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『誰ソ彼』(たそがれ)

『誰ソ彼』(たそがれ)

ジェットラグ

シアターサンモール(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度

オリジナリティが全くない上、酷く低俗な作品
サンモールスタジオかと思っていたら、シアターサンモールでした。
あまり知りませんが、この作品の誰に、そんな集客があるのでしょう?
ピースとかいうお笑いタレントに人気があるのか、
女優陣に固定客がいるのか。

ヒロインの女の子は秋葉系かグラビアの子なのかなぁ。
僕の周りは、見慣れた客層ではなく、異様に男性が多かった。
小太りでディバク持った男性陣に囲まれて、
汗臭さと鼻息の荒さに揉まれながら、
なんともいえない居心地でした。

バックステージものとか、下宿?の中で繰り広げられる日常、のような
シチュエーションの話って、いわばホームドラマや時代劇と同様、
ありきたりでマンネリになりがち、
新しい切り口は難しい、だけれども、そんなにハズレにはならない。
経験の浅い集団が、選ぶ題材としては無難ではある。

この作品は、チラシのイメージであるシックというか大人でシュールな
雰囲気とは、ぜんぜん関係ない。
内容は、重みも落ち着きもない日常ドラマ
なんですが、これが驚くほどアホらしい退屈な作品。
よくぞここまで、くっだらない作品に仕上げたなぁと思うほど、
何を考えているのかわからないような支離滅裂な展開が続く。
テンポも悪く、90分しかないのに、3-4回、ウトウト寝ちゃいました。

キャラを際立たせる為なのか、どいつもこいつも、
わざとらしく大げさに演じられ、見ていてイライラしっぱなしなほど、
くだらない人物設定ばかり。

どの場面も、どの台詞の言い回しも、
ありきたりで、いろんな作品を、ちょっとずつ真似している、
この作品ならではのオリジナリティは全くない、
コピーの寄せ集めのような作品。
そのコピーした素材を全て悪いほうへ下手な味付けにして、
汚くまとめているから、
中身がぐっちゃぐちゃ。
いや唯一のオリジナリティは、
どう転んでも、ありえないような場面設定が並べられ
(特に後半)、こんな低俗な作品を有料で上演しているって
ことでしょうか。

役者陣は、それぞれの与えられた役を、
まぁまぁ演じているので、
脚本と演出のレベルが低すぎるのでしょう。
プロデューサーは、こんなんで、いいと思っているのでしょうか?
今日は初日だったようですが、
プレビュー公演でも、これほど低い完成度の作品は
久しぶりのような気がします。

酷い作品だなぁとイライラしながら幕が下りた後、
開催されました
アフタートーク会で、中国人を演じていた女優が
「私、間違えちゃった」って、ヘラヘラしながら、その後も
大きな態度でいる様子を見て、不快感爆発。
いっぱしに4000円もチケット代金をとっておきながら、
不真面目、観客をバカにするのも、甚だしい。
その時点で帰りましたよ。
雨の中、平日の仕事帰りに足を運んでいる人が多数とも思われるのに、
誰も「ご来場いただいて、有難うございました」と、
お礼の言葉もせず、適当にやってるんだろうな。





ここにいたのにいなくなる

ここにいたのにいなくなる

あさかめ

HIGURE 17/15 cas(東京都)

2008/05/23 (金) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な時間軸
「HIGURE 17/15 cas 」って所初めて行ったんだが。
いやー普段行っている下北あたりの劇場とはまったく印象が違う所だった。
外を走っている車とか自販機でジュースを購入する一般人が普通に見えるし、
それなりに外の騒音も聞こえて来る。
照明らしい照明もなく、、、と、それはそれで面白いと感じもしたが。

客席は約20。1人2000円未満。ううん、これ利益でてないんじゃないかと、
勝手に不安になる。

芝居の内容だが、、、とにかく不思議な時間を利用した話だった。
なんというか、ネタばれないように説明するのが難しいんだが、
一冊の本を、目をつぶって開いたところだけ読む、という作業を
繰り返しているような感じ。(うむ、例えがわかりにくいな)

