tamagawaya_ucの観てきた!クチコミ一覧

221-240件 / 450件中
マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜

マハーバーラタ 〜ナラ王の冒険〜

SPAC・静岡県舞台芸術センター

舞台芸術公園 野外劇場「有度」(静岡県)

2014/04/27 (日) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

SPAC「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」観ました
 クセックACT名古屋→福井公演の間隙を突き、うりんこ・平松さんに拉致されての(笑)SPAC観劇ツアー、締めの一品。



 客席をぐるり囲む野外舞台。
 次から次へと、どこから現れどこへ消えるか分からない、大勢の登場人物たち。
 
 野外劇場ならではの、夕刻から刻一刻と変わる光。
 始まった時には薄暗くなってきた周囲が、終演時にはすっかり夜。
 メインの出はけを行うバックの森は、照明に照らされつつも、いつしか全てを呑み込むブラックホールに。


 抗う事のできない自然、逃れられない理不尽な状況と、それを粛々と受け止める人間の関係に、聖書のヨブ記を連想。
 そして、人々はそれでも諦めずに、立ち直る「いつか」を待ち望み、生きる。


 神々や英雄の身体から距離を置いた、弁士による台詞が、舞台空間の非現実性を引き立てる。

 訓練された身体による、細かい位置まで演出された絵作りの徹底ぶり。
(白塗りのコロスや真白な衣装が、「動く絵画」クセックACTを思わせる。高下駄まで!)

 そのくせ細かいお笑いも抜かりなしww


 主人公を苦しめた悪神も弟も、全てを許すお約束の大団円で、全ての観客を満足させる祝祭テイスト。
 ふだんそんなに演劇を観なさそうなお客さんがたくさん来ていたのが印象的。



 スケジュール的には大変でしたが、観れて本当によかった!
 これぞ、公共とともにある舞台芸術、と感じられる公演でした。
 社会と密接にある芸術。

アヴィニョン演劇祭の60年~世界最大の演劇祭はこうして生まれた

アヴィニョン演劇祭の60年~世界最大の演劇祭はこうして生まれた

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2014/05/06 (火) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★

SPAC「アヴィニョン演劇祭の60年」(映像)観ました
 SPAC「マハーバーラタ~ナラ王の冒険~」も参加する、フランスの伝統ある演劇祭のドキュメンタリー映画。

 技術ミスで前半はモノクロで上演、一旦中断後はカラーに。
 観劇ツアー一行からは、「カラーになったら、情報量が増えて観にくくなった」との声も(笑)


 常に、演劇表現に何ができるかを問い直し続ける人々の歴史。
 観客が黙って見ているだけでなく、行動で態度を示す積極的な関わり方をする、いかにもフランスらしい演劇の運営。
 演劇という芸術が、社会や生活に密接に関わっている構図が魅力的。
 送り手と受け手が対等に包み隠さず議論する場。

 第七劇場・鳴海康平さんが常々唱えていたものが感じられる。

 物議を醸した舞台の、何が問題だったかという前提が分からないと、なぜ議論になったか理解できない面が多く、そこまで親切に書き込まれていない点が、異国民には残念。
 上演された演目を、その特徴の解説も併せて、もっと多く見たかった。
 このへんは、造詣の深い弁士を置くなど工夫できるのでは?


 ともあれ、芸術に真剣に向き合う伝統を育む社会を見る、いい機会でした。
 一緒に観に行ったメンバーの間では、「フランス人演劇問い直し過ぎ」で意見一致ww

タカセの夢

タカセの夢

SPAC・静岡県舞台芸術センター

舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡県)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/05 (月)公演終了

満足度★★★★

SPAC「タカセの夢」観ました
 名前は以前から知ってたけど、内容は「静岡の子供たちが出演」ということ以外、ほぼ知らないまま観劇。


 80分で一瞬の走馬灯。
 筒井康隆・今敏のアニメ映画「パプリカ」(これも夢テーマ)の如く、溢れ出るイメージ。
 ダンスというより演劇寄り、影絵などアジア系のシーン、ジェコ・シオンポを彷彿とさせる動きも。

 みずみずしい声も身体も、完成されたダンサーや役者には真似できない。
 そこにあるだけで説得力が。


 男の子役の高瀬君だけは変わらず、女子たちはまた新しいメンバーへと引き継がれる。
 女の子達が入れ替わりつつ、これからも高瀬君の夢は続く。


 

劇団コープス「ひつじ」

劇団コープス「ひつじ」

穂の国とよはし芸術劇場PLAT【指定管理者:(公財)豊橋文化振興財団】

穂の国とよはし芸術劇場PLAT北側ロータリー(愛知県)

