
如月葵芸能事務所
株式会社ALL GREEN
シアター・アルファ東京(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです!
ストーリーが分かり易く、肩肘張らず楽しめる作品でした。
役者さん達は個性的なキャラクターを好演していて、みな良い味を出していました。
笑いあり、涙あり、感動あり、芸能界の裏を覗けた気がしました。
楽しい時間を過ごしました。大満足でした!

Heart of Stone
DANCETERIA-ANNEX
大倉山記念館(神奈川県)
2022/10/24 (月) ~ 2022/10/27 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/10/26 (水) 15:00
やっぱりダンテリは演出、脚本が唯一無二で面白い。他では観ることの出来ない舞台があると思う。
毎回の公演が、さらに楽しみになってきた。

猫、獅子になる
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
30年以上引きこもっている人間は、
引きこもった瞬間から時間が停止している、
私の弟も引きこもりみたいなもので現在や未来の話はせず
いつも過去の話ばかりする。
そういう意味では中学の頃の台本をいつまでも持っていたり、
過去の苦しみに囚われているのはなんとなく納得できる。
しかし、30年以上も引きこもっている人間に演じてもらおうという考えが
どうしても理解できない部分もあった。最後のあの偶然も決め台詞を言わせるためには
必要不可欠だったのだろうか。

ムサシ
ホリプロ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2021/09/02 (木) ~ 2021/09/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
帰ってきたという感慨と
蜷川演出の方が好きだったという正直な思い
一流の役者がはしゃぐのを観るのは楽しく懐かしさはあったが、そこにどれほどの統制があるのか
縄で繋がれる場面は初演の方が断然面白いし、長くても持っていた
客観視されたなかでの遊び心がこの作品に必要なのではないか

踊らぬサロメ、きみがすき。
あんよはじょうず。
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/05/18 (水) ~ 2022/05/22 (日)公演終了

RENT レント
キョードー東京
東急シアターオーブ(東京都)
2022/05/18 (水) ~ 2022/05/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ストーリーは一世代前のステレオタイプな価値観に思え、普遍性がうすいように感じた
しかし、名曲SEASONS OF LOVEはやはり素晴らしい。52万5600分という1年をどうやって数えようかという歌詞は、問題を抱えている人にとっての人生のかけがえのなさをというテーマに力強く迫り、作者が急死したことにもリンクし複合的に作品を支えている。

仮面音楽祭
藤原たまえプロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
歌って踊って手拍子ありペンライト振りのお祭り演劇も演劇ファンとしてかしこまらず、リラックスして観る事ができたのがよかったし、客席と舞台が一体となって盛り上がったのが、なによりもよかったです。

通し狂言 義経千本桜
国立劇場
国立劇場 大劇場(東京都)
2022/10/01 (土) ~ 2022/10/26 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
A,B,Cプロに分けてのスケジュールや、開演前の映像など見やすい気配りが感じられた。
特にBプロがよく感じた。
菊之助のいがみの権太は、小気味良く、最期の息絶えだえの台詞にはとても引き込まれた

ジャージー・ボーイズ
東宝
日生劇場(東京都)
2022/10/06 (木) ~ 2022/10/29 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ブラックチームを観劇。役者さん同士の掛け合いも歌もとても安定していた。
演出が素晴らしかった。開演してすぐの映像と音楽によるワクワク感で高揚した。
カメラを使った演出はもちろん、上下構造や、人物があるシーンを見ているように配置するのも見事だと思いました。その場にいない登場人物同士が、演出の処理によりうまく繋がっていました。
これからご覧になる方は、開演前の着替えや客席が映されるカメラなどを楽しむために10分ほど前には客席に着くことをおすすめします。

サド侯爵夫人
遊戯空間
銕仙会能楽研修所(東京都)
2022/11/05 (土) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
三島由紀夫の台詞や世界観を役者が体現していたと思います。発声佇まいも素晴らしかったです。
一方で能舞台であったのは挑戦的だと思ったのですが、そのことによってこれまでのこの戯曲の上演を越えられたとは私には思えませんでした
けれど、大切な試みだとは思います