ネタバレBOX

自分の勘違いでなければいいんだが、
ほんと、しっかり観ていないと、「あれ?いま何時の時間軸なんだっけ?」
となってしまうと思う。いや、しっかり観ているからこそなってしまうのか。
5年ぶりに古巣のアトリエ?に帰ってきた女芸術家が、いつの間にか5年前の自分までの適当な「時点」の自分になって会話をしつつ物語が進んでいく。
他の登場人物も「時点」が適当に揺らいでおり、
5年前の女芸術家と、5年後のその他の人物が会話をする、というような
場面が普通に出てくる。
ルールさえ飲み込めれば、観る方も適当な感じで観るのでいいが、
始めのうちは、物語の筋を追おうとしてものすごく混乱してしまう。

一般人も自由に購入できる自販機で缶コーヒーを買うシーンがあったり、
劇中に玄関から役者さんが出入りするなど(雨降っているので外では傘をさされていたり)、不確定要素が多く、観る側にとってもいい緊張感を産む仕掛け?になっていた。

劇場が、演劇をやるには正直不向きな感じだったが、
もう観る側をあまり考えていないともいえる時間軸設定と、
女芸術家役の方のなんとも芸術家らしい動きがとても印象深い内容だった。
この劇団の次の公演も、出来れば観たい思います。
月の平均台

月の平均台

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

満足度★★

いまひとつ。。
なんだか話の筋が散らかっていて全体的に弱かったです。キャストもなかなか多いので、ひとつのことを順番にやる場面では待たされていると感じるほど時間が長く感じました。というか、申し訳ないのですがよくわかりませんでした。

R.A.T.S

R.A.T.S

帰ってきたゑびす

「劇」小劇場(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

うーん、疲れた。
最後列に座ったのですが、視界に入る飽きた客の身動ぎとかで集中出来ず。というか自分も身動いでいました。あと、寝た。
演出家の方の中ではかなり明確に『こういう絵を見せよう』というのがあったのは分かりました。身体表現の部分では面白かったし、演目的にもそこに力を入れている。つまりそれが印象的な場面で使われているのですが、物語をそこまで進める為の手順がちょっと雑。台詞の遣り取りで持っていこうとしているものの、どうも言葉選びが微妙でした。格好良過ぎたり奇麗過ぎたり。ああいう雰囲気を作っているのだから言葉にはあまり意味を持たせなくても良かったのではないかと。もっと「見せて」欲しかったなー。
友人である猫道さんを初めてとして「もっと動けるし喋れるし魅力的な役者のはず」と思える人が多数いたので余計に残念に思うのです。

ネタバレBOX

特にドナウとハルの遣り取りが酷い。台詞を噛むとか被るなんて日常でも有り得るから気にはならないのです。でももっと相手に反応しないと会話は出来ません。なーんか二人同時進行の独り言状態だったなー。声優養成所のレッスンでよく見た風景だなー。
最後に、制作の方へ。客全員に平等に接するのが真摯な態度なのではありません。雨天だし遅れる人がいるのは仕方がない。しかし早く来た人までそれを15分押しで待つのは気分を害すのです。遅れた人は遅れたという自覚がありますからそれ相応の対応で構わないかと。開演寸前まで声を掛けられると、客としては日常的感覚を持ち続けてそのまま上演になります。どうも、浸れない。あと、通路席は終演後に客が退いたらすぐに撤収させましょう。後ろの方が出れずに困っていました。土日は客層が広がるはずなので、今の内に対応に不備がなくなるのを願います。
めんどくさい人

めんどくさい人

CENTER LINE

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

めんどくさくは・・・ないけれど
まず、チラシなどにあるような、お金パワーで他人の「めんどくさい」を解決する話ではない。

従って、ぱっと見受ける、ポジティブな明るい話を想像していたら
期待はずれという印象を受けるだろう。

これはどういう話か。私が端折りまくってかっこよく言い切ってしまえば、
すれた生活を送る女性が、救いの光を見つけるまでの奇妙な物語である。

ネタバレBOX

はじまってまず驚くのが、主役の女性の体の細さ。
あれは大丈夫か?ちゃんと食っているんだろうか?と心配してしまった。
しかし、設定にもあっているし良い感じに世捨て人的な声、雰囲気も出ていて感心させられた。

