
ライン
青年団若手自主企画『西村企画』
アトリエ春風舎(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/06 (火)公演終了
水準
俳優陣のレベルが高い、というのはこういう事を言うのだろう。やはりこの水準でやりとりされると面白い。西村氏はこの水準の俳優をちゃんと使える数少ない演出家の1人だと思った。

MISS NESSIE
劇団ガバメンツ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/05 (月)公演終了
満足度★★★★
いつもよりちょっぴ大人な
作品でした。
単純に笑える部分ももちろん多いけど、
ちょっと考えて気付かせる笑いも含まれてて。
関係者と呼ばれることに苦悩した男を取り巻く人たちが個性的で良かったです。

野鴨
メジャーリーグ
THEATRE1010(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/30 (金)公演終了
満足度★★★★
至近距離で堪能
美術秀逸。世界にグッと引き込まれる。
ドロッとした雰囲気も美しい美術できれいに魅せる。
そして、至近距離で存在感のある役者さんを観られる幸せ。
人間を描きながら、人間臭さを感じることが少なかった・・・その分重厚さが薄れたのは残念。演技が硬かったので、これからもっと良くなると思います。
途中休憩有。

人~鬼の瞳に立つ者~
dlb-EnterPrise 舞台演戯事業部 Do-リンク場
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
初日観劇!
豪華な舞台!俳優陣!魅せられたな~
実のところあまり時代劇は得意ではないんだけど、
新撰組って若い息吹が感じられて好きだな~♪
おもしろい話に仕上がっていました。

-1・マイナスワン
劇団Turbo
駅前劇場(東京都)
2007/10/25 (木) ~ 2007/10/29 (月)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい!の一言です
教会で育てている孤児を引き取りたいという、3組の夫婦が名乗りを上げてそれぞれの子供を一人ずつ引き取っていくが、その3人の子供達が姉妹だった為に、長女の亜矢は、思い悩む。
養父母はとても可愛がってくれるけれど、やはり姉妹3人で一緒に居たいと言う切実な思いから、脱走して姉妹3人は教会に逃げ込む。
3組の夫婦は教会に探しに来てそれぞれを連れ戻そうとするが、長女の亜矢が3組の夫婦を説得するシーン。
すんごく感動しました。
そして、泣きじゃくりました。
亜矢演じる渡辺舞の・・生きながら引き裂かれるような表情にやられました。
ここで、だーー!と涙(┬┬_┬┬)滝涙!
そうして、シャッチョさん演じる富田誠が言います。
「自分が本当の親だ!と言って幼子の両手をそれぞれ引っ張って離さない。子供は『痛い!』と泣いたので慌てて本当の親が手を離した。という物語があったけれど、我々は三方からそれぞれ手を引っ張って離そうとしない。ここで、全員が離してやったらどうだ。」と持ちかけます。
ここでも、だーー!と涙(┬┬_┬┬)滝涙!
結果、考えた挙句3組の夫婦が教会で暮らすことになります。
3人姉妹のちっさい方の子役二人、あれって主宰(井上)の子供なんですって。
たまたま、ラッキーだったのだけれど、ワタクシのお隣の席に松澤登紀子のお母さんがお座りになりました。
で、劇団員の情報を沢山おしえてくださったのです!(^0^)
いつもの通り、ワタクシが話しかけて色々教えていただきましたっ!(^^;)
で、前の席にはこの劇団を10年位観劇してらっさる男性がいて、やはり・・劇団員に知り合いがいらして、その劇団員は親の危篤の時にもここの舞台に立っていたとか。
すんごいねっ!(・・)
それから、実はこの日妊婦役の川崎あかねが陣痛の為入院したのです。
こっちもすんごい根性です!
朝、楽屋入りして陣痛が始まって主宰が運んだらしいです(^^;)
素晴らしい!!
で、この劇団は「寅さん」的人情モノが得意なので、毎回笑いあり、涙あり、感動あり。なのだそうです。
いあーー、素晴らしかったです。
劇の合間に流れる選曲もいい。
笑いのシーンではアメリカ的でポップな音楽を楽しめるし、涙のシーンでは、、『涙そうそう』を流します。
この物語もギターの鉄人、吉川忠英氏の、『涙そうそう』を聞いているときにパチリとスイッチが入って書いたのだそうです。
年に2回ずつの公演で、二十数年前に主宰の井上と富田が立ち上げた劇団らしい。
そうして劇団員達もそれなりの年齢になっているが、また、そこが良い味が出てるのじゃないかと思う。
人生を歩んできた年輪が舞台上でも表現出来てるし、何よりも脚本自体の年齢設定が実にしっくりくるのだ。
年齢層も一桁~50代の劇団員が所属してる劇団って少ないでしょ?
で・・当然の事ながら客層もバラバラの年代です。
ってことあ・・大きな幅の年齢に支持されてるって事だよね。
客席は満席で入りきらず、パイプ椅子を急遽、出してました。
最近、20代しか居ない劇団を観ると・・「う~~ん?何だか軽いな~。」と感じていたのはきっと、社会性に合ってないからだと実感したのでした。。
笑って泣いて、観劇後には、感動で胸が熱くなって、目も真っ赤でした!
あんなに泣いたのは「祈り~」と「永遠の一秒」以来かな~。。
満たされた芝居でした。。
やっぱ観劇、サイコーですわっ!(^0^)

