今がいつかになる前に
空間ゼリー
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2010/10/30 (土) ~ 2010/11/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか
本作品を観て、印象に残った劇中の台詞から、タイトル『今がいつかになる前に』に込められたテーマを僕の視点で解釈します。
『過ぎた時間(とき)はもどせない』
『(仕事を辞めようと思っても)続けていけば、世界が変わってみえるようになる』
『また明日』
本作品は小学校が舞台となっています。それにちなんで、僕が小学生だったときを振り返ってみました。
あのとき、もっと頑張っていれば、今とは違う結果になっていたかもしれない、と後悔することばかり連想してしまいます。
今回は小学校ですが、これに限らず、高校生の時に片思いをしていた女の子に告白しておけばよかった。子どもだった時の方が今より幸せだったと考えてしまいます。
誰もが、過去、昔の「いつか」に「たられば」と、後悔することが多いのではないでしょうか。僕はそう考えます。
10代、20代でどのように頑張ったかで、30代、40代の生き方が変わってくると考えます。過去の「いつか」にいた僕にとって、今の僕は期待に応えているでしょうか。ウソや言い訳をついていないでしょうか。
「大人だから」「子供だから」で割り切っていないでしょうか。
「また明日」は劇中ではふつうのあいさつですが、明日が『今がいつかになる』ときです。
今がいつかになったとき、要するに、明日や将来の僕は、将来なりたい僕自身になっているでしょうか。
何かを辞めよう、あきらめようと思っても、必死に続けていけば、世界が変わってみえるようになります。過ぎた時間はもどせないので、今を大切に、明日の僕のために頑張っていこう。また明日。僕はこう考えます。
【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
人間関係、人間模様
病院を舞台にストーリーが進められます。
7日間の心療カウンセリング・セミナーの受講者、医師や看護士たちの人間関係、人間模様を描いています。
医学的に難しい話を取り扱っていないので、物語で言いたいことは理解しやすいです。
空間ゼリーの『夏の夜の夢』
劇団たいしゅう小説家
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/12/13 (土) ~ 2008/12/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本人になじみやすい物語に
シェークスピアを原案に、日本人になじみやすい物語に置き換えています。
オベロン王とティターニア妃など妖精達が登場するので、シュテンドウジやビャッコとして江戸時代を選択したのが絶妙です。
時代劇の雰囲気、歌舞伎の口上を加えて、日本人が話にのめり込ませやすくしている。見て聞いてとても理解しやすい。
現代風のコントを取り入れているのも心地よい。
張り詰めた雰囲気を和ませてくれる。
原案、脚本や演出だけでなく、キャストも素晴らしかったです。
大林素子さん。背が高くビャッコ(ティターニア)にぴったり似合いました。
ザ・ギースの高佐さんと尾関さんのコントは、面白く素晴らしい出来栄えでした。コントも演劇も同じフィールドです。劇中のコントは違和感ありませんでした。
猫目倶楽部
空間ゼリー
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/11/27 (木) ~ 2008/11/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
ダメ男から女の子を助ける秘密のクラブ
ダメ男から女の子を助ける秘密のクラブ。
戦いに勝ったが、女の敵はまだ現れる。
毒牙から恋する女の子を守り続ける猫目倶楽部。
がんばれ女の子。負けるな猫目倶楽部。
この公演を観た女性は、友達も大切にし、素敵な恋愛ができる。
この公演を観た男性は、彼女や女性に対してもっと優しくなれる。
外見がよくても、暴力を振るう男は最悪。
優しくても、彼女をモノのように扱う男は最低。
男が見ても、典型的なダメ男。
恋する女性はダメ男につかまってはだめです。
彼氏、友達、お金。バランスが取れていないと、いずれかが壊れてしまう。
親しい仲であってもお金の貸し借りは人間関係を壊してしまう。
猫目倶楽部のメンバー3人は強い女性。しかしそんな彼女達だって恋愛する。胸がぎゅっと締め付けられ、苦しむ。恋は医者には治せない病。
恋する女性をサポートする猫目倶楽部。
困ったときは掲示板に「XYZ」ではなくて「猫の瞳」を書き込んで依頼しよう。
弱い女の子は変われる。強くなれる。
公演で登場したキーワード
「恋は友情を壊す」
「人を機械のように利用しては駄目」
「こころはコロコロ変わる」
「人は変われる。強くなれる」
死んだ赤鬼/戦争に行って来た(反転)
MU
