なしかの観てきた!クチコミ一覧

621-640件 / 663件中
Archives of Leviathan

Archives of Leviathan

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

2日め観劇
青色発光ダイオード(と、思われる。劇中明確な表現は無し)の開発に関わった技術者達と会社の話。その話の聞き役となるフリーライター。
現実会社に勤めてそうな配役、舞台セットに眼を惹かれ、いいアクセントの生音響、青色の映える照明、お見事だった。
以前、仕事で医療系技術者達と関わる事があったけど、その時の人物像や出来事が類似してて思わず苦笑い。
冒頭からチラシ絵の一部を彷彿させる行動が洒落てた。
題材が難しそうに思えるけど杞憂でした、面白かった!

開発事業や技術系、医療とかに関わる人達にかなり受け入れられそうな作品と思った。

ネタバレBOX

特許と利益と研究と嫉妬が上手い具合に纏められ、濃密な時間を体験。

理系男子がそのまま大きくなると、言葉悪いけど理系馬鹿一代に成り代わる。研究一筋学生から社会人の肩書きに変わっても「会社員」の自覚をあまり感じていないんだろうな。それも致し方ないか。
それでも彼らは暮らしに役立つ研究の成果を達成させようと日々の研究に没頭する。当然の事ながら会社側は、利益やら従業員の保証やら考えねばならず、そうそういい顔は出来ない。明確な成果が欲しいが日々が過ぎて行くだけ、が、意外な人物の行動に状況が一変して‥。
もし自分があの職場のあの人の立ち位置だったら、あの心情もわかる。

伊勢谷と日下の技術者らしい関係の会話のやり取りに目標を達成させるまでの充実さを感じ、ビーカーをコップ代わりにする箇所は「あるある」と、思わずほくそ笑んでしまった。

秀才肌の伊勢谷は一足先に大人になり、天才肌の日下は純粋なまま、あまり他人の外気に触れる事なく生きてきたんだろうな。だから周りの嫉妬心にも鈍感だったのかも。頭の良さは双璧だけど、性格の資質の違いからか、この二人の対比が面白いように前面に出ているように見えた。
けど、実際生きている上では、みんなそれぞれ性格が違うからそれが当たり前なんだよね。
芝居上、変に誇張されると不自然になりそうだけど、この作品に関しては、役者さん達が上手いのでその辺すんなり入って見られた。

会社と研究者達の橋渡し役というか板挟み状態の室長。
地方都市の会社人事の部長と社員。
同じ技術者なのにちょっと立場の違うガンちゃん。
都会に残って研究するより、地元に彼女がいたのでそのまま就職の井上。
一歩引いて周りを見ているような医療系技術者出身の小出。
(どっちがどっちだったかしっかり認識していない→申し訳ない井上と小出)
観客の疑問を先導するように聞いて行く久我。

日下は役員待遇に満足せず技術開発者の道を選択し退社、その後裁判を起こす。被告は伊勢谷。
各自、思惑が交差した中、最終的に発明は達成され、それなりに形になったので関わった人達は好運だったのではないかなぁ。
それとも思い出したくない仕事の一つになっちゃたのかなぁ‥。
あ、会社側にしたら、退職金出したのに裁判起こしやがって!って思うか。
エピローグの部分は端折っていたけど、それでいいと思う。そこまであったら翌日仕事行きたくなくなるもんw。

変化にとんだ棚方式の舞台装置や小道具使い(どうでもいいが、あの当時からパソコン使ってそうだけど眼に入らなかったな)、客席近くにいて舞台を盛り上げる効果音、研究テーマの基でもある「青」の照明、綺麗だった。
見て聞いて納得、大満足の舞台でした。
泣き虫 なまいき 石川啄木