「カレル・チャペック〜水の足音〜」
劇団印象-indian elephant-
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2022/10/07 (金) ~ 2022/10/10 (月)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
「国家と芸術家」シリーズ三部作、の最終作。・・と書いたが(何処かでそう目にしたと思って探したが行き当たらず)、ケストナー、藤田嗣治、ジョージ・オーウェルの続き四作目。
劇場が狭かった前二作から芸劇へ。それに題材がカレル・チャペックという事で今回は劇場で観たい!と思っていたが結局、3度目の配信鑑賞となった。
配信についても、前二作に比べ映像が断然良く、見返す事なく一回の視聴で台詞が聞き取れ、前方席での観劇気分を味わえた。
だがもっと驚いたのは舞台の完成度、テキストの深さ、巧さ(執筆の神が味方したかのような..)である。
チャペックと言えば「山椒魚戦争」を書いた著名な作家の一人であるが、演劇への関心から知り直した人物でもある。劇場で観た彼の戯曲「R.U.R」(ハツビロコウ)「母」(コットーネ)はいずれも「戦争」に触れた品だったが、本作もチャペックが執筆に生きた第一次大戦と第二次大戦の戦間期が舞台となり、大戦後誕生した民主国家チェコがやがてナチスの台頭した大国ドイツに翻弄される軌跡と密にドラマが進む。
舞台はチャペックと兄ヨーゼフの家族=妻と幼い娘が住む家。若いチャペックがフラれたばかりの初恋の女性、彼女が交際する事になる新国家の大統領の息子、大統領本人、チャペック兄弟の親友、それにこの世ならぬ謎の女が訪れる。家族の葛藤と克服、逃れる事のできない国家と歴史の状況の中で精一杯生きる人間たちの人生が美しく刻まれていた。
配信では避けていた☆5を付けた。
物理的な圧力に晒された人々が、勝ち取った自由を手放さざるを得ない現実に直面する光景に、つい重ねてしまうのはわが国の事。日本は敗北を喫しつつあるが、これに関する報道は殆どなく、今どういう覚悟をせねばならないかを考える契機は希薄である。
カレルと周囲の人物たちは苦境に悶えながらそれを克服する精神、歩き方を手にし、生を全うしようとする。早晩朽ちて国もろとも凋落させるだろう効用のなくなったシステムを温存し、「改革」のポーズだけを取ってその場をやり過ごす(その実やり遂げようとしているのは売国的な政策)我が国の中枢を、「それ」としてありのままに見る事・・舞台がくれた勇気を、今以上にゲンジツを見る態度に向けるよう促されている気が個人的にしている。

イヌの仇討
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/12 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
8000円という高いチケット代を払うのはこまつ座だから
安心して観劇できるだろうと思っていつも購入している。
井上ひさしの脚本は今回もよく満足のいくものでしたが
会場内に携帯電話抑制装置がないため、通知音がよく鳴っていたのが残念。
演者の方で体調が悪かったのか、台詞が飛びまくっていた。
舞台は生ものだから仕方ないが、何回もそういう場面があると集中力が途切れる。

仮面音楽祭
藤原たまえプロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
「仮面音楽祭」らしく、受付やプロデューサーの藤原たまえさんが、仮面を頭に付けてお出迎えしてくれる。まずは、祝祭の雰囲気作りをするといった配慮が愉しい。
可笑しくて 大いに笑った。この面白さを 自分の拙文で表現しようとしても無理だぁ。
常態と狂態が混じり合った混沌とした世界、そこに足を踏み入れた男女が巻き起こす抱腹絶倒の物語。快と楽の迷路の果てに見えた光景は…。
劇団ポツドールの「愛の渦」のような見知らぬ男女による一夜の狂乱だが、「愛の渦」のような性欲ではなく、何方かと言えば性抑であり生欲という 前向きな人生を思わせるラストだ。結局名前も分からず別れていく、そこに大都会 東京の哀愁を観るようだ。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし)