2014/05/04 (日) ~ 2014/05/05 (月)公演終了

満足度★★★★

コープス「ひつじ」観ました
 以前、愛知芸文で「飛行隊」と併せて観ました。
 体の使い方が、つくづく絶品。人間の動きじゃない。。。

 今回は、豊橋・大道芸フェスティバルで観劇。
 私が観た5/5は、残念ながら雨…屋内公演になりました。


 羊たち、観客との距離が近くて近くて目線も低くて、こどももおとなも大受け。 そのくせ、あの無心の目。たまらない。
 羊飼いのクールさも素敵。スナフキ~ン。
 そして例のアレ。毎回出る場所に苦慮してそう。

 親子で観るにははばかられそうなシーンも(汗)
 一見不親切、かつ細部までうがつようなリアルな描写が、演劇を観ないようなお客さんを、自分から観に行こうと惹き付けるスタイル。
 言語抜き、まさに、世界中どこででも公演できる演目。


 帰りに、PLAT前の雨に濡れた芝生を見て、「ああ、あそこで観たかった…」と思いました…

 あと、今回は静岡・SPAC観劇ツアーの一環として行ったのですが、一緒に観た大の大人たちが、静岡に宿泊した翌日まで「メ~ェェェェェ、メ~ェェェェェ」と、ひつじに憑依されていました。。。恐るべし。

厭劇入門

厭劇入門

劇団「放電家族」

ナンジャーレ(愛知県)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/05 (月)公演終了

満足度★★★★

放電家族「厭劇入門」観ました
 出演中のクセックACT『ラッパチーニの娘』、三日目昼公演後に観に行きました。(去年も同じパターン)



 演劇の裏側(いわゆる「楽屋ネタ」として軽視され、「やってはいけない」と言われる)を題材にした、若い演劇関係者ほど観ていて嫌になるであろう話。
 演劇の好きも嫌いも強く持つ、天野さんならでは。

 そこへ日本神話の構造を絡めたり、笑いやダンスを散りばめたりして、彼の苦い血と肉を食べやすく料理した演出(配役にも仕掛けが)。


 人はなぜ演劇をやるのか、なぜ始めたのか、なぜ続けるのか。
 演劇の裏側を見て、人は何を考えるのか。

 一筋の光すら与えないからこそ、身につまされる切実さ、誠実さが感じられる。(一般のお客さんは、やっぱり光がほしいみたいだけど)
 どうしようもない現実に嘘はつけないけど、それを直視した上で、こうして見世物にはできる。
 自分の生身を切り刻んで見せる強さ。



 演劇に対して抗い続け、演劇と共に歩み続ける人生が生み出す舞台。

 おそらく来年も私は、クセック公演後に放電家族を観に行くことでしょう。
 そして、天野さんはまた、ぬるい人々から怖がられることでしょう。。。

ピーポウ

ピーポウ

演劇組織KIMYO

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/04/12 (土) ~ 2014/04/14 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇組織KIMYO「ピーポウ」観ました
 クセックACT稽古が休みになり、急遽月曜夜の千秋楽へ。みごとに演劇の知り合いだらけ(笑〉結局、全ての回が満員御礼。すごいや。



 まさに、昨年公演した王子小劇場の空気を連想させる、ハレの場的雰囲気。


 歴史や土地、国家のあり方など、世界観や物語には、不足やご都合な点もあるけれど、それでも二時間の上演時間には負けていない印象。
 設定や整合性を語るのが目的ではないから。

 女性の権利を訴え革命を起こした本人が、女性を「こうあるべき」と決めつけ「産む機械」扱いしていくのが深い。

 個人的には、代用人間とでもいうべき三人のあり方に注目。
 映画「ブレードランナー」のレプリカントを連想。(宮谷さんがルトガー・ハウアー?ww) 彼らだけを抽出した小舞台も観てみたい。


 レビューショーのようなダンス、他に類を見ない照明など、いまの、舞台上の状況を魅力的に見せる演出。
 ある意味歌舞伎的かも。
 観てて勝手にスモークマシンを導入したくなった(笑〉 


 身体を酷使した、クセックACTを思わせるシーンも。
 宮谷さん、クセックと同じく身体表現に特化した山の手事情社(東京)が好きだそうだし、いっそクセックに出演してみては?



