最新の観てきた!クチコミ一覧

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歌わせたい男たち

歌わせたい男たち

ニ兎社

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/02/29 (金) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

ズッシリと…
基本は“笑い”です。
でも、笑いながらも苦しくなって、頭の中にも胸の内にも
色んな想いが溢れてくるのです。

“あなたは、どう思いますか?”

そんな声にならない疑問を突きつけられているような。
永井脚本の上手さと、役者の上手さとで、沢山の想いを
噛み締めた芝居でした。
オススメです!!!

シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

満腹
「虎雄」の回を観劇。
お台場で気になったので足を運んでみました。

小気味良く進んでいく「軽快かつ濃密」な1時間半でした。

ネタバレBOX

短いシーンが連続するという構成ですが、単調になりそうなところ飽きさせず見事かな、と。
偉大なる生活の冒険

偉大なる生活の冒険

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは良いニート
って感じですよね。これ。

宿題と遠吠え

宿題と遠吠え

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

たまらん
久々に見たら、エロさが大人になってた。
大人の役者さんがすごいエロい雰囲気。
たまらんね。

イノチトリなゲーム

イノチトリなゲーム

サンモールスタジオ

サンモールスタジオ(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

両方・・・。
両方観ちゃった・・・。
大人チームは序盤からキャラがたってて、
若手チームも集団でアワアワするところが面白くて、
ダブルキャストって見比べが面白い・・・。

楽日また行きたくなっちゃう(けどがまん)

HONEY

HONEY

SQUASH(劇団スカッシュ)

吉祥寺シアター(東京都)

2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★★

ブロックごとの表現
この物語は実際の大塚がアトリエで起こった日々を書いたものらしいから、劇としてはインパクトに欠けるよね。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

大抵のニンゲンなんてのは、日々の暮らしの中で怒涛に慄くような出来事や死ぬほどすんごい体験をした!なんてことはなく、普通はどーってことない日々を流れに任せて過ごしちゃってるから、そーとー、鬼がかりか神がかりにでも逢ったという事でもない限り、自分の体験談を芝居にしちゃったら、『ふ~~~ん(・・)』で終わってしまうのが関の山なのだ。


そこにいくとこの物語もまさに『ふ~~~ん(・・)』の出来で、強いて言うなら物語の展開をブロックごとに区切り、断片を繋ぎ合わせて作った手法が『ふふ~~~ん(・・)』成る程な~(・・)と『ふ』が一つ増えるあたりが、感動ものなんだろうか?


芯となる一つの確固とした物語があるわけではなく、ワンシーンワンシーン、それぞれに登場人物のドラマの断片だけを見せながら、それらをランダムに繋ぎ合わせて、一つの作品を形成している。
かと言って、それぞれのエピソードがまったく独立したオムニバスというわけでもなく、各シーンの登場人物は他のシーンに微妙にリンクもしていたりして、最終的には事故で亡くなった友人の原因が上手く伏線で繋がっていたりする。


とにかく演出がポップで楽しい。


青春時代と窮屈な大人の社会との両方に足をつっこんで生きている人間の日常をうまくすくいとって、アトリエでの人生の中のほんの短期間の、特別なひとときを生きている人たちだけが持つ輝きと憂鬱が、舞台にぎゅっと凝縮されていてる。

その表現方法の肩の力の抜き加減と、お洒落さとクールさが、また良かった。

大塚は社会人なのだろうか?
ということは、作品の中で描かれるアトリエという非日常の、ど真ん中で生きている人だった、と思うのである。


それでいて、社会人となった今でも大人になりきれて居ない、つまり社会人と学生の中間地点でかつてのアトリエでの出来事を懐かしんで浮雲のように漂って居るのではないかと推測されるのである。


いつものように芝居が始まる20分前に余裕を持って会場入りするのが習慣で、それはパンフレットを確認したり、役柄とキャストを合わせながら今回のストーリーを予習するのだが、たまたま隣に座った大学生の男の子がニンゲン好きらしく、こっちの話題も断然、楽しかったのだ!

