ペダルをめっちゃ漕ぐ 公演情報 ペダルをめっちゃ漕ぐ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    DVDですが
    観たかった「ペダル~」を
    や~っと観ることができました


    いい!!

    2時間20分という時間だけを考えれば
    かなり長い舞台なんでしょうが
    それを全く感じさせないテンポ、展開で
    飽きることなく最後まで楽しめました


    いったい何時になったら漕ぐのかと
    良い意味で焦らされまくりでしが
    終盤、あんなにまで漕いでくれるとは…(;´▽`A

    あれだけ漕ぎながらの台詞
    大変だったんでしょうねぇ


    そして何よりも
    この舞台の見所は“ペス”でしょう

    すべてを見守った“ペス”が
    幸せな気持ちいっぱいで(天国に)旅立つ時…

    感動しちゃいました


    ホントにいい劇団だなぁ


    地方在住のため
    生で観る機会は滅多に訪れないでしょうから
    少しずつでも
    DVDにて過去の作品を観ていこうと思っています(*・∀-)☆

  • 満足度★★★★★

    ペス可愛いっっ!!!
    賞味期限偽装疑惑をキッカケとして経営難に陥った老舗和菓子屋が評判を取り戻すべく設立した自転車部の奮闘記…と言っても、スポ根系ではなく自転車部はサイドストーリー的に併行して描くにとどめ和菓子屋従業員・家族の人間模様を中心に据えた物語。
    2時間20分(休憩なし)もの長尺でありながら、短篇連作風に要所要所を描くことでテンポ良く見せてクライマックスのレースシーンに持ち込むので実時間ほどは長く感じず。
    またこのレースシーンの見せ方が画期的と言おうか前代未聞と言おうか、そのアイデアに脱帽。
    さらに装置の一部が、工場のシーンではありがちな中2階なのにレースシーンではコースを見通せる高台になるのも上手いし、舞台の床がいかにも工場の床っぽく仕上がっていたのにも感心。

  • 満足度★★★★

    自転車がいい!
    私がプロデュースを行っている劇団、WHATCOLORの第8回公演「カメコが笑った日」と第9回公演「フィルムと夕凪」の作・演出を担当してくださった石山英憲氏が主宰する劇団「Theatre劇団子」を観に行った。

    今回は、劇団員のみの公演という事で、どのようなチームワークになるのか、また、新人オーディション出身組がどのような役どころで、どのようなお芝居をするのかを、とても楽しみにして会場の赤坂RED/THEATERに足を運んだ。

    上演の前のアナウンスで、上演時間が2時間20分と言われた時、かなり驚いたけど、いざ舞台が始まってしまえば、あっという間に物語に引き込まれ、長さを全く感じなかった。

    この物語の重要なアイテムになっているのが自転車。

    多くの人が一度は自転車に乗った事があって、それぞれの中にきっと思い出が残っている気がする。坂を上るつらさとか、風を受けてペダルを漕ぐ気持ちよさとか。

    そうした事すべてが、この芝居を観ながら頭の中に蘇ってくる感じ。

    「ペダルをめっちゃ漕ぐ」は、心がじんわり優しくなって、ちょっぴり熱くなるとても素敵な芝居だった。

    個性豊かな俳優達の魅力を生かし切り、全員の見せ場をしっかりと描かれた、Theatre劇団子らしい群像劇で、石山さんならではの心に響く台詞が、随所にちりばめられていて、笑い、泣かせて頂いた。

