最新の観てきた!クチコミ一覧

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ビューティ・クイーン オブ・リナーン

ビューティ・クイーン オブ・リナーン

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2007/12/07 (金) ~ 2007/12/30 (日)公演終了

満足度★★★

苦しさが胸に押し寄せる
閉塞感と袋小路へと突き進む物語に、やるせなさや切なさが
観ている私に押し寄せて、苦しくなっていきました。
もちろん、笑いが散りばめられてもいるのです。
それが却って、突き付けられた問題の大きさと対照的で・・・。
長塚さんのキャラが、スパイスになり秀逸。
ニ大女優は、互いに一歩も引いていません!
重たいけれど、目をそらすことは出来ないとも思いました。

残魂エンド摂氏零度

残魂エンド摂氏零度

芝居流通センターデス電所

ザ・スズナリ(東京都)

2008/01/11 (金) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

スタッフワークに期待
舞台装置としての映像、室内効果としての照明、ライブステージとしての音楽と、
スタッフワークには満足。

カゴツルベ

カゴツルベ

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

空間構成が良かった
空間の構成力はさすが。
キャストの役割分担がきっちりなされていて見やすい。
KAKUTAとは違った意味で一般受けするんだろなと思う。
もう少し登場人物に突っ込んでもよかったんじゃないかなぁ。
ラストシーンは見入ってしまった。

目を見て嘘をつけ

目を見て嘘をつけ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/16 (水)公演終了

良質。
KAKUTA特有の女性っぽさで堅実な印象。
こういう団体がいっぱいあれば小劇場の観劇人口は増えると思う。
個人的にはもう一捻りくらいされるとベタ惚れライン。

目を見て嘘をつけ

目を見て嘘をつけ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/16 (水)公演終了

満足度★★★★

満足
 各々のもつ苦悩や秘密の対象をはっきり見せず、観客に自由に想像させる構成はうまいなあと思います。
 
 
 

ネタバレBOX

 アフタートクショーによると、筒井さんと会った後に、性同一性障害の設定を思いついたらしいですね。聞いてなんだか納得しました。
ドン・キホーテの恋人

ドン・キホーテの恋人

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/13 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっとの勇気
1月5日の事だったと思う。廣瀨友美から「リベンジさせてください。」とメールがきたのは。
なんて素敵な女性なんでしょ。その意欲といい、役者がリベンジという言葉を使うこと自体、そのプライドが崩れるような気がして普通は出来ないことだ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

リベンジというのは、前回の芝居でやはり、評価が気になったのだろう。コメントを付ける勇気がなくてDMで問い合わせてきたのでした。 それに対し「好みではなかった。」と答え劇評もアップしたワタクシ。

しかしながら、廣瀨友美はそれでも頑張るのだ!
ズバリ!と主張できない性格とその童顔からは想像出来ないが芯のところで、一本通っているのが伺える。
それならと、馴染みの王子に足を運んだのでした。。

まず、セットがシンプルで白い紙を散らばらせ、美しい。と感じさせる美的感覚は効果大です。

園子は引越ししてしまった幼馴染のモリミーを10年間、想い続けているが、当のモリミーは小説家である園子の母親の本を愛読しながらも、現実の世界に戻って来られない。そんなモリミーを救い出そうと母親を超えるような戯曲を書き、同級生らに演じさせてモリミーを現実の世界に連れ戻そうとする。

同級生らは園子の戯曲の世界に引きづり込まれて、役柄を演じているうちに園子の思惑通りに事が進んでいく。

登場人物の女子高校生4人は全員が誰かに愛されたいと願う。みんな寂しいのだ。実はこんなところに作者の意図があるような気がする。。

「本当は誰からも愛されてない。抱きたいと思われてるだけ。体が目的なだけ。」と罵られるサキ。 高校生くらいのお年頃って、自分が本当に愛されているのか不安でいっぱいなのだ。 辛辣なセリフもあるが、現代の高校生って、実際にこんなセリフを吐いてるような気もする。

場面は変わって、園子はモリミーに「好きです。」と言えないまま、10年の歳月が経ってしまっている。 園子は勇気を振り絞って、告白するもふられる。

しかしながら、リベンジするのだ。 「どうしても好きだから。」とリベンジするのだ。 終わり方は良いと思う。

たぶん、芝居を観る側の人達って「ずっと一人の人を想い続けていますが、その気持ちを告白することは出来ません。」という人、多いんじゃないかなー。大人になっても・・・。 そういう人達だからこそ芝居にのめり込んで空想するのだ。

でもでも、きっと幸せは訪れるよ。ちょっと勇気を出すだけでいいんだ。。 そう・・・、ちょっと勇気をもらえる芝居です。。
エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス-蘭の星-

エル・アルコン-鷹-/レビュー・オルキス-蘭の星-

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2008/01/02 (水) ~ 2008/02/11 (月)公演終了