私の一ヶ月
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★
新国立劇場で「私の一ヶ月」を観劇してきました。
役者さんの演技など表面に出てるものの効果が素晴らしかったから、私の残念な気持ちも強いのかもしれないけれど、この話、脚本の設定の一部に「大学図書館の閉架書庫」「(中途採用の)職員」が出てくる点、誤解を招くセリフや状況があります。
大学図書館の学生アルバイトに対して職員が「時給の発生する休憩」と告げる、導入部の台詞は衝撃的なほど、現実の大学図書館の状況とかけ離れています。
お芝居としてはそれなりに飽きない構成だったけれど、脚本の設定がなってない。
中途採用で、司書資格しか持ってない人が正職員になれるほど甘い業界ではないです。
お芝居としてはたぶん、ほかに良いところもあったし、本の流通に対する問題意識、人間どうしの交流過程、「司書ってもっと評価されていい職業だと思ったんだ」という台詞もあったんだけど、とにかく設定がこれではいろいろ失敗しています。
コロナ禍で停滞して苦境に立たされた演劇界の脚本家が、大学図書館の職員に嫉妬して、わざとねじ曲がった表現をした可能性もあると、残念に思いました。

仮面音楽祭
藤原たまえプロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
残念ながらチケプレには外れてしまったのですが、コナンさんが絶賛していたので観に行ってしまいました。
行って良かったです!面白かった!カラオケにも合コンにも縁はないですが、今時はこんなシステム(相席)があるんですね。そこに集ってしまった男女の組み合わせが笑えました。男女の仲も、女友達も、おかしくもあり、ほろ苦くもあり。
個人的にはタンバリンマン?の歌をもっと聞きたかったです。

VANYA‼︎
人間劇場
SPACE EDGE(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
魅力的な役者さんが多く、引き込まれました。ほとばしる「若さ」を感じながら、一緒に踊りたくなりました。楽しい時間をありがとう。

藤原さんのドライブ
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
傑作、華5つ☆。昨日といい、本日といい傑作に立て続けで出逢うことができた。今作もまた今年拝見した全作品の中でトップを競う作品の一つである。まだ席に余裕がある、ぜひ観ておくべし!(これから食事を作って食べる、追記後送)

赤裸裸
good morning N°5
ザ・スズナリ(東京都)
2022/10/27 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
フライヤーから連想するサウナ的要素はなし、で裸はあり
というか裸に関しては今回に限ったことじゃないですね(笑)
今回、ラサール石井さんがまさかの参戦
さすがというか覚悟が出来ているというか
総理大臣役の見せ場では炎上級の台詞の大連続、ブラック過ぎる、めっちゃ笑える
圧巻だったのは池田有希子さんの歌唱シーン
オリジナルですがエヴァンゲリオンばりの壮大なメロディーとユーミンばりの切ない歌詞
笑いを噛み殺しながら聴き惚れました
スズナリでよくこんなセットの許可が取れたものだと
よほど信用があるのか、よほど頼み込んだのか
そういえば前説で保険に入ったと言っていたような
ぶっ飛んだ内容ながらストーリー的にちゃんと繋がっているのが凄い
ガイドラインを守ったうえでここまではっちゃけられるなんて素晴らしい!

にぶいちの失明
山田ジャパン
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

藤原さんのドライブ
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
1930年岡山県の離島、長島に初の国立療養所「長島愛生園」が誕生。ハンセン病(らい病)患者の隔離施設。患者は子孫を残すことが許されなかった。1943年に治療法が確立されたにも関わらず、島と内地に橋が架かったのは1988年。世界的にも類を見ない日本特有の差別と偏見の日々。
現代のコロナによる隔離施設を長島に設定し、二つをだぶらせて綴るSF。
スカイラインを駆り、療養所仲間を乗せて何処までもドライブする藤原(猪熊恒和〈つねかず〉氏)さん。モデルは立花誠一郎氏。スカイラインの大道具が良い出来。二人の人力で動く巨大な台車。
藤原さんは皆を故郷に連れてってやる。だが、皆実家には帰らない。遠くから懐かしい景色を眺めるだけ。“穢れ”の思想が色濃い日本で、親族に迷惑はかけられない。穢れて棄てられた者達は誰にも見えない場所で隠れて暮らすしかない。