 必ずしも自分の趣味ではないけれど、観ることができてよかった舞台でした。
 KIMYO、次はアイドルグループを演出するとのこと。なるほど納得。

うまくいえない

うまくいえない

新人同盟

G/Pit(愛知県)

2014/04/12 (土) ~ 2014/04/13 (日)公演終了

満足度★★★★

新人同盟「うまくいえない」観ました
 廃墟文藝部「MOON」、水素74%「荒野の家」、刈馬演劇設計社「76をめぐる暴言」…このところ立て続けに観ている家族劇が、またも登場。


 訳ありの三姉弟、各々の立場が育んだ心の壁が入り組む関係性や、会話の齟齬が、常に緊張感をお茶の間に醸す。
(舞台上の三人のみならず、会話に出て来るだけの家族・親類らにも、それがありありと感じられる〉
 冒頭の会話では、岸田國士や平塚直隆(オイスターズ〉を連想。

 そして、そんな細部を吹っ飛ばす、理屈ではない「家族」の繋がりを感じさせる全体像。

 心のつっかえがすっきり解消されるのではなく、それぞれのあるがままを
それまでよりも少し大きく受け入れて落ち着くラスト。
 絶望に沈むのでも、一筋の光を求めるのでもない、これからも普通に生きていく姿。

 
 経験の浅い彼らが、自主公演でこれだけ心を揺さぶる舞台を送り出した事に驚嘆。



 あと、地元の演劇WS以来6年のつきあいになる台越くんは、演技はまだまだだけど朴訥なキャラで得しててずるいと思いました。
(←人の事言えるか)

ランドリーランドリーラプソディー

ランドリーランドリーラプソディー

room16

道徳ハウス(愛知県)

2014/03/29 (土) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

room16「ランドリーランドリーラプソディー」観ました
 七ツ寺共同スタジオ・レジテントカンパニーのエントリー作品。

 今回は、古民家を改修したサテライトアトリエ・道徳ハウスでの公演。
 道具として置かれた洗濯機が、驚くほどしっくりくる(笑)


 久々に観るroom16だけど、やはり高い役者力。
 癖のあるキャラ(特に男、大家、猫ばばあ)を、切り替えや抑えた演技で、巧みに見せる。
 初老の役二人、若い役者のはずなのにもう老人にしか見えない…


 人間関係に不器用な、寂しい都会生活者たちが交錯する古アパートの洗濯場。
 親、子、恋人、隣人、そして人と人…関わりを求めながらも、傷つく事を恐れ遠回りする人々。積み重なった時間が生み出す寡黙。
 いくつかの伏線がさりげなく切なく折り込まれて、観客に渡される。


 生の力を持つ場が、非現実的なペイントで、心を映し出す劇空間に。
 現実と非現実のミックス感が独特な美術。



 場所の力に助けられたのも大きいけれど、2013年度の七ツ寺レジデント関係ではピカイチでした!
 もっと、とんがった上演場所での公演を観てみたくなります!


 あと、アパートの住人二人(男、猫ばばあ)による劇中劇「100万回死んだねこ」のクオリティに、実はこれやりたくて公演打った疑惑急浮上。

いっぽんのキ

いっぽんのキ

NAGOYAダイアモンズ

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/03/22 (土) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

NAGOYAダイヤモンド「いっぽんのキ」観ました
 「真夜中の弥次さん喜多さん」で知られる名古屋のベテラン俳優・小熊ヒデジさんが開催している、名古屋演劇教室の発表公演。

 今年は、老若男女や経験、いつにも増してバラエティー溢れる人材が。(バンドやってる方や、白髪のご夫人、中学三年生の女子も!)
 そしてみんな、役者として自分を制御できているのが、初心者と思えない。。。(これができない人もいるんだ)


 今回使用した戯曲は、北村想さんにしてはやさしい感じ。
 一本の木を軸にした短篇集、なのだけど、ハートフル、ハード、ファンタジー、SFと、世界観はバラバラ(木もそれぞれ別の設定)。

 一本の木が軸に、というには物語の積み重ねが弱いのが残念。


 出演者で私が注目したのは、都倉有香さん。
 平塚直隆さん(オイスターズ)作・演出の短編「音」(女子バージョン)に出演されたのを観たけど、その飢えた有り様がすごかった。。。(平塚さん作・ごまのはえさん演出「豆」にもコロスで出演)

 やっぱり、出演者が最大の魅力!
 来年も、どんな人が舞台に乗るか、ここから舞台表現にどう関わっていくか、楽しみです。

76をめぐる暴言

76をめぐる暴言

刈馬演劇設計社

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

刈馬演劇設計社「76をめぐる暴言」観ました
 前作「クラッシュ・ワルツ」で、その圧倒的な緻密さと人の業に圧倒されました。
 はたして、あの作品の後で、刈馬さんはどんな球を投げられるのだろうのかと、ちょっと不安を持ちつつ劇場へ。