満足度★★★

ショー2本立てっぽい
 「エル・アルコン」は、テーマ曲はめちゃくちゃかっこよいし、安蘭けいの悪役も遠野あすか率いる女海賊団もツボ。しかし、ストーリー端折りすぎて、大河ドラマの総集編みたい。原作読んでおかないとわからない部分多いと思われます。名場面を集めたショーの趣。
 で、本来のショーである「レビューオルキス」は、コミカルなタンゴで面白いのだけれど、「エル・アルコン」が迫力あるショーっぽいせいで、ちょっと物足りなく感じてしまう。

 「エル・アルコン」で一本モノの公演にすべきだったと思う。

A-“R”ex

A-“R”ex

宝塚歌劇団

【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)

2008/01/07 (月) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

これも宝塚。
いろいろな二重構造(現実と虚構、国家と個人、妻と母、自由と規制…)が、さらに多重構造になっていて、あれこれ考えると面白い。

(宝塚にしては)難解ですが、多分荻田浩一氏の頭のなかではもっと複雑で難解なものを精一杯宝塚風にわかりやすくしてるように思います。

ネタバレBOX

彩乃先輩の癒し系「皆殺しの歌」がたまらない。
泥花

泥花

劇団桟敷童子

西鉄ホール(福岡県)

2008/01/12 (土) ~ 2008/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★

いいしばいだった。
良い芝居だったと思う。
演出や演技の方向性も好きな感じ。熱い。
ストーリーもうまい。

ネタバレBOX

特定のイデオロギー色がつよかった。人によって好き嫌いがあるかも。
新春浅草歌舞伎

新春浅草歌舞伎

松竹

浅草公会堂(東京都)

2008/01/02 (水) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただただ楽しかったです♪
3日に昼の部、13日に夜の部を見ました。どちらもすごく楽しかったです。理屈ぬきでただただ「うわー」「すげー」「きれー」「かっこいー」と口あけっぱなし。歌舞伎を見るのは、まだ2、3回目で知識も何もないのですが、十分面白かったです。イヤホンガイドとパンフレットにずいぶん助けられましたけど。

特に印象に残ったとこ。
【傾城反魂香】
愛之助さんの狩野雅楽之助がめちゃめちゃカッコいい!
 【弁天娘女男白】
七之助さんの弁天小僧、獅童さんの力丸、愛之助さんの日本駄右衛門がそれぞれすごく似合ってて、今まで漠然と頭にあった「弁天小僧」のイメージにぴったりでした。亀鶴さんの鳶頭清次カッコよすぎー!
 【祗園祭礼信仰記】
とにかく華麗で派手で荒唐無稽で楽しかった。亀治郎さんの雪姫がすごく素敵。一挙手一投足に目が釘付けでした。女形ってホンットにすごいなーと。
 【与話情浮名横櫛】
お富の眉なし鉄漿顔って、今の感覚だととんでもない化粧なんですけど、ぜんぜん気にならなくてむしろカッコいいくらいに感じたのが、自分でも意外でした(笑)。七之助さん、亀鶴さんの台詞回しが本当に気持ちいい。愛之助さんの与三郎は、私のイメージからすると柔らかすぎるんですが、台詞なくただ立ってたり客席に背中向けて座り込んでいたりする姿の美しさ、格好良さはしっかり堪能できました。

けんじのことはよく知らない/石川のことはよく知らない

けんじのことはよく知らない/石川のことはよく知らない

東京ネジ

茶房 高円寺書林(東京都)

2007/09/12 (水) ~ 2007/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほんわかした感想
「けんじ」「石川」とも、観劇後になんだかほんわかした、暖かい気持ちを心に抱かせてくれる作品です。
時間は短くて、役者さんも必要最小限なのに、その短い時間に細かいドラマが濃密に集約されている感じ。あれだけの短時間で、登場人物の性格や考え方が伝わってくるのは、やはりよく練りこまれた作品だからなのだと思います。

ネタバレBOX

「けんじ」は母親を亡くした三姉妹の物語。母親の思い出を語るしんみりしたシーンに観ている側も郷愁を誘われる。葬儀も終わり、一通りの悲しみを終えて一息ついたような、そんな空気が伝わってくることに感嘆する。

「石川」は愛犬を亡くした夫と妻が、前妻に遺骨わけをする物語。妻と前妻の会話が、非常に人間らしく、中村真希子さん演じる前妻のさばさばした優しさに好感を覚える。きっと、この出会いをきっかけとして夫妻のぎこちなさがとれていくのだろうな、と期待させられる。

両作品とも、明日へと続く、未来に希望を覚えるような終わり方なので気持ちのいい想いを抱えて家路に着くことができました^^
カゴツルベ

カゴツルベ

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★

お子様ランチ仕立ての和風幕の内弁当的味わい。
衣装、ヘアメイク、可動式の格子セット、照明が
上手く組み合わさって華やかで見栄え良く、
飽きが来ないようテンポ良く見せる演出も良い。