全体として、本と演出が突飛な設定だけで満足というか止まってしまっている
印象で、後一ひねり頑張って欲しいなーという気がする。

とりあえず、チラシ。
個人的にはかなり観たくなる物ではあった。
しかし、 それから受ける印象と劇の内容がずれてしまうと、誰も幸せになれない結果になるんじゃいか。
観客は破天荒に明るい話を期待してくるのに、実際には逆ベクトルの観客向けの内容となっている。
そう言う意味で、この作品はちょっと損をしている気がする。
役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

お気軽にどうぞー!
なんの気構えもなく見れる。そんなお芝居でした。

セットがなかなかリアルで、それだけでちょっと感心!
劇が始まってからは窓外や壁向こうの様子など、
いろいろ凝った作りになっています。

話の内容は、な~~~~んてことない学校の日常風景です。
なんて事ないのに、間とか空気とか、心を捕らえて離さない。

ネタバレBOX

特に序盤が面白かった。それに比べると、後半はちょっと煮詰め不足な印象。

心に残っている場面と言えば、
・初っぱな、心の内をマイクで話すシーン。
・一番始めの壁がスライドする所。(ビックリした!)
・場面切替のダンス。(後1回くらいやってもよかったんでは)
・魚オタクが美術部女子に告白する下り。
辺り。ここら辺はとても面白かった。

私のお気に入りは、将来に向けて頑張っている
 魚オタクの男の子。美術部の女の子。放送部の女の子。
でした。その他は何となく将来展望のない役柄ですきに慣れない。
東京ラヴストーリー2008

東京ラヴストーリー2008

開幕ペナントレース

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

ある程度予測はしていたけど
想像を上回る(下回る?)クダラナサでした。

ぜんぜん意味が分からない(笑)

楽しかったです。このまま突き抜けて欲しいものです。

夫婦善哉

夫婦善哉

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

戯曲は面白いが、
演出が好きではない。
ま、オールドスタイルだとこんな感じかなと。

ネタバレBOX

演技が大きくて、
お芝居お芝居した感じがして、
気持ちが舞台上に寄り添わず、残念。
「卒塔婆小町」「葵上」

「卒塔婆小町」「葵上」

三条会

三条会アトリエ(千葉県)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

「卒塔婆小町」Bプロ「葵上」Aプロ
単なるキャスト違いかと思いきや...。
勘弁して下さい 関さん!面白すぎます。

ネタバレBOX

「葵上」Aプロに完全にしてやられる。
「卒塔婆小町」Aプロと似た様の
ビデオの使い方をするのだけど、
演出方法としては真逆になっているのが、
ホント凄い。
「卒塔婆小町」「葵上」

「卒塔婆小町」「葵上」

三条会

三条会アトリエ(千葉県)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

「卒塔婆小町」Aプロ「葵上」Bプロ
腰が砕けるほど笑える絶品&異形な三島由紀夫作品!

既存の戯曲を取り上げるなら、
コレぐらいの覚悟で戯曲に挑んで演出すべきだと、
ホント思う。

コピーはコピーでしかないのだから。

ネタバレBOX

「卒塔婆小町」Aプロのビデオを使った演出が凄すぎる。
前半は全く意味不明な行為なのに、
後半であんなことになって強烈に脳裏に焼きつくシーンになるとは...。
人間の想像の範疇をかる~く超えた演出に大爆笑!
あんなの観たことないです。
R.A.T.S

R.A.T.S

帰ってきたゑびす

「劇」小劇場(東京都)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了

満足度★★★★

闇の表現!
平日のマチネだっつーのに、客席は満員御礼!補助席までだしちゃって、芝居の人気度が感じられます!


完全に救いのない奈落の底を深く描いた芝居なのに、心が奮い立つような作品。
薄暗い穴蔵に巣食う恐怖のねずみ~ランドの物語。

非常に素晴らしいです!独特で不思議な世界観です。好き嫌いは分かれるでしょうね~。。実際、ワタクシの隣のオトコは寝てた!(^0^)

以下、ネタばれBOXに。

ネタバレBOX

小屋の中は新聞紙をクシャクシャにして鼠の通路なる壁を上手く作り上げてあって、もうこのセットからしてゾクゾクしちゃうのだ!ったらなのなのだ!(^0^)

芝居が始まりイキナリ真っ暗になると、ペタペタ、ピタピタ、ペタペタ、ピタピタ・・・というねずみ~達の足音から始まる。

コレ、何だろう??
足の裏に何か仕掛けがあるのだろうか??