    ネタバレBOX

    後半のレースのシーンでは、いろんな意味で(笑)はらはらし、一瞬「素」に戻ってしまいそうになったが、俳優の皆さんの熱い演技で物語に引き込み直させて頂いた。

    ローラーの上で、文字どおりペダルをめっちゃ漕ぎつつ、きちんと芝居をする。

    リスクの高い演出をあえて取り入れた石山氏の勇気は、ホントスゴイと思った。また、劇団員のみで作った座組の強さみたいなものを感じ、うらやましくもあった(笑)。

    恒例の気になった俳優シリーズだが(いつから恒例になったかは謎)、今回も二人。

    まずはストーリーテラーの犬、「ペス」を演じた田澤佳代子さん。

    人なつっこそうな笑顔と、良く通る声がとても役にはまっていた。

    私自身が、実家で犬を飼っていた事もあって、次第に衰えていく「ペス」の姿は、涙なしでは見られなかった。

    「ペス」が生きた記憶を、そして、一緒に過ごした時間を忘れないでと語るシーンは、とても気に入ったシーンの一つ。

    ずっと舞台上にいる役だったから、稽古を含めとても大変だった思うが、明るく元気に演じている彼女の姿は、とても素敵だった。

    そして、亡くなった先代社長の妻で、二人の子どもの母親役、「車田富子」を演じた斉藤範子さん。

    会社の再建に奔走し、娘や息子に無関心に見えるのだが、実は、静かにしっかりと自分の子ども達を愛している母親「車田富子」の姿は、物語の大きなファクターとなっていて、印象的だった。

    特に、娘の姫子が自転車に乗るのを手伝うシーンでは、暖かい母親の姿がすごく素敵に描かれていて、いつも自分の母親を泣かせてばかりいる私は号泣(笑)。

    私的には今回のベストシーンとなった。

    静かに感情表現を行いつつも、物語のキーとなっていて、少し自分より年上という難しい役どころを、斉藤範子さんはとてもうまく演じられていたと思う。

    このTheatre劇団子を初めて観た時から、私は彼女のファン。前作「遥かなる山でヤッホッホ」で、とても存在感のある、素敵な演技をしていたので、今回はどんな姿を見せてくれるのかを楽しみにしていた。

    終始着物姿の斉藤範子さんは、今回もとても美しく、素敵だった。

    演劇プロデューサーとしていつも言っている事なのだが、私は群像劇を舞台で行うときに一番大切なのは、俳優同士の信頼関係だと思っている。いくらきちんと芝居をしても、出演者同士の距離感というか、空気感がうまく作れなければ、お客様の心には届かないと思う。

    そう言う意味で、Theatre劇団子の劇団員だけしか出演しなかった今回の公演は、その空気感がとてもうまく作られていた。

    とても楽しい時間を過ごさせて頂いた。

    数日後、記念パンフレットのキャスト紹介のページを観て、にやり。

    布袋寅三郎と氷室恭一。早見優子に堀ちえり。そして田原俊雄。

    石山氏の冗談さかげんに拍手(笑)。
  • 観ました
    自転車が落ちないか、ハラハラしながら観ました。

  • 満足度★★★★

    満足!
    初見の劇団だったので、上演時間2時間20分とアナウンスが入ったときには、正直「なが!」と思いましたが終わってみれば話の中に引き込まれて長さを感じませんでした。
    他の作品も観てみたいと思った劇団でした。

    ネタバレBOX

    最後の自転車レースのシーンは途中で止まってしまうと観てる方のテンションも下がってしまい、残念でした。必死に続けようとはしていたようですが・・・
  • 満足度★★★★

    勢いを感じました。
    名前は聞いたことがあったのですが、初めて観させていただきました。
    映像を多用したオープニングや、常連さんのしょっぱなからの笑いに「あ、やっちゃったかな?」と思ったのですが、話が進むにつれ、「本物だ」とおもいました。
    初めに2時間20分と聞き、「長い」とおもったのですが、体感時間としては、全く気にならなかったので、素晴らしい。
    センスが良いな、と思ったのは、笑いが独りよがりでも、身内ウケでも、媚びているでもなかったところ。さっぱり気持ちよく笑えて、いやな感じが残らない、キレのいい笑いでした。
    そして、笑いだけでなく、ストーリーがしっかり作られていて、変にご都合なところも無く、最後まで楽しく話を追っていけました。
    自転車もめちゃ漕いでましたね。バランスが難しいんじゃないかな。緊張感が客席まで伝わってきました。
    それぞれの役者さんが、本当に生き生きしていて、すごく健康的なものづくりをされる集団なんだろうな、と思いました。

  • 満足度★★★★★

    初見にも関わらず、違和感なくすごく楽しめました。
    初見の劇団さんだと、やはりどんな役者さんがいらっしゃるのかわかりませんし、どんな雰囲気の劇団さんなのか把握していませんので、不安だったのですが、
    そんな不安はすぐにふっとばせるぐらい楽しめた舞台でした。