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/11/25 (火) ~ 2008/11/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
両A面と冠を付与するにふさわしい2作品
サバイバル・ホラーと不条理なサスペンス、両A面と冠を付与するにふさわしい2作品でした。
2作品とも上演時間はそれぞれ約45分。あいだに休憩時間が約15分あります。両方観てだいたい2時間弱ぐらい。ちょうどいい時間。ストーリーも理路整然とまとまっているので観やすい。
まずはじめに『戦争に行って来た(反転)』からスタート。
掃いて捨てるほどあるウソと現実。
よくある日常の風景のはずなのに、人質となった恐怖体験を経た彼女達には異質な世界に感じている。
ルポ写真の向こう側、喫茶店の窓ガラスの向こう側では戦争がある。
生き残るか、殺されるか。
物語を観て、不条理なサバイバル・ホラーだなと感じました。
『戦争に行って来た(反転)』で印象に残ったシーン。
「現実をなめんな!」というセリフ、恐怖におののいている件(くだり)が鮮明に記憶に残っています。
休憩の後に続いて『死んだ赤鬼』がスタート。
物語はサスペンス。
弱い人間は、誰とでもなかよくしたいと思っている。
『泣いた赤鬼』の童話になぞられて赤鬼と例えている。
強い人間だって皮一枚はがれると、か弱い。同じ人間、赤鬼。
強い人間が赤鬼を死なせてしまった。
強かったはずの人間が、あっけなくもろくなる。
物語の結末は意外なものでした。
『死んだ赤鬼』で印象に残ったシーン。
男二人が、ある小物を鼻と口の上にあてて呼吸するシーンがあります。
実は二人とも病室にいるらしい。実際はよくわからない状況なのです。
まるでベットの上で酸素吸入器で生きるか死ぬかもがき苦しんでいるような姿に見えました。
MY WAY
劇団め組
「劇」小劇場(東京都)
2008/11/05 (水) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
祖国と市民を守る兵士達の生きがい
この演劇は、祖国と市民を守る兵士達を描くことで「愛すること」を伝えるストーリーと思います。
日本が平和であること。理想として追求する幸せです。
有事、非常事態がなければ、出動することがない。出番の無い兵士達。
祖国を守る任務を全うすべく行動する兵士達の生きがいとは何だろう?
サバイバルスクールに召集された、特殊部隊に所属する自衛官と警察官。そしてサバイバル訓練に参加希望してきた謎の公務員。
サバイバル訓練を通じて仲間を守る。大切な家族を守る。祖国を守ることを再認識する。その兵士達の姿を通じて「愛すること」を伝える演劇でした。
くちなし
dramatic theater RARA☆
TACCS1179(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
人呼んで こずれぇ~狼
脱線劇団PAGE・ONE パートII
駅前劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
ビール飲みながら笑って観られる
時代劇をテーマにした演劇はたくさんあると思います。ビール飲みながら笑って観られる楽しい芝居でした。
この芝居は時代劇らしくない、時代劇コントと言うのが伝えやすいのかな、と思います。
私、わからぬ
空間ゼリー
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
他人と比較・評価しないと、私自身のことはわからない
ある1年間、四季が移り変わっていく、徳井家の茶道教室に集う人々のつながりを映した戯曲でした。カンタンにいうと、人との出会いやつながりを大事にしたいことを訴えたホーム・ドラマでした。
ストーリーには始まりのあといつか終わりが訪れるけれども、それでおしまいというわけではなく、ずっと続いていくというテーマを持った作品でありました。
クーロンの法則
劇団たいしゅう小説家
ウッディシアター中目黒(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
生きていればなんとかなる
生きていればなんとかなる。前向きに必死にもがきつづけている。
みんな前向きに生きている。観ている僕たちが「生きていて辛いな」と、くよくよしていることが小さなことに見えてしまう。演劇を観終わって、明日から頑張るぞと元気が出てくる演劇でした。
クーロンハウスに集う人々は、共同生活でお互いを助けあいながら、他人に言いにくい事情から逃げずに立ち向かうようになる。明日への活力を充電して巣立っていく。
全体的に明るい雰囲気で、笑いあり涙ありの喜劇でした。
この演劇はポジティブに生きようと必死にもがく姿を描いているので、自然と明るい雰囲気となりました。脚本、演出とキャストのハーモニーが心地良かったと感じました。
佐藤けいこ一人芝居「私の部屋」
空間ゼリーLabo
pit北/区域(東京都)
2008/03/03 (月) ~ 2008/03/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
大切なものは捨てられない