 不安は杞憂。観ていてお腹が痛くなった。。。

 正気と狂気がせめぎ合う精神バランス。
 感情を、最初に爆発させる人・最後に爆発させる人・最後まで爆発させない人、さまざまな社会性…全員が、激情を体内に押し込めながら、舞台上で他者や家族と共に生きている。

 一度壊れ再構成された家族らの、舞台上に現れることのない人物を軸にした、繋がりへの渇き。
 家族なのに部外者、部外者なのに家族という対比の際立つキャラも。
 家族でも分かり合えず、部外者ではより分かり合えず。

 そして、それでも一筋の光を見せる方向への、物語の収斂。


 リアル志向のセットの中で、終始、拘束された人物が舞台上の同じ位置に固定されていたのも、観客の感覚に影響があると思う。

 セットを取り囲む無数の枠が、モニターにも口(くち)の字にも見える。
 繋がりなき、顔のない声の圧力は、現実をも傷つける。



 廃墟文藝部「MOON」、水素74%「荒野の家」、刈馬演劇設計社「76をめぐる暴言」と、このところ立て続けに家族劇を観ています。

 ひたすらに崩壊へ向かう前者2件には吐き気を覚え、後者1件はお腹が痛くなりました。

 思うにこれは、「この人間関係を理解したくないか、否か」「この人たちと、一緒に生きられそうにないか、否か」の違いかと。

 やはり、私は物語に、真実のどぎつさだけでなく、ほんの少しでも光が欲しいのだなと思った。
(ハイバイ「ヒッキー・カンクーン・トルネード」や「て」のように)


 このところの刈馬演劇設計社には、刈馬さんの人間観・社会感覚が如実に現れていると思います。
 一筋縄ではいかないけれど、その内容は至極真っ当。
 狂っているように見えても、みんな人間として、正気を保って生きている。
 だからこそ、苦しみはあっても嫌悪感はないのでしょう。
 今後も期待します。



〈おまけ〉
 星の女子さん×刈馬演劇設計社コラボ・連続短編上演「トマトの原罪」、前後編ともに観ました。
 前編(刈馬さん作)、のびのびと書いてて楽しそうなw密室サスペンス。
 後編(渡山さん)、笑いを交え迷走しつつ、ダーク神話な展開へ。
 
 本編の空気をあっさり塗り替える短編二人芝居コラボ、シリーズ化希望(笑)

海へ行こう(キミの)

海へ行こう(キミの)

劇想からまわりえっちゃん

ナンジャーレ(愛知県)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★★

劇想からまわりえっちゃん「海へ行こう(キミノ)」観ました
 開演前、言動が妙な主宰による無理矢理な盛り上げが、ほとんど空回り寸前ww

 そんな、劇団名に偽りない 短距離男道ミサイル(仙台)以来の異文化衝撃が、大阪から名古屋に!
 (でも主宰は名古屋出身)



 序盤のシーンで、なぜかロロを連想(海だから?)
 基本はシンプルかつファンタジックな純愛話。


 しかし、体を張った、相手の都合や観客の余裕を省みないギャグが、とんでもないインパクト。(共演者ですら耐えられずに吹くww耐えてみせろ!www)
 あ、あれだあれ、西田シャトナーさんの『破壊ランナー』「中央…郵便局?」
 おそらく、大阪以外ではありえない演劇シーン。


 その一方で、いいむろなおきカンパニーばりにハイレベルなマイムや、激しく躍動するミュージカルのようなアクションシーンもあり、基礎力がすごい。
 ただ好き勝手に暴れてるだけじゃない、エンターテインメント意識。


 そして、なにより役者が濃いww
 特に、あの規格外的な人が、もう言葉では表せない。。。
 (名古屋でもかなり濃い存在の客演・なっかんがあんなに影が薄いとはw)



 あえて空回りしてみせる(と言っておく)、かっこつけない全力体当たり劇団の存在を思い知りました…名古屋でアレを参考にする若手劇団…たぶん、いないだろうなあ。。。



 ※【警告】重大なネタバレが!!↓

ネタバレBOX

 開場前、なぜか受付にいたMr.サタンから、大阪のおばちゃんの如く飴ちゃんをもらった\(^0^)/
(内緒と言われたのでネタバレBOXへ)

 前日には、名古屋駅で謎のパフォーマンスをしていた模様
(見ず知らずのJKとかに受けてたらしいw)

ドロドール

ドロドール

星の女子さん

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

星の女子さん「ドロドール」観ました
 一時間前に七ツ寺へ行くと、すでに男性が一人。昼飯を食って30分前に行くと、行列に並んで立ったまま弁当を食べる男性が。(おそらくどちらも女優ファン)

