ近くまで来て下さいました♪
    本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
    …なのに、ちゃんと声をだしてお礼ができず、一礼だけの失礼な自分を許して下さい。。。


    さてさて、本内容ですが、本当に素敵!面白い!!しか出せません!!
    最初、自転車に乗るシーンをどうするのだろうと、公演前に色々と考えておりまして、自分的結論パントマイムかしら?と思っていたのですが、愕き!実際にローラー台で走るとは!!
    私が知る限り、あのローラー台は簡単ではないはず!!バランスはもとより、体力は相当必要でしょうし、それなのに台詞までとは?!本当に愕きです。

    ストーリー的には、話が進むにつれて話が読めはしますが、
    全くあきさせないあの構成と演出は素晴らしい。
    特にペス(犬)の語り調というのが面白い。特にペス役の田澤さんの透き通るあの声と人懐っこそうな感じがとてもマッチして全く違和感がありませんでした。
    ペスの言葉と人間の言葉の食い違いが、現実にありそうで笑えました。
    話の途中で「体が重い」「疲れがとれない」という台詞で、話の終わりで旅立ってしまうのだろうなと思い胸が熱くなりましたが、最後のそのシーンでは涙よりも不思議と微笑みが…先代の元に馳せんじり報告する彼?彼女?ペスの姿が目に浮かび温かい気持ちになりました。

    この劇団さんの味であろう『笑い』は、本当にツボにはまります。
    どの役者さん方々もそれぞれにいい味があり、それがうまい具合に劇中で引き出されていますが、特に面白かったのは、
    田中さん(堀ちえり役)と土橋健太(氷室恭一役)でしょう。
    田中さんはどの場面にいても強烈でつい目が彼女を追ってしまいます。
    そして、自転車のストッパーがかからず客席へ倒れてしまうというハプニングにも笑いで対応して下さり、田中さんは大変だったでしょうが、このハプニングがわたくしにはお得な気がしました(笑)
    土橋さんは、ペスとのやりとりが得にツボにはまりました。
    少しダークな感じなのかな?と思いきやツンデレキャラ?(笑)後半はみんなにイジられ可愛かったです。
    しかし最後の方まで「ひーくん」をひっぱっていたのはかなり面白かったです。

    全体的に箇所箇所に笑いを忘れない、必ずといっていいほど笑いがどこかに隠れているあの感じは大好きですね。

    しかしながら、わたくしが一番親しみを感じたのは沢城さんの姫子役でしょう。
    彼女の母親に対しての寂しさや疎外感がすごく理解できます。
    また、沢城さんは素敵な声をお持ちで!その声と彼女の母を呼ぶ「お母さん」という台詞、本当に切なくなりました。
    最初は長女に無関心な母という感じで、私は母親の富子があまり好きではなかったのですが、姫子が自転車に乗るのを手伝うシーンをみて、言葉とコミュニケーションの大切さをしみじみと感じ、富子が温かい母親像に変わりました。

    そして、自転車なくして語れないこの物語。
    最後のレースシーンの迫力、緊張感は素晴らしかったです。
    最初のOP映像で道がなぜ客席の反対側に進むのかと不思議だったのです、この場面で車田チームが舞台で走るからだったんですね。
    映像のおかげで、ぐっとシーンを想像しやすかったです。
    ただ、残念なのは走り続けられなかったこと。
    シーン的に脱落する場面だったので止まっても問題はないとは思いますが、残念ながら自分には舞台の雰囲気が崩れてしまった風に感じてしましいました。
    それに最後伸一が走りながら暗転のシーンも理想、“走り続けている”のでしょうか…やはり実際に走るプラス台詞、しかも『走り続ける』というのは難しいですね。
    何が起こるかわからない。これが舞台の怖さであり、面白さ。
    実際に観ているこちらまで息を呑んでしまうほどのすごい緊張感を肌で感じることができます。

    最後になりましたが、OP映像も素敵でした♪
    割と舞台上に物があふれているのに、スクリーンを使わず、舞台にそのまま映像を流しているのにもかかわらず、観やすいのにはびっくりしました。
    映像もかなり独特でいろんな手が加えられていて面白い。
    そして、告知紙も可愛いですね。階段にこれまでの公演の告知紙らしきものが貼ってありましたが、全て同じ人形?を使用したもの。
    いやぁ~可愛いです♪

    また次回公演、是非是非拝見したいです。
    お気に入りの劇団が出来ました♪

    4

    2008/08/22 09:33

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  • みささん、コメントありがとうございます!
    「観ておけば良かった」と言っていただけるのも、本当に有り難く思います。
    次回公演は是非ぜひ、みささんにもご覧になっていただけるよう、願っております。

    …コピーロボットとか、本当に欲しい瞬間ってありますよね。。

    2008/09/02 16:38

    to-yaさん、アツいコメント誠にありがとうございます!!
    チュル団子もゲットしていただけたとは、本当に嬉しいです。
    舞台もあます所なく楽しんでいただけたようで…!
    こんなに嬉しいコメントはありません、役者の名前も沢山覚えてくださって有り難うございます。

    期せずして、ハプニング満載のあの回でご覧いただいたのは、本当に申し訳ございません。。

    劇団員だけで挑んだこの公演、諸々反省し、次回以降に生かしていきたいと思います。
    今後とも是非楽しみにしてやってください!

    余談ですが、ペスは「彼」ですね。劇中で明かせずすみません;

    2008/09/02 16:36

    そうなのよ!!かなり素敵な劇団さんでした♪
    思う!!満足評価が高い劇団さんを後で知ると…悔しいよね( ̄з ̄;~♪

    本当、二つ欲しい!!そしたら…本当、有意義に?過ごせるでしょう!!

    2008/08/25 09:24

    ここの劇団、非常に評価が高いよね~、全て満点だもの。
    う~ん。。惜しい。観ておけば良かった。
    芝居は観るまで分からないから、☆5つの評価が並ぶと観なかった事が悔やまれる。
    だからって、もう予定は一杯でどーにもならんのですww

    体が二つ欲しい。(><)

    2008/08/22 10:53

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