泣き虫 なまいき 石川啄木

シス・カンパニー

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

元祖貧乏家の人々
広く知られた井上作品の一作、話もサクサク進みあっという間に見終わったという感じ。後味よく楽しめました。

ネタバレBOX

三谷版の悪戯っ子ぽい啄木アプローチも好きだけど、段田版の啄木さんは上品な佇まいと理想と現実の葛藤から「若い人」という印象。
お母さんと金田一さん良かった。
お手本のような嫁姑のやり取りに喜劇の醍醐味の味わい。

これからもSisカンパニー×こまつ座は続けて行くのかな?
できれば映像化して残して欲しい作品。
引き際

引き際

metro

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/13 (木)公演終了

満足度★★★

見ました。
もうひとつの日本の混乱具合、とはいいながら、ほとんど現在日本の状況じゃないか、とも思えてしまう。
若松さんの人形使いに苦笑いしてしまいました。

月船さんの度胸の良さに感心したけど、よくよく考えてみれば宝塚ってもともと関西の劇団だし、「笑わせる」ことには長けてるんだろうな。
出ている全員の色気と狂気と歌声を堪能しました。
ただ、笑いと皮肉と風刺の話の展開の一部にちょっとついて行けなかった所もあり。

猟銃

猟銃

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2011/10/03 (月) ~ 2011/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

三人の女と一人の男
学生の頃、小説を読んだ覚えはあるが、自分にはあまり理解出来ない読後感という印象だった。が、今になって読み直せば「秘めた思い」というのはなんとなくわかる気がする。実行は出来んが。

今回の舞台、中谷さんと監修の鴨下さん以外、全て外国人スタッフによるものなので、外国人視点による日本文芸作品の舞台版といった印象。
そういえば深津さんの「春琴」の時も、舞台暗かったなぁ。
流行語になってしまった「やまとなでしこ」ではなく、ここでは大和撫子という言葉が適しているが日本女性の着物姿=禅ってイメージなんだろうか。
中谷さんは上品な言葉使いが似合ってた。熱演でした。

ネタバレBOX

十三年間の満たされない愛を、手紙を用い三者三様の表現で中谷さん熱演。
それぞれの心境にあったシンプルな舞台セット。
以下印象的だったのが
娘:薔子の静かに手紙を読み続け、最後の女の顔になる時
妻:みどりの慟哭
愛人:彩子の真っ白い着物姿に写る空虚な花模様
その彼女達の後ろで、暗い中から浮かび上がる存在の三杉(だったと思う)が、苦悩や拒絶の感情表現をして見せたロドリーク氏。

緊張感のある舞台だったけど、さほど時間を気にしなかったのでそれなりに惹き付けられた話だった。重暗かったけど。
ウエアハウス-circle-

ウエアハウス-circle-

演劇集団円

シアタートラム(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/12 (水)公演終了

満足度★★★★

ベテラン役者に畏怖
円の俳優さんも出ているけど、ほぼ橋爪さんと金田さんの二人舞台。
オリベの言動や行動に笑ったりしてたのに、一瞬で空気が変わる瞬間を体験。凄かった!

ネタバレBOX

エトウがサークルの朗読発表が力強さとは対照的に、オリベに壊されていく様から徐々に畏怖のようなものが浸透し始めてきて、ホワイトノイズで覆われた時思わず背筋ぞくっ!とした。
会話の中で生じる正気と狂気、一定点しか見ずそれでわかったつもりでいる現状、不安、言われてみれば自分にも当てはまる事があるはず。
オリベはまさしく観客の中にいそうな人物かも。

ツイッターは‥実際自分がやっているので、ちょっと耳が痛かったです。はい。
四つ子の宇宙

四つ子の宇宙

四つ子

アトリエヘリコプター(東京都)

2011/10/01 (土) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

ゆるい感覚
作家兼役者の4名のエチュード持ち寄って、自由気ままに作った作品のような感じ。場所柄、五反田団ぽい印象がなきにしもあらず。彼らの作品を観た事ない人は、あまり受け入れられないかもしれない。
爆笑ではなく、じわじわ来る不思議さを合わせもった面白さでした。