 開場し入ろうとすると、入り口で度肝を抜かれる。非現実的に造りこんだセットが、現実を侵食(しかも役者さんがいる)。七ツ寺前を通る通行人がいぶかしんでいる。。。



 終演後、最初に頭に浮かんだのが、

[ ドロドール・ドロシー(りささん)  :キカイダー(ジロー)
  ワラドール・カカシ(スージー)  :01(ゼロワン)
  ブリキドール・ブリキ(たなはし) :00(ダブルオー)  ]

(原作版キカイダー読んだ人にしか分からん)


 北村想さんのように意味を外した言葉で世界をかき回しながらの、精神探求劇(そういえば、客入れ音楽の選曲も北村想さんっぽいセンス)。
 生や死、自我の概念を持たない人形たち。
 無垢な魂たちが過ごす時の流れの中で、何度も繰り返される、死と命の寓話。積み重ねる果てに生まれるものは…

 序盤は言葉や概念の行き違いによる笑いが、後半は「違うものたち」への薄ら寒さが。
 少々唐突というか、あまり舞台の空気が変わってなかった気も(後半の衝撃シーンで、笑っていいのか恐怖を感じていいのか迷った)。
 全三部作ということで、次へつなぐためか、消化不良に感じる部分も。

 ただし、世界観や運び方が独特で、演出の信念を感じるので、それほど不満にはならない。


 ドール三人の違う身体性(オートマタ的、ふにゃふにゃアクション、ロボコップ系)を、女優三人がキャラクターと合わせて体現。みんな魅力的。
 (特に、りささんのお御足が美しくてヤバいと思ったら、案の定劇中でスリスリされてた\(^o^)/ )
 身体から想起される、次の物語が頭の中で膨らむ…



 ということで、次回「ワラドール 7人の勇敢な冒険者たち」では、スージーこと鈴木亜由子(ままごと「あゆみ」にも出演)が、おもしろかわいく暴れ回る!(勝手に予想)

8人の「さよならの絲(いと)」

8人の「さよならの絲(いと)」

ソノノチ

KAIKA(京都府)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ソノノチ「8人の「さよならの絃」」観ました
 昨年夏に名古屋で開催された、AAFリージョナルシアター「愛知・京都の若手演出家WS」で、ソノノチ・中谷さんのコースを受けました。丁寧で繊細な導き。
 今回、やっと本公演を観れました。
(一昨年のWSに参加したピンク地底人・夕暮れ社は、昨年末にやっと観れたので、まだ早い方か?)


 Eテレの子ども番組か、人形劇や紙芝居の中に入ったような、全身を包む空気感を味わう観劇体験。

 孤独に不安を抱える主人公が、それでも先へと進むためにもらう、勇気と暖かさ。
 そこに、人が暮らし人を迎える街がある。
 様々な人間模様、結びつきが、きっと世界を広げてくれる。


 役者の自信を持った演技が、架空の世界を現前させる。
 動きのキレも見事。特に、最初の集団の動きが可愛いw


 KAIKAのそんなに広くない空間に広がる街は、美術力がもたらすイマジネーション。
 客席最前列はベンチに。街の公園の一角をイメージしたそうです。
 これも、中に入り込んだような体験の理由か。

 じつは、公演前に大阪・芸創や京都芸術センターまで足を運んで疲れていて、観劇中に一瞬寝落ちしてしまいました。。。(しかもソノノチの知り合いに見られてた 汗)
 しかし、公園のベンチならそれもまたよしと、自分でなんとか納得。
 ああ、あったかい雰囲気。


 物販の繊細・丁寧さも、女子のツボを突く可愛さが天下無双♪
 飾りつけを、主宰自身が黄色い声あげて写メ(爆) 女子力大爆発!
 男の目には、すごい新鮮な光景でした(笑)



 公演は、今日と来週末にもあります。
 本日昼の回は、愛知から孤独部・かしやましげみつがトークゲストに。
(同じWSでファシリテーター。今年のAAFリージョナルシアターでは、愛知の演出家に選抜!京都公演も!)
 お時間ある方は、ぜひご覧ください!