ストーリーのテーマは二つです。一つは「大切なものは捨てられず、部屋に堆積していく」です。もう一つは「自分が見たいものしか見ようとしなかった(でもいまは見える。あらゆることを観察したい。何にでも挑戦していきたい)」というものです。
大切なものは捨てられない。
大切にしていることを言いたいけど、うまく言えない。
健康グッズやおしゃれな洋服。買ったときには感動があるけれど、時間が経つと物足りなくなる。彼氏も私を飽きさせない努力が足りなかった。
散らかった部屋のモノは、売ったりあげちゃったりしようかなと思うものもあった、しかしそれは収納できないだけで、思い出と手に入れた瞬間の感動が残っている。色褪せて見えなくなってしまったけど、大切なものは捨てられず、部屋に堆積していく。
今回の作品で、キャンディーの部屋、散らかった部屋にある洋服、小説本等は、捨てられず部屋に積もった大切な思い出や感動の瞬間がリンクされたものなのである。 無造作に置かれた文庫本『アルジャノーンに花束を』『あしながおじさん』も、感動した瞬間が思い出と一緒につながっているのでしょう。
人からこう思われたい、見られたいと思う気持ちが散らかった部屋にあるもの全てにある。部屋を振り返ってみて、今までの自分が見たいものしか見ようとしなかったことに気づく。でもいまは見える。あらゆることを観察したい。何にでも挑戦していきたい。そう決意したストーリーです。
ロックオイル砦の決闘
新宿サニーサイドシアター
こった創作空間(東京都)
2008/02/12 (火) ~ 2008/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
人なつっこいビリーと友人パットの決闘劇
人なつっこいビリーと友人パットが決闘するクライマックス・シーンに感動しました。
保安官パットを演じた高橋沙織さん。黒のベストと羽根帽子かっこよかったです。
いっぱい夢中で大変だ!
夜ふかしの会
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/02/15 (金) ~ 2008/02/17 (日)公演終了
満足度★★
夢中になっている人のシチュエーション・コント
今回はシチュエーション・コントでした。
今回のコントで僕が好きなコントは天文部長が部費を獲得するために生徒会長選挙に立候補するため会議をしている「会議に夢中」です。
おとことおんな、時々、動物
WHATCOLOR
サンモールスタジオ(東京都)
2008/02/06 (水) ~ 2008/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
全く接点や脈絡のないものなのに、構図が同じ
今回のWHATCOLORさんのアンケートに「何色に見えましたか」というものがありました。
僕の場合は「赤」にみえました。全体的に血生臭いシーンが多く、赤が印象に残りました。
今回のオムニバス・ストーリー4本のうち、特に第3話「牛 -ドナドナのうた-」が一番印象に残りました。
牧場で乳をもまれ、ミルクを搾り取られる牛。
風俗店で巨乳をもまれ、金を搾取される女。
全く接点や脈絡のないものなのに、構図が同じだと思ってしまいました。
ヤング★ボーイズ
THE♥フォービーズ
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/02/08 (金) ~ 2008/02/10 (日)公演終了
満足度★★★★
もう一度スポットライトを浴びたい
吉本の劇団THEフォービーズ『ヤング★ボーイズ』を観てきました。
全体的な感想としては、泣けるええ話でした。
第一幕は吉本らしく全員でズッコケていました。これは場の雰囲気をつかむ、お約束の儀式なのです。
最後は感動して涙ぐんでしまいました。
セサミストレート
カカフカカ企画
アイピット目白(東京都)
2008/02/06 (水) ~ 2008/02/13 (水)公演終了
満足度★★★
タイム・トラベルとラブ・コメディ
開演してから前説の寸劇。くだらなさがおもしろかったです。
本編は、意外にもタイム・トラベルとラブ・コメディをテーマにしたストーリーでした。
前説と本編でキスシーンが20~30ぐらいありました。客席に見せ付けるほどの本気な口づけで、気持ちがいっぱいになりました。ごちそうさまでした。
アニメのキャラクターへのオマージュやパロディ・ネタがエッセンスとしてふんだんに盛り込まれていました。
本公演に客演されている太田友紀子さん、美人でした。けっこうサバサバしているところに魅力を感じました。お疲れ様、おもしろかったよとごあいさつして劇場をあとにしました。
客演の熊谷有芳さんも美人で、僕の心はときめいてしまいました。前説コントの一つで、ツンデレなウェイトレスを演じていました。
あんな彼女がほしいな、と心の奥底で思いました。
【ストーリー・導入部】
2008年、家でひきこもる一人の男がいた。その男の名は新戸風太郎(にいと・ふうたろう)であった。
この風太郎に未来からやってきたエージェント達は指令を下した。一組のカップルを別れさせて、彼女に告白して付き合えというものだった。