ニンゲン好きと自分で申告するくらいだから、話の内容もさることながら展開も上手い!
いあいあ、下手な芝居を観るならこの学生の話を聞いてた方が楽しいんじゃあないの?(・・)っつーくらい、楽しい!
一人で芝居を観に行くと隣り合わせた観劇者とついつい話しに花が咲いちゃうのは良くある事で、この時間がとてつもなく楽しく、尚且つためになる事があるんだよね。

小劇団の観劇者って大抵は出演者の友人だったり家族だったり、要は親しい間柄だから、役者の素顔なんか聞いちゃったりして、意外なネタが暴露されたりする訳でして・・・(^0^)


で、すっかりいい気分にさせられて、いざ芝居見物となる訳だけれど、要するに・・・結局薬局、この素人の学生も中々オモチロオカシかった!という結論に達する訳よね。(・・)



小劇団は観劇者もインパクトがあります!(^0^)




斑点シャドー

斑点シャドー

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了

初日
ストーリー構成は非常に好みです。
少しややこしいですが、集中してみれば充分に理解できる範囲ですし。
どうしようもなくシンプルに解決する事件が、時間と空間の交錯による巧みな演出で味わい深くなっています。
そのあたりの工夫は非常におもしろい。

刑事二人の掛け合いは可笑しくて、客席でも笑いを誘っていましたし、
女性陣の、裏と表の顔の使い分けも楽しく観ることができました。
全体的にボソボソした口調で客席から聞き取りづらかったのは、初日の緊張からでしょうか。
今後改善されていくことに期待したいです。

コントラ

コントラ

OZab

劇場MOMO(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

観てきた!
観たいものが観れて良かった。
…っていう以外の収穫も。
平日推奨。

IZO/また冬が来て~IZO2~

IZO/また冬が来て~IZO2~

劇団前方公演墳

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2007/10/16 (火) ~ 2007/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

大迫力でした☆
かなり遅ればせですが・・・
前墳・バックドロップス『IZO』、前墳・本隊『また冬が来て~IZO2~』全部で3回観劇しました。

岡田以蔵を中心としたお話ですが、本人はもちろん、以蔵を取り囲む人達の心情などもとてもよく描かれていたと思います。
幕末作品とあって、殺陣のシーンを期待していましたが、2作品とも大迫力で素晴らしかったです!!
舞台上⇔花道を使ったお芝居は、臨場感いっぱいで客席はドキドキでした☆
今回もシリアスだけでなく、お笑いも所々にあり・涙あり・感動ありで面白かったです。
バック→本隊へ、続き物の作品が観れたのも楽しかったです♪♪

次回公演が楽しみになるような舞台でした☆♪♪

シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

テンポが持ち味?!
他の2作品が微妙にリンクしているあたりが、呼び水になっているのはわかりつつ、やっぱ他の作品も観てみたい。

ネタバレBOX

初日だったこともあり、舞台上はこれで合ってるの?!というシーンがいくつかあった。ザ小劇場・・・。(そんなLIVE感は大好きだ。)
少女時代から、父はグレーゾーンっ分かっているあたり、かなりマセタ子だったが、奔放な母との落差が舞台のPOPさと相まって気楽に観れた感じ。
大人になって自分は母のDNAを持っていることが嫌じゃなかったと分かるあたりにちょっぴり泣けた。
アフタートークは、もう少し演出家さんが好印象に映ればなぁと思いつつ、これがこの劇団のカラーがなのかとも思う。
年間で量産しているようなので、他の作風も観劇してみたい。
ベガーズ・オペラ

ベガーズ・オペラ

東宝

日生劇場(東京都)

2008/03/05 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめる舞台
舞台が始まっているのか、まだその前か、分からないような不思議な感覚の中で幕が開き?、次第に引き込まれていくようで面白かったです。

各役者さんの熱演に引き込まれる思いでした。

前に観た、三文オペラとはまた異なる面白さもあり、甲乙つけがたい感じです。ストーリー展開としては、三文オペラのほうが分かりやすく、けど、舞台としては、こちらのほうが楽しめるって印象です。

女神のパーティー

女神のパーティー

鮭スペアレ

MUSICASA(東京都)

2008/02/25 (月) ~ 2008/02/26 (火)公演終了

満足度★★★★

あったかい感じ
友人に誘われ見てきました。
劇場ではなくオシャレな音楽ホール?での公演。
日が差し込んでとてもあたたかい雰囲気。
見終わった後、不思議な幸福感。新鮮でした。

シナトラと猫(改訂版)

シナトラと猫(改訂版)

MCR

駅前劇場(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

独特の世界感
MCRは2回目の観劇。
ところどころで、絶妙なセリフ回しと、何だか面白い空気感に笑わされる。
でも・・・1時間30分という短めの上演時間なのに、
後半、何だか長く感じられたのは・・・何故だろう。

ネタバレBOX

アフタートークでも話題になってましたが、
あの衣装は、言われてみれば いい意味での“脱力感”があって、
それがこの劇団の色の一つなのかもしれないけど、
でも個人的には、幼少期からあんなに “ませた” 言動をする女の子で、もっと大笑いしたかった・・・かも。
でも、あれを子供の服そのままでやっちゃうと、
それはそれで、難しいのだろうけど・・・。