    最初の諸注意の放送の際、『上演時間は2時間20分となっております』と聞いた時に失礼ながら「ながっ」と思ってしまいましたが、テンポのよい話の展開と素敵な笑いでまったく飽きさせもせず、ぐいぐいと舞台の世界に引き込まれ、素敵な時間を過ごせました。
    公演終了後は、顔がニタニタが止まらず仕方ありませんでした(笑)

    是非是非、他の公演や次回の公演も拝見したいと強く思うほど実力のある劇団さんかと思います。
    また、お客さん層も幅広く、若者からご年配の方までいらっしゃったのにもかかわらず、全体的に笑いが途切れず、どんな客層のニーズにも対応しているのは本当に凄いと感嘆しました。

    時間があれば、何度も観たいですね。何度観ても飽きない舞台でしょうね♪

    現在、公演中ですので、以下ネタバレにて記述。。。

    ネタバレBOX

    限定10個の“ちゅる団子”頂きました。
    すごく後ろの席で、しかも配りにくい中ほどの席だったので、貰えないと思いつつも、あまりにも楽しい舞台を拝見させて頂いたので、テンションが高く元気よく手をあげましたら、田中さんがわざわざ近くまで来て下さいました♪
    本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
    …なのに、ちゃんと声をだしてお礼ができず、一礼だけの失礼な自分を許して下さい。。。


    さてさて、本内容ですが、本当に素敵!面白い!!しか出せません!!
    最初、自転車に乗るシーンをどうするのだろうと、公演前に色々と考えておりまして、自分的結論パントマイムかしら?と思っていたのですが、愕き!実際にローラー台で走るとは!!
    私が知る限り、あのローラー台は簡単ではないはず!!バランスはもとより、体力は相当必要でしょうし、それなのに台詞までとは?!本当に愕きです。

    ストーリー的には、話が進むにつれて話が読めはしますが、
    全くあきさせないあの構成と演出は素晴らしい。
    特にペス(犬)の語り調というのが面白い。特にペス役の田澤さんの透き通るあの声と人懐っこそうな感じがとてもマッチして全く違和感がありませんでした。
    ペスの言葉と人間の言葉の食い違いが、現実にありそうで笑えました。
    話の途中で「体が重い」「疲れがとれない」という台詞で、話の終わりで旅立ってしまうのだろうなと思い胸が熱くなりましたが、最後のそのシーンでは涙よりも不思議と微笑みが…先代の元に馳せんじり報告する彼?彼女?ペスの姿が目に浮かび温かい気持ちになりました。

    この劇団さんの味であろう『笑い』は、本当にツボにはまります。
    どの役者さん方々もそれぞれにいい味があり、それがうまい具合に劇中で引き出されていますが、特に面白かったのは、
    田中さん(堀ちえり役)と土橋健太(氷室恭一役)でしょう。
    田中さんはどの場面にいても強烈でつい目が彼女を追ってしまいます。
    そして、自転車のストッパーがかからず客席へ倒れてしまうというハプニングにも笑いで対応して下さり、田中さんは大変だったでしょうが、このハプニングがわたくしにはお得な気がしました(笑)
    土橋さんは、ペスとのやりとりが得にツボにはまりました。
    少しダークな感じなのかな?と思いきやツンデレキャラ?(笑)後半はみんなにイジられ可愛かったです。
    しかし最後の方まで「ひーくん」をひっぱっていたのはかなり面白かったです。

    全体的に箇所箇所に笑いを忘れない、必ずといっていいほど笑いがどこかに隠れているあの感じは大好きですね。

    しかしながら、わたくしが一番親しみを感じたのは沢城さんの姫子役でしょう。
    彼女の母親に対しての寂しさや疎外感がすごく理解できます。
    また、沢城さんは素敵な声をお持ちで!その声と彼女の母を呼ぶ「お母さん」という台詞、本当に切なくなりました。
    最初は長女に無関心な母という感じで、私は母親の富子があまり好きではなかったのですが、姫子が自転車に乗るのを手伝うシーンをみて、言葉とコミュニケーションの大切さをしみじみと感じ、富子が温かい母親像に変わりました。