トムという男から鼠退治を依頼されたコゴメとマシダは鼠が巣食う穴蔵に閉じ込められて出られない。

二人は4匹の鼠を退治するが、ソコに不気味なシッポの生えた人間の姿をした鼠達が現れる。
この鼠達はやがて、暗い穴に吸い込まれてリンドンというお化け鼠に飲み込まれてしまう。
この時の演出がねずみ~ランドのお化け屋敷さながら・・・浅草花やしきかいなっ!(^0^)つーくらいの勢いで素晴らしい!

うきゃ~!おもろい!おもろいィィィィーーーーー!!


貞子が井戸からにじり寄ってくる感覚に似てるっ!(^0^)

で、飲み込まれた人間鼠は4人、要するに殺された鼠の数だけ、人間もヤラレル。

やがて、リンドンは「ハーメルンの笛吹き」の物語のかげで、一匹だけびっこのネズミが生き残っていた鼠だという事がわかる。
リンドンは自分だけが生き残ってしまった後ろめたさ、罪悪感を持って長い間生きてしまったのだ。
それは羞恥であり、懊悩であり、すべての喜怒哀楽は苦痛なのだった。
その感情を抑えることが出来ずに、自分への責め苦が、化け鼠となってしまったのだった。

すべては人間に自分と同じ思いをさせてやりたいという感情からなのだ。
平時なら人間の心の底に仕舞っている卑劣な思考を具現化させた物語。

リンドンは同じ思いをコゴメにさせたことにより、コゴメは最後の一人として生き延びるが、それは、どこまでも長く暗く孤独を意味するのだった。


非常に素晴らしいです。

脚本家の進藤の描く、この世を生き抜く苦痛や、恐怖、闇の部分をどこまでも追求した作品!


役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

イメクラ寸劇
実年齢は定かでないが、目じりの小じわや肌の艶から、
30歳、三十路は過ぎていそうな出演者達が、高校生の格好をして、
高校生のように、大して中身のない内容の話を演じている。
その年齢くらいの女性の学生服姿ですから、お色気モノの話かと思えば、
もちろんそんな訳でもなく、
コントかなぁと思えば、
笑いのない話を2時間以上もダラダラ上演されているわけですから、
もちろんコスプレコントでもありません。
いやぁ正直キツいねぇ、大劇場ならともかく、
小さな小さな劇場で、大人の学生服姿、これは単にイメクラ寸劇です。
他の方は違和感がないとの感想でしたが、
僕には最後の最後まで、その違和感が強く、真面目に話を見る
気分になりませんでした。

10代の少年・少女が使う独特の若者言葉って、
大人が使うと、とても嫌味といいますか、
物凄く感じの悪い耳障りの悪い響きです。
いい年した大人の男が「ちょーうぜー」とか
いい年した大人の女が「やばくない」とか。
少年少女が使う分には、流行言葉でいいですが、
オッサン、オバサンが使うと、とても相手を馬鹿にしている、下品な
印象にしかなれません。
陰湿なイジメにも見えてきます。
それもこれも、高校生には見えないキャスティング、
高校生に見えない役つくりのせいでしょう、土台がダメですから、
全てが悪夢とも言えましょう。

高校生が使う言葉って、意味がありそうでないじゃないですか。
「死ねばいいのに」って言葉一つとっても、
若い人が言う分には、誰かの言葉の流用とか、
ファッション感覚とか、語彙不足とか、軽く流せますけど、
30過ぎたオッサンが言うと、とてもナマナマしい。
悪意を感じる。
そして学生服なんか着ているから、
気のふれた人かと思っちゃいました。

美術は、なかなか良く出来てました。
あんな感じで空間を利用、場面転換すれば、いくらでも
可能性が広がりますね、小劇場のお手本のような
舞台の作り方でした。

出演者がいっぱい出てきます。
これって連作なのかなぁ?
学生役の人達は、見事に揃いも揃ってわざとらしく、空々しく、寒々しい。
ばっかみたい、って思いながら見てました。そんな中、
先生役だけは、見ごたえがありました。
やる気ない感じ、でも最低限の責任感はしっかりとある、
社会人の落ち着きと、現代っ子の名残と甘えが
ちゃんと描かれておりました。
きっと、他の人も等身大の役を演じれば、
そんな悪くもないのかもしれませんね。