やっぱりそれをやらないのが、
この団体の独特の世界感、なんだろうと思って見てました。
Let's Dancing! ~俺の魂を感じろ~

Let's Dancing! ~俺の魂を感じろ~

Pretty Doll

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

満足度★★

Let's Dancing! って割にはww
いやはや・・ww
なんだろ、この劇団!(・・)


Let's Dancing!って割にはダンスのシーンが少な過ぎ。
 ~俺の魂を感じろ~って割にはそれ程感じられない芝居の構成。


足立春子役を演じる悠稀知恵が主役なんだけどね。

この悠稀知恵が脚本と演出もしてる訳よね。(´- `)フッ
で、舞台上の足立はお帰りなさいませ~ご主人様ぁ。♡o。.(✿ฺ。 ✿ฺ) ちっくにメイドに扮したり、SMの女王さながらに自分が脱いじゃってむっちんムレムレの下着姿になんかなっちゃう訳!


観ているこっち側では、かんなり想像しちゃう訳!
三途の川の向こう側の人たちのメイドの土産話にもならないようなメイド姿を観たくもないのに見せられ、むっちんムレムレには程遠い肉体美も見せられ、ノルウェイの作家の『報われざるエリシオ』のごとく、意味も無い舞台を見せられた挙句、肝心の悠稀は満足そうに演じてるではないですかっ!
観客は引きマクって暑くも無いのに汗かきまくってる!っつーのに・・。


アワワワ((((゜ □ ゜ ) ゜ □ ゜))))アワワワ


・・・ってか、いったいこの舞台は誰のために作ったかというと悠稀自身の為であり、観客の為なんかじゃあない訳よ。



そんなこたぁ、観劇してみれば解る!


自分の為に脚本して自分の為に演出して自分の為にメイドになってみたり、自分の下着姿を見せたくてこの芝居を打った。というのが痛いほど解る。観客側から観ても、痛くもないのに解る!
見て見て~症候群。


女王さまさまのハイヒールは中途半端にオトコの背中にちまちまと載せられ、コツンコツンと触ってる風。


やるならちゃんとやりなさいよっ!(ちょっとS)
Σ(゜□´(┗┐ヽ(.◇.´)ノ



そんでもって、女王さまさまの鞭もこれまた中途半端に床を叩いてる!
く~~、イラつく!

やるなら裸にしてやりなさいよっ!(レベルアップのS)
~\( >o<)ノ⌒ ○| ̄|_ ...



プロならこれでもかっ!っつーくらいに昇天させなさいよっ!(殆どプロのどS)

〓■●_~□○0 幽体離脱





って言ってやりたい位、中途半端な芝居でした。

_机_┗┐(-c_,-。)y-~ ふぅ





崖っぷちSISTERSのダンスの方が見甲斐がありました。


そんな訳の解らん本を書いてると、君のほうが崖っぷちです。・・・(|||_ _)ハハ・・・




以上、S講座でした!

イノチトリなゲーム

イノチトリなゲーム

サンモールスタジオ

サンモールスタジオ(東京都)

2008/03/11 (火) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

おとなチームを。
初日だからか開場がひどくおしましたね。スタッフさんがしっかりしているのでイライラはしなかったけど、心配になりました。急に決まった公演だし、的な。まぁでもさすがの役者さんたちでしたね。60分きっかりでやりきったのはすごいし。ずっと出っぱなしなのも大変だろうな。設定が設定なので、ずっとテンションあがりっぱなしっていうのが少し疲れましたが、60分というコンパクトさだからよしとするのか。でも逆に言えばその短さとテンションのために、役者さんの持ち味を堪能するというところまではいけなかった気もします。

ネタバレBOX

閉じ込められた8人にはそれぞれにちょっとした関係があるんだけど、あの浅い関係の中、すんなり共通の知人として犯人が見つかっちゃうのはなんだか腑に落ちない。そのために携帯メールを利用してるんだろうけど、余計薄く見えてしまう気がしました。切羽詰った雰囲気の表現と展開の速さがごちゃまぜになってる感じがしました。
偉大なる生活の冒険

偉大なる生活の冒険

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

力強い日常。
別に前田司郎の小説がスタイリッシュと言う気はさらさらないのだけど、
小説と戯曲の文体を考えた時に、小説はシュッとして寄り道がないし、
戯曲はくすぐりやらなんやら付随しやすい。
もちろん、これは好みの問題であって、僕はどちらも好きだ。