    そして、自転車なくして語れないこの物語。
    最後のレースシーンの迫力、緊張感は素晴らしかったです。
    最初のOP映像で道がなぜ客席の反対側に進むのかと不思議だったのです、この場面で車田チームが舞台で走るからだったんですね。
    映像のおかげで、ぐっとシーンを想像しやすかったです。
    ただ、残念なのは走り続けられなかったこと。
    シーン的に脱落する場面だったので止まっても問題はないとは思いますが、残念ながら自分には舞台の雰囲気が崩れてしまった風に感じてしましいました。
    それに最後伸一が走りながら暗転のシーンも理想、“走り続けている”のでしょうか…やはり実際に走るプラス台詞、しかも『走り続ける』というのは難しいですね。
    何が起こるかわからない。これが舞台の怖さであり、面白さ。
    実際に観ているこちらまで息を呑んでしまうほどのすごい緊張感を肌で感じることができます。

    最後になりましたが、OP映像も素敵でした♪
    割と舞台上に物があふれているのに、スクリーンを使わず、舞台にそのまま映像を流しているのにもかかわらず、観やすいのにはびっくりしました。
    映像もかなり独特でいろんな手が加えられていて面白い。
    そして、告知紙も可愛いですね。階段にこれまでの公演の告知紙らしきものが貼ってありましたが、全て同じ人形?を使用したもの。
    いやぁ~可愛いです♪

    また次回公演、是非是非拝見したいです。
    お気に入りの劇団が出来ました♪
  • 満足度★★★★★

    面白かったです
    とても面白かったです。
    そして泣かされました。
    上演時間が短く感じるほど舞台に引き込まれました。
    ハートフルで、見終わった後あと心が温まるお話でした。

    ネタバレBOX

    本当にめっちゃ漕いでましたね~!
    あのような形で自転車を漕ぐとは・・・。
    レース中の映像もスピード感を感じる効果がありました。

    最初の記者会見には思わずニヤリとしてしまいました。
  • 満足度★★★★★

    めっちゃ漕いでましたね~。
    期待以上の楽しい舞台を魅せてくれました。
    2時間20分とやや長めながらも、テンポの良い場面転換と絶妙の笑い濃度でそれを感じさせません。
    何も考えないで夢中で観れました。

    舞台セットは地味ながら、そこで繰り広げられる濃密な人間ドラマ。
    もう感服です。

    ネタバレBOX

    “ちゅる団子”貰った一人です(笑)


    さて、気になっていた自転車。
    ローラー台を使うであろう事は予想の範囲内だったけれど、あんなに確り使うとは思っていなかった。

    どうしてかって、アレを回し続けるのって結構キツいのですよ。自転車乗りなんでローラー台は経験あるんですが。
    風を受けないから体温は上昇しっぱなしだし、ペダリングが乱れればすぐにバランス崩れるし・・・。

    まして、その状態で喋って演技するだなんて!
    役者さん方凄いな~。てかガテンだな~、なんて思っちゃいましたよ。


    自転車の使い所としてはまた、姫子と母の掛け合いのシーンが素敵だな、と。
    レース絡み一辺でなくあのシーンがあったことで、自転車の存在感が活きていたと思います。


    みんなキャラも立っていて面白かったですが、大賞は田中さんのちえりに捧げたい。存在が面白すぎて・・・。

    演技的には大原さんと土橋さんの演技が特にグッとくるものがありましたね。
    迫力と人間味が。

    ただ、全体にですが、台詞の小さなとちりが目立ったのは些か残念。


    しかしレースシーンは凄かった。緊張感が半端でなかった。
    場面的に佳境である事での緊張感と、ローラー台から滑り落ちやしないかとの変な緊張感が相成って。

    伊奈さんのチェーンが脱落した時はどうなるかと思いましたが、丁度停まるタイミングだったのですね。あそこは「おぉ」と漏れました。


    何だかんだ言いましたが、兎に角楽しい舞台でした。難しい考えなしに、ひたすらに楽しめる舞台だと思います。
    最低もう一回観に行こうっと♪

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