たとえば野に咲く花のように-アンドロマケ-
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2007/10/17 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
うーむなるほど。
シリーズの前回の作品は、ギリシャ悲劇をある程度知ってないとわかりづらかったかもしれないのですが、今回のはまったく知らない人でも十分楽しめると思います。日本と韓国の戦後の問題に関しても考えさせられました。3作品みたいですね。

アンチリアル
1970 PROJECT
小劇場 楽園(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★
とても斬新な感覚
ちょっと事前に想像してた感じとは違っていたのですが、
とても斬新な感覚で、よく考えられた作品だったと思います。
自分が観たのは初日でしたので少し硬さもあったようですが、
役者さんの熱演も素晴らしい。
ビジュアルもよく、とてもおしゃれな雰囲気だったと思います。

ビデオスターの悲劇
劇団東京ヴォードヴィルショー
ザ・ポケット(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★
これまた期待していたよりは少し残念な仕上がり。
風琴工房にも似たようなトコを書いたのだけど...。
80年代の話ということで
台詞も当時の若者言葉の言い回しになっているのですが
これまたオールドスタイルの演技を誘発してしまって
どうもしっくりこない。
演技が大きい、いわゆる喜劇的な振る舞いが
どうにも好みではない。
でもこれが東京ヴォードヴィルショーのフォーマットなのかもと。
原扶貴子(KAKUTA)や、川本裕之(KAKUTA)は
ニュースタイルなので人物がリアルで面白い。
まぁ植田裕一(蜜)が炸裂していたのでそこは大満足なのですが。
植田さん面白いなぁ、ホントに。
この人はず~と観ていても全然飽きないと思う。

砂漠の音階
風琴工房
シアター風姿花伝(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★
期待していたよりは少し残念な仕上がり。
大正から昭和にかけてということで
台詞も古い言い回しになっているのですが
これがオールドスタイルの演技を誘発してしまって
どうもしっくりこない。
演技が大きい分、逆に登場人物の情熱が薄く見えてしまって
もったいないなぁと。

アンチリアル
1970 PROJECT
小劇場 楽園(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★
重めな話
当日券での入場者が思った以上に多いらしいので、予約しておくことをお勧め。この回もおざぶ席まで満席。
どろっと重い話。そんな役を吉井怜がわりかし良い演技。
そんなに達者な女優だったのか。
楽園ならではの面白い作品だとは思うが、観る側にちょっと誤解のある認識を植えつけかねないところもあり、それが気がかり。
この日は終演後に、吉井怜がファーストキッチンでの下北fmの公開生放送にゲスト出演。帰りがけに偶然出くわしたので、素の吉井怜の部分を見れてちょっと安心した思い。

道成寺
劇団山の手事情社
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/01 (木)公演終了
満足度★★★★
意外に
前からお名前は知っていたんですが
どういう演劇スタイルかも知らずに、
知り合いが出ているというご縁で初観劇。
・・・が!
意外にも分かりやすく、視覚的にも演劇ぽい遊びがたくさんあって
良い感じ。
丸い鏡の上でのみ芝居をするのが、四畳半スタイルなんだな。
それにしても身体言語がスゴイ。