生きることにこれほどポジティブな作品も珍しい。
だからと言って、真っ直ぐに笑っていられるほど、無邪気にもなれず。

前田司郎+内田慈のコントラストが実にしっくりくる。
その陰に、妹役の石橋亜希子がキラリ。

ネタバレBOX

さまざま抱えた上での、「なんとかなる」という無根拠なポジティブさ。
それが本当に力強くて、羨ましいというよりは、まぶしい。
マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

劇団四季

新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)

2008/03/01 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ドナは「鈴木ほのか」
いやいや、ビックリ。
最近そうでもないけど、開幕週と閉幕週だけは
単価が高そうなベテラン勢でキャストを固める傾向が強い劇団四季。
なんと、この日のドナ(主役)は「鈴木ほのか」
あれあれ、2週間前に池袋で「妊娠したーい」と言っており、
数ヵ月後には「クリス、あんたの浮気は許してあげる」と
地味目だけど仕事が続く鈴木ほのか。
四季は「初役には、最低3ヶ月以上の、みっちりとした稽古が
必須」と、基礎重視な姿勢であるにもかかわらず、
あらあら片手間じゃない?この人?って思いましたが、
なかなかよかったですよ。

鈴木ほのかは、衣装に切れ目たっぷりいて豊満なボディを
むちむち見せ付けます。
いやぁこのドナ、遊んでそうだなぁ。
前も言ったよう、すっかり所帯じみた感じは鈴木ほのかには
あったので、ドナにはよく合っていた。

そもそも構成も展開も良く出来た作品。
誰が演じても、楽しめる作品。
役柄と俳優のキャラクターが重なれば、なおのこと。
歌だって、たかだか歌謡曲のカラオケミュージカル。
大げさに言わなくたって、2週間あれば出来上がる役なんでしょう、
四季以外の作品同様。

鈴木ほのかでさえ、ここまで十分魅せられるのですから、
逆に言えば、誰にでも出来るってこと。
そして四季の役者は、本当に層が薄く魅力がないってこと。
(前田美波里は、大スターだから、バランスを考えて、
オーラを消すことも出来るのでしょう。)
元宝塚トップの皆様(樹里咲穂とか)、元アイドルの皆様(早見優とか)、が
月替わりでドナを演じて、
ソフィやスカイも元モー娘、元テニミューが月替わりで
上演されれば、年中完売御礼、観客も役者も新鮮な気持ちで、
イキイキと見れます。
その位、シンプルだけど力のある作品です。

他の配役は相変わらずだけど、
スカイ・田辺真也は芝居は上手くなっている。
ハムレットだの鹿鳴館だの陰気な役ばかりやらされていたせいか、
この明るくポップな作品で、とってもイキイキといい表情で
ハジけている。芝居も陰影を意識しすぎる様子はあるが、
阿久津陽一郎の足元まで辿り着いた感はあった。

僕の好きなミュージカルの5本の指に入る、この作品。
帰郷を兼ねて見に行きましたが、1000人に満たない劇場(秋劇場のよう)で
一層の一体感を得て、満足して帰りました。
また、すぐ行こう!

nostalgia

nostalgia

維新派

京都芸術劇場(京都芸術大学) 春秋座(京都府)

2008/02/02 (土) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです。
役者の動きも、舞台美術や音響/照明/映像/衣装などの裏もとても素敵でした。
台詞がほとんどないので、チラシに書かれたあらすじを軸に、舞台をみて自分の頭でストーリーを膨らませる感じです。

フリータイム

フリータイム

チェルフィッチュ

SuperDeluxe(東京都)

2008/03/05 (水) ~ 2008/03/18 (火)公演終了

満足度★★★★

頭を共有できずとも、空間は共有できる。
だらだらと話を展開されると、ついぼうっと別のことを考えてしまう。
別のことと言っても、ベースラインは「フリータイム」についてなのであって、
それが日常の全然フリーじゃないことについてだったりして、
もう、大袈裟に言ってしまえば暗澹たる気持ちである。

自分の中で「フリータイム」が定着したのは二幕からだ。
一幕と二幕に特別な飛躍があるとも思えないのだが、しっくりきてしまう。
たぶん、「フリータイム」の受け容れ方がわかったと言うか、しっくりきた。
最後の、小さく確固たる結論を聞いて、明らかに解き放たれた。

それにしても、Super Deluxeという空間は本当に面白い。
日常との隔絶感はあるし、劇場ではないし。
場所がそれとわかる、シンプルでいて役者を見せることに特化した美術も、
そういった空間だからしっくりくるんだろうな、とも言える。