が、次の展開が透けて見える程、脚本が薄い!
もう少し人物の心情などが書かれるべきかなと。

残魂エンド摂氏零度

残魂エンド摂氏零度

芝居流通センターデス電所

ザ・スズナリ(東京都)

2008/01/11 (金) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★

にぎやかでいいですね。
初めて観ました。こういう歌って踊って系はわりと好きな感じ。よくわからなくて途中ちょっと眠くはなったけど、暗転の使い方とかはおもしろかった。

ネタバレBOX

扉の使い方とか、照明とか、衣装の鮮やかさとかが好きでした。ネットやロボットの扱い方には新しさはなかったから、ちょっと物足りなさがあったんだろうな。
URASUJI(再演)

URASUJI(再演)

敦-杏子(TON-ANZU)プロデュース

ザ・スズナリ(東京都)

2008/01/03 (木) ~ 2008/01/07 (月)公演終了

満足度★★★

遠い席だったから
ちょっと迫力には欠けたけど、楽しかった。松村さんのお話が好き。温かくて。藤田さんのいじり方も最高です。

サバンナの掟

サバンナの掟

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2008/01/05 (土) ~ 2008/01/06 (日)公演終了

満足度★★★

こんな雰囲気の
重たいテーマも扱ってるんですね、柿喰う客は。勢いあるお馬鹿を期待していたので予想外だったけど、これはこれで見ごたえがありました。違う意味での熱さを感じて。そしてやっぱりアフタートークがあるって言うのはいいですね。出来がよくない時にはいいわけっぽく聞こえたりもするけど、そうではないからね。核メンバーのお話も聞きたかったな。

目を見て嘘をつけ

目を見て嘘をつけ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2008/01/10 (木) ~ 2008/01/16 (水)公演終了

満足度★★★★

初日に感じた演技のバラツキがかなり解消され、
全体的にレベルがグッと上がった感じに。

成清正紀、若狭勝也は繊細さが増して、
随分良くなったなと。

ネタバレBOX

基本的にはドタバタとした部分の多い、
オールドスタイルのストレートプレイなのだけれど、
ドタバタの切り替えのテンポが良いのと、
エピソードの展開のさせ方が巧みなので、
芝居の大きさも、さほど気にはならない。

まだまだ完成度は上げられると思うので、
千秋楽に期待!

スチュワーデスデス

スチュワーデスデス

クロムモリブデン

駅前劇場(東京都)

2007/12/28 (金) ~ 2008/01/08 (火)公演終了

満足度★★★★

2回しか
行けなかったのが残念なほど。もっともっといけたらよかったな。単純に心が躍るってなんか幸せ。

イザナギとイザナミ 古事記一幕

イザナギとイザナミ 古事記一幕

劇団千年王國

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/01/12 (土) ~ 2008/01/13 (日)公演終了

ごめんなさい
またもやあまりの体調の悪さで
途中からうつらうつら状態でほとんど観ることができなかった。

おかしいなぁ・・・

死ぬまでの短い時間

死ぬまでの短い時間

森崎事務所M&Oplays

ベニサン・ピット(東京都)

2007/12/04 (火) ~ 2007/12/30 (日)公演終了

満足度★★★

難しい・・・
キーワードのようなモノはいっぱいあるのに、まったく分からなく悔しかった。
難しい舞台でした。
だけど、この舞台面白かった。
いろんなところに仕掛けがあって、観客と舞台も近くて。舞台の中に迷い込んだ気分になれた。
照明も変わってると思うし、バンドやダンスもかっこよかった。
あと、今回初舞台という田中圭くんの一生懸命な演技も良かった。

翼をくださいっ! さらばYS-11

翼をくださいっ! さらばYS-11

ギンギラ太陽's

天王洲 銀河劇場(東京都)

2008/01/09 (水) ~ 2008/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

団体の強さ、温かさ
中央線が1時間止まったとかで、開演遅延も何のその。
電車の不祥事をバスがカバーと、全員で盛り上げてくれました(笑)
(開演前のイベントは高野しのぶさんのレビューをどうぞ)
その事が、作品への信頼を見る前から持たせてくれたような。

とても楽しかったのですが、福岡の人が見れば
きっと内からでる共感が満載なんだろうと思うと福岡の人が羨ましくなりました。

ネタバレBOX

普段感情移入しない航空機の物語なれど、その時代背景を反映した航空機、飛行場各々が持つ感情がまこと納得のいく流れで
ストーリーがしっかりとしてすばらしい。。。そして、
航空機が受けた圧倒的な抑圧、などにも
航空機が持った感情にさらにそれに関わる人々が居た、というのも
見え隠れして、所々鼻をすすらずにはおれませんでした。

観劇後、自分も飛行場に行きたくなりましたが(笑)
福岡が故郷の人や、飛行機が好きな人にすすめたくなる
素敵な公演でした。

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