リアルな設定で、
中学生日記とかに出ている児童演劇の人を使って、
この戯曲を上演したら、また印象が違うだろうな。
それなら再度見てみたい。

ネタバレBOX

これは話の上では、「役にたたないオマエ」というタイトルよりも
「空気読めないオマエ」と言うほうが正解なんじゃぁ?
最後に、タイトルのフレーズを入れたセリフがありましたが、
強引にも程があるといいますか、意味がない。
あんまり役にたつとか立たない、って話じゃなかったよなぁ。
「使えない人」ってキャラクターを、どういう風に展開するか、
楽しみだっただけに、残念。

ひょっとしたら、
芝居の上では役作りが出来ない、裏方として使えない、
などなどという意味で、劇団員に対して、
この作品にとって「役にたたないオマエ」ってつぶやきかも
しれませんね。

主催者は、松尾伴内に、そっくりでしたなぁ。

黒板を使って、光線で文字や映像を写すセンスは、
オーっと思いました。
少年の腕 ~Boys Be Umbrella~

少年の腕 ~Boys Be Umbrella~

TheatreGroup“OCT/PASS”

せんだい演劇工房10-BOX(宮城県)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/07 (土)公演終了

満足度★★★

本領発揮。
『ザウェル』は、ペット屠殺が題材。大げさだなと思った。『バビロン・バタフライ・バーレスク』は、求心力不足か。そして今回。これが本来の持ち味か。

ネタバレBOX

“アングラ演劇”is_not_dead.と言いたいが定義にもよる。「十月劇場」も「超十月劇場」も多分はっきりした敵を標的にもっていないだろう。一般的な世相を題材にしたリベラル系。だから、野戦の月なんかと比較するとヌルイ。
ただ今回のはとてもいい。客演の年配の大山健治さん(マッドな医学者)、真田鰯さん(幽閉されていた異常な暴力少年)が厚みを作っている。
客演の男優二人がエキセントリックな役を一手に引受ける形(高橋美峰子さんもだが)になっている分、他の劇団メンバーは思う様遊べ、何だか非常にいい感じ。
40年遅れの終末論SF、というか特撮黎明期のSFっぽい。幕間にラウンジミュージックなんか流れて、優雅な雰囲気も。大の大人が余裕で書いている。実は都内の喜劇系の演劇でもこんな感じは出せない。副題は植木等のギャグかららしい。
しかし自分の頭の中の様子を描写するんですよ。こういう劇を無くしちゃいけないでしょう。リアル系には逆立ちしても出来ないことがある。

今回、帰りのタクシー料金一部負担という企画もある。卸町ならでは。

役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

引き込まれます!
誰しもが味わう学生時代の懐かしい日常を、ブルドッキングヘッドロックの皆さまが面白おかしく演じてくれました。共感する部分が多く、且つ内容もわかりやすいので、平成から昭和の方まで誰もが楽しめる舞台ではないでしょうか。あと、キャストの皆様が想像以上に高校生なのも見所かと(笑)

ネタバレBOX

『役に立たないオマエ』今思い返せばそのタイトル通りです(笑)
視点は美術部!さすが元美術部や美大出身メンバーが多々いるということで、細かいとこまで凝っていました。劇中で出てきた絵は、それら出身の方が本当に描かれたのかが気になりました(笑)
個人的に惹きつけられたのはオープニング!女子キャストによるダンスと、映像と音楽に合わせた素早い動きなどに感動してしまいました!!もうこの時点で"DVD買わねば!!"となりました(笑)ブルさんの舞台はまだ3回しか観たことないのですが、前回とは当たり前ですがキャスト皆さんの役が違く、思っていた印象がまたガラッと塗り替えられました。
気になる話の内容はもう完璧かと(笑)!!ものすごいツボで、数え切れないくらい笑わせて頂きました。初め話しを聞いたとき、30才前後の大人の方々がどう高校生を演じるのかがやっぱり気になりました!が、そこはやっぱり役者さん!予想を上回るほど高校生でした!!(笑) あの高校生独特の喋り方、初々しさ、調子の乗り具合(笑)、そしてそれぞれが抱えている想い、誰もが一度は思ったことのある気持ちが面白おかしく盛り込まれており、観ていて懐かしい気持ちにもなりました。又、笑いだけでなく、若干切ない気持ちになる場面もありました。キャラクターも一人一人個性的で忘れられません。あと、今回はブル独特の謎めいた部分は全くないので、はじめからすんなり話に入り込めました。初めてこの公演を観たという人は、恐らく虜になったに違いない(笑)!今回、次回と連続作品ということなので、次回公演も今から楽しみで仕方ありません。どうやら今回の続きや、明かされなかったどこかのシーンが追加されていたりするようなので、今から期待大です。楽しい時間をありがとう御座いました!!
「卒塔婆小町」「葵上」

