満足度★★★★
自転車がいい!
私がプロデュースを行っている劇団、WHATCOLORの第8回公演「カメコが笑った日」と第9回公演「フィルムと夕凪」の作・演出を担当してくださった石山英憲氏が主宰する劇団「Theatre劇団子」を観に行った。
今回は、劇団員のみの公演という事で、どのようなチームワークになるのか、また、新人オーディション出身組がどのような役どころで、どのようなお芝居をするのかを、とても楽しみにして会場の赤坂RED/THEATERに足を運んだ。
上演の前のアナウンスで、上演時間が2時間20分と言われた時、かなり驚いたけど、いざ舞台が始まってしまえば、あっという間に物語に引き込まれ、長さを全く感じなかった。
この物語の重要なアイテムになっているのが自転車。
多くの人が一度は自転車に乗った事があって、それぞれの中にきっと思い出が残っている気がする。坂を上るつらさとか、風を受けてペダルを漕ぐ気持ちよさとか。
そうした事すべてが、この芝居を観ながら頭の中に蘇ってくる感じ。
「ペダルをめっちゃ漕ぐ」は、心がじんわり優しくなって、ちょっぴり熱くなるとても素敵な芝居だった。
個性豊かな俳優達の魅力を生かし切り、全員の見せ場をしっかりと描かれた、Theatre劇団子らしい群像劇で、石山さんならではの心に響く台詞が、随所にちりばめられていて、笑い、泣かせて頂いた。
2008/09/02 17:07
お楽しみいただけたようで、ひと安心いたしました。
ご来場、ありがとうございました!
役者ひとりひとりをきちんと観ていてくださって、本当に有り難く思います。
石山の演出も。
WHATCOLORさんとの出会いがなければ、今の劇団子は存在しておりません。
今後とも、是非宜しくお願い致します。
そしてキャスト名。
気づいていただけて光栄です(笑)