宇宙にタッチ
トノチョ´
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★
とても不親切なスタッフ達
かねてから申し上げているように、どんなに素晴らしい作品であっても
その提供するスタッフの対応や劇場の居心地が悪ければ、
興ざめしてしまう。食事と同じ。
普通の料理でも極上の環境と満足を受ければ、
納得度があがるのと同じ。感動体験なのだ。
その意味で、この劇場というか劇団のスタッフの対応には
本当に不愉快。全く閉口。
とにかく上目線であるのだ、命令口調であり、横柄なのだ。
「芝居をみせてやっている」姿勢というか、
必要以上に格調高くぶっているのか、
客を小バカにした対応をしている。
終演後、多くの人が劇場前で、それらスタッフとしゃべって、
ゆっくりしている様子から
「お友達集め」の芝居であるのだろう、
「よそ者」が入ってきているからなのか、
ウザイ視線っぽい目付きで見るのだ。
開演に1分遅れたら、モニターもない階段の踊り場で10分以上待たされ
(上演時間は100分)、待っている間に鞄を片付けていたら
「静かにして下さい!」、
「いつ入れるんですか?」と聞けば
「芝居が始まっているんです、声を出さないで下さい」
おいおい、ここは階段の踊り場だぞ!
なにより全席指定で前売り3500円、4000円もするのに、
頑張って前のほうの席を取ったにもかかわらず
「後から来たお客様は、後方端の席になります」と一言いい、
対して混んでもいないのに、
(不思議なことに客席後方はガラガラなのに、前のほうには
補助席を出して通路に座らせたりして、塞いでいる、
しかもその補助席軍団が前のめりで見ているせいで、後方の人は
本当に良く見えない)
舞台が半分隠れるような席に有無を言わさず座らされ、本当に閉口。
確かに開演時間に遅れるのは、作品に対して失礼である。
それは承知している。
しかし、サラリーマンは忙しいのだ。
平日の夜、便利でもない場所にある劇場へ、雨が降る中、
プレミアチケットでもない作品に空腹のまま、
駆け足で汗をかきながら、足を運んでいるのだ。
仕事をするから、チケットを買えるのであって
そんな態度をされては、ますます平日公演には
私たち会社員は敬遠せざるえない。
それにしても随分長いこと芝居は見ているし、
本数だって、きっと1000本(回)以上は作品を見ているが、
こんな扱いを受けたのは初めてと思う位、憤慨、不愉快な思いをした。
終演後も、知り合いと、ぺちゃくちゃしゃべり、煙草を吸い、
誰も「ありがとうございました」と言わない、この劇団。
一体、何様なんだろうか????
ひょっとしたら、それは、極々一部のスタッフの対応なのかもしれない。
中枢の人達は、素敵な人達なのかもしれないが
客と直接する彼女達の対応が、私たちには印象の全て。
この劇団と、この劇場に作品には
2度と行きたくなくなった。
不愉快な先入観を抜きにしても
作品自体も、どってことのない、くさい青春芝居。
「感情を出すのに照れがある人、苦手な人も、
この作品で素直に感動してみるのはどうでしょう」
なんて触れ込みだが、
どこにも感動する場面はなく、つまらないシャレや、
ありきたりなシチュエーションの連続で、退屈そのもの。
チケット¥2500で、スタッフが感謝の気持ちを込めて
迎えてくれるような姿勢ならば、
「まぁ小劇場だし、こんなもんかな。これから磨かれていくんだろうな」
とか、どこか作品の良いところを探そうと思いながら見るのだが
最初から不親切なスタッフのおかげで、
気持ちがすっかりシラけてしまい、
しかも退屈な芝居を見せられ、非常に不愉快な気分で劇場を後にしました。
特にクライマックス近くの感動の押し付けのようなくだりは
正視に堪えがたいシーンで、体中が痒くなってきた。
東京ブロードウェィとか、劇場を中心とした街づくりもいいけど、
もう少し提供者のサービス面(ソフト)を、しっかりした上で
税金を使って欲しいと思いました。