ネタバレBOX

何年後かに、ひょっとして凄いの見たんじゃないか、と思うかも…は、ちょっと言い過ぎか。

冷凍睡眠40年の旅。根性抜きの4人のゆるい信頼感。ファミコンやりたくなった。
岩井さんのつっこみ、松井さんの役者ぷり良かった。前田さんと江本さんはいつも通り変わらずいい感じ。
朱雀家の滅亡

朱雀家の滅亡

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/09/20 (火) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

ああ、三島作品
新国立劇場の今期スローガンの如く、まさしく滅びゆくものに託した美意識、そのもの。
苦難の現実に立ち向かう日本人の姿って、他国の人から見れば奇異に見えるかもしれないけど、この作品には信念を貫く姿勢、儚さの美徳、というものを感じた。朱雀?鳳凰?の木製テーブルと朱色の門のシンプルなセットが一際目立ちつつ、それぞれの心情を吐露する二幕の國村さんと香寿さんに圧倒。

美しい仕草と言葉使いが甦ったけど、ちょっと肩が凝ったw。

アダルト

アダルト

男子はだまってなさいよ!

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/09/14 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

何も考えず笑える。
単純に何も考えず楽しめます。
これからもこれくらいの規模の劇場で公演して欲しい。

ネタバレBOX

原発時事ネタやら、某月9トレンディドラマのキム××さん(似てる!)を彷彿させるようなキャラ、スタジオジブリ男子版仕事の流儀、森さんとアイドル達とキックアスな展開。
明日になったら忘れてしまいそうな話ばかりだけど、ずっと笑っていたからいいかっ、て感じです。
髑髏城の七人

髑髏城の七人

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2011/09/05 (月) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

青春活劇
誰にでも気兼ねなく勧められる(値段には目を瞑ってもらうが)名作の再演。
メインの三者三様の活躍と磯野いそへい(意外な活躍っぷり!)さんに拍手喝采。
無界の人々が巻き込まれて行く展開から涙腺緩くなるのは毎度の事。
メイン演者に若手が多い分、終盤の疾走感が似合い、また各々の活躍がカッコ良かった。

ネタバレBOX

各役者さんに注目がいくのは仕方ないけど、もう少し着物の所作や雪駄で歩く時の姿勢とか、捨之介さんに色気ある軽薄さが伴っていれば、とも思った。
タッパがある分、見栄えはあって存在感は大きい。
殺陣の手数が多い分、タイミングがずれるとみっともなくなるけどその辺はちゃんと魅せてた。でも、歴代作よりはスピードが緩いようにも見えたのは気のせいか?
でも、今の20〜30代の役者さんは時代劇の経験が浅いと思うので、小栗さん独りダメ、とは一概には言えないけれど・・。

女性陣だと極楽太夫の女っぷり良かった。
高田贋鉄斎はみんなを見ている眼差しが慈愛に満ちていたかのようでした。流石に笑わせる落としどころが上手い!

天部の将監、役名の通り粟根さんに合っていたけど、もうちょい見せ場があればなお良かったのに。
狸穴とおよしの進展ぶりに大人のエロが見え隠れ、それが却って二人の別れの場面に反映し切なかった。歴代の狸穴二郎衛門は今回の千葉さんが一番!←ま、これは個人的に千葉さんを好きなだけなんですが。
キネマの天地

キネマの天地

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/09/05 (月) ~ 2011/10/01 (土)公演終了

満足度★★★★

名人劇場
役者を一生の仕事にしたプライドの気高さに笑わせられ、ほろりとさせられた。
きっと井上さんはそんなやり取りを優しく見守っていたのだろうな、と思わせ、いい舞台見たな、と劇場を笑顔で出られるお話。
出演者全員が素晴らしかったです。

輪廻くん

輪廻くん

スペースボンド

駅前劇場(東京都)