ここでいいです

ここでいいです

オイスターズ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/02/28 (金) ~ 2014/03/03 (月)公演終了

満足度★★★★

オイスターズ「ここでいいです」観ました
 「観測行為自体が観測結果に影響をもたらす」シュレディンガーの猫を彷彿とさせる、観測哲学ブラックコメディ。


 臆病かつ傲慢、前に進めないけどやる時はやり過ぎる、人の話を聞かない男と、なぜか付き合いよく歩調を合わせてしまうカップルたちの、ありえない共同生活。
 その近くに住み、彼らのそばを何度も通り過ぎる、男の妻。
 男は妻の気持ちを確認したくても、いざとなるとできず…


 国民的定番ネタ「幸せの黄色いハンカチ」をモチーフに、舞台のお約束を畳み掛けて、テキパキと迂回、脱線、エスカレート。
 あんなに殺人シーンがあるのに殺伐としないww


 そしてラスト、あの不条理な夫婦のやり取りに、なぜかツーカーな夫婦愛を感じてしまうというこの不条理間感。
 なんでこんな、いい話風に終われるんだ。。。



 昔からのオイスターズファンに馴染み深くも、洗練された作風。

 「豆」「日本語私辞典」に見られる、独特の言語感覚を追求した作品と、「ドレミの歌」「ここでいいです」のやり過ぎ脱線娯楽作品。
 この両輪がうまく回るのが理想的なのかも。
 オイスターズ、もっともっと、多くの人に観てほしい!



 あ、今年のこまばアゴラ・ラインナップにオイスターズの名前が!
 「はだしで走れ」(仮)10/3~6

 そして、アフタートークの佃典彦さん(B級遊撃隊)、語り口や平塚さんに聞き返す様子が、本編主人公と寸分違わず。。。
 観察して書いた疑惑。

荒野の家

荒野の家

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/02/07 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

水素74%「荒野の家」観ました
 水素74%、そこまで注目している訳でもないのですが、すでに二回観ています(なんの因果か)。
 「不機嫌な子猫ちゃん」を観た時は、これ観て自殺した若者いるんじゃないか?と打ちひしがれたなあ…。
 「謎の球体X]は、古屋さんが本当にアブない人に見えた。。。

 京都・ソノノチ観劇ついでのハシゴの計画、吹田・「グッド・バイ」が繋がらず、他を探したら、よりによって水素が大阪公演(´Д`)



 安定の人間不信と吐き気感。。。

 引きこもりの30息子を軸に、出入りや状況で常時変化するパワーバランス、夫婦や親子の共依存のシーソー。
 自分しか頭になく相手の顔色を伺う、利用・支配・独占を求める家族(愛)。

 自分が傷つきたくないための臆病な未決断と、結局自分の都合だけで誤った決断。バランスの崩れがやってくる…
 ときおり一瞬見える光も当てにならず、外来者もすべて歪んでいて、正気を保つための手がかりが見つからないまま迎える終焉…。
 後に残るは荒野のみ…


 他の方の指摘どおり、言われてみれば、日米や右左などの風刺とも受け取れるけど、私はすごく身近な具象劇として(不条理劇とすら思わない)、普通に受け止めてしまいます…



 この後ソノノチを観に行って、劇団の方に水素の感想を聞かれたので、「ハイバイを三倍に濃縮した感じ」と答えたら、うまく伝わりました。。。

 キャラの出入りや状況の転がり方など、作劇はとても分かりやすいです。
 しかし、観る人によって見えるものがまるで違うだろうし、精神的に共感できる人には精神汚染や転移などの症状が出る恐れが高いです。

 なのであえて、舞台を初めて観る方にはお薦めしません。
 観るなら自己責任で(爆)
 そういえば、年配のお客さん(隣の館の、復興チャリティーコンサートに来たらしい)が多かったけど、大丈夫だったしらん。。。

MOON

MOON

廃墟文藝部

G/Pit(愛知県)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

廃墟文藝部「MOON」観ました
 ミソゲキ・プレ公演など、名古屋で注目上昇中の劇団が、ついに本公演。(私も初めて。主宰のコンタさんとは、飲み会などでお会いしてるけど)


 
 涙ぐんだり吐き気がしたり、本当にいい舞台だった。


 事実と異なるデフォルメはあるが(当日パンフでもお断りが)、人の顔の見分けがつかない(俺だ俺)「相貌認知症」を軸に、キャラやエピソードなど効果的にピースがはまる精神劇。

 家族、愛、幸福。 という表面。
 その裏で蠢くアイデンティティ、存在理由、他者からの認知。

 危うく繋がった状態から、いずれは壊れる運命の世界。


 噛み合わせの狂った嫌悪感あふれる世界を、ディープでないお客さんにも丁寧に見せる、時系列操作や外部の正気の軸などの親切設計。
(京都など、TPOによってははしょれるかも)

 
 最初から題材が分かっているためもあって、役者の表情(顔や身体)の繊細さに注目が行く。
 主演女優のかわいらしい笑顔や、彼女を囲む人々のほがらかな様子。
 そこを時折掠める陰、観ているうちにだんだんと…