「卒塔婆小町」「葵上」

三条会

三条会アトリエ(千葉県)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

今からならまだ間に合う、
コンプリートできます!ABで演出も違う。絶対両方見ないと。千葉まで行っても絶対損はなし。

ネタバレBOX

やはり時間があるなら原作を読んでからのほうが楽しめる、気はする。A、Bどちらかを選ばなければならないなら、極端に言えば榊原さんか大川さんか、観たいほうへ。個人的にお薦めをするなら卒塔婆小町Aプロですが。観たのにもう一度行きたいくらい。全部説明しちゃいたいくらいおもしろいです。

映像使用とのリンクが素晴らしいんです。
役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

突破された空気を包む空気
外国人にはこの芝居は決して理解されないだろう。現代の日本に生きる者だけがリアルに感じているこの「空気」自体が主題だから。繰り返し破壊されながらもゴムまりのように包み込んでくる「空気」そのものが。
文章の場合は「行間を読む」という言葉があるが、芝居でもそれは重要。この芝居はまさにその「行間」がテーマだ。表面上のストーリーの底を流れる「空気」自体が、時に過剰で時に呑み込まれたセリフの間から妙にリアルにあぶり出されてくる。見事だ。
高校時代を思い出して、傷付き、且つ癒されるだろう。息苦しく、且つ切ないに違いない。これまさに芝居の醍醐味。「新しさ」についていける芝居ファンにはたまらない見応え。細かいアラには目をつぶって久しぶりの五つ星!

夫婦善哉

夫婦善哉

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

しっとりじっくり
みせてはくれるのですが。ま、全体としてみれば脚本の力で。

ネタバレBOX

あらすじが当日パンフに載っちゃってるのでその設定を入れて観ちゃったら、前半の娘の死に面した親の気持ちがどうしてもしっくりこない。そのしっくり来なさがどうしても受け入れられませんでした。後半がそのしっくりこなさの説明にはなっていた気はする。
大人としての思いの裏づけがもっとみたかったとは思います。自分勝手な生き方だけではなく。
役に立たないオマエ

役に立たないオマエ

ブルドッキングヘッドロック

サンモールスタジオ(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

長さがネック。
全体としてみればたいした話はしていない。キャラ勝負で持っていくのだからいくら伏線があろうともう少しコンパクトでないと最後に残るのがだらっと感になってしまいます。

ネタバレBOX

キャラ作りはおもしろいけど、お話はあらすじにある通り。だからこそすっきりとしてほしかった。でも登場人物が多い割には描き分けはしっかりしていたし
と思います。次回の公演への含みもかなりもたせているらしいけど、それが示されているわけじゃないからエピソード的な謎がいくつか残るのも少し不満につながるかな。
SOMEDAY

SOMEDAY

studio salt

相鉄本多劇場(神奈川県)

2008/05/28 (水) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

お勧めです。
いやあっ!面白かった!!

あったかくて、切実で。笑えて、笑えなくって。
減点法で見たらそれは、惜しいところもいっぱいあるけど、楽しかったです。とっても。

「7」に比べると作家の悪意は水面下にあって(決してなくなってはいない、)でも確かなドラマがある。

実に懐の深い作品です。素晴らしい。

オットーと呼ばれる日本人

オットーと呼ばれる日本人

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

この戯曲
60年代に作られたとは思えないのと同時に、60年代だからこそ作れたんだなぁと。でも同じ新国立劇場でやるなら小劇場でやって欲しい。今井朋彦主演とかで。僕の2列前に座ってたからってわけじゃないけど。笑

やっぱり中劇場との相性はよくないらしい。が、木下順二全集とか読みたくなった。偉大なる先人への敬意を込めて、★×4つ。

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