2011/09/14 (水) ~ 2011/09/19 (月)公演終了

満足度★★★

短編作でした
残像のような記憶を辿り、六編の輪廻転生を繰り返した後の結末。
冒頭から不条理劇?と思いきや、内容はまんま説明文の通りだけど愛情を感じさせる話だった。
三月の地震が影響している為か、余計に人との関わりを考えさせる。
上演時間が約80分と短い為かちょっと物足りなさも感じた。

ネタバレBOX

アクリル板の背景に劇中のエピソードが上手く絡まり進行していた。
各一篇がほぼ独り舞台だった。
田辺さんのちょっと「竹内力」をイメージさせる「大剛力」に笑った。
質問コーナーメインのアフタートークあり←ファンサービス?約20分。
ピグマリオン

ピグマリオン

アトリエ・ダンカン

あうるすぽっと(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

教授と呼ぶには若過ぎるような・・
ヒギンズがとにかく若く見えてしまい、もう少し貫禄のある方が演じて欲しかった。

ネタバレBOX

発音矯正の場面がなかったけど、そこって結構大事なシーンなのでは・・?
イライザとヒギンズの好意の関係が簡略化されすぎてたような気がし、
ヒギンズの最後の場面の嘆き方も幼く見えてしまった。
現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

トークショー付きの日に観た
シンプルなアレンジされた能舞台?前作同様、軽妙な語り部を交えつつ先の展開が読めないまま進んで行く、と思っていたらしっかり収まり、面白かった。
能楽集の括りなので、複雑かなと思いきや世界観の深さに思いっきり引き込まれ、結末わかっているけど、また見たいと思った。

ネタバレBOX

能の「シテ」の語り部にあたる山田、脇役にあたる「ツレ」という認識で良かったと思うけど、そんな事考えなくても充分面白かった。

あの村の人々はちゃんと成仏出来たのか、成仏を懇願しているようにも思え、菩提を弔う事が出来ない矢口に悔悟を感じ、自然の喧噪のような「明」から、一気に静寂の闇に変わった瞬間が、特に心に沁み入った。
現世の人間の生と死を静かに見つめているんだろう。
やっぱり愚行ばかりやっているように見えるんだろうな・・。

当日、作演出の前川さんと役者4人を交えたトークショーあり。
覚えている限りでは、
作品(戯曲)が出来たのが、公演直前の8月前半だった。(日付忘れた)
その流れで稽古も休んだりしたが、前川さんは「大丈夫です」と穏やかに役者さんに話されていたとか。
舞台穴から出てくる所作は、ちゃんとムービングか振付け指導があった。お祭りシーンの後に踊るシーンがあった、ちゃんと振付けまでやっていたが、ふとした時に「無くてもいいんじゃない」という事でなくなる。それを稽古場で前川氏に指摘したのが小松さんだったが、その前夜?に池田、山内と呑んだ席で出た話だったらしく、わかってんならお前言えって言う流れで話したそう。

公演始まってまだ数日だが、池田さんは台詞11行跳ばした。仲村さん必死に戻そうとするが4〜5行くらいに戻すのが精一杯だった。また、池田さんは間違ってもそれを認めず、目力でかえって相手のせいにさせているんだとか。あまりにも細かい指摘だったので池田さんから日記つけとるんやないか、と言われる。
その仲村さんは、とある役名を忘れてしまい、浜田さんを巻き込んで結局「あのじいさん」で通してしまった。
池田、山内両名が変顔に近い形で小松さんを笑わせている。

他、山内さんの「鎮魂」連呼と美味そうなビールの呑みっぷり、小松さんがずーとマイクの形状に興味を示してほとんど会話に参加してなかったとか。
それはそれで面白かったです。

父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/24 (水)公演終了

満足度★★★★

語り継ぐ作品
こまつ座の名作を初観劇。
物語を穏やかに進めつつ、悲しみを繰り返さない力強い決意を感じ、この先を生きて行く姿勢に胸打たれた。
この芝居を頭の片隅に残し、これから暮らしていこう。

奥様お尻をどうぞ

奥様お尻をどうぞ

キューブ

本多劇場(東京都)