 人間はみんな嘘つき、ペルソナ、多重。
 終盤に繰り広げられる、美しく悲しい無惨絵。

 これが初の本公演とは…とりわけ指摘したい欠点が見つからないという脅威。。。
 いちおう五つ星・初めて観る人にもオススメとしますが、その際は吐かないように気をつけましょう。
(終演後コンタさんに「吐きそうになった」と言ったら、「吐かせるところまでいかなかったのは失敗でしたねえ」と ガクブル)



 なお、この翌日に大阪で観た、水素74%「荒野の家」も、心の傷が育んだ自己愛など、狂いを抱えて崩壊へ向かう家族を描いていました。(こちらは、精神劇というよりは具象劇か)
 これに較べたら、ハイバイ「て」なんて、全然救いがあるぜ。(「ヒッキー」は当初ダークENDだったらしいけど 汗)

 家族を疑うのは、演劇の宿命なのでしょうか…(人のことは言えない(´Д`))




おねがい!カイロス

おねがい!カイロス

妄烈キネマレコード

G/Pit(愛知県)

2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

妄烈キネマレコード「おねがい!カイロス」観ました
 こりっち舞台芸術まつり2014に、東京外からいち早くエントリーした、愛知の本気度高い若手劇団。(13にもエントリー。残念ながら、どちらも選考漏れ)
 バナー広告で、だいぶ露出が増えたはず(笑)


 終演後、なぜ彼らにこの芝居を作れたのか、しばらく茫然としてしまった…(アフタートークが始まるまで無表情のままに)
 それまでの作風と明らかに違う方向への挑戦。ハイバイ「ある女」を思わせる作品に。

 

 メンタル弱い主人公の追い詰められた日常を一気にぶち壊すような事態。
 そこから現実と幻想が混濁、次第に何が現実かも分からなくなっていく…劣等感、トラウマ、恐怖感、願望、こころに抱えたさまざまなものや人が次々と目の前に、そして闇…(最初から全てが非現実の可能性さえも)。

 意図的なあやふやさ溢れる構造に対し、それを体現せねばならない役者陣の貢献がハンパない舞台。
 役者陣の演技も、押さえるところをしっかり押さえてる。


 唯一、ハイバイ「ある女」に酷似している点だけが引っかかる…(作・演出がハイバイが好き、岸田戯曲賞作品も勉強してるとのこと)。

 ただし、ラストのあの演出は、独自でかなり凄まじくよかったし、あえて分からない事を抱えたまま完結する作品を作るのは、若い創作者にはなかなか出来ないと思う。
 それを公演でやっただけでも、たいへんな飛躍だと思います。


 従来の作風が好きだというファンからは物議を醸すだろうけど、先に進もうと思うなら、たぶん意義深く正しい道。

 ちなみに、三月下旬には、大阪・劇想からまわりえっちゃん「海へ行こう(キミノ)」名古屋・大阪公演に、メンバーが大勢参加します!関西圏の皆さま、客演の中村繁之に注目を!
(しかしこのところ、名古屋の演劇人の大阪進出がハンパない…)

贋作 罪と罰

贋作 罪と罰

劇的ショウゲキジョウ

ナビロフト(愛知県)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

劇的ショウゲキジョウ「贋作 罪と罰」観ました
 名古屋では、学生劇団などがよく野田秀樹の戯曲を上演しています。私は二回ほど観たけど、ただやってるだけ、という感じで、どうも不満が。
 そんな経験から、不安を伴いながら劇場へ。


 照明・音響も含め、スタンダードに既成戯曲の魅力を引き出した。
 それぞれの理想や欲望を抱えた人々の、交錯、衝突、探り合い、行き違い。
 終盤の展開には、つかこうへい「飛龍伝」が頭をよぎる。大義に圧し殺される個人…


 役者陣も実力者だらけ。メインキャストが全員、役にはまって見える。

 主役・三条英の、つねに悲壮感を内包した姿は、うりんこ「罪と罰」のラスコーリニコフを彷彿とさせる。矮小なプライド。
 あの、内山ネコ(演劇組織KIMYO「スウィーティドム」で東京・王子小劇場にも出演したメガネデブおおっと)が、あの才谷梅太郎にしか見えないという衝撃。(声も、神谷明のようだった…)懐深さ。

 そのふたりの心のつながり。
 きっと、あのラストに泣いたお客さんもいるはず。


 舞台の独特の仕掛けも面白かったが、音が耳障りなのと役者が段取りに追われてるように見えて、劇中への集中がとぎれてしまったのが残念…

 劇場のサイズもあって、スケール感もやや狭く感じた。
 セットも窮屈。歌のシーンも、客席を巻き込むまでの空気は作れず…
 演出がスタンダードな分、本来のスケールより貧弱に感じてしまったのは否めない…


 とはいえ全体的には、もう充分すぎるほど、舞台の世界という異界へと牽引されて、大満足。
 これだけ精魂を込めた舞台なら、野田秀樹の戯曲は、作っている過程で役者にもスタッフにもきっといい経験になったはず。
 ポリシーをもって既成台本の上演を行う劇的ショウゲキジョウに、今後注目!