ワールド・トレード・センター
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2007/10/20 (土) ~ 2007/11/06 (火)公演終了
満足度★★★★
考えさせられた
約2時間もあった芝居がなんなく見れました。9.11のことを、日本からテレビで眺めていた過去の自分と照らし合わせると、より舞台が楽しめました。公演中、何度も鳥肌が立つようなぞっとする場面はありましたが、私の中ではこの鳥肌が現実感という感覚を表しているのような気がするのです。今になってようやく9.11が現実味が出てきた、そんな風に感じました。
キャストに外国人の方が出演していましたが、最後の長ゼリのとき、お客さんの多数が字幕を見ていて彼の方をまったく見ている暇がなかったのが、ちょっと残念でした。(そういう私も英語が全く分からないので目が離せませんでした。。)せっかく私たち一人ひとりの目を見るように話しかけていてくれたのに・・・。スクリーンはもっと大きくて、文字数がたくさん入る方が字幕もそんなに変わらず、焦って見る必要もなかったかなと思いました。

道成寺
劇団山の手事情社
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/10/30 (火) ~ 2007/11/01 (木)公演終了
満足度★★★
近いのは◎だけど狭いのは△。
この小屋は舞台との距離がないので、細かいネタまでちゃんと楽しめる分、舞台の広さがない分だけ大技の迫力がもの足りなく思える。94分。

東京ハニロボ
あなピグモ捕獲団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★
いきなりカッコよいです
開演と同時に、黒い衣装の役者さんが一斉に飛び出してきてカッコよかったです。石井さん・遠藤さん・若林さんの3人のからみが愉快でした。
小ネタが、いちいち懐かしくてツボ。「スカポンタン」って久しぶりに聞いて、なんだかうれしかったです。
「東京ハニロボ」って、新しいお菓子みたいなタイトルですね。

ハルカナ
ミクロドロップ
西鉄ホール(福岡県)
2007/08/18 (土) ~ 2007/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
水みたいに透明な。
(時間が経っているため記憶があやふやです^^;)
PA!ZOO!!さんに引き続きgrow up企画。
舞台は全体的に高さを活かしたものが多かったです。
PA!ZOO!!さんもそうでしたけど、西鉄ホールというハコに対しては
やはりこういったものが合うんだろうな、と思いました。

ひのひのふう
劇団PA!ZOO!!
西鉄ホール(福岡県)
2007/08/12 (日) ~ 2007/08/12 (日)公演終了
満足度★★★
テレビドラマみたいな
(日が経っているため記憶があやふやです^^;)
楽しみにしていたgrow up企画。
会場に入ったらごちゃごちゃっとした舞台。
家を断面で切ったみたいな感じ。部屋そのまま。
到着が遅くなったため、少々後ろの席へ。
舞台を見る限りでは真ん中あたりに座りたかったのですが。

HOLD
劇団風三等星
甘棠館show劇場(福岡県)
2007/07/27 (金) ~ 2007/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
役者の持つ空気
(3ヶ月以上前の為記憶があやふやです^^;)
当日ギリギリまで観に行けるかわからず、当日券で観ました。
装置はないと言っても過言じゃありませんでした。
上手側に机がひとつ。目立つものはそれだけ。
席はギリギリに入ったので空いていたところに。
大体真ん中ぐらいでした。

ビデオスターの悲劇
劇団東京ヴォードヴィルショー
ザ・ポケット(東京都)
2007/10/31 (水) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
はじけてる!
KAKUTAの桑原さんの手練に脱帽!本当に面白い。客演の役者陣、どの方も光っていて、ヴォードヴィル陣もっとはじけてほしい~。この芝居は必見!!

R.P.G
企画集団回天木馬
東京アポロシアター(東京都)
2007/10/26 (金) ~ 2007/10/31 (水)公演終了
満足度★★
まぁまぁかな
確かに、CGや映像なども取り入れているけどそれほど効果的に使えているとはいえない感じ。
ストーリーはなんとも王道な感じで演技もきっちりしていたし、楽しめました。
ただ、もう少しひねりと見ごたえというか惹きこむ何かが足りない感じ。