2011/07/30 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★

摩訶不思議な話
いつの間にか始まり、どこで終ってもいいような印象。
いい役者達の無邪気で見事なデタラメっぷり。
夢(舞台)で笑って現実で起きている現行の憤怒にも似た空しさも覚え。
面白かったけど上演時間がちょっと長かったかな、いい意味でグッタリ来ましたw。

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

劇団東京乾電池

駅前劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

ベケット+アガサ=別役
劇団35周年記念公演。
笑わせる箇所がちょっと古典的のような感じだったけど、小難しく考えず楽しめた。江口さんがいい女優さんと再認識、綾田さんはかわいいおじさんでした。

ネタバレBOX

締め方モンティパイソン風?
さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★

バランス良い娯楽作
服役終えた男、かつての仲間達に裏切り者は誰か、終盤の千葉と佐々木のやり取りはカッコ良かった。大久保の会話はほんとイラッとしてうざいw!この作品は苦笑系というより、娯楽作だと思う。面白かった。

ネタバレBOX

刺の無い小さい悪といった感じの伊藤や長谷川。疑われたままの森。結構かわいそうなんじゃないかの矢野。最後になんかやってくれるんじゃ無いかと予想したけどウザイだけで終った大久保。
宮下はカワイイ感じで頭の切れる女っていうイメージは湧かなかった。

オールディズの音楽がいいアクセントになってた。

あと、汚物系の件で笑わせるのは少し疑問に感じた。そこらへん手短にしても充分だと思う。
クレイジーハニー

クレイジーハニー

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

身体痛めつけて生きてる人
絶対、他者とは交じりあう事は無い生き様っぷり、本谷さんを自己投影したような作品、と思えば良かったのかいなー?
作家とファンのやり取りの矛盾から生じた暴力的な展開は、わかるんだけど、ひろみと甘田の2人の生き様は普通人の自分には理解出来そうにない世界だった。

オーディションで選ばれた10人やメインの役者さんは良かったです。

ネタバレBOX

イベントに集まるファンって、やっぱピュアだよなー。
それを「普通」の人達として見ているのかなー、そんな生き方してない自分達は特別な部類と思ってたりするんだろうなー、世間と同調したくない、世の中のなかよしっぷりに吐き気を催す事は自分にも多々ありますがね、でも今が幸せなら死んでもいいやー、と短絡的(と思えた)に考えてるひろみと甘田2人に少し嫌悪感。
トロンプ・ルイユ

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

劇場HOPE(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

ほんとに人馬一体化してました。
競馬なんて日曜日のスポーツコーナーで結果を見聞きするくらいの知識しかなく、地方競馬と言われても、電車のトゥインクルレースの広告やら、大井競馬場くらいしか想像出来ない。

楽しめるか、幾分不安感でしたが、見てみればそこにはまさしく人馬一体となった話が静かに熱く繰り広げられてました。
馬場やパドックを周回するシーンは、まさに競走馬といった感じ。
各自の衣装が、馬との性格を現しているようで似合ってました。

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

岸家の夏【全日程終了!次回公演は2012年1月東京・2月大阪にて!】

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2011/07/28 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

鹿殺しのスタイル
劇団初の女優祭り、勢いのある劇団がトントン拍子に進む姿を見てるのは楽しいし、幸福と思った。

真夏というより晩夏の時期に当てはまりそうでいつもの(?)私小説ぽい話で面白かった。三人姉妹の個別のシーンは良かったけど、姉妹それぞれの関係性は、やり取りが駆け足に見えた。
母・登志子さんが出るとなんかホッとして、最後の場面うるっときそうになった。

ネタバレBOX

ほんとに「CR劇団鹿殺し」みたいな機種が冗談で出そう!出たら、劇場ロビーでやってみたいかも(苦笑)
そして、千葉さんの夕子のテーマの舞をもう一度堪能したいわw。

このページのQRコードです。

拡大