2058年9月13日の金曜日。世界規模の同時多発テロにより、10億人以上が犠牲となる。首謀者はフライデー13。13人で構成される使徒の中心人物である。
エージェント達は諸悪の根源であるフライデー・サーティンの生誕を阻止しようと画策する。フライデーの両親こそがこのカップルなのであった。
未来からタイム・トラベルで歴史を変える行為を取り締まる警察機構もやってきて、風太郎は争いに巻き込まれていく。
風太郎はひきこもりを抜け出し、みんなを幸せにできるのだろうか。
Blue Man Group IN TOKYO
Blue Man Group
Zeppブルーシアター六本木(東京都)
2007/12/01 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
パイプ管楽器とロック、コントとお笑いパフォーマンスが一度に楽しめるステージ
BLUE MANのステージを一言で説明します。
パイプ管楽器とロック、コントとお笑いパフォーマンスが一度に楽しめるステージです。
顔の表情は一切変えず、瞳で訴えかける。無言のお笑いパフォーマンスは世界共通なんだな。そう思いました。
パンフレットの一節を引用します。
『儀式は人間が集団となる事で生まれるが、どうやら儀式なくして集団が存続することはない』
ブルーマンが世界で長く活動できる秘訣は、必ず実行する、お決まりの儀式があるということなのです。
その儀式とは何か。この言葉がパンフレットに載っているページの写真を見れば分かります。
お決まりの儀式はまだまだたくさんあると思います。
客いじりは、ポンチョ席にいる人だけが選ばれるのではありません。ブルーマンが会場の隅々までやってきて選びます。僕は一番後ろの列でしたが、すぐ近くの女性が選ばれてステージ上に呼ばれていきました。
料金はちょっと高めですが、もう一度観たくなるステージです。ぜひ1度観られることを強くお勧めします。
6月まで第3期追加公演が決定したようです。まだ観ていない方は是非ブルーマンを観て下さい。
開演前や終演後にロビーにカラフルで奇抜な全身スーツを来たスタッフが4人います。バック・バンドの皆さんです。遠慮せずに来場記念で握手しましょう!
木に花咲く
新宿サニーサイドシアター
こった創作空間(東京都)
2008/01/15 (火) ~ 2008/01/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
どうしたらいいのかわからないから狂ったように咲いている
学校でのいじめ、家庭内暴力を振るう子供に向き合う家族をテーマにした演劇である。
祖母役を演じた加藤久美の迫真の演技に、客席の僕たちは圧倒されました。
劇中で、客席からすすり泣く声がよく聞えました。閑話休題のおじいさんとおばあさんの語らいのシーンでほのぼのとしていても、ストーリー全体がシリアスであるため、笑い声を押し殺してしまいました。
母親役の菅田華絵さんが第3幕あたりから目頭がうるうると赤くなっていて、今にも泣き出しそうでした。エンディングでは口がプルプルと振るえ、瞳から涙が溢れ出していました。
演者の皆さんの感情がキャラクターに入り込んでいます。客席の僕たちも一緒にもらい泣きしてしまいました。
『ここだけの話』『一日だけの恋人』
サンモールスタジオ
サンモールスタジオ(東京都)
2008/01/16 (水) ~ 2008/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
2組の男女が愛と幸せについて考える戯曲
ホテルの一室で、赤の他人同士、2組の男女が愛と幸せについて考える戯曲。
売れない役者の男を雇い、一日だけ自分の恋人のフリを装ってほしいと依頼する女。
結婚式直前に逃亡し、部屋に飛び込んできた花嫁。
『この先に幸せはあるのかしら?』
『行けばわかる。まずは行かなくちゃ』
IKKANさんの活動を知っている人はニヤリと笑えるネタがたくさん織り込まれていました。会場は爆笑の嵐。
面白く笑いつつも、最後には信頼関係ができてホロリと涙しました。
教育再生シリアスゲーム『昭和クエスト』
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
ミュージカル・アクション・コメディ
劇団SETのコンセプト『ミュージカル・アクション・コメディ』は最高でした。三宅さんと小倉さんのギター・プレイが素晴らしいです。
劇中、スナックでのシーンでは、アコギで昭和の名曲でコントやっていました。唄っていた曲がいきなり転調して別の曲になるというもの。
コード進行が同じ曲だったのかな。音楽の技術があるからできる芸だと感じました。
最終幕ではバンド演奏で「第九」やビートルズの名曲を聴かせてもらいました。名前が思い出せないのですが“It was a hard day night”のフレーズが出てくるあの曲です。
アンコールは2回あって、2回目では千秋楽だけのお楽しみとして小倉さんがひな段の2段目からセンターにジャンプして演奏するという魅せるギターを見させてもらいました。
エレキギターかっこいいです。 この世代のみなさんはギターが弾けて当たり前だった。僕もこのかっこいい60年代に生まれたかった。