歩く人

歩く人

よこしまブロッコリー

K・Dハポン(愛知県)

2014/02/15 (土) ~ 2014/02/18 (火)公演終了

満足度★★★★★

よこしまブロッコリー「歩く人」観ました
 これまで名古屋・松江などで断片的に上演されていた、死後の世界をモチーフとした、にへいさんのライフワーク『ライフ・イズ・ストレンジ』シリーズの、とりあえずは集大成。



 今回は、その独特の世界観について、まとめて様々な要素が出てきて、むしろどんな世界かを摑みやすい印象。
 初めて観るお客さんでも分かりやすいかも。

 「死」に関して、対立する価値観やコミュニティの交錯、迷い、選択。
 生前の世界に囚われることで得られる、死者の心の平穏。
 そして、それを揺るがす衝撃。
 世界は決して不動ではない。

 そしてそれは、劇中だけではない。
 私が今いるここさえも、じつは私の認識とは違うかもしれない。
 生と死は背中合わせ。

 受け手が考えれば、より深く、舞台中についても舞台外についても思いをめぐらせることのできる作品。


 上演場所のライブハウス・K.Dハポンも、作品作りに大きな要素。

 狭いフロアの真ん中に、テーブルが一つ。
 壁にタペストリー。

 新たに持ち込むのは、それだけ。ウッディで異国感漂う内装は、「どこでもない世界」を立てる。

 
 表情の細やかさまで見て取れる、観客と至近距離の間近な劇空間で、異界のオーラをまとって演じる役者陣の集中力。
 ふだんは女の子の話ばかりしてるチャラ男な(笑)彼が、東欧的な存在感で佇み、そこで静かに生きる光景。
 


 大きな場所に行く必要のない、その場所でやる必然性のある公演。
 こだわりを持って静かに公演を続けるよこしまブロッコリー、その積み重ねてきたものの重みを体感しました!
 
 

発明王子と発明彼女

発明王子と発明彼女

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/02/14 (金) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★

あおきりみかん「発明王子と発明彼女」観ました
 久しぶりに、外観も内面的にも、現実離れした世界観のあおきり舞台。
 とはいえ、SFモチーフを使いながら、『よく聞く』のように、精神の存在の仕方にも深く切り込もうとしている。


 ただ、話にいまいち整理がついてない印象。
 SF的な設定が分かりにくい、というか一般的な観客には伝わりにくいのでは?
 (私は相当なSF者だけど、かなり処理しにくかった…)

 虚実・時間を隔てた存在・愛(カレル・チャペック『R.U.R」』、フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』)など、扱う要素はあおきりととても相性がいいと思う。
 ので、主人公「たち」の位相の違いを伝えるような、作劇ともっとつながりを感じさせる扱いや、全体を見通せる伏線が、もう少しほしかった。
(たぶん、演出で)

 その伝でいくと、キャラメルボックス(『クロノス』)とかは、じつはかなり高度な消化ができてるのだなあ、と再認識。(決して趣味ではないけど)
 親切設計の重要さ。


 演技は、主役が序盤ちょっとどうかと思ったけど、全体的にはよかった。
 若手がメイン、ベテランが脇を固める体制は、長期展望の上で重要。
 あおきりは、そういうところで足元を大事にしているといつも思います。


 美術は申し分なし。あのゴチャっとしたコクピット感は落ち着くなあ。(ただ、あの紐が~~~。。。)
 役者陣のガチャガチャ感と相まって、もっと作品全体にギミック感を活かせそう。

 じつは、日曜13:00の回のあの「探す」シーンが、すごく見応えあった。
(たぶん想定外)。
 狭いコクピット内を何人もがダマになって動き回る様子は、スラップスティックとしてもっと名シーンになりそうな予感。
 そのセットを挟んで立つ、「あの二人」のミザンスも絵的にいいw
(何者かは、観ればわかるww)



 全体的に、やや時間が足りなかったのかもしれないけど、観せ方自体はやはり、安定感があって楽しいあおきりみかん。
 名古屋・宮崎公演を終えて、これから東京・大阪公演。
 お忙しいでしょうが、さらなるブラッシュアップを期待します!

このページのQRコードです。

拡大