ネタバレBOX

ファミレスという場所を選択したのは興味深い。
そこが自宅ではないというのは、劇中にも出てくるが納得させられる。

台詞のリフレインをどうやって使うかって話ができると思うのです。
チェルフィッチュというカンパニーを観るときには。
その委ね方は、本当にフリーであって、フリーでしかない。
観客がいかに提供されたものを受け取るか。そういうことなんだと思います。

チェルフィッチュを観た後にはそういうことを考えさせられます。
Blue Man Group IN TOKYO

Blue Man Group IN TOKYO

Blue Man Group

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2007/12/01 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★

NYの劇場の定員は200人程度
5-6年前にNYの劇場で観劇してます。
その際は観劇4日前に劇場窓口で前から3列目(確か横幅は10席程度だったと思う。)が、普通に買えました。確か$60.
そう、料金の区分けはないけど、ポンチョシート。
冬の土曜日の夜22時開演の回でしたが、当日は超満員。
「NYの作品って、前売りよりも当日が売れるんだ、観光パビリオンみたいだなぁ」と感じたことを覚えております。
NYの劇場は200人程度の収容で、間口の狭い地下劇場。
狭い劇場だからこそ、圧迫感のあるチューブの渦、
アンダーグラウンドの異空間が、キャッツシアターの比じゃないほど
迫ってきて、ショーへの高揚感が溢れたなぁ。

シアタートップスでの作品を、シアターアプルで上演しているような
感じの今回の来日公演。
まぁ地方公演はキャパを大きくしなければいけないのは常だけど、
その差、約4-5倍は大きすぎないかなぁ。
おわかりのよう、味は薄くなってしまってました。

今回、偶然、前から2列目ポンチョシートのセンター20番代が取引先経由で
公演日3日前に回ってきたんですよ。
スポンサーの多い公演って、こういう良席が巡るんですよね。
(そう、この回は完売にもかかわらず、センター付近の一部が、
ボコっと空席で、ドーナツ化現象になってました。)
「これは行け、との天の指令」とばかりに、いそいそと週末でも、
晴天で健全な六本木へ。

入って、これは広い!と感じます。
公演中は、極上席だったので、真近でブルーマンコントを
楽しめましたが、
200人程度の劇場で上演するネタです。ちっちゃいちっちゃい。
表情での笑わせ方が多いにもかかわらず、モニター(多分)ないので
前から10列目以上、およびサイド席なら、行かないほうがいいでしょう。
もちろんブルーマンは劇場内を歩き回りはしますが、
ブルーマンの醍醐味はノリツッコミです。
まぁブルーマンの表情がよく見えると、
スクリーン越しのブルーマンと顔が違うことに気付きますから、
それはそれで興ざめですが、ご愛嬌。

内容は、5-6年前と9割がた同じネタ。
「NANTA」にしても、そうだけど、
こういう音楽とダンスとパントマイムのエンターテイメントって
国境を越え世代を越え性別を越え月日を越え、楽しまれるのだなぁと
感じました。
日本も、こういうショーの創造を期待したい。

閉演後、ブルーマンと「キッス」のようなコスチューム・メイクをした
バックバンドメンバーが、お見送り、気軽に写真にも握手にも
応えてくれます。
天気のいい六本木、屋外でヒルズをバックにブルーマンと写真が撮れます、
しかも無料。
四季「ユタ~」も、お見送り、握手をしてくれました。
どんなに作品がつまらなくても、
どんなに作品がわからなくても、
どんなに作品に割高感があっても、
こうやって、ちゃんと感謝されると嬉しいですよ、それだけでポイントアップ。
役者が作家が、どれだけ偉い人かはわかりませんが、
御客がチケットを買ってからこそ成り立つご商売。
こういう感謝の気持ちが、リピーター獲得に繋がるんです。




ネタバレBOX

ポンチョシートですが、ポンチョの役目は殆どありません。
回によっては激しく飛んでくる(飛び散る)回もあるでしょうが、
僕の回は、大して汚れず、僕には全く意味がなかった。
それよりも、ビニールを上演時間ずっと着てなければならず、
場面によっては「ひょっとして」とばかりに、すっぽりかぶらなければならず、
脱げないのだ。
これが、かなり厚い、蒸し暑い!!!サウナスーツです。

あと、ラストのスター新春ゲーム大会張りな
紙流しですが、
NYはトイレットペーパーでしたが、日本は劇場が大きいから
丈夫でなければ切れちゃうんでしょう、
かなり立派な紙でした。
もちろん紙質は硬く、